JP4212725B2 - 縁なし畳用加工具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縁なし畳用加工具に関するものである。縁なし畳とは、通常畳の長辺端部に設けられている縁(黒や茶色等)が存在しない畳であり、寺、大広間、柔道場等種々の部屋で使用されている。
【0002】
【従来の技術】
通常、畳はイグサを折って曲げるという作業はない。畳表の幅は、通常畳床より広いが、その長い突出した分は切除して、その上に縁を掛けるためである。縁のない辺(通常短い辺)は畳表のイグサと平行に折り曲げるため、イグサ自体を折るということはない。
【0003】
天然イグサの場合、こしがあり、且つ簡単に折れるため比較的問題は少ない。しかし、プラスチック製の模造イグサの場合、天然イグサと比較するとこしがなく、折曲し難い性質を有している。
【0004】
このような、プラスチック製模造イグサによって縁なし畳を製造する場合、そのまま端部を折り曲げても、弾性によってある程度、また部分的に回復してしまうため、目突きで固定することも難しい。目突きしていない部分がある程度膨れるためである。
【0005】
よって、折曲部をヒーター等で加熱しながら行なうのであるが、一部を加熱して折曲し押圧固定したまま冷却を待ち、ある程度固まった状態になってから次の部分に移るという作業であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような作業は非常に手間がかかり、且つ時間のかかるものであった。このれが縁なし畳の価格向上の1因でもあった。
また天然イグサの畳表であっても、少しずつ行なうことは同様であり手間がかかることは同様である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者は鋭意研究の結果本発明加工具を完成させたものであり、その特徴とするところは、幅方向の断面の少なくとも1片が直線である長尺状本体の1つの面に蝶番を固定し、該蝶番の他方を畳表を載置するための基台に固定した点にある。
【0008】
本発明の長尺状本体とは、少なくとも1面が平面であるような長い棒状体である。断面が矩形の四角柱(通常の角材)が好適であるが、多角柱でもよいし、1面以外は曲面でも構わない。また、全体の長さは畳の長辺と同じ長さが好適であるが、それより短くても長くてもよい。短い場合には移動して使用するか、複数連結して使用してもよい。
【0009】
平面である1面は、長さは上記の通りであるが幅は畳床又は畳全体の厚みとほぼ同じがよい。この平面部分で畳表を床の側面に押圧するのである。
【0010】
基台とは、畳表及び畳床をその上に載置する第であり、机状のもの自体でも、机の上に置く板材であってもよい。この板材は机と同じ大きさは不要であるが、ある程度の大きさは必要である。特に1辺は本発明の長尺状本体の長辺と同じ長さが必要である。
【0011】
基台と長尺状本体は、長辺部分で蝶番によって連結されている。蝶番であるため、当然可回転である。
通常の使用方法としては、基台(机自体の場合)の端部に長尺状本体を、蝶番の回転に従って上方に持ち上げられるように連結する。基台や長尺状本体の上面に固定しても、側面に固定してもよい。この状態の上に畳表(プラスチック製イグサの場合)を載置し、その上に床を置く。そして折り目部分をヒーター(ドライヤー、熱ゴテ、アイロン等)で加熱し、軟化させた後長尺状本体を上方に持ち上げて、畳表が床の側面に押圧されるようにする。この状態で冷却(自然冷却でよい)すればほぼその折り目で形状が決まる。天然イグサの場合には、加熱工程は加湿工程にしてもよい。
【0012】
長尺状本体には、目突きが差し込める切欠を設けておいてもよい。これは、長尺状本体を床の側面に押圧した時にすぐに目突きを差し込むためである。また、貫通孔ではなく切欠が好適なのは、その目突きを固定したまま、長尺状本体を外せるためである。そして、次の工程である返し縫いを行なえばよい。
【0013】
また、長尺状本体には、更に同様のものを蝶番で連結しておいてもよい。これは、薄畳(例えば、全厚みが20mm以下)の場合には返し縫いが難しいため、ホッチキス止めや、接着が行なわれているため畳表が裏面にまで届く必要がある。この裏面部を押圧するための部材である。
【0014】
長尺状本体には、作業性を向上するためと取扱いの便のため取ってを設けてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面に示す実施の形態に基づいて本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明縁なし畳用加工具1の部分斜視図である。机自体である基台2に長尺状本体3が、蝶番4によって連結されている。この図から分かるように、長尺状本体3は上方に回転移動できる。
【0016】
図2は、本発明縁なし畳用加工具1の使用工程を示す概略側面図である。図2(a)は、本発明縁なし畳用加工具1の側面図であり、使用前の状態である。把手5がサイドに設けられている。(b)は、ここに畳表6を載置し、その上に床7を置いたところである。この時、畳表6の折曲部をヒーターで加熱し、軟化させる。(c)は、把手5を持ち上げ、長尺状本体3の1面を床7の側面に押圧したところである。この状態で冷えて硬化するのを待つ。硬化して、保形できる状態になれば長尺状本体を下げて、返し縫いを行なえばよい。
【0017】
この時、長尺状本体3は上方に自由に回転できるようにしてもよいが、所定角度以上回転できないようにしてもよい。即ち、基台の上面と長尺状本体の上面との角度が、75〜90°以下にならないようにストッパーを設けておくのである。通常、畳表の上面の角は90°以下の鋭利にすることが多いため、長尺状本体を持ち上げ、手で加減しなくとも、ストッパーで止まる位置まで回転させるだけ決まった角度になるようにするのである。
【0018】
図3は、長尺状本体3が2つ設けられ、側部だけでなく床の裏面も押圧できるようにしたものである。この場合には、返し縫いができない薄畳には特に有効である。
図4は、長尺状本体3に目突き用の切欠を多数設けた例である。図5は、図4の例の使用状態を示す斜視図である。5図(a)は、畳表6を床の側面に押圧し、畳表(プラスチック製イグサの場合)が冷える前に目突き8を突き刺したところである。図5(b)は、目突きが終わり、長尺状本体3を下げたところである。こうすれば、模造イグサが確実に保形していなくとも次の工程に移れるのである。
【0019】
図6は、本発明長尺状本体3が、複数に分割されている例である。このようにすると、順次近いものから上げたり下ろしたりすることができる。勿論、すべて同一の基台に蝶番で連結されている。
【0020】
【発明の効果】
本発明縁なし畳用加工具によると、以下のような利点がある。
(1) 縁なし畳の縁のない部分の加工(縫着等の工程)が非常に簡単になり、作業時間が大きく短縮される。
(2) 畳表が床の側面に容易に密着するため出来上がりが綺麗である。
(3) 加工具自体簡単で安価である。
(4) 天然イグサを用いたもの、プラスチック製のもの、紙製、その他どのような畳表にも使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明縁なし畳用加工具の1例を示す部分斜視図である。
【図2】本発明縁なし畳用加工具の使用工程を示す概略側面図である。
【図3】本発明縁なし畳用加工具の他の例を示す部分斜視図である。
【図4】本発明の長尺状本体の1例を示す正面図である。
【図5】図4の例の使用状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の長尺状本体の他の例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 本発明縁なし畳用加工具
2 基台
3 長尺状本体
4 蝶番
5 把手
6 畳表
7 床
8 目突き

Claims (1)

  1. 幅方向の断面の少なくとも1辺が直線である長尺状本体の1つの面に蝶番を固定し、該蝶番の他方を畳表を載置するための基台に固定したものであって、該長尺状本体には、目突きが貫通できる切欠部を設けたことを特徴とする縁なし畳用加工具。
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