JP3006511B2 - 製本機 - Google Patents
製本機Info
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- JP3006511B2 JP3006511B2 JP8288889A JP28888996A JP3006511B2 JP 3006511 B2 JP3006511 B2 JP 3006511B2 JP 8288889 A JP8288889 A JP 8288889A JP 28888996 A JP28888996 A JP 28888996A JP 3006511 B2 JP3006511 B2 JP 3006511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- bookbinding
- heating device
- bookbinding machine
- case body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
詳しくは、版サイズが種々異なる製本対象物に適用する
ことができ、且つ、圧迫感をも与えることの少ない製本
機に関する。
等に設置して利用することのできる簡易型の製本機が採
用されている。この製本機の一般的構造は、内部に加熱
装置を装備したケース本体と、このケース本体に連結さ
れたカバーとを備えて構成されている。ここで、カバー
は、ケース本体の前後各位置の上部から突出するととも
に、それぞれ略方形の外観形状をなす不透明な樹脂プレ
ートにより構成されている。
又は樹脂シートからなる一対の表紙間に位置する背表紙
内面にホットメルト接着剤を塗布するとともに、表紙間
に紙を挟み込んだ状態として製本される。すなわち、背
表紙を加熱装置上に押し付けてホットメルト接着剤が溶
融することで、背表紙内面に紙の綴じ込み端縁が接着さ
れるようになっている。
OA機器の普及により、オフィスの各部門内で製本する
機会が非常に多くなってきており、各机に製本機を常時
配備してこれを利用する場合が多い。この場合の版サイ
ズは必ずしも一律ではない。そのため、カバーの高さよ
りも上方に突出する高さを備えた製本対象物を製本する
場合には然程の不都合を生じないが、カバーの高さより
も落ち込むような大きさの製本対象物を製本する場合に
は、カバーの高さが障害となることがあり、この点にお
いて汎用性に欠けるという不都合がある。
明な樹脂によって構成されているため、机上に配備した
場合に、これが圧迫感を与える原因ともなっている。
して案出されたものであり、その目的は、多種類に及ぶ
サイズからなる紙の製本に利用できる汎用性を付与する
とともに、机上等に設置した場合の圧迫感を減退させる
ことのできる製本機を提供することにある。
め、本発明は、内部に加熱装置を装備したケース本体
と、このケース本体の上部側前後に配置された一対のカ
バーとを備えた製本機において、前記カバーは透光性部
材により構成されているとともに、その上端縁両側と中
央部との高さが異なるように傾斜若しくは湾曲形成す
る、という構成を採っている。このような構成とするこ
とにより、サイズが小さな製本対象物を製本するとき
に、手がカバーにぶつかることがなくなり、しっかりと
製本対象物を保持することができる。従って、製本する
ための表紙と綴じ込まれる紙の綴じ込み端縁を加熱装置
に確実に押し付けることができ、製本不良も回避するこ
とができる。また、カバーを透光性部材で構成すること
により、机上等においた場合に圧迫感を感ずることが少
なくなり、作業環境を良好に維持することができる。こ
こで、透光性部材とは、透明若しくは半透明を含み、着
色されていたものでもよい。着色する場合の色は、圧迫
感を与えないような淡い色とすることが望ましい。
物を前記加熱装置上に案内するガイド片が一体成形され
る、という構成が好ましくは採用されている。このガイ
ド片は製本対象物を上方から差し込む時に、当該製本対
象物の表裏各面を押圧するように作用する。従って、所
定の溶着位置に製本対象物をセットした後の自由な移動
が抑制でき、手を離しても接着を安定して行うことがで
きる。
部を、当該カバーの面に対して外側に屈曲させることが
好ましい。これにより、製本対象物の差し込みをスムー
スに行うことができる。
参照しながら説明する。
はその平面図が示されている。また、図3に製本機の部
分拡大断面図が示されている。これらの図において、製
本機10は、ケース本体11と、このケース本体11の
上部から上方に突出するように配置された前後一対のカ
バー12,13とを備えて構成されている。
上部が開放した箱型に形成されている。具体的には、略
方形の平面形状を備えた底壁15と、この底壁15の前
端に連設された前壁16と、前記底壁15の後方側に形
成された後部直立壁17と、この後部直立壁17よりも
後方位置において、当該後部直立壁17と所定間隔を隔
てて配置された後端壁18と、前壁16及び後部直立壁
17を連結する分割型側壁19とを備えて構成されてい
る。ここで、前壁16は上端から下端に向かって次第に
膨出する湾曲形状をなし、下端近傍の長手方向に沿って
凹部20を備えた外観形状に設けられている。また、前
壁16及び後部直立壁17の両端近傍における内側に
は、ねじが挿入される連結ボス22がそれぞれ設けられ
ており、この連結ボス22を介してカバー12,13及
び前壁16、後部直立壁17が相互に連結されている。
向に向けられたON−OFFスイッチ24と、このスイ
ッチ24に隣設配置されたランプ25及びブザー26が
配置されている。スイッチ24は、ON操作したときに
図示しないタイマーを作動させるようになっている。ま
た、ランプ25は、上段ランプ25Aと、下段ランプ2
5Bとを含み、スイッチ24をON操作した時に上段ラ
ンプ25Aが点灯するとともに、下段ランプ25Bは前
記タイマーが作動して所定時間が経過した時に点灯し、
これと同時にブザー26が作動するようになっている。
本実施例における下段ランプ25Bは、スイッチ24が
ON操作された後、約40秒経過したときに点灯し、こ
れによって、後述する加熱装置が所定温度に達したこと
が表示される。
1において、底壁15の上面には、ケース本体11の長
手方向に沿って加熱装置30が装備されている。この加
熱装置30は、ステンレス等からなる薄板状の発熱体3
1と、この発熱体31に巻装されたマイカシート32
と、上方側マイカシート32の上面に重合されたアルミ
シート33と、下方側マイカシート32の下面側に設け
られたシート状の断熱材35と、この断熱材35の下面
側に設けられるとともに、複数の放熱穴36Aを備えた
耐熱樹脂等からなる板状の放熱体36とにより構成さ
れ、これらは皿ねじ37で一体的に組み立てられてい
る。また、前記アルミシート33の下面には、遠赤外線
塗料34が塗布されており、この遠赤外線34が有する
直進性の強さによってアルミシート33の昇温時間が短
縮化できるようになっている。ここにおいて、前記発熱
体31、マイカシート32、アルミシート33、遠赤外
線塗料34、断熱材35及び放熱体36とによりシート
ヒータが構成されている。
傍に垂下された脚柱38が支持部39に嵌合することに
よって支持されている。なお、前記発熱体31は図示省
略した電源コードに接続され、商用電源を投入して前記
ON−OFFスイッチ24をON操作することで発熱
し、上部マイカシート32を介してアルミシート33を
所定温度に加熱するようになっている。
には、これら前壁16及び後部直立壁17の上端よりも
上方に突出する透光性を備えた樹脂製のカバー12,1
3が前後方向に所定間隔を隔てて配置されている。これ
らのカバー12,13は、長手方向に沿う中央部が最大
の高さを備え、両端が最小高さとなるように傾斜した形
状に設けられている。この傾斜は直線状若しくは湾曲状
の双方形状を採用することができる。なお、本実施例で
は、限定的ではないが、前記最大高さと最小高さとの寸
法差が約22mmに設定されている。
り、その下部側複数箇所にガイド片40が一体的に形成
されている。この一方、カバー13は、上端部が後方に
若干屈曲形成されており、これにより、屈曲した部分を
ガイド面として製本対象物45を挿入することが容易に
行えるようになっている。また、カバー13の下部側も
前記ガイド片40と相対するガイド片41が形成され、
これらのガイド片40,41は下方に向かうにつれて次
第に間隔が狭くなる傾斜構造となっている。
し、また、符号51は、製本された対象物を一時的に立
て掛けて自然冷却するクーリングスタンドを示す。
電源を投入しておく一方、背表紙の内面側にホットメル
ト接着剤が塗布された市販の表紙を用い、これに綴じ込
む紙を挟んで表紙を綴じた状態としておく。約30秒経
過すると、下部ランプ25Bの点灯と同時にブザー26
が作動し、加熱装置30が製本を行うための加熱温度に
達したことが報知される。
カバー12,13間より差し込む。この際、カバー13
の上端は屈曲形成されているので、当該部分を案内面と
して利用しつつ極めてスムースなる差し込み動作を行う
ことができる。差し込みが相当に進んでくると、ガイド
片40,41によって、製本対象物45の背表紙位置を
加熱装置30のアルミシート33上面に正確に接触させ
ることができる。なお、ガイド片40,41の最小幅を
越える綴じ幅を備えた製本を行う場合には、これらのガ
イド片40,41が相互に離間する方向に撓むようにな
り、製本対象物45に一定の挟持力を付与することとな
る。そして、前記ホットメルト接着剤の溶融により背表
紙の内面に紙が接着され、製本が完了する。製本済みの
ものは、前述したクーリングスタンド51に立て掛けて
おき自然冷却される。
位置よりも落ち込む大きさの製本対象物45を製本する
場合には、当該製本対象物45の両側を指で摘んで加熱
位置まで差し込むこととなる。この場合、カバー12,
13の両側は、最大高さ位置よりも低い位置にあるた
め、指がカバー12,13にぶつかることなく製本対象
物45を保持することができる。
体36は、多数の放熱穴36Aを通じて放熱するように
作用する。
3は、それらの中央部が両端部よりも高い位置となる形
状としたが、本発明はこれに限らず、中央部が相対的に
低くなるような平面形状とすることができる。また、カ
バー13の上端部を屈曲させる構成の他、カバー12の
上端部も手前側に屈曲させることができる。
カバーの上端縁両側と中央部との高さが異なるように傾
斜若しくは湾曲形成したから、サイズが小さな製本対象
物を製本するときに、手がカバーにぶつかることがなく
なり、しっかりと製本対象物を保持することができる。
従って、製本するための表紙と綴じ込まれる紙の綴じ込
み端縁を加熱装置に確実に押し付けることができ、製本
不良も回避することができる。
しているため、机上等においた場合の圧迫感を既存製品
に比べて大きく減退させることができ、作業環境を良好
に維持することができる。
けたから、製本対象物を正確な位置に差し込むことが容
易になるとともに、所定の溶着位置に製本対象物をセッ
トした後の自由な移動も抑制でき、安定姿勢にて製本す
ることができる。
部が外側に屈曲しているため、製本対象物の差し込みも
スムースに行うことができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 内部に加熱装置を装備したケース本体
と、このケース本体の上部側前後に配置された一対のカ
バーとを備えた製本機において、前記カバーは透光性部
材により構成されているとともに、その上端縁両側と中
央部との高さが異なるように傾斜若しくは湾曲形成され
ていることを特徴とする製本機。 - 【請求項2】 内部に加熱装置を装備したケース本体
と、このケース本体の上部側前後に配置された一対のカ
バーとを備えた製本機において、前記カバーの上端縁両
側と中央部との高さが異なるように傾斜若しくは湾曲形
成され、前記カバーには、製本対象物を加熱装置上に案
内するガイド片が一体成形されていることを特徴とする
製本機。 - 【請求項3】 内部に加熱装置を装備したケース本体
と、このケース本体の上部側前後に配置された一対のカ
バーとを備えた製本機において、前記カバーは透光性部
材により構成されているとともに、その上端縁両側と中
央部との高さが異なるように傾斜若しくは湾曲形成さ
れ、前記カバーには、製本対象物を加熱装置上に案内す
るガイド片が一体成形されていることを特徴とする製本
機。 - 【請求項4】 前記カバーの少なくとも一方の上端部
は、当該カバーの面に対して外側に屈曲されていること
を特徴とする請求項1,2又は3記載の製本機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288889A JP3006511B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 製本機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8288889A JP3006511B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 製本機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129147A JPH10129147A (ja) | 1998-05-19 |
JP3006511B2 true JP3006511B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=17736096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8288889A Expired - Lifetime JP3006511B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 製本機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3006511B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4910180B2 (ja) | 2008-07-31 | 2012-04-04 | コクヨ株式会社 | 冊子 |
JP5939625B2 (ja) * | 2012-04-12 | 2016-06-22 | グラドコジャパン株式会社 | 製本装置 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP8288889A patent/JP3006511B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10129147A (ja) | 1998-05-19 |
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