JP4207189B2 - 透明な球形氷製造容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般の家庭で使用されている家庭用冷蔵庫の冷凍室や業務用冷蔵庫の冷凍室に一定時間収容して製氷可能な気泡のない透明な球形氷製造容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
非特許文献1の球形氷の製造容器は、図9、図10のように、有底円筒状の外カップ6の内側側壁と底面に間隙を介して有底円筒状の内カップ5を配置して形成される空気層51を備えたカップ体5aと、該カップ体5a内の上部に、内部を半球形に形成し、底部に複数の連通孔4aを設けた下側容器4と、同じく内部を半球形に形成し、頂部中心に空気穴31を設けた上側容器3との組合せからなる、球形氷を製氷する第1製氷室W1を配置し、該第1製氷室W1の下方で該空気層51位置付近に第2製氷室W2を形成し、上下側容器3、4の連結部bは、第1製氷室W1における水の結氷の際の膨張に耐えることができるようにすること、該製氷室W1に空気が侵入しないようにするためにアンダカットに形成して気密性を保持している。
製氷後において第1製氷室W1内の球形氷Kを取出す場合は、上側容器3のハネaを一定角度回動してロックを解除させた後、該ハネaを持って上側容器3を持上げて外し、球形氷Kを取り出すものである。この場合、第2製氷室W2には気泡を含んだ捨て氷が結氷される。
次に、特許文献1は、上蓋と製氷内皿で形成される、透明氷を製氷する第1製氷室と、該第1製氷室の下側には断熱材と空気層を配置した第2製氷室を形成し、連通孔を通して第2製氷室に空気を押出し、第2製氷室で気泡を含んだ捨て氷を造る製造容器である。
【0003】
【非特許文献1】
SUNTORY WHISKY 善/透明まんまる氷製造容器Q&A、[平成14年11月1日検索]、インターネット<URL:http://www.suntory.co.jp/whisky/zen/saijiki/manmaru/qanda2/q_6h_eject.html>
【特許文献1】
特開2002−156173号公報(第2頁、図1、3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来技術の非特許文献1は、上側容器3と下側容器4の連結部bはアンダカット結合とし、球形氷が固体化して膨張する際に上下側容器3、4から空気が入らないように緊密に嵌合する構成としている。ところが、製氷後に球形氷を取出す場合は、上側容器3と下側容器4の連結部bはアンダカットで気密に組み付いていること、連結部の隙間に侵入した水が凍結すること等のため分離が困難となる。分離が困難となることにより、何度も水を懸けたり、数分間放置したりするため、手間と時間を要すると共に、かなりの力を要するという問題点がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みて創案されたもので、製氷時には第1製氷室に空気が侵入しないように上下側容器を気密に結合でき、製氷後は第1製氷室内に結氷された球形氷が短時間に取り出すことが可能な、透明な球形氷製造容器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記、従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1の発明に係る透明な球形氷製造容器は、
有底円筒状の外カップの内側側壁と底面に、間隙を介して有底円筒状の内カップを接続して密閉された空気層を形成したカップ体と、
該カップ体内の上部には、内部を半球形に形成し、底部に複数の連通孔を設けた下側容器と、内部を同径の半球形に形成し、頂部に空気穴を設けた上側容器との組合せからなる、球形氷を製氷する第1製氷室を配置し、該第1製氷室の下方で該空気層で囲まれる位置に第2製氷室を形成する球形氷製造容器において、
前記内カップには、上端外方に直角に設けた外鍔部を介して外カップとほぼ同径の外筒部を立設し、
前記下側容器は、半球形部の開口部上端内周に第2凹部を設け、外周面には前記外鍔部に載置される第1載置部を設け、該第1載置部の外端には外筒部に内装される内筒部を立 設し、さらに外筒部の上端外方にフランジをほぼ直角に設け、該フランジの端部には外筒部より大きい径で、外周に第1ネジを設けた口筒部を立設し、
前記上側容器は、半球形部の開口部下端に前記第2凹部に嵌着する第2係止片を周設し、半球形部の外面には第1載置部上に載置される突片を設け、該突片には上方を拡開してフランジの角部に当接するテーパ面形成し、該テーパ面上端に支持片を設け、内筒部を押圧した時前記角部がテーパ面外面を押圧して第2係止片を第2凹部から脱出させる係合解除体を配置し、
前記口筒部に、空気穴に対応する小穴を設けると共に、閉蓋時支持片に当接する天板を設け、該天板外周に螺子筒設けた押え蓋を気密状態に螺合することを特徴としている。
【0006】
通常の冷凍庫の冷凍室においては冷気は上から送り込まれ、結氷は上から下へ順次進行して行く。製造容器をセット後冷凍庫に入れると、空気層の作用により冷凍庫の冷気は第2製氷室へ直接送りこまれない構造である。従って、結氷は第1製氷室の上部より開始し、順次下方へと進行して行く。結氷の際に水は体積が膨張し、水中の気泡は結氷に伴って連通孔を通過して第2製氷室に押し出され、最終的には第2製氷室のほぼ中央で気泡を含んだ水が結氷する。
【0007】
また、請求項2に係る発明の透明な球形氷製造容器は、
有底円筒状の外カップの内側側壁と底面に、間隙を介して有底円筒状の内カップを接続して密閉された空気層を形成したカップ体と、該カップ体内の上部には、内部を同径の半球形に形成し、底部に複数の連通孔を設けた下側容器と、内部を半球形に形成し、頂部に空気穴を設けた上側容器との組合せからなる、球形氷を製氷する第1製氷室を配置し、該第1製氷室の下方で該空気層位置付近に第2製氷室形成する球形氷製造容器において、
前記カップ体は、外カップと内カップの上端を外鍔部で密閉し、該外カップの上部に上側容器の頂部とほぼ等しい高さの外筒を立設し、内カップの内壁上部には第1凹部を設け、
前記下側容器には、半球形部の上端内周に第2凹部を設け、前記外鍔部に上載される第1載置部を下部に設け、外周面に第4ネジを設けた口筒部を立設し、前記第1凹部に嵌着する円筒状台座で下側容器の下部を保持し、
前記上側容器には、半球形部の開口部に第2凹部に嵌着する第2係止片を設け、外面には第1載置部に上載する第2載置部を設け、さらに上端に回転部を設け、第4ネジに螺合する第3ネジを内壁面に設け、前記口筒部の上部を断面コ字状に囲む蓋部を形成し、上側容器と下側容器)を気密状態に螺合可能に構成したことを特徴としている。
【0008】
請求項2の製氷工程は、上記請求項1の場合と同様である。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1から図8は本発明に関するもので、第1実施例を図1〜図5により説明する。
第1実施例の製造容器1は合成樹脂で製作され、カップ体5aと、このカップ体5a内部に組み付けられて透明の球形氷を製氷する第1製氷室W1を形成する上下側容器3、4と、押え蓋2とから概略構成されている。
カップ体5aは、有底円筒状の外カップ6の内側側壁と底面に、所定隙間を介して有底円筒状の内カップ5を接続して密閉された空気層51が形成されている。
また、該内カップ5には、上端外方に直角に設けた外鍔部54を介して上部に、例えば外カップ6とほぼ同径の外筒部53が立設され、該外鍔部54の外端下面には第1係止片52を垂下設して、内カップ5の胴部部分に外カップ6が外嵌可能にされている。
カップ体5a内の上部には、内部を半球形に形成し、底部には第1製氷室W1内で製氷される球形氷が固体化して膨張して行く際の水の脱げ路となる複数の連通孔4aを設けた下側容器4と、内部がほぼ同径の半球形に形成し、頂部には空気抜きと第1製氷室W1内の余分な水の押出しを行う空気穴31を設けた上側容器3との組合せからなる、球形氷を製氷する第1製氷室W1を配置し、該第1製氷室W1の下方で該空気層51で囲まれる位置に第2製氷室W2を形成する球形氷製造容器に関するものである。
下側容器4は、半球形部の開口部上端内周には第2凹部41が設けられ、外周面には前記外鍔部54に載置される第1載置部42が設けられている。また、該第1載置部42の外端には外筒部53の内側に内装される内筒部43が立設されている。さらに、外筒部 53の上端外方にはフランジ44をほぼ直角に設け、該フランジ 44 の端部には外筒部 53 より大きい径で、外周に第1ネジ46を刻設した口筒部45が立設されている。
上側容器3は、半球形部の開口部下端内周に前記第2凹部41に嵌着する第2係止片32が周設されている。また、半球形部の外面には第1載置部42上に載置される突片34を設け、該突片 34 には上方を拡開してフランジ44の角部47に当接するテーパ面 35 が形成されている。また、該テーパ面35上端に支持片36が設けられ、内筒部 43 を押圧した時前記角部 47 がテーパ面 35 外面を押圧して第2係止片32を第2凹部 41 から脱出させる係合解除体3aが配置されている。
また、押え蓋2は、上側容器3の空気穴31に対応する小穴22を設け、さらに閉蓋時支持片36に当接可能な天板25を設け、該天板 25 外周に螺子筒21が設けられている。この押え蓋2は内筒部45に気密状態に螺合し嵌着可能に構成されている。
上側容器3の頂部上面に該空気穴31を囲む円形凸部33を設けた場合は、円形凸部33に嵌着可能な円形凹部23を設けてもよい。
【0010】
第1実施例における製造容器1で製氷を行う場合は、カップ体5aの上部所定位置に下側容器4をセットした後、カップ体5a内に水を一杯収容する。その後、下側容器4の第2凹部41に上側容器3の第2係止片32を嵌着させて下側容器4に上側容器3を密に嵌着させる。次に、上側容器3の円形凸部33に円形凹部23を嵌め空気穴31に小穴22を配置し、天板25に支持片36を当接させた状態で押え蓋2を口筒部45に螺合させて閉蓋する。
製氷工程は、製造容器1を冷蔵庫の冷凍庫内に収納すると、空気層51の作用により、冷凍庫内の冷気は第1製氷室W1へ流れ、結氷は第1製氷室W1の上部より開始し、順次下方へと進行してゆく。結氷の際に水は体積が膨張し、水中の気泡は結氷に伴って連通孔4aを通過して第2製氷室W2に押し出され、最終的には第2製氷室W2のほぼ中央で気泡を含んだ水が白濁した状態で結氷する。そして、第1製氷室W1には気泡Cのない透明な球形氷が造られ、第2製氷室W2には気泡を含んだ捨て氷が造られる(図9参照)。
【0011】
他方、製氷後の球形氷を第1製氷室W1から取出す場合は、蓋2を逆転してネジ結合を解除させて取外した後、図5のように、内筒部43を押圧してフランジ44の角部47でテーパ面35を下方までスライドさせると、上側容器3の第2係止片32は引上げられて下側容器4の第2凹部41から外れる。その後、上側容器3をキャップ体5a内から取り出し、第1製氷室W1内で製氷された球形氷を下側容器4から取出す。
【0012】
次に、本発明の第2実施例を図6〜図8により説明する。
第2実施例の発明の製造容器1は合成樹脂製のカップ体5aとこの内部に配置される螺子結合で結合する合成樹脂製の上下側容器3、4、とから構成されている。
この製造容器1は、有底円筒状の外カップ6の内側側壁と底面に、間隙を介して有底円筒状の内カップ5を接続して密閉された空気層51を形成したカップ体5aと、該カップ体5a内の上部には、内部を半球形に形成し、底部に複数の連通孔4aを設けた下側容器4と、内部がほぼ同径の半球形に形成し、頂部に空気穴31を設けた上側容器3との組合せからなる、球形氷を製氷する第1製氷室W1を配置し、該第1製氷室W1の下方で該空気層51位置付近に第2製氷室W2を形成するものである。
前記カップ体5aは、外カップ 6 と内カップ 5 の上端が外鍔部 54 で密閉されている。また、外カップ6の上部に上側容器3の頂部とほぼ等しい高さの外筒56を立設し、内カップ5の内壁上部には第1凹部55が設けられている。
前記下側容器4には、半球形部の開口部上端内周に第2凹部41を設け、前記外鍔部54に上載される第1載置部42を下部に設け、外周面に第4ネジ45 aを設けた口筒部45が立設されている。また、前記第1凹部 55に嵌着する円筒状台座48で下側容器 4 の下部を保持している。
台座48の外周面にはローレット49が刻設され、このローレット49は上側容器3をねじ込むときの空回りを防止するものである。
上側容器3は、半球形部の開口部に第2凹部41に嵌着する第2係止片32を設け、外面には第1載置部42に上載する第2載置部34aを設け、上端には外周面にローレット38aを刻設した回転部38が一体に設けられている。
また、第4ネジ45 aに螺合する第3ネジ39を内壁面に設け、前記口筒部45の上部を断面コ字状に囲む蓋部37を形成し、上側容器 3 と下側容器 4 を気密状態に螺合可能に構成されている。
図8におけるS1の矢印方向は上側容器3の回転部38の回転方向を示し、S2の矢印方向は下側容器4の台座48の回転方向を示している。
【0013】
第2実施例の製造容器で製氷する場合は、カップ体5a内の上部に下側容器4をセットし、該カップ体5a内に水を一杯収容する。水が一杯になった後上側容器3上端の回転部38を持って回転し、口筒部45の第4ネジ 45 aを蓋部37の第3ネジ39に螺合させて締め付ける。
第2実施例による透明な球形氷の製氷工程は第1実施例の場合と同様であるので省略する。第2実施例の場合も第1製氷室W1には気泡Cのない透明な球形氷が製氷され、第2製氷室W2には気泡を含んだ捨て氷が造られる。
他方、第1製氷室W1から製氷した球形氷を取出す場合は、回転部38を持って回転し螺合を解除させた後、上側容器3を上方に引っ張り上げて上側容器3を取り出し、下側容器4内から球形氷を取出す。
【0014】
【発明の効果】
上記構成の本発明によれば、以下の効果を奏するものである。
本発明の請求項1により、第1製氷室を構成する上側容器と下側容器は気密に嵌合できるため、第1製氷室での結氷の際の膨張に耐えることができ、製氷時第1製氷室には空気が浸入し球形氷に気泡ができない。従って、第1製氷室内には気泡を含まない透明な球形氷を製造することが出来る。他方、製氷後第1製氷室から球形氷を取出す際には、上側容器と下側容器の分離が容易に出来るため、透明な球形氷は短時間に取出すことが出来る。
また、係合解除体を両側から押圧することにより、上側容器は下側容器から容易に取外すことができる。従って、上側容器と下側容器の分離が容易に出来るため、透明な球形氷は短時間に取出すことが出来る。
さらに、押え蓋を口筒部に螺合することにより、閉蓋時においては天板に支持片が当接して上側容器と下側容器は気密状態に連結できる。また、上側容器と下側容器の分離が容易に出来るため、透明な球形氷は短時間に取出すことが出来る。
本発明の請求項2により、上側容器と下側容器は螺子螺合され気密状態に連結できる。他方、製氷後第1製氷室から球形氷を取出す際には、上側容器と下側容器の分離が容易に出来るため、透明な球形氷は短時間に取出すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】本発明の第1実施例のA―A断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例の押え蓋と上側容器の中央縦断面図である。
【図5】本発明の第1実施例の上側容器分離時の中央縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施例の分解斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例の中央縦断面図である。
【図8】本発明の第2実施例の上下側容器の一部断面図である。
【図9】従来例の製造容器の中央縦断面図である。
【図10】従来例の製造容器の平面図である。
【符号の説明】
1 製造容器
2 押え蓋
21 螺子筒
22 小穴
23 円形凹部
24 第2ネジ
25 天板
3 上側容器
3a 係合解除体
31 空気穴
32 第2係止片
33 円形凸部
34 突片
34a 第2載置部
35 テーパー面
36 支持片
37 蓋部
38 回転部
38a ローレット
39 第3ネジ
4 下側容器
4a 連通孔
41 第2凹部
42 第1載置部
43 内筒部
44 フランジ
45 口筒部
45a 第4ネジ
46 第1ネジ
47 角部
48 台座
49 ローレット
5a カップ体
5 内カップ
51 空気層
52 第1係止片
53 外筒部
54 外鍔部
55 第1凹部
56 外筒
6 外カップ
W1 第1製氷室
W2 第2製氷室
K 球形氷
C 気泡
Claims (2)
- 有底円筒状の外カップ(6)の内側側壁と底面に、間隙を介して有底円筒状の内カップ(5)を接続して密閉された空気層(51)を形成したカップ体(5a)と、
該カップ体(5a)内の上部には、内部を半球形に形成し、底部に複数の連通孔(4a)を設けた下側容器(4)と、内部を同径の半球形に形成し、頂部に空気穴(31)を設けた上側容器(3)との組合せからなる、球形氷を製氷する第1製氷室(W1)を配置し、該第1製氷室(W1)の下方で該空気層(51)で囲まれる位置に第2製氷室(W2)を形成する球形氷製造容器において、
前記内カップ(5)には、上端外方に直角に設けた外鍔部( 54 )を介して外カップ( 6 )とほぼ同径の外筒部( 53 )を立設し、
前記下側容器(4)は、半球形部の開口部上端内周に第2凹部( 41 )を設け、外周面には前記外鍔部( 54 )に載置される第1載置部( 42 )を設け、該第1載置部( 42 )の外端には外筒部( 53 )に内装される内筒部( 43 )を立設し、さらに外筒部( 53 )の上端外方にフランジ( 44 )をほぼ直角に設け、該フランジ( 44 )の端部には外筒部( 53 )より大きい径で、外周に第1ネジ(46)を設けた口筒部(45)を立設し、
前記上側容器(3)は、半球形部の開口部下端に前記第2凹部( 41 )に嵌着する第2係止片( 32 )を周設し、半球形部の外面には第1載置部( 42 )上に載置される突片( 34 )を設け、該突片( 34 )には上方を拡開してフランジ( 44 )の角部( 47 )に当接するテーパ面( 35 )形成し、該テーパ面( 35 )上端に支持片( 36 )を設け、内筒部( 43 )を押圧した時前記角部( 47 )がテーパ面( 35 )外面を押圧して第2係止片(32)を第2凹部( 41 )から脱出させる係合解除体(3a)を配置し、
前記口筒部(45)に、空気穴( 31 )に対応する小穴( 22 )を設けると共に、閉蓋時支持片( 36 )に当接する天板( 25 )を設け、該天板( 25 )外周に螺子筒( 21 )設けた押え蓋(2)を気密状態に螺合することを特徴とする透明な球形氷製造容器。 - 有底円筒状の外カップ(6)の内側側壁と底面に、間隙を介して有底円筒状の内カップ(5)を接続して密閉された空気層(51)を形成したカップ体(5a)と、該カップ体(5a)内の上部には、内部を半球形に形成し、底部に複数の連通孔(4a)を設けた下側容器(4)と、内部を同径の半球形に形成し、頂部に空気穴(31)を設けた上側容器(3)との組合せからなる、球形氷を製氷する第1製氷室(W1)を配置し、該第1製氷室(W1)の下方で該空気層(51)位置付近に第2製氷室(W2)を形成する球形氷製造容器において、
前記カップ体(5a)は、外カップ( 6 )と内カップ( 5 )の上端を外鍔部( 54 )で密閉し、該外カップ(6)の上部に上側容器(3)の頂部とほぼ等しい高さの外筒(56)を立設し、内カップ(5)の内壁上部には第1凹部(55)を設け、
前記下側容器(4)には、半球形部の上端内周に第2凹部(41)を設け、前記外鍔部(54)に上載される第1載置部(42)を下部に設け、外周面に第4ネジ(45 a)を設けた口筒部(45)を立設し、前記第1凹部( 55 )に嵌着する円筒状台座(48)で下側容器( 4 )の下部を保持し、
前記上側容器(3)には、半球形部の開口部に第2凹部(41)に嵌着する第2係止片(32)を設け、外面には第1載置部(42)に上載する第2載置部(34a)を設け、さらに上端に回転部( 38 )を設け、第4ネジ(45 a)に螺合する第3ネジ(39)を内壁面に設け、前記口筒部(45)の上部を断面コ字状に囲む蓋部(37)を形成し、上側容器( 3 )と下側容器( 4 )を気密状態に螺合可能に構成したことを特徴とする透明な球形氷製造容器。
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