JP4212584B2 - 連結機構及び表示ユニット - Google Patents

連結機構及び表示ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP4212584B2
JP4212584B2 JP2005308612A JP2005308612A JP4212584B2 JP 4212584 B2 JP4212584 B2 JP 4212584B2 JP 2005308612 A JP2005308612 A JP 2005308612A JP 2005308612 A JP2005308612 A JP 2005308612A JP 4212584 B2 JP4212584 B2 JP 4212584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
cam
socket
housing
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005308612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007114679A (ja
Inventor
岳人 佐藤
誠一郎 倉富
Original Assignee
東芝トランスポートエンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝トランスポートエンジニアリング株式会社 filed Critical 東芝トランスポートエンジニアリング株式会社
Priority to JP2005308612A priority Critical patent/JP4212584B2/ja
Publication of JP2007114679A publication Critical patent/JP2007114679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4212584B2 publication Critical patent/JP4212584B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、連結機構及び表示ユニットに関し、特に、複数の表示素子を有する表示ユニット、及び、複数の表示ユニットを連結して映像表示装置を構成する場合に表示ユニットを連結するために使用される連結機構に関する。
しばしば目にするように、屋内外の競技場や各種イベント会場、あるいは繁華街等に面した建物の外壁面(ビルボード)等には、LED(発光ダイオード)等の表示素子を多数配置して表示画面(ディスプレイ)を構成した映像表示装置が据え付けられている。
これら映像表示装置は、競技場やビル等の建造物そのものに恒久的に設置され、又は、各地のイベント会場等でその都度組み立て使用され、或いは、大型車両の荷台に搭載された可搬式として使用される。
この種の映像表示装置は、R(赤)G(緑)B(青)の点灯制御により、いわゆるフルカラー表示を行い、宣伝広告の表示や客に対する案内表示、あるいは観客等の視聴者に対するテレビジョン画像の表示が行うものであり、複数台の表示ユニットを連結具及び接続具を介して上下左右に連結することにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。
表示ユニットと表示ユニットとを上下方向に連結する連結構造に関して、特許文献1には、表示ユニットの上端部に設けた連結ピンと、表示ユニットの下端部に設けた係止部とを用いる構造が開示されている。
係止部は、フックやハンドルやストッパを備え、連結ピンに設けられて水平方向に突出した係止ロッドをフックで補足し、フックに連結されたハンドルを回動操作してストッパによりロックする構造である。
特開2003−348493号公報
しかしながら、前述の複数の表示ユニットを上下方向に連結する連結機構においては、以下の点について配慮がなされていない。
前述の構成の連結機構は、作業員によるハンドル操作で表示ユニットの連結及び連結解除の操作が可能であるが、これらの動作が適正に行われるためには、フック等を高精度に加工製造する必要があるとともに、T字状の連結ピンを係止する構造上、部品点数が多くなり、構成の複雑化は避けられない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、簡単な構成により、表示ユニット等を上下に連結するのに好適な連結機構、及びその連結機構を採用して上下の連結及び連結解除を容易に行える表示ユニットを提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、連結機構において、係合溝を外周に形成した柱状のプラグと、前記プラグに対してこのプラグの軸方向に向けて進退可能に構成され、前記プラグと嵌合可能な筒状のソケットと、前記ソケットに取着され、前記ソケットに嵌合される前記プラグの前記係合溝に係合可能な抜止部材と、前記ソケットの外側に前記プラグの軸方向に摺動可能に嵌め込められ、前記抜止部材を前記係合溝に押し込む押込位置とこの押し込みを解除する押込解除位置とに摺動する摺動筒と、前記摺動筒を前記押込位置に向けて付勢する第1のばね部材と、カムの回動により、前記摺動筒を前記第1のばね部材の付勢力に抗して前記押込解除位置に摺動させ、前記抜止部材と前記係合溝との係合を解除可能なカム機構と、前記カム機構を保持する保持部に取付けられ、前記カムを回動させることが可能となる回動許容位置と前記カムを回動させることが規制される回動規制位置とに切換可能な解除キー機構と、を具備することである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、複数の表示素子が配列され、連結具を介して上下に連結されることにより映像表示装置を構成する表示ユニットにおいて、前記連結具に、請求項1ないし4のいずれか一記載の連結機構が用いられていることである。
本発明によれば、簡単な構成の連結機構を得ることができ、また、ソケットとプラグとの連結及び連結解除を容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。図1及び図2に示すように、表示ユニット1は、4脚を有する櫓(やぐら)状の筐体2の前面に複数個(この実施の形態では12個)の表示パネル3を組み込んで構成されている。各表示パネル3には、複数のLED等の表示素子3aが配置されている。
映像表示装置は、従来と同様に、複数台の表示ユニット1が上下に連結具を介して連結され、左右には接続具4を介して接続されて構成される。この実施の形態では、表示ユニット1を上下に連結する連結具として、筐体2の上端部に突設させた円柱状のプラグ5と、筐体2の下端部に設けたプラグ受け部6との組み合わせ構成からなる連結機構を採用している。
一般に、ホースをワンタッチで接続、取り外しを行うことができるいわゆるホース継手構造が知られているが、この実施の形態に係るプラグ5とプラグ受け部6との組み合わせ構成からなる連結機構は、ホース継手構造に、カム機構を組み込んだ新たな構成の連結機構である。カム機構を動作させることにより、上下の表示ユニット1の連結と切り離しとを適切に行い得るように構成したものである。カム機構を動作させるための機構として解除キー機構を用いている。
すなわち、図1及び図2に示すように、表示ユニット1における筐体2の上端部(上面部)の左右両端側には、連結機構を構成する円柱状のプラグ5が対をなして突出するように取り付けられている。プラグ5は、図6に示すように、ナット5aを用いて筐体2に固定されている。
また、表示ユニット1の下端部には、プラグ5に対応する位置に、プラグ5に着脱自在に連結されてプラグ5とともに連結機構を構成するプラグ受け部6が設けられている。
図3は、上下に連結される表示ユニット1のうち、下側に位置する表示ユニット1の上端部に設けられたプラグ5と、このプラグ5と対応するように位置する上側の表示ユニット1の下端部に設けられたプラグ受け部6とを示す斜視図である。円柱状のプラグ5の外周には、リング状の係合溝7が形成されている。
図4は、2つの表示ユニット1を上下方向に配置して連結した場合におけるプラグ5とプラグ受け部6との連結部分を示す平面図である。
プラグ受け部6は、その詳細構造を図6以下に示して説明するように、ソケット8と、剛球である複数の抜止部材9と、鍔部10aを有する摺動筒10と、第1のばね部材11と、第2のばね部材12と、カム機構13と、解除キー機構14とを備え、これらの各部材が下端を開口させた箱形状の保持部15内に収納されている。ソケット8はナット16により保持部15に固定され、カム機構13は保持部15の内周部に保持され、解除キー機構14は保持部15の外周部に取付けられている。保持部15は、表示ユニット1の筐体2の下端部に溶接等により固着されている。
図6は図4に示すA−A線断面図、図7は図4に示すB−B線断面図、図8は図4に示すC−C線断面図である。
ソケット8は、図6ないし図9に示すように、プラグ5に対しプラグ5の軸方向(矢印Z方向)に向けて相対移動可能であり、プラグ5と嵌合可能な一端開口の筒状に形成されている。ソケット8内には、ソケット8とプラグ5との嵌合操作を円滑に行わせるための部材として、プラグ5の軸方向に摺動可能に摺動体である押え筒体17と、押え筒体17をソケット8の開口側に向けて付勢するコイルばね18とが設けられている。
押え筒体17は、ソケット8内の第1位置と第2位置との間を摺動可能に設けられている。プラグ5がソケット8内に嵌合されている場合には、押え筒体17はプラグ5に押されてソケット8内の奥まった位置である第1位置に位置する(図7、図8参照)。プラグ5がソケット8との嵌合を解除する位置に移動した場合には、押え筒体17はコイルばね18に付勢されてソケット8の開口側に近い位置である第2位置に位置する(図20、図21参照)。
剛球である複数の抜止部材9は、ソケット8に周方向に沿って形成された複数の取着孔8aに1つずつ取着されている。これらの抜止部材9は、ソケット8内に挿入して嵌合されたプラグ5の係合溝7に係合することにより、プラグ5がソケット8から抜け出すことを阻止できるように構成されている。
摺動筒10は、ソケット8の外側に嵌め込まれた筒状部材であり、プラグ5の軸方向に摺動可能に設けられている。摺動筒10は、図7ないし図9に示すように抜止部材9を係合溝7に押し込む押込位置と、後述する図18ないし図21に示すように、摺動筒10の内周部に形成された内周側凹部10bを抜止部材9に対向させることにより係合溝7への抜止部材9の押し込みを解除する押込解除位置に摺動可能である。摺動筒10の内周側凹部10bが抜止部材9に対向することにより、抜止部材9が係合溝7との係合を解除することが可能となる。摺動筒10の内周側凹部10bが抜止部材9に対向している場合には、プラグ5をソケット8から抜き取ることが可能となる。
第1のばね部材11は、ソケット8に一体形成された係止部8bと摺動筒10との間に介装され、摺動筒10が押込位置に摺動する向きに摺動筒10を常時付勢している。
カム機構13は、例えば図8に示すように、カム19と、このカム19にビス20により連結されて一体に回動するように固定されたカム支持板21と、保持部15の内周面に固着されたガイド板22とを有している。カム支持板21がガイド板22に回動可能に嵌合され、カム支持板21とカム19とがガイド板22に案内されて回動中心線Lの回りに回動可能となる。カム支持板21の中心部には、解除キー機構14のキーに形成された第1の突起(いずれも、後述する)が嵌合される嵌合溝21aが形成されている。嵌合溝21aに第1の突起を嵌合させたキーが回動することにより、カム19とカム支持板21とがキーと一体に回動し、或る回動位置でカム19が摺動筒10の鍔部10aに当接する。回動したカム19が鍔部10aに当接することにより、カム19から鍔部10aに対して図面上での上向きの力が作用する。この力の作用により、摺動筒10は図7及び図8に示す押込位置から、第1のばね部材11の付勢力に抗して例えば図18に示す押込解除位置へ摺動する。
摺動筒10が押込解除位置に摺動すると、摺動筒10の内周側凹部10bがソケット8に取着された抜止部材9に対向する。これにより、摺動筒10による係合溝7への抜止部材9の押込みが解除され、係合溝7への押込みを解除された抜止部材9が内周側凹部10bに入り込むことにより、プラグ5をソケット8から抜き取ることが可能となる。
第2のばね部材12は、図8及び図9に示すように、ガイド板22とカム19との間に設けられ、カム19とカム支持板21とを回動中心線Lを中心に反時計回り方向に回動する向きに付勢している。さらに、ガイド板22とカム19との間には、ノッチ機構23が設けられている。
図10ないし図12はノッチ機構23を示す図面であり、図10は図9に示すD−D線断面図、図11はノッチ機構23を拡大して示す断面図、図12はノッチ機構23を示す分解斜視図である。
図11及び図12に示すように、ノッチ機構23は、底部がカム19の側面に嵌め込み固定される有底筒体24と、この有底筒体24内に挿入されるコイルばね部材25と、このコイルばね部材25に付勢されて開口部から押し出されるように配置されるボール26とを有している。
また、ノッチ機構23はカム19の回動に伴い回動中心線L回りに回動し、ノッチ機構23のボール26がガイド板22の面を位置ずれすることなく弧を描いて回動する。この回動を円滑かつ適正に行わせるため、ガイド板22には図10に示すような半円弧形状のガイド溝27が形成されている。ガイド溝27の下方側端部には、ボール26の一部が嵌り込む凹部28が形成されている。なお、ボール26が凹部28に嵌り込んでいる位置からボール26がガイド溝27内に沿って移動する方向は、カム19とカム支持板21とが回動中心線Lの回りに時計回り方向に回動する方向である。
したがって、ノッチ機構23と、カム19及びカム支持板21を回動中心線Lの回りに反時計回り方向に回動する向きに付勢している第2のばね部材12とにより、カム19とカム支持板21とは図8及び図9に示す位置で安定した保持状態に維持され、摺動筒10は押込位置で安定する。
すなわち、第2のばね部材12は、抜止部材9と係合溝7との係合が保持される位置に向けてカム19を付勢している。また、ノッチ機構23は、抜止部材9と係合溝7との係合が保持される回動角度位置でカム19を安定させている。
図13ないし図17は解除キー機構14を示す図面であり、図13は図5におけるE−E線断面図、図14は図5におけるF−F線断面図、図15は図5におけるG−G線断面図、図16は図5におけるH−H線断面図、図17は解除キー機構14を示す分解斜視図である。
解除キー機構14は、カム19を回動させることが可能となる回動許容位置とカム19を回動させることが規制される回動規制位置とに切換可能な機構であり、保持部15の外周部に取付けられている。この解除キー機構14は、横向きに重ね合わせて配置される第1のベース29と第2のベース30と第3のベース31とを有し、さらに、ハウジング32、キー33、コイルばね34、ばね押え35、ハンドル36等を有している。
第1のベース29と第2のベース30と第3のベース31とは、重ね合わせて配置され、3本の止めネジ37により保持部15の外周部に固定されている。
第1のベース29には、止めネジ37が挿通される3つのネジ孔29aが形成され、さらに、キー33が挿通される中孔29bが形成されている。中孔29bの周面には、この中孔29bにキー33を挿通する際にキー33の先端側外周部に形成されている第1の突起33aを通過させる溝29cが形成されている。また、第1のベース29におけるハウジング32に対向する側の側面には、ボス29dが形成されている。
第2のベース30には、止めネジ37が挿通される3つのネジ孔30aが形成され、さらに、キー33が挿通される中孔30bが形成されている。この中孔30bは第1のベース29の中孔29bより大径に形成され、中孔30bには半ドーナツ型の一対のリング30cが嵌合されている。中孔30bへのリング30cの嵌合は、中孔30bへのキー33の挿通が終了した後に行われる。よって、リング30cには、キー33に形成されている第1の突起33aを通過させるための溝(第1のベース29の溝29cに相当する溝)は不要となっている。
第3のベース31には、止めネジ37が挿通される3つのネジ孔31aが形成され、さらに、キー33が挿通される中孔31bが形成されている。中孔31bの周面には、この中孔31bにキー33を挿通する際にキー33に形成されている第1の突起33aを通過させる溝31cが形成されている。
ハウジング32は、一端に底板32aを有し、他端が開口された円筒状に形成されている。底板32aには、キー33が挿通される中孔32bが形成されている。中孔32bの周面には、この中孔32bにキー33を挿通する際にキー33に形成されている第1の突起33aを通過させるとともに、キー33の外周部に形成されている第2の突起33bが係脱される溝32cが形成されている。さらに、底板32aには、第1のベース29に形成されたボス29dが係脱される嵌合孔32dが形成されている。ハウジング32はキー33の外周を囲む位置に配置され、キー33に対して、キー33の中心線方向に沿って摺動可能、及び、キー33の中心線回りに回動可能に設けられている。ハウジング32を摺動させることにより、ボス29dが嵌合孔32dに係脱され、及び、キー33の第2の突起33bが溝32cに係脱される。ハウジング32の開口側の端部には、このハウジング32をハンドル36と連結するためのばねピン32eを挿入するための一対の横孔32fが形成されている。
キー33は、円柱状の部材であり、外周部には第1の突起33aと第2の突起33bとが形成されている。第1の突起33aはキー33の先端側に形成されており、この第1の突起33aはカム支持板21に形成された嵌合溝21aに嵌合される。第2の突起33bはキー33の中心線方向に沿った中程の位置に形成され、ハウジング32をキー33の中心線方向に摺動させることにより第2の突起33bが溝32cに係脱される。
キー33の外周部における第1の突起33aと第2の突起33bとの間の部分には、外径寸法を他の部分より小さくした小径部33cが形成されている。この小径部33cにリング30cが嵌合され、リング30cと第2のベース30とが、第1のベース29と第3のベース31とにより挟まれている。この構成により、中孔29b、30b、31bにキー33を挿通した3つのベース29、30、31を止めネジ37により保持部15にネジ止めした状態において、キー33が中心線方向に移動することを阻止することができ、キー33の第1の突起33aをカム支持板21の嵌合溝21aに嵌合した状態に維持することができる。
また、中孔29b、30b、31bに挿通されたキー33は、中心線回りに回動可能に保持されている。キー33が中心線回りに回動することにより、キー33の第1の突起33aが嵌合溝21aに嵌合されているカム支持板21も一体に回動する。
キー33の後端部にはネジ孔33dが形成され、キー33の後端部にはネジ孔33dに螺合されるネジ33eによりばね押え35が固定されている。このばね押え35は、ハウジング32の内径寸法より僅かに小さい外径寸法を有している。ハウジング32の内側であってキー33を囲む位置には、一端がばね押え35に当接され、他端が底板32aの内側面に当接されたコイルばね34が設けられている。このコイルばね34は、キー33に対して摺動可能に設けられているハウジング32を、第1のベース29側に摺動させる向きに付勢している。この付勢力により、ハウジング32の嵌合孔32dが第1のベース29のボス29dと対向して位置する場合、ハウジング32が第1のベース29側に摺動してボス29dと嵌合孔32dとが嵌合される。
ハンドル36は、ハウジング32の開口側に挿入されるシリンダ部36aと、ハウジング32の外部においてシリンダ部36aに対して略直角方向に屈曲した操作部36bとを有している。シリンダ部36aには貫通孔36cが形成され、この貫通孔36cとハウジング32に形成された横孔32fとにばねピン32eが挿入され、ハンドル36とハウジング32とが連結されている。この連結により、ハウジング32とハンドル36とは一体に摺動し又は一体に回動する。
解除キー機構14を操作してカム19とカム支持板21とを回動させ、カム19を摺動筒10の鍔部10aに当接させて摺動筒10を摺動させる場合、摺動筒10がソケット8に対して偏芯すると、摺動筒10のスムーズな摺動が困難になる。そこで、摺動筒10が摺動時に偏芯することを防止するための機構として、摺動筒10におけるカム機構13が設けられた側の裏側に、摺動筒10と保持部15との間に位置するコイルばね機構38が設けられている。
このような構成において、連結されている2つの表示ユニット1を切り離す際の操作について説明する。
上下の表示ユニット1が連結されている場合には、図8及び図9に示すように、プラグ5がソケット8内に嵌合され、摺動筒10が押込位置に位置し、抜止部材9がプラグ5の係合溝7に押し込められている。これにより、プラグ5がソケット8から抜止めされ、2つの表示ユニット1は安定した連結状態を維持されている。
このとき、解除キー機構14は、コイルばね34により付勢されたハウジング32が第1のベース29側へ摺動し、ハウジング32の嵌合孔32dに第1のベース29のボス29dが嵌合している。このため、ハウジング32はキー33の中心線回りに回動することが不可能であり、ハウジング32と一体に回動するハンドル36を回動操作することはできない。すなわち、解除キー機構14は、カム19を回動させることが規制される回動規制位置に位置している。
図18は、図8及び図9に示す状態(解除キー機構14が回動規制位置に位置している状態)から、カム19を回動させることが可能となる回動許容位置に解除キー機構14を切換え、ハンドル36とハウジング32とをキー33の中心線回りに180度回動させた状態である。解除キー機構14を回動許容位置に切換える場合は、ハンドル36を第1のベース29から離反する方向に摺動させる。この摺動操作により、ハンドル36と一体にハウジング32が摺動し、ハウジング32はコイルバネ34が最少長さに圧縮される位置まで摺動し、ハウジング32の嵌合孔32dとボス29dとの嵌合が解除され、ハウジング32とハンドル36とがキー33の中心線回りに回動可能となる。さらに、ハウジング32の底板32aに形成されている溝32cにキー33の第2の突起33bが嵌合される。これにより、解除キー機構14が回動許容位置に切換えられる。
つぎに、上述のように回動許容位置に切換えられた解除キー機構14のハンドル36をハウジング32と共にキー33の中心線回りに回動させる。この回動操作により、第2の突起33bがハウジング32の溝32cに嵌合しているキー33が、ハウジング32と一体に回動する。キー33が回動することによりキー33の第1の突起33aが嵌合溝21aに嵌合されているカム支持板21がキー33と一体に回動し、及び、カム支持板21に連結されているカム19が一体に回動する。
図8及び図9に示す状態からカム19が180度回動すると、偏心しているカム19は摺動筒10の鍔部10aに当接し、摺動筒10を上方(矢印z方向)に摺動させる。最上方位置まで摺動した摺動筒10は、図18に示すように、内周側凹部10bが抜止部材9に対向し、摺動筒10による抜止部材9の係合溝7への押し込みが解除される。これにより、抜止部材9は係合溝7への係合が解除される外周方向へ移動可能となり、プラグ5をソケット8から抜き取ることが可能となる。
プラグ5をソケット8から抜き取る際には、抜止部材9はプラグ5の外周面に押されて外周方向へ移動し、摺動筒10の内周側凹部10bに押し込まれた状態となる。
図19及び図20は、ソケット8からのプラグ5の抜き取りが終了し、上下方向で連結されていた表示ユニット1が分離された状態を示している。ソケット8からプラグ5を抜き取る際には、プラグ5に押されて第1位置に位置していた押え筒体17がコイルばね18に付勢され、プラグ5の抜き取りに伴って次第に下方へ摺動する。プラグ5の抜き取りが終了した場合には、図20に示すように、押え筒体17の外周面が抜止部材9に対向する。これにより、抜止部材9はソケット8の内周方向へ移動することが阻止され、摺動筒10の内周側凹部10bに押し込まれた状態を維持される。
ソケット8からプラグ5を抜き取ることにより連結されていた表示ユニット1の分離が終了した後に、回動可能となっているハンドル36を回動させ、解除キー機構14を図8に示す回動規制位置に切換える(図21参照)。
この切換操作では、ハンドル36をハウジング32と共にキー33の中心線回りに180度回動させる。この回動操作により、第2の突起33bが溝32cに嵌合されているキー33がハウジング32と共に一体に回動し、キー33と共にカム支持板21とカム19とが一体に回動し、カム19が元の位置(図8及び図9に示す位置)に戻る。
カム19が元の位置に戻ることにより、カム19から摺動筒10の鍔部10aに作用していた摺動筒10を押込解除位置に摺動させていた力が消滅する。しかし、第2位置に移動している押え筒体17によって抜止部材9が摺動筒10の内周側凹部10bに押し込まれているので、摺動筒10は下降することが規制され、図21に示すように、押込解除位置で保持される。
また、ハンドル36をハウジング32と共に元の位置(図8及び図9に示す位置)に戻すことにより、ハウジング32の嵌合孔32dとボス29dとが対向し、ハウジング32がコイルばね34の付勢力により第1のベース29側へ摺動し、嵌合孔32dとボス29dとが嵌合する。また、ハウジング32が第1のベース29側へ摺動することにより、溝32cと第2の突起33bとの嵌合が解除される。嵌合孔32dとボス29dとが嵌合することにより、ハンドル36及びハウジング32の回動操作が規制され、解除キー機構14はカム19を回動させることが規制される回動規制位置に切換えられる。
図21に示すように押え筒体17が第2位置に位置している表示ユニット1に対し、他の表示ユニット1を上下方向で連結する場合には、他の表示ユニット1のプラグ5をソケット8に挿入する。プラグ5は押え筒体17を押し上げながらソケット8内に入り込み、やがて、プラグ5の係合溝7が抜止部材9に対向する。
係合溝7が抜止部材9に対向する位置までプラグ5が入り込むと、抜止部材9が係合溝7内に移動可能となる。これにより、第1のばね部材11に付勢されている摺動筒10が抜止部材9を係合溝7に押込みながら下方へ押し下げられ、抜止部材9が係合溝7に押し込まれることによりプラグ5とソケット8とが図8に示すような連結状態となり、上下方向に位置する2つの表示ユニット1が連結される。
以上説明したように、上記構成のカム機構13や解除キー機構14を備えたプラグ受け部6及びプラグ5からなる連結機構によれば、表示ユニット1の連結及び必要に応じた切り離し操作を、簡単な構成で適切かつ容易に行うことができる。
しかも、連結されている表示ユニット1の切り離し操作に際しては、各表示ユニット1に取り付けられている解除キー機構14のハンドル36を操作すればよく、切り離し操作用の工具が不要となる。このため、切り離し操作を短時間でスムーズに行うことができる。
また、切り離された後の表示ユニット1のプラグ受け部6は、プラグ5をソケット8に挿入することによりワンタッチで連結可能な状態に維持されているため、表示ユニット1の連結操作を短時間でスムーズに行うことができる。しかも、下側の表示ユニット1のプラグ5に対応する位置に上側の表示ユニット1のソケット8を位置合わせして重ね合わせるだけで、2つの表示ユニット1を連結することができ、ガイドピンを別途取り付けるまでもない。これにより、複数の表示ユニット1を連結して構成する映像表示装置の組み立ての効率化を実現することができる。
なお、上記説明の実施の形態においては、プラグ5は円柱状であるものとして説明したが、プラグ受け部6のソケット8との嵌め込み連結が可能な機能を有すれば良く、例えば、四角柱等の角柱状とし、ソケット8や摺動筒10をそのプラグ5の形状に合わせて構成するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、振動等によるカム機構13の回動ずれを防ぎ回動動作の安定化及び適正化のため、また解除キー機構14によるカム19に対する適正操作を担保するために、第2のばね部材12及びノッチ機構23をそれぞれ付加するように構成したが、要するにカム機構13が180度の回動角度位置でそれぞれ安定すれば良いので、例えば、第2のばね部材12に代えて、凹部28を上下に180度異にして設けるようにしても良い。
また、本実施の形態では、解除キー機構14を回動許容位置と回動規制位置とに切換える場合にハンドル36を180度回動させる場合を例に挙げて説明したが、この切換えの回動角度はカム19の形状により決定されるもので、例えば、ハンドル36を回動させる角度を90度に設定することも可能である。
本発明に係る連結機構の一実施の形態を採用した表示ユニットを示す斜視図である。 図1に示す表示ユニットを背後から見た斜視図である。 連結しようとする2つの表示ユニットに設けられているプラグとプラグ受け部を示す斜視図である。 連結されたプラグ受け部とプラグとを示す平面図である。 解除キー機構を示す側面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 図4におけるB−B線断面図である。 図4におけるC−C線断面図である。 連結されたプラグ受け部とプラグとを示す断面図である。 図9におけるD−D線断面図である。 ノッチ機構を示す断面図である。 ノッチ機構を示す分解斜視図である。 図5におけるE−E線断面図である。 図5におけるF−F線断面図である。 図5におけるG−G線断面図である。 図5におけるH−H線断面図である。 解除キー機構を示す分解斜視図である。 解除キー機構を操作して摺動筒を押込解除位置に摺動させた状態を示す断面図である。 プラグがソケットから抜き取られた状態を示す断面図である。 プラグがソケットから抜き取られることにより押え筒体が第2位置に移動した状態を示す断面図である。 プラグがソケットから抜き取られた後、解除キー機構が回動規制位置に戻された状態を示す断面図である。
符号の説明
1 表示ユニット
2 筐体
3a 表示素子
5 プラグ
7 係合溝
8 ソケット
9 抜止部材
10 摺動筒
11 第1のばね部材
12 第2のばね部材
13 カム機構
14 解除キー機構
15 保持部
17 摺動体
19 カム
23 ノッチ機構

Claims (6)

  1. 係合溝を外周に形成した柱状のプラグと、
    前記プラグに対してこのプラグの軸方向に向けて進退可能に構成され、前記プラグと嵌合可能な筒状のソケットと、
    前記ソケットに取着され、前記ソケットに嵌合される前記プラグの前記係合溝に係合可能な抜止部材と、
    前記ソケットの外側に前記プラグの軸方向に摺動可能に嵌め込められ、前記抜止部材を前記係合溝に押し込む押込位置とこの押し込みを解除する押込解除位置とに摺動する摺動筒と、
    前記摺動筒を前記押込位置に向けて付勢する第1のばね部材と、
    カムの回動によりにより、前記摺動筒を前記第1のばね部材の付勢力に抗して前記押込解除位置に摺動させ、前記抜止部材と前記係合溝との係合を解除可能なカム機構と、
    前記カム機構を保持する保持部に取付けられ、前記カムを回動させることが可能となる回動許容位置と前記カムを回動させることが規制される回動規制位置とに切換可能な解除キー機構と、
    を具備することを特徴とする連結機構。
  2. 前記ソケット内に前記プラグの軸方向に向けて摺動可能に設けられ、前記ソケットに嵌合されるプラグに押される第1位置と、前記プラグが前記ソケットとの嵌合を解除する位置に移動した場合に前記摺動筒を前記押込解除位置に維持する第2位置に摺動する摺動体を具備することを特徴とする請求項1記載の連結機構。
  3. 前記抜止部材と前記係合溝との係合が保持される位置に向けて前記カムを付勢する第2のばね部材を具備することを特徴とする請求項1又は2記載の連結機構。
  4. 前記抜止部材と前記係合溝との係合が保持される回動角度位置で前記カムを安定させるノッチ機構を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の連結機構。
  5. 複数の表示素子が配列され、連結具を介して上下に連結されることにより映像表示装置を構成する表示ユニットにおいて、
    前記連結具に、請求項1ないし4のいずれか一記載の連結機構が用いられていることを特徴とする表示ユニット。
  6. 複数の前記表示素子が取付けられる筐体を有し、前記プラグは前記筐体の上端部に設けられ、前記ソケットは前記筐体の下端部に設けられていることを特徴とする請求項5記載の表示ユニット。
JP2005308612A 2005-10-24 2005-10-24 連結機構及び表示ユニット Expired - Fee Related JP4212584B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005308612A JP4212584B2 (ja) 2005-10-24 2005-10-24 連結機構及び表示ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005308612A JP4212584B2 (ja) 2005-10-24 2005-10-24 連結機構及び表示ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007114679A JP2007114679A (ja) 2007-05-10
JP4212584B2 true JP4212584B2 (ja) 2009-01-21

Family

ID=38096888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005308612A Expired - Fee Related JP4212584B2 (ja) 2005-10-24 2005-10-24 連結機構及び表示ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4212584B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103646619B (zh) * 2013-12-23 2015-11-04 深圳市洲明科技股份有限公司 Led显示屏及其模组弹出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007114679A (ja) 2007-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3499052B1 (en) Tiled display device and tiling apparatus therefor
US10943890B2 (en) Display module including cabinet and display panel detachably coupled to cabinet by locking mechanism using magnetic force
JP6860359B2 (ja) 接続構造及びそれを備えたled表示装置
EP3217414A1 (en) Switch device
US7156526B2 (en) Projector
KR20190049805A (ko) 천장 램프의 구조체
KR101067769B1 (ko) Led 디스플레이 고정프레임
US8859917B2 (en) Electrical switch latch assembly
TWI223040B (en) Solenoid valve having manually-operated device
KR20070058891A (ko) Dmd 조립체 및 이를 이용한 광학 프로젝션 시스템.
JP2006138469A (ja) 連結機構及び映像表示装置
JP4212584B2 (ja) 連結機構及び表示ユニット
CN215861134U (zh) 一种吊装锁及显示屏
CN105715924A (zh) 具有壁挂及直立两用结构的电子装置及壁挂式电子装置
JP4418444B2 (ja) 連結機構及び表示ユニット
CN114962906A (zh) 一种安装装置
CN114935074A (zh) 一种安装装置
US7824042B2 (en) Projector with lamp cover lock
JP4146460B2 (ja) 連結器具
JP4843577B2 (ja) カメラの支持構造
JP2011065637A (ja) ノートパソコン
JP2004354570A (ja) 映像表示装置
KR101852552B1 (ko) 자석부재를 이용한 하부커버 부착형 슬라이딩 연결 장치를 갖는 파티션
US20120182673A1 (en) Push-button assembly and electronic device using the same
TWI423675B (zh) 支撐裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081028

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131107

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees