JP4211156B2 - 情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体に関し、特に、例えば、シリアルバス等を介して複数の機器が接続されたシステムにおいて、ユーザが、シリアルバスを介してのデータ伝送の状態を、容易に把握することができるようにする情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、シリアルバス規格の1つであるIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394規格による通信は、データのアイソクロナス(isochronous)転送を行うことができることから、画像や音声といったリアルタイムで再生する必要のあるデータの転送に適しており、さらに、近年におけるマルチメディア通信の要請もあって、大きく注目されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
IEEE1394シリアルバスを介して接続された機器どうしの間では、125μs(マイクロ秒)周期で、最大で、100μsの伝送帯域(時間ではあるが、帯域と呼ばれる)を使用して、データのアイソクロナス転送を行うことができる。また、上述の伝送帯域の範囲内であれば、複数チャンネルで、アイソクロナス転送を行うことができる。
【0004】
ところで、例えば、いま、2台のDVCR(Digital Video Cassette Recoder)および2台のSTB(Set Top Box)を、IEEE1394シリアルバスで接続し、1台のDVCRで、DV(Digital Video)信号を再生し、1台のSTBに転送している場合において、他の1台のDVCRからも、他の1台のSTBに対して、DV信号を再生して転送することを考えると、DVCRからSTBに対して、DV信号を転送するのに必要な伝送帯域が、50μsを越えるような値である場合には、2組のDVCRとSTBそれぞれの間のデータ伝送で必要な伝送帯域が、アイソクロナス転送を行うための最大の伝送帯域である100μsを越えることとなるため、他の1台のDVCRから、他の1台のSTBに対しては、DV信号を転送することができない。
【0005】
しかしながら、一般には、ユーザが、そのようなIEEE1394シリアルバスによるデータ伝送の仕組みを認識していない場合が多いため、ユーザは、他の1台のDVCRやSTBが故障したと勘違いすることがある。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが、IEEE1394シリアルバス等を介してのデータ伝送の状態を、容易に把握することができるようにし、これにより、ユーザが、機器の故障と勘違いすること等を防止することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域に関する使用帯域情報を記憶している記憶手段から、使用帯域情報を取得する取得手段と、使用帯域情報に基づいて、IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域と、これから行おうとしているアイソクロナス伝送に使用される伝送帯域とを合計した合計帯域を、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのデータ伝送状態として、情報を提示する提示装置に提示させる制御手段とを備え、制御手段が、合計帯域が、 IEEE1394 シリアルバスによって可能なアイソクロナス伝送の伝送帯域を越えるとき、その合計帯域を、提示装置に、強調して提示させる情報処理装置である
【0011】
本発明の情報処理方法は、IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域に関する使用帯域情報を記憶している記憶手段から、使用帯域情報を取得する取得ステップと、使用帯域情報に基づいて、IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域と、これから行おうとしているアイソクロナス伝送に使用される伝送帯域とを合計した合計帯域を、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのデータ伝送状態として、情報を提示する提示装置に提示させる制御ステップとを含み、制御ステップにおいて、合計帯域が、 IEEE1394 シリアルバスによって可能なアイソクロナス伝送の伝送帯域を越えるとき、その合計帯域を、提示装置に、強調して提示させる情報処理方法である。
【0012】
本発明の記録媒体は、IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域に関する使用帯域情報を記憶している記憶手段から、使用帯域情報を取得する取得手段と、使用帯域情報に基づいて、IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域と、これから行おうとしているアイソクロナス伝送に使用される伝送帯域とを合計した合計帯域を、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのデータ伝送状態として、情報を提示する提示装置に提示させる制御手段して、コンピュータを機能させるためのプログラムであり、制御手段が、合計帯域が、 IEEE1394 シリアルバスによって可能なアイソクロナス伝送の伝送帯域を越えるとき、その合計帯域を、提示装置に、強調して提示させるプログラムが記録されている記録媒体である
【0013】
本発明の情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体においては、IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域に関する使用帯域情報を記憶している記憶手段から、使用帯域情報が取得され、その使用帯域情報に基づいて、IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域と、これから行おうとしているアイソクロナス伝送に使用される伝送帯域とを合計した合計帯域が、IEEE1394 シリアルバスを介してのデータ伝送状態として、情報を提示する提示装置によって提示される。さらに、合計帯域が、 IEEE1394 シリアルバスによって可能なアイソクロナス伝送の伝送帯域を越えるとき、その合計帯域が、提示装置に、強調して提示される。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用したAV(Audio Visual)システムの一実施の形態の構成例を示している。
【0015】
図1の実施の形態においては、IEEE1394インタフェースを有する2台のSTB、および2台のDVCRが、IEEE1394シリアルバスを介して、シリアルに接続され、AVシステムが構成されている。なお、STB1または2には、それぞれに供給される画像データや音声データを表示、出力するためのモニタ5または6が接続されている。
【0016】
ここで、図2を参照して、IEEE1394シリアルバスのレイヤ構造について説明する。
【0017】
IEEE1394プロトコルは、トランザクション層(Transaction Layer)、リンク層(Link Layer)、および物理層(Physical Layer)の3層の階層構造を有する。各階層は、相互に通信し、また、それぞれの階層は、シリアルバス管理(Serial Bus Management)と通信を行う。さらに、トランザクション層およびリンク層は、上位のアプリケーションとの通信も行う。この通信に用いられる送受信メッセージは、要求(Request)、指示(表示)(Indication)、応答(Response)、確認(Confirmation)の4種類があり、図2における矢印は、この通信を示している。
【0018】
なお、矢印の名称の最後に".req"がついた通信は要求を表し、".ind"は指示を表す。また、".resp"は応答を、".conf"は確認をそれぞれ表す。例えば、TR_CONT.reqは、シリアルバス管理から、トランザクション層に送られる、要求の通信である。
【0019】
トランザクション層は、アプリケーションからの要求により、他のIEEE1394機器(IEEE1394インタフェースを有する機器)とデータ通信を行う為のアシンクロナス(asynchronous)伝送サービスを提供し、ISO/IEC13213で必要とされるリクエストレスポンスプロトコル(Request Response Protocol)を実現する。即ち、IEEE1394規格によるデータ転送方式としては、前述したアイソクロナス伝送の他、アシンクロナス伝送があり、トランザクション層は、アシンクロナス伝送の処理を行う。アシンクロナス伝送で伝送されるデータは、トランザクション層のプロトコルに要求する処理の単位であるリードトランザクション(read Transaction)、ライトトランザクション(write Transaction)、ロックトランザクション(lock Transaction)の3種類のトランザクションによって、IEEE1394機器間で伝送される。
【0020】
リンク層は、アクノリッジ(Acknowledge)を用いたデータ伝送サービス、アドレス処理、データエラー確認、データのフレーミング等の処理を行う。リンク層が行う1つのパケット伝送はサブアクションと呼ばれ、サブアクションには、アシンクロナスサブアクション(Asynchronous Subaction)およびアイソクロナスサブアクション(Isochronous Subaction)の2種類がある。
【0021】
アシンクロナスサブアクションは、ノード(IEEE1394においてアクセスできる単位)を特定する物理ID(Physical Identification)、およびノード内のアドレスを指定して行われ、データを受信したノードは、アクノリッジを返送する。但し、IEEE1394シリアルバス内の全てのノードにデータを送るアシンクロナスブロードキャストサブアクションでは、データを受信したノードは、アクノリッジを返送しない。
【0022】
一方、アイソクロナスサブアクションでは、データが、一定周期(前述したように、125μs)で、チャンネル番号を指定して伝送される。なお、アイソクロナスサブアクションでは、アクノリッジは返送されない。
【0023】
物理層は、リンク層で用いる論理シンボルを電気信号に変換する。さらに、物理層は、リンク層からのアービトレーション(IEEE1394シリアルバスを使用するノードが競合したときの調停)の要求に対する処理を行ったり、バスリセットに伴うIEEE1394シリアルバスの再コンフィグレーションを実行し、物理IDの自動割り当てを行ったりする。
【0024】
シリアスバス管理では、基本的なバス制御機能の実現とISO/IEC13212のCSR(Control&Status Register Architecture)が提供される。シリアスバス管理は、ノードコントローラ(Node Controllor)、アイソクロナスリソースマネージャ(Isochronous Resource Manager)、およびバスマネージャ(Bus Manager)の機能を有する。ノードコントローラは、ノードの状態、物理ID等を制御し、トランザクション層、リンク層、および物理層を制御する。アイソクロナスリソースマネージャは、アイソクロナス通信に用いられるリソースの利用状況を提供するもので、アイソクロナス通信を行うためには、IEEE1394シリアルバスに接続された機器の中に少なくとも1つ、アイソクロナスリソースマネージャの機能を有するIEEE1394機器が必要である。バスマネージャは、各機能の中では、最も高機能であり、IEEE1394シリアルバスの最適利用を図ることを目的とする。なお、アイソクロナスリソースマネージャとバスマネージャの存在は、任意である。
【0025】
次に、図3は、IEEE1394機器の1つである、図1のSTB1の構成例を示している。
【0026】
図1には図示していないアンテナ11においては、衛星放送波が受信されるようになっており、その受信信号は、フロントエンド部12に供給されるようになっている。
【0027】
フロントエンド部12は、アンテナ11からの受信信号の復調等を行い、デスクランブラ13に供給するようになっている。デスクランブラ13は、フロントエンド部12の出力にかけられているスクランブルを解き、スイッチ14に供給するようになっている。スイッチ14は、デスクランブラ13の出力、またはリンクIC(LINK Integrated Curcuit)20の出力のうちの一方を選択し、DEMUX(デマルチプレクサ)15に出力するようになっている。
【0028】
DEMUX15は、CPU21の制御の下、スイッチ14の出力から、必要なデータを抽出し、AVデコーダ16に供給するようになっている。AVデコーダ16は、CPU21の制御の下、DEMUX15からのデータがトランスポートストリーム(Transport Stream)である場合には、それを、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)2方式で復号し、その結果得られる画像データおよび音声データを、OSD(On Screen Display)処理部17に出力するようになっている。OSD処理部17は、CPU21の制御の下、例えば、後述するような操作パネルを、AVデコーダ16からの画像データに重畳し、D/A(Digtal/Analog)コンバータ18に出力するようになっている。D/Aコンバータ18は、OSD処理部17が出力するディジタルデータをD/A変換することにより、アナログ信号とし、例えば、モニタ5等に出力するようになっている。
【0029】
ファイIC(PHY IC)19は、IEEE1394シリアルバスから供給されるデータを受信し、リンクIC20に供給するとともに、リンクIC20からのデータを、IEEE1394シリアルバス上に送信する等の、上述した物理層の処理を行うようになっている。リンクIC20は、上述したリンク層の処理を行うようになっている。なお、リンクIC20は、ファイIC19から受信したデータが、AVデータ(ビデオデータ、オーディオデータ)等である場合には、そのデータを、スイッチ14に出力する。また、リンクIC20は、ファイIC19から受信したデータが、コマンド等である場合には、そのデータを、CPU21に出力する。
【0030】
CPU21は、メモリ22に記憶されたプログラムを実行することで、DEMUX15、AVデコーダ16、およびOSD処理部17を制御するとともに、上述したトランザクション層の処理を行うようになっている。さらに、CPU21は、シリアルバス管理の処理も行う。
【0031】
メモリ22は、CPU21に、DEMUX15、AVデコーダ16、およびOSD処理部17の制御や、トランザクション層およびシリアルバス管理の処理を行わせるためのプログラム(ファームウェア)を記憶している。また、メモリ22は、CPU21の動作上必要なデータを、一時記憶するようにもなっている。
【0032】
ここで、以上のような、STB1を構成する各ブロックのうち、フロントエンド部12、デスクランブラ13、スイッチ14、DEMUX15、AVデコーダ16、OSD処理部17、D/Aコンバータ18、CPU21、およびメモリ22が、STB1を、STBとして機能させるためのSTB機能部を構成し、ファイIC19、リンクIC20、CPU21、およびメモリ22が、IEEE1394規格に準拠した通信を行うためのIEEE1394インタフェースを構成する。
【0033】
図1において、STB2は、STB1と同様に構成される。また、DVCR3および4(MD(ミニディスク)(商標)ドライブ7も同様)は、IEEE1394インタフェースを有するが、STB機能部の替わりに、DVCRとして機能するためのブロックを有する点が、STB1と異なる。
【0034】
次に、図1のAVシステムの動作について説明する。
【0035】
図1に示したように接続されたIEEE1394機器としてのSTB1および2、並びにDVCR3および4のうちのいずれかの電源が投入されたり、あるいは、図1において点線で示すように、IEEE1394機器としてのMDドライブ7が、IEEE1394シリアルバス上に、新たに接続されたりすると、バスリセットが行われ、ツリー識別や、ルートノード、物理ID、アイソクロナスリソースマネージャ、サイクルマスタ、バスマネージャの決定等が行われる。
【0036】
ここで、ツリー識別においては、IEEE1394機器としてのノード間の親子関係が決定される。また、ルートノードは、アービトレーションによってIEEE1394シリアルバスを使用する権利を獲得したノードの指定等を行う。物理IDは、self-IDパケットと呼ばれるパケットが、各ノードに転送されることにより決定される。なお、self-IDパケットには、ノードのデータ転送レートや、ノードがアイソクロナスリソースマネージャになれるかどうかといった情報が含まれる。
【0037】
アイソクロナスリソースマネージャは、上述したように、アイソクロナス通信に用いられるリソースの利用状況を提供するノードで、後述するような帯域幅レジスタ(BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ)や、チャンネル番号レジスタ(CHANNELS_AVAILABLEレジスタ)を有する。さらに、アイソクロナスリソースマネージャは、バスマネージャとなるノードの物理IDを示すレジスタも有する。なお、IEEE1394シリアルバスで接続されたIEEE1394機器としてのノードの中に、バスマネージャが存在しない場合には、アイソクロナスリソースマネージャが、簡易的なバスマネージャとして機能する。ここで、図1では、STB2がアイソクロナスリソースマネージャ(IRM(Isochronous Resource Manager))となっている。
【0038】
サイクルマスタは、アイソクロナス伝送の周期である125μsごとに、IEEE1394バス上に、サイクルスタートパケットを送信する。このため、サイクルマスタは、その周期(125μs)をカウントするためのサイクルタイムレジスタ(CYCLE_TIMEレジスタ)を有する。なお、ルートノードがサイクルマスタになるが、ルートノードがサイクルマスタとしての機能を有していない場合には、バスマネージャがルートノードを変更する。
【0039】
バスマネージャは、IEEE1394シリアルバス上における電力の管理や、上述したルートノードの変更等を行う。
【0040】
バスリセット後に、上述したようなアイソクロナスリソースマネージャの決定等が行われると、IEEE1394シリアルバスを介してのデータ伝送が可能な状態となる。
【0041】
IEEE1394のデータ伝送方式の1つであるアイソクロナス伝送では、伝送帯域および伝送チャンネルが確保され、その後、データが配置されたパケット(アイソクロナスパケット)が伝送される。
【0042】
即ち、アイソクロナス伝送では、サイクルマスタが125μs周期でサイクルスタートパケットを、IEEE1394バス上にブロードキャストする。サイクルスタートパケットがブロードキャストされると、アイソクロナスパケットの伝送を行うことが可能な状態となる。
【0043】
アイソクロナス伝送を行うには、アイソクロナスリソースマネージャの提供する伝送帯域確保用の帯域幅レジスタと、チャンネル確保用のチャンネル番号レジスタを書き換えて、アイソクロナス伝送のための資源の確保を宣言する必要がある。
【0044】
即ち、図4は、帯域幅レジスタ(BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ)を、図5は、チャンネル番号レジスタ(CHANNELS_AVAILABLEレジスタ)を、それぞれ示している。
【0045】
これらのレジスタは、それぞれ、ISO/IEC13213で規定されている64ビットのアドレス空間を有するCSR(Control&Status Register)の1つとして割り当てられる。
【0046】
帯域幅レジスタは、図4に示すように、32ビットのレジスタで、上位19ビットは予約領域とされており、下位13ビット(bw_remaining)が、現在使用することが可能な伝送帯域を表す。
【0047】
即ち、帯域幅レジスタの初期値は、図4(A)に示すように、00000000000000000001001100110011B(Bは、その前の値が2進数であることを表す)(=4915)となっている。これは、次のような理由による。即ち、IEEE1394では、1572.864Mbps(bit per second)で、32ビットの伝送に要する時間が、1として定義されており、上述の125μsは、00000000000000000001100000000000B(=6144)に相当する。しかしながら、IEEE1394では、アイソクロナス伝送に使用することのできる伝送帯域は、1周期である125μsのうちの80%であることが定められている。従って、アイソクロナス伝送で使用可能な最大の伝送帯域は、100μsであり、100μsは、上述のように、00000000000000000001001100110011B(=4915)となる。
【0048】
なお、125μsから、アイソクロナス伝送で使用される最大の伝送帯域である100μsを除いた残りの25μsの伝送帯域は、アシンクロナス伝送で使用される。アシンクロナス伝送は、帯域幅レジスタやチャンネル番号レジスタの記憶値を読み出すとき等に用いられる。
【0049】
アイソクロナス伝送を開始するためには、そのための伝送帯域を確保する必要がある。即ち、例えば、1周期である125μsのうちの、10μsの伝送帯域を使用してアイソクロナス伝送を行う場合には、その10μsの伝送帯域を確保する必要がある。この伝送帯域の確保は、帯域幅レジスタの値を書き換えることで行われる。即ち、上述のように、10μsの伝送帯域を確保する場合には、その10μsに相当する値である492を、帯域幅レジスタの値から減算し、その減算値を、帯域幅レジスタにセットする。従って、例えば、いま、帯域幅レジスタの値が4915になっていた場合(アイソクロナス伝送が、まったく行われていない場合)に、10μsの伝送帯域を確保するときには、図4(B)に示すように、帯域幅レジスタの値が、4915から、その4915から10μsに相当する492を減算した4423(=00000000000000000001000101000111B)に書き換えられる。
【0050】
なお、帯域幅レジスタの値から、確保(使用)しようとする伝送帯域を減算した値が0よりも小さくなる場合は、伝送帯域を確保することができず、従って、帯域幅レジスタの値は書き換えられないし、さらに、アイソクロナス伝送を行うこともできない。
【0051】
アイソクロナス伝送を行うには、上述したような伝送帯域の確保を行う他、伝送チャンネルも確保しなければならない。この伝送チャンネルの確保は、チャンネル番号レジスタを書き換えることで行われる。
【0052】
チャンネル番号レジスタは、図5に示すように、64ビットのレジスタで、各ビットが、各チャンネルに対応している。即ち、第n−1ビット(最下位ビットからn番目のビット)は、その値が1であるときは、第n−1チャンネルが未使用状態であることを表し、0であるときは、第n−1チャンネルが使用状態であることを表す。従って、どのチャンネルも使用されていない場合には、チャンネル番号レジスタは、図5(A)に示すように、1111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111Bとなっており、例えば、第1チャンネルが確保されると、チャンネル番号レジスタは、図5(B)に示すように、1111111111111111111111111111111111111111111111111111111111111101Bに書き換えられる。
【0053】
なお、チャンネル番号レジスタは、上述のように64ビットであるから、アイソクロナス伝送では、最大で、第0乃至第63チャンネルの64チャンネルの確保が可能であるが、第63チャンネルは、アイソクロナスパケットをブロードキャストする場合に用いられる。
【0054】
以上のように、アイソクロナス伝送は、伝送帯域および伝送チャンネルの確保を行った上で行われるから、伝送レートを保証したデータ伝送を行うことができ、前述したように、画像や音声といったリアルタイムで再生する必要のあるデータ伝送に特に適している。
【0055】
次に、図6のフローチャートを参照して、STB1から、IEEE1394シリアルバスに接続されているIEEE1394機器を制御する制御処理について説明する。
【0056】
例えば、ユーザが、図示せぬリモートコマンダ(以下、適宜、リモコンという)を操作して、IEEE1394機器の制御を行うことを要求すると、STB1は、ステップS1において、そこに接続されているモニタ5に、IEEE1394機器を操作するための、例えば、図7に示すような操作パネルを表示(オープン)させる。
【0057】
ここで、図7の操作パネルは、選択ボタン31、プログレスバー32、および操作ボタン群33から構成されている。
【0058】
選択ボタン31は、STB1から制御しようとする対象のIEEE1394機器(以下、適宜、制御対象機器という)を選択するときに操作される。図1の実施の形態では、制御対象機器となり得るIEEE1394機器として、DVCR3および4、並びにMDドライブ7が、IEEE1394シリアルバスを介して、STB1と接続されており、このため、図7の実施の形態では、選択ボタン31によって、DVCR3,4,MDドライブ7のいずれかを、制御対象機器として選択することができるようになっている(例えば、図7におけるDVCR#1,DVCR#2,MDの表示が、DVCR3,4,MDドライブ7に、それぞれ対応する)。
【0059】
プログレスバー32では、IEEE1394シリアルバス上のデータ伝送状態が表示されるようになっている。即ち、プログレスバー32は、アイソクロナス伝送に使用することのできる最大の伝送帯域(上述したように、125μs周期の100μs)を100%として、現在使用されている伝送帯域や、現在使用されている伝送帯域と、これから行おうとしているデータ伝送に使用される伝送帯域とを合計した合計帯域等を、パーセントで表示するようになっている。
【0060】
なお、図7の実施の形態では、プログレスバー32によって、伝送帯域が、棒グラフ状に表示されるようになっているが、伝送帯域は、数字で表示するようにしても良い。また、あるIEEE1394機器間で使用されている伝送帯域と、他のIEEE1394機器間で使用されている伝送帯域とは、図7のプログレスバー32において右上がりと左上がりの斜線で示すように、異なる色や輝度等で表示して、ユーザが容易に区別することができるようにすることが可能である。
【0061】
操作ボタン群33は、制御対象機器となったIEEE1394機器の電源をオン/オフしたり、再生や録画(録音)を行わせるときに操作される各種の操作ボタンから構成されている。
【0062】
ステップS1では、以上のように構成される操作パネルが、CPU21(図3)によってOSD処理部17が制御されることにより、AVデコーダ16が出力する画像に重畳され、図8に示すように、モニタ5に表示される。
【0063】
なお、操作パネルの操作は、例えば、リモコンに付属するポインティングデバイス等によって、カーソルを移動させることにより行われる。
【0064】
図6に戻り、ステップS1において操作パネルが表示されると、ステップS2に進み、STB1は、アイソクロナスリソースマネージャが有する帯域幅レジスタ(図4)の値を読み出す。即ち、図1においては、上述したように、STB2がアイソクロナスリソースマネージャとなっており、STB1は、アイソクロナスリソースマネージャであるSTB2から、帯域幅レジスタの値を読み出し、その値に基づいて、125μs周期の100μsのうち、何パーセントの伝送帯域が使用されているかを計算する。そして、ステップS3に進み、STB1は、その計算結果に基づいて、操作パネルのプログレスバー32を更新し、これにより、現在使用されている伝送帯域を、パーセントで表示させる。
【0065】
その後、ステップS4に進み、操作パネルの選択ボタン31が操作されることで、制御対象機器が選択されたかどうかが判定され、選択されていないと判定された場合、ステップS2に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0066】
また、ステップS4において、制御対象機器が選択されたと判定された場合、即ち、ここでは、操作パネルの選択ボタン31が操作されることにより、DVCR3,4、またはMDドライブ7のうちのいずれかが、制御対象機器として選択された場合(図7は、DVCR3(DVCR#1)が選択された状態を示している)、ステップS5に進み、STB1は、制御対象機器から、それがデータ伝送を行うのに必要とする伝送帯域を読み出し、ステップS6に進む。
【0067】
なお、制御対象機器からの、その制御対象機器が必要とする伝送帯域の読み出しは、アシンクロナス伝送によって行われる。
【0068】
ステップS6では、STB1は、アイソクロナスリソースマネージャが有する帯域幅レジスタから読み出した伝送帯域(アイソクロナス伝送に使用可能な残りの伝送帯域)から、制御対象機器が必要とする伝送帯域を減算することで、制御対象機器との間で、アイソクロナス伝送を開始した場合に残る伝送帯域(以下、適宜、残存帯域という)を計算する。そして、ステップS7に進み、STB1は、残存帯域が、0未満であるかどうかを判定する。
【0069】
ステップS7において、残存帯域が0未満であると判定された場合、即ち、制御対象機器との間で、これからアイソクロナス伝送を行うのに必要な伝送帯域よりも、現在残っている伝送帯域が少ない場合、ステップS8に進み、STB1は、伝送帯域が足りないことを表すように、プログレスバー32を強調して表示(以下、適宜、帯域不足表示という)させる。具体的には、STB1は、例えば、プログレスバー32を、それが120パーセントを示すように表示させたり、あるいは点滅させたりすることで、伝送帯域が足りないことを、ユーザに認識させる。
【0070】
そして、ステップS9に進み、制御対象機器の制御を終了するように、ユーザがリモコンを操作したかどうかが判定され、そのように操作されていないと判定された場合、ステップS2に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0071】
また、ステップS9において、制御対象機器の制御を終了するように、ユーザがリモコンを操作したと判定された場合、ステップS17に進み、操作パネルがクローズされ(操作パネルが、モニタ5から消去され)、処理を終了する。
【0072】
一方、ステップS7において、残存帯域が0未満でないと判定された場合、即ち、制御対象機器との間で、これからアイソクロナス伝送を行うのに必要な伝送帯域よりも、現在残っている伝送帯域が多い場合、ステップS10に進み、STB1は、アイソクロナスリソースマネージャが有する帯域幅レジスタの値を、元の値から、制御対象機器とのデータ伝送に用いる伝送帯域(ステップS5で、制御対象機器から読み出した伝送帯域)を減算した値に書き換える。さらに、STB1は、アイソクロナスリソースマネージャが有するチャンネル番号レジスタ(図5)のビットのうち、現在未使用のチャンネルに対応するものの1つを選択して書き換えることで、そのチャンネルを確保する。
【0073】
そして、ステップS11に進み、STB1は、プログレスバー32の表示を更新する。即ち、STB1は、ステップS10で書き換えた帯域幅レジスタの値に基づいて、操作パネルのプログレスバー32を更新し、これにより、現在使用されている伝送帯域と、これから制御対象機器との間でデータ伝送を行うのに使用する伝送帯域とを合計した合計帯域を、パーセントで表示させる。
【0074】
その後、ステップS12に進み、制御対象機器に対して、所定の動作(電源のオン/オフや再生など)を指令するするように、操作パネルの操作ボタン群33が操作されたかどうかが判定される。ステップS12において、操作ボタン群33が操作されたと判定された場合、ステップS13に進み、STB1は、その操作された操作ボタン群33に対応するコマンドを、IEEE1394シリアルバスを介して、制御対象機器に送信し、ステップS12に戻る。これにより、制御対象機器では、操作された操作ボタン群33に対応する処理(電源のオン/オフや再生など)が行われる。
【0075】
即ち、例えば、制御対象機器がDVCR3であり、再生を指令するコマンドが、そのDVCR3に送信された場合には、DVCR3では、ディジタルビデオテープに記録されたDV信号の再生が開始され、そのDV信号は、IEEE1394バスの、ステップS10で帯域幅レジスタを書き換えることで確保された伝送帯域を使用し、かつステップS10でチャンネル番号レジスタを書き換えることで確保されたチャンネルで、STB1に送信される。
【0076】
STB1(図3)では、DVCR3からのDV信号が、ファイIC19で受信され、リンクIC20、スイッチ14、DEMUX15、AVデコーダ16、OSD処理部17、およびD/Aコンバータ18を介して、モニタ5に出力されて表示される。
【0077】
一方、ステップS12において、操作ボタン群33が操作されていないと判定された場合、ステップS14に進み、ステップS9における場合と同様に、制御対象機器の制御を終了するように、ユーザがリモコンを操作したかどうかが判定される。ステップS14において、リモコンが、制御対象機器の制御を終了するように操作されていないと判定された場合、ステップS12に戻り、以下、同様の処理を繰り返す。
【0078】
また、ステップS14において、リモコンが、制御対象機器の制御を終了するように操作されたと判定された場合、ステップS15に進み、STB1は、制御対象機器との間でアイソクロナス伝送を行うために確保した伝送帯域とチャンネルを解放する。即ち、STB1は、帯域幅レジスタの値を、元の値に、制御対象機器とのデータ伝送に用いる伝送帯域(ステップS5で、制御対象機器から読み出した伝送帯域)を加算した値に書き換えることで、制御対象機器とのデータ伝送に確保した伝送帯域を解放する。さらに、STB1は、チャンネル番号レジスタのビットのうち、制御対象機器とのデータ伝送に確保したチャンネルに対応するものを書き換えることで、そのチャンネルを解放する。
【0079】
そして、ステップS16に進み、STB1は、プログレスバー32の表示を更新する。即ち、STB1は、ステップS15で書き換えた帯域幅レジスタの値に基づいて、操作パネルのプログレスバー32を更新し、これにより、現在使用されている伝送帯域(制御対象機器とのデータ伝送に確保した伝送帯域を解放した後に使用されている伝送帯域)を、パーセントで表示させる。
【0080】
その後、ステップS17に進み、上述したように、操作パネルがクローズされ、処理を終了する。
【0081】
以上のように、現在使用している伝送帯域に、これから使用しようとする伝送帯域を合計した合計帯域が、アイソクロナス伝送に用意された最大の伝送帯域を越える場合には、帯域不足表示を行うようにしたので、ユーザは、IEEE1394シリアルバスを介して行われているデータ伝送の状態を、直感的に把握することができ、これにより、例えば、伝送帯域が足りずに、データの伝送が行われない場合に、ユーザが、機器の故障と勘違いすることを防止することができる。
【0082】
なお、上述の場合においては、残存帯域が、0未満である場合に、帯域不足表示を行うようにしたが、帯域不足表示は、ある程度余裕をもって行うようにすることも可能である。即ち、帯域不足表示は、残存帯域が0以上の所定の値以下である場合に行うようにすることが可能である。
【0083】
また、上述のように、STB1から、他のIEEE1394機器を制御する場合には、その制御を行うSTB1が、残存帯域を計算し、帯域不足表示等を行うが、そのように、一方のIEEE1394機器が、他方のIEEE1394機器を制御する関係にない場合、即ち、例えば、図1において、DVCR3でAVデータを再生し、そのAVデータを、IEEE1394シリアルバスを経由して、DVCR4でダビングするような場合には、例えば、データを受信するIEEE1394機器(上述の例では、DVCR4)が、残存帯域の計算や、帯域不足表示等を行う。
【0084】
次に、上述の場合には、STB1に接続されているモニタ5に、現在使用されている伝送帯域等に対応するプログレスバーを表示させるようにしたが、プログレスバーは、その他、例えば、IEEE1394機器に、液晶ディスプレイ等の表示装置が設けられている場合には、その表示装置に表示させるようにすることが可能である。
【0085】
そこで、図9のフローチャートを参照して、そのようなIEEE1394機器で行われる、プログレスバーを表示する帯域幅表示処理について説明する。
【0086】
帯域幅表示処理では、まず最初に、ステップS21において、図6のステップS2における場合と同様に、アイソクロナスリソースマネージャが有する帯域幅レジスタの値が読み出され、その値に基づいて、125μs周期の100μsのうち、何パーセントの伝送帯域が使用されているかが計算される。そして、ステップS22に進み、IEEE1394機器は、その計算結果に基づいて、自身が有する表示装置に、現在使用されている伝送帯域をパーセントで表すプログレスバーを表示させ、帯域幅表示処理を終了する。
【0087】
なお、以上の帯域幅表示処理は、例えば、タイマ割り込み等によって周期的に行うようにすることもできるし、また、例えば、バスリセットがかけられたときに行うようにすることも可能である。
【0088】
次に、上述した一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアとしてのSTB1や2、DVCR3,4、MDドライブ7に組み込まれているコンピュータ(図3のCPU21が相当する)や、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
【0089】
そこで、図10を参照して、上述した一連の処理を実行するプログラムをコンピュータにインストールし、コンピュータによって実行可能な状態とするために用いられる、そのプログラムが記録されている記録媒体について説明する。
【0090】
プログラムは、図10(A)に示すように、コンピュータ101に内蔵されている記録媒体としてのハードディスク102や半導体メモリ103に予め記録しておくことができる。
【0091】
あるいはまた、プログラムは、図10(B)に示すように、フロッピーディスク111、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)112,MO(Magneto optical)ディスク113,DVD(Digital Versatile Disc)114、磁気ディスク115、半導体メモリ116などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このような記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0092】
なお、プログラムは、上述したような記録媒体からコンピュータにインストールする他、図10(C)に示すように、ダウンロードサイト121から、ディジタル衛星放送用の人工衛星122を介して、コンピュータ101に無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワーク131を介して、コンピュータ123に有線で転送し、コンピュータ101において、内蔵するハードディスク102などにインストールすることができる。
【0093】
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0094】
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
【0095】
次に、図11は、図10のコンピュータ101の構成例を示している。
【0096】
コンピュータ101は、図11に示すように、CPU(Central Processing Unit)142を内蔵している。CPU142には、バス141を介して、入出力インタフェース145が接続されており、CPU142は、入出力インタフェース145を介して、ユーザによって、キーボードやマウス等で構成される入力部147が操作されることにより指令が入力されると、それにしたがって、図10(A)の半導体メモリ103に対応するROM(Read Only Memory)143に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU142は、ハードディスク102に格納されているプログラム、衛星122若しくはネットワーク131から転送され、通信部148で受信されてハードディスク102にインストールされたプログラム、またはドライブ149に装着されたフロッピディスク111、CD-ROM112、MOディスク113、DVD114、若しくは磁気ディスク115から読み出されてハードディスク102にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)144にロードして実行する。そして、CPU142は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース145を介して、LCD(Liquid CryStal Display)等で構成される表示部146に、必要に応じて出力する。
【0097】
なお、本実施の形態では、伝送帯域を表示するようにしたが、伝送帯域は、その他の手段で、ユーザに提示することが可能である。即ち、伝送帯域は、例えば、機械的なメータによって提示するようにしても良いし、また、音声によって提示するようにしても良い。
【0098】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体によればユーザは、IEEE1394 シリアルバスを介してのデータ伝送の状態を、容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAVシステムの一実施の形態の構成例を示す図である。
【図2】 IEEE1394シリアルバスのレイヤ構造を示す図である。
【図3】図1のSTB1の構成例を示すブロック図である。
【図4】帯域幅レジスタを示す図である。
【図5】チャンネル番号レジスタを示す図である。
【図6】他のIEEE1394機器を制御するIEEE1394機器が行う制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】操作パネルを示す図である。
【図8】画像に重畳されてモニタ5に表示された操作パネルを示す図である。
【図9】帯域幅表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明を適用した記録媒体を説明するための図である。
【図11】図10のコンピュータ101の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 STB, 3,4 DVCR, 5,6 モニタ, 7 MDドライブ, 11 アンテナ, 12 フロントエンド部, 13 デスクランブラ,14 スイッチ, 15 DEMUX, 16 AVデコーダ, 17 OSD処理部, 18 D/Aコンバータ, 19 ファイIC, 20 リンクIC, 21 CPU, 22 メモリ, 31 選択ボタン, 32 プログレスバー, 33 操作ボタン群, 101 コンピュータ, 102 ハードディスク, 103 半導体メモリ, 111 フロッピーディスク, 112 CD-ROM, 113 MOディスク, 114 DVD, 115 磁気ディスク, 116 半導体メモリ, 121 ダウンロードサイト, 122 衛星, 131 ネットワーク, 141 バス, 142 CPU, 143 ROM, 144 RAM, 145 入出力インタフェース, 146 表示部, 147 入力部, 148 通信部, 149 ドライブ

Claims (3)

  1. 他の機器と通信のための IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域に関する使用帯域情報を記憶している記憶手段から、前記使用帯域情報を取得する取得手段と、
    前記使用帯域情報に基づいて、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域と、これから行おうとしているアイソクロナス伝送に使用される伝送帯域とを合計した合計帯域を、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのデータ伝送状態として、情報を提示する提示装置に提示させる制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記合計帯域が、前記 IEEE1394 シリアルバスによって可能なアイソクロナス伝送の伝送帯域を越えるとき、その合計帯域を、前記提示装置に、強調して提示させる
    報処理装置。
  2. IEEE1394 シリアルバスを介して、他の機器と通信可能な情報処理装置
    前記IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域に関する使用帯域情報を記憶している記憶手段から、前記使用帯域情報を取得する取得ステップと、
    前記使用帯域情報に基づいて、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域と、これから行おうとしているアイソクロナス伝送に使用される伝送帯域とを合計した合計帯域を、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのデータ伝送状態として、情報を提示する提示装置に提示させる制御ステップと
    を含み、
    前記制御ステップでは、前記合計帯域が、前記 IEEE1394 シリアルバスによって可能なアイソクロナス伝送の伝送帯域を越えるとき、その合計帯域を、前記提示装置に、強調して提示させる
    報処理方法。
  3. 他の機器と通信のための IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域に関する使用帯域情報を記憶している記憶手段から、前記使用帯域情報を取得する取得手段と、
    前記使用帯域情報に基づいて、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのアイソクロナス伝送に使用されている伝送帯域と、これから行おうとしているアイソクロナス伝送に使用される伝送帯域とを合計した合計帯域を、前記 IEEE1394 シリアルバスを介してのデータ伝送状態として、情報を提示する提示装置に提示させる制御手段
    して、コンピュータを機能させるためのプログラムであり、
    前記制御手段は、前記合計帯域が、前記 IEEE1394 シリアルバスによって可能なアイソクロナス伝送の伝送帯域を越えるとき、その合計帯域を、前記提示装置に、強調して提示させる
    プログラムが記録されている録媒体。
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