JP4207126B2 - ウェーハ面取り装置 - Google Patents

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Description

本発明はウェーハ面取り装置に係り、特にシリコン、ガラス、セラミックス等の硬脆材料からなるウェーハの周縁を面取り加工するのに好適なウェーハ面取り装置に関する。
半導体素子の素材となるシリコン等のウェーハは、インゴットの状態からスライシングマシン等で薄くスライスされた後、割れや欠けを防止するために、周縁が面取り加工される。
ウェーハの面取り加工は、高速で回転させた砥石に、ウェーハを回転させながら近づけ、ウェーハの周縁を砥石で研削することにより行われるが、この加工に際してウェーハと砥石との接触部分には研削液が供給される。この供給された研削液がウェーハを移動させる機構(ガイドレールや送りネジ、モータ等)に付着すると装置の故障の原因となるため、従来は、スライド式の蛇腹をウェーハを保持するチャックテーブルの両側に取り付け、チャックテーブルの移動機構に研削液が付着するのを防止していた。
ところが、スライド式の蛇腹では、スライド部に隙間があるため、ミスト状になった研削液の進入を完全には防止できないという欠点があった。また、チャックテーブルが2軸以上の方向に移動するウェーハ面取り装置では、各移動軸毎に蛇腹を設置する必要があるため、装置の構成が複雑となり、また、装置が大型化するという欠点があった。
これらの問題点に対処すべく、本出願人により、オイルパンの開口部を遮蔽する伸縮性を有するカバー部材を備える構成が提案されている(特許文献1参照。)。この技術によれば、チャックテーブル移動機構が隙間なくシーリングされる効果が得られる。
特開2000−745号公報
しかしながら、ゴム等からなる伸縮性を有するカバー部材は、繰り返しの使用により破断される場合があり、その交換作業が大変であるという問題点を有する。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シンプルな構成でウェーハの移動機構を隙間なくシーリングすることができ、長期間に亘ってメンテナンスの不要なウェーハ面取り装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、回転する砥石に回転するウェーハの周縁を接触させて面取り加工するウェーハ面取り装置において、前記砥石を回転させる砥石回転手段と、前記ウェーハを保持するチャックテーブルと、前記チャックテーブルを回転させるチャックテーブル回転手段と、前記チャックテーブル回転手段を移動させて前記ウェーハの周縁を前記砥石に接触させるチャックテーブル移動手段と、前記砥石と前記ウェーハとの接触部に研削液を供給する研削液供給手段と、前記研削液を回収し、底部に前記チャックテーブル回転手段が移動可能な所定高さH2の土手部を備えた開口部を有するオイルパンと、環状の部材であって、その内周縁が前記チャックテーブル回転手段に上下方向に移動自在、かつ水密状態で嵌着されるとともに、その外周縁より下方に延設される所定高さH1の第1スカート部を備える第1のカバー部材と、前記第1のカバー部材の下方に配される環状の部材であって、その内周のサイズが前記第1のカバー部材の外周のサイズより小であり、その内周縁より上方に延設される前記所定高さH1と略同一高さの土手部を備えるとともに、その外周縁より下方に延設される前記所定高さH2と略同一高さであるとともに内周のサイズが前記オイルパンの開口部のサイズより大である第2スカート部を備える第2のカバー部材と、からなることを特徴とするウェーハ面取り装置を提供する。
本発明によれば、研削液を回収するオイルパンには、チャックテーブル回転手段が移動できるように開口部が形成されている。このオイルパンの開口部を第1のカバー部材と第2のカバー部材とが覆っており、この第1のカバー部材と第2のカバー部材とがオイルパンの開口部上をスライド移動することによりチャックテーブル移動機構の移動が妨げられない。したがって、これにより、チャックテーブル移動機構が隙間なくシーリングされる。
本発明において、前記第2のカバー部材のサイズが前記オイルパンの開口部のサイズより大であり、前記オイルパンの開口部の周縁には前記所定高さH2より大きい高さの土手部を備えることが好ましい。このような構成であれば、チャックテーブル移動機構のシーリングがより良好となる。
また、本発明において、前記第2のカバー部材の下方に配される環状の部材であって、その内周のサイズが前記第2のカバー部材の外周のサイズより小であり、その内周縁より上方に延設される前記所定高さH2と略同一高さの土手部を備えるとともに、その外周縁より下方に延設される所定高さH3の第3スカート部を備える第3のカバー部を備えることが好ましい。このような第3のカバー部を更に備えれば、チャックテーブル移動機構の移動ストロークが大きくなり、更に好適である。
また、本発明において、前記第3のカバー部材のサイズが前記オイルパンの開口部のサイズより大であり、前記オイルパンの開口部の周縁には前記所定高さH3より大きい高さの土手部を備えることが好ましい。このような構成であれば、チャックテーブル移動機構のシーリングがより良好となる。
以上説明したように、本発明によれば、シンプルな構成でウェーハの移動機構を完全にシーリングすることができる。
以下、添付図面に従って、本発明に係るウェーハ面取り装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明に係るウェーハ面取り装置の実施の形態の構成を示す側面図である。同図に示されるように、本実施の形態のウェーハ面取り装置40は、主としてウェーハ送りユニット42、外周加工ユニット44、ノッチ加工ユニット46及びクーラント供給ユニット48から構成されている。
先ず、ウェーハ送りユニット42の構成について説明する。図2は、図1のA−A断面図であり、図3は、図1のB−B断面図である。
図1及び図2に示されるように、水平に配設されたベースプレート50上には、一対のY軸ガイドレール52、52が所定の間隔をもって敷設されている。この一対のY軸ガイドレール52、52上にはY軸リニアガイド54、54…を介してY軸テーブル56がスライド自在に支持されている。
Y軸テーブル56の下面にはナット部材58が固着されており、ナット部材58は一対のY軸ガイドレール52、52の間に配設されたY軸ボールネジ60に螺合されている。Y軸ボールネジ60は、その両端部がベースプレート50上に配設された軸受部材62、62に回動自在に支持されており、その一方端には一方の軸受部材62に設けられたY軸モータ64の出力軸が連結されている。Y軸ボールネジ60は、このY軸モータ64を駆動することにより回動し、その結果、Y軸テーブル56がY軸ガイドレール52、52に沿って水平にスライド移動する。なお、以下において、このY軸テーブル56がスライドする方向をY軸方向とする。
Y軸テーブル56上には、図1及び図3に示されるように、一対のY軸ガイドレール52、52と直交するように一対のX軸ガイドレール66、66が敷設されている。この一対のX軸ガイドレール66、66上にはX軸リニアガイド68、68…を介してX軸テーブル70がスライド自在に支持されている。
X軸テーブル70の下面にはナット部材72が固着されており、ナット部材72は一対のX軸ガイドレール66、66の間に配設されたX軸ボールネジ74に螺合されている。X軸ボールネジ74は、その両端部がX軸テーブル70上に配設された軸受部材76、76に回動自在に支持されており、その一方端には一方の軸受部材76に設けられたX軸モータ78の出力軸が連結されている。X軸ボールネジ74は、このX軸モータ78を駆動することにより回動し、その結果、X軸テーブル70がX軸ガイドレール66、66に沿って水平にスライド移動する。なお、以下において、このX軸テーブル70がスライドする方向をX軸方向とする。
X軸テーブル70上には、図1に示されるように、垂直にZ軸ベース80が立設されており、Z軸ベース80には一対のZ軸ガイドレール82、82(1つのみ破線で表示)が所定の間隔をもって敷設されている。この一対のZ軸ガイドレール82、82にはZ軸リニアガイド84、84を介してZ軸テーブル86がスライド自在に支持されている。
Z軸テーブル86の側面にはナット部材88が固着されており、ナット部材88は一対のZ軸ガイドレール82、82の間に配設されたZ軸ボールネジ90に螺合されている。Z軸ボールネジ90は、その両端部がZ軸ベース80に配設された軸受部材92、92に回動自在に支持されており、その下端部には下側の軸受部材92に設けられたZ軸モータ94の出力軸が連結されている。Z軸ボールネジ90は、このZ軸モータ94を駆動することにより回動し、この結果、Z軸テーブル86がZ軸ガイドレール82、82に沿って垂直にスライド移動する。なお、以下、このZ軸テーブル86がスライドする方向をZ軸方向とする。
Z軸テーブル86上には、図1に示されるように、θ軸モータ96が垂直に設置されている。このθ軸モータ96の出力軸にはθ軸シャフト98が連結されており、このθ軸シャフト98の上端部にチャックテーブル100が水平に固定されている。加工対象であるウェーハWは、このチャックテーブル100上に真空吸着によって保持される。
以上のように構成されたウェーハ送りユニット42において、チャックテーブル100は、Y軸モータ64を駆動することによりY軸方向に沿って水平にスライド移動し、X軸モータ78を駆動することによりX軸方向に沿って水平にスライド移動する。そして、Z軸モータ94を駆動することによりZ軸方向に沿って垂直にスライド移動し、θ軸モータ96を駆動することによりθ軸回りに回転する。
次に、外周加工ユニット44の構成について説明する。図1及び図4に示されるように、ベースプレート50上には垂直に架台102が設置されている。架台102上には外周モータ104が垂直に設置されており、この外周モータ104の出力軸には外周スピンドル106が連結されている。ウェーハWの外周を面取り加工する外周加工砥石108は、この外周スピンドル106に装着される。そして、装着された外周加工砥石108は、外周モータ104を駆動することにより回転する。
ここで、この外周加工砥石108の外周には、ウェーハWに要求される面取り形状と同じ形状の溝108a、108bが2段形成されており(総形砥石)、この溝108a、108bにウェーハWの周縁を押し当てることにより、ウェーハWの周縁が面取り加工される。
次に、ノッチ加工ユニット46の構成について説明する。図4に示されるように、架台102の側部には、外周加工砥石108の回転軸(Z軸)に沿って支柱110が配設されている。この支柱110の下端部は前記架台102の側面に支持されており、その上端部には水平な梁部110Aが一体成形されている。梁部110Aの先端には、一対の軸受部材112、112(図1参照)が配設されており、軸受部材112、112にピン114を介してアーム116が揺動自在に支持されている。
アーム116の先端にはノッチモータ118が支持されており、ノッチモータ118の出力軸にはノッチスピンドル120が連結されている。ウェーハWに形成されたノッチを面取り加工するノッチ加工砥石122は、このノッチスピンドル120に装着される。そして、装着されたノッチ加工砥石122はノッチモータ118を駆動することにより回転する。
なお、アーム116は図示しないロック手段によって水平位置及び垂直位置で固定できるように構成されており、水平位置で固定することにより、図1及び図4に示されるように、その先端に配置されたノッチ加工砥石122がY軸上に位置する。
また、詳しくは図示されていないが、このノッチ加工砥石122の外周にも外周加工砥石108と同様にウェーハWに要求される面取り形状と同じ形状の溝が2段形成されている。
次に、クーラント供給ユニット48の構成について説明する。図5は、クーラント供給ユニット及びカバー部材の構成を示す正面図であり、図6は、図5の6−6線矢視図である。
図5に示されるように、θ軸モータ96の上端部には外周が矩形状に形成された取付板124が、図示しないボルトによって固定されている。この取付板124は中央部に孔124Aが形成されており、この孔124Aにθ軸モータ96の出力軸98が挿通されている。そして、取付板124と出力軸98との間は、Vリング126でシーリングされている。
取付板124の先端部には、ブラケット128、128を介して一対のクーラントノズル130、130が設置されている。この一対のクーラントノズル130、130は、互いに対向するように設置されており、チャックテーブル100に保持されたウェーハWの先端に向けてクーラント(研削液)を供給する。
ここで、ウェーハWの面取り加工は、チャックテーブル100に保持されたウェーハWの先端部を外周加工砥石108の溝108aに接触させることにより行うので、上記のようにクーラントをウェーハWの先端部に供給することにより、常に外周加工砥石108とウェーハWとの接触部にクーラントが供給されるようになる。
クーラントノズル130、130から噴射されたクーラントは、加工に供したのち自重で落下してオイルパン132で回収される。このオイルパン132は、図1に示されるように、ウェーハ送りユニット42、外周加工ユニット44及びノッチ加工ユニット46を囲うようにして配置されており、架台102上に設置されている。
ここで、外周加工砥石108及びノッチ加工砥石122は、一定位置に固定され移動しないが、チャックテーブル100はX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の3軸方向に移動する。このため、オイルパン132の底部には円形状開口部132Aが形成されており、この開口部132A内をθ軸モータ96が移動できるように構成されている。
しかし、上記のようにオイルパン132に開口部132Aを形成した場合、その開口部132Aからクーラントが漏れて、チャックテーブル100の移動機構に掛かるおそれがある。
そこで、開口部132Aには、次のような上段カバー(第1のカバー部材)134、及び下段カバー(第2のカバー部材)136を取り付けてクーラントの漏洩を防止する。
この上段カバー(第1のカバー部材)134は、環状の部材であって、その内周縁がθ軸モータ96(チャックテーブル回転手段)に上下方向に移動自在、かつ水密状態で嵌着されるとともに、その外周縁より下方に延設される所定高さH1の第1スカート部134Bを備える。
上段カバー134の内周縁とθ軸モータ96との嵌着は、内周縁より上方に延設される所定高さの土手部134Aと、この土手部134Aの内周に固着されるリング状のシール部材135により行われる。シール部材135としては、水密性が良好で、かつ、θ軸モータ96との摺動が無理なく行える、たとえば、樹脂材、ゴム材等が使用できる。シール部材135の土手部134Aへの固定は、接着剤、ねじ止め等により行える。
下段カバー(第2のカバー部材)136は、上段カバー134の下方に配される環状の部材であって、その内周のサイズが上段カバー134の外周のサイズより小であり、その内周縁より上方に延設される所定高さH1と略同一高さの土手部136Aを備えるとともに、その外周縁より下方に延設される所定高さH2の第2スカート部136Bを備える。
この下段カバー136と上段カバー134とは、水密状態で係合している。すなわち、土手部136Aの外周にはリング状のシール部材137が固着されており、このシール部材137の上面と上段カバー134の下面とで水密状態が形成される。シール部材137としては、水密性が良好で、かつ、上段カバー134の下面との摺動が無理なく行える、たとえば、樹脂材、ゴム材等が使用できる。シール部材137の土手部136Aへの固定は、接着剤、ねじ止め等により行える。
シール部材137の高さは、上段カバー134の第1スカート部134Bの高さH1より若干大きくなっているので、上段カバー134と下段カバー136とが水平方向に相対移動した際に、上段カバー134の第1スカート部134Bの下端の下段カバー136の上面への接触が避けられる。
下段カバー136は、下面がオイルパン132の円形状開口部132Aの上端面に支持されており、水平方向に移動できるようになっている。この際、円形状開口部132Aの土手部の高さが第2スカート部136Bの高さH2より大きく形成されているので、下段カバー136が水平方向に移動した際に、下段カバー136の第2スカート部136Bの下端のオイルパン132の上面への接触が避けられる。
上段カバー134及び下段カバー136の材質として、特に制限はないが、所定以上の強度を有し、クーラント等により腐食されない材質が好ましく、たとえば、ステンレス鋼、ガラス繊維強化樹脂等が採用できる。
上段カバー134及び下段カバー136の平面状部の断面形状は、ストレート形状(水平状)でもよいが、中心部より周辺部に向かって若干下がり勾配のテーパ形状とすることが好ましい。このようにすれば、クーラント等のカバー上の滞留がなく好ましい。
既述のように、下段カバー136の上下方向に支持は、下面がオイルパン132の円形状開口部132Aの上端面に支持され、自重により上方への飛び上がりが防止され、上段カバー134の上下方向に支持は、下面がシール部材137の上端面に支持され、自重により上方への飛び上がりが防止されるようになっている。
但し、これに加えて、上段カバー134の上方への飛び上がりを防止させる規制機構を設けることもできる。たとえば、上段カバー134及び下段カバー136が軽量な場合には、このような規制機構が有効である。
以上のようにして取り付けられた上段カバー134及び下段カバー136は、水平方向にスライド移動可能となっており、チャックテーブル100(θ軸モータ96)の移動に追従してスライド移動する。このため、チャックテーブル100が移動しても隙間が生じることがなく、開口部132Aを完全に密封することができる。
ところで、上段カバー134及び下段カバー136を設けることにより、上記のようにチャックテーブル100が移動しても水密状態が維持できるが、更に水密状態を完璧にすべく、取付板124の周縁より下方に液よけシート138を垂設してある。この液よけシート138は、ゴムシート等で形成できる。
同様に水密状態を完璧にすべく、θ軸モータ96周囲には蛇腹96Aが設けられている。蛇腹96Aの上端部分は、リング状の固定部材96Bを介して取付板124の下面に固着されており、蛇腹96Aの下端部分は、リング状の固定部材96Cを介して上段カバー134の上面に固着されている。
この蛇腹96Aはθ軸モータ96の上下方向をシールするもので、リング状のシール部材135とともに、θ軸モータ96の水密性を確保する。すなわち、リング状のシール部材135は、θ軸モータ96と上段カバー134との間で水平方向のガタを作らない目的と、万一、蛇腹96Aがやぶけたり穴があいたりしたときの、予備的な安全のために設けられている。
蛇腹96Aを設けずに、常時、リング状のシール部材135にクーラント等があたる構造とすると、シール部材135の耐久性は悪くなってしまう。また、シール部材135には、シール部材137や円形状開口部132Aのように、重力による押さえつけもないことより、シール部材135とθ軸モータ96との間に少しでも隙間が空けば、クーラント等が重力で下側まで滴ってしまう。したがって、この蛇腹96Aを設ける意義は十分にある。
前記のごとく構成された本実施の形態のウェーハ面取り装置40の作用は次の通りである。
本実施の形態のウェーハ面取り装置40では、チャックテーブル100で吸着保持したウェーハWを回転させながら、高速回転する外周加工砥石108の溝108aに押し当てることにより、ウェーハWの周縁を面取り加工する。
この際、ウェーハWと外周加工砥石108の溝108aとの接触部には、クーラントノズル130、130からクーラントが供給されるが、チャックテーブル100の移動用に形成したオイルパン132の開口部132Aは、図5及び図6に示されるように、上段カバー134及び下段カバー136によって隙間なくシーリングされているため、クーラントが液よけシート138から回り込んで来ても、チャックテーブル100の移動機構にクーラントが掛かるようなことはない。
上段カバー134及び下段カバー136の水平方向の移動は、先ず、上段カバー134が、チャックテーブル100(θ軸モータ96)の移動に追従してスライド移動し、移動距離が大きくなり、上段カバー134の第1スカート部134Bがシール部材137に当接すると、これに追従して下段カバー136がスライド移動する。
また、チャックテーブル100(θ軸モータ96)が上下方向に移動する際には、シール部材135とθ軸モータ96との間で摺動がなされ、上段カバー134及び下段カバー136の上下方向の移動はない。
この上段カバー134及び下段カバー136等の組み合わせは、シンプルな構成であるため、装置を大型化させずに、クーラント等に対して完全にシーリングすることができる。
また、上段カバー134及び下段カバー136をステンレス鋼、ガラス繊維強化樹脂等で形成すれば、加工中にウェーハWが割れて、その破片が飛び散ったような場合でも、破片が接触して水密状態が破れるようなこともない。
以上、本発明に係るウェーハ面取り装置の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。たとえば、本実施形態では、上段カバー134及び下段カバー136等の組み合わせの2段カバーの構成としたが、3段カバーの構成又は4段以上のカバーの構成とすることもできる。このような多段のカバーよりなる構成とすれば、構成は多少複雑となるが、チャックテーブル100(θ軸モータ96)の移動量が大きくなっても十分に対応できる。
また、本実施の形態のウェーハ面取り装置40は、チャックテーブル100が前後、左右、上下に移動してウェーハWを面取り加工する構成であるが、チャックテーブル100が前後のみ、又は、左右のみ移動する構成のウェーハ面取り装置にも本発明を適用することができる。
ウェーハ面取り装置の構成を示す側面図 図1のA−A断面図 図1のB−B断面図 外周加工ユニット及びノッチ加工ユニットの構成を示す正面図 クーラント供給ユニット及びカバー部材の構成を示す正面図 図5の6−6線矢視図
符号の説明
40…ウェーハ面取り装置、42…ウェーハ送りユニット、44…外周加工ユニット、46…ノッチ加工ユニット、48…クーラント供給ユニット、64…Y軸モータ、78…X軸モータ、96…θ軸モータ、100…チャックテーブル、104…外周モータ、108…外周加工砥石、118…ノッチモータ 、122…ノッチ加工砥石、124…取付板、130…クーラントノズル、132…オイルパン、132A…開口部、134…上段カバー(第1のカバー部材)、136…下段カバー(第2のカバー部材)、138…液よけシート、W…ウェーハ

Claims (3)

  1. 回転する砥石に回転するウェーハの周縁を接触させて面取り加工するウェーハ面取り装置において、
    前記砥石を回転させる砥石回転手段と、
    前記ウェーハを保持するチャックテーブルと、
    前記チャックテーブルを回転させるチャックテーブル回転手段と、
    前記チャックテーブル回転手段を移動させて前記ウェーハの周縁を前記砥石に接触させるチャックテーブル移動手段と、
    前記砥石と前記ウェーハとの接触部に研削液を供給する研削液供給手段と、
    前記研削液を回収し、底部に前記チャックテーブル回転手段が移動可能な所定高さH2の土手部を備えた開口部を有するオイルパンと、
    環状の部材であって、その内周縁が前記チャックテーブル回転手段に上下方向に移動自在、かつ水密状態で嵌着されるとともに、その外周縁より下方に延設される所定高さH1の第1スカート部を備える第1のカバー部材と、
    前記第1のカバー部材の下方に配される環状の部材であって、その内周のサイズが前記第1のカバー部材の外周のサイズより小であり、その内周縁より上方に延設される前記所定高さH1と略同一高さの土手部を備えるとともに、その外周縁より下方に延設される前記所定高さH2と略同一高さであるとともに内周のサイズが前記オイルパンの開口部のサイズより大である第2スカート部を備える第2のカバー部材と、
    からなることを特徴とするウェーハ面取り装置。
  2. 前記第2のカバー部材の下方に配される環状の部材であって、その内周のサイズが前記第2のカバー部材の外周のサイズより小であり、その内周縁より上方に延設される前記所定高さH2と略同一高さの土手部を備えるとともに、その外周縁より下方に延設される所定高さH3の第3スカート部を備える第3のカバー部を備える請求項1に記載のウェーハ面取り装置。
  3. 前記第3のカバー部材のサイズが前記オイルパンの開口部のサイズより大であり、前記オイルパンの開口部の周縁には前記所定高さH3より大きい高さの土手部を備える請求項2に記載のウェーハ面取り装置。
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