JP4209796B2 - 置型電動等切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、置型電動等切断装置に関する。
従来の床置型電動鋸装置などの置型電動等切断装置は、被切断物支持部は装置置き面と水平に置かれ、該水平状態は固定される構成であった。
従来技術は被切断物支持部は装置置き面と平行に置かれその平行状態が固定される形態であるので、被切断物が長物である場合は被切断物を水平にするために持ち上げ台を被切断物の下に入れて水平にするなどの身体を移動させての被切断物のセット作業が必要となり、作業が煩雑で非効率的であるという欠点があった。
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、長物の被切断物のセット作業が身体を移動させることなく効率的に行える置型電動等切断装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびのそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために本発明は、被切断物を載せ支持する床などの装置置き面に置かれる被切断物支持部と、この被切断物支持部に固定された切断刃支持部と、この切断刃支持部に設けられた前記被切断物支持部に支持された被切断物を切断するために該被切断物に向けて上下動操作される切断刃を取り付ける切断刃セット部と、前記被切断物支持部と前記切断刃支持部および該切断刃支持部にセットされた前記切断刃を、前記被切断物支持部にセットされる被切断物の傾きに合わせて傾かせるための、前記被切断物支持部の下部に該被切断物支持部を天秤形態に支持するように突出設けられた傾形成手段と、前記被切断物支持部の底部の右側に設けられた、該傾き形成手段とによって該被切断物支持部を水平に支持することが可能である右水平支持脚と、からなり、前記被切断物支持部に左側からセットされる被切断物の傾きに合わせて前記傾き形成手段を支点に傾かせることができ且つ前記右水平支持脚によって右側には傾かないようにしてなる置型電動等切断装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
長物である被切断物の傾きに合わせて被切断物支持部および切断刃を傾けて被切断物の切断部位を正確に垂直にあるいは切断刃を任意の角度に傾けることができる装置においては求める角度に正確に切断することができるものであるので、被切断物の傾きを調節するための身体の移動させての調節作業をすることなく、作業効率性の大変良いという効果を得ることができる。
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例において1は床置型の電動切断装置であって、この切断装置1は被切断物2を載せ支持する床などの装置置き面に置かれる被切断物支持部3と、この被切断物支持部3に固定された切断刃支持部4と、この切断刃支持部4に設けられた被切断物支持部3に支持された被切断物2を切断するために該被切断物2に向けて上下動操作される切断刃5を取り付ける切断刃セット部6と、被切断物支持部3と切断刃支持部4および該切断刃支持部4にセットされた切断刃5を一体的に被切断物支持部3にセットされる長物である被切断物2の傾きに合わせて傾かせるための傾形成手段7とからなっている。
被切断物支持部3はベース8と、このベース8の上部に設けられた被切断物2を締め付け挟持する挟持部9と、この挟持部9を締め付け動作させる締め付け手段(図示せず)とからなっている。
切断刃支持部4は切断刃5を駆動する駆動モータ10と、切断刃5および駆動モータ10を被切断物支持部3上に垂直に回動操作できるように支持する駆動部支持アーム11と、切断刃5を垂直回動操作するための手で握る操作柄12とからなっている。
傾形成手段7は被切断物支持部3の略中程上部に設けられた軸13と、この軸13に回動自在に軸支された持上げ脚14と、この持上げ脚14に設けられた手で握る握り柄15と、被切断物支持部3の下部に設けられた回動立てた持上げ脚14の回動を止めるストッパー16とからなっている。
持上げ脚14は被切断物支持部3の前部と後部にそれぞれあり、一体的に動作するように連結されている。
握り柄15を左手で握り下内向きに抑え被切断物支持部3を右手で左側に強く押し移動させると、持上げ脚14がつっかえ棒となって該持上げ脚14は回動立ち同時に被切断物支持部3が置き面から該持上げ脚14を軸にして持ち上がる(図1の下図)。持上げ脚14はストッパー16で回動は止められ立ち状態が固定される。
すなわち図1の下図に示すように天秤支持状態となるのである。
この天秤状態で長物の被切断物2をセットし、この被切断物2の傾きに被切断物支持部3の傾きを合わせ挟持部9で該被切断物2を締め付け挟持して被切断物支持部3と被切断物2を固定し、切断刃5を降ろし被切断物2を切断する。
傾形成手段の形態は、脚部をラックとして小歯車やウオーム歯車などにより該脚部を垂直昇降させる、カム形態物を回転させる、軸を中心からずらした円盤を回転させる、油圧ジャッキーによるものなど多様な形態がある。
なお、以下に述べる本発明を実施するための最良の実施の形態あるいは本願出願人が発明したところの参考例の説明に当たって、前述した本発明を実施するための最良の実施の形態あるいは本願出願人が発明したところの参考例と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図2に示す本発明の最良の第1の実施の形態において前記本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例と主に異なる点は、傾形成手段をベース8の中央に立て下げ固定した前後に設けた傾形成脚19と、この傾形成脚19の下部に軸支された足部20と、ベース8の左前後に一体動作するように連結されて設けられた廻し摘み21により内側に回動されたベース8内に収納される左水平支持脚22と、ベース8の右前後に一体動作するように連結されて設けられた廻し摘み23により内側に回動されたベース8内に収納される右水平支持脚24とからなる傾形成手段25としてなる切断装置26を形成した点による。
左水平支持脚22および右水平支持脚24あるいはいずれか一方を上げることにより、被切断物支持部3を左右にあるいはいずれかに好みの傾きとすることができる。
図3に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第2の参考例において前記本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例と主に異なる点は、傾形成手段をベース8の右側底部に右側を持上げる下部にコロ28を有するラック脚29と、このラック脚29を昇降させる小歯車30と、この小歯車30を廻すハンドル31とからなるジャッキー形態の傾形成手段32としてなる切断装置33を形成した点にある。
長物からなる被切断物を長手側を装置の左側に持ってくる場合にのみ有効であるが、一般的にはこの様な使用となるので効果は十分である。34は固定足。
図4に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第3の参考例において前記本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例と主に異なる点は、傾形成手段をベース8の下方に該ベース8と分離されて設けられたベース37と、このベース37の中央に固定設けられベース8を横回転上下回動自在に連結する自在継手38と、ベース8に設けられた該ベース8の前部の操作ハンドル39の廻し操作により自在継手38の頂部を抑える開放するにより被切断物支持部3を任意の位置で固定する傾き廻り固定部40からなる傾形成手段41とした切断装置42を形成した点にある。
43は切断刃5の左右傾きを調節固定する刃傾調節ハンドルである。
被切断物支持部3の横廻しおよび傾きが自在であるので、被切断物を大体の所に置くだけで後は装置の被切断物の横傾き、縦傾きに装置を合わせる操作で正確な切断が行えるという効果を得ることができる。
図5に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第4の参考例において本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例と主に異なる点は、傾形成手段をベース8の下方に設けた中ベース46と、この中ベース46の下部に該中ベース46を横回転自在に支持して設けられた下部ベース47と、この下部ベース47と前記中ベース46の間の中央前後線上に設けられた該中ベース46と該下部ベース47を連結し且つ該中ベース46を左右に傾け回動可能に支持する連結回動支部48、49と、連結回動支部48の前部に固定された歯車50、この大歯車50と、この大歯車50に噛んだ小歯車51と、この小歯車51を廻し操作するハンドル52とからなる傾形成手段53とし、ベース8の側部に中ベース46の横回しを停止させる蝶ボルト54を設け、ベース8の横回しを操作するハンドル55を設けてなる切断装置56を形成した点にある。
ハンドル52を廻し大歯車50を動かすことにより中ベース46および被切断物支持部3を傾かせる。
図6に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第5の参考例において前記本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例と主に異なる点は、傾形成手段をベース8の下方に設けた中ベース46と、この中ベース46の下部に該中ベース46を横回転自在に支持して設けられた下部ベース47と、ベース8と中ベース46の間の中央前後線上に設けられた該ベース8と該中ベース46を連結し且つ該ベース8を左右に傾け回動可能に支持する連結回動支部48、49と、連結回動支部48の前部に固定された歯車50、この大歯車50と、この大歯車50に噛んだ小歯車51と、この小歯車51を廻し操作するハンドル52とからなる傾形成手段59とし、中ベース46の側部に該中ベース46の横回しを停止させる蝶ボルト54を設け、ベース8および中ベース46の横回しを操作するハンドル55を該ベース8に設けてなる切断装置60を形成した点にある。
ハンドル52を廻し大歯車50を動かすことにより被切断物支持部3を傾かせる。
図7に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第6の参考例において前記本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例と主に異なる点は、傾形成手段をベース8の中央前後線上の低部に設けた脚形態の支脚体62と、この支脚体62の下部に軸支された足部63とからなる傾形成手段64とし、ベース8の水平状態を固定するための四角形の傾形成手段64と同じ高さのアダプター65、66を床とベース8の間に置いてなる切断装置67を形成した点にある。
傾形成手段64は既存、購入済みの切断装置のベース低部に粘着剤やネジ゛などにより取り付け固定する切断装置支持装置として使用されるものでもある。
図8に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第7の参考例において70は切断装置支持装置であって、この切断装置支持装置70は主に床などの装置置き面に置いて使用する電動丸鋸装置などの切断装置74を載せる装置載せ部71と、この装置載せ部71の下部略中央前後線上に突出設けた脚形態の傾形成手段72とからなり、この傾形成手段72の底部を受ける受け体73と、アダプター65、66とからなり、切断装置74を装置載せ部71に載せた状態で傾形成手段72を支点に該切断装置74および該装置載せ部71を左右、前記切断装置にセットされる被切断物の傾きに合わせて傾かせることができるようにしてなるものである。
75は切断装置74が滑らないようにするストッパーである。
図9に示す本発明の最良の第2の実施の形態において77は切断装置支持装置であって、この切断装置支持装置77は主に床などの装置置き面に置いて使用する電動丸鋸装置などの切断装置74の底部に粘着剤やネジなどにより固定される固定部78と、この固定部78の下部に突出設けられた切断装置74を天秤形態に支持する脚形態の傾形成手段79と、この傾形成手段79の底部を受ける受け体73と、アダプター65、66とからなっている。
アダプター66はベース8の底部に粘着剤などで固定して使用する。
図10に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第8の参考例において82は切断装置支持装置であって、この切断装置支持装置82は主に床などの装置置き面に置いて使用する電動丸鋸装置などの切断装置74を載せる上部ベース83と、この上部ベース83の下方の設けられた下部ベース84と、上部ベース83と下部ベース84の間に該上部ベース83,下部ベース84を連結し且つ上部ベース83を左右の一方の側に傾かせるジャッキー形態の傾形成手段85とからなっている。
傾形成手段85は左側で上部ベース83と下部ベース84を連結してなるジャッキー86と、該ジャッキー86を動作させるハンドル87と、このハンドル87を支持し且つ上部ベース83を可動軸88で軸支してなる下部ベース84の右側に固定されてなる操作支持部89とからなっている。
図11に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第9の参考例において前記本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例と主に異なる点は、傾形成手段を上部ベース83と下部ベース84の中央に該上部ベース83と該下部ベース84を連結してなる圧縮コイルバネからなる傾き形成手段91としてなる切断装置支持装置92を形成した点にある。
上部ベース83を適宜な間隔をあけて端方を下部ベース84に回動自在に軸支し、一方の側に圧縮コイルバネからなる傾き形成手段を設けてなる構成もよい。
また、上部ベース83と下部ベース84の左右を圧縮コイルバネで浮かせ支持してなる構成もよい。
図12に示す本願出願人が発明したところの電動切断装置の第10の参考例において前記本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例と主に異なる点は、傾形成手段を上部ベース83の下部に形成したテーパー部94と、下部ベース84の上部に設けられたラック95に支持案内されて該ラック95に噛合う歯車(図示せず)を廻し摘み96の手廻し操作により横移動する上部に支持コロ97を有する上部ベース支持体98とからなる傾形成部99とし、上部ベース83の右側と下部ベース84の右側を回動自在に軸支部101で軸支してなる切断装置支持装置100を形成した点にある。
以上述べてきた切断装置支持装置の形態なり技術思想を切断装置に設けてなる切断装置についても本発明の技術範囲に含まれるものである。その場合、上部ベースを切断装置のベースと見ることができる。
本発明は置型電動切断装置を製造する産業で利用される。
本願出願人が発明したところの電動切断装置の第1の参考例の正面図。 本発明の最良の第1の実施の形態の正面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第2の参考例の正面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第3の参考例の側面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第4の側面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第5の参考例の側面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第6の正面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第7の参考例の正面図。 本発明の最良の第2の実施の形態の正面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第8の正面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第9の正面図。 本願出願人が発明したところの電動切断装置の第10の正面図。
符号の説明
1:切断装置、
2:被切断物、
3:被切断物支持部、
4:切断刃支持部、
5:切断刃、
6:切断刃セット部、
8:ベース、
9:挟持部、
10:駆動モータ、
11:駆動部支持アーム、
12:操作柄、
19:傾形成脚、
20:足部、
21:廻し摘み、
22:左水平支持脚、
23:廻し摘み、
24:右水平支持脚、
25:傾形成手段、
26:切断装置、
29:ラック脚、
30:小歯車、
31:ハンドル、
32:傾形成手段、
33:切断装置、
34:固定足、
37:ベース、
38:自在継手、
39:操作ハンドル、
40:傾き廻り固定部、
41:傾形成手段、
42:切断装置、
43:刃傾調節ハンドル、
46:中ベース、
47:下部ベース、
48:連結回動支部、
49:連結回動支部、
50:大歯車、
51:小歯車、
52:ハンドル、
53:傾形成手段、
54:蝶ボルト、
55:ハンドル、
56:切断装置、
59:傾形成手段、
60:切断装置、
62:支脚体、
63:足部、
64:傾形成手段、
65:アダプター、
66:アダプター、
73:受け体、
74:切断装置、
77:切断装置支持装置、
78:固定部、
79:傾形成手段。

Claims (1)

  1. 被切断物を載せ支持する床などの装置置き面に置かれる被切断物支持部と、
    この被切断物支持部に固定された切断刃支持部と、
    この切断刃支持部に設けられた前記被切断物支持部に支持された被切断物を切断するために該被切断物に向けて上下動操作される切断刃を取り付ける切断刃セット部と、
    前記被切断物支持部と前記切断刃支持部および該切断刃支持部にセットされた前記切断刃を、前記被切断物支持部にセットされる被切断物の傾きに合わせて傾かせるための、前記被切断物支持部の下部に該被切断物支持部を天秤形態に支持するように突出設けられた傾形成手段と、
    前記被切断物支持部の底部の右側に設けられた、該傾き形成手段とによって該被切断物支持部を水平に支持することが可能である右水平支持脚と、からなり、
    前記被切断物支持部に左側からセットされる被切断物の傾きに合わせて前記傾き形成手段を支点に傾かせることができ且つ前記右水平支持脚によって右側には傾かないようにしてなることを特徴とする置型電動等切断装置。
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