JPH0760575A - エンジン用シリンダへのレベルパイプ圧入装置 - Google Patents

エンジン用シリンダへのレベルパイプ圧入装置

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JPH0760575A
JPH0760575A JP21196393A JP21196393A JPH0760575A JP H0760575 A JPH0760575 A JP H0760575A JP 21196393 A JP21196393 A JP 21196393A JP 21196393 A JP21196393 A JP 21196393A JP H0760575 A JPH0760575 A JP H0760575A
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gripping
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Tsukasa Ishigaki
司 石垣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダブロックのレベルパイプ取り付け孔
に自動的にレベルパイプを取り付ける装置であり、作業
性が高く安全なエンジン用シリンダへのレベルパイプ圧
入装置を提供する。 【構成】 シリンダブロック支持装置1と、レベルパイ
プ移送装置2と、レベルパイプ圧入プレス3とを具備
し、レベルパイプ移送装置2は主軸10と、主軸10に
支持された装置本体11と、装置本体11に支持された
レベルパイプ把持機構32と、把持機構32をレベルパ
イプの待機位置とシリンダブロック6のレベルパイプ取
り付け孔35との間を旋回させる駆動源42と、待機位
置からレベルパイプ取り付け孔35迄の間装置本体11
を支持するガイド41とを有し、レベルパイプ圧入プレ
ス3は把持機構32がレベルパイプ取り付け孔35に到
達したときにガイド41の支持を失う装置本体11を係
合するフック48と、フック48を下降してレベルパイ
プを圧入するラム47とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌用エンジンのシリ
ンダにレベルパイプを圧入して取り付けるエンジン用シ
リンダへのレベルパイプ圧入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、車輌用エンジンのシリン
ダには、シリンダ内に貯溜されたエンジンオイルの量お
よび清浄度を検知するために、オイルゲージが装着され
ている。このオイルゲージをシリンダに取り付ける構造
は、通常、シリンダブロックの壁部に形成された孔内に
固定されたレベルパイプ内にオイルゲージを挿入する構
造となっている。
【0003】従来、シリンダブロックにレベルパイプを
取り付ける装置としては、シリンダブロックを水平方向
に搬送する搬送装置と、このシリンダブロックの上方に
配置されたレベルパイプ圧入プレスとから成る装置が知
られている。搬送装置は、エンジンの組立ラインの一部
を構成するものであり、シリンダブロックを水平方向に
間欠的に搬送する装置である。レベルパイプ圧入プレス
は、シリンダブロックに形成されたレベルパイプの取り
付け孔にレベルパイプが差込まれたときに、レベルパイ
プを押圧して圧入するものである。ところで、従来、こ
の装置を用いてこの作業を行うには、搬送装置の近傍に
あるレベルパイプの待機位置にあるレベルパイプを、シ
リンダブロックに運んで孔に位置させるが、この作業は
作業員が手作業で行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、シリンダブロックの搬送およびレベルパイプの圧入
の作業が自動化されたとはいえ、レベルパイプの待機位
置からシリンダブロックのレベルパイプ取り付け孔の位
置までレベルパイプを移送することは手作業であり、そ
のため作業性が低く、作業員の人件費がかかる。また、
レベルパイプを圧入する正確な位置決めが難しく、大重
量を有するシリンダブロックの搬送や、大きな圧力で押
圧するレベルパイプ圧入プレスの近くでの作業は危険で
ある。本発明は、搬送されたシリンダブロックのレベル
パイプ取り付け孔に、自動的にレベルパイプを搬送して
圧入する装置であり、作業性が高く安全なエンジン用シ
リンダへのレベルパイプ圧入装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの請求項1記載のエンジン用シリンダへのレベルパイ
プ圧入装置は、シリンダブロックを載置するシリンダブ
ロック支持装置と、該シリンダブロック支持装置の側方
に設けられたレベルパイプ移送装置と、該シリンダブロ
ック支持装置の上方に設けられたレベルパイプ圧入プレ
スとを具備してなり、前記レベルパイプ移送装置は、鉛
直方向に配置された主軸と、この主軸と一体的に回動自
在、かつ該主軸に対して上下動自在に支持された装置本
体と、この装置本体に支持されたレベルパイプ把持機構
と、前記主軸を駆動して前記装置本体と共に前記レベル
パイプ把持機構をレベルパイプの待機位置と前記シリン
ダブロック支持装置上の定位置に位置するシリンダブロ
ックのレベルパイプ取り付け位置との間を旋回させる駆
動源と、前記レベルパイプ把持機構が前記レベルパイプ
の待機位置からレベルパイプ取り付け位置に到達する迄
の間前記装置本体を下方から支持するガイドとを有した
構成とされ、前記レベルパイプ圧入プレスは、前記レベ
ルパイプ把持機構が前記レベルパイプ取り付け位置に到
達したときに前記ガイドの支持を失う装置本体を係合す
るフックと、該フックを下降してレベルパイプを圧入す
るラムとを有する。
【0006】請求項2記載のエンジン用シリンダへのレ
ベルパイプ圧入装置は、請求項1記載のエンジン用シリ
ンダへのレベルパイプ圧入装置において、前記レベルパ
イプ把持機構は、開閉自在な一対の把持爪と、この把持
爪を閉じる方向に付勢する付勢部材とを有するととも
に、前記主軸に対して水平方向に進退させる駆動源を備
え、前記把持爪は、その対向する先端部に、前記レベル
パイプの待機位置で前記レベルパイプ把持機構が前進さ
せられたときに前記付勢部材の勢力に抗してレベルパイ
プを相対的に侵入させて把持し、前記レベルパイプ取り
付け位置でレベルパイプ圧入後に前記レベルパイプ把持
機構が後退することにより前記付勢部材の勢力に抗して
レベルパイプを解放する把持面が設けられて、かつ、そ
の前進位置において前記把持爪の後端を支持して解放を
拘束するストッパが前記駆動源によって進退可能にかつ
前記把持爪に対して相対移動可能に設けられている。
【0007】
【作用】請求項1記載のエンジン用シリンダへのレベル
パイプ圧入装置は、シリンダブロックを載置するシリン
ダブロック支持装置と、シリンダブロック支持装置の側
方に設けられたレベルパイプ移送装置と、シリンダブロ
ック支持装置の上方に設けられたレベルパイプ圧入プレ
スとを具備しているので、シリンダブロックのレベルパ
イプ取り付け孔にレベルパイプを取り付ける作業をこれ
らの装置により一連に行うことができる。また、レベル
パイプ移送装置は、レベルパイプ把持機構がレベルパイ
プの待機位置でレベルパイプを把持してからシリンダブ
ロックのレベルパイプ取り付け位置まで移送するまでの
間は、装置本体がガイドにより下方から支持されて一定
の高さに保たれ、レベルパイプ把持機構がレベルパイプ
取り付け位置に到達したときに、装置本体がガイドの支
持を失いレベルパイプ圧入プレスのフックに係合して、
レベルパイプ圧入プレスのラムがフックを下降してレベ
ルパイプを圧入する構成である。従って、上下方向に細
長い形状のレベルパイプの移送および圧入の作業をスム
ーズに行うことができる。
【0008】請求項2記載のエンジン用シリンダへのレ
ベルパイプ圧入装置は、レベルパイプ把持機構が、開閉
自在な一対の把持爪と、この把持爪を閉じる方向に付勢
する付勢部材とを有し、把持爪の把持面が付勢部材の勢
力に抗してレベルパイプを把持するので、レベルパイプ
が強固に把持面に把持される。また、レベルパイプが把
持面に把持されたとき、ストッパが把持爪に対して相対
移動して把持爪の後端を支持することによりレベルパイ
プの解放が拘束されるので、レベルパイプの待機位置か
らレベルパイプ取り付け位置まで移送する間はもちろ
ん、圧入の際もレベルパイプが把持面から滑り落ちるこ
となく強固に把持されて移送される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を適用するエンジン用シリンダ
へのレベルパイプ圧入装置の実施例を図面により説明す
る。図1において、符号1はシリンダブロックを搬送す
るシリンダブロック搬送装置であり、符号2はシリンダ
ブロック搬送装置1の側方に設けられたレベルパイプ移
送装置であり、符号3はシリンダブロック搬送装置1の
上方に設けられたレベルパイプ圧入プレスである。
【0010】シリンダブロック搬送装置1は、エンジン
組立ラインにおいて、床面4に設置された搬送台5上に
載置されたシリンダブロック6を搬送するものであり、
レベルパイプをシリンダブロックに取り付けるためにシ
リンダブロック搬送装置1が停止したときに、シリンダ
ブロック支持装置となる。シリンダブロック搬送装置1
の上方にフレーム7が定位置に支持されており、このフ
レーム7には駆動シリンダ8aが固定されており、この
駆動シリンダ8aはシリンダブロック搬送装置1により
搬送されたシリンダブロック6を押え部材8bにより定
位置に固定するものである。
【0011】シリンダブロック搬送装置1の側方の床面
4には基台9が固定されており、レベルパイプ移送装置
2は、基台9および基台9の上方にあるフレーム7に支
持されたものである。すなわち、レベルパイプ移送装置
2は、基台9とフレーム7との間に、鉛直方向に位置さ
せて主軸10が回動自在に取り付けられており、この主
軸10にはスプライン軸が用いられ、装置本体11が一
体的に回動可能、かつ、主軸10に対して上下動可能に
装着されている。
【0012】装置本体11には、図2に示すように、側
板12、12を介して支持板13が固定されており、支
持板13には駆動シリンダ14が取り付けられている。
一方、支持板13には、筒状の支持体15、15が固定
されており、これら支持体15、15内には装置本体1
1を貫通してロッド16、16が挿入配置されている。
これらロッド16、16の後端部にはプレート17が連
結されており、プレート17の中央には位置規制部材1
8が取り付けられている。駆動シリンダ14のピストン
ロッド19には移動板20が固定されており、移動板2
0にはその上下方向の中央部に孔21、21が形成さ
れ、孔21、21を通ってロッド16、16が前方へ延
出している。さらに、この移動板20の下端部には、ピ
ン状のストッパ22、22が固定されており、ストッパ
22、22は装置本体11内に形成された孔23、23
を通って前方へ延出している。装置本体11を貫通した
前記ロッド16、16の先端部には、支持台24が装着
されている。支持台24には、孔25、25が形成され
ており、この孔25、25内にはロッド16、16が挿
入配置された構成となっている。ロッド16、16の先
端部にはナット26、26を介してワッシャ27、27
が装着されており、支持台24が前方へ抜け出ないよう
になっている。
【0013】支持台24には鉛直方向の軸28、28が
固定されており、この軸28、28には一対の把持爪2
9が回動自在に取り付けられている。把持爪29は、そ
の対向する先端部内面に把持面30を有しており、その
後端部間に介装されたスプリング31(付勢部材)によ
って常時、その先端部側が閉じる方向に付勢されてい
る。この構成において、把持爪29、軸28、28、お
よびスプリング31がレベルパイプ把持機構32を構成
している。把持爪29の把持面30は、第1の作用面3
0aおよび第2の作用面30bを有しており、これら第
1、第2の作用面30a、30bは、後述するように、
レベルパイプ把持機構32が前進後退したときに、スプ
リング31の勢力に抗してレベルパイプの把持および解
放をスムーズになすようになっている。その詳細は、後
述する。
【0014】さらに、移動板20の前端面と支持台24
の後端面との間には、ロッド16、16を囲むようにコ
イルバネ33が装着されている。この構成において、こ
のコイルバネ33は常時、支持台24を前方に付勢して
いる。そして、駆動シリンダ14を作動させて移動板2
0を前方へ前進させると、移動板20を介してロッド1
6、16の位置が前進するが、ロッド16、16の位置
が定位置に止まったとき(すなわち、位置規制部材18
が駆動シリンダ14の後端面に当接したとき)、さらに
駆動シリンダ14のピストンロッド19が前進したとき
には移動板20を介してコイルバネ33が圧縮されてス
トッパ22、22が前方へ前進して、把持爪29の後端
に当接するようになっている。
【0015】一方、図3に示すように、レベルパイプ把
持機構32を有する装置本体11はその主軸10の上方
に設けられた偏心カム34aとストッパ34bとから成
る位置規制機構34によって、その旋回する範囲が、図
2の実線で示す位置から二点鎖線で示す90度の範囲に
制限されるようになっている。この場合、図2の実線で
示す位置はレベルパイプ把持機構32がシリンダブロッ
ク搬送装置1上に載置されたシリンダブロック6のレベ
ルパイプ取り付け孔(レベルパイプ取り付け位置)35
に対向する位置であり、二点鎖線で示す位置はレベルパ
イプの待機位置37に対向する位置である。
【0016】また、図1に示すように、装置本体11の
上部には支持部材38が固定され、支持部材38の上端
部にはローラ39が回転自在に軸支されている。一方、
フレーム7の下面には、支持部材40を介してガイド4
1が固定されている。ローラ39は、装置本体11がレ
ベルパイプ待機位置37からレベルパイプ取り付け孔3
5の直前までの範囲内で回動するときにはガイド41上
に係合し、装置本体11をレベルパイプの下端がレベル
パイプ取り付け孔35の上方に位置する高さに維持する
ようになっている。さらに、主軸10はフレーム7の上
面から上方に突出している。そして、フレーム7の上面
には旋回モータ42が設けられており、旋回モータ42
の回転が減速ギヤ43、43を介して主軸10に伝達す
るようになっている。さらに、装置本体11の前面には
突出壁部44が形成されており、突出壁部44の先端は
上方に起立して形成され、この起立して形成された突出
壁部44には、係合溝45が形成されている。この係合
溝45には、後述するようにレベルパイプ圧入プレス3
のフックが係合するようになっている。
【0017】レベルパイプ圧入プレス3の構成は以下の
通りである。フレーム7に駆動シリンダ46が固定され
ており、駆動シリンダ46はレベルパイプ圧入プレス3
の主要部を構成するものであり、その先端から下方に突
出するラム47にはフック48が形成されている。この
フック48は、図4に示すように、ローラ39がガイド
41から外れて装置本体11がガイド41の支持を失う
直前に係合溝45に係合するようになっている。
【0018】次に、このレベルパイプ圧入装置により、
レベルパイプをシリンダブロックのレベルパイプ取り付
け孔に圧入する作業について説明する。シリンダブロッ
ク搬送装置1がシリンダブロック6を搬送して、このレ
ベルパイプ圧入装置の定位置にくると、シリンダブロッ
ク搬送装置1がシリンダブロック6を定位置に止め、駆
動シリンダ8aが上方から下降してシリンダブロック6
が押え部材8bにより定位置に固定される。この状態に
おいて、レベルパイプ移送装置2は、図2に示す実線位
置から90度旋回した二点鎖線位置に置かれており、こ
の状態において、駆動シリンダ14が駆動され移動板2
0を介してロッド16、16が前方へ前進する。これに
伴ってロッド16、16に装着された支持台24および
レベルパイプ把持機構32が待機位置37にあるレベル
パイプ36方向へ前進する。把持爪29は、当初、レベ
ルパイプ36に当接し、第1の作用面30aでレベルパ
イプ36を案内し、さらに第2の作用面30b内に相対
的にレベルパイプ36を挿入して把持する。その後、駆
動シリンダ14の動作を切換えて把持爪29を少し後退
させた後、旋回モータ42が駆動されて主軸10が回動
され、装置本体11およびレベルパイプ把持機構32全
体が回動して、図2に示す実線位置にくる。
【0019】一方、装置本体11が主軸10とともに回
動したときに一定範囲内においてローラ39がガイド4
1に係合して装置本体11の高さが確保されるが、一定
範囲を越えて回動したときはローラ39がガイド41を
離脱して装置本体11はガイド41の支持を失う。そし
て、この離脱する直前において、係合溝45がレベルパ
イプ圧入プレス3のフック48に係合する。また、駆動
シリンダ14が駆動されてロッド16、16が前進する
とき、ロッド16、16が一定寸法、前進した位置で位
置規制部材18が駆動シリンダ14の後端面に係合して
ロッド16、16がその位置に止められる。さらに、駆
動シリンダ14は移動板20を介してそのピストンロッ
ド19が前進し、移動板20を前進させる。移動板20
はコイルバネ33を圧縮させつつストッパ22、22を
前進させる。ストッパ22、22の位置は、最終的に把
持爪29の後端面に当接して把持爪29を回動不能にロ
ックする。この状態でレベルパイプ36は強固に保持さ
れており、図2に示す実線位置においてレベルパイプ3
6の下端部がシリンダブロック6のレベルパイプ取り付
け孔35の真上に位置しており、この状態でレベルパイ
プ36が下降すれば圧入できる位置にある。前記の状態
において、レベルパイプ圧入プレス3が駆動シリンダ4
6により駆動されてラム47が下降する。これによって
レベルパイプ移送装置2の装置本体11全体が主軸10
に沿って下降されるとともに把持爪29が下降され、把
持爪29に配置されたレベルパイプ36がシリンダブロ
ック6のレベルパイプ取り付け孔35に圧入される。
【0020】レベルパイプ圧入後、駆動シリンダ14が
駆動されてピストンロッド19が後退してレベルパイプ
把持機構32が後退するとともに、把持爪29の把持面
30から圧入されたレベルパイプ36が解放される。そ
して、旋回モータ42を旋回して主軸10とともに装置
本体11及びレベルパイプ把持機構32全体が回動する
と、係合溝45がレベルパイプ圧入プレス3のフック4
8から外れるとともにローラ39がガイド41上に係合
してレベルパイプの待機位置37に戻る。以上、説明し
たように上記のレベルパイプ圧入装置は、レベルパイプ
移送装置2のレベルパイプ把持機構32により、レベル
パイプの待機位置37にあるレベルパイプ36を把持し
てシリンダブロック6のレベルパイプ取り付け孔35に
移送し、レベルパイプ圧入プレス3によりレベルパイプ
36を圧入することができるため、シリンダブロック6
の搬送、レベルパイプ36の移送および圧入の作業を全
て自動的に行うことができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載のエンジン用シリンダへの
レベルパイプ圧入装置は、シリンダブロックを載置する
シリンダブロック支持装置と、シリンダブロック支持装
置の側方に設けられたレベルパイプ移送装置と、シリン
ダブロック支持装置の上方に設けられたレベルパイプ圧
入プレスとを具備している。レベルパイプ移送装置のレ
ベルパイプ把持機構は、レベルパイプの待機位置でレベ
ルパイプを把持してシリンダブロックのレベルパイプ取
り付け位置まで移送するとともに、この間においては装
置本体がガイドにより下方から支持され、レベルパイプ
把持機構がレベルパイプ取り付け位置に到達したとき
に、装置本体がガイドの支持を失うとともにレベルパイ
プ圧入プレスのフックに係合して、レベルパイプ圧入プ
レスのラムがフックを下降してレベルパイプを圧入する
構成である。従って、このエンジン用シリンダへのレベ
ルパイプ圧入装置を使用すると、レベルパイプを取り付
ける作業の全工程が自動化されるため、少ない作業員で
行えるので製品コストの低下が図れるとともに、作業が
安全に行える。請求項2記載のエンジン用シリンダへの
レベルパイプ圧入装置は、請求項1記載のエンジン用シ
リンダへのレベルパイプ圧入装置において、レベルパイ
プ把持機構が開閉自在な一対の把持爪と、この把持爪を
閉じる方向に付勢する付勢部材とを有し、主軸に対して
水平方向に進退させられる構成である。レベルパイプ把
持機構は、レベルパイプ待機位置で前進して把持爪の把
持面によりレベルパイプを把持するとともに、このとき
ストッパが把持爪の後端を支持することによりレベルパ
イプの解放が拘束される。そして、レベルパイプ取り付
け位置でレベルパイプを圧入した後、レベルパイプ把持
機構が後退して把持爪の把持面からレベルパイプを解放
するようになっている。従って、レベルパイプは把持爪
に強固に把持されて移送および圧入が行われ、圧入され
た後は容易に把持爪から離されるため、レベルパイプの
取り付けが確実に行われる作業性が高い装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るレベルパイプ圧入装置の
側面図である。
【図2】同装置におけるA線視の一部断面の平面図であ
る。
【図3】同装置のB線視の正面図である。
【図4】同装置のC線視の断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック搬送装置 2 レベルパイプ移送装置 3 レベルパイプ圧入プレス 6 シリンダブロック 10 主軸 11 装置本体 29 把持爪 30 把持面 31 スプリング 32 レベルパイプ把持機構 35 レベルパイプ取り付け孔 36 レベルパイプ 37 レベルパイプの待機位置 41 ガイド 42 旋回モータ 47 ラム 48 フック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックを載置するシリンダブ
    ロック支持装置と、該シリンダブロック支持装置の側方
    に設けられたレベルパイプ移送装置と、該シリンダブロ
    ック支持装置の上方に設けられたレベルパイプ圧入プレ
    スとを具備してなり、 前記レベルパイプ移送装置は、鉛直方向に配置された主
    軸と、この主軸と一体的に回動自在、かつ該主軸に対し
    て上下動自在に支持された装置本体と、この装置本体に
    支持されたレベルパイプ把持機構と、前記主軸を駆動し
    て前記装置本体と共に前記レベルパイプ把持機構をレベ
    ルパイプの待機位置と前記シリンダブロック支持装置上
    の定位置に位置するシリンダブロックのレベルパイプ取
    り付け位置との間を旋回させる駆動源と、前記レベルパ
    イプ把持機構が前記レベルパイプの待機位置からレベル
    パイプ取り付け位置に到達する迄の間前記装置本体を下
    方から支持するガイドとを有した構成とされ、 前記レベルパイプ圧入プレスは、前記レベルパイプ把持
    機構が前記レベルパイプ取り付け位置に到達したときに
    前記ガイドの支持を失う前記装置本体を係合するフック
    と、該フックを下降してレベルパイプを圧入するラムと
    を有することを特徴とするエンジン用シリンダへのレベ
    ルパイプ圧入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエンジン用シリンダへの
    レベルパイプ圧入装置において、前記レベルパイプ把持
    機構は、開閉自在な一対の把持爪と、この把持爪を閉じ
    る方向に付勢する付勢部材とを有するとともに、前記主
    軸に対して水平方向に進退させる駆動源を備え、 前記把持爪は、その対向する先端部に、前記レベルパイ
    プの待機位置で前記レベルパイプ把持機構が前進させら
    れたときに前記付勢部材の勢力に抗してレベルパイプを
    相対的に侵入させて把持し、前記レベルパイプ取り付け
    位置でレベルパイプ圧入後に前記レベルパイプ把持機構
    が後退することにより前記付勢部材の勢力に抗してレベ
    ルパイプを解放する把持面が設けられて、かつ、その前
    進位置において前記把持爪の後端を支持して解放を拘束
    するストッパが前記駆動源によって進退可能にかつ前記
    把持爪に対して相対移動可能に設けられていることを特
    徴とするエンジン用シリンダへのレベルパイプ圧入装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100887829B1 (ko) * 2007-11-05 2009-03-09 현대자동차주식회사 핀 프레스 장치의 스쿠핑 방지 지그 유닛
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CN112692543A (zh) * 2020-12-01 2021-04-23 东风汽车集团有限公司 一种发动机堵盖自动对心压装装置及方法

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