JP4209967B2 - 重量物移送装置におけるクランプ装置 - Google Patents

重量物移送装置におけるクランプ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、H型鋼などからなるレールにレールクランプ装置を固着して、その反力でレール上の重量物を移送するための重量物移送装置におけるクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、重量物10を移送するには、図7に示すようなレール13(補強リブ14を有するものと有しないものとがある)を敷設し、このレール13の上に車輪12を有する移動台車11を介して重量物10を載せ、また、レール13には、レールクランプ装置16を固着し、このレールクランプ装置16と移動台車11との間に水平ジャッキ15を介在し、この水平ジャッキ15の一端のピストンロッド17は、移動台車11のブラケット18を連結し、水平ジャッキ15の他端のピストンロッド17は、レールクランプ装置16のブラケット18と連結し、レールクランプ装置16の反力を利用し、両側のピストンロッド17を伸縮して前進方向又は後退方向に移送させるものである。
このような移送装置により移送を行うには、レールクランプ装置16をレール13に固着したり、外したりする操作を何回も繰り返すことが必要であるが、特に、補強リブ14を有するようなレール13の場合、補強リブ14が邪魔になるので、固着したりや外したりする操作が面倒である。
【0003】
従来の重量物移送装置におけるクランプ装置には、種々提案されているが、代表的な装置を図8の場合と図9の場合について説明する。
図8において、把持シリンダ19の支持台21をレール13の上に載せ、支柱24の上端に連結された操作シリンダ26のピストンロッド27を伸ばしてゆくと、ピストンロッド27の先端が把持フック23のブラケット28に軸29によって連結されているため、軸22を支点としてレール13方向に回動する。このとき、操作シリンダ26も軸25を支点としてわずかに回動する。把持フック23の先端部がレール13の下面に位置したら操作シリンダ26によるピストンロッド27の進出を停止し、今度は、ラム20を伸長する。すると、把持シリンダ19と両側の把持フック23が上昇し、把持フック23の先端部の滑り止めがレール13の下面に食い込み、レールクランプ装置16は固定される。
把持フック23を外すときは、ラム20を縮めて把持フック23の先端部のレール13の下面に隙間を作り、操作シリンダ26を縮めてゆく。すると、把持フック23は、軸22を支点として外向きに回動してレール13の補強リブ14よりも更に広がる。そして、レールクランプ装置16を所定位置まで移動して再びクランプする。
【0004】
他の従来例を示す図9において、両側のブロック体30の上部にヘッドカバー32が固着され、下面にレール13が嵌め込まれるだけの隙間を有し、内部にピストン31を設け、このピストン31の下面部に上部チャック33をねじ41で固定してなるもので、このレールクランプ装置16をレール13の上から被せるようにして上部チャック33をレール13の上に載せ、左右のブロック体30の内側の差し込み溝38にそれぞれくさび39をレール13の長さ方向から差し込む。そして、圧油入口36から上部油室34へ油圧をかけると、ピストン31は、上部チャック33がレール13に接触しているため、ピストン31がくさび39と共に上昇し、くさび39の係合溝40にレール13が係合して上部チャック33との間に挾持されて固着される。
クランプを外すときには、圧油出口37から下部油室35へ油圧をかけてブロック体30を下降してレール13とくさび39の係合溝40とに隙間を作り、くさび39を抜く。この状態でレールクランプ装置16を所定位置まで移動して再びクランプする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図8に示すレールクランプ装置16では、クランプするとき、まず把持シリンダ19を下降した状態で操作シリンダ26のピストンロッド27を伸ばして両側の把持フック23でレール13を抱き込み、ついで、把持シリンダ19のラム20を伸ばして把持フック23を上昇させてレール13を挾持する。また、クランプを外すときは、把持シリンダ19のラム20を下降してから把持フック23を開く方向に作動する。このように、把持シリンダ19と操作シリンダ26の油圧動作がそれぞれタイミングを計って独立して制御しなければならないこと、そのため多数本の油圧ホースが必要であること、把持フック23の位置を正確に検出して油圧回路を制御しなければならないため、制御のためのシーケンズが複雑となること、などの問題があった。
さらに、把持フック23は、軸22で支えられた状態でレール13を挾持するので、この可動部分の軸22に大きな荷重がかかり、構造上大型の荷重を支えるには無理があり、しかも、軸22は操作シリンダ26とピストンロッド27による支えが何らかの理由でなくなるか不十分になるとレール13の挾持状態が外れるおそれがあり、危険を伴うという問題があった。
【0006】
図9に示すレールクランプ装置16は、油圧系統が1つであるから、油圧回路の制御は簡単であるが、クランプの度毎にくさび39を抜いたり差したりしなければならないこと、レール13の形状の違いにより何種類ものくさび39を用意しておかなければならないこと、H型鋼のように、幅の広いレール13には利用するには、両側のブロック体30の間の隙間を相当大きくしなければならないため、しっかりと挾持するにはかなり無理があること、などの問題があった。
【0007】
本発明は、レール13をクランプするクランプアーム43の開閉用ジャッキ44とクランプ用ジャッキ45とを1系統の油圧回路で確実に制御でき、かつ、レール13の安定した挾持作用をなすことのできる重量物移送装置におけるクランプ装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、支持台42の両側にそれぞれの開閉用ジャッキ44により開閉自在に設けられた2つのクランプアーム43と、これら2つのクランプアーム43が閉じたときに押し上げてレール13をクランプするためのクランプ用ジャッキ45と、前記開閉用ジャッキ44とクランプ用ジャッキ45を制御する油圧回路部61とを具備してなる重量物移送装置におけるクランプ装置において、前記油圧回路部61は、切換えバルブ79をクランプ圧側68に切り換えることにより、開閉用ジャッキ44を閉じる方向に作動し、この開閉用ジャッキ44の作動完了による圧力上昇で油圧シーケンス弁70を開放し、この油圧シーケンス弁70を介してクランプ用ジャッキ45を上昇させてクランプし、前記切換えバルブ79をクランプ解除圧側69に切り換えることにより、クランプ用ジャッキ45を下降する方向に作動し、このクランプ用ジャッキ45の作動完了による圧力上昇で油圧シーケンス弁72を開放し、この油圧シーケンス弁72を介して開閉用ジャッキ44を開く方向に作動するように構成してなることを特徴とする重量物移送装置におけるクランプ装置である。
【0009】
このような構成において、クランプ時には、圧油が開閉用ジャッキ44に送られ、ピストンロッド46を後退する方向に移動させ、クランプアーム43を内方へ最も引き込まれた位置で停止する。
さらに圧油を送り続けると、油圧シーケンス弁70がパイロット圧の上昇により開放し、クランプ用ジャッキ45に圧油が送られる。すると、ピストンロッド47が突出して上板部50に当接してクランプアーム43を押し上げる力が働き、支持台42の下向きの力とクランプアーム43と一体の下板部51の上向きの力とでレール13を挾持して固定的にクランプする。
このクランプ状態におけるレールクランプ装置16の反作用で重量物10が移動される。
【0010】
クランプ解除時には、圧油がクランプ用ジャッキ45に送られ、ピストンロッド47を下降する方向に移動させ、これに伴い、クランプアーム43は、下降してレール13の挾持状態を解除する。
さらに圧油を送り続けると、油圧シーケンス弁72がパイロット圧の上昇により開放し、開閉用ジャッキ44に圧油が送られる。すると、ピストンロッド46が突出してクランプアーム43は、外方へ最も押し出された位置で停止する。
以上のように、1工程終了後に必ずつぎの工程へ移行するので、工程を操作する技術を必要とせず、ミスのない正確な制御ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
図1ないし図4において、18は、重量物移送用駆動装置などに連結されるブラケットで、このブラケット18の下面には、ブラケット支持台48が固着され、上面には、吊り上げブラケット49が設けられている。前記ブラケット支持台48は、レール13の幅に応じて何種類か用意される。このブラケット支持台48の下面には、コ字形の2枚の支持台42が固定的に取り付けられる。
【0012】
前記各支持台42の上面には、略中央に1つずつの開閉用ジャッキ44がそのピストンロッド46を外向きに進退できるように取り付けられ、また、これらの開閉用ジャッキ44の両側に、後述のクランプアーム43の全面を平均的に押し上げるため、それぞれ2つずつ計4個ずつのクランプ用ジャッキ45がそのピストンロッド47を上向きに進退できるように取り付けられている。また、それぞれの支持台42の前後面には、移動車58が設けられるとともに、前後の下面には、ずれ防止車59設けられ、さらに、2枚の支持台42に跨った先端部には、油圧回路部61の油圧弁受け台60が取り付けられている。
【0013】
前記両側のピストンロッド46には、それぞれクランプアーム43が取り付けられている。このクランプアーム43は、上板部50と下板部51と側板部52とによりコ字形に一体に形成されており、側板部52の略中央には、縦方向に長い長孔56が設けられ、この長孔56に前記ピストンロッド46先端部が臨ませられ、抜け止め57で上下動自在に連結されている。また、前記それぞれの側板部52の前後両端部には、前記支持台42の上を転動する開閉車53が設けられ、前記下板部51の上面には、スリップ止め55が設けられ、前記上板部50の下面には、前記ピストンロッド47に臨ませてロッド受け54が設けられ、前記下板部51の略中央内側には、レール13の補強リブ14が位置したときの逃げのための逃げ切欠き80が形成されている。さらに、前記前記支持台42の4角には、前記開閉車53にかぶさるようにやや隙間をもって車受け81が設けられている。
【0014】
前記油圧回路部61には、図5に示すように、切換えバルブ79を介してポンプ77とタンク78が連結され、また、油圧回路部61の内部には、パイロットチェック弁75、パイロットチェック弁76、油圧シーケンス弁70、チェック弁71、油圧シーケンス弁72、チェック弁73を内蔵している。前記切換えバルブ79は、クランプ圧側68とクランプ解除圧側69を具備し、また、前記パイロットチェック弁75とパイロットチェック弁76は、小さなパイロット圧力で開放するもので、安全弁回路部74を構成し、さらに、前記油圧シーケンス弁70と油圧シーケンス弁72は、十分大きなパイロット圧力で開放する。前記パイロットチェック弁75には、前記油圧シーケンス弁70とチェック弁71が連結されていると共に、前記開閉用ジャッキ44を作動する開閉ジャッキ油圧回路部63の戻し路67が連結され、また、前記パイロットチェック弁76には、前記油圧シーケンス弁72とチェック弁73が連結されていると共に、前記クランプ用ジャッキ45を作動するクランプジャッキ油圧回路部62の戻し路65が連結されている。
前記油圧シーケンス弁70の出力側には、前記クランプ用ジャッキ45の押圧路64が連結され、前記油圧シーケンス弁72の出力側には、前記開閉用ジャッキ44の押圧路66が連結されている。
【0015】
以上のような構成による本発明の重量物移送装置におけるクランプ装置の動作を説明する。
図1において、説明の都合上、右側の開閉用ジャッキ44は、ピストンロッド46が最も伸びて、クランプアーム43が外方へ飛び出している状態を示し、左側の開閉用ジャッキ44は、ピストンロッド46が最も縮んで、クランプアーム43が内方へ引き込まれた状態を表している。
初期状態では、図1における右側のクランプアーム43のように、左右のクランプアーム43が共に外方へ突出している状態にある。
左右のクランプアーム43が共に外方へ突出している状態で、吊り上げブラケット49で吊り下げられたレールクランプ装置16をレール13の上に載せる。このとき、レール13の上面に移動車58が載せられ、ずれ防止車59はレール13の両側面に臨ませられている。また、クランプアーム43の開閉車53が支持台42の上に載せられている。
【0016】
このような状態において、切換えバルブ79をクランプ圧側68に切り換え、モータ82により駆動されたポンプ77からの圧油が安全弁回路部74のパイロットチェック弁75を経て油圧シーケンス弁70と開閉ジャッキ油圧回路部63の戻し路67に送られるとともに、パイロットチェック弁76が開く。戻し路67に送られた圧油は、開閉用ジャッキ44に送られ、左右のピストンロッド46を後退する方向に移動させ、これに伴い、2つのクランプアーム43は、開閉車53で支持台42の上を転動しながら図1の左側のように内方へ最も引き込まれた位置で停止する。このとき、開閉用ジャッキ44から押圧路66側へ吐出された油は、チェック弁73、パイロットチェック弁76、切換えバルブ79を経てタンク78へ戻される。
【0017】
ピストンロッド46の移動が停止すると、戻し路67側の圧力が十分に大きく上昇し、これに伴いパイロット圧にて油圧シーケンス弁70が開放し、クランプジャッキ油圧回路部62における押圧路64に圧油が送られる。すると、左右4個ずつのクランプ用ジャッキ45のピストンロッド47が突出して上板部50のロッド受け54の全面に平均的に当接してクランプアーム43を押し上げる力が働く。クランプアーム43は、長孔56によりピストンロッド46と上下方向には遊嵌されているので、クランプアーム43だけが押し上げられ、支持台42の下向きの力とクランプアーム43と一体の下板部51におけるスリップ止め55の上向きの力とでレール13を挾持して固定的にクランプする。
このクランプ状態におけるレールクランプ装置16の反作用で重量物10が移動される。
なお、クランプアーム43がレール14の補強リブ14の位置と一致したときは、前記逃げ切欠80に補強リブ14が遊嵌した状態でレール13をクランプする。
【0018】
クランプを解除するときは、切換えバルブ79をクランプ解除圧側69に切り換え、ポンプ77から圧縮された油が安全弁回路部74のパイロットチェック弁76を経て油圧シーケンス弁72と戻し路65に送られるとともに、パイロットチェック弁75が開く。戻し路65に送られた圧油は、クランプジャッキ油圧回路部62に送られ、クランプ用ジャッキ45のピストンロッド47を下降する方向に移動させ、これに伴い、クランプアーム43は、長孔56によりピストンロッド46と上下方向には遊嵌されているので、自重で下降し、レール13の挾持状態を解除する。このとき、クランプ用ジャッキ45から押圧路64側へ吐出された油は、チェック弁71、パイロットチェック弁75、切換えバルブ79を経てタンク78へ戻される。
【0019】
ピストンロッド47が下降して停止すると、戻し路65側の圧力が十分大きく上昇し、これに伴いパイロット圧にて油圧シーケンス弁72が開放し、開閉ジャッキ油圧回路部63における押圧路66に圧油が送られる。すると、左右の開閉用ジャッキ44のピストンロッド46が突出してクランプアーム43を外方へ押し出す力が働き、開閉車53で支持台42の上を転動しながら図1の右側のように外方へ最も押し出された位置で停止する。
このクランプ解除状態で、レールクランプ装置16は、所定距離だけ移動して、前記同様にしてレール13に固定される。
【0020】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、支持台42の両側にそれぞれの開閉用ジャッキ44により開閉自在に設けられた2つのクランプアーム43と、これら2つのクランプアーム43が閉じたときに押し上げてレール13をクランプするためのクランプ用ジャッキ45と、開閉用ジャッキ44とクランプ用ジャッキ45を制御する油圧回路部61とを具備してなる重量物移送装置におけるクランプ装置において、油圧回路部61は、切換えバルブ79をクランプ圧側68に切り換えることにより、開閉用ジャッキ44を閉じる方向に作動し、この開閉用ジャッキ44の作動完了による圧力上昇で油圧シーケンス弁70を開放し、この油圧シーケンス弁70を介してクランプ用ジャッキ45を上昇させてクランプし、切換えバルブ79をクランプ解除圧側69に切り換えることにより、クランプ用ジャッキ45を下降する方向に作動し、このクランプ用ジャッキ45の作動完了による圧力上昇で油圧シーケンス弁72を開放し、この油圧シーケンス弁72を介して開閉用ジャッキ44を開く方向に作動するように構成したので、従来の2系統の場合と異なり、クランプ用と、開閉用とを1つの油圧系統で確実に制御でき、かつ、レール13の安定した挾持作用をなすことができる。また、1工程終了後に必ずつぎの工程へ移行するので、工程を操作する技術を必要とせず、ミスのない正確な制御ができる。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、クランプ圧側68の圧力上昇で開くパイロットチェック弁76をクランプ解除圧側69側に挿入し、クランプ解除圧側69の圧力上昇で開くパイロットチェック弁75をクランプ圧側68側に挿入したので、もし、ホースが切断したり、ポンプや制御回路の電気系統が一時的に遮断するようなことがあっても、油圧回路内の圧力を保持でき、安全性がきわめて高い。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、レール13の上に載せられる支持台42に、水平方向に進退する開閉用ジャッキ44と垂直方向に進退するクランプ用ジャッキ45とを取付け、レール13の側面に臨ませて上板部50、下板部51、側板部52からなるクランプアーム43を設け、側板部52に、開閉用ジャッキ44を連結し、クランプアーム43がレール13側に接近したとき、上板部50をクランプ用ジャッキ45の上に臨ませられ、下板部51をレール13の下面に臨ませられるようにしたので、クランプアーム43には、従来の軸構造のような挾持状態が外れるおそれのある可動部分がなく、したがって、構造上大型の荷重を安定して支えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による重量物移送装置におけるクランプ装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1の分解斜視図である。
【図5】本発明の重量物移送装置におけるクランプ装置を駆動する油圧回路図である。
【図6】一般的な重量物移送装置の説明図である。
【図7】レール13の断面図である。
【図8】従来のクランプ装置の第1実施例を示す正面図である。
【図9】従来のクランプ装置の第2実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10…重量物、11…移動台車、12…車輪、13…レール、14…補強リブ、15…水平ジャッキ、16…レールクランプ装置、17…ピストンロッド、18…ブラケット、19…把持シリンダ、20…ラム、21…支持台、22…軸、23…把持フック、24…支柱、25…軸、26…操作シリンダ、27…ピストンロッド、28…ブラケット、29…軸、30…ブロック体、31…ピストン、32…ヘッドカバー、33…上部チャック、34…上部油室、35…下部油室、36…圧油入口、37…圧油出口、38…差し込み溝、39…くさび、40…係合溝、41…ねじ、42…支持台、43…クランプアーム、44…開閉用ジャッキ、45…クランプ用ジャッキ、46…ピストンロッド、47…ピストンロッド、48…ブラケット支持台、49…吊り上げブラケット、50…上板部、51…下板部、52…側板部、53…開閉車、54…ロッド受け、55…スリップ止め、56…長孔、57…抜け止め、58…移動車、59…ずれ防止車、60…油圧弁受け台、61…油圧回路部、62…クランプジャッキ油圧回路部、63…開閉ジャッキ油圧回路部、64…押圧路、65…戻し路、66…押圧路、67…戻し路、68…クランプ圧側、69…クランプ解除圧側、70…油圧シーケンス弁、71…チェック弁、72…油圧シーケンス弁、73…チェック弁、74…安全弁回路部、75…パイロットチェック弁、76…パイロットチェック弁、77…ポンプ、78…タンク、79…切換えバルブ、80…逃げ切欠き、81…車受け。

Claims (5)

  1. 支持台の両側にそれぞれの開閉用ジャッキにより開閉自在に設けられた2つのクランプアームと、これら2つのクランプアームが閉じたときに押し上げてレールをクランプするためのクランプ用ジャッキと、前記開閉用ジャッキとクランプ用ジャッキを制御する油圧回路部とを具備してなる重量物移送装置におけるクランプ装置において、前記油圧回路部は、切換えバルブをクランプ圧側に切り換えることにより、開閉用ジャッキを閉じる方向に作動し、この開閉用ジャッキの作動完了による圧力上昇で油圧シーケンス弁を開放し、この油圧シーケンス弁を介してクランプ用ジャッキを上昇させてクランプし、前記切換えバルブをクランプ解除圧側に切り換えることにより、クランプ用ジャッキを下降する方向に作動し、このクランプ用ジャッキの作動完了による圧力上昇で油圧シーケンス弁を開放し、この油圧シーケンス弁を介して開閉用ジャッキを開く方向に作動するように構成してなることを特徴とする重量物移送装置におけるクランプ装置。
  2. 開閉用ジャッキの開閉ジャッキ油圧回路部は、クランプアームを閉じるときに圧油を送り、開くときに油を戻す戻し路と、クランプアームを開くときに圧油を送り、閉じるときに油を戻す押圧路とからなり、クランプ用ジャッキのクランプジャッキ油圧回路部は、クランプアームを下降するときに圧油を送り、上昇するときに油を戻す戻し路と、クランプアームを上昇するときに圧油を送り、下降するときに油を戻す押圧路とからなることを特徴とする請求項1記載の重量物移送装置におけるクランプ装置。
  3. クランプ圧側の圧力上昇で開くパイロットチェック弁をクランプ解除圧側に挿入し、クランプ解除圧側の圧力上昇で開くパイロットチェック弁をクランプ圧側に挿入してなることを特徴とする請求項1又は2記載の重量物移送装置におけるクランプ装置。
  4. レールの上に載せられる支持台に、水平方向に進退する開閉用ジャッキと垂直方向に進退するクランプ用ジャッキとを取付け、前記レールの側面に臨ませて上板部、下板部、側板部からなるクランプアームを設け、この側板部に、前記開閉用ジャッキを連結し、前記クランプアームがレール側に接近したとき、前記上板部が前記クランプ用ジャッキの上に臨ませられ、前記下板部が前記レールの下面に臨ませられ、前記支持台は、開閉用ジャッキとクランプ用ジャッキとをそれぞれ取り付けた左右2枚に分離し、この2枚の支持台をブラケットと一体のブラケット支持台で連結し、このブラケット支持台の幅をレールの幅に応じて交換するようにしたことを特徴とする重量物移送装置におけるクランプ装置。
  5. 開閉用ジャッキのピストンロッドの先端を側板部の長孔に上下動自在に連結してなることを特徴とする請求項記載の重量物移送装置におけるクランプ装置。
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