JP4207884B2 - 楽音制御装置および楽音制御処理のプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、楽音制御装置および楽音制御処理のプログラムに関し、特に、環境やその他の条件に応じた適正な音量で発音できるような楽音制御装置および楽音制御処理のプログラムに関するものである。
集合住宅や夜間において電子鍵盤楽器などによって曲を演奏する際には、周囲の人たちに迷惑にならないようにヘッドホンを装着して演奏することが多い。しかしながら、ヘッドホンで聴く音楽は空間的な音の広がりに乏しく、こもった音になってしまうという問題がある。特にクラシック曲のように微妙なフレーズを演奏するときは、スピーカからの音に比べるとヘッドホンからの音は相当に音質を損なってしまう。また、ヘッドホンを装着しての演奏では、演奏者に身体的負担がかかり、特に子供にとっては演奏中の疲労が著しい。このため、スピーカから発音される音量を小さくした状態で演奏することになる。音量を小さくした状態で演奏する方法については、従来、いくつか提案がなされている。
ある提案の電子楽器によれば、弱い音の発音時の音量制御を的確に制御できるようになっている。この提案においては、操作子に対する演奏者の操作力を検出する手段と、第1のスレッショルドの近傍での前記操作力に応じて操作力情報を生成する手段と、前記操作力情報に応じて(第1のスレッショルドよりも高いレベルの)第2のスレッショルドを設定する手段と、検出された操作力が前記第2のスレッショルドを越えたことをもって楽音の発生を指示する手段と、を設けた構成になっている。この構成によれば、例えば、操作力が大きい場合にはスレッショルドを高くし、操作力が小さい場合にはスレッショルドを低くすることにより、操作力に基づいてスレッショルドを予測設定して、演奏者が希望する音量に応じた発音をするようになっている。(特許文献1参照)
また、ある提案の鍵盤楽器用スピーカの漏音防止構造によれば、音源から出る音が周囲に漏れるのを防止するようになっている。この提案においては、音源付きの鍵盤楽器に取り付けられ、該鍵盤楽器の左前面および右前面からそれぞれ前方に延出された一対の遮音用板材と、前記遮音用板材に取り付けられ、前記鍵盤楽器の音源による音を前記一対の遮音用板材により囲まれた空間内に出力するスピーカとを備えた構成になっている。(特許文献2参照)
また、ある提案のグランドピアノの音量調整装置によれば、集合住宅や夜間など周囲の状況に応じて所望の音量に調整するようになっている。この提案においては、グランドピアノの下方開口部をルーバーや蛇腹などの開閉部を有する遮音板で覆った構成になっている。(特許文献3参照)
また、ある提案の電子楽器によれば、演奏者が自分の判断で音量調整を行うことなく、演奏する時間帯に合わせてまわりに迷惑のかからない適切な音量で演奏を行うようになっている。この提案においては、時刻を計時する計時手段と、上記計時された時刻をパラメータとして音源を制御する音源制御手段とを備えた構成になっている。(特許文献4参照)
特開平6−12073号公報 特開平8−194482号公報 国際公開WO96/03739号公報 特開平11−344981号公報
しかしながら、上記特許文献1の提案においては、演奏者が希望する小さい音量で発音していても、演奏に熱が入ってくると無意識のうちに小さい音量が不満になり、力をこめて演奏を行うようになってしまう。このため、指を痛めたり楽器に負荷がかかり過ぎるようになる。特に、電子弦楽器などにおいては、激しい演奏のために弦が切れるおそれもある。また、小さい音量で演奏するという当初の目的も達成されなくなってしまうことになる。
また、上記特許文献2および特許文献3においては、音が広がる空間を閉じ込めてしまうので、結果的にヘッドホンで聴く場合と同様に、空間的な音の広がりに乏しく、こもった音になってしまうという問題がある。
また、上記特許文献4の場合には、深夜や早朝には自動的に音量が小さくなるが、演奏に熱が入ってくると無意識のうちに小さい音量が不満になり、力をこめて演奏を行うようになってしまうことの解決にはならない。
本発明は、このような従来の課題を解決するためのものであり、周囲の環境などによって小さい音量で楽器を演奏する場合には、演奏者が無意識のうちに力をこめて演奏を行うような状況を未然に防止して、演奏によって周囲に迷惑をかけることもなく、演奏者が指を痛めたり楽器に負荷がかかり過ぎないようにすることを目的とする。
請求項1に記載の楽音制御装置は、演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する演奏手段(実施形態においては、図1の鍵盤3に相当する)と、演奏手段から入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段に対して指示する楽音発生指示手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)と、操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定するモード設定手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)と、モード設定手段によって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、ベロシティに応じた音源手段から発生された楽音の音量が所定値より大きくなったときには、前記演奏手段において演奏に対する発音の感度を大きくして音量が大きい旨の警告を報知する警告報知手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)と、を備えた構成になっている。
請求項2に記載の楽音制御装置は、演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する演奏手段(実施形態においては、図1の鍵盤3に相当する)と、演奏手段から入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段に対して指示する楽音発生指示手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)と、操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定するモード設定手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)と、モード設定手段によって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、ベロシティに応じた音源手段から発生された楽音の音量が所定値より大きくなったときには、前記演奏手段の演奏に伴って自動演奏がなされる伴奏音の音量を小さくして音量が大きい旨の警告を報知する警告報知手段(実施形態においては、図1のCPU1に相当する)と、を備えた構成になっている。
請求項に記載の楽音制御処理のプログラムは、コンピュータに、演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する第1のステップと、第1のステップによって入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段(実施形態においては、図1の音源8に相当する)に対して指示する第2のステップと、操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定する第3のステップと、第3のステップによって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、ベロシティに応じた音源手段からの音量が所定値より大きくなったときには、前記第1のステップによる演奏の際に当該演奏に対する発音の感度を大きくして音量が大きい旨の警告を報知する第4のステップと、を実行させる構成になっている。
第1のステップないし第4のステップは、実施形態においては、図1のCPU1の処理に相当する。
請求項4に記載の楽音制御処理のプログラムは、コンピュータに、演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する第1のステップと、第1のステップによって入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段(実施形態においては、図1の音源8に相当する)に対して指示する第2のステップと、操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定する第3のステップと、第3のステップによって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、ベロシティに応じた音源手段からの音量が所定値より大きくなったときには、前記第1のステップによる演奏に伴って自動演奏がなされる伴奏音の音量を小さくして音量が大きい旨の警告を報知する第4のステップと、を実行させる構成になっている。
第1のステップないし第4のステップは、実施形態においては、図1のCPU1の処理に相当する。
本発明の楽音制御装置および楽音制御処理のプログラムによれば、周囲の環境などによって小さい音量で楽器を演奏する場合には、演奏者が無意識のうちに力をこめて演奏を行うような状況を未然に防止して、演奏によって周囲に迷惑をかけることもなく、演奏者が指を痛めたり楽器に負荷がかかり過ぎないようにできるという効果が得られる。
以下、本発明による楽音制御装置の第1実施形態ないし第3実施形態について、電子鍵盤楽器を例に採って図を参照して説明する。
図1は、各実施形態における電子鍵盤楽器の構成を示すブロック図である。CPU1は、システムバス2を介して、鍵盤3、スイッチ部4、ROM5、RAM6、表示部7、音源8、曲メモリ9、およびMIDIインターフェース(MIDI I/F)10に接続され、これら各部との間でコマンドおよびデータの授受を行って、この電子鍵盤楽器を制御する。
鍵盤3は、演奏操作に応じてノートすなわち音高およびベロシティのデータをCPU1に入力する。スイッチ部4は、電源スイッチ、自動伴奏のスタートスイッチ、小音量スイッチなどのモードスイッチ、音色設定スイッチなどのスイッチ群で構成され、各スイッチの操作に応じて対応するコマンドやデータをCPU1に入力する。ROM5は、CPU1によって実行される楽音制御処理のプログラムやその他の制御プログラム、および、電源スイッチがオンされた際のイニシャライズにおける初期データなどをあらかじめ記憶している。RAM6は、CPU1のワークエリアであり、CPU1によって処理されるデータをストアするレジスタ、フラグ、ポインタ(変数)のエリアが設けられている。表示部7は、CPU1の表示制御に応じて、初期画面であるメニュー、練習曲の曲名その他のデータ画面を表示するとともに、演奏中においては、曲データの楽譜や演奏上の注意画面などを表示する。
音源8は、内部の制御手段であるCPU(図示せず)によってCPU1との間のコマンドおよびデータの通信処理、および、CPU1から受信する発音指示および音高、音色などを含むノートオンイベントに応じて、波形メモリ(図示せず)から対応する波形データを読み出し、その波形データに対してエンベロープのデータを乗算して楽音信号を生成し、D/A変換回路11、サウンドシステム12を介してスピーカ13から発音させる。また、音源8は、CPU1から受信する消音指示に応じて、発音中の楽音に対する消音処理を行うとともに、消音後は消音イベントをCPU1に送付する。
曲メモリ9は、MIDIデータ形式で複数種類の曲データを記憶している。MIDIインターフェース10は、外部のMIDI機器から曲データを受信して曲メモリ9に記憶する。
これらの曲データは、図2に示すように、タイムとイベントのデータが交互に配列されたシーケンスデータになっている。また、曲データは、メロディパートとリズム、コード、ベースなどの伴奏パートとで構成されている。各イベントのデータは、パート番号、イベント種、ベロシティで構成されている。イベント種には、ノートオン又はノートオフおよびその音高、音色を変更するためのプログラムチェンジ、エクスクルーシブ・メッセージとしてのメタイベントなどがある。ベロシティは、イベント種によって内容が変わり、イベント種がノートオンの場合には演奏の強弱を示すデータとなり、イベント種がプログラムチェンジの場合には音色番号となり、イベント種がメタイベントの場合には、そのメタイベントに対応するデータとなる。
次に、図1の電子鍵盤楽器による第1実施形態の動作について、図3ないし図5に示すCPU1のフローチャートを参照して説明する。
図3において、所定のイニシャライズ(ステップSA1)の後、スイッチ部4の操作によって小音量モードスイッチがオンされたか否かを判別する(ステップSA2)。このスイッチがオンされたときは、フラグSVMFを反転する(ステップSA3)。次に、反転したSVMFの値が1であるか又は0であるかを判別する(ステップSA4)。SVMFは、通常音量モードの場合には0にリセットされ、小音量モードの場合には1にセットされるフラグである。なお、ステップSA1のイニシャライズではSVMFは0にリセットされている。SVMFの値が1である場合にはメタイベントとしてのコマンドVに0.5を代入し(ステップSA5)、SVMFの値が0である場合にはコマンドVに1.0を代入する(ステップSA6)。そして、コマンドVを音源8に送付する(ステップSA7)。
コマンドVを音源8に送付した後、又は、ステップSA2において小音量モードスイッチがオンでない場合には、鍵盤3において押鍵がされたか否かを判別する(ステップSA8)。押鍵がされたときは、押鍵された鍵の鍵番号をレジスタNOTEにストアし(ステップSA9)、押鍵の強弱に応じたベロシティをレジスタVELにストアする(ステップSA10)。次に、SVMFの値が1であるか又は0であるかを判別する(ステップSA11)。
ステップSA8において鍵盤3が押鍵されない場合には、離鍵がされたか否かを判別する(ステップSA12)。離鍵がされたときは、離鍵された鍵の鍵番号をNOTEにストアし(ステップSA13)、VELの値を0に設定する(ステップSA14)。次に、NOTEおよびVELによりオフイベントを作成し(ステップSA15)、そのオフイベントを音源8に送付する(ステップSA16)。この後は、ステップSA2に移行して、小音量モードスイッチのオンを判別する。
ステップSA11においてSVMFの値が1(小音量モード)である場合には、図4のフローチャートにおいて、VELのベロシティの値が所定値より大きいか否かを判別する(ステップSA17)。この所定値は、小音量モードにおける上限の音量に対応するベロシティの値である。VELのベロシティの値が所定値より大きい場合には、音色変更イベントを作成して(ステップSA18)、音源8に送付する(ステップSA19)。また、変更フラグを1にセットして(ステップSA20)、表示部7の画面に「音が大きいです!」などのベロシティ警告を表示する(ステップSA21)。この警告表示の後、若しくは、ステップSA17においてVELのベロシティが所定値以下である場合、又は、図3のステップSA11においてSVMFの値が0(通常音量モード)である場合には、NOTEおよびVELによりノートオンイベントを作成し(ステップSA22)、そのノートオンイベントを音源8に送付する(ステップSA23)。この後は、図3のステップSA2に移行してて、小音量モードスイッチのオンを判別する。
図3のステップSA8において押鍵がされず、ステップSA12において離鍵もされない場合には、図5のフローチャートにおいて、音源8から消音イベントを受信したか否かを判別する(ステップSA24)。消音イベントを受信したときは、表示部7の画面の警告表示がされているか否かを判別し(ステップSA25a)、警告表示がされている場合にはこれを消去する(ステップSA25b)。次に、変更フラグが1であるか否かを判別し(ステップSA26)、このフラグが1である場合には0にリセットする(ステップSA27)。次に、音色復帰イベントを作成して(ステップSA28)、音源8に送付する(ステップSA29)。音色復帰イベントの送付の後、若しくは、ステップSA26において変更フラグが0である場合、又は、ステップSA24において消音イベントを受信しない場合には、図3のステップSA2に移行して、小音量モードスイッチのオンを判別する。
以上のように、この第1実施形態によれば、CPU1は、鍵盤3の演奏に応じた発音のノートおよびベロシティを含む演奏データを入力し、そのノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を音源8に対して指示し、スイッチ部4の操作に応じて所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合には、音源8から発音された楽音の音量がその所定値より大きくなったときは、設定された音色を変更して音量が大きい旨の警告を報知するとともに、表示部7の画面に警告表示を行う。
したがって、周囲の環境などによって所定値以下の音量で発音する小音量モードが設定されているにもかかわらず、音源8からの音量がその所定値より大きくなってしまった場合には、設定された音色を変更して演奏者に対して音量が大きいことを気付かせる。例えば、ピアノの音色で演奏されている場合にはチェンバロの音色に変更し、ギターの音色で演奏されている場合にはマンドリンの音色に変更し、トランペットの音色で演奏されている場合にはトロンボーンの音色に変更する。これにより、演奏者が無意識のうちに力をこめた演奏を行うような状況を未然に防止して、演奏によって周囲に迷惑をかけることもなく、演奏者が指を痛めたり楽器に負荷がかかり過ぎないようにできる。
次に、図1の電子鍵盤楽器による第2実施形態の動作について、図6および図7に示すCPU1の一部のフローチャートを参照して説明する。
この第2実施形態においては、CPU1のフローチャートの一部は、図3に示した第1実施形態のフローチャートと同じである。したがって、図3を援用して第2実施形態の動作を説明する。図3のステップSA11において、SVMFの値が1(小音量モード)である場合には、図6のフローチャートにおいて、VELのベロシティの値が所定値より大きいか否かを判別する(ステップSA30)。VELのベロシティの値が所定値より大きい場合には、押鍵に対する発音音量の感度を設定するレジスタKANDOに1より大きい値をストアする(ステップSA31)。また、表示部7の画面に「音が大きいです!」などのベロシティ警告を表示する(ステップSA32)。ステップSA30においてVELのベロシティの値が所定値以下である場合には、KANDOに1をストアする(ステップSA33)。ベロシティの警告表示の後、又は、ステップSA33においてKANDOに1をストアした後は、VELのベロシティにKANDOの値を乗算して(ステップSA34)、NOTEおよびVELによりノートオンイベントを作成し(ステップSA35)、そのノートオンイベントを音源8に送付する(ステップSA36)。この後は、図3のステップSA2に移行して、小音量モードスイッチのオンを判別する。
図3のステップSA8において押鍵がされず、ステップSA12において離鍵もされない場合には、図7のフローチャートにおいて、音源8から消音イベントを受信したか否かを判別する(ステップSA37)。消音イベントを受信したときは、表示部7の画面に警告表示がされているか否かを判別し(ステップSA38)、警告表示がされている場合にはこれを消去する(ステップSA39)。この後は、図3のステップSA2に移行して、小音量モードスイッチのオンを判別する。
以上のように、この第2実施形態によれば、CPU1は、鍵盤3の演奏に応じた発音のノートおよびベロシティを含む演奏データを入力し、そのノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を音源8に対して指示し、スイッチ部4の操作に応じて所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合には、音源8から発音された楽音の音量がその所定値より大きくなったときは、演奏に対する発音の感度を大きくして音量が大きい旨の警告を報知するとともに、表示部7の画面に警告表示を行う。
したがって、周囲の環境などによって所定値以下の音量で発音する小音量モードが設定されているにもかかわらず、音源8からの音量がその所定値より大きくなってしまった場合には、演奏に対する発音の感度を大きくして、演奏者が予想したよりも大きい音量で発音して、演奏者に対して音量が大きいことを気付かせる。これにより、第1実施形態と同様に、演奏者が無意識のうちに力をこめて演奏を行うような状況を未然に防止して、演奏によって周囲に迷惑をかけることもなく、演奏者が指を痛めたり楽器に負荷がかかり過ぎないようにできる。
次に、図1の電子鍵盤楽器による第3実施形態の動作について、図8および図9に示す音源8のフローチャート、図3および図4に示した第1実施形態のCPU1のメインルーチンのフローチャート、図10に示すCPU1の伴奏スイッチインタラプトのフローチャート、および図11に示すCPU1のタイマインタラプトのフローチャートを参照して説明する。なお、音源3のフローチャートにおいては、上記第1実施形態および第2実施形態における音源3の処理も含めて記載し、包括的に音源8の動作を説明する。
図8において、所定のイニシャライズ(ステップSB1)の後、CPU1からイベント又はコマンドの受信があったか否かを判別する(ステップSB2)。受信があったときは、その受信内容に応じた処理を実行する。
受信したのがノートオンイベントであるか否かを判別し(ステップSB3)、ノートオンイベントである場合には、そのノートオンイベントに基づく楽音作成処理を開始する(ステップSB4)。そして、発音フラグONFを1にセットする(ステップSB5)。
受信したのがノートオフイベントであるか否かを判別し(ステップSB6)、ノートオフイベントである場合には、そのノートオフイベントに基づくリリース処理を開始する(ステップSB7)。そして、ONFを0にリセットし、消音フラグOFFを1にセットする(ステップSB8)。
受信したのが音色変更イベントであるか否かを判別し(ステップSB9)、音色変更イベントである場合には、音色変更処理を行う(ステップSB10)。受信したのが音色復帰イベントであるか否かを判別し(ステップSB11)、音色復帰イベントである場合には、変更した音色を元に戻す処理を行う(ステップSB12)。受信したのがメタイベントのVコマンドであるか否かを判別し(ステップSB13)、Vコマンドである場合には、CPU1から送付されたVの値である0.5又は1.0をエンベロープのパラメータとしてセットする(ステップSB14)。
受信したのが演奏停止によるオールノートオフあるか否かを判別し(ステップSB15)、オールノートオフである場合には、全てのパートに対応する発音チャンネルに対してリリース処理を開始するオールノートオフ処理を行う(ステップSB16)。
ステップSB5においてONFを1にセットした後、ステップSB8においてONFを0にリセットおよびOFFを1にセットした後、ステップSB10において音色変更処理を行った後、ステップSB12において音色を元に戻す処理を行った後、ステップSB14においてVの値である0.5又は1.0をエンベロープのパラメータとしてセットした後、又は、ステップSB16においてオールノートオフ処理の後は、ステップSB2に移行してCPU1からの受信の有無を判別する。
ステップSB2において、CPU1からイベントおよびコマンドを受信しない場合には、図9のフローチャートにおいて、ONFが1(発音開始)であるか否かを判別し(ステップSB17)、ONFが1である場合には楽音生成処理を行う(ステップSB18)。ONFが0である場合には、OFFが1(消音開始)であるか否かを判別し(ステップSB19)、OFFが1である場合には楽音リリース処理を行う(ステップSB20)。ONFおよびOFFがともに0である場合には、図8のステップSB2に移行して、CPU1からのイベント又はコマンドの受信の有無を判別する。
図9のステップSB18における楽音生成処理の後、又は、ステップSB20における楽音リリース処理の後は、生成している楽音信号のレベルにVの値である0.5又は1.0を乗算する(ステップSB21)。そして、楽音信号のレベルが0より大きいか又は0になったかを判別する(ステップSB22)。楽音信号のレベルが0より大きい場合には、D/A変換回路11に対して楽音信号を出力する(ステップSB23)。楽音信号が0になった場合には、CPU1に対して消音イベントを送付し(ステップSB24)、OFFを0にリセットする(ステップSB25)。ステップSB23の楽音信号出力の後、又は、ステップSB25においてOFFをリセットした後は、図8のステップSB2に移行して、CPU1からのイベント又はコマンドの受信の有無を判別する。
図9の伴奏スイッチインタラプトのフローチャートでは、伴奏スイッチのオンに応じて、自動伴奏のスタートフラグSTFを反転する(ステップSC1)。そして、反転したSTFが1であるか又は0であるかを判別する(ステップSC2)。STFが1である場合には、伴奏データのスタートアドレスをレジスタADにセットし(ステップSC3)、ADをアドレスにして、伴奏データにおける最初のタイムデータを読み出し(ステップSC4)、読み出したタイムデータをレジスタTにストアする(ステップSC5)。そして、タイマインタラプトを禁止解除する(ステップSC6)。したがって、この後はタイマインタラプトごとにTの値がデクリメントされる。
ステップSC2においてSTFが0である場合には、音源8にオールノートオフを送付し(ステップSC7)、タイマインタラプトを禁止する(ステップSC8)。
ステップSC6においてタイマインタラプトの禁止解除をした後、又は、ステップSC8においてタイマインタラプトを禁止した後は、図3のメインルーチンに戻る。
図10のタイマインタラプトのフローチャートでは、まず、Tの値をデクリメントする(ステップSD1)。そして、Tの値が0に達したか否かを判別する(ステップSD2)。Tの値が0に達していないときは図3のメインルーチンに戻るが、Tの値が0に達したときは、ADのアドレスを進める(ステップSD3)。このときADのアドレスが最終アドレスを過ぎたか否かを判別し(ステップSD4)、最終アドレスを過ぎたときは、ADに再び伴奏データのスタートアドレスをセットする(ステップSD5)。ADにスタートアドレスをセットした後、又は、ADのアドレスが最終アドレスを過ぎていない場合には、ADによる伴奏データの読み出しを行う(ステップSD6)。
そして、読み出した伴奏データがイベントであるか又はタイムであるかを判別する(ステップSD7)。読み出した伴奏データがタイムである場合には、Tにそのタイムデータをストアして(ステップSD8)、図3のメインルーチンに戻る。
一方、読み出した伴奏データがイベントである場合には、そのイベントがノートオフイベントであるか、又は、ノートオンイベントであるかを判別する(ステップSD9)。伴奏データのイベントがノートオフイベントである場合には、そのノートオフイベントを音源8に送付する(ステップSD10)。伴奏データのイベントがノートオンイベントである場合には、鍵盤3が押鍵中であるか否かを判別して(ステップSD11)、押鍵中であるときは、伴奏のノートオンイベントのベロシティの値を小さくする(ステップSD12)。そして、ノートオンイベントを音源8に送付する(ステップSD13)。
ステップSD10又はステップSD13において、ノートオフイベント若しくはノートオンイベントを音源に送付した後、又は、読み出した伴奏データのイベントがノートイベントでなくプログラムチェンジやメタイベントなどである場合には、ステップSD3に移行してADのアドレスを進める。
以上のように、この第3実施形態によれば、CPU1は、鍵盤3の演奏に応じた発音のノートおよびベロシティを含む演奏データを入力し、そのノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を音源8に対して指示し、スイッチ部4の操作に応じて所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合には、音源8から発音された楽音の音量がその所定値より大きくなったときは、演奏に伴って自動演奏がなされる伴奏音の音量を小さくして警告を報知するとともに、表示部7の画面に警告表示を行う。
したがって、周囲の環境などによって所定値以下の音量で発音する小音量モードが設定されているにもかかわらず、音源8からの音量がその所定値より大きくなってしまった場合には、伴奏音の音量を小さくして、メロディパートの音量を強調することで、演奏者に対して音量が大きいことを気付かせる。これにより、第1実施形態と同様に、演奏者が無意識のうちに力をこめて演奏を行うような状況を未然に防止して、演奏によって周囲に迷惑をかけることもなく、演奏者が指を痛めたり楽器に負荷がかかり過ぎないようにできる。
上記各実施形態においては、電子鍵盤楽器を例に採って本発明を説明したが、本発明の適用範囲は鍵盤楽器に限定するものではない。電子弦楽器若しくは電子管楽器にも適用できることは、上記各実施形態から明らかである。また、パソコンと鍵盤装置およびスピーカを組み合わせて楽音発生システムを構築した場合でも、本発明を適用することができる。
なお、上記実施形態においては、ROM5にあらかじめ記憶された楽音制御処理のプログラムをCPU1が実行する装置の発明について説明したが、汎用のパソコンと鍵盤装置とを組み合わせたシステムによって本発明を実現することも可能である。すなわち、フレキシブルディスク(FD)、CD、MDなどの記憶媒体に記録されている楽音制御処理のプログラムをパソコンのハードディスクにインストールしたり、インターネットなどのネットワークからダウンロードした楽音制御処理のプログラムをインストールして、そのプログラムをパソコンのCPUが実行することも可能である。この場合には、プログラムの発明やそのプログラムを記録した記録媒体の発明を実現できる。
すなわち、本発明による楽音制御処理のプログラムは、
演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する第1のステップと、
前記第1のステップによって入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段に対して指示する第2のステップと、操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定する第3のステップと、前記第3のステップによって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、前記ベロシティに応じた前記音源手段からの音量が当該所定値より大きくなったときには、音量が大きい旨の警告を報知する第4のステップと、を実行する。
前記第4のステップは、前記設定された音色を変更して警告を報知する。
あるいは、前記第4のステップは、前記第1のステップによる演奏の際に当該演奏に対する発音の感度を大きくして警告を報知する。
あるいは、前記第4のステップは、前記第1のステップによる演奏に伴って自動演奏がなされる伴奏音の音量を小さくして警告を報知する。
これらの場合において、前記第4のステップは、所定の表示手段に対して演奏の強さが大きすぎる旨を表示して警告を報知する。
第1実施形態ないし第3実施形態における電子鍵盤楽器の構成を示すブロック図。 図1における曲メモリに記憶されている曲データの構成を示す図。 図1におけるCPUのメインルーチンのフローチャート。 図3に続く第1実施形態におけるCPUのメインルーチンのフローチャート。 図3に続く第1実施形態におけるCPUのメインルーチンのフローチャート。 図3に続く第2実施形態におけるCPUのメインルーチンのフローチャート。 図3に続く第2実施形態におけるCPUのメインルーチンのフローチャート。 各実施形態における音源のフローチャート。 図8に続く音源のフローチャート 第3実施形態におけるCPUの伴奏スイッチインタラプトのフローチャート。 第3実施形態におけるCPUのタイマインタラプトのフローチャート
符号の説明
1 CPU
2 システムバス
3 鍵盤
4 スイッチ部
5 ROM
6 RAM
7 表示部
8 音源
9 曲メモリ
10 MIDIインターフェース
11 D/A変換回路
12 サウンドシステム
13 スピーカ

Claims (4)

  1. 演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する演奏手段と、
    前記演奏手段から入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段に対して指示する楽音発生指示手段と、
    操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段によって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、前記ベロシティに応じた前記音源手段から発生された楽音の音量が当該所定値より大きくなったときには、前記演奏手段において演奏に対する発音の感度を大きくして音量が大きい旨の警告を報知する警告報知手段と、
    を備えた楽音制御装置。
  2. 演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する演奏手段と、
    前記演奏手段から入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段に対して指示する楽音発生指示手段と、
    操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段によって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、前記ベロシティに応じた前記音源手段から発生された楽音の音量が当該所定値より大きくなったときには、前記演奏手段の演奏に伴って自動演奏がなされる伴奏音の音量を小さくして音量が大きい旨の警告を報知する警告報知手段と、
    を備えた楽音制御装置。
  3. コンピュータに、
    演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する第1のステップと、
    前記第1のステップによって入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段に対して指示する第2のステップと、
    操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定する第3のステップと、
    前記第3のステップによって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、前記ベロシティに応じた前記音源手段からの音量が当該所定値より大きくなったときには、前記第1のステップによる演奏の際に当該演奏に対する発音の感度を大きくして音量が大きい旨の警告を報知する第4のステップと、
    を実行させる楽音制御処理のプログラム。
  4. コンピュータに、
    演奏に応じてノートおよびベロシティを含む演奏データを入力する第1のステップと、
    前記第1のステップによって入力されたノートおよびベロシティと、あらかじめ設定された音色とに応じた楽音の発生を所定の音源手段に対して指示する第2のステップと、
    操作に応じて通常音量モード又は小音量モードを設定する第3のステップと、
    前記第3のステップによって所定値以下の音量の小音量モードが設定されている場合において、前記ベロシティに応じた前記音源手段からの音量が当該所定値より大きくなったときには、前記第1のステップによる演奏に伴って自動演奏がなされる伴奏音の音量を小さくして音量が大きい旨の警告を報知する第4のステップと、
    を実行させる楽音制御処理のプログラム。
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