JP4205941B2 - ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置 - Google Patents

ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4205941B2
JP4205941B2 JP2002380201A JP2002380201A JP4205941B2 JP 4205941 B2 JP4205941 B2 JP 4205941B2 JP 2002380201 A JP2002380201 A JP 2002380201A JP 2002380201 A JP2002380201 A JP 2002380201A JP 4205941 B2 JP4205941 B2 JP 4205941B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pellet
storage part
pellets
detected
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002380201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004214320A (ja
Inventor
泰雄 岩城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2002380201A priority Critical patent/JP4205941B2/ja
Publication of JP2004214320A publication Critical patent/JP2004214320A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4205941B2 publication Critical patent/JP4205941B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Die Bonding (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体の製造工程の1つに、ペレットに用いて好適なボンディング工程があり、この工程ではペレットボンディング装置が用いられる。この装置によると、まずトレイホルダ内に搬送されトレイプレートに定置されたトレイに収容されたペレットの位置をカメラを用いて検出し、正規位置からの位置ずれ状態を検出する。その位置ずれ状態を補正するためにトレイホルダを正規位置へ移動させ、その後、コレットと呼ばれるノズルで吸着保持して取り出し、ペレット位置修正装置の載置台に移載する。次に、載置台上のペレットをカメラを用いて認識し、正規位置からの位置ずれ状態を検出する。そして、その位置ずれ状態の回転方向分のずれを載置台を回転させて、ペレットの回転方向での位置ずれを補正する。その後、このペレットをノズルで再度吸着保持し、リードフレームに移載してボンディングする。なお、先に検出したペレットの位置ずれ状態のXY方向分は、ノズルの移動量の修正により補正する。
【0003】
まず、図4乃至図5を用いてペレットボンディング装置40の構成について説明する。ペレットボンディング装置40はリードフレーム搬送装置41と、ペレット位置修正装置42と、トレイ搬送装置43と、ペレット取出装置44と、ボンディング装置45と、を備えて構成される。
【0004】
リードフレーム搬送装置41はリードフレーム8を搬送レール9に沿って、図示しない送り機構によって間欠的に、図中矢印搬送方向に搬送される。
【0005】
ペレット位置修正装置42はトレイホルダ5と搬送レール9との間に設置される。トレイ1からピックアップされたペレット3は載置台6上に置かれ、載置台の上にはカメラ12Bが設置され、このカメラによってペレットの画像が取り込まれる。カメラによって取り込まれた画像は、画像処理部15Bによって処理されて、ペレットの位置が認識される。この情報をもとにペレットを回転方向の向きθを修正する。
【0006】
トレイ搬送装置43はトレイ1内に収容されたペレット3をピックアップ位置に順次搬送する。トレイ1は複数の凹部を所定の配置関係で形成した供給具であり、凹部には前工程でウエーハ上の半導体ペレットの良品のみを収容されている。このトレイはトレイホルダ5上に複数個トレイプレート4を介し所定位置に定置される。トレイホルダはXY方向に移動可能なXYテーブル10上に配置されている。トレイ凹部2内のペレットはピックアップ位置の上に設置されたカメラ12Aによってペレットの画像が取り込まれる。カメラによって取り込まれた画像は、画像処理部15Aによって処理され、ペレットの位置が認識される。この情報をもとにXY方向分の位置ずれ状態はトレイホルダを移動されて補正される。
【0007】
ペレット取出装置44はトレイホルダ5に定置されたトレイプレート4上に定置されたトレイ1からペレット3を取り出すペレットトランスファ13を備えてなる。このペレットトランスファはその先端に設置された吸着ノズル11Aによってペレットを吸着して、位置修正位置の載置台に移送する。
【0008】
ボンディング装置45は、先端に吸着ノズル11Bを備えたボンディングヘッド14を有し、載置台6上のペレット3をピックアップし、搬送レール9に沿って搬送されるリードフレーム8のアイランド7にボンディングする。この時ボンディングヘッドは前記画像処理部15Bによって処理されたペレットの位置認識の情報をもとにXY方向分の位置ずれ状態を図示されないXYテーブルを移動させることで補正され、ペレットはこれにより、リードフレームのボンディング点に正確に位置決めされる。なお、リードフレームにおけるボンディング点には予め接着材が塗布されていて、ペレットはこの接着材を介してリードフレームにボンディングされる。
【0009】
また、不図示の制御装置はペレットボンディング装置40を構成するリードフレーム搬送装置41、ペレット位置修正装置42、トレイ搬送装置43、ペレット取出装置44、ボンディング装置45を制御する。
ここで、ペレットボンディング装置を用いたボンディング動作について説明する。まず、トレイホルダに定置されたトレイ凹部に収容されたペレットをカメラがそのペレットの画像を取り込む。カメラの取り込み画像は、認識装置としての画像処理部にて画像処理され、ペレットの正規位置からの位置ずれ状態が認識される。画像が認識できないペレットはピックアップせずに次の収容部へトレイホルダを移動し、収容部内のペレットを認識する。次に、不図示の制御装置は、画像処理部で認識されたXY方向におけるペレットのずれ量に応じてトレイホルダを移動させ、ペレットのXY方向におけるずれを修正する。位置修正されたペレットはペレットトランスファの吸着ノズルによりトレイ凹部に収容されたペレットを1個取り出し、位置修正位置の載置台に移載する。この時、ペレットトランスファの移動は不図示の制御装置により制御され、ペレットは載置台の載置面に対して粗位置決めされた状態とされる。次に、カメラが、載置台に載置されたペレットの画像を取り込む。カメラの取り込み画像は、認識装置としての画像処理部にて画像処理され、ペレットの正規位置からの位置ずれ状態が認識される。
【0010】
次に、不図示の制御装置は、画像処理部で認識された回転方向におけるペレットのずれ量に応じて載置台を回転させ、ペレットの回転方向におけるずれを修正する。次に、ボンディング装置が有する吸着ノズルは、載置台上の回転修正されたペレットをピックアップし、搬送レールに沿って搬送されるリードフレームのアイランドとの対向位置上方まで移載する。この移載の際、不図示の制御装置により、ボンディングヘッドの移動距離が画像処理部で認識された位置ずれ状態に応じてXY方向補正され、ペレットはこれにより、リードフレームにおけるボンディング点に正確に位置決めされる。その後は、吸着ノズルの下降により、ペレットをボンディング点に押し付け、ボンディングする。
【0011】
以上のようにして、トレイ収容部内のペレットの位置認識と位置補正、ペレットトランスファの吸着ノズルによるペレットの吸着、移送及び載置、載置台でのペレットの回転方向分の位置修正、ボンディングヘッドの吸着ノズルによるペレットの吸着、移送、XY方向分の位置補正及びボンディングの各動作を順次繰り返す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、トレイの凹部に収容されたペレットを検出する時、トレイは樹脂で製作され、トレイ凹部底面は樹脂成形する時に発生するソリで本来平面となるところが凹面となる場合がある。またペレットサイズはトレイ凹部のXYサイズよりも小さいので必ず隙間を有する。そのためトレイ凹部に収容されたペレットは凹部内の隙間分位置がずれる場合がある。そのため凹部へりに寄ったペレットはヘリ側が高く、その対向する辺が低くなる。そのため水平面に対しペレットが傾く。このペレットをカメラで検出するために、ペレットに対し鉛直方向の光を照射する。照射された光はペレット表面で反射するが、その反射光が光学系の開口角より大きく傾斜した場合はカメラに入光しない。そのため画像認識ができない場合がある。また、トレイプレートをトレイホルダに設置する時トレイホルダとトレイプレートすなわちトレイとの位置関係が正規位置に対しずれる場合がある。トレイ第一収容部のペレットはカメラにて検出させるためにカメラの真下に移動するように設定される。トレイが正規の位置に設置された場合はカメラの真下に位置付けられるが、しかし、前記正規位置に対しずれがあると、カメラの真下に位置付けられない。そのため、カメラの持つ検出エリア内にペレットが納まらずこの状態でペレットを検出すると画像処理部はペレットを無しと見なす場合がある。結果的には良品ペレットをトレイ内にピックアップされずに取り残すこととなる。このことが歩留の低下をまねいていた。
【0013】
またこの取り残した良品ペレットをリードフレームにボンディングするには自動モードから手動モードに切り替えて、取り残したペレットをピックアップ位置までトレイホルダを移動させて、その後再度ペレットを検出させてピックアップし載置台で位置修正後ボンディングしなければならず、装置稼動率の低下をもたらしていた。
本発明の課題は、上述の事情を考慮したなされたものであり、高歩留、高稼動率を実現するペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1に係わる発明は、複数の凹部にペレットを収容したトレイで、第一収容部のペレットの位置を検出し、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後ペレットをピックアップする方法において、第一収容部のペレットが検出できない場合、トレイを第二収容部へ所定量移動させ、第二収容部のペレットを検出し、そのペレットの位置ずれ量を求め、再度第一収容部に前記所定量と前記位置ずれ量を加味した距離戻った後、再度第一収容部のペレットを検出し、検出できた場合、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする。
【0015】
また、請求項2に係わる発明は、前記第一収容部に戻った後再度第一収容部のペレットを検出し、検出できなかった場合は戻った位置でペレットの位置補正せずに第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする。
【0016】
また、請求項3に係わる発明は、前記第一収容部のペレットが検出できず、トレイを第二収容部に所定量移動させ、第二収容部のペレットを検出し、検出ができなかった場合、さらにトレイを第三収容部に所定量移動させ、第三収容部のペレットを検出し、そのペレットの位置ずれ量を求め、再度第一収容部に前記第一収容部から第三収容部までの所定量と前記位置ずれ量を加味した距離戻った後、再度第一収容部のペレットを検出し、検出できた場合、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする。
【0019】
また、請求項に係わる発明は、前記第一収容部のペレットをピックアップ後、第二収容部に所定量移動後、第二収容部のペレットを検出し検出ができない場合はその位置でペレットの位置補正せずに第二収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする。
【0020】
また、請求項に係わる発明は、複数の凹部にペレットを収容したトレイを支持するトレイ支持手段と、前記ペレットを認識する認識手段と、前記ペレットをトレイ支持台の上からピックアップし載置台へ移載する移載手段と、前記ペレットを位置補正後載置台からピックアップし基板上にボンディングする手段と、前記認識手段からの情報に基づいてトレイ支持手段の移動を制御する制御手段とからなるペレットボンディング装置において、トレイの第一収容部のペレットの位置を検出し、検出できない場合、第二収容部へ所定量移動させ、第二収容部のペレットを検出し、そのペレットの位置ずれ量を求め、再度第一収容位置に前記所定量と前記位置ずれ量を加味した距離戻った後、再度第一収容部のペレットを検出し、検出できた場合、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とするペレットボンディング装置である。
【0021】
また、請求項に係わる発明は、前記第一収容部に戻った後再度第一収容部のペレットを検出し、検出できなかった場合は戻った位置でペレットの位置補正せずに第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とするペレットボンディング装置である。
【0022】
また、請求項に係わる発明は、前記第一収容部のペレットが検出できず、トレイを第二収容部に所定量移動させ、第二収容部のペレットを検出し、検出ができなかった場合、さらにトレイを第三収容部に所定量移動させ、第三収容部のペレットを検出し、その位置ずれ量を求め、再度第一収容部に前記第一収容部から第三収容部までの所定量と前記位置ずれ量を加味した距離戻った後、再度第一収容部のペレットを検出し、検出できた場合、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とするペレットボンディング装置である。
【0025】
また、請求項に係わる発明は、前記第一収容部のペレットをピックアップ後、第二収容部に所定量移動後、第二収容部のペレットを検出し検出ができない場合はその位置でペレットの位置補正せずに第二収容部のピックアップすることを特徴とするペレットボンディング装置である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明するが本発明はこれに限定されるものでないことは言うまでもない。
【0027】
図1は本発明に適応してなるペレットボンディング装置のペレット検出方法を示すフローチャート図である。図2はトレイ凹部とトレイ凹部内のペレットの位置関係を示した平面図。図3はトレイ内のペレットを検出している概略正面断面図。図4はペレットボンディング装置の概略構成を示す平面図。図5はペレットボンディング装置の概略構成を示す側面図である。本発明のペレットボンディング装置は従来と同様に図4乃至図5で構成されている。ペレットボンディング装置40はリードフレーム搬送装置41と、ペレット位置修正装置42と、トレイ搬送装置43と、ペレット取出装置44と、ボンディング装置45と、を備えて構成される。
【0028】
リードフレーム搬送装置41はリードフレーム8を搬送レール9に沿って、図示しない送り機構によって間欠的に、図中矢印搬送方向に搬送される。
【0029】
ペレット位置修正装置42はトレイホルダ5と搬送レール9との間に設置される。トレイ1からピックアップされたペレット3は載置台6上に置かれ、載置台の上にはカメラ12Bが設置され、このカメラによってペレットの画像が取り込まれる。カメラによって取り込まれた画像は、画像処理部15Bによって処理されて、ペレットの位置が認識される。この情報をもとにペレットを回転方向の向きθを修正する。
【0030】
トレイ搬送装置43はトレイ1内に収容されたペレット3をピックアップ位置に順次搬送する。トレイ1は複数の凹部を所定の配置関係で形成した供給具であり、凹部には前工程でウエーハ上の半導体ペレットの良品のみを収容されている。このトレイはトレイホルダ5上に複数個トレイプレート4を介し所定位置に定置される。トレイホルダはXY方向に移動可能なXYテーブル10上に配置されている。トレイ凹部2内のペレットはピックアップ位置の上に設置されたカメラ12Aによってペレットの画像が取り込まれる。カメラによって取り込まれた画像は、画像処理部15Aによって処理され、ペレットの位置が認識される。この情報をもとにXY方向分の位置ずれ状態はトレイホルダを移動されて補正される。
【0031】
ペレット取出装置44はトレイホルダ5に定置されたトレイプレート4上に定置されたトレイ1からペレット3を取り出すペレットトランスファ13を備えてなる。このペレットトランスファはその先端に設置された吸着ノズル11Aによってペレットを吸着して、位置修正位置の載置台に移送する。
【0032】
ボンディング装置45は、先端に吸着ノズル11Bを備えたボンディングヘッド14を有し、載置台6上のペレット3をピックアップし、搬送レール9に沿って搬送されるリードフレーム8のアイランド7にボンディングする。この時ボンディングヘッドは前記画像処理部15Bによって処理されたペレットの位置認識の情報をもとにXY方向分の位置ずれ状態を図示されないXYテーブルを移動させることで補正され、ペレットはこれにより、リードフレームのボンディング点に正確に位置決めされる。なお、リードフレームにおけるボンディング点には予め接着材が塗布されていて、ペレットはこの接着材を介してリードフレームにボンディングされる。
【0033】
また、不図示の制御装置はペレットボンディング装置40を構成するリードフレーム搬送装置41、ペレット位置修正装置42、トレイ搬送装置43、ペレット取出装置44、ボンディング装置45を制御する。
ここで、ペレットボンディング装置を用いたボンディング動作について説明する。まず、トレイホルダ5にトレイプレート4が搬送位置決めされ、トレイプレート4上に定置されたトレイ1のトレイ凹部の第一収容部に収容されたペレット3をカメラ12Aがそのペレット3の画像を取り込む。この時の状態を図3に示す。トレイ31のトレイ凹部32のペレット33はトレイ凹部底面34が凹状のため、凹部中央側に傾斜する場合もある。この場合傾斜したペレット33をカメラ38にて検出する時、水平方向に設置された照明37からの光は1点鎖線で示すようにハーフミラー35で反射されペレット表面に対して下方に照射される。照射された光は反射光となってカメラ側に反射するが、カメラ下部に設置された光学系36の開口角以上反射光が鉛直方向から傾斜していればカメラに反射光は入光しない。すなわち、画像処理部39はペレットを無しと見なす。次に図1と図2を用いてペレット検出方法について説明する。トレイ21の第一収容部24のトレイ凹部22内のペレット23を無しと画像処理部が見なした場合、トレイホルダを所定量XP移動させ第二収容部26に移動する。この場所で第二収容部26のペレット23を検出し、検出ができた場合画像処理部は正規位置25からのずれ量dx、dyを算出する。このずれ量dx、dyを加味して第一収容部24に所定量移動して戻り、再度第一収容部24のペレット23を検出する。第一収容部24のペレット23の画像を画像処理部が取り込みができた場合、制御装置は正規位置とのずれ量を算出し、その正規位置とのずれ量トレイホルダを移動させた後ペレットをペレットトランスファの吸着ノズルでピックアップする。画像を画像処理部が取り込めなかった場合は戻った位置でペレットの位置を修正せずにペレットをピックアップする。前記第二収容部でペレットの画像が画像処理部で取りこめなかった場合には第三収容部27以降のペレットを検出し、検出ができた場合正規位置とのずれ量を算出し、正規位置からのずれ量を加味して第一収容部へ移動して戻る。そこで再度第一収容部のペレットを検出する。このペレットの画像を画像処理部が取り込めた場合正規位置とのずれ量を検出し、そのずれ量トレイホルダを移動させた後ペレットをピックアップする。なお、トレイ内のペレットがすべて検出できなかった場合はエラーとする。次に、第一収容部のペレットをピックアップ後はトレイホルダが第二収容位置に所定量移動しペレットを検出する。検出ができた場合はトレイホルダを移動させて正規位置からのずれ量を補正後第二収容部のペレットをピックアップする。検出ができなかった場合はその場でペレットの位置を修正せずに第二収容部のペレットをピックアップする。このようにペレットはペレットトランスファの吸着ノズルによりトレイの凹部に収容されたペレットを1個取り出し、載置台に移載する。この時、ペレットトランスファの移動は不図示の制御部により制御され、ペレットは載置台の載置面に対して粗位置決めされた状態とされる。次に、カメラが、載置台に載置されたペレットの画像を取り込む。カメラの取り込み画像は、認識装置としての画像処理部にて画像処理され、ペレットの正規位置からの位置ずれ状態が認識される。次に、不図示の制御装置は、画像処理部で認識された回転方向におけるペレットのずれ量に応じて載置台を回転させ、ペレットの回転方向におけるずれθを修正する。次に、ボンディング装置が有する吸着ノズルは、載置台上の回転修正されたペレットをピックアップし、搬送レールに沿って搬送されるリードフレームのアイランドとの対向位置上方まで移載する。この移載の際、不図示の制御装置により、ボンディングヘッドの移動距離が画像処理部で認識された位置ずれ状態に応じてXY方向が補正され、ペレットはこれにより、リードフレームにおけるボンディング点に正確に位置決めされる。その後は、吸着ノズルの下降により、ペレットをボンディング点に押し付け、ボンディングする。
【0034】
以上のようにして、トレイ内のペレットの位置認識と位置補正、ペレットトランスファの吸着ノズルによるペレットの吸着、移送及び載置、ゲージング台でのペレットの回転方向の位置修正、ボンディングヘッドの吸着ノズルによるペレットの吸着、移送、XY方向の位置補正及びボンディングの各動作を順次繰り返す。トレイ内の最後に位置するペレットをボンディングして終了となる。
【0035】
上記実施の形態によれば、トレイ凹部に収容されたペレットをトレイ凹部のサイズからペレットのサイズ引いた値が大きくても、または、トレイプレートがトレイプレートの所定の位置に設置されない場合でも、第一収容部のペレットまたは第二収容部以降のペレットで第一収容部の位置を補正するのでペレットの検出が確実にできペレットを取り残すことが少ない。またトレイ凹部底面の形状が凹状となっていてペレットが傾いて検出ができない場合でもペレットの位置を修正せずにトレイ凹部に収容されたペレットをピックアップするのでトレイ収容部にペレットを取り残すことはない。
【0036】
図1及び図2ではトレイの個数を1個の場合を説明したが、トレイが複数個トレイプレートに設置されている場合も同様である。
【0037】
なお、前記実施例では図2の右上側を第一収容部として左側に移動して検出、ピックアップしていく場合について説明したが、図面上で下側に所定量YP移動して検出、位置補正、ピックアップをしても同様の処理が実行される。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係わるペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置に寄れば、トレイの第一収容部のペレットは必ずカメラの検出エリアに入るので検出ができる。また、トレイ底面の形状が凹状となり検出ができないペレットでもペレットの位置補正せずにペレットをピックアップするので良品ペレットを残さずトレイからペレットをピックアップすることができる。このため高歩留を実現できる。さらに、取り残した良品ペレットを手動でボンディングする作業がなくなるので装置の高稼動も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明に適応してなるペレットボンディング装置のペレット検出方法を示すフローチャート図である。
【図2】 図2はトレイ凹部とトレイ凹部内のペレットの位置関係を示した平面図。
【図3】 図3はトレイ内のペレットを検出している概略正面断面図。
【図4】 図4はペレットボンディング装置の概略構成を示す平面図。
【図5】 図5はペレットボンディング装置の概略構成を示す側面図。
【符号の説明】
1 トレイ
2 トレイ凹部
3 ペレット
4 トレイプレート
5 トレイホルダ
6 載置台
7 アイランド
8 リードフレーム
9 搬送レール
10 XYテーブル
11A吸着ノズル
11B吸着ノズル
12Aカメラ
12Bカメラ
13 ペレットトランスファ
14 ボンディングヘッド
15A画像処理部
15B画像処理部
21 トレイ
22 トレイ凹部
23 ペレット
24 第一収容部
25 正規位置
26 第二収容部
27 第三収容部
31 トレイ
32 トレイ凹部
33 ペレット
34 トレイ凹部底面
35 ハーフミラー
36 光学系
37 照明
38 カメラ
39 画像処理部
40 ペレットボンディング装置
41 リードフレーム搬送装置
42 ペレット位置修正装置
43 トレイ搬送装置
44 ペレット取出装置
45 ボンディング装置
XP トレイのX方向の凹部1ピッチ(所定量)
YP トレイのY方向の凹部1ピッチ(所定量)
dx ペレットのX方向の正規位置とのずれ量
dy ペレットのY方向の正規位置とのずれ量

Claims (8)

  1. 複数の凹部にペレットを収容したトレイで、第一収容部のペレットの位置を検出し、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後ペレットをピックアップする方法において、第一収容部のペレットが検出できない場合、トレイを第二収容部へ所定量移動させ、第二収容部のペレットを検出し、そのペレットの位置ずれ量を求め、再度第一収容部に前記所定量と前記位置ずれ量を加味した距離戻った後、再度第一収容部のペレットを検出し、検出できた場合、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とするペレットのピックアップ方法。
  2. 前記第一収容部に戻った後再度第一収容部のペレットを検出し、検出できなかった場合は戻った位置でペレットの位置補正せずに第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする請求項1記載のペレットのピックアップ方法。
  3. 前記第一収容部のペレットが検出できず、トレイを第二収容部に所定量移動させ、第二収容部のペレットを検出し、検出ができなかった場合、さらにトレイを第三収容部に所定量移動させ、第三収容部のペレットを検出し、そのペレットの位置ずれ量を求め、再度第一収容部に前記第一収容部から第三収容部までの所定量と前記位置ずれ量を加味した距離戻った後、再度第一収容部のペレットを検出し、検出できた場合、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする請求項1または2に記載のペレットのピックアップ方法。
  4. 前記第一収容部のペレットをピックアップ後、第二収容部に所定量移動後、第二収容部のペレットを検出し検出ができない場合はその位置でペレットの位置補正せずに第二収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のペレットのピックアップ方法。
  5. 複数の凹部にペレットを収容したトレイを支持するトレイ支持手段と、前記ペレットを認識する認識手段と、前記ペレットをトレイ支持台の上からピックアップし載置台へ移載する移載手段と、前記ペレットを位置補正後載置台からピックアップし基板上にボンディングする手段と、前記認識手段からの情報に基づいてトレイ支持手段の移動を制御する制御手段とからなるペレットボンディング装置において、トレイの第一収容部のペレットの位置を検出し、検出できない場合、第二収容部へ所定量移動させ、第二収容部のペレットを検出し、そのペレットの位置ずれ量を求め、再度第一収容位置に前記所定量と前記位置ずれ量を加味した距離戻った後、再度第一収容部のペレットを検出し、検出できた場合、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とするペレットボンディング装置。
  6. 前記第一収容部に戻った後再度第一収容部のペレットを検出し、検出できなかった場合は戻った位置でペレットの位置補正せずに第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする請求項記載のペレットボンディング装置。
  7. 前記第一収容部のペレットが検出できず、トレイを第二収容部に所定量移動させ、第二収容部のペレットを検出し、検出ができなかった場合、さらにトレイを第三収容部に所定量移動させ、第三収容部のペレットを検出し、その位置ずれ量を求め、再度第一収容部に前記第一収容部から第三収容部までの所定量と前記位置ずれ量を加味した距離戻った後、再度第一収容部のペレットを検出し、検出できた場合、検出結果と正規位置とのずれ量を補正後第一収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする請求項記載のペレットボンデイング装置。
  8. 前記第一収容部のペレットをピックアップ後、第二収容部に所定量移動後、第二収容部のペレットを検出し検出ができない場合はその位置でペレットの位置補正せずに第二収容部のペレットをピックアップすることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のペレットボンディング装置。
JP2002380201A 2002-12-27 2002-12-27 ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置 Expired - Fee Related JP4205941B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002380201A JP4205941B2 (ja) 2002-12-27 2002-12-27 ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002380201A JP4205941B2 (ja) 2002-12-27 2002-12-27 ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004214320A JP2004214320A (ja) 2004-07-29
JP4205941B2 true JP4205941B2 (ja) 2009-01-07

Family

ID=32816499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002380201A Expired - Fee Related JP4205941B2 (ja) 2002-12-27 2002-12-27 ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4205941B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004214320A (ja) 2004-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107359131B (zh) 芯片接合机以及接合方法
JP5059518B2 (ja) 電子部品実装方法及び装置
TWI463576B (zh) 用於將半導體晶片置放在基板之設備
CN108352308B (zh) 晶片拾取装置
JP6577965B2 (ja) 部品供給装置、および保持具決定方法
JP2001060795A (ja) 電子部品実装装置
JPH10107490A (ja) 電子部品実装方法
KR101303024B1 (ko) 플립칩 본딩장치
JP4896757B2 (ja) 表面実装機
JP2000117592A (ja) 部品搭載装置及び部品供給装置
CN108428643B (zh) 半导体制造装置和半导体器件的制造方法
JP2003318599A (ja) 部品実装方法及び部品実装装置
JP4205941B2 (ja) ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置
JP3899867B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
KR20200119971A (ko) 반도체 본딩 장치 및 그 방법
JP4715009B2 (ja) ワークの基準マーク認識方法
JP3941767B2 (ja) ワークの装着装置およびワークの装着方法
JP2005093667A (ja) 電子部品搭載装置および電子部品搭載方法
JP3397127B2 (ja) 電子部品の実装装置および実装方法
JP4681173B2 (ja) テーピング装置
KR101788556B1 (ko) 칩 실장 장치
JPH10107491A (ja) 電子部品実装方法
JP3899950B2 (ja) 電子部品実装方法
WO2022158076A1 (ja) 部品搭載装置および部品搭載方法
JP4237486B2 (ja) ペレットのピックアップ方法及びペレットボンディング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20030107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081014

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081017

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees