JP4212696B2 - キャップ及び容器の密封方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は衛生的で、且つ、改竄防止機能(タンパープルーフ性)を有するキャップ及びこのキャップを使用した容器の密封方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より、容器が開封されたことが一目瞭然となるような工夫として、容器を開封するに際し、キャップの開封部に形成されたャップの薄肉部を引手により引き裂いて開封することが行われている。しかし、この容器がさらなる外蓋を有しない場合、流通時引手が他の物品に接触して不用意に開口し、内容品が漏洩するという問題があった。
また、容器のキャップの開封部に凹部を設け、凹部の底部に引手及び薄肉部を設ければ、このような問題は無いものの、底部に形成された凹部に埃が溜り、注出時内容品が凹部側壁に触れるため衛生的ではないという問題があった。また、外蓋を有する場合であっても、開封時に引手をつまみあげる時、人の指が凹部の側壁に触れることになるので衛生的ではないという問題は依然として解決されていない。このような衛生上の配慮は、容器に収容されている内容品が食品や医薬品である場合に特に重要視されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたもので、キャップに凹部を設け、常時は引手を凹部より突出しないようにし、他の物品に接触して不用意に開口することもなく、開封したときには、開封が一目で分かり、衛生上の配慮が行き届いたキャップ及びそのキャップを用いた容器の密封方法を提供することをその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、開封部に設けられた凹部を除去することによって開封されるキャップであって、該キャップの開封部には薄肉部よりなる開口線に囲まれる凹部を設け、該凹部に引手を設けると共に前記開口線が前記引手の基部近傍まで延設されていることを特徴とするキャップである。
【0005】
即ち、本発明にかかるキャップは引手基部近傍より軽い力で開封を開始することができ、凹部全体を除去することができるので、凹部側壁が汚染されても開封部は衛生的である。引手基部は凹部内のどこにあってもよいが、引手を凹部底部又は側壁部の低位置に設けることによって、引手を上に引っぱる構成にしておけば開封しやすいので好ましい。特に、底部にあることが力をかけやすいので好ましい。そして引手は凹部内に収容し、凹部より突出していないようにすることによって、他の物品に接触して不用意に開口することもないので好ましい。
また、容器の注出口の内周面に凹状係止部を、キャップの外周面に凸状係止部を設ける等の係止する手段を設けることによってキャップを容器より除去できない様にすることによって改竄防止機能が強化されるので好ましい。そして、キャップを注出口に内装することによって従来の外蓋や注出用のアタッチメントがそのまま使用でき、かつ、容器が開封された場合、開封の事実が一目瞭然となるので改竄機能(タンパープルーフ性)を具備することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき図面を参照して更に詳しく説明をする。図1及び図2は本発明にかかるキャップの一例を示す。図1はキャップ1の縦断面図、図2は斜視図である。そして、図1は本発明のキャップが開封される前の状態を示し、図3は本発明のキャップが開封された後の状態を示している。
本発明にかかるキャップ1は胴部4と開封部2よりなり、その開封部2にはカップ状に凹部6が形成され、この凹部の底部に引手7が一体に成形されている。キャップ1の開封部2には凹部の周縁に沿って開口線5が成形されており、この開口線5はその途中より凹部6に形成されている引手7の基部近傍まで延設されている。(なお、凹部側壁部の開口線部分を10で表す。)
【0007】
このキャップ1をもって容器3(上部の一部のみ図示)の口金部(注出口)3aに取り付け密封するものであり、且つその取り付け方法としては、上記口金部3aにキャップの胴部4を嵌合させて常時内容品を密封する。なお、嵌合の代わりに、胴部が円筒の場合はねじ込み式のものであっても良い。更に、口金部3aと胴部4の嵌合を強固にすることを考慮すれば、図面に示す様に、口金部3aの内周面下部に凹状係止部9を形成すると共に、上記胴部4の外周面に凸状係止部8を設けることが好ましく、また、この部分は開封する際の抜け止め及びキャップを交換することによる改竄の防止として作用するので好適である。
開封するに当たっては、引手7を引くと、引手7の基部近傍より開封が開始される。そして、凹部側壁部の薄肉部よりなる開口線10を引き裂きながら開封が進む。最終的には開封部にある薄肉部よりなる開口線5を一巡することにより凹部6を引き裂いて取り除く。
【0008】
この場合、容器3の口金部3aの大きさは特に制限されるものではなく、通常口金部3aの内径として10〜120mm、特に20〜60mmが好適である。そして、胴部4の肉厚は、内容物の排出性を考えると、薄い方が良いが特に制限されるものではない。材質の硬さと打ち込みやねじ込みに耐える十分な強度を考慮すれば、0.5〜3mmが好適である。なお、キャップ1の材質としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロンなどのポリアミド等の合成樹脂や金属等が好適である。
【0009】
キャップの開封部2の凹部6は薄肉部よりなる開口線5で囲まれている。この開口線5は、キャップ1を容器3の口金部3aに取り付けた際に、内容品を密封することができる限り、その形状、肉厚等は特に制限されるものではないが、その肉厚は開封時の容易性を考慮すれば、0.1〜0.5mmが好適である。開口線5の形状は、開封時の容易性を考慮すれば、断面形状としては、三角形や台形に凹構造にする等が好適である。そして、開口線5はキャップの内側から凹構造とすると埃や異物が付着せず衛生上好ましい。
【0010】
また、開口線5によって開口される部分2の形状及び大きさは特に制限されるものではないが、内容品の排出性と外に接触した面を取り除くことを考慮すると、出来るだけ胴部4の断面形状に近いことが望ましい。
【0011】
上記引手7は、その材質、形状が特に制限されるものではないが、常時は接触による開封等を防ぎ、且つ上記開口線5を引き裂き、凹部6を取り除く際に出来るだけ開封する力が小さくなるような材質、形状を選択することが望ましく、材質としては、凹部6に突設する際の容易性を考慮すれば、キャップ1の材質と同じであることが望ましい。また引手の形状は、開口線5を引き裂きやすい方向に力がかかるのでリング形状が望ましい。そして、カップ状に形成された凹部6の側壁面下部又は底部に引手7を形成し、開封時に、凹部6の側壁面上部まで帯状に引き裂くことができるきよう引手7の基部近傍から凹部6の側壁面まで開口線10を形成すると好適である。
【0012】
上記キャップ1を製造するには、まず、常法により、上記胴部4と凹部6を成形するが、ここで上記引手7は、胴部4と凹部6を成形後に接着剤や熱溶着によって、凹部6に突設することもできるが、胴部4と凹部6との成形時に一体に成形すると好適である。この引手7は、板状のものでも良いが、本発明の場合、常時の接触による開封を防ぐために、開口線の強度を高める必要があるので、引手7をリング状にする事が望ましい。この場合、リングの内径は10mm以上にすれば、治具等を用いず指等で開封する事が出来る。
このようにして形成された上記キャップ1は、上記容器3を密封するに当たり、その口金部3aとの打栓によって取り付けられ、その際キャップ胴部に凸状係止部8を、容器の口金部に凹状係止部9を設けることにより、上記胴部4と口金部3aが強固に嵌合される。そして、上記容器から内容品を排出する際には、図3に示すよう、凹部6を取り除くことにより開封する。
【0013】
ここで、本発明のキャップの場合、上述したように引手7が、凹部の低い位置に設けられているので、例えば、常時、キャップ上面が他のものと接触しても、開封することもなく、従って、キャップ1の保護をする外蓋が不要である。また、上述したように凹部6が胴部4の開封部に設けられているので、凹部6を全面除去することができ、外部と接触した凹部側壁部に触れずに、内容品を取り出すことができる。
上記実施例においては、容器用キャップの容器への取り付け方法を打ち込み式のものとしたが、ネジ式のものでも良い。凹部底部にリング状の引手を形成したが、引手の形状、位置や開口線の位置は変更しても差し支えない。また、キャップの胴部の外周面に凸状係止部を、注出口に凹部係止部を取り付けたが、逆にしても良い。本発明の要旨を変更しない範囲で種々変更することができる。したがって、本発明のキャップが適用される口金そのものはネジ式、打栓式何れでも良い。
【0014】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明のキャップ1によれば、流通時にキャップが他の物品に接触しても、引手7が押し込まれるだけで開封することはなく、開封時は外部と接触した部分に触れずに、内容品を取り出すことができる。したがって、キャップ1の外蓋があってもなくても衛生上を確保することができるので、例えば、医療用の液体、醤油、酒、乳類等の飲食品等のようにキャップ凹部側壁部の汚れ等に触れないように容器から排出することが要求される各種液体、粘性体、粉体を収納する容器に有用である。更に、例えば医療用の液体、醤油、酒、乳類等の飲食品、粘性体、粉体を内容品とする容器の改竄防止として特に有用である。
本発明のキャップを内栓式として注出口内部に内装することによって従来の口金部や外蓋に何らの修正を加えることなく使用できる。従来の通りの外蓋を用いてもよいが、上述したように引手が他の物に触れても不用意に開封することがないので、本発明のキャップのみでも内容品を充填した容器を流通することができる。
【0015】
また、従来使用していた各種のアタッチメント、例えば注出用コックやポンプなどをそのまま使用でき、専用の容器を準備することなく、必要に応じて改竄防止機能を付与することができる。また、本発明のキャップはどのような容器にも適用が可能である。更に、本発明のキャップは衛生的でかつ確実に容器を密封することができるので、内容量の大きな液体容器、例えばバックインボックスなどに特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップの一例を示す縦断面図である。
【図2】図1のキャップの斜視図である。
【図3】図1のキャップを開封した後の状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器用キャップ 2 開封部 3 容器
3a 容器注出口(口金部) 4 胴部 5 開口線
6 凹部 7 引手 8 凸状係止部 9 凹状係止部
10 凹部側壁部の開口線

Claims (4)

  1. キャップ上部の開封部に設けられた凹部を除去することによって開封されるキャップであって、該キャップの開封部には薄肉部よりなる開口線に囲まれる凹部を設け、該凹部に引手を設けると共に前記開口線が前記引手の基部近傍まで延設されていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記引手が前記凹部内に収容されていることを特徴とする請求項1記載のキャップ。
  3. 容器の注出口に内装され、前記注出口に係止する手段を胴部に有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のキャップ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のキャップを注出口に内装することによって容器を密封する容器の密封方法。
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