JP4206945B2 - ライセンスプレート用照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両のライセンスプレートを照明することに利用される照明装置に関する。
自動車のライセンスプレート用の照明方式として、ライセンスプレートの上方ないし斜め上方に光源を設置し、光源から出射した光をライセンスプレートの表示面に照射させる方式が広く利用されている。光源には通常バルブ(電球)が使用されているが、バルブは特に指向性を持たないためライセンスプレートの表示面を均一な照度の光で照明できず、これがライセンスプレートに表示された文字や数字の認識度を低下させるとともに、意匠性の低下を招いている。
一方、省電力であることや長寿命であることなどの利点を有するLED(発光ダイオード)を光源に利用することが提案されている。しかしながら現在の技術レベルでは、LED一つではバルブほどの高光束を得ることができない。高輝度化されたLEDを使用したとしてもバルブの場合と同様、ライセンスプレートにおいてLEDに近い領域と遠い領域との間で照度差が生ずるといった問題が依然として残る。LEDの使用数を増やせば全体としての照度は向上するものの、LEDの設置位置の制約やコストの問題が出てくる。
尚、本発明に関連する文献(特許文献1及び2)を以下に開示する。
実開平2−54745号公報 実開昭63−185745号公報
光源としてLEDを採用した場合においてライセンスプレートの全体を照明しようと思えば、LEDの光軸がライセンスプレートの中央に交差するようにLEDの光放出方向を調整することが好ましいと考えられる。しかし、このような構成をとれば実際にはLEDに近い領域の照度が際立って高くなり、照度ムラが発生する。これに対してその光軸がライセンスプレートの中央よりも下の領域に交差するようにLEDの光放出方向を調整すれば、ライセンスプレートの照明に利用されない光が増加し、照明効果が低下する。
本発明は以上の課題に鑑みて、車両のライセンスプレート用の照明において照度の均一化及び照度の向上を図ることを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明は次の構成を提供する。
ライセンスプレートを前面側より照明する照明装置であって、
ライセンスプレートの上方ないし斜め上方の位置に、その光軸が該ライセンスプレートの中央よりも下の領域に交差するように設置されるLED光源と、
前記LED光源の観察者側斜め下方に設置される反射部材であって、前記LED光源の光の中で観察者側に向かう光を受け、それを前記ライセンスプレートの中央部ないし下部に照射する光へと変換する反射部材と、
を備えるライセンスプレート用照明装置。
本発明の構成によれば、LED光源をその光軸がライセンスプレートの中央よりも下の領域に交差するように設置したことによって、LED光源の光の中で高輝度の部分がライセンスプレートの中央ないし下部の照明に利用される。これによって、LED光源に近接する領域であるライセンスプレート上部に照射する光量が抑えられるとともに、LED光源から離隔した領域であるライセンスプレート中央部ないし下部への積極的な光の照射が行われる。加えて、ライセンスプレートの照明に直接利用されない光が反射部材によってライセンスプレートの中央部ないし下部を照明する光に変換され、これによってライセンスプレート中央部ないし下部における照度が補われる。これらの作用によって、ライセンスプレート全体に渡って照度の均一化が図られることとなり、照度ムラの少ない照明態様を達成できる。
一方で、反射部材による上記作用によって、ライセンスプレートの照明に利用されるトータルの光量が増加し、照明効果に優れた照明態様が得られる。
以下、本発明を構成する各要素について説明する。
(光源)
光源としてはLEDが使用される。LEDは消費電力及び発熱量が小さくかつ長寿命であることから長時間連続的に点灯させることに適した光源である。また小型であるため光源用のスペースが少なくてすみ、本発明の照明装置の小型化、薄型化が可能となる。これにより照明装置のハンドリング性も向上する。またLEDは振動、衝撃に強いことから信頼性の高い照明装置を構成できるといった利点もある。
LEDのタイプは特に限定されず、砲弾型、チップ型等、種々のものを採用できる。本発明の使用時において、ライセンスプレートの縦方向よりも横方向に広い光を放出できるLEDを採用することが好ましい。このようなLEDを使用すれば、より少ない数のLEDによって、ライセンスプレートの全体を照明することが可能となる。LEDの配光特性は、それが内蔵するリフレクタによって制御することができる。具体的には図3に示すように四面によってLEDチップ23を取り囲むリフレクタであって、ライセンスプレートの横方向にそれぞれ平行となる二面24aの傾斜角が他の二面24bの傾斜角に比較して小さいリフレクタ24を内蔵したLEDを用いれば上記目的に合致した配光特性が得られる。
LEDの発光色も特に限定されず、白、赤、橙、緑、青等の可視領域の光を発光するLEDを採用できる。好ましいLEDとしては白色光を発光するものを挙げることができる。白色光を発光するLEDを採用すればライセンスプレートに表示された数字、文字、及びバックグラウンドを本来の色で観察(視認)されるように構成できるからである。一方、白色以外の色のLEDを用いれば、例えばライセンスプレートを加色するなど、ライセンスプレートの意匠を変化させたり、意匠性を高めたりすることもできる。
紫外領域の光を発光するLEDを用いることもできる。この場合には紫外領域の光を受けて蛍光する蛍光体を併せて用いることができる。尚、可視領域及び紫外領域の光を発光可能な光源を用いてもよい。
蛍光体を用いる場合には、例えば蛍光体を含む層を後述の光透過性カバー表面に設けることができる。このような蛍光体を含む層は蛍光体含有インク若しくは塗料の印刷、塗布などにより又は蛍光体を含むシートの貼着などによって形成することができる。また、蛍光体を光透過性カバー内に含有させることができる。このような構成では光透過性カバー内で蛍光が生じ、この蛍光が光透過性カバーの光放射面から放射することによって照明が行われる。
蛍光体を、照明対象であるライセンスプレートに含有させることもできる。例えば蛍光体を含有した塗料ないしはインクを用いてライセンスプレートの表示部(数字、文字など)を形成したり、表示部の表面に別途蛍光体を含む層を設けたりすることができる。このような構成では光源から放出された紫外領域の光がライセンスプレートに照射し、表示部の蛍光体を励起させる。その結果ライセンスプレートの表示部が蛍光によって発光表示される。
蛍光体の種類は特に限定されず、有機系、無機系を問わず採用することができる。有機系の蛍光体を用いることにより、クリアー感のある蛍光色の光を得ることができる。他方、無機系の蛍光体を用いると艶消し感のある蛍光色の光を得ることができる。様々な蛍光色を有する蛍光体を採用することができ、例えば光の三原色である赤色、緑色、又は青色の蛍光色を有する蛍光体の他、それらの中間色を蛍光する蛍光体を用いることができる。複数の蛍光体を組み合わせて用いることもでき、例えば赤色系蛍光体、緑色系蛍光体、及び青色系蛍光体を混合して用いることができる。
複数個のLEDを使用してもよい。複数個のLEDを使用することにより照明領域の拡大、照度の増強、照度ムラの軽減といった効果が得られる。また、異なる発光色のLEDを組み合わせて用いれば、混色による様々な発光色の照明を実現することも可能となる。尚、LEDの使用数は、使用するLEDの輝度や指向角、求められる照度等を総合的に考慮して定めることができる。複数個のLEDを使用する場合には例えば、ライセンスプレートの上縁に沿うように間隔を空けて各LEDを配置する(典型的には、LEDを一列に配置する)。このような配置態様によれば、ライセンスプレートの横方向における照度ムラが軽減される。3個以上のLEDを使用する場合には、等間隔で各LEDを配置することが好ましい。照明光全体の照度バランスが一層好ましいものとなるからである。
複数個のLEDを使用する場合、全てのLEDの光軸方向を同一としなくてもよい。例えば、LED全体の光がライセンスプレートの横方向により広がりをもつものとなるように、中央のLED光源(複数であってもよい)の光軸と、周縁のLED光源(複数であってもよい)の光軸との距離が光の進行方向において次第に離れるように各LEDを配置する(具体的には例えば中央のLEDの光軸方向を直下方向とし、周縁のLEDの光軸方向を斜め下方とする)。尚、各LEDの光軸方向は使用するLEDの個数や配置態様等を考慮して定めることができる。使用するLEDを複数の組に分け、各組に属するLEDの光軸方向を全て同じにしてもよい。
以上のように光軸方向の異なる複数のLEDをまとめて光源ユニットとしてもよい。このようにして構成される光源ユニットを複数用いてもよく、その場合には例えばライセンスプレートの上縁に沿うよう間隔を空けて各光源ユニットを配置する。
ライセンスプレートの横方向について照度の均一化を図るためには、ライセンスプレートの上縁に沿うように例えば均等な間隔でLEDを並べることが好ましいと考えられる。しかしながら、ライセンスプレート部に使用される他の装置や機構(例えばトランクオープナーやバックカメラ)との干渉の問題から、例えばライセンスプレートの中央部や端部の上方にLEDを配置することが困難な場合がある。このような場合においては、LEDを配置することができない領域の周囲(左右)に配置するLEDの光軸方向を当該領域に向かう方向とすることによって、当該領域における照度不足を補うことが好ましい。
LEDは、ライセンスプレートの上方ないし斜め上方の位置に設置される。したがって本発明の照明装置では上方ないし斜め上方からの光によってライセンスプレートの表示面が照明される。一方、本発明ではその光軸がライセンスプレートの中央よりも下の領域に交差するようにLEDが設置され、LEDの光の中で光軸方向の光、即ち高輝度の光がライセンスプレートの中央部ないし下部の照明に利用される。このような特徴によって、ライセンスプレートにおいてLED光源に近接した領域に照射する光量が抑えられ、同時にLED光源から離れた領域の照度が増強され、もって全体の照度ムラが軽減する。照明装置を車両に適用した際のLEDとライセンスプレートの位置関係や両者の距離を考慮すれば、照度バランスを一層良好にするため、その光軸がライセンスプレートの下端に近い領域に交差するようにLEDを配置することが好ましい。
本発明の一態様では、その光軸がライセンスプレートに交差しないようにLEDが配置される。即ちこの態様ではLEDの光軸方向がライセンスプレートの下端よりも下乃至は観察者側に向かう方向となる(例えば、LEDの光軸方向をライセンスプレート面の法線方向と略同一とすることができる)。この態様では、専ら後述の反射部材の作用を受けた光によってライセンスプレートが照明される。従って、ライセンスプレート面に対する光の照射角度を稼ぐことができ、ライセンスプレートの広範囲に亘る、良好な光の分配を実現できる。LEDから放出された光の実質的に全部が、後述の反射部材の作用を受けた後にライセンスプレートの照明に利用されるように構成してもよい。即ち、ライセンスプレートの照明が実質的に、反射部材によって光学的に制御された光のみによって行われるようにしてもよい。このような態様では、その光軸が反射部材に交差するようにLEDは配置される。
(反射部材)
本発明で使用される反射部材は上記LED光源の観察者側斜め下方に設置される。反射部材はLED光源に対向する面が光反射性とされる。当該反射面はLED光源の光の中で観察者側(ライセンスプレートと反対側)に向かう光を受け、反射光としてライセンスプレートの中央部ないし下部に照射する光を生成する。このような作用が得られる限りにおいて反射面の形状は特に限定されない。反射光を効率的に利用するため及び反射光をバランスよく配光するために反射面を曲面形状にすることが好ましい。
反射部材の一部に凸曲面を形成してもよい。このような構成では、当該部分によって得られる反射光はより広がりを持つ光となる。従って、光の拡散が促進され、反射光全体の照度の均一化が図られる。また、より広範囲に照射する光を生成することもできる。以上の凸曲面を複数領域に形成してもよい。例えば複数のLED光源を使用する場合に、各LED光源の光軸が交差する領域にそれぞれ凸曲面を形成する。かかる構成では、各LED光源の光が反射と同時に拡散される。
反射面の大きさも特に限定されないが、上記の作用を良好に奏するのに十分な大きさの反射面とする。好ましくは光利用率を高めるために、観察者側に向かうLED光の実質的に全部を受光できる大きさの反射面を採用する。
光反射性の材料を成形すること又は適当な材料を成形した後に反射面部分を光反射性材料で被覆等することによって反射部材を作製することができる。ここでの光反射性の材料としてはアルミニウムや銀などの金属や白色系の樹脂などを例示できる。
以上の反射部材(以下の説明において、「第1の反射部材」という)に加えて第2の反射部材を使用することもできる。この第2の反射部材はLED光源のライセンスプレート側斜め下方に設置され、LED光源の光の中でライセンスプレートよりも上方に向かう光を受けてライセンスプレート方向又は第1の反射部材方向の光を生成する。このような第2の反射部材を使用すれば、それがないとすればライセンスプレートの上方に向かい照明に利用されない光をライセンスプレートの照明に利用できることとなるから光の利用率が高まって照明効果が向上する。特に、それによる反射光が第1の反射部材方向に進行するように第2の反射部材を構成することが好ましい。このような構成によれば、ライセンスプレートの央部ないし下部を照明する光を最終的に得ることができる。その結果ライセンスプレートの当該領域における照度が補われることとなり、照度バランスが向上する。
以上の第1及び第2の反射部材は専らライセンスプレートの上下方向の照度ムラを軽減することを目的として用いられる。上述のように、ライセンスプレート部に使用される他の装置や機構(例えばトランクオープナーやバックカメラ)との干渉の問題から、例えばライセンスプレートの中央部や端部の上方にLEDを配置することが困難な場合がある。また、LEDから放射される光のうち、横方向成分の光の一部はライセンスプレート外に照射するため、ライセンスプレートの照明に有効に利用できない光が存在していた。以上の事情を考慮して本発明の一態様では、光が不足すると予想される領域への積極的な光の照射を可能とすること、及び/又は光の利用効率を向上させることを目的として第3の反射部材が使用される。この第3の反射部材は、LEDを配置することができない領域の周囲(左右)に配置するLEDに隣接する位置や、光源ユニットの両端などに備えられる。光源ユニット(LEDを含む)が複数ある場合、第3の反射部材をライセンスプレートの最も両端寄りの一端のみに設けてもよい。第3の反射部材は、第1の反射部材と或いは第1及び第2の反射部材と組み合わされて使用される。第1の反射部材と或いは第1及び第2の反射部材と一体的に第3の反射部材を構成してもよい。
(光透過性カバー)
LED光源及び反射部材を覆うように設置される光透過性カバーを備えることができる。光透過性カバーの材質は、LED光源の光に対して透過性であれば特に限定されない。好ましくは透明(無色透明、有色透明を含む)な材料により光透過性カバーを構成する。また、加工が容易で耐久性に優れた材料により光透過性カバーを構成することが好ましい。具体的には例えば、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、ガラス等を材料として光透過性カバーを形成することができる。
光拡散処理が施された光透過性カバーを用いてもよい。かかる光透過性カバーを用いれば、光透過性カバーを通過する際に光の拡散作用が奏される。かかる作用によって、照明光の照度ムラの軽減が図られる。光透過性カバーにおける光拡散処理は、光透過性カバーの表面に規則的又は不規則的なパターンの凹凸(溝)を形成することや、光透過性カバーの表面に光拡散性フィルムを貼付することなどによって行われる。尚、光透過性カバーの表面に光拡散処理を施すのではなく、光透過性カバー内に光拡散剤(例えばシリカゲルや酸化チタン)を含有させ、これによって光透過性カバー内で光拡散作用が得られるようにしてもよい。
光透過性カバーの外表面(外表面の一部であってもよい)を凸レンズ状として、光透過性カバーを通過する際に集光効果が得られるようにしてもよい。このような集光効果を利用して照明光の配光特性を制御してもよい。
本発明の照明装置は、ライセンスプレートが設置されるバンパー若しくはトランクグリッドなどの車両ボディに取付けられて使用される。
以下、実施例を用いて本発明の構成をより詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例であるライセンスプレート照明装置1(以下、「照明装置1」という)の使用状態を示す斜視図である。図2は図1のA−A線位置での断面図である。照明装置1は自動車のリアライセンスプレート用の照明装置であって、リアライセンプレート100の上方のガーニッシュ101内に設置される。照明装置1はケース10、LEDユニット20、第1反射板30、第2反射板31、及びカバー33を備える。
照明装置1では2個のLEDユニット20が使用される。各LEDユニット20は2個のLED21と基板25とを有する。LED21は白色発光のチップ型LEDである。LED21は、LEDチップ23の横方向を四面によって囲繞するリフレクタ24を備える(図3aを参照)。リフレクタ24の対向する面同士の傾斜角は等しく、一方で隣合う面の傾斜角は異なる。各LED21はそのリフレクタ24の傾斜角の小さい一組の面24aとリアライセンスプレート100の長手軸(横方向)とが使用時において平行となるように基板25に実装されており、その結果LED21からはリアライセンスプレート100の縦方向よりも横方向に広い光が放出される。尚、基板25にはLED20の他に保護抵抗がマウントされており、また各LED21が直列接続されるような配線パターンが形成されている。
各LEDユニット20は、それが内蔵するLED21が一列をなすようにケース10に取り付けられる。各LED21を結ぶ直線は、リアライセンスプレート100の上縁と略平行になっている。一方、照明装置1の使用時においてその光軸Xがリアライセンスプレート100の下部に交差するように各LED21の光放出方向が調整されている。
LEDユニット20の観察者側斜め下方の位置に第1反射板30が備えられる。一方、LEDユニット20のリアライセンスプレート100側の斜め下方には第2反射板31が備えられる。第1反射板30と第2反射板31はいずれもLEDユニット20に対向する側の表面が反射面となっている。この反射面は、白色系の光を良好に反射できるようにAlによって形成されている。
第1反射板30の反射面は、LEDユニット20に近接する領域において曲率が大きく且ついずれの位置における横断面も同一形状となる曲面であって、そこに照射されるLEDユニット20の光をリアライセンスプレート100の中央部ないし下部へ向かう光へと変換できる形状を有する。一方、第2反射板31の反射面は、曲率が一定で且ついずれの位置における横断面も同一形状となる曲面形状を有し、そこに照射されるLEDユニット20の光は第1反射板30に向かう光へと変換される。
カバー33は光透過性材料(例えばアクリル樹脂)からなり、LEDユニット20の光放出側を被覆するようにケース10に取り付けられる。
次に照明装置1の照明態様について説明する。まずLEDユニット20が給電されると各LED21が点灯する。LED21から放出された光の中で光軸方向の光及び光軸から少しだけずれた光はカバー33を通過した後、リアライセンスプレート100の中央部ないし下部へと向かう(最も高輝度の光はリアライセンスプレート100の下部へと向かう)。即ち、LED21の光の中で高輝度の部分はリアライセンスプレート100の中央部ないし下部の照明に利用される。一方、LED21の光の中で観察者側に向かう光は第1反射板30に照射し、次いで第1反射板30による反射作用によってリアライセンスプレート100の中央部ないし下部に向かう光へと変換される。また、LED21の光の中でリアライセンスプレート100の上端よりも上方へ向かって放出された光は第2反射板31に照射し、次いで第2反射板31の反射作用によって第1反射板30に向かう光へと変換される。このようにして生成された光は、第1反射板30による反射作用を受けてリアライセンスプレート100方向の光となり、カバー33を介してリアライセンスプレート100に照射する。
以上のように照明装置1ではLED21の光の中で高輝度の部分がライセンスプレートの中央部ないし下部の照明に利用される。これによって、LED21に近接していることでLED21の光が到達し易い領域となるリアライセンスプレート100の上部に照射する光量が抑えられるとともに、LED21から離隔していることで光が到達し難い領域となるリアライセンスプレート100の中央部ないし下部への積極的な照明が行なわれる。これに加えて、第1反射板30の作用によってリアライセンスプレート100の中央部ないし下部における照度が補われる。しかも、上述のような曲面を有する第1反射板30としたことから、それによって生成される光(反射光)はリアライセンスプレート100の中央部ないし下部へと良好に配光される。以上のような作用が相俟ってリアライセンスプレート100全体に亘って照度の均一化が図られることとなり、照度ムラの少ない照明態様となる。
一方、第1反射板30及び第2反射板31によって光の有効利用が図られる。即ち、第1反射板30と第2反射板31を設けることによって光の利用率が高くなり、高照度の照明光が得られる。
また、縦方向よりも横方向に長いリアライセンスプレート100に対応するように、リアライセンスプレート100の横方向に広い光が各LED21から放出されることから、より少ない数のLEDによってリアライセンスプレート100全体を照明することが可能となり、同時にリアライセンスプレート100の横方向の照度ムラが軽減される。
照明装置1の構成を基にした照度分布のシミュレーション結果を図4に示す。このシミュレーションでは、指向角約120°のLEDを使用し、4個のLEDが順に70mm、90mm、70mmの間隔を置いて配置されることとした。リアライセンスプレートの上下方向をX軸とし、リアライセンスプレートの中央を基準(0)にそれよりも上側をプラス(mm)、下側をマイナス(mm)とした。同様にライセンスプレートの左右方向をY軸とし、ライセンスプレートの中央を基準(0)にそれよりも向かって右側をプラス(mm)、左側をマイナス(mm)とした。LED1個を1ルーメンの光束としてシミュレーションした絶対照度によって各地点の照度を表した。
図4から明らかなように、リアライセンスプレート上端部において高照度の部分が若干存在するものの、全体に亘って照度バランスが良好な照明光が得られていることがわかる。
図5は本発明の他の実施例であるライセンスプレート照明装置2(以下、「照明装置2」という)の使用態様を示す斜視図である。図6は図5のB−B線位置での断面図である。以下の説明において、上記の実施例と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。この実施例の照明装置2では光源ユニット40が二つ使用される。これら光源ユニット40はリアライセンスプレート100の横方向に沿って、且つ両者の間に間隔を置いて配置される。
各光源ユニット40は3個のLED21を内蔵する。各LED21を結ぶ直線は、リアライセンスプレート100の上縁と略平行になっている。一方、照明装置2の使用時においてその光軸がリアライセンスプレート100の下部に交差するように各LED21の光放出方向が調整されている。
各光源ユニット40は第3反射板41及び42を備える。第3反射板41及び42はリアライセンスプレート100の横方向軸と交差する反射面を備える。この反射面は、白色系の光を良好に反射できるようにAlによって形成されている。第3反射板41は、そこに照射されるLED21の光をライセンスプレート100の上端隅部へ向かう光へと変換できる形状を有する。一方、第3反射板42は、そこに反射されるLED21の光をリアライセンスプレート100の上端中央部へ向かう光へと変換できる形状を有する。
次に照明装置2の照明態様について説明する。照明装置2では、上記照明装置1と同様に、第1反射板30及び第2反射板31の作用による照度の均一化、高照度化が実現されることに加えて、第3反射板41及び42による以下の作用・効果が奏される。まず、LED21の光の中で横方向に放出された光の一部は第3反射板41に反射される。その結果、リアライセンスプレート100の上端隅部へと進行する光が生成する。これによってリアライセンスプレート100の上端隅部における照度が補われる。同様に第3反射板42の作用によってリアライセンスプレート100の上端中央部における照度が補われる。このように照明装置2では第3反射板41及び42によって、光源ユニット40の配置上の制約から照度が不足する領域における照度が補われる。その結果、照度ムラの一層少ない状態で、リアライセンスプレート100の全体を照明することが可能となる。
尚、本実施例では第3反射板41及び42によってそれぞれ、リアライセンスプレート100の上端隅部を照明する光、及びリアライセンスプレート100の上端中央部を照明する光が生成されるように構成したが、各第3反射板による反射光の照明領域は、リアライセンスプレート100において照度が不足する領域を考慮して適宜設計されるものである。例えば、他の部材の構成や光源ユニット40の設置態様の如何によってはリアライセンスプレート100の下端隅部における照度の不足が予想される場合があり、この場合には例えば反射板41による反射光が当該領域に照射するように設計することができる。
以上の照明装置2では第3反射板41と42を利用することで、照度が不足する領域に向かう光を生成して照度ムラの軽減を図ることとしたが、図7に示すように、光源ユニットに内蔵するLED21の配置態様を変えることによっても同様の作用ないし効果を得ることができる。この構成では各光源ユニット50に合計6個のLED21が内蔵される。LED21は、2個を一組として基板26にマウントされており、各基板は金属板によって接続されている。図示されるように、中央の基板26にマウントされたLED21の光軸方向は略真下方向であり、一方でリアライセンスプレート100の端部よりに位置する基板26にマウントされたLED21の光軸は、リアライセンスプレート100の端部方向を向いている。一方、リアライセンスプレート100の中央部よりに位置する基板26にマウントされたLED21の光軸はリアライセンスプレート100の中央部方向を向いている。以上のようなLED21の配置態様を採用することによって、各光源ユニット50から放出される光はより広がりを持つこととなる。従って、例えばリアライセンスプレート100の上端隅部や上端中央部など、照度不足が予想される領域への積極的な光の照射が行われ、全体に亘って照度ムラの一層少ない光でリアライセンスプレート100を照明することができる。尚、この場合においても上記のごとき第3反射板を更に設けてもよい。
以上の照明装置2では、その光軸がリアライセンスプレート100の下部に交差するように配置されたLED21を内蔵する光源ユニット40を使用し、LED21の光の一部が直接リアライセンスプレート100に照射することにしたが、図8及び図9に示すように、その光軸が反射板62に交差するように配置されたLED21を内蔵する光源ユニット60を使用し、LED21の光の実質的に全部が反射板62を介してリアライセンスプレート100に照射するように構成してもよい。尚、図8はライセンスプレート100の長手軸に垂直方向の断面図(光源ユニット60の垂直方向断面図)であって、図9は光源ユニット60の水平方向断面図である。両図面において上記の実施例と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
この形態の照明装置3では、LED21から放出された光の実質的に全部が反射板62に照射する。その結果、反射板62の形状によって配光制御された光が生じ、これがライセンスプレート100に照射する。このように照明装置3では、反射板62によって光学的に制御された光のみによってライセンスプレート100が照明される(使用するLEDの指向性やその配置態様などの如何によっては、LED光の一部がライセンスプレートに直接照射してもよい)。尚、本実施例の反射板62は凹曲面からなり、反射光が良好に配光されるようにその形状を設計している。また、図7に示すように、反射板62は、LED21から横方向に放出された光も受光できるように、光源ユニットの両端側にも連続する形状を有する。これによってLED21の光を有効に利用でき、より高照度の照明が実現される。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
本発明はライセンスプレートの照明に利用される。本発明の適用対象は自動車に限られず、様々な車両に対してその利用が図られる。
図1は、本発明の実施例であるライセンスプレート照明装置1の使用状態を示す斜視図である。 図2は、図1のA−A線位置における断面図である。 図3は、本発明に使用されるLEDの一例を示す図である。 図4は、実施例の構成を基にした照度分布のシミュレーション結果を示す図である。 図5は、本発明の他の実施例であるライセンスプレート照明装置2の使用状態を示す斜視図である。 図6は、図5のB−B線位置における断面図である。 図7は、光源ユニット内におけるLED光源の配置態様の一例を示す断面図である。 図8は、本発明の他の実施例であるライセンスプレート照明装置3を示す図であって、ライセンスプレート100の長手軸に垂直方向の断面図である。 図9は、ライセンスプレート照明装置3に使用される光源ユニット60の水平方向断面図である。
符号の説明
1 2 3 ライセンスプレート照明装置
10 ケース
20 40 50 60 LEDユニット
21 LED
30 第1反射板
31 第2反射板
33 光透過性カバー
41 42 第3反射板
100 リアライセンスプレート

Claims (9)

  1. リアライセンスプレート上方のガーニッシュ内に設置され、リアライセンスプレートを前面側より照明する照明装置であって、
    リアライセンスプレートの上方ないし斜め上方の位置に、その光軸が該リアライセンスプレートの下部に交差するように設置されるLED光源と、
    前記LED光源の観察者側斜め下方に設置される反射部材であって、前記LED光源の光の中で観察者側に向かう光を受け、それを前記リアライセンスプレートの中央部ないし下部に照射する光へと変換する反射部材と、
    前記LED光源のリアライセンスプレート側斜め下方に設置される第2の反射部材と、を備え、
    前記第2の反射部材は、前記LED光源の光の中で、前記リアライセンスプレートよりも上方に向かう光を受け、それを前記反射部材方向の光へと変換する、ライセンスプレート用照明装置。
  2. 前記LED光源は、前記リアライセンスプレートの縦方向よりも横方向に広い光を放出する、請求項1に記載のライセンスプレート用照明装置。
  3. 複数の前記LED光源が備えられ、前記リアライセンスプレートの上縁に沿うように間隔を空けて各LED光源が配置される、請求項1又は2に記載のライセンスプレート用照明装置。
  4. 前記LED光源から横ないし斜め横方向に放出された光を反射し、前記リアライセンスプレートに照射する光を生成する第3の反射部材を備える、請求項1〜のいずれかに記載のライセンスプレート用照明装置。
  5. 前記LED光源及び前記反射部材を覆うように、光拡散処理の施された光透過性カバーが備えられる、請求項1〜のいずれかに記載のライセンスプレート用照明装置。
  6. リアライセンスプレート上方のガーニッシュ内に設置され、リアライセンスプレートを前面側より照明する照明装置であって、
    リアライセンスプレートの上方ないし斜め上方の位置に設置される光源ユニットであって、中央のLED光源の光軸と、周縁のLED光源の光軸との距離が光の進行方向において次第に離れるように配置されるとともに、各LED光源の光軸が前記リアライセンスプレートの下部に交差する、複数のLED光源を備える光源ユニットと、
    前記LED光源の観察者側斜め下方に設置される反射部材であって、前記LED光源の光の中で観察者側に向かう光を受け、それを前記リアライセンスプレートの中央部ないし下部に照射する光へと変換する反射部材と、
    前記LED光源のリアライセンスプレート側斜め下方に設置される第2の反射部材と、を備え、
    前記第2の反射部材は、前記LED光源の光の中で、前記リアライセンスプレートよりも上方に向かう光を受け、それを前記反射部材方向の光へと変換する、ライセンスプレート用照明装置。
  7. 複数の前記光源ユニットが備えられ、前記リアライセンスプレートの上縁に沿うよう間隔を空けて各光源ユニットが配置される、請求項に記載のライセンスプレート用照明装置。
  8. 前記反射部材の一部に凸曲面が形成されている、請求項1〜のいずれかに記載のライセンスプレート用照明装置。
  9. 前記LED光源の光軸が交差する部分に前記凸曲面が形成されている、請求項に記載のライセンスプレート用照明装置。
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