JP4212184B2 - Plasma display device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイ装置の製造方法に係わり、特に、発光効率の向上等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大型で、かつ平面型のカラー表示装置として、AC面放電型プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称する。)が期待されている。
一般に、AC面放電型PDPの多くは、3電極構造を採用しており、この種のPDPは、2枚の基板(即ち、ガラス基板から成る前面基板および背面基板)が所定間隙を介して対向配置されている。
表示面としての前面基板の内面(背面基板と対向する面)には、互いに対となっている複数の行電極が形成されており、行電極対は誘電体により覆われている。
背面基板には、蛍光体が塗布された複数の列電極が形成されており、この列電極は、誘電体に覆われることもある。
ここで、表示面側から見て、一つの行電極対と一つの列電極の交差部が放電セルとなっている。
両基板間には、放電ガス(He,Ne,Xe,Ar等の混合ガスを用いるのが一般的)が封入されており、電極間に印加する電圧パルスによって放電を起こして、励起された放電ガスから発生する紫外線を蛍光体によって可視光に変換する。
カラー表示の場合には、通常3種のセルを一組として1画素を構成する。
行電極は、主たる表示発光のための維持放電を行なうので維持放電電極と称す。
前記した3電極構造のAC面放電型PDPは、例えば、日本国特許2731480号明細書、日本国特許2756053号明細書、日本国特許2621832明細書号、あるいは、米国特許5661500号明細書等に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記したプラズマディスプレイ装置のPDP、とりわけカラーPDPの輝度は年々向上しているが、CRT(陰極線管)の輝度に比べれば、PDPの輝度は未だ低く、PDPの輝度とパネル発光効率の向上が強く要望されている。
特に、コンピュータ端末用途に用いられるプラズマディスプレイ装置では、高解像度化のために放電空間が狭く、放電効率が小さくなるので、これにより、PDPのパネル発光効率が低下し、さらなる輝度、パネル発光効率の向上が望まれている。
さらに、PDPでは、隣接放電セル間での干渉があり、この点の改善も強く要望されている。
一般に、蛍光体層の厚みを増加させることで、その紫外線吸収率および可視光反射率を増加させて、輝度を向上させることができる。
しかし、蛍光体層の厚みを増加させると書き込み放電電圧(書き込み放電を生成させるのに必要な行電極対の一方と列電極との間の電圧)が増加し、PDPの駆動が困難になるという問題があった。
この書き込み放電電圧を下げる従来技術として、例えば、特開平8−339766号公報に記載されているように、列電極の位置を工夫したものが知られている。
しかしながら、前記公知例では、書き込み放電が隣接放電セルへ影響することは考慮されていない。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、プラズマディスプレイ装置において、プラズマディスプレイパネルの発光効率を向上させ、かつ隣接放電セル間の干渉を少なくすることが可能となる技術を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記プラズマディスプレイ装置を簡潔に製造できる製造方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板上に設けられる第1および第2の電極と、前記第2の基板上に設けられる蛍光体層と、前記第2の基板上で、前記蛍光体層の下側に設けられる第3の電極とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置であって、前記プラズマディスプレイパネルは、前記蛍光体層の層厚が零、あるいは他の部分よりも薄い部分で、前記第3の電極を含む領域に位置する第1の部分を有し、前記第1の部分は、前記第1の電極と第3の電極との間で放電を発生させる場合に、最初に放電が開始される部分であることを特徴とする。
また、本発明は、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板上に設けられる第1および第2の電極と、前記第2の基板上に設けられる蛍光体層と、前記第2の基板上で、前記蛍光体層の下側に設けられる第3の電極とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置であって、前記プラズマディスプレイパネルは、前記第1および第2の基板の互いに対向する面間の距離が、他の部分よりも短い部分で、前記第3の電極を含む領域に位置する第1の部分を有し、前記第1の部分は、前記第1の電極と第3の電極との間で放電を発生させる場合に、最初に放電が開始される部分であることを特徴とする。
また、本発明は、第1の基板と、第2の基板と、前記第1の基板上に設けられる第1および第2の電極と、前記第2の基板上に設けられる蛍光体層と、前記第2の基板上で、前記蛍光体層の下側に設けられる第3の電極とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置であって、前記プラズマディスプレイパネルは、2次電子放出効率が他の部分よりも高い部分で、前記第3の電極を含む領域に位置する第1の部分を有し、前記第1の部分は、前記第1の電極と第3の電極との間で放電を発生させる場合に、最初に放電が開始される部分であることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の部分が、少なくとも前記第2の基板の前記第1の基板と対向する面に、2次電子放出効率が他の部分よりも高い高2次電子放出層を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の部分における、前記第1および第2の基板の互いに対向する面間の距離が、前記第1の部分以外の部分における、前記第1および第2の基板の互いに対向する面間の距離よりも短いことを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の部分が誘電体層を有し、前記誘電体層の前記第3の電極の延長方向の長さの最大値をL1、前記誘電体層の高さの最大値をL2とするとき、L2/L1<5を満足することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の部分が導体層を有し、前記導体層の前記第3の電極の延長方向の長さの最大値をL3、前記導体層の高さの最大値をL4とするとき、L4/L3<5を満足することを特徴とする。
また、本発明は、前記プラズマディスプレイパネルが、マトリクス状に配置される複数の放電セルを有し、前記第1の部分は、各放電セル内に設けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1の部分が、各放電セル内で、前記第1の電極と第2の電極との間の領域に設けられることを特徴とする。
また、本発明は、前記第1および第2の電極が、前記第1および第2の電極の延長方向と直交する方向に設けられ、突起部を有する突起状電極を有し、前記突起部は、前記第1および第2の電極の延長方向に所定の間隙を保って対向することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1および第2の電極の突起状電極が、2個以上の突起部を有し、前記第1の部分の少なくとも一部は、前記突起部の間に位置することを特徴とする。
また、本発明は、第1の基板と、第2の基板と、前記第2の基板上に設けられる第3の電極と、前記第2の基板上で前記第3の電極間の領域に設けられる隔壁と、前記第2の基板上で前記隔壁間の、前記第3の電極の一部を含む領域に設けられる誘電体層とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置の製造方法であって、前記第3の電極が形成されている第2の基板上に、前記誘電体層の高さに1層目の誘電体層を形成する工程と、前記1層目の誘電体層上で前記第3の電極の一部を含む領域に、前記誘電体層のパターンを持つ第1のマスクを形成する工程と、前記1層目の誘電体層および第1のマスク上に、前記隔壁の高さに2層目の誘電体層を形成する工程と、前記2層目の誘電体層上で前記第3の電極間の領域に、前記隔壁のパターンを持つ第2のマスクを形成する工程と、前記第1および第2のマスクで覆われる1層目および2層目の誘電体層を残して、前記1層目および2層目の誘電体層を除去する工程と、前記第1および第2のマスクを除去し、前記隔壁および誘電体層を形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0006】
[実施の形態1]
(本実施の形態の基本構造と動作の説明)
図2は、本発明が適用されるPDPの構造の一部を示す分解斜視図である。
図2に示すPDPは、ガラス基板から成る前面基板1と背面基板2とを貼り合わせて一体化したものであり、赤(R)、緑(G)、青(B)の各蛍光体層12を背面基板2側に形成した反射型のPDPである。
前面基板1は、背面基板2との対向面上に一定の距離を隔てて平行に形成される一対の維持電極4を有する。
この一対の維持電極4は、透明なX電極(本発明の第2の電極)5と、透明なY電極(本発明の第1の電極、走査電極とも称する。)6とで構成される。
また、X電極5には、透明電極の導電性を補うための不透明のXバス電極(9−1)が、Y電極6には、透明電極の導電性を補うための不透明のYバス電極(9−2)がそれぞれ積層併設して設けられる。
これらX電極5、Y電極6、Xバス電極(9−1)、およびYバス電極(9−2)は、図2の矢印D2の方向に延長して設けられる。
通常、X電極5、Y電極6の放電間隙Ldgは放電開始電圧が高くならないように狭く、隣接間隙Lngは隣接放電セルとの誤放電を防止するように広く設計される。
また、X電極5、Y電極6、Xバス電極(9−1)およびYバス電極(9−2)は、AC駆動のための誘電体層7により被覆され、この誘電体層7上には酸化マグネシウム(MgO)から成る保護層8が設けられる。
酸化マグネシウム(MgO)は、耐スパッタ性、二次電子放出係数が高いため、誘電体層7を保護し、放電開始電圧を低下させる働きをする。
一方、背面基板2は、前面基板1との対向面上に、前面基板1のX電極5およびY電極6と直角に立体交差するアドレス電極(本発明の第3の電極、以下、単に、A電極と称する。)10を有し、このA電極10は、誘電体層(本発明の第2基板側誘電体層)13により被覆される。
このA電極10は、図2の矢印D1の方向(本発明の第2方向)に延長して設けられる。
なお、A電極10は、誘電体層13により被覆されない場合もある。
誘電体層13上には、放電の拡がりを防止(放電の領域を規定)するためにA電極10間を仕切る縦隔壁(リブ)11が設けられる。
この縦隔壁11間の溝面を被覆する形で、赤、緑、青に発光する各蛍光体層12が、順次ストライプ状に塗布される。
前記X電極5、Y電極6、Xバス電極(9−1)、およびYバス電極(9−2)から構成される維持電極対4と、A電極10との交差部が1つの放電セルに対応しており、放電セルは二次元状に配列されている。
カラー表示の場合には、赤、緑、青色蛍光体が塗布された3種の放電セルを一組として1画素を構成する。
【0007】
図3は、図2に示す矢印D1の方向から見たPDPの断面構造を示す要部断面図であり、画素の最小単位である放電セル1個を示している。
同図に示すように、A電極10は、2つの縦隔壁11の中間に位置し、前面基板1、背面基板2、および縦隔壁11に囲まれた放電空間には、放電ガス(He,Ne,Xe,Ar等の混合ガスを用いるのが一般的)3が数百Torr以上の圧力で封入されている。
なお、放電空間は、縦隔壁11により空間的に区切られることもあるし、縦隔壁11と前面基板1の放電空間側面との間に間隙を設け空間的に連続にすることもある。
【0008】
図4は、図2に示す矢印D2の方向からみたPDPの断面構造を示す要部断面図であり、画素の最小単位である放電セル1個を示している。
同図において、放電セルの境界は概略点線で示す位置であり、また、15は電子、16は正イオン、17は正壁電荷、18は負壁電荷を示す。
なお、電子15、正イオン16、正壁電荷17、および負壁電荷18は、PDPの駆動の中のある時点での電荷の状態を表わしているものであり、その電荷配置に特別な意味は無い。
図4は、例として、Y電極6に負の電圧を、A電極10とX電極5に(相対的に)正の電圧を印加して放電が発生、終了した時点を、模式的に表している。
この結果、Y電極6とX電極5の間の放電を開始するための補助となる壁電荷の形成(これを書き込みと称する。)が行われている。
この状態で、Y電極6とX電極5との間に適当な逆の電圧を印加すると、誘電体層7(および保護層8)を介して両電極の間の放電空間で放電が起こり、放電終了後、Y電極6とX電極5の印加電圧を逆にすると、新たに放電が発生する。これを繰り返すことにより継続的に放電を形成できる(これを維持放電または表示放電と呼ぶ。)。
【0009】
図5は、本実施の形態のプラズマディスプレイ装置の概略構成を示すブロック図である。
なお、この図5に示すプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイモジュールの一例の概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、プラズマディスプレイモジュール303は、PDP300と、映像信号処理回路302と、駆動回路301とで構成される。
駆動回路301は、PDP300の長辺側に設けられるA電極(図2の10)を駆動する選択ドライバ312、PDP300の短辺側に設けられるY電極(図2の6)を駆動する走査ドライバ313、Y電極(図2の6)に放電維持パルスを印加するY維持パルス回路314、X電極(図2の5)に放電維持パルスを印加するX維持パルス回路315、および各部を制御する制御回路311で構成される。
プラズマディスプレイモジュール303は、外部から入力される映像信号を受取り、これを以下に説明するような手順でPDPの駆動信号に変換してPDPを駆動する。
【0010】
図6は、図2に示すPDPに1枚の画を表示するのに要する1TVフィールド期間の動作を示す図である。
図6(A)はタイムチャートを示し、図6(A)の(I)に示すように1TVフィールド期間40は、複数の異なる発光回数を持つサブフィールド(41〜48)に分割されている。
この各サブフィールド毎の発光と非発光の選択により階調を表現する。
各サブフィールドは、図6(A)の(II)に示すように、放電セル内の電荷を初期化する予備放電期間49、発光放電セルを規定する書き込み放電期間50、発光表示期間51から構成される。
図6(B)は、図6(A)の書き込み放電期間50において、A電極10、X電極5、およびY電極6に印加される電圧波形を示す図である。
波形52は、書き込み放電期間50内に、1本のA電極10に印加される電圧波形、波形53はX電極5に印加される電圧波形、54,55はi番目と(i+1)番目のY電極6の印加される電圧波形であり、それぞれの電圧をV0,V1,V2(V)とする。
図6(B)に示すように、i行目のY電極6に、スキャンパルス56が印加された時、電圧V0のA電極10との交点に位置するセルでは、Y電極6とA電極10の間に書き込み放電が起こり、グランド電位のA電極10との交点に位置するセルでは書き込み放電は起こらない。
Y電極の(i+1)行目にスキャンパルス57が印加された場合も同様である。
このように、書き込み放電期間50において、Y電極6にはスキャンパルスが1回印加され、A電極10にはスキャンパルスに対応して発光放電セルではV0、非発光放電セルでは接地(グランド)電位となる。
書き込み放電が起こった放電セルでは、放電で生じた電荷(壁電荷)がX電極5、Y電極6を覆う保護膜8の表面に形成され、X電極5、Y電極6間に壁電圧Vw(V)が発生する。
この壁電荷の有無が、次に続く発光表示期間51での維持放電の有無を決定する。
図6(C)は、図6(A)の発光表示期間51の間に維持電極であるX電極5とY電極6との間に一斉に印加される電圧パルスを示す。
X電極5には電圧波形58が、Y電極6には電圧波形59が印加される。
どちらも同じ極性の電圧V3(V)のパルスが交互に印加されることにより、X電極5とY電極6との間の相対電圧は反転を繰り返す。
印加電圧V3は、書き込み放電による壁電圧の有無で維持放電の有無が決まるように設定される。
書き込み放電が起こった放電セルの1番目の電圧パルスにおいて、放電が起り逆極性の壁電荷がある程度蓄積するまで放電は続く。
この放電の結果、蓄積された壁電圧は2番目の反転した電圧パルスを支援する方向に働き、再び放電が起こる。
3番目のパルス以降も同様である。
このように、書き込み放電を起こした放電セルのX電極5とY電極6との間には、印加電圧パルス数分の維持放電が起こり、維持放電により放出される紫外線により蛍光体層12発光し、逆に、書き込み放電を起こさなかった放電セルでは発光しない。
この場合に、各放電セルの発光の階調は、維持放電による発光回数で表現され、各サブフィールドの発光期間における発光/非発光の選択により制御される。
【0011】
(本実施の形態の特徴的構造)
図1は、本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を示す要部断面図である。
同図(a)は、図2に示す矢印D2の方向から見た1個の放電セルの構造を示す要部断面図であり、同図(b)は、同図(a)のA−A’線に沿った断面を示す要部断面図である。
なお、同図(b)は、図2に示す矢印D1の方向から見た1個の放電セルの一部分の構造を示す要部断面図である。
図1に示すように、本実施の形態では、A電極10を覆う誘電体層13上における、Y電極6とYバス電極(9−2)との重なっている領域(本発明の第1の部分)に、突起状の誘電体層20を設け、この突起状の誘電体層20および誘電体層13上に蛍光体層12を設けたことを特徴とする。
これにより、本実施の形態では、第1の部分における誘電体層13の層厚が実質的に厚くされ、また、第1の部分における蛍光体層12の層厚が他の部分より薄くされている。
この結果として、第1の部分以外の部分では、放電ガス3の厚み(保護層8と蛍光体層12との間の距離)、および蛍光体層12の層厚が厚くなっている。
なお、この突起状の誘電体層20は、縦隔壁11を形成するのと同様な方法によって形成され、その誘電率は誘電体層13と同じである。
また、突起状の誘電体層20は、図1(b)に示すように、縦隔壁11間に、A電極10と直交する方向に帯状に設けられているが、これは製造上の都合によるもので、A電極10の幅程度に広がっていれば十分である。
以下に、本実施の形態のPDPの具体的寸法を示す。
本実施の形態のPDPは42インチVGAパネルであり、放電セルのA電極10の延長方向のサイズは1080μm、維持電極対4の延長方向のサイズは360μmである。
突起状の誘電体層20の層厚は70μmであり、この突起状の誘電体層20を覆う部分の蛍光体層12の層厚は10μmである。
突起状の誘電体層20以外の大部分において、蛍光体層12の層厚は30μm、放電ガス3の厚みは170μm、縦隔壁11の高さは200μmである。
これに対して、従来のPDPの放電セルでは、蛍光体層12の層厚は20μm、放電ガス3の厚みは120μm、縦隔壁11の高さは140μmであった。
【0012】
本実施の形態のPDPの駆動方法は、図6に示す方法と基本的に同じであるが、書き込み放電において特徴的な現象が生じる。
即ち、第1の部分(突起状の誘電体層20の部分)では、放電ガス3の層が他の部分より薄いために電界が強く、A電極10とY電極6との間の書き込み放電が局所的に生じる。
また、この第1の部分では、蛍光体層12の層厚が他の部分よりも薄いことも放電を起こしやすくしている。
したがって、この第1の部分は、Y電極6とA電極10との間での書き込み放電時に、最初に放電を起こす部分となるばかりでなく、この第1の部分以外の構成が従来のPDPの放電セルと同じであれば、書き込み放電時の放電電圧を従来よりも低減することができる。
また、書き込み放電の放電電圧を、従来のPDPと同じにすれば、書き込み放電時の放電電圧を増大させずに、第1の部分以外の領域の蛍光体層12の厚みを増加、あるいは、放電空間(保護層8と蛍光体層12との間の距離)を増加させることが可能となる。
このように、本実施の形態では、第1の部分以外の部分で、従来のものより蛍光体層12の層厚と放電ガス3の厚みを厚くできるので、従来のものよりも、維持放電の発光効率を1.5倍高く、また、発光輝度を1.4倍高くすることができる。
さらに、書き込み放電時の放電開始位置を局所化できるので、隣接表示セル間での干渉を少なくすることができ、これに起因するPDP画面上のちらつきも減少させることが可能となる。
また、本実施の形態では、突起状の誘電体層20のA電極10の延長方向の長さは30μmであるが、突起状の誘電体層20による電界集中の効果を維持するためには、突起状の誘電体層20の大きさは、突起状の誘電体層20のA電極10の延長方向の長さの最大値をL1、前記突起状の誘電体層20の高さの最大値をL2とするとき、L2/L1<5が最適である。
なお、本実施の形態において、突起状の誘電体層20は必ずしも必要ではなく、この第1の部分の蛍光体層12の膜厚が、突起状の誘電体層20以外の部分よりも薄くなっていればよい。
【0013】
一般に、蛍光体層12の膜厚を薄くすると、Y電極6とA電極10との間での書き込み放電が起こり易くなり、書き込み放電時の放電開始位置を局所化できるので、図7に示すように、この第1の部分の蛍光体層12、突起状の誘電体層20を取り除いて、第1の部分を、蛍光体層12に設けた貫通孔24形状としてもよい。
図7に示すPDPは42インチVGAパネルであり、貫通孔24以外の大部分において、蛍光体層12の層厚は30μm、放電ガス3の厚みは120μm、縦隔壁11の高さは150μmである。
これに対して、従来のPDPの放電セルでは、蛍光体層12の層厚は20μm、放電ガス3の厚みは120μm、縦隔壁11の高さは140μmであった。
図7に示すPDPの駆動方法は、図6に示す方法と基本的に同じであるが、書き込み放電において特徴的な現象が生じる。
即ち、第1の部分(蛍光体層12に設けた貫通孔24の部分)では、蛍光体層12の層が他の部分より薄い(無い)ために、A電極10とY電極6との間の書き込み放電が妨げられず、A電極10とY電極6との間の書き込み放電が局所的に生じる。
この場合に、A電極10とY電極6との間の書き込み放電の放電電圧は、従来のものと同じである。
したがって、図7に示すPDPにおいても、書き込み放電時の放電電圧を従来のものよりも低減、あるいは、書き込み放電時の放電電圧を増大させずに、第1の部分以外の領域の蛍光体層12の厚みを増加、あるいは、放電空間を増加させることができる。
このように、図7に示すPDPでは、第1の部分以外の部分で、従来のものより蛍光体層12の層厚を厚くできるので、従来のものよりも、維持放電の発光効率を1.2倍高く、また、発光輝度を1.2倍高くすることができる。
さらに、書き込み放電時の放電開始位置を局所化できるので、隣接表示セル間での干渉を少なくすることができ、これに起因するPDP画面上のちらつきも減少させることが可能となる。
また、図7に示すPDPでは、蛍光体層12に設けた貫通孔24のA電極10の延長方向の長さは30μmであるが、書き込み放電時の放電電圧を下げる効果を十分に発揮させるためには、蛍光体層12に設けた貫通孔24の大きさは、蛍光体層12に設けた貫通孔24のA電極10の延長方向の長さの最大値をL5、前記蛍光体層12に設けた貫通孔24の深さをL6とするとき、L6/L5<3が最適である。
【0014】
また、第1の部分における、保護層8と蛍光体層12との間の距離を他の部分より短くした場合にも、Y電極6とA電極10との間での書き込み放電が起こり易くなり、書き込み放電時の放電開始位置を局所化することが可能である。
なお、本実施の形態では、突起状の誘電体層20を、誘電体層13上の、Y電極6とYバス電極(9−2)との重なっている領域に設けるようにしている。
これは、維持放電時の電界分布の妨げにならないようにするためのものであり、書き込み放電時の放電電圧を従来よりも低減するためであれば、突起状の誘電体層20は、1放電セル内の任意の位置、例えば、維持電極対4間の領域内、あるいは、維持電極対4間の領域外に設けてもよい。
但し、隣接表示セル間での干渉を最小にするためには、突起状の誘電体層20が放電セルの中央にあるのが望ましく、また、維持放電時の電界分布の妨げにならない位置あるのが望ましい。
【0015】
図8は、本実施の形態のPDPの他の例の製造方法の一例を説明するための図である。
この図8に示すPDPは、突起状の誘電体層20がドット状に形成される点で、図1に示すPDPと相違する。
以下、図8に示すPDPの背面基板の製造方法を説明する。
始めに、背面基板2上にフォトリソグラフィ技術によりA電極10を形成し、その上に、一様に誘電体層13を形成する。
次に、誘電体層13上に、縦隔壁および誘電体層形成用の誘電体層(以下、単に、第1のリブ材料と称する。)25を、印刷等の手法により、突起状の誘電体層20の高さに一様に形成する(図8の(a)参照)。
次に、第1のリブ材料25上に、第1のマスク材26を印刷等の手法により形成する(図8の(b)参照)。
この場合に、この第1のマスク材26のパターンは、突起状の誘電体層20のパターンと一致しており、この第1のマスク材26は後述するサンドブラスト処理におけるストッパの働きをする。
次に、第1のリブ材料25および第1のマスク材26上に、縦隔壁形成用の誘電体層(以下、単に、第2のリブ材料と称する。)27を、印刷等の手法により、縦隔壁11の高さに一様に形成し、その後、第2のリブ材料27上に、第2のマスク材28を印刷等の手法により形成する(図8の(c)参照)。
この場合に、この第2のマスク材28のパターンは、縦隔壁11のパターンと一致している。
次に、サンドブラスト法により、第1のマスク26および第2のマスク28で覆われる第1のリブ材料25および第2のリブ材料27を残して、第1のリブ材料25および第2のリブ材料27を除去する(図8の(d)参照)。
次に、第1のマスク26および第2のマスク28を除去した後、焼成して、誘電体層13上に縦隔壁11および突起状の誘電体層20を形成する(図8の(e)参照)。
その後、蛍光体層12を印刷等の手法により形成する(図示せず)。
図8に示す製造方法によれば、高さの異なる縦隔壁11および突起状の誘電体層20を一度のサンドブラスト処理で形成でき、二度のサンドブラスト処理で形成する場合よりもスループットを向上させ、製造コストを低減させることが可能である。
【0016】
[実施の形態2]
図9は、本発明の実施の形態2のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を示す要部断面図である。
同図(a)は、図2に示す矢印D2の方向から見た1個の放電セルの構造を示す要部断面図であり、同図(b)は、同図(a)のA−A’線に沿った断面を示す要部断面図である。
なお、同図(b)は、図2に示す矢印D1の方向から見た1個の放電セルの一部分の構造を示す要部断面図である。
本実施の形態のPDPは、突起状の誘電体層20に代えて、ドット状に設けられる突起状の導体層21を設けた点で、前記実施の形態1のPDPと相違する。
また、本実施の形態では、突起状の導体層21および誘電体層13の上に、誘電体層22がさらに設けられている。
したがって、この突起状の導体層21は、A電極10と電気的に接続されておらず、フローティングの状態にある。
本実施の形態のPDPでは、A電極10を覆う誘電体層13の上に突起状の導体層21を設け、この部分でA電極10から放電ガス3の層に向かう電界を強調している。
この結果として、この第1の部分以外の部分において、放電ガス3の厚みおよび蛍光体層12の層厚が厚くなっている。
なお、誘電体層22は、突起状の導体層21と蛍光体層12との化学反応を防止するために設けたものであり、材料の組み合わせによっては、この誘電体層22は不要である。
本実施の形態のPDPにおいて、突起状の導体層21の厚さ(高さ)は70μmであり、これを覆う部分の蛍光体層12の層厚は10μmである。
この突起状の導体層21の部分を除いた残りの大部分において、蛍光体層12の層厚は30μm、放電ガス3の厚みは170μm、縦隔壁11の高さは200μmである。
これに対して、従来のPDPの放電セルでは、蛍光体層12の層厚は20μm、放電ガス3の厚みは120μm、縦隔壁11の高さは140μmであった。
【0017】
本実施の形態のPDPの駆動方法は、図6に示す方法と基本的に同じであるが、書き込み放電において特徴的な現象が生じる。
即ち、第1の部分(突起状の導体層21の部分)では、放電ガス3の厚みが他の部分より薄いために電界が強く、A電極10とY電極6との間の書き込み放電が局所的に生じる。
また、この第1の部分で、蛍光体層12の層厚が他の部分より薄いことも放電を起こし易くしている。
この場合に、A電極10とY電極6との間の書き込み放電の放電電圧は、従来のものと同じである。
したがって、本実施の形態のPDPにおいても、書き込み放電時の放電電圧を従来のものよりも低減、あるいは、書き込み放電時の放電電圧を増大させずに、第1の部分以外の領域の蛍光体層12の厚みを増加、あるいは、放電空間を増加をさせることができる。
このように、本実施の形態のPDPでは、第1の部分以外の部分で、従来のものより放電ガス3の厚みと蛍光体層12の層厚を厚くできるので、従来のものよりも、維持放電の発光効率を1.5倍高く、また、発光輝度を1.4倍高くすることができる。
さらに、書き込み放電時の放電開始位置を局所化できるので、隣接表示セル間での干渉を少なくすることができ、これに起因するPDP画面上のちらつきも減少させることが可能となる。
また、突起状の導体層21のA電極10の延長方向の長さが30μmであるが、突起状の導体層21による電界集中の効果を維持するために、突起状の導体層21の大きさは、突起状の導体層21のA電極10の延長方向の長さの最大値をL3、突起状の導体層21の高さの最大値をL4とするとき、L4/L3<5が最適である。
なお、突起状の導体層21は、前記実施の形態1と同様、1放電セル内の任意の位置、例えば、維持電極対4間の領域内、あるいは、維持電極対4間の領域外に設けてもよい。
但し、隣接表示セル間での干渉を最小にするためには、突起状の導体層21が放電セルの中央にあるのが望ましく、また、維持放電時の電界分布の妨げにならない位置あるのが望ましい。
【0018】
[実施の形態3]
図10は、本発明の実施の形態3のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を示す要部断面図である。
同図(a)は、図2に示す矢印D2の方向から見た1個の放電セルの構造を示す要部断面図であり、同図(b)は、同図(a)のA−A’線に沿った断面を示す要部断面図である。
なお、同図(b)は、図2に示す矢印D1の方向から見た1個の放電セルの一部分の構造を示す要部断面図である。
本実施の形態のPDPは、ドット状に設けられる突起状の誘電体層20上の蛍光体層12に代えて高2次電子放出材23を設けた点で、前記実施の形態1のPDPと相違する。
このため、本実施の形態では、突起状の誘電体層20および誘電体層13の上に、高2次電子放出材23が設けられ、この高2次電子放出材23上で、前記突起状の誘電体層20上の高2次電子放出材23が露出する以外の部分に、蛍光体層12が設けられている。
なお、突起状の誘電体層20は、高2次電子放出材23にパターンニングを施さないで、前記したような部分的露出状態にするために設けたものであり、一様な厚さの蛍光体層12の上にパターンニングを施した高2次電子放出材23を設けるようにしてもよい。
本実施の形態のPDPは42インチVGAパネルであり、高2次電子放出材(本実施の形態では、酸化マグネシウム(MgO))23の層厚は0.2μmであり、突起状の誘電体層20の層厚は40μmである。
高2次電子放出材23の露出部を除いた残りの大部分において、蛍光体層12の層厚は20μm、放電ガス3の厚みは150μm、縦隔壁11の高さは170μmである。
これに対して、従来のPDPの放電セルでは、蛍光体層12の層厚は20μm、放電ガス3の厚みは120μm、縦隔壁11の高さは140μmであった。
【0019】
本実施の形態のPDPの駆動方法は、図6に示す方法と基本的に同じであるが、書き込み放電において特徴的な現象が生じる。
即ち、第1の部分(高2次電子放出材23が露出する部分)では、2次電子がより多く放出されるため、A電極10とY電極6との間の書き込み放電が局所的に生じる。
また、第1の部分は、突起状の誘電体層20によって、A電極10とY電極6との間の電界が強められていることも、書き込み放電を起こり易くしている。
この場合に、A電極10とY電極6との間の書き込み放電の放電電圧は、従来のものと同じである。
本実施の形態のPDPにおいても、書き込み放電時の放電電圧を従来のものよりも低減、あるいは、書き込み放電時の放電電圧を増大させずに、第1の部分以外の領域の蛍光体層12の厚みを増加、あるいは、放電空間を増加をさせることができる。
このように、本実施の形態のPDPでは、第1の部分以外の部分で、従来のものより放電ガス3の厚みを厚くできるので、従来のものよりも、維持放電の発光効率を1.2倍高く、また、発光輝度を1.1倍高くすることができる。
さらに、書き込み放電時の放電開始位置を局所化できるので、隣接表示セル間での干渉を少なくすることができ、これに起因するPDP画面上のちらつきも減少させることが可能となる。
なお、突起状の誘電体層20は、1放電セル内の任意の位置、例えば、維持電極対4間の領域内、あるいは、維持電極対4間の領域外に設けてもよい。
但し、隣接表示セル間での干渉を最小にするためには、突起状の誘電体層20が放電セルの中央にあるのが望ましく、また、維持放電時の電界分布の妨げにならない位置あるのが望ましい。
【0020】
[実施の形態4]
図11は、本発明の実施の形態4のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を示す要部断面図である。
同図(a)は、図2に示す矢印D2の方向から見た1個の放電セルの構造を示す要部断面図であり、同図(b)は、同図(a)のA−A’線に沿った断面を示す要部断面図である。
なお、同図(b)は、図2に示す矢印D1の方向から見た1個の放電セルの一部分の構造を示す要部断面図である。
本実施の形態のPDPは、ドット状に設けられる突起状の導体層21がA電極10と電気的に接続されている点で、前記実施の形態2のPDPと相違する。
このため、本実施の形態では、A電極10の上に突起状の導体層21が設けられ、A電極10および突起状の導体層21上に誘電体層13が設けられている。
本実施の形態のPDPでは、A電極10を覆う誘電体層13の上に突起状の導体層21を設け、この部分でA電極10から放電ガス3の層に向かう電界を強調している。
この結果として、この第1の部分(突起状の導体層21の部分)以外の部分において、放電ガス3の厚みおよび蛍光体層12の層厚が厚くなっている。
なお、誘電体層13の層厚はほぼ一様である。
本実施の形態のPDPにおいて、突起状の導体層21の厚さ(高さ)は70μmであり、これを覆う部分の蛍光体層12の層厚は10μmである。
この突起状の導体層21の部分を除いた残りの大部分において、蛍光体層12の層厚は30μm、放電ガス3の厚みは170μm、縦隔壁11の高さは200μmである。
これに対して、従来のPDPの放電セルでは、蛍光体層12の層厚は20μm、放電ガス3の厚みは120μm、縦隔壁11の高さは140μmであった。
【0021】
本実施の形態のPDPの駆動方法は、図6に示す方法と基本的に同じであるが、書き込み放電において特徴的な現象が生じる。
即ち、第1の部分(突起状の導体層21の部分)では、放電ガス3の厚みが他の部分より薄いために電界が強く、A電極10とY電極6との間の書き込み放電が局所的に生じる。
また、この第1の部分で、蛍光体層12の層厚が他の部分より薄いことも放電を起こし易くしている。
この場合に、A電極10とY電極6との間の書き込み放電の放電電圧は、従来のものと同じである。
したがって、本実施の形態のPDPにおいても、書き込み放電時の放電電圧を従来のものよりも低減、あるいは、書き込み放電時の放電電圧を増大させずに、第1の部分以外の領域の蛍光体層12の厚みを増加、あるいは、放電空間を増加をさせることができる。
このように、本実施の形態のPDPでは、第1の部分以外の部分で、従来のものより放電ガス3の厚みと蛍光体層12の層厚を厚くできるので、従来のものよりも、維持放電の発光効率を1.5倍高く、また、発光輝度を1.4倍高くすることができる。
さらに、書き込み放電時の放電開始位置を局所化できるので、隣接表示セル間での干渉を少なくすることができ、これに起因するPDP画面上のちらつきも減少させることが可能となる。
また、突起状の導体層21のA電極10の延長方向の長さが30μmであるが、突起状の導体層21による電界集中の効果を維持するために、突起状の導体層21の大きさは、突起状の導体層21のA電極10の延長方向の長さの最大値をL3、突起状の導体層21の高さの最大値をL4とするとき、L4/L3<5が最適である。
なお、突起状の導体層21は、前記実施の形態1と同様、1放電セル内の任意の位置、例えば、維持電極対4間の領域内、あるいは、維持電極対4間の領域外に設けてもよい。
但し、隣接表示セル間での干渉を最小にするためには、突起状の導体層21が放電セルの中央にあるのが望ましく、また、維持放電時の電界分布の妨げにならない位置あるのが望ましい。
【0022】
[実施の形態5]
図12は、本発明の実施の形態4のプラズマディスプレイ装置のPDPの構造を示す図であり、図2に示す矢印D3の方向から見た1個の放電セルの構造を示す図である。
本実施の形態のPDPは、X電極5とY電極6の形状が前記実施の形態1のPDPと相違する。
本実施の形態では、X電極5が、Xバス電極(9−1)に積層併設されておらず、X電極5が、Xバス電極(9−1)から、Xバス電極(9−1)の延長方向に直交する方向に突出する突出電極形状とされ、同じく、Y電極6が、Yバス電極(9−2)に積層併設されておらず、Y電極6が、Yバス電極(9−2)から、Yバス電極(9−2)の延長方向に直交する方向に突出する突出電極形状とされる。
また、X電極5は、複数(図2では2個)の突起部30を、また、Y電極6は、複数(図2では2個)の突起部31を有する。
ここで、この突起部30と突起部31とは、Xバス電極(9−1)(あるいは、Yバス電極(9−2))の延長方向に所定の間隙を保って対向している。
さらに、突起部30、および突起部31の間に、誘電体突起部33が設けられる。
なお、この誘電体突起部33は、前記実施の形態1の帯状の突起状の誘電体層20で構成される。
本実施の形態のような電極配置の場合に、X電極5とY電極6との間の維持放電は、突起部30と突起部31との間の領域32において、縦隔壁11と直角の方向に生じる。
しかしながら、本実施の形態のような電極配置の場合の問題点は、A電極10とY電極6との間の書き込み放電によって形成された維持放電のための壁電荷が領域32以外の部分に生じてしまうことである。
即ち、従来のもののように、A電極10とY電極6との間の書き込み放電を局所的に起こすための構成が第2基板2側にない場合には、Y電極6のYバス電極(9−2)に最も壁電荷が形成され、前記したような縦隔壁に直角な方向の維持放電が安定しない。
しかしながら、本実施の形態では、維持電極対4に対して、A電極10とY電極6との間の書き込み放電を局所的に起こさせる構造(突起部30、および突起部31の間に設けられる誘電体突起部33)を設けたことにより、A電極10とY電極6との間の書き込み放電時に、X電極5の突起部31とY電極6の突起部30のみに壁電荷を形成することが可能となる。
これにより、これら突起部(30,31)のみを含む領域32で安定な維持放電を実現することができた。
また、本実施の形態の電極配置の場合には、不透明なXバス電極(9−1)およびYバス電極(9−2)による遮蔽効果が小さいので、発光効率を向上させることも可能となる。
なお、本実施の形態では、蛍光体層12の層厚が他の部分より薄くなっている誘電体突起部33に対向する部分における維持放電時の発光効率が若干低下する。
この対策として、維持電極対4の部分を少し削り込み面積を減らして放電を小さくしたので、発光効率が低下するのを防止することができた。
また、誘電体突起部33を放電セルのほぼ中央に設けたので、A電極10とY電極6との間の書き込み放電によって生じる隣接放電セル間の干渉(クロストーク)をより少なくすることができた。
また、誘電体突起部33を、維持電極対4の間隔、即ち、放電ギャップ部に対向する部分に設けたので、A電極10とY電極6との間の書き込み放電時の壁電荷の形成がより局所化され、隣接放電セル間の干渉(クロストーク)をさらに少なくすることができた。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)本発明によれば、プラズマディスプレイパネルの発光輝度、および発光効率を向上させることが可能となる。
(2)本発明によれば、プラズマディスプレイパネルにおいて、隣接放電セル間の干渉を少なくすることができ、プラズマディスプレイパネルに表示される画像の画質を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイの構造を示す要部断面図である。
【図2】本発明が適用されるプラズマディスプレイパネルの構造の一部を示す分解斜視図である。
【図3】図2に示す矢印D1の方向から見たプラズマディスプレイパネルの断面構造を示す要部断面図である。
【図4】図2に示す矢印D2の方向からみたプラズマディスプレイパネルの断面構造を示す要部断面図である。
【図5】本実施の形態のプラズマディスプレイ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図2に示すプラズマディスプレイパネルに1枚の画を表示するのに要する1TVフィールド期間の動作を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイの他の例の構造を示す要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1のプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイの他の例の背面基板の製造方法を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態2のプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す要部断面図である。
【図10】本発明の実施の形態3のプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す要部断面図である。
【図11】本発明の実施の形態4のプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す要部断面図である。
【図12】本発明の実施の形態4のプラズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイパネルの構造を示す図である。
【符号の説明】
1…第1基板、2…第2基板、3…放電ガス、4…維持電極対、5…X電極、6…Y電極(走査電極)、7,13,22…誘電体層、8…保護層、9−1…Xバス電極、9−2…Yバス電極、10…A電極、11…隔壁、12…蛍光体層、15…電子、16…正イオン、17…正壁電荷、18…負壁電荷、20…突起状の誘電体層、21…突起状の導体層、23…高2次電子放出材、24…蛍光体層12に設けられた貫通孔、25,27…リブ材料、26,28…マスク材、30…Y電極6の突起部、31…X電極の突起部、32…維持放電領域、33…誘電体突起部、40…TVフィールド、41〜48…サブフィールド、49…予備放電期間、50…書き込み放電期間、51…発光表示期間、300…プラズマディスプレイパネル、301…駆動回路、302…映像信号処理回路、303…プラズマディスプレイモジュール、311…制御回路、312…選択ドライバ、313…走査ドライバ、314…Y維持パルス回路、315…X維持パルス回路。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a plasma display device and a method for manufacturing the plasma display device, and more particularly to a technique effective when applied to an improvement in luminous efficiency.
[0002]
[Prior art]
In recent years, an AC surface discharge type plasma display panel (hereinafter referred to as “PDP”) is expected as a large and flat color display device.
In general, many AC surface discharge type PDPs employ a three-electrode structure. In this type of PDP, two substrates (that is, a front substrate and a rear substrate made of a glass substrate) face each other with a predetermined gap therebetween. Is arranged.
A plurality of row electrodes that are paired with each other are formed on the inner surface of the front substrate as the display surface (the surface facing the rear substrate), and the row electrode pairs are covered with a dielectric.
A plurality of column electrodes coated with phosphors are formed on the back substrate, and the column electrodes may be covered with a dielectric.
Here, when viewed from the display surface side, the intersection of one row electrode pair and one column electrode is a discharge cell.
A discharge gas (usually using a mixed gas of He, Ne, Xe, Ar, etc.) is enclosed between the two substrates, and the discharge is excited by causing a discharge by a voltage pulse applied between the electrodes. Ultraviolet light generated from the gas is converted into visible light by a phosphor.
In the case of color display, one pixel is usually composed of a set of three types of cells.
The row electrode is referred to as a sustain discharge electrode because it performs a sustain discharge for main display light emission.
The AC surface discharge type PDP having the above-mentioned three-electrode structure is described in, for example, Japanese Patent No. 2731480, Japanese Patent No. 2756053, Japanese Patent No. 2621832, or US Pat. No. 5,661,500. Has been.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The brightness of the plasma display device PDP, especially the color PDP, has been improved year by year. However, the brightness of the PDP is still lower than that of the CRT (cathode ray tube), and the brightness of the PDP and the panel luminous efficiency are strongly improved. It is requested.
In particular, in a plasma display device used for a computer terminal application, the discharge space is narrowed and the discharge efficiency is reduced for higher resolution, so that the panel light emission efficiency of the PDP is lowered, and further luminance and panel light emission efficiency are reduced. Improvement is desired.
Further, in the PDP, there is interference between adjacent discharge cells, and there is a strong demand for improvement in this respect.
In general, by increasing the thickness of the phosphor layer, it is possible to increase its ultraviolet absorption rate and visible light reflectance, thereby improving the luminance.
However, when the thickness of the phosphor layer is increased, the write discharge voltage (voltage between one of the row electrode pair and the column electrode necessary for generating the write discharge) increases, and it becomes difficult to drive the PDP. There was a problem.
As a conventional technique for reducing the write discharge voltage, for example, a technique in which the position of the column electrode is devised as described in JP-A-8-339766 is known.
However, the known example does not consider that the write discharge affects the adjacent discharge cells.
The present invention has been made to solve the problems of the prior art, and an object of the present invention is to improve the luminous efficiency of a plasma display panel and to prevent interference between adjacent discharge cells in a plasma display device. It is to provide a technique that can be reduced.
Another object of the present invention is to provide a manufacturing method capable of simply manufacturing the plasma display device.
The above and other objects and novel features of the present invention will become apparent from the description of this specification and the accompanying drawings.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Of the inventions disclosed in this application, the outline of typical ones will be briefly described as follows.
That is, the present invention includes a first substrate, a second substrate, first and second electrodes provided on the first substrate, a phosphor layer provided on the second substrate, A plasma display device comprising a plasma display panel having a third electrode provided on the second substrate and below the phosphor layer, wherein the plasma display panel is a layer of the phosphor layer. The first portion is a portion having a thickness of zero or thinner than other portions and located in a region including the third electrode, and the first portion includes the first electrode and the third electrode. When a discharge is generated between the first and second discharges, the discharge is started first.
The present invention also includes a first substrate, a second substrate, first and second electrodes provided on the first substrate, a phosphor layer provided on the second substrate, A plasma display device comprising a plasma display panel having a third electrode provided on the second substrate and below the phosphor layer, wherein the plasma display panel includes the first and second plasma display panels. A distance between the opposing surfaces of the substrate is shorter than other portions, and includes a first portion located in a region including the third electrode, wherein the first portion is the first portion When a discharge is generated between the first electrode and the third electrode, the discharge is started first.
The present invention also includes a first substrate, a second substrate, first and second electrodes provided on the first substrate, a phosphor layer provided on the second substrate, A plasma display device comprising a plasma display panel having a third electrode provided on the second substrate and below the phosphor layer, wherein the plasma display panel has a secondary electron emission efficiency. A first portion located in a region including the third electrode at a higher portion than the other portion, and the first portion is discharged between the first electrode and the third electrode. In this case, the discharge is started first.
According to the present invention, a high secondary electron emission layer having a higher secondary electron emission efficiency than that of the other part is provided on at least a surface of the second substrate facing the first substrate. It is characterized by having.
In the present invention, the distance between the opposing surfaces of the first and second substrates in the first portion may be such that the distance between the first and second substrates in the portion other than the first portion is the same. It is characterized by being shorter than the distance between the faces facing each other.
In the present invention, the first portion has a dielectric layer, the maximum length of the dielectric layer in the extending direction of the third electrode is L1, and the maximum height of the dielectric layer is When the value is L2, L2 / L1 <5 is satisfied.
According to the present invention, the first portion has a conductor layer, the maximum length of the conductor layer in the extending direction of the third electrode is L3, and the maximum height of the conductor layer is L4. In this case, L4 / L3 <5 is satisfied.
The present invention is also characterized in that the plasma display panel has a plurality of discharge cells arranged in a matrix, and the first portion is provided in each discharge cell.
Further, the present invention is characterized in that the first portion is provided in a region between the first electrode and the second electrode in each discharge cell.
In the present invention, the first and second electrodes are provided in a direction orthogonal to the extending direction of the first and second electrodes, and have a protruding electrode having a protruding portion. The first and second electrodes are opposed to each other with a predetermined gap in the extending direction.
According to the present invention, the protruding electrodes of the first and second electrodes have two or more protruding portions, and at least a part of the first portion is located between the protruding portions. It is characterized by.
Further, the present invention provides a first substrate, a second substrate, a third electrode provided on the second substrate, and a region between the third electrodes on the second substrate. And a dielectric layer provided in a region including a part of the third electrode between the partition walls on the second substrate, and a method for manufacturing a plasma display device. Forming a first dielectric layer at a height of the dielectric layer on the second substrate on which the third electrode is formed; and on the first dielectric layer, Forming a first mask having a pattern of the dielectric layer in a region including a part of the third electrode; and forming the partition wall on the first dielectric layer and the first mask. A step of forming a second dielectric layer at a height, and the third electrode on the second dielectric layer. Forming a second mask having the partition pattern in the region, and leaving the first and second dielectric layers covered by the first and second masks, And a step of removing the second dielectric layer, and a step of removing the first and second masks to form the partition walls and the dielectric layer.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
Note that components having the same function are denoted by the same reference symbols throughout the drawings for describing the embodiment, and the repetitive description thereof will be omitted.
[0006]
[Embodiment 1]
(Description of basic structure and operation of this embodiment)
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a part of the structure of the PDP to which the present invention is applied.
The PDP shown in FIG. 2 is obtained by bonding and integrating a
The
The pair of sustain electrodes 4 includes a transparent X electrode (second electrode of the present invention) 5 and a transparent Y electrode (also referred to as first electrode of the present invention, or scan electrode) 6.
The
These
Usually, the discharge gap Ldg between the
The
Magnesium oxide (MgO) has a high sputtering resistance and a high secondary electron emission coefficient, and thus functions to protect the
On the other hand, the
The
The
On the
The phosphor layers 12 that emit red, green, and blue light are sequentially applied in stripes so as to cover the groove surfaces between the
The intersection of the sustain electrode pair 4 composed of the
In the case of color display, one pixel is constituted by a set of three types of discharge cells coated with red, green, and blue phosphors.
[0007]
FIG. 3 is a main part sectional view showing a sectional structure of the PDP viewed from the direction of the arrow D1 shown in FIG. 2, and shows one discharge cell which is the minimum unit of the pixel.
As shown in the figure, the
The discharge space may be spatially divided by the
[0008]
FIG. 4 is a principal part sectional view showing a sectional structure of the PDP as viewed from the direction of the arrow D2 shown in FIG. 2, and shows one discharge cell which is the minimum unit of the pixel.
In the figure, the boundary of the discharge cell is a position indicated by a dotted line, and 15 is an electron, 16 is a positive ion, 17 is a positive wall charge, and 18 is a negative wall charge.
The
FIG. 4 schematically shows, as an example, a time point when a discharge occurs and ends when a negative voltage is applied to the
As a result, the formation of wall charges (referred to as writing) is performed to assist in starting the discharge between the
In this state, when an appropriate reverse voltage is applied between the
[0009]
FIG. 5 is a block diagram showing a schematic configuration of the plasma display device of the present embodiment.
The plasma display device shown in FIG. 5 is a block diagram showing a schematic configuration of an example of a plasma display module.
As shown in the figure, the plasma display module 303 includes a
The drive circuit 301 includes a
The plasma display module 303 receives a video signal input from the outside, converts it into a PDP drive signal according to the procedure described below, and drives the PDP.
[0010]
FIG. 6 is a diagram showing an operation during one TV field period required to display one image on the PDP shown in FIG.
6A shows a time chart. As shown in FIG. 6A, the
A gradation is expressed by selecting light emission and non-light emission for each subfield.
Each subfield includes a
FIG. 6B is a diagram showing voltage waveforms applied to the
A
As shown in FIG. 6B, when a
The same applies when the
In this manner, in the
In the discharge cell in which the write discharge has occurred, charges (wall charges) generated by the discharge are formed on the surface of the
The presence or absence of this wall charge determines the presence or absence of the sustain discharge in the light
FIG. 6C shows voltage pulses applied simultaneously between the
A
In both cases, the pulses of the voltage V3 (V) having the same polarity are alternately applied, whereby the relative voltage between the
The applied voltage V3 is set so that the presence or absence of the sustain discharge is determined by the presence or absence of the wall voltage due to the write discharge.
In the first voltage pulse of the discharge cell in which the write discharge has occurred, the discharge continues and discharge continues until wall charges having a reverse polarity are accumulated to some extent.
As a result of this discharge, the accumulated wall voltage acts in a direction to support the second inverted voltage pulse and discharge occurs again.
The same applies to the third and subsequent pulses.
Thus, a sustain discharge for the number of applied voltage pulses occurs between the
In this case, the gradation of light emission of each discharge cell is expressed by the number of times of light emission by the sustain discharge, and is controlled by selection of light emission / non-light emission in the light emission period of each subfield.
[0011]
(Characteristic structure of this embodiment)
FIG. 1 is a cross-sectional view of the main part showing the structure of the PDP of the plasma display device according to the first embodiment of the present invention.
2A is a cross-sectional view of the main part showing the structure of one discharge cell viewed from the direction of arrow D2 shown in FIG. 2, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. It is principal part sectional drawing which shows the cross section along a line.
FIG. 2B is a cross-sectional view of the main part showing the structure of a part of one discharge cell viewed from the direction of the arrow D1 shown in FIG.
As shown in FIG. 1, in the present embodiment, the region where the
Thereby, in the present embodiment, the layer thickness of the
As a result, the thickness of the discharge gas 3 (distance between the
The protruding
Further, as shown in FIG. 1B, the projecting
Below, the specific dimension of PDP of this Embodiment is shown.
The PDP of this embodiment is a 42-inch VGA panel, and the size of the discharge
The projecting
In most parts other than the projecting
In contrast, in the conventional PDP discharge cell, the
[0012]
The driving method of the PDP in this embodiment is basically the same as the method shown in FIG. 6, but a characteristic phenomenon occurs in the write discharge.
That is, in the first portion (the portion of the projecting dielectric layer 20), the electric field is strong because the layer of the
Further, in the first portion, the fact that the
Therefore, the first portion is not only a portion that first causes a discharge at the time of the write discharge between the
Further, if the discharge voltage of the write discharge is the same as that of the conventional PDP, the thickness of the
As described above, in the present embodiment, the thickness of the
Furthermore, since the discharge start position at the time of write discharge can be localized, interference between adjacent display cells can be reduced, and flicker on the PDP screen due to this can be reduced.
In the present embodiment, the length of the protruding
In the present embodiment, the protruding
[0013]
In general, when the thickness of the
The PDP shown in FIG. 7 is a 42-inch VGA panel, and in most parts other than the through-
In contrast, in the conventional PDP discharge cell, the
The PDP driving method shown in FIG. 7 is basically the same as the method shown in FIG. 6, but a characteristic phenomenon occurs in the write discharge.
That is, in the first portion (the portion of the through-
In this case, the discharge voltage of the write discharge between the
Therefore, also in the PDP shown in FIG. 7, the
As described above, in the PDP shown in FIG. 7, the
Furthermore, since the discharge start position at the time of write discharge can be localized, interference between adjacent display cells can be reduced, and flicker on the PDP screen due to this can be reduced.
In the PDP shown in FIG. 7, the length in the extending direction of the
[0014]
In addition, even when the distance between the
In the present embodiment, the protruding
This is to prevent the electric field distribution during the sustain discharge from being hindered. If the discharge voltage during the write discharge is to be reduced as compared with the conventional case, the projecting
However, in order to minimize the interference between adjacent display cells, it is desirable that the protruding
[0015]
FIG. 8 is a diagram for explaining an example of the manufacturing method of another example of the PDP of the present embodiment.
The PDP shown in FIG. 8 is different from the PDP shown in FIG. 1 in that the protruding
Hereinafter, a method for manufacturing the rear substrate of the PDP shown in FIG. 8 will be described.
First, the
Next, a vertical barrier rib and a dielectric layer for forming a dielectric layer (hereinafter simply referred to as a first rib material) 25 are formed on the
Next, a
In this case, the pattern of the
Next, a dielectric layer (hereinafter simply referred to as a second rib material) 27 for forming vertical barrier ribs is formed on the
In this case, the pattern of the
Next, the
Next, after removing the
Thereafter, the
According to the manufacturing method shown in FIG. 8, the
[0016]
[Embodiment 2]
FIG. 9 is a cross-sectional view of the main part showing the structure of the PDP of the plasma display device according to the second embodiment of the present invention.
2A is a cross-sectional view of the main part showing the structure of one discharge cell viewed from the direction of arrow D2 shown in FIG. 2, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. It is principal part sectional drawing which shows the cross section along a line.
FIG. 2B is a cross-sectional view of the main part showing the structure of a part of one discharge cell viewed from the direction of the arrow D1 shown in FIG.
The PDP of the present embodiment is different from the PDP of the first embodiment in that a protruding
In the present embodiment, a
Therefore, the protruding
In the PDP of the present embodiment, a protruding
As a result, in portions other than the first portion, the thickness of the
The
In the PDP of the present embodiment, the thickness (height) of the protruding
In most of the remaining portions excluding the protruding
In contrast, in the conventional PDP discharge cell, the
[0017]
The driving method of the PDP in this embodiment is basically the same as the method shown in FIG. 6, but a characteristic phenomenon occurs in the write discharge.
That is, in the first portion (the portion of the protruding conductor layer 21), since the
Further, in the first part, the fact that the
In this case, the discharge voltage of the write discharge between the
Therefore, also in the PDP of the present embodiment, the phosphor layer in a region other than the first portion is reduced without reducing the discharge voltage at the time of writing discharge compared to the conventional one or increasing the discharge voltage at the time of writing discharge. The thickness of 12 can be increased, or the discharge space can be increased.
As described above, in the PDP according to the present embodiment, the thickness of the
Furthermore, since the discharge start position at the time of write discharge can be localized, interference between adjacent display cells can be reduced, and flicker on the PDP screen due to this can be reduced.
The length of the protruding
The protruding
However, in order to minimize the interference between adjacent display cells, it is desirable that the protruding
[0018]
[Embodiment 3]
FIG. 10 is a cross-sectional view of the main part showing the structure of the PDP of the plasma display device according to the third embodiment of the present invention.
2A is a cross-sectional view of the main part showing the structure of one discharge cell viewed from the direction of arrow D2 shown in FIG. 2, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. It is principal part sectional drawing which shows the cross section along a line.
FIG. 2B is a cross-sectional view of the main part showing the structure of a part of one discharge cell viewed from the direction of the arrow D1 shown in FIG.
The PDP of the present embodiment is different from the PDP of the first embodiment in that a high secondary
Therefore, in the present embodiment, a high secondary
The projecting
The PDP of the present embodiment is a 42-inch VGA panel, and the layer thickness of the high secondary electron emitting material (magnesium oxide (MgO) in this embodiment) 23 is 0.2 μm, and the protruding dielectric layer The layer thickness of 20 is 40 μm.
In most of the remaining portion excluding the exposed portion of the high secondary
In contrast, in the conventional PDP discharge cell, the
[0019]
The driving method of the PDP in this embodiment is basically the same as the method shown in FIG. 6, but a characteristic phenomenon occurs in the write discharge.
That is, in the first portion (the portion where the high secondary
In addition, the first portion also has an electric field between the
In this case, the discharge voltage of the write discharge between the
Also in the PDP of the present embodiment, the discharge voltage at the time of write discharge is lower than that of the conventional one, or the
Thus, in the PDP according to the present embodiment, the thickness of the
Furthermore, since the discharge start position at the time of write discharge can be localized, interference between adjacent display cells can be reduced, and flicker on the PDP screen due to this can be reduced.
The protruding
However, in order to minimize the interference between adjacent display cells, it is desirable that the protruding
[0020]
[Embodiment 4]
FIG. 11 is a cross-sectional view of the main part showing the structure of the PDP of the plasma display device according to the fourth embodiment of the present invention.
2A is a cross-sectional view of the main part showing the structure of one discharge cell viewed from the direction of arrow D2 shown in FIG. 2, and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. It is principal part sectional drawing which shows the cross section along a line.
FIG. 2B is a cross-sectional view of the main part showing the structure of a part of one discharge cell viewed from the direction of the arrow D1 shown in FIG.
The PDP of the present embodiment is different from the PDP of the second embodiment in that the protruding
Therefore, in the present embodiment, the protruding
In the PDP of the present embodiment, a protruding
As a result, the thickness of the
The layer thickness of the
In the PDP of the present embodiment, the thickness (height) of the protruding
In most of the remaining portions excluding the protruding
In contrast, in the conventional PDP discharge cell, the
[0021]
The driving method of the PDP in this embodiment is basically the same as the method shown in FIG. 6, but a characteristic phenomenon occurs in the write discharge.
That is, in the first portion (the portion of the protruding conductor layer 21), since the
Further, in the first part, the fact that the
In this case, the discharge voltage of the write discharge between the
Therefore, also in the PDP of the present embodiment, the phosphor layer in a region other than the first portion is reduced without reducing the discharge voltage at the time of writing discharge compared to the conventional one or increasing the discharge voltage at the time of writing discharge. The thickness of 12 can be increased, or the discharge space can be increased.
As described above, in the PDP according to the present embodiment, the thickness of the
Furthermore, since the discharge start position at the time of write discharge can be localized, interference between adjacent display cells can be reduced, and flicker on the PDP screen due to this can be reduced.
The length of the protruding
The protruding
However, in order to minimize the interference between adjacent display cells, it is desirable that the protruding
[0022]
[Embodiment 5]
FIG. 12 is a view showing the structure of the PDP of the plasma display device according to the fourth embodiment of the present invention, and is a view showing the structure of one discharge cell viewed from the direction of the arrow D3 shown in FIG.
The PDP in the present embodiment is different from the PDP in the first embodiment in the shapes of the
In the present embodiment, the
Further, the
Here, the
Furthermore, a
The
In the case of the electrode arrangement as in the present embodiment, the sustain discharge between the
However, the problem in the case of the electrode arrangement as in the present embodiment is that wall charges for the sustain discharge formed by the write discharge between the
That is, unlike the conventional case, when there is no configuration for locally causing the write discharge between the
However, in the present embodiment, a structure that causes write discharge between the
As a result, stable sustain discharge could be realized in the
Further, in the case of the electrode arrangement of the present embodiment, since the shielding effect by the opaque X bus electrode (9-1) and Y bus electrode (9-2) is small, the light emission efficiency can be improved. .
In the present embodiment, the luminous efficiency at the time of sustain discharge slightly decreases in the portion facing the
As a countermeasure, since the discharge is reduced by slightly cutting the portion of the sustain electrode pair 4 to reduce the discharge area, it is possible to prevent the light emission efficiency from being lowered.
In addition, since the
In addition, since the
Although the invention made by the present inventor has been specifically described based on the above-described embodiment, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. Of course.
[0023]
【The invention's effect】
The effects obtained by the representative ones of the inventions disclosed in the present application will be briefly described as follows.
(1) According to the present invention, it is possible to improve the light emission luminance and the light emission efficiency of the plasma display panel.
(2) According to the present invention, in the plasma display panel, interference between adjacent discharge cells can be reduced, and the image quality of an image displayed on the plasma display panel can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part showing a structure of a plasma display of a plasma display device in accordance with a first exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a part of the structure of a plasma display panel to which the present invention is applied.
3 is a cross-sectional view of a principal part showing a cross-sectional structure of the plasma display panel as viewed from a direction of an arrow D1 shown in FIG.
4 is a cross-sectional view of the principal part showing the cross-sectional structure of the plasma display panel as viewed from the direction of arrow D2 shown in FIG. 2;
FIG. 5 is a block diagram showing a schematic configuration of the plasma display device of the present embodiment.
6 is a diagram showing an operation in a 1 TV field period required to display one image on the plasma display panel shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 7 is a cross-sectional view of relevant parts showing the structure of another example of the plasma display of the plasma display device in accordance with the first exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a view for explaining a method of manufacturing the back substrate of another example of the plasma display of the plasma display device in accordance with the first exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view of the main part showing the structure of the plasma display panel of the plasma display device in accordance with the second exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a cross-sectional view of the main part showing the structure of the plasma display panel of the plasma display device in accordance with the third exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view of the main part showing the structure of the plasma display panel of the plasma display device in accordance with the fourth exemplary embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a diagram showing a structure of a plasma display panel of a plasma display device in accordance with a fourth exemplary embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
第2の基板と、
前記第1の基板上に設けられる第1および第2の電極と、
前記第2の基板上に設けられる第3の電極と、
前記第2の基板上で前記第3の電極上に設けられる蛍光体層とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置であって、
前記第2の基板上で前記第3の電極と前記蛍光体層との間に形成され、前記第1の基板側に突出する第1の部分を有し、
前記第1の部分は、誘電体層で構成され、
前記第1の部分は、放電ガスの厚みが他の部分よりも薄く、且つ、前記蛍光体層の層厚が零、あるいは他の部分よりも薄く、前記第1の電極と第3の電極との間で放電を発生させる場合に最初に放電が開始される部分であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。A first substrate;
A second substrate;
First and second electrodes provided on the first substrate;
A third electrode provided on the second substrate;
A plasma display device comprising a plasma display panel having a phosphor layer provided on the third electrode on the second substrate,
A first portion formed between the third electrode and the phosphor layer on the second substrate and protruding toward the first substrate;
The first portion is composed of a dielectric layer;
In the first portion, the thickness of the discharge gas is thinner than the other portion, and the thickness of the phosphor layer is zero or thinner than the other portion, and the first electrode, the third electrode, A plasma display apparatus, wherein a discharge is first started when a discharge is generated between the two.
第2の基板と、
前記第1の基板上に設けられる第1および第2の電極と、
前記第2の基板上に設けられる第3の電極と、
前記第2の基板上で前記第3の電極上に設けられる蛍光体層とを有するプラズマディスプレイパネルを具備するプラズマディスプレイ装置であって、
前記第2の基板上で前記第3の電極と前記蛍光体層との間に形成され、前記第1の基板側に突出する第1の部分を有し、
前記第1の部分は、導体層と、前記導体層を覆う誘電体層とを有し、
前記第1の部分は、放電ガスの厚みが他の部分よりも薄く、且つ、前記蛍光体層の層厚が零、あるいは他の部分よりも薄く、前記第1の電極と第3の電極との間で放電を発生させる場合に最初に放電が開始される部分であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。A first substrate;
A second substrate;
First and second electrodes provided on the first substrate;
A third electrode provided on the second substrate;
A plasma display device comprising a plasma display panel having a phosphor layer provided on the third electrode on the second substrate,
A first portion formed between the third electrode and the phosphor layer on the second substrate and protruding toward the first substrate;
The first portion has a conductor layer and a dielectric layer covering the conductor layer,
In the first portion, the thickness of the discharge gas is thinner than the other portion, and the thickness of the phosphor layer is zero or thinner than the other portion, and the first electrode, the third electrode, A plasma display apparatus, wherein a discharge is first started when a discharge is generated between the two.
入力される映像信号に基づき前記駆動手段に表示情報を出力する信号処理手段とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマディスプレイ装置。Driving means for supplying a driving voltage to the plasma display panel;
3. The plasma display device according to claim 1, further comprising signal processing means for outputting display information to the driving means based on an input video signal.
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