JP4206375B2 - 耐震墓石 - Google Patents

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Description

本発明は、地震や台風等においても転倒や倒壊を起こさない耐震墓石に関するものである。
一般に墓石は、土台石の上に下部台石を、この下部台石の上に上部台石を、そして最上部に棹石を順次重ねた構造となっている。
このような構造の墓石は、積み重ねて載置されているだけでは地震の揺れや振動或いは台風の風力等で、特に縦長の棹石は転倒や倒壊する危険性が高く、一旦倒壊すると補修が不可能で経済的負担も大きなものとなる。
そこで、従来は地震等の強い振動でも転倒や倒壊を防止した墓石として、石材の当接面の対向位置にそれぞれ凹入するダボ孔を穿設し、下方の石材のダボ孔に、高さ寸法が片方のダボ孔の深さより深いダボ材を挿入し、上方の石材のダボ孔を下方の石材の上面に突出したダボ材に遊嵌させて載置させた墓石がある。
しかし、重量が大きく縦長で重心の高い棹石は、石材と一体化していないダボ材では強度に欠け、強い振動を受けるとダボ材が破損してしまう危険性が高いという問題点を有している。
又、特開平9ー317248の公報に示されるように、棹石と上台を一体に形成した墓石もあるが、重量が大きくなり、運搬や狭いスペースでの設置作業が困難な問題点を有している。
又、棹石の底面に角状の凸部を形成し、上台の上面に中空角筒状の凹部を形成し、この凹部に凸部を嵌合させて棹石と上台を結合しているが、これも強い揺れや振動を受けると凸部が凹部から外れてしまう問題点を有している。
特開平9ー317248
上記点より、本発明は棹石と上台石を強固に結合することにより、地震や台風等の揺れや振動、或いは風力等で棹石が転倒や倒壊するのを防止すると共に、作業性の優れた耐震墓石を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため請求項1記載の本発明耐震墓石は、上台石の上に棹石を重ねて構成される墓石において、上台石の棹石との当接面に係止溝部を両側に有する略蟻溝形状の凹部が設けられ、棹石の底面に前記係止溝部に係止する係止突起部を両側に有する略蟻ほぞ形状の係止体が棹石と一体に設けられ、この係止体は係止突起部間の幅が前記凹部の係止溝部間の最大幅よりも小さく、凹部の係止溝部側の開口幅よりも大きく、かつ係止体は係止突起部が凹部の係止溝部側から挿入可能に形成され、この係止体が前記凹部に嵌合され上台石上に棹石が結合されていることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、棹石の底面に棹石と一体に設けた係止突起部を両側に有する略蟻ほぞ形状の係止体が、上台石の棹石との当接面に係止溝部を両側に有する略蟻溝形状の凹部に嵌合し、係止突起部が係止溝部に係止されているので、棹石と上台石が強固に結合し、縦長で重心の高い棹石は地震や台風等の揺れや振動、或いは風力等で転倒や倒壊するのが防止される。
係止体は、係止突起部間の幅が凹部の係止溝部間の最大幅よりも小さく、凹部の係止溝部側の開口幅よりも大きく形成され、かつ略蟻溝形状の凹部に嵌合する時に、係止突起部が凹部の係止溝部側から挿入可能な略蟻ほぞ形状となっているため、嵌合すると係止体と凹部との間に隙間が生じ、この隙間内で棹石は移動できるので衝撃を逃すことができ、耐震性に優れたものとなる。
次に、請求項2記載の本発明耐震墓石は、請求項1記載の耐震墓石において、上台石の上面に凹部内に開口するコーキング材注入孔が設けられ、係止体と凹部との隙間にコーキング材が充填されていることを特徴とするものである。
このような構成とすることにより、コーキング材注入孔から注入されたコーキング材で係止体と凹部との隙間が埋められ、棹石と上台石は一体不可分に固定され、強度が増大する。
請求項1記載の本発明耐震墓石によれば、棹石の底面に設けた係止突起部を両側に有する略蟻ほぞ形状の係止体が、上土台石との当接面に設けた係止溝部を両側に有する略蟻溝形状の凹部に嵌合し、棹石と上台石が強固に結合しているので、棹石は地震や台風等の揺れや振動或いは風力等で転倒や倒壊するのが防止される効果を有する。
係止体は棹石と一体に設けられているため、従来のような墓石と分離したダボ材等に比べて一体性があり、強度も大きい。
又、棹石と上台石は分離可能であるため、従来の棹石と上台石が一体に形成されたものに比べて、運搬や狭いスペースでの設置作業が容易となる。
係止体は、係止突起部間の幅が凹部の係止溝部間の最大幅よりも小さく、凹部の係止溝部側の開口幅よりも大きく形成され、かつ略蟻溝形状の凹部に嵌合する時に、係止突起部が凹部の係止溝部側から挿入可能な略蟻ほぞ形状となっているため、嵌合すると係止体と凹部との間に隙間が生じ、この隙間内で棹石は移動できるので衝撃を逃すことができ、耐震性に優れたものとなる効果を有する。
次に、請求項2記載の本発明耐震墓石によれば、係止体と凹部との隙間に充填されたコーキング材で隙間が埋められるので、棹石と上台石は一体不可分に固定され、結合力も更に大きくなり、強度が増大する効果を有する。
以下、本発明の一実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明墓石の一実施の形態を示す側面図、図2は棹石と上台石の結合状態を示す部分拡大断面図、図3は同上の嵌合途中の部分拡大断面図、図4は同上の他の実施の形態を示す部分拡大断面図、図5は上台石の平面図、図6は棹石の底面図である。
本発明墓石は、図1に示すように、土台石1上に下台石2を載せ、この下台石2上に方形体の上台石3が重ねられ、この上台石3上に縦長方形体の棹石4が重ねられている。
上台石3の棹石4との当接面に、図5に示すように、平面視四角形の開口部を有する凹部5が設けられている。
凹部5は両側に係止溝部5aを有する略蟻溝形状に形成されている。上台石3の上面で凹部5の周縁部付近は開口部に向けて四辺に下方傾斜面3aが形成されている。
又、凹部5は係止溝部5a間の最大の幅は、係止溝部5a側の凹部5の開口幅よりも大きくなっている。凹部5の係止溝部5aの延長方向側の幅は、凹部5の開口幅と同一となっている。
上台石3の上面で凹部5の縁部の傾斜面3aに、凹部5の係止溝部5a内に開口するコーキング材注入孔6が穿設されている。このコーキング材注入孔6は何れか一方の係止溝部5a側に穿設される。
又、コーキング材注入孔6は、図4に示すように、棹石4で塞がないよう棹石4の外側となる位置の上台石3上に、両側の係止溝部5aに開口するよう穿設することもできる。
次に、棹石4の底面中央部に上台石3の略蟻溝形状の凹部5に嵌合する略蟻ほぞ形状の係止体7が一体形成されている。
係止体7の基部は平面視断面形状が四角形で、棹石4の底面は四方の辺から係止体7の基部の対向辺に向けて下方傾斜面7aが形成されている。この傾斜面7aは上台石3の傾斜面3aと合致する傾斜となっている。
係止体7は両側に凹部5の係止溝部5aに係止する係止突起部7bを有している。この係止体7は係止突起部7b間の幅が凹部5の係止溝部5a間の最大幅よりも小さく、凹部5の係止溝部5a側の開口幅よりも大きく形成され、かつ係止体7は係止突起部7bが凹部5の係止溝部5a側から挿入可能に形成されている。
これにより、係止体7は凹部5に嵌合すると、係止体7と凹部5との間に隙間が生じ、地震や台風等の揺れや振動に際して、係止体7は隙間内を移動可能であるが、係止突起部7bが係止溝部5aに係止し、離脱することは防止される。
係止突起部7bは係止体7の底面にかけてアールに形成され、係止溝部5aの挿入時に係止突起部7bが挿入し易くなっている。
尚、図中8はコーキング材注入孔6から係止体7と凹部との隙間内に充填したコーキング材であり、これにより係止体7は凹部5内に固定される。
コーキング材8として、シリコン系等の樹脂からなる樹脂コーキング材やモルタル等が使用される。樹脂コーキング材を使用すれば、揺れや振動に際して緩衝作用を有する。
次に、このような構成を有する耐震墓石の棹石4と上台石3との結合方法を図面に基づき説明する。
図3に示すように、棹石4の係止体7の一方の係止突起部7bを、上台石3の凹部5のコーキング材注入孔6を有しない側の係止溝部5aに棹石4を傾斜して挿し込み、棹石4が傾斜状態の時にコーキング材注入孔6からコーキング材8を注入し、その後、係止体7を凹部5の底面に落とし込み結合する。
又、図4に示すように、コーキング材注入孔6を棹石4で塞がれない位置に設けた場合は、棹石4の係止体7を上台石3の凹部5に嵌合した後で、コーキング材8を注入でき、注入作業が容易となる。
以上、本発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、例えば、図1では棹石4の係止体7の凹部5への挿入方向は墓石の前後方向となっているが、挿入方向が墓石の左右方向への配置であっても良い。
又、図5ではコーキング材注入孔6が一個だけであるが、複数個設けることもできる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の改良、改変が可能である。
本発明耐震墓石の一実施の形態を示す側面図である。 本発明耐震墓石の部分拡大断面図である。 本発明耐震墓石の部分拡大断面図である。 本発明耐震墓石の他の実施の形態を示す部分拡大断面図である。 本発明耐震墓石の上台石の平面図である。 本発明耐震墓石の棹石の底面図である。
符号の説明
1 土台石
2 下台石
3 上台石
3a、7a 傾斜面
4 棹石
5 凹部
5a 係止溝部
6 コーキング材注入孔
7 係止体
7b 係止突起部
8 コーキング材

Claims (2)

  1. 上台石の上に棹石を重ねて構成される墓石において、上台石の棹石との当接面に係止溝部を両側に有する略蟻溝形状の凹部が設けられ、棹石の底面に前記係止溝部に係止する係止突起部を両側に有する略蟻ほぞ形状の係止体が棹石と一体に設けられ、この係止体は係止突起部間の幅が前記凹部の係止溝部間の最大幅よりも小さく、凹部の係止溝部側の開口幅よりも大きく、かつ係止体は係止突起部が凹部の係止溝部側から挿入可能に形成され、この係止体が前記凹部に嵌合され上台石上に棹石が結合されていることを特徴とする耐震墓石。
  2. 上台石の上面に凹部内に開口するコーキング材注入孔が設けられ、係止体と凹部との隙間にコーキング材が充填されていることを特徴とする請求項1記載の耐震墓石。
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