JP4212447B2 - 固体撮像装置および電子カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、MOSセンサに関するものである。また、本発明は、その固体撮像装置を適用した電子カメラに関するものである。
半導体デバイス技術の進歩により、ビデオカメラは小型化されており、携帯便利になって広く利用されている。従来、ビデオカメラは固体撮像装置としてCCDセンサを用いていた。しかしながら、CCDセンサは、デバイスの駆動に複数種の電圧を必要とし、その電圧を電源電圧から発生させる複数個の電源回路を必要とする。このため、CCDセンサの上記特徴が、ビデオカメラの更なる小型化をはかる妨げとなり、また、消費電力低減を妨げる一因となっていた。
そこで、CCDセンサを代替する固体撮像装置として、増幅型のMOSトランジスタを用いたMOSセンサが期待されている。MOSセンサは、単一の電源で駆動することができるとともに、低消費電力・低電圧化はかることができる。この従来の固体撮像装置の単位セルの構造を示す断面図を図10に示す(例えば、特許文献1参照)。
シリコン基板201の上部にフォトダイオード202が設けられている。また、シリコン基板201の上部に、読み出しトランジスタのドレイン203がフォトダイオード202に離間して設けられている。フォトダイオード202とドレイン203との間には、ゲート配線204がシリコン基板201上にシリコン酸化膜205を介して設けられている。素子分離領域にはシリコン酸化膜206が設けられ、素子領域が電気的に分離されている。
ゲート配線204およびシリコン酸化膜205上に、層間絶縁膜207が設けられている。層間絶縁膜207上にはマイクロレンズ208が設けられ、マイクロレンズ208に入射した光をフォトダイオード202上に集光している。
次に、図10に示した従来の固体撮像装置の単位セルにおいて光がフォトダイオード202に入射する様子について図11を参照しながら説明する。図11は、従来の固体撮像装置の単位セルにおける入射光の進行経路を示す図である。図11においては、従来の固体撮像装置の上にカメラレンズ209が設けられ、このカメラレンズ209により集光された光がマイクロレンズ208に入射する場合を示している。なお、以下では、説明の便宜上、フォトダイオード202に対してゲート配線204が設けられた側を右側とし、フォトダイオード202に対してゲート配線204と反対側を左側として説明する。
図11(a)は、イメージエリアにおいてカメラレンズ209の直下に単位セルが位置し、マイクロレンズ208の光軸とカメラレンズ209の光軸とが一致している場合を示している。また、図11(b)は、イメージエリアにおいてカメラレンズ209の光軸から右側に単位セルが位置し、マイクロレンズ208に対してカメラレンズ209が左上方に位置する場合を示している。更に、図11(c)は、イメージエリアにおいてカメラレンズ209の光軸から左側に単位セルが位置し、マイクロレンズ208に対してカメラレンズ209が右上方に位置する場合を示している。
まず、カメラレンズ209の直下に位置する単位セルにおいて光がフォトダイオード202に入射する様子を図11(a)を参照しながら説明する。カメラレンズ209の中心を通る光(以下、主光線)は、マイクロレンズ208の中心を通り、フォトダイオード2
02に垂直に入射する。一方、右上からマイクロレンズ208に入射した光は、層間絶縁膜207中をマイクロレンズ208の中心から外れた方向に進行し、フォトダイオード202に隣接する素子分離領域に入射する。また、左上からマイクロレンズ208に入射した光は、層間絶縁膜207中をマイクロレンズ208の中心から外れた方向に進行し、ゲート配線204に入射する。ゲート配線204に入射した光の一部はゲート配線204を透過し、ゲート配線204下のシリコン基板201に入射する。一方、ゲート配線204を透過しなかった残りの光は、ゲート配線204と層間絶縁膜207との境界において反射され、フォトダイオード202に入射する。
次に、カメラレンズ209の光軸から右側に位置する単位セルにおいて光がフォトダイオード202に入射する様子を図11(b)を参照しながら説明する。主光線は、左上に位置するカメラレンズ209から右下に位置するマイクロレンズ208にかけて斜め方向に進行し、フォトダイオード202に直接に入射する。一方、カメラレンズ209の右側から入射した光も、主光線と同様、フォトダイオード202に直接に入射する。また、カメラレンズ209の左側から入射した光は、ゲート配線204に入射する。ゲート配線204に入射した光の一部はゲート配線204と層間絶縁膜207との境界において反射され、フォトダイオード202に入射する。
次に、カメラレンズ209の光軸から左側に位置する単位セルにおいて光がフォトダイオード202に入射する様子を図11(c)を参照しながら説明する。主光線は、右上に位置するカメラレンズ209から左下に位置するマイクロレンズ208にかけて斜め方向に進行し、フォトダイオード202に直接に入射する。一方、カメラレンズ209の右側から入射した光は素子分離領域に入射する。また、カメラレンズ209の左側から入射した光は、ゲート配線204に入射する。ゲート配線204に入射した光の一部はゲート配線204と層間絶縁膜207との境界において反射され、フォトダイオード202に入射する。
特開平10−150182号公報(第5頁および第6頁、図1)
従来の固体撮像装置においては、カメラレンズ209の光軸から右側に位置する単位セルでは、図11(b)に示したようにカメラレンズ209の右側から入射した光がフォトダイオード202に直接に入射する。これに対し、カメラレンズ209の光軸から左側に位置する単位セルでは、図11(c)に示したようにカメラレンズ209の右側から入射した光は素子分離領域に入射する。素子分離領域に入射した光は、シリコン酸化膜206を透過してシリコン基板201中で光電変換されるものの、その信号電荷の多くはシリコン酸化膜206近傍で再結合するためにフォトダイオード202に蓄積されない。このため、従来の固体撮像装置は、カメラレンズ209の光軸から左側に位置する単位セルよりも右側に位置する単位セルの方が、カメラレンズ209の右側からの入射光に対して感度が良い。
一方、カメラレンズ209の左側から入射した光に対しては、図11(b)および図11(c)に示したように、ゲート配線204に反射されるため、単位セルがイメージエリアの左右どちらに位置するかに関係なく、フォトダイオード202に入射する光量は略同一である。
このため、従来の固体撮像装置は、カメラレンズ209の光軸から左側に位置する単位セルよりも右側に位置する単位セルの方が、入射光に対する感度が良くなっていた。
単位セルの感度は撮像画像に画素の明るさとして反映されるため、単位セルの感度がイメージエリア内での単位セルの位置に依存して異なると、得られる撮像画像は、一端が明るく、もう一端が暗いものとなってしまう。このため、イメージエリア内での単位セルの位置に対する単位セルの感度の変化を抑制することが求められている。
本発明は、以上の背景からなされたものであり、イメージエリア内での単位セルの位置に対する単位セルの感度の変化が抑制された固体撮像装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記した固体撮像装置を適用した電子カメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上部に設けられた第1のフォトダイオードと、前記半導体基板の上部において前記第1のフォトダイオードから離間して設けられた拡散層と、前記第1のフォトダイオードと前記拡散層との間において前記半導体基板の上に第1のゲート絶縁膜を介して設けられた第1のゲート配線と、前記半導体基板の上において前記第1のフォトダイオードを介して前記第1のゲート配線と対向する位置に、前記第1のフォトダイオードに隣接して設けられた第1の配線と、前記半導体基板の上部において前記拡散層を介して前記第1のフォトダイオードと対向する位置に、前記拡散層から離間して設けられた第2のフォトダイオードと、前記第2のフォトダイオードと前記拡散層との間において前記半導体基板の上に第2のゲート絶縁膜を介して設けられた第2のゲート配線と、前記半導体基板の上において前記第2のフォトダイオードを介して前記第2のゲート配線と対向する位置に、前記第2のフォトダイオードに隣接して設けられた第2の配線とを具備することを特徴としている。
更に、本発明に係る電子カメラは、被写体から光学像を受光し、この光学像を所定位置に導く光学系と、前記所定位置に導かれた光学像を画素単位で前記光学像の光量に対応した電気信号に光電変換する固体撮像装置を有する画像処理手段と、前記画像処理手段の出力に対してシェーディング補正を行う信号加工手段とを具備し、前記固体撮像装置が上記した固体撮像装置であることを特徴としている。
本発明によれば、イメージエリア内での単位セルの位置に対する単位セルの感度の変化が抑制された固体撮像装置を提供することができる。
また、本発明によれば、上記した固体撮像装置を適用した電子カメラを提供することができる。
以下に、本発明に係る固体撮像装置についての実施例を図1乃至7を参照しながら説明する。
まず、本実施例に係る固体撮像装置の回路構成について図1を参照しながら説明する。
図1は、本実施例に係る固体撮像装置の回路構成を示す回路図である。
単位セルが2×2と二次元状に配置され、この二次元状に配置された複数の単位セルによりイメージエリアが構成されている。なお、実際には、これより多くの単位セルが配置される。単位セルは、フォトダイオード1、読み出しトランジスタ2、増幅トランジスタ3、アドレストランジスタ4およびリセットトランジスタ5を具備している。フォトダイオード1は、入射した光を光電変換して信号電荷を蓄積する。読み出しトランジスタ2は、読み出し線6がハイレベルとなることによって、フォトダイオード1により蓄積された信号電荷を増幅トランジスタ3のゲートに読み出す。増幅トランジスタ3と負荷トランジスタ11とはソースフォロワ回路として動作し、増幅トランジスタ3のゲート電圧に応じた電圧を垂直信号線7に出力する構成になっている。リセットトランジスタ5は、増幅トランジスタ3のゲートに蓄積された信号電荷を所定の電圧にリセットする。
垂直シフトレジスタ8から水平方向に配線されている水平アドレス線9は、アドレストランジスタ4のゲートに結線され、どの行をソースフォロワ回路として動作させるかを決めている。リセット線10は、リセットトランジスタ5のゲートに結線されている。垂直信号線7の一端には負荷トランジスタ11が設けられている。また、垂直信号線7の他端は、水平シフトレジスタ12から供給される選択パルスにより選択される選択トランジスタ13を介して、水平信号線14に接続されている。この水平信号線14に読み出された信号は、アンプ15により増幅されて出力される。
次に、本実施例に係る固体撮像装置の単位セルの構造について図2を参照しながら説明する。図2は、本実施例に係る固体撮像装置の単位セルの構成を示す平面図である。
半導体基板の素子領域16に、フォトダイオード17および読み出しトランジスタ2のドレイン18が離間して形成されている。また、フォトダイオード17とドレイン18との間には、読み出しトランジスタ2のゲート配線19が設けられている。このゲート配線19は、読み出し線6(図示せず)に接続されている。
フォトダイオード17を介してゲート配線19と対向する位置には、配線20が設けられている。この配線20は、リセット線10(図示せず)に接続されている。また、ゲート配線19のフォトダイオード17に隣接する側の側面と配線20のフォトダイオード17に隣接する側の側面とは、フォトダイオード17を介して互いに対向する半導体基板の上面からの同一高さ位置において、フォトダイオード17上に形成されたマイクロレンズの光軸Aとの距離が等しくなるように設けられている。
読み出しトランジスタ2のドレイン16は、ジャンプ配線21を経て、増幅トランジスタ3のゲート配線22に接続されている。素子領域23には、ゲート配線22を挟んで、増幅トランジスタ3のソース24およびドレイン25が形成されている。このドレイン25は、増幅トランジスタ3とアドレストランジスタ4とに共有され、増幅トランジスタ3のドレインであるとともにアドレストランジスタ4のソースでもある。アドレストランジスタ4のドレイン26が、増幅トランジスタ3のドレイン25(アドレストランジスタ4のソース)とゲート配線27を挟んで形成されている。また、増幅トランジスタ3のソース24は、コンタクトを経て、垂直信号線7(図示せず)に接続されている。
読み出しトランジスタ2のドレイン16および増幅トランジスタ3のゲート配線22は、ジャンプ配線21を経て、素子領域28に形成されたリセットトランジスタ5のソース29に接続されている。また、素子領域28には、リセットトランジスタ5のドレイン30がソース29に離間して形成されている。更に、ソース29とドレイン30との間にはゲート配線31が設けられている。なお、ソース29´およびゲート配線31´は、隣接
する単位セルのリセットトランジスタ5のソースおよびゲート配線である。
次に、本実施例に係る固体撮像装置の単位セルの断面構造について図3を参照しながら説明する。図3は、図2中のB−B´線に沿った断面図である。なお、図2と共通する部分には、図2と同一の符号を付している。なお、ここでは、半導体基板としてシリコン基板を例に挙げて説明する。
シリコン基板32の上部にフォトダイオード17が設けられている。また、シリコン基板32の上部に、読み出しトランジスタ2のドレイン18がフォトダイオード17に離間して設けられている。フォトダイオード17とドレイン18との間には、ゲート配線19がシリコン基板32上にシリコン酸化膜33(ゲート絶縁膜)を介して設けられている。また、フォトダイオード17を介してゲート配線19と対向する位置には、配線20がシリコン基板32上にシリコン酸化膜33を介して設けられている。素子分離領域(素子領域16を囲む領域)にはシリコン酸化膜34が設けられ、素子領域16が電気的に分離されている。
シリコン酸化膜33およびゲート配線19および配線20の上に、層間絶縁膜35が設けられている。層間絶縁膜35上にはマイクロレンズ36が設けられ、マイクロレンズ36に入射した光をフォトダイオード17上に集光している。また、ゲート配線19のフォトダイオード17に隣接する側の側面と配線20のフォトダイオード17に隣接する側の側面とは、フォトダイオード17を介して互いに対向するシリコン基板32の上面からの同一高さ位置において、マイクロレンズ36の光軸Aとの距離が等しくなるように設けられている。更に、ゲート配線19と配線20とは同一の材料により形成され、層間絶縁膜35はゲート配線19および配線20とは屈折率が異なる材料により形成されている。
次に、図3に示した本実施例に係る固体撮像装置の単位セルにおいて光がフォトダイオード17に入射する様子について図4を参照しながら説明する。図4は、本実施例に係る固体撮像装置の単位セルにおける入射光の進行経路を示す図である。図4においては、本実施例に係る固体撮像装置の上にカメラレンズ37が設けられ、このカメラレンズ37により集光された光がマイクロレンズ36に入射する場合を示している。なお、以下では、説明の便宜上、フォトダイオード17に対してゲート配線19が設けられた側を右側とし、フォトダイオード17に対して配線20が設けられた側を左側として説明する。
マイクロレンズ36に入射する光の進行経路は、単位セルとカメラレンズ37との位置関係に依存する。つまり、マイクロレンズ36に入射する光の進行経路は、イメージエリア内での単位セルの位置によって異なる。図4(a)は、カメラレンズ37の直下に単位セルが位置し、マイクロレンズ36の光軸とカメラレンズ37の光軸とが一致している場合を示している。また、図4(b)は、イメージエリアにおいてカメラレンズ37の光軸から右側に単位セルが位置し、マイクロレンズ36に対してカメラレンズ37が左上方に位置する場合を示している。更に、図4(c)は、イメージエリアにおいてカメラレンズ37の光軸から左側に単位セルが位置し、マイクロレンズ36に対してカメラレンズ37が右上方に位置する場合を示している。なお、図4(b)に示した単位セルと図4(c)に示した単位セルとは、図4(a)に示した単位セルに対して対称に位置する単位セルである。
まず、カメラレンズ37の直下に位置する単位セルにおいて光がフォトダイオード17に入射する様子を図4(a)を参照しながら説明する。カメラレンズ37の中心を通る光(以下、主光線)は、マイクロレンズ36の中心を通り、フォトダイオード17に垂直に入射する。一方、右上からマイクロレンズ36に入射した光は、層間絶縁膜35中をマイクロレンズ36の中心から外れた方向に進行し、フォトダイオード17に隣接する素子分
離領域上に設けられた配線20に入射する。配線20に入射した光の一部は配線20を透過し、配線20下のシリコン酸化膜34に入射する。一方、配線20を透過しなかった残りの光は、配線20と層間絶縁膜35とは屈折率が異なることから配線20と層間絶縁膜35との境界において反射され、フォトダイオード17に入射する。また、左上からマイクロレンズ36に入射した光は、層間絶縁膜35中をマイクロレンズ36の中心から外れた方向に進行し、ゲート配線19に入射する。ゲート配線19に入射した光の一部はゲート配線19を透過し、ゲート配線19下のシリコン基板32に入射する。一方、ゲート配線19を透過しなかった残りの光は、ゲート配線19と層間絶縁膜35とは屈折率が異なることからゲート配線19と層間絶縁膜35との境界において反射され、フォトダイオード17に入射する。
次に、カメラレンズ37の光軸から右側に位置する単位セルにおいて光がフォトダイオード17に入射する様子を図4(b)を参照しながら説明する。主光線は、左上に位置するカメラレンズ37から右下に位置するマイクロレンズ36にかけて斜め方向に進行し、フォトダイオード17に直接に入射する。一方、カメラレンズ37の右側から入射した光は配線20に入射する。配線20に入射した光の一部は配線20と層間絶縁膜35との境界において反射され、フォトダイオード17に入射する。また、カメラレンズ37の左側から入射した光は、ゲート配線19に入射する。ゲート配線19に入射した光の一部はゲート配線19と層間絶縁膜35との境界において反射され、フォトダイオード17に入射する。
次に、カメラレンズ37の光軸から左側に位置する単位セルにおいて光がフォトダイオード17に入射する様子を図4(c)を参照しながら説明する。主光線は、右上に位置するカメラレンズ37から左下に位置するマイクロレンズ36にかけて斜め方向に進行し、フォトダイオード17に直接に入射する。一方、カメラレンズ37の右側から入射した光は配線20に入射する。配線20に入射した光の一部は配線20と層間絶縁膜35との境界において反射され、フォトダイオード17に入射する。また、カメラレンズ37の左側から入射した光は、ゲート配線19に入射する。ゲート配線19に入射した光の一部はゲート配線19と層間絶縁膜35との境界において反射され、フォトダイオード17に入射する。
図2および図3に示した単位セルにおいては、ゲート配線19および配線20がフォトダイオード17を介して対向する位置に設けられている。このため、図4(b)に示した単位セル(カメラレンズ37の光軸から右側に位置する単位セル)においてゲート配線19に反射される光と、図4(c)に示した単位セル(カメラレンズ37の光軸から右側に位置する単位セル)において配線20に反射される光とは、光量が略同一となる。また、図4(b)に示した単位セルにおいて配線20に反射される光と、図4(c)に示した単位セルにおいてゲート配線19に反射される光とは、光量が略同一となる。よって、図4(b)に示した単位セルと図4(c)に示した単位セルとは感度が略同一となる。つまり、ゲート配線19と配線20とが対向する方向においてカメラレンズ37の光軸に対して対称に位置する単位セルの感度が略同一となる。なお、ゲート配線19に反射される光と配線20に反射される光との光量を同一とするため、図2および図3に示したように、ゲート配線19のフォトダイオード17に隣接する側の側面と配線20のフォトダイオード17に隣接する側の側面とは、フォトダイオード17を介して互いに対向する半導体基板の上面からの同一高さ位置において、フォトダイオード17上に形成されたマイクロレンズ36の光軸Aとの距離が等しくなるように設けることが望ましい。
本実施例に係る固体撮像装置の単位セルの感度を図5に示す。横軸はイメージエリアの中心に対する単位セルの位置を示し、縦軸は単位セルの感度を示している。また、本実施例に係る固体撮像装置の単位セルの感度を実線で示し、図10に示した従来の固体撮像装
置の単位セルの感度を破線で示している。
図2および図3に示した本実施例に係る固体撮像装置の単位セルは、読み出しトランジスタ2のゲート配線19とフォトダイオード17を介して対向する位置に配線20が設けられている。配線20が設けられると、図10に示した従来の固体撮像装置の単位セルにおいて素子分離領域に入射していた光が、配線20と層間絶縁膜35との境界において反射され、フォトダイオード17に入射する。この配線20に反射される光量は、図4(c)に示したようにイメージエリアの中心から左側に単位セルが位置する場合に多い。このため、本実施例に係る固体撮像装置は、図10に示した従来の固体撮像装置に比較して、イメージエリアの左側に位置する単位セルの感度が向上している。
以上において説明した本実施例に係る固体撮像装置は、読み出しトランジスタ2のゲート配線19とフォトダイオード17を介して対向する位置に配線20がフォトダイオード17に隣接して設けられている。このため、本実施例に係る固体撮像装置は、ゲート配線19と配線20とが対向する方向においてカメラレンズ37の光軸に対して対称に位置する単位セルの感度を略同一とし、イメージエリア内での単位セルの位置に対する単位セルの感度の変化を抑制することができる。
また、本実施例に係る固体撮像装置は、素子分離領域に入射する斜め方向からの入射光を配線20により反射してフォトダイオード17に入射させている。このため、本実施例に係る固体撮像装置は、従来の固体撮像装置に比較して、斜め方向からの入射光に対して単位セルの感度が向上している。
更に、本実施例に係る固体撮像装置は、配線20を読み出しトランジスタ2のゲート配線19と同一のレイヤーで同一の材料により形成している。このため、本実施例に係る固体撮像装置は、ゲート配線19を形成する工程において配線20を同時に形成することにより、図10に示した従来の固体撮像装置を製造する場合に比較して工程数の増加を伴わずに製造することができる。
更に、本実施例に係る固体撮像装置の単位セルの感度は、図5に示したように、イメージエリア内での単位セルの位置に対してカメラレンズ37の直下を頂点とする放物線状の特性を有している。このため、本実施例に係る固体撮像装置により得られた撮像画像は、効果的にシェーディング補正を行うことができる。このシェーディング補正については、後に詳述する。
次に、本実施例の第1変形例に係る固体撮像装置について図6を参照して説明する。図6は、本実施例の第1変形例に係る固体撮像装置の単位セルの構造を示す平面図である。なお、図2を参照して説明したものと共通する部分については、図6において図2と同一の符号を付し、その説明を省略する。
フォトダイオード17とドレイン18との間にゲート配線19が設けられている。ゲート配線19にはフォトダイオード17の一部を覆うように凸部38が設けられている。また、フォトダイオード17を介してゲート配線19と対向する位置には、配線20が設けられている。配線20にはフォトダイオード17の一部を覆うように凸部39が設けられている。更に、ゲート配線19のフォトダイオード17に隣接する側の側面と配線20のフォトダイオード17に隣接する側の側面とは、フォトダイオード17を介して互いに対向する半導体基板の上面からの同一高さ位置において、フォトダイオード17上に形成されたマイクロレンズの光軸Aとの距離が等しくなるように設けられている。
以上に説明した本実施例の第1変形例に係る固体撮像装置においても、本実施例に係る
固体撮像装置と同様の効果を得ることができる。このように、本実施例に係る固体撮像装置において、ゲート配線19と配線20との形状は図2および図3に示したものに限られない。
次に、本実施例の第2変形例に係る固体撮像装置について図7を参照しながら説明する。図7は、本実施例の第2変形例に係る固体撮像装置の単位セルの構造を示す平面図である。なお、図2を参照して説明したものと共通する部分については、図7において図2と同一の符号を付し、その説明を省略する。
半導体基板の素子領域16においてドレイン18を介してフォトダイオード17(第1のフォトダイオード)と対向する位置に、フォトダイオード40(第2のフォトダイオード)がドレイン18と離間して設けられている。ドレイン18とフォトダイオードの間にはゲート配線41(第2のゲート配線)が設けられている。このゲート配線41は、読み出し線5(図示せず)に接続されている。
フォトダイオード40を介してゲート配線41と対向する位置には、配線42(第2の配線)が設けられている。この配線42は、リセット線10(図示せず)に接続されている。そして、ゲート配線41のフォトダイオード40に隣接する側の側面と配線42のフォトダイオード40に隣接する側の側面とは、フォトダイオード40を介して互いに対向する半導体基板の上面からの同一高さ位置において、フォトダイオード40上に形成されたマイクロレンズ(第2のマイクロレンズ)の光軸A´との距離が等しくなるように設けられている。なお、図7中のC−C´線に沿った断面構造は、図3において示したB−B´線に沿った断面構造と略同一である。
このように、本実施例の第2変形例に係る固体撮像装置は、ドレイン18を介して対向する位置に2つのフォトダイオード17、40を形成し、2つの読み出しトランジスタがドレイン18を共有することで、増幅トランジスタ、アドレストランジスタおよびリセットトランジスタを共有したものである。
ここで、図7に示した本実施例の第2変形例に係る固体撮像装置において配線20、42が設けられていない場合を考える。2つの読み出しトランジスタがドレイン18を共有すると、2つのゲート配線19、41がドレイン18を介して対向するように設けられる。つまり、フォトダイオードに対してゲート配線が設けられる位置が、2つの読み出しトランジスタにおいて反対となる。すると、フォトダイオード17は、ゲート配線19が入射光を反射するため、図7の上側(フォトダイオード17に対してゲート配線19が設けられた側)から斜め方向に光が入射した場合に比較して、図7の下側(フォトダイオード17に対してゲート配線19と反対側)から斜め方向に光が入射した場合の方が、感度が高くなる。一方、フォトダイオード40は、ゲート配線41が入射光を反射するため、図7の下側(フォトダイオード40に対してゲート配線41が設けられた側)から斜め方向に光が入射した場合に比較して、図7の上側(フォトダイオード40に対してゲート配線41と反対側)から斜め方向に光が入射した場合の方が、感度が高くなる。このように、2つの読み出しトランジスタがドレイン18を共有すると、同一の単位セル内の2つのフォトダイオード17、40において、斜め方向からの入射光に対する感度が異なってしまう。隣接するフォトダイオードの感度が異なると、被写体に関係なく、得られる撮像画像は隣接する画素の明るさが異なったものとなる。
しかしながら、本実施例の第2変形例に係る固体撮像装置は、フォトダイオード17を介してゲート配線19と対向する位置に配線20が設けられ、フォトダイオード40を介してゲート配線41と対向する位置に配線42が設けられている。このため、本実施例の第2変形例に係る固体撮像装置は、隣接するフォトダイオードの感度が同一となり、撮像
画像の隣接する画素の明るさを被写体からの光量に応じたものとすることができる。
また、本実施例の第2変形例に係る固体撮像装置は、他の効果においても本実施例に係る固体撮像装置と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例においては、半導体基板としてシリコン基板を例に挙げて説明したが、これに限られない。
また、本実施例においては、ゲート配線19および配線20を層間絶縁膜35とは屈折率が異なる材料により形成しているが、ゲート配線19および配線20の材料は、これに限られない。例えば、ゲート配線19および配線20を金属により形成し、ゲート配線19および配線20に入射する光を鏡面反射することによっても、本実施例において説明したものと同様の効果を得ることができる。
更に、本実施例においては、MOSトランジスタのゲート配線として実質的に機能しない配線を配線20、42として設けているが、配線20、42は、このようにMOSトランジスタのゲート配線として実質的に機能しない配線である必要はない。読み出しトランジスタ2のゲート配線とフォトダイオードを介して対向する位置に、増幅トランジスタ3やリセットトランジスタ5などのゲート配線をフォトダイオードに隣接して設けることによっても、本実施例と同様の効果を得ることができる。
更に、本実施例においては、配線20、42がリセット線10に接続された場合を示したが、この配線20、42は、読み出し線6や水平アドレス線9に接続されてもよいし、電源または半導体基板と同電位にしてもよい。しかしながら、以下の理由により、配線20、42はリセット線10に接続することが望ましい。
配線20、42を読み出し線6に接続した場合、フォトダイオード17、40から信号を読み出すときに、読み出しゲート(ゲート配線19、41)と反対側の電極(配線20、42)にもハイレベルが印加されることとなり、フォトダイオード17、40からの読み出しが阻害され、残像特性が劣化する可能性がある。また、配線20、42を水平アドレス線9に接続した場合、ソースフォロワ回路を用いて信号を読み出すときに、配線20、42がハイレベルになってしまい、不安定になりやすい。画素で発生する雑音を低減するためには、なるべく不安定な信号を減らすべきである。これに対して、リセット線10は接地状態であり、電圧として安定している。このため、配線20、42をリセット線10に接続した場合、信号を読み出すときに配線20、42にハイレベルが印加されることがない。
(適用例)
本実施例に係る固体撮像装置においては、様々な適用例が可能である。この適用例の一つとして、本実施例に係る固体撮像装置を適用した電子カメラについて図8を参照しながら説明する。図8は、本実施例に係る固体撮像装置を適用した電子カメラの構成を示すブロック図である。
カメラレンズ43は被写体像を取り込む光学系である。MOSセンサ44は、カメラレンズ43で結像された光学像を画素単位でその光学像の光量に対応した電気信号に変換する固体撮像装置である。このMOSセンサ44に、本実施例に係る固体撮像装置を適用することができる。撮像回路45は、MOSセンサ44で得られた電気信号を画素単位でアナログ電圧信号に変換する。撮像回路45で変換されたアナログ電圧信号はノイズキャンセル回路46に入力される。ノイズキャンセル回路46は、撮像回路45の出力特性のばらつきをキャンセルする回路である。ノイズキャンセル回路46の出力信号は、電圧信号のゲインを調整するAGC回路(図示せず)、および、レベルが揃えられた電圧信号をク
ランプするクランプ回路(図示せず)を介してA/D変換回路47に入力される。A/D変換回路47は、例えば、クランプ後のアナログ電圧信号を1サンプル値が10ビットからなるデジタルデータに変換し、このデジタルデータを出力する。
タイミング制御回路48は、システムの動作の基本となるタイミングをとるタイミングパルス(システムクロック信号)を生成する。タイミング発生回路49は、タイミング制御回路48が生成したタイミングパルスに同期してMOSセンサ44、撮像回路45、ノイズキャンセル回路46およびA/D変換回路47の駆動制御を行う。信号処理回路50はシェーディング補正回路を具備している。シェーディング補正回路は、A/D変換回路47から入力されたデジタルデータに対してシェーディング補正を行う。また、信号処理回路50は、シェーディング補正回路の他に、例えば、色分離回路、ガンマ補正回路、ホワイトクリップ回路、ブラッククリップ回路およびニー回路などを具備しており、入力されたデジタルデータに対して必要に応じた信号処理をほどこす。更に、信号処理回路50は、必要に応じて色バランスなどの処理をほどこす。出力回路51は、信号処理回路50により信号処理されたデジタルデータを出力する。D/A変換回路52は、出力回路51から入力されたデジタルデータをアナログ信号に変換する。
続いて、シェーディング補正回路が行うシェーディング補正について説明する。シェーディング補正とは、MOSセンサ44の単位セルの感度がイメージエリア内での単位セルの位置に依存することから撮像画像の端部に位置する画素の信号強度が弱くなった信号波形を、単位セルの感度を均一とした場合の信号波形に変換する処理である。このシェーディング補正は、MOSセンサ44により得られた信号波形が放物線形状であると仮定して演算を行う。すなわち、信号波形f´(X)が以下の式で表される放物線であると仮定する。ここで、X0は信号強度が最も強い画素の画素位置であり、αは放物線の性質を表す係数である。
f´(X)=f(X)+α×f(X0)×(X−X02
本発明の実施例に係る固体撮像装置を適用した電子カメラにおけるシェーディング補正後の信号波形を示す図9に示す。ここでは、撮像画像の水平方向にシェーディング補正を行う場合を例に挙げて説明する。横軸は撮像画像の水平方向に隣接して並んだ画素の位置を示し、縦軸は画素の信号強度を示している。また、シェーディング補正前の信号波形を実線で示し、シェーディング補正後の信号波形を破線で示している。
以上に説明したように、本発明の実施例に係る固体撮像装置は、カメラレンズ37の光軸に対して対称に位置する単位セルの感度が略同一となる。このため、本実施例に係る固体撮像装置により得られる信号波形は、撮像画像の中心部に位置する画素を頂点とした放物線形状となる。よって、信号波形を放物線形状と仮定することにより効果的にシェーディング補正を行うことができ、図9に示すように撮像画像の全体において画素の信号強度を一定にすることができる。
このように、本発明の実施例に係る固体撮像装置を電子カメラに適用すると、効果的にシェーディング補正を行うことができ、撮像画像の端部に写った被写体が薄暗くなるという問題を防止することができる。
なお、以上の適用例においては、撮像画像の水平方向にシェーディング補正を行う場合を例に挙げて説明しているが、シェーディング補正を行う方向は水平方向に限られない。例えば、撮像画像の垂直方向にシェーディング補正を行ってもよい。
本発明は、実施段階ではその要旨を変更しない範囲で種々に変形することが可能である。
以上、詳述したように、本発明に係る固体撮像装置および電子カメラの特徴をまとめると以下の通りになる。
本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上部に設けられたフォトダイオードと、前記半導体基板の上部において前記フォトダイオードに離間して設けられた拡散層と、前記フォトダイオードと前記拡散層との間において前記半導体基板の上にゲート絶縁膜を介して設けられたゲート配線と、前記半導体基板の上において前記フォトダイオードを介して前記ゲート配線と対向する位置に、前記フォトダイオードに隣接して設けられた配線とを具備することを特徴としている。
また、本発明に係る固体撮像装置は、前記半導体基板、前記ゲート配線および前記配線の上に設けられた層間絶縁膜と、前記フォトダイオードの上に前記層間絶縁膜を介して設けられたマイクロレンズとを更に具備し、前記ゲート配線の前記フォトダイオードに隣接する側の側面と前記配線の前記フォトダイオードに隣接する側の側面とが、前記フォトダイオードを介して互いに対向する前記半導体基板の上面からの同一高さ位置において、前記マイクロレンズの光軸との距離が等しくなるように設けられたことを特徴としている。
更に、本発明に係る固体撮像装置は、前記第1および第2のゲート配線が、前記層間絶縁膜とは屈折率が異なる材料により形成されていることを特徴としている。
更に、本発明に係る固体撮像装置は、前記第1および第2のゲート配線が、金属により形成されていることを特徴としている。
更に、本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上部に設けられた第1のフォトダイオードと、前記半導体基板の上部において前記第1のフォトダイオードに離間して設けられた拡散層と、前記第1のフォトダイオードと前記拡散層との間において前記半導体基板の上に第1のゲート絶縁膜を介して設けられた第1のゲート配線と、前記半導体基板の上において前記第1のフォトダイオードを介して前記第1のゲート配線と対向する位置に、前記第1のフォトダイオードに隣接して設けられた第1の配線と、前記半導体基板の上部において前記拡散層を介して前記第1のフォトダイオードと対向する位置に、前記拡散層に離間して設けられた第2のフォトダイオードと、前記第2のフォトダイオードと前記拡散層との間において前記半導体基板の上に第2のゲート絶縁膜を介して設けられた第2のゲート配線と、前記半導体基板の上において前記第2のフォトダイオードを介して前記第2のゲート配線と対向する位置に、前記第2のフォトダイオードに隣接して設けられた第2の配線とを具備することを特徴としている。
更に、本発明に係る固体撮像装置は、前記半導体基板、前記第1のゲート配線、前記第2のゲート配線、前記第1の配線および前記第2の配線の上に設けられた層間絶縁膜と、前記第1のフォトダイオードの上に前記層間絶縁膜を介して設けられた第1のマイクロレンズと、前記第2のフォトダイオードの上に前記層間絶縁膜を介して設けられた第2のマイクロレンズとを更に具備し、前記第1のゲート配線の前記第1のフォトダイオードに隣接する側の側面と前記第1の配線の前記第1のフォトダイオードに隣接する側の側面とが、前記第1のフォトダイオードを介して互いに対向する前記半導体基板の上面からの同一高さ位置において、前記第1のマイクロレンズの光軸との距離が等しくなるように設けられ、前記第2のゲート配線の前記第2のフォトダイオードに隣接する側の側面と前記第2の配線の前記第2のフォトダイオードに隣接する側の側面とが、前記第2のフォトダイオードを介して互いに対向する前記半導体基板の上面からの同一高さ位置において、前記第2のマイクロレンズの光軸との距離が等しくなるように設けられたことを特徴としている。
更に、本発明に係る固体撮像装置は、前記第1乃至4のゲート配線が、前記層間絶縁膜とは屈折率が異なる材料により形成されていることを特徴としている。
更に、本発明に係る固体撮像装置は、前記第1乃至4のゲート配線が、金属により形成されていることを特徴としている。
更に、本発明に係る電子カメラは、被写体から光学像を受光し、この光学像を所定位置に導く光学系と、前記所定位置に導かれた光学像を画素単位で前記光学像の光量に対応した電気信号に光電変換する固体撮像装置を有する画像処理手段と、前記画像処理手段の出力に対してシェーディング補正を行う信号加工手段とを具備し、前記固体撮像装置が上記した固体撮像装置であることを特徴としている。
本発明の実施例に係る固体撮像装置の回路構成を示す回路図。 本発明の実施例に係る固体撮像装置の単位セルの構造を示す平面図。 本発明の実施例に係る固体撮像装置の単位セルの構造を示す断面図。 本発明の実施例に係る固体撮像装置の単位セルにおける入射光の進行経路を示す図。 本発明の実施例に係る固体撮像装置の単位セルの感度を示す図。 本発明の実施例の第1変形例に係る固体撮像装置の単位セルの構造を示す平面図。 本発明の実施例の第2変形例に係る固体撮像装置の単位セルの構造を示す平面図。 本発明の実施例に係る固体撮像装置を適用した電子カメラの構成を示すブロック図。 本発明の実施例に係る固体撮像装置を適用した電子カメラにおけるシェーディング補正後の信号波形を示す図。 従来の固体撮像装置の単位セルの構造を示す断面図。 従来の固体撮像装置の単位セルにおける入射光の進行経路を示す図。
符号の説明
1、17、40…フォトダイオード
2…読み出しトランジスタ
3…増幅トランジスタ
4…アドレストランジスタ
5…リセットトランジスタ
6…読み出し線
7…垂直信号線
8…垂直シフトレジスタ
9…水平アドレス線
10…リセット線
11…負荷トランジスタ
12…水平シフトレジスタ
13…選択トランジスタ
14…水平信号線
15…アンプ
16、23、28…素子領域
18、25、26、30…ドレイン
19、20、22、27、31、41…ゲート配線
20、42…配線
21…ジャンプ配線
24、29…ソース
32…シリコン基板
33、34…シリコン酸化膜
35…層間絶縁膜
36…マイクロレンズ
37、43…カメラレンズ
38、39…凸部
44…MOSセンサ
45…撮像回路
46…ノイズキャンセル回路
47…A/D変換回路
48…タイミング制御回路
49…タイミング発生回路
50…信号処理回路
51…出力回路
52…D/A変換回路

Claims (4)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上部に設けられた第1のフォトダイオードと、
    前記半導体基板の上部において前記第1のフォトダイオードから離間して設けられた拡散層と、
    前記第1のフォトダイオードと前記拡散層との間において前記半導体基板の上に第1のゲート絶縁膜を介して設けられた第1のゲート配線と、
    前記半導体基板の上において前記第1のフォトダイオードを介して前記第1のゲート配線と対向する位置に、前記第1のフォトダイオードに隣接して設けられた第1の配線と、
    前記半導体基板の上部において前記拡散層を介して前記第1のフォトダイオードと対向する位置に、前記拡散層から離間して設けられた第2のフォトダイオードと、
    前記第2のフォトダイオードと前記拡散層との間において前記半導体基板の上に第2のゲート絶縁膜を介して設けられた第2のゲート配線と、
    前記半導体基板の上において前記第2のフォトダイオードを介して前記第2のゲート配線と対向する位置に、前記第2のフォトダイオードに隣接して設けられた第2の配線とを具備することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1の配線は、前記第1のフォトダイオードの一部を覆うように前記半導体基板の上に設けられ、
    前記第2の配線は、前記第2のフォトダイオードの一部を覆うように前記半導体基板の上に設けられていることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記半導体基板、前記第1のゲート配線、前記第2のゲート配線、前記第1の配線および前記第2の配線の上に設けられた層間絶縁膜と、
    前記第1のフォトダイオードの上に前記層間絶縁膜を介して設けられた第1のマイクロレンズと、
    前記第2のフォトダイオードの上に前記層間絶縁膜を介して設けられた第2のマイクロレンズとを更に具備し、
    前記第1のゲート配線の前記第1のフォトダイオードに隣接する側の側面と前記第1の配線の前記第1のフォトダイオードに隣接する側の側面とが、前記第1のフォトダイオードを介して互いに対向する前記半導体基板の上面からの同一高さ位置において、前記第1のマイクロレンズの光軸との距離が等しくなるように設けられ、
    前記第2のゲート配線の前記第2のフォトダイオードに隣接する側の側面と前記第2の配線の前記第2のフォトダイオードに隣接する側の側面とが、前記第2のフォトダイオードを介して互いに対向する前記半導体基板の上面からの同一高さ位置において、前記第2のマイクロレンズの光軸との距離が等しくなるように設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 被写体から光学像を受光し、この光学像を所定位置に導く光学系と、
    前記所定位置に導かれた光学像を画素単位で前記光学像の光量に対応した電気信号に光電変換する固体撮像装置を有する画像処理手段と、
    前記画像処理手段の出力に対してシェーディング補正を行う信号加工手段とを具備し、
    前記固体撮像装置が請求項1乃至3のいずれか1項記載の固体撮像装置であることを特徴とする電子カメラ。
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