JP4205800B2 - ビデオインタフェース回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、テレビ会議システムやケーブルテレビシステムのように、圧縮された画像情報を伝送する動画像伝送システムに用いられるディジタル画像符号化復号化装置に、アナログ画像を入力するためのビデオインタフェース回路に関するものである。
ディジタル画像符号化装置によって、入力されるアナログ画像をディジタル化してフレーム相関を用いて符号化するためには、映像を構成する各フレームについて一定のサンプル数を維持し、各フレームにおける各画素に対応するサンプリングポイントの空間的な位置を一定とする必要がある。
【0002】
【従来の技術】
図12に、従来のビデオインタフェース回路を適用したディジタル画像符号化復号化装置の構成例を示す。
図12に示したディジタル画像符号化復号化装置において、符号化処理部411は、ビデオインタフェース回路412を介して受け取った画像情報を符号化し、回線制御部413を介して送出する構成となっている。
【0003】
また、復号化処理部414は、この回線制御部413を介して符号化された情報を受け取って復号化処理を行い、復元した画像情報をエンコード処理部415の処理に供する構成となっている。
図12に示したビデオインタフェース回路412において、デコード処理部421は、アナログ−ディジタル(A/D)変換部422によってディジタル化されたビデオ信号を受け取り、このビデオ信号をディジタルコンポーネント信号に変換し、後述する有効領域分の変換結果を上述した符号化処理部411に送出する構成となっている。
【0004】
このビデオインタフェース回路412において、位相同期発振回路(PLL)423は、同期信号検出部424によってコンポジットビデオ信号から抽出された同期信号に基づいてサンプリングクロック(CLK)を生成し、このサンプリングクロックをA/D変換部422とデコード処理部421の処理クロックとして供給する構成となっている。
【0005】
図12に示した構成のビデオインタフェース回路に用いられる位相同期発振回路423は、図13に示すように、水平同期信号(HSYNC)に基づいて、電圧制御発振器431による発振動作を制御することにより、水平同期信号に位相同期したクロック信号を生成する構成となっており、ラインロックPLLと呼ばれている。
【0006】
この場合は、電圧制御発振器431の出力は、分周器432によって水平同期信号と同等の周波数に分周された後に位相比較器433に入力され、波形変換器434を介して入力される水平同期信号との位相比較に供され、この位相比較器433による比較結果を積分器435によって積分したものが、電圧制御発振器431の制御入力となっている。
【0007】
このようにして生成されたクロック信号を、図12に示したビデオインタフェース回路においてサンプリングクロックとして利用することにより、例えば、テレビカメラからのビデオ信号のように、水平同期信号の周期、すなわちライン周期がほぼ一定に保たれているNTSCスタンダード信号を正常にサンプリングし、後段の符号化処理部411に各画素に対応するディジタルコンポーネント信号を順次に渡すことができる。
【0008】
この場合は、各フレームの各画素に対応するサンプリングポイントは、空間的に一定に保たれており、MPEG-2のようなフレーム相関を用いる符号化処理を適用するための条件を満たしている。
ところで、ディジタル画像符号化復号化装置には、セレクタスイッチ(スイッチ)416が備えられており、テレビカメラ(図示せず)やビデオ再生装置(図示せず)からのアナログビデオ信号を選択的にビデオインタフェース回路に入力する構成となっており、入力されるビデオ信号は、上述したようなNTSCスタンダード信号ばかりとは限らない。
【0009】
例えば、ビデオテープを再生した際に得られるビデオ信号では、図14(a)に示すように、フィールドの境界において、ヘッドの切り替えを行うためにライン周期が急激に変動する特徴を有しており、NTSCノンスタンダード信号と呼ばれている。
このようなNTSCノンスタンダード信号に対応するための技法として、図15に示すように、サンプリング結果をバッファメモリに保持しておき、ビデオ信号の同期信号とは全く独立のクロック信号に同期して読み出して、符号化処理に供する構成のビデオインタフェース回路が提案されている。
【0010】
図15に示したビデオインタフェース回路において、アナログ−ディジタル変換部422およびデコード処理部421によって得られたディジタルコンポーネントビデオ信号は、バッファメモリ425を介して後段の符号化処理に送出される。
また、図15において、同期信号生成部426は、ビデオ信号とは全く独立の発振器427を備えており、この発振器427の出力に基づいて生成したクロック信号および同期信号をタイミング制御部428の処理に供する構成となっている。
【0011】
このタイミング制御部428は、位相同期発振回路423から受け取ったクロック信号および同期信号検出部424によって検出された同期信号に従ってバッファメモリ425に対する書込動作を制御し、また、同期信号生成部426から受け取ったクロック信号および同期信号に従ってバッファメモリ425からの読出動作を制御する構成となっている。
【0012】
ここで、ビデオ信号においてライン周期が大きく変動するのは垂直帰線区間であり、表示領域内におけるライン周期はNTSCスタンダード信号と同様に十分に安定している。
したがって、位相同期発振回路423によって生成されたクロック信号に従って、アナログ−ディジタル変換部422およびデコード処理部421が動作することにより、各フレームの表示領域については、空間的に同一の位置についてサンプリングすることができる。
【0013】
このとき、図15に示すように、タイミング制御部427により、各フレームの表示領域についてのみ、バッファメモリ425への書き込み動作を許可する構成とすれば、ライン周期が乱れる区間では、バッファメモリ425への書き込みを禁止して、バッファメモリ425の内容を保護することができる。
この場合に、上述した同期信号生成部426により、適切な周期の読出クロック信号を生成すれば、1フレームに相当する時間内に、表示領域内の各画素に対応するディジタルコンポーネントビデオ信号を読み出して、NTSCスタンダード信号から得られたディジタルコンポーネントビデオ信号と同様に、符号化処理部411の処理に供することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述したラインロックPLLを用いた第1のビデオインタフェース回路は、回路構成を単純にすることができる反面、サンプリング処理の同期信号が、入力映像信号の同期信号に完全に依存しているので、NTSCノンスタンダード信号が入力された場合に正常な動作を保証することができない。
【0015】
これに対して、サンプリング結果をバッファメモリに蓄積し、入力信号とは独立のクロック信号に同期して、このバッファメモリからの読出処理を行う構成の第2のビデオインタフェース回路は、NTSCノンスタンダード信号にも対応することができる。
しかしながら、第2のビデオインタフェース回路では、バッファメモリからの読出クロック信号が入力映像信号と独立であることがまさに原因となって、バッファメモリの破綻が発生する可能性がある。
【0016】
なぜなら、読出クロック信号は、入力映像信号とは完全に独立であるから、入力映像信号をサンプリングして得られたディジタルコンポーネントビデオ信号がバッファメモリ425に書き込まれたか否かにかかわらずバッファメモリ425からの読出動作が行われ、また、バッファメモリ425に書き込まれたディジタルコンポーネントビデオ信号が読み出されたか否かにかかわらず、バッファメモリ425への書き込み処理が行われるからである。
【0017】
その一方、例えば、テレビ会議システムを利用して、遠隔地間を結んでプレゼンテーションなどを行う場合のように、テレビカメラで捉えられた映像とビデオテープを再生して得られる映像とを頻繁に切り替える用途も考えられるので、ディジタル画像符号化復号化装置側でも、このような多様な映像情報に柔軟に対応することが必要である。
【0018】
本発明は、入力される映像信号の種類にかかわらず、各フレームのサンプル点を確実にサンプリングすることが可能なビデオインタフェース回路を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
図1に、請求項1および請求項6のビデオインタフェース回路の原理ブロック図を示す。
【0020】
請求項1の発明は、入力されるアナログビデオ信号に伴う同期信号に位相同期した書込クロック信号に基づいて、デコード処理手段111によってサンプリング処理を行い、表示領域に含まれる有効な画素に対応して得られたサンプリング結果を蓄積手段112を介して後段の符号化処理に供するビデオインタフェース回路において、対応する種類のアナログビデオ信号の特徴に合わせた特性を有し、該当する種類のアナログビデオ信号に対応するクロック信号を生成する複数の位相同期発振回路113と、デコード処理手段111に入力されるアナログビデオ信号の種類を判別する判別手段114と、判別手段114による判別結果に応じて、該当する位相同期発振回路113によって生成されたクロック信号を読出クロック信号として選択する選択手段115と、入力される読出クロック信号に同期して、蓄積手段112から蓄積データを読み出して符号化処理に供する読出手段116と、入力される読出クロック信号に基づいて、ライン周期およびフィールド周期を示す出力側同期信号を生成して、読出手段116の処理に供する同期信号生成手段117とを備え、複数の位相同期発振回路113の1つは、フィールド周期で位相比較を行う第1位相比較手段121と、ライン周期で位相比較を行う第2位相比較手段122と、第1位相比較手段121および第2位相比較手段122による位相比較結果を合成して制御量を決定する合成手段123と、合成手段123によって得られた制御量に応じて、発振周期を変動する発振手段124とを備えた構成であることを特徴とする。
【0021】
請求項1の発明は、判別手段114による判別結果に応じて選択手段115が動作することにより、入力ビデオ信号に対応する位相同期発振回路113によって、そのビデオ信号の特徴を考慮して生成された読出クロック信号と、この読出クロック信号に基づいて同期信号生成手段117によって生成された同期信号とを読出手段116に供給することができる。
また、合成手段123の動作により、第1位相比較手段121と第2位相比較手段122との双方による比較結果を考慮して、発振手段124の発振動作を制御することができる。
【0022】
図2に、請求項2乃至請求項5のビデオインタフェース回路の原理ブロック図を示す。
請求項2の発明は、入力されるアナログビデオ信号に伴う同期信号に位相同期した書込クロック信号に基づいて、デコード処理手段111によってサンプリング処理を行い、表示領域に含まれる有効な画素に対応して得られたサンプリング結果を蓄積手段112を介して後段の符号化処理に供するビデオインタフェース回路において、対応する種類のアナログビデオ信号の特徴に合わせた特性を有し、該当する種類のアナログビデオ信号に対応するクロック信号を生成する複数の位相同期発振回路113と、デコード処理手段111に入力されるアナログビデオ信号の種類を判別する判別手段114と、判別手段114による判別結果に応じて、該当する位相同期発振回路113によって生成されたクロック信号を読出クロック信号として選択する選択手段115と、入力される読出クロック信号に同期して、蓄積手段112から蓄積データを読み出して符号化処理に供する読出手段116と、入力される読出クロック信号に基づいて、ライン周期およびフィールド周期を示す出力側同期信号を生成して、読出手段116の処理に供する同期信号生成手段117と、調整指示の入力に応じて、読出クロックの周期を調整し、この調整結果の読出クロック信号を読出手段116および同期信号生成手段117の処理に供するクロック調整手段118と、入力側同期信号に対する出力側同期信号の遅延を測定し、この測定結果に応じて調整指示を生成してクロック調整手段118の処理に供する遅延測定手段119とを備え、複数の位相同期発振回路113の1つは、フィールド周期で位相比較を行う第1位相比較手段121と、ライン周期で位相比較を行う第2位相比較手段122と、第1位相比較手段121および第2位相比較手段122による位相比較結果を合成して制御量を決定する合成手段123と、合成手段123によって得られた制御量に応じて、発振周期を変動する発振手段124とを備えた構成であることを特徴とする。
【0023】
請求項2の発明は、請求項1で述べた判別手段114および選択手段115の動作によって選択された読出クロック信号をクロック調整手段118の処理に供し、このクロック調整手段118による調整結果として得られる読出クロックに基づいて、同期信号生成手段117により、入力ビデオ信号に伴う同期信号と半ば独立した同期信号を生成して、この同期信号に基づいて、遅延測定手段119がクロック調整手段118の動作を制御することができる。
【0024】
これにより、入力ビデオ信号に伴う同期信号と蓄積手段112からの読出動作に伴う同期信号との遅延量に応じて、読出クロック信号の周期を制御することが可能であるから、蓄積手段112への書込動作と読出動作との遅延を一定値に維持することができる。
また、合成手段123の動作により、第1位相比較手段121と第2位相比較手段122との双方による比較結果を考慮して、発振手段124の発振動作を制御することができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のビデオインタフェース回路において、合成手段123は、第1位相比較手段121による比較結果と所定の閾値とを比較する比較手段125と、比較手段125による比較結果に応じて、第2位相比較手段122による位相比較結果が制御量に与えるべき寄与分を算出する第1寄与分算出手段126と、第2位相比較手段122による位相比較結果に対応する寄与分と第1位相比較手段121による比較結果とに基づいて、制御量を決定する制御量決定手段127とを備えた構成であることを特徴とする。
【0025】
請求項3の発明は、第1寄与分算出手段126が比較手段125による比較結果に応じて動作し、得られた寄与分に応じて制御量決定手段127が動作することにより、第1位相比較手段121による比較結果の大小に応じて、第2位相比較手段122による比較結果が制御量に及ぼす寄与分を制御することができる。
【0026】
請求項4の発明は、請求項1または請求項2に記載のビデオインタフェース回路において、合成手段123は、入力される同期信号に基づいて、各フィールド周期に含まれる特定の区間を検出する区間検出手段128と、区間検出手段128による検出結果に応じて、第2位相比較手段122による位相比較結果が制御量に与えるべき寄与分を算出する第2寄与分算出手段129と、第2位相比較手段122による位相比較結果に対応する寄与分と第1位相比較手段121による比較結果とに基づいて、制御量を決定する制御量決定手段127とを備えた構成であることを特徴とする。
【0027】
請求項4の発明は、第2寄与分算出手段129が区間検出手段128による検出結果に応じて動作し、得られた寄与分に応じて制御量決定手段127が動作することにより、フィールド内の特定の区間に対応する第2位相比較手段122による比較結果が制御量に及ぼす寄与分を制御することができる。
請求項5の発明は、入力されるアナログビデオ信号に伴う同期信号に位相同期した書込クロック信号に基づいて、デコード処理手段111によってサンプリング処理を行い、表示領域に含まれる有効な画素に対応して得られたサンプリング結果を蓄積手段112を介して後段の符号化処理に供するビデオインタフェース回路において、対応する種類のアナログビデオ信号の特徴に合わせた特性を有し、該当する種類のアナログビデオ信号に対応するクロック信号を生成する複数の位相同期発振回路113と、デコード処理手段111に入力されるアナログビデオ信号の種類を判別する判別手段114と、判別手段114による判別結果に応じて、該当する位相同期発振回路113によって生成されたクロック信号を読出クロック信号として選択する選択手段115と、入力される読出クロック信号に同期して、蓄積手段112から蓄積データを読み出して符号化処理に供する読出手段116と、入力される読出クロック信号に基づいて、ライン周期およびフィールド周期を示す出力側同期信号を生成して、読出手段116の処理に供する同期信号生成手段117とを備え、読出手段116は、蓄積手段112から読み出した1フィールド分の蓄積データを保持する保持手段131と、選択指示の入力に応じて、蓄積手段112から読み出した蓄積データあるいは保持手段131に保持された蓄積データを選択し、後段の符号化処理に供するデータ選択手段132と、入力側同期信号の入力間隔の変化に基づいて、入力アナログビデオ信号の種類の切り替えを検出する切替検出手段133と、切替検出手段133による検出結果に応じて、切り替えが発生したフィールドと所定の関係にあるフィールドについて、保持手段131に保持された蓄積データを選択する旨の選択指示を生成する選択制御手段134と、切替検出手段133による検出結果に応じて、蓄積手段112からの読出動作を停止する停止手段135とを備えた構成であり、判別手段114は、入力アナログビデオ信号の垂直帰線区間における特徴に基づいて、その種類を判別する構成であることを特徴とする。
【0028】
請求項5の発明は、切替検出手段133による検出結果に応じて、停止手段135が蓄積手段112からの読出動作を停止し、代わりに、選択制御手段134およびデータ選択手段132が動作することにより、保持手段131によって1フィールド分だけ遅延させたデータを選択し、符号化処理に供することができる。
これにより、入力ビデオ信号の切り替えによる同期信号の乱れから後段の符号化処理を保護することができる。
請求項6の発明は、図1に示すように、入力されるアナログビデオ信号に伴う同期信号に位相同期した書込クロック信号に基づいて、デコード処理手段111によってサンプリング処理を行い、表示領域に含まれる有効な画素に対応して得られたサンプリング結果を蓄積手段112を介して後段の符号化処理に供するビデオインタフェース回路において、対応する種類のアナログビデオ信号の特徴に合わせた特性を有し、該当する種類のアナログビデオ信号に対応するクロック信号を生成する複数の位相同期発振回路113と、デコード処理手段111に入力されるアナログビデオ信号の種類を判別する判別手段114と、判別手段114による判別結果に応じて、該当する位相同期発振回路113によって生成されたクロック信号を読出クロック信号として選択する選択手段115と、入力される読出クロック信号に同期して、蓄積手段112から蓄積データを読み出して符号化処理に供する読出手段116と、入力される読出クロック信号に基づいて、ライン周期およびフィールド周期を示す出力側同期信号を生成して、読出手段116の処理に供する同期信号生成手段117と、調整指示の入力に応じて、読出クロックの周期を調整し、この調整結果の読出クロック信号を読出手段116および同期信号生成手段117の処理に供するクロック調整手段118と、入力側同期信号に対する出力側同期信号の遅延を測定し、この測定結果に応じて調整指示を生成してクロック調整手段118の処理に供する遅延測定手段119とを備え、読出手段116は、蓄積手段112から読み出した1フィールド分の蓄積データを保持する保持手段131と、選択指示の入力に応じて、蓄積手段112から読み出した蓄積データあるいは保持手段131に保持された蓄積データを選択し、後段の符号化処理に供するデータ選択手段132と、入力側同期信号の入力間隔の変化に基づいて、入力アナログビデオ信号の種類の切り替えを検出する切替検出手段133と、切替検出手段133による検出結果に応じて、切り替えが発生したフィールドと所定の関係にあるフィールドについて、保持手段131に保持された蓄積データを選択する旨の選択指示を生成する選択制御手段134と、切替検出手段133による検出結果に応じて、蓄積手段112からの読出動作を停止する停止手段135とを備えた構成であり、判別手段114は、入力アナログビデオ信号の垂直帰線区間における特徴に基づいて、その種類を判別する構成であることを特徴とする。
【0029】
請求項6の発明は、切替検出手段133による検出結果に応じて、停止手段135が蓄積手段112からの読出動作を停止し、代わりに、選択制御手段134およびデータ選択手段132が動作することにより、保持手段131によって1フィールド分だけ遅延させたデータを選択し、符号化処理に供することができる。
これにより、入力ビデオ信号の切り替えによる同期信号の乱れから後段の符号化処理を保護することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図3に、請求項1のビデオインタフェース回路の実施形態を示す。
図3に示したビデオインタフェース回路において、サンプリング処理部211は、図12に示したデコード処理部421に相当する変換処理部201およびアナログ−ディジタル変換部422をLSI化したものであり、入力されたコンポジットビデオ信号をディジタルコンポーネントビデオ信号に変換し、バッファメモリ212に蓄積する構成となっている。
【0031】
このサンプリング処理部211のLSIにおいて、バーストクロックPLL202は、入力されたビデオ信号に基づいてクロック信号を生成し、アナログ−ディジタル変換部422および変換処理部201に供給するとともに、バッファメモリ212への書込処理に供する構成となっている。
また、上述した変換処理部201は、後述するライトストローブ信号を生成する機能を備えており、このライトストローブ信号によってバッファメモリ212への書込動作を制御する構成となっている。
【0032】
この変換処理部201は、ライトストローブ信号として、例えば、垂直帰線区間を除いた各ラインについて、水平帰線区間を除く有効な画素に対応する区間に渡って論理「1」を維持し、他の区間は論理「0」となる信号を生成すればよい。
これにより、表示領域に対応する有効な画素について選択的にバッファメモリ212への書込を有効とすることができる。
【0033】
また、上述したバーストクロックPLL202によって得られるクロック信号は、フィールド境界付近で不安定となるが、入力されるビデオ信号の種類にかかわらず、表示領域内での安定性は確認されている。したがって、このクロック信号に同期してサンプリング処理を行うとともに、このサンプリング処理結果をバッファメモリ212に書き込む動作を上述したライトストローブ信号によって制御することにより、各フィールドにおけるサンプリングポイントの空間的同一性を確保しつつ、表示領域内の有効な画素に対応するディジタルコンポーネントビデオ信号のみをバッファメモリ212に選択的に蓄積することが可能である。
【0034】
このようにしてバッファメモリ212に蓄積されたディジタルコンポーネントビデオ信号は、読出制御部213により、後述する読出クロック信号に同期して読み出され、後段の符号化処理に供されている。
次に、読出クロック信号を生成する方法について説明する。
図3に示したビデオインタフェース回路において、標準PLL214およびVTR用PLL215は、同期信号検出部424によってビデオ信号から分離された同期信号に基づいて読出クロック信号を生成し、セレクタ216を介して上述した読出制御部213および同期信号生成部217に供給する構成となっている。
【0035】
このセレクタ216は、請求項1で述べた選択手段115に相当するものであり、請求項1で述べた判別手段114に相当する判別回路218で生成された切り替え信号に応じて、上述した標準PLL214あるいはVTR用PLL215によって生成されたクロック信号を選択する構成となっている。
また、同期信号生成部217は、読出クロック信号に同期して動作するカウンタを備えて構成されており、ライン周期を示す水平同期信号およびフィールド周期を示す垂直同期信号を生成し、後段の符号化処理に供する構成となっている。
【0036】
また、図3において、読出制御部213は、上述した同期信号生成部217によって生成された垂直同期信号とセレクタ216を介して受け取った読出クロックとに基づいて、上述したライトストローブ信号と同様に、表示領域内の有効な画素に対応するリードストローブ信号を生成し、読出クロック信号とともにバッファメモリ212に供給する構成となっている。
【0037】
これにより、このリードストローブ信号によって読出が有効とされた期間に限って、読出クロック信号に同期してバッファメモリ212からサンプリング結果が読み出され、符号化処理部に送出される。
図3において、標準PLL214は、請求項1述べた位相同期回路113の1つに相当するものであり、図13に示したPLL423と同等の構成を有し、NTSCスタンダード信号に対応する読出クロック信号をセレクタ216の入力端子の一方に入力する構成となっている。
【0038】
一方、図2に示したVTR用PLL215は、請求項1で述べた位相同期回路113の別の1つに相当するものであり、後述するようにして、ビデオテープレコーダによって得られるNTSCノンスタンダード信号(以下、VTR信号と略称する)に対応する読出クロック信号を生成し、セレクタ216の入力端子の他方に入力する構成となっている。
【0039】
ここで、VTR信号の水平同期信号の周期は、図14(a)に示したように、1フィールド内では単調に変化していき、フィールドの境界付近で急激に変動するため、水平同期信号周期の差分に注目すれば、図14(b)に示すように、フィールドの境界にパルス状の特有のパターンが現れる。
その一方、このようなパターンが現れるのは、非表示領域内のフィールドの境界であり、このパターンが現れる近傍のタイミングでディジタルコンポーネントビデオ信号が上述したバッファメモリ213に書き込まれることはない。したがって、読出クロック信号が、上述したライン周期の変動に忠実に追従する必要はない。
【0040】
むしろ、バッファメモリ212からの読出動作を安定化するためには、VTR用PLL215を、図14(b)に示したライン周期の変動がクロック信号の周期に与える影響を排除する構成とすべきである。
このため、図3に示したVTR用PLL215は、水平同期信号の代わりに垂直同期信号を位相比較部221に入力し、電圧制御発振器222の出力を分周器223によって垂直同期信号に相当する周波数にまで分周して得られる信号を対照信号として入力し、この対照信号と垂直同期信号との位相誤差により、電圧制御発振器222の発振動作を制御する構成となっている。
【0041】
VTR信号においても、NTSCスタンダード信号と同様にフィールド周期は十分に安定しているから、上述したようにして、フィールド周期ごとに位相同期制御を行うことにより、フィールド境界付近のライン周期の変動にかかわらず、安定した読出クロック信号を得ることが可能である。
この場合は、位相同期が確立するまで数フィールド分の時間が必要となる。しかし、一旦位相同期が確立すれば、以降は、一定してVTR信号を正常にサンプリングすることができる。
【0042】
したがって、判別回路218により、NTSCスタンダード信号とVTR信号とを正確に判別し、セレクタ216により、2つの読出クロック信号を切り替えれば、入力されるビデオ信号の種類にかかわらず、バッファ212に保持されたサンプリング結果を安定して読み出して、後段の符号化処理に供することができる。
【0043】
次に、判別回路218により、NTSCスタンダード信号とVTR信号とを判別する方法について説明する。
図4に、判別回路218の詳細構成図を示す。
図4に示した判別回路218において、周期差分測定部224は、水平同期信号を受け取ってその周期を測定し、ライン周期の差分値を求めてVTRパターン検出部225の処理に供する構成となっている。
【0044】
また、ラインカウンタ226は、水平同期信号と垂直同期信号とに基づいて、フィールドごとに現在のライン番号を計数し、VTRパターン検出部225の処理に供する構成となっている。
このVTRパターン検出部225は、ヘッドの切り替えが発生するライン番号付近に注目し、この区間に属する各ラインに対応する差分値が、そのラインに対応して設定した範囲(図5参照)に含まれているか否かを判定し、この判定結果を示す第1VTR検出信号を検出保護回路227を介してセレクタ216に送出する構成となっている。
【0045】
例えば、VTRパターン検出部225は、ヘッド切り替えが発生するラインnpを中心とする前後2nラインに注目し、ライン番号np-nからライン番号np-kまでの範囲およびライン番号np+nからライン番号np+kまでの範囲については、差分値が所定値m0から別の所定値m1までの範囲に含まれる場合と、ライン番号np-kからライン番号np-1までの範囲およびライン番号np+1からライン番号np+kまでの範囲については、差分値が所定値m0以上である場合と、ライン番号npにおいて、差分値が所定値m2以上である場合に、VTR特有のパターンを検出した旨の第1VTR検出信号を出力すればよい。
【0046】
上述した第1VTR検出信号によって、各ラインに対応する差分値が閾値を超えている旨が示された場合は、受け取った差分値が上述したVTR特有のパターン(図14(b)参照)の一部を構成している可能性があることを示しているものの、ノイズの影響を受けている場合があるので、検出保護回路227により、その影響を除去する必要がある。
【0047】
図4に示した検出保護回路227において、検出判定回路228は、連続した所定数のラインにわたってVTRパターンである可能性がある旨の検出結果が得られた場合に、論理「1」を出力してセットリセットフリップフロップ230のセット端子に入力する構成となっている。
一方、非検出判定回路229は、連続した所定数のラインにわたってVTRパターンである可能性はない旨の検出結果が得られた場合に、論理「1」を出力してセットリセットフリップフロップ230のリセット端子に入力する構成となっている。
【0048】
このようにして、VTRパターン検出部225による検出結果の連続性を判定することにより、ノイズの有無にかかわらず、NTSCスタンダードビデオ信号とVTR信号とを正確に判別し、セレクタ216を介して適切な読出クロック信号を読出制御部213に供給することができる。
これにより、入力されるビデオ信号の種類にかかわらず、正常なサンプリング処理動作を維持して、空間的な同一性を保ったサンプリング結果を符号化処理に供することが可能となり、ビデオインタフェース回路の信頼性を向上することができる。
【0049】
ところで、図3に示したようなVTR用PLL215を採用した場合は、位相比較周期が長いために、クロック信号の位相同期が確立するまでに数フィールドが必要であるので、この程度の期間についての読出動作が不安定となることを無視できないような用途には適用できない。
【0050】
次に、VTR信号に適合する読出クロック信号を迅速かつ安定に生成する方法について説明する。
図6に、請求項3乃至請求項5の発明を適用したVTR用PLLの実施形態を示す。
図6に示したVTR用PLLは、図3に示したVTR用PLL215に、水平同期信号を入力とする位相比較部231と加算器232とを付加し、この位相比較部231による比較結果と、請求項3で述べた第1位相比較手段121に相当する位相比較部221による比較結果とを加算器232によって加算し、電圧制御発振器222に制御入力として入力する構成となっている。
【0051】
この位相比較部231は、請求項3で述べた第2位相比較手段122に相当するものであり、図6において、分周器233は、クロック信号を分周して水平同期信号に相当する対照信号を生成する構成となっており、位相比較器234は、この対照信号と入力される水平同期信号との位相比較を行い、3ステートバッファ235を介して、積分器236の処理に供する構成となっている。
【0052】
また、図6に示すマスク信号生成部237において、フィールド境界検出回路241は、請求項5で述べた区間検出手段128に相当するものであり、垂直同期信号とクロック信号とに基づいて2つのカウンタおよびデコーダが動作することにより、各フィールドの境界を検出し、フィールド境界に対応するラインを含む所定数のラインに相当する期間を示す第1マスク信号を生成し、オアゲート242の入力端子の一方に入力する構成となっている。
【0053】
一方、図6に示した比較器243は、請求項4で述べた比較手段125に相当するものであり、位相比較部221の出力と所定の閾値とを比較することによってフィールド周期ごとの位相同期の収束状態を判定し、位相比較部221の出力が上述した閾値未満である場合に、位相同期が確立している旨を示す第2マスク信号をオアゲート242の入力端子の他方に入力する構成となっている。
【0054】
また、このオアゲート242の出力は、上述した3ステートバッファ235の制御端子に入力されており、第1マスク信号あるいは第2マスク信号として論理「1」が入力されたときに、この3ステートバッファ235をハイインピーダンス状態として、位相比較部231と電圧制御発振器222とを切り離す構成となっている。
【0055】
この場合は、フィールド周期に基づく位相同期が未収束状態であるときに、フィールド境界付近を除く期間に限って、位相比較部218の出力と位相比較部231の出力とが加算器232によって合成され、ライン周期に基づく位相同期制御が有効となる。
このように、3ステートバッファ235が、オアゲート242の出力に応じて動作することにより、請求項4および請求項5で述べた第1寄与分算出手段126および第2寄与分算出手段129の機能を実現し、積分器236および加算器232によって形成される制御量決定手段127を介して、ライン周期についての位相比較結果を読出クロック信号に適切に反映させることができ、全体として請求項2で述べた合成手段123の機能が実現されている。
【0056】
上述したようにして、ライン周期に基づく位相同期制御を限定的に利用することにより、VTR信号に現れるヘッド切替に伴うライン周期の変動パターンによる影響を排除しつつ、位相同期を確立するまでに要する時間を短縮することが可能である。
また、このようにして、入力ビデオ信号の同期信号に基づいて、安定した読出クロック信号を生成したことにより、バッファメモリ212の破綻をほぼ確実に防ぐことが可能である。
【0057】
次に、バッファメモリ212の破綻を更に確実に防止するために、バッファメモリ212の占有量を一定に保つ方法について説明する。
図7に、請求項2のビデオインタフェース回路の実施形態を示す。
【0058】
図7に示したビデオインタフェース回路は、図2に示したビデオインタフェース回路に、第2段の調整用PLL238を付加し、セレクタ216によって選択された読出クロック信号をこの調整用PLL238を介して読出制御部213および同期信号生成部217に供給する構成となっている。
図8に、調整用PLLの詳細構成を示す。
【0059】
図8に示した調整用PLL238において、第1分周回路251は、セレクタ216から受け取った読出クロック信号を分周して、水平同期信号に相当する第1対照信号を生成し、第1位相比較器252に入力する構成となっている。
この第1位相比較器252は、第2分周回路253による分周結果と上述した第1対照信号とについて位相比較を行い、比較結果を積分器254を介して電圧制御発振器255に供する構成となっており、請求項2で述べたクロック調整手段118を形成している。
【0060】
また、図8において、第2位相比較器256は、遅延回路257を介して入力された読出側垂直同期信号と書込側垂直同期信号とについて位相比較を行う構成となっており、また、分周比制御部258は、この比較結果に応じて、上述した第2分周回路253による分周動作を制御する構成となっている。
この分周比制御部256は、第2位相比較器256によって位相が等しい旨の比較結果が得られた場合に、第2分周回路253の分周比と上述した第1分周回路251の分周比とを等しくし、位相差がある場合は、その値に応じて分周比を増減する構成とすればよい。
【0061】
このように、第2位相比較器256による比較結果に応じて、分周比制御部258が動作することにより、請求項2で述べた遅延測定手段118の機能を実現し、書込側垂直同期信号に対する読出側垂直同期信号の遅延に応じて、電圧制御発振器255によって生成される読出クロック信号の周期を調整することができる。
【0062】
例えば、書込側垂直同期信号に対する読出側垂直同期信号の遅延が大きくなったときに、分周比制御部258による分周比を大きくして、読出クロック信号の周期を縮める制御を行うことにより、読出側垂直同期信号と書込側垂直同期信号との位相差を一定値に保つことができる。
これにより、バッファメモリ212に書き込まれたサンプリング結果と読出済みのサンプリング結果との差をほぼ一定に保つことが可能であるから、バッファメモリ212の破綻をより確実に防ぐことができる。
【0063】
また、この場合は、図7に示す同期信号生成部217において、上述した調整用PLL238から受け取った読出クロック信号に同期して計数動作を行うペルカウンタと、このペルカウンタによる計数値が1ライン分の画素数に達するごとに計数値を加算するラインカウンタとに対して、これらのカウンタの計数値からゲート回路によって生成した読出側垂直同期信号に応じて、計数値の初期値をロードしてリセットする構成を採用することができる。
【0064】
なぜなら、上述したように、調整用PLL238の動作により、書込側垂直同期信号に対する読出側垂直同期信号の遅延を一定値に保つことができるから、図7に示したように、同期信号生成部217内部で生成した読出側垂直同期信号によって自身をリセットしても、回路内部における処理遅延時間を一定に保つことができ、一般にこのような回路における問題点とされている処理遅延時間の不定を避けることができるからである。
【0065】
また、上述した同期信号生成回路217を採用することにより、調整用PLL238を介して入力される読出クロック信号により、入力ビデオ信号の同期信号との相関を持ちながら、入力ビデオ信号の同期信号そのものが、読出側で用いる同期信号に及ぼす直接的な影響を排除することができる。
したがって、図8に示した調整用PLL238および図7に示した構成の同期信号生成回路217を採用した場合に得られる読出クロック信号および読出側の同期信号は、入力ビデオ信号に忠実なクロック信号および同期信号と、入力ビデオ信号とは全く独立のクロック信号および同期信号との中間の性質を持ち、双方の特長を兼ね備えているから、このような構成を採用することにより、ビデオインタフェース回路の信頼性を大幅に向上することができる。
【0066】
ところで、図12に示したように、複数のビデオ信号入力をセレクタを介してビデオインタフェース回路に入力する構成の場合は、当然ながら、入力ビデオ信号が頻繁に切り替えられる場合があり、その際には、同期信号の乱れから映像の乱れが生じてしまう。
次に、入力ビデオ信号の切替に伴う映像の乱れを回避する方法について説明する。
【0067】
図9に、請求項6のビデオインタフェース回路の実施形態を示す。また、図10に、請求項6のビデオインタフェース回路の主要部の詳細構成を示す。
図9に示したビデオインタフェース回路は、図7に示したビデオインタフェース回路に遅延用バッファ261、データセレクタ(図においては、単にセレクタとして示した)262および切替検出部263を付加し、データセレクタ262が、切替検出部263からの指示に応じて、バッファメモリ212から読み出されたデータあるいは遅延用バッファ261を介して入力されたデータを選択し、後段の符号化処理に供する構成となっている。
【0068】
また、同期信号検出部424によって検出された垂直同期信号は、後述する保護回路264を介して各部に供給されている。
上述した遅延用バッファ261は、請求項6で述べた保持手段131に相当するものであり、例えば、1フィールド分の容量を持つFIFOを備えて形成され、読出クロック信号に同期して、バッファメモリ212から読み出されたサンプリング結果を順次に格納するとともに、最も古いデータを出力することにより、サンプリング結果に1フィールド分の遅延を与える構成となっている。
【0069】
また、図10に示した切替検出部263において、セットリセットフリップフロップ(FF)265は、セット端子に入力される書込側垂直同期信号とリセット端子に入力される読出側垂直同期信号とに応じて動作し、このセットリセットフリップフロップ265の出力をフリップフロップ266が読出側垂直同期信号に同期して保持する構成となっており、このフリップフロップ266の出力が読出許可信号として、読出制御部213およびデータセレクタ262に入力されている。
【0070】
この場合に、読出制御部213は、図10に示すように、ペルカウンタ271およびデコーダ272によって各ラインにおける有効画素の範囲を示す有効画素信号を生成するとともに、ラインカウンタ273およびデコーダ274によって有効なラインの範囲を示す有効ライン信号を生成し、得られた有効画素信号および有効ライン信号と切り替え検出部263による検出結果とを請求項6で述べた停止手段135に相当するアンドゲート275に入力して、その論理積をリードストローブ信号としてバッファメモリ212に供給する構成とすればよい。
【0071】
例えば、NTSCスタンダードビデオ信号が継続的に入力されている状態では、上述した調整用PLL238による位相同期が確立しており、図11(a)、(b)に示すように、書込側垂直同期信号V-W と読出側垂直同期信号V-R とは所定の遅延dを保っている。この場合は、図11(c)、(d)に示すように、対応する垂直同期信号に従って、各フィールドのデータがバッファメモリ212に書き込まれ、各フィールドのデータが読み出されている。
【0072】
このとき、セットリセットフリップフロップ265は、書込側垂直同期信号に応じてセットされ、読出側垂直同期信号に応じてリセットされるから、その出力信号(SRFF-Q)は、図11(e)に示すように、上述した所定の遅延に相当する幅のパルスを有する信号となる。
この場合は、読出側垂直同期信号の入力タイミングでは、常に、セットリセットフリップフロップ265の出力(SRFF-Q)は論理「1」であるから、図11(f)に示すように、フリップフロップ266の出力(FF-Q)もまた論理「1」に保たれ、バッファメモリ212からの読み出しを許可する旨の許可信号としてデータセレクタ262に入力され、これに応じて、各フィールドのサンプリングデータがそのまま読み出されて後段の符号化処理に供される。
【0073】
ところで、例えば、ビデオインタフェース回路の動作中に、入力ビデオ信号がテレビカメラ(図示せず)から入力されるNTSCスタンダードビデオ信号からビデオテープレコーダ(図示せず)から入力されるVTR信号に切り替わった場合には、当然ながら、それまでのフィールド周期にかかわらず、入力されるVTR信号に対応する垂直同期信号が入力される。
【0074】
このような入力ビデオ信号の切り替えに伴って、書込側垂直同期信号の間隔が通常のフィールド周期よりも短くなってしまうことを防ぐために、保護回路254が設けられている。
図10に示した周期保護回路264において、マスク信号生成部267は、マスク信号として、同期信号検出部424から受け取った垂直同期信号に応じて論理「0」となり、フィールド周期よりも所定の時間だけ短い期間に渡って論理「0」を維持してから論理「1」に戻る信号を生成し、アンドゲート268の入力端子の一方に入力する構成となっている。
【0075】
したがって、入力ビデオ信号の切り替えが発生し、図11(a)に点線で示すように、フィールドの途中で新たな入力ビデオ信号に伴う垂直同期信号が入力された場合は、この垂直同期信号は、上述したマスク信号によってマスクされ、ビデオインタフェース回路内の他の回路ブロックには供給されない。
このため、入力ビデオ信号の切り替えが発生したタイミングにかかわらず、入力ビデオ信号の切り替えに伴って、書込側垂直同期信号の間隔は、確実にフィールド周期よりも長くなる(図11(a)参照)。
【0076】
この場合は、先に到着した読出側垂直同期信号によって、セットリセットフリップフロップ265がリセットされた後に、次のフィールドの先頭を示す書込側垂直同期信号が到着するため、フリップフロップ266の出力は、読出側垂直同期信号に応じて論理「0」となり(図11(f)参照)、バッファメモリ212からの読み出しを禁止する旨の許可信号として、データセレクタ262に入力される。
【0077】
これに応じて、データセレクタ262が動作し、図11(d)に示すように、入力ビデオ信号の切替が発生したフィールドの次のフィールドaについては、遅延用バッファ261に保持された直前のフィールド(図11において、符号LASTを付して示した)のサンプリングデータが、後段の符号化処理に供される。
また、このフィールドaと次のフィールドbとの境界では、図11(f)に示すように、読出側垂直同期信号の到着に応じてフリップフロップ266の出力は再び論理「1」となり、以降は論理「1」が維持される。
【0078】
したがって、このフィールドb以降はデータセレクタ262によりバッファメモリ212からのサンプリングデータが選択され、図11(c)、(d)に示すように、各フィールドのサンプリングデータが後段の符号化処理に供される。
上述したように、入力ビデオ信号の切替による読出側垂直同期信号と書込側垂直同期信号との位相の逆転に応じて、遅延用バッファ261から1フィールド遅延したデータを読み出すことにより、逆転した位相を更に逆転し、バッファメモリ212の破綻を確実に防ぐことができる。
【0079】
なお、このとき、書込側垂直同期信号に対する読出側垂直同期信号の遅延は一時的に大きくなるが、上述した調整用PLL238が動作して読出クロック信号周期を調整することにより、この遅延を徐々に縮小し、再び、元の一定値を回復してその後はこれを維持することができる。
これにより、入力ビデオ信号の切替に伴う同期信号周期の急激な変動を排除することができるから、入力ビデオ信号の切替の有無にかかわらず、後段の符号化処理部を正常に動作させることが可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明によれば、入力ビデオ信号の特徴を考慮した読出クロック信号を用いて蓄積手段からサンプリングデータを読み出すことができるので、入力ビデオ信号の種類にかかわらず、各フレームについて空間的に一定なサンプル点を確実にサンプリングすることができる。
【0081】
また、請求項2の発明によれば、入力側同期信号に対する出力側同期信号の遅延量に応じて、読出クロック信号を調整することにより、蓄積手段への書込動作に対する読出動作の遅延量を一定値に保つことが可能であるから、蓄積手段の破綻を確実に防止することができる。
一方、請求項3乃至請求項5の発明によれば、ライン周期についての位相比較結果とフィールド周期についての位相比較結果とを適切に合成して、発振手段による発振動作の制御量とすることにより、引き込みの迅速化と読出クロック信号の安定性とを両立することが可能である。
【0082】
また、請求項6の発明によれば、入力ビデオ信号の種類の切り替えに応じて、蓄積手段からの読出動作を停止するとともに、代わりに、保持手段に保持された1フィールド分遅延したデータを送出することにより、入力ビデオ信号の切り替えに伴うサンプリング動作の乱れの伝搬を阻止し、符号化処理の動作を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項6のビデオインタフェース回路の原理ブロック図である。
【図2】請求項2乃至請求項5のビデオインタフェース回路の原理ブロック図である。
【図3】請求項1のビデオインタフェース回路の実施形態を示す図である。
【図4】判別回路の詳細構成図である。
【図5】VTRパターンの検出方法を説明する図である。
【図6】請求項3乃至請求項5の発明を適用したVTR用PLLの構成を示す図である。
【図7】請求項2のビデオインタフェース回路の実施形態を示す図である。
【図8】調整用PLLの詳細構成を示す図である。
【図9】請求項6のビデオインタフェース回路の実施形態を示す図である。
【図10】請求項6のビデオインタフェース回路の主要部の構成を示す図である。
【図11】ビデオインタフェース回路の動作を表すタイミング図である。
【図12】従来のビデオインタフェース回路を適用したディジタル画像符号化復号化装置の構成例を示す図である。
【図13】位相同期発振回路の構成例を示す図である。
【図14】VTR信号の特徴を説明する図である。
【図15】ビデオインタフェース回路の別構成例を示す図である。
【符号の説明】
111 デコード処理手段
112 蓄積手段
113 位相同期発振回路
114 判別手段
115 選択手段
116 読出手段
117 同期信号生成手段
118 クロック調整手段
119 遅延測定手段
121 第1位相比較手段
122 第2位相比較手段
123 合成手段
124 発振手段
125 比較手段
126 第1寄与分算出手段
127 制御量決定手段
128 区間検出手段
129 第2寄与分算出手段
131 保持手段
132 データ選択手段
133 切替検出手段
134 選択制御手段
135 停止手段
201 変換処理部
202 バーストクロックPLL
211 サンプリング処理部
212、425 バッファメモリ
213 読出制御部
214 標準位相同期発振回路(標準PLL)
215 VTR用位相同期発振回路(VTR用PLL)
216、416 セレクタ
217、426 同期信号生成部
218 判別回路
221、231 位相比較部
222、255、431 電圧制御発振器
223、233、432 分周器
224 周期差分測定部
225 VTRパターン検出部
226、273 ラインカウンタ
227 検出保護回路
228 検出判定回路
229 非検出判定回路
230、265 セットリセットフリップフロップ
232 加算器
234、433 位相比較器
235 3ステートバッファ
236、254、434 積分器
237 マスク信号生成部
238 調整用PLL
241 フィールド境界検出回路
242 オアゲート
243 比較器
251 第1分周回路
252 第1位相比較器
253 第2分周回路
256 第2位相比較部
257 遅延回路
258 分周比制御部
261 遅延用バッファ
262 データセレクタ(セレクタ)
263 切替検出部
264 周期保護回路
266 フリップフロップ
267 マスク信号発生部
268、275 アンドゲート
271 ペルカウンタ
272、274 デコーダ
411 符号化処理部
412 ビデオインタフェース回路
413 回線制御部
414 復号化処理部
415 エンコード処理部
416 セレクタスイッチ(スイッチ)
421 デコード処理部
422 アナログ−ディジタル(A/D)変換部
428 タイミング制御部
Claims (6)
- 入力されるアナログビデオ信号に伴う同期信号に位相同期した書込クロック信号に基づいて、デコード処理手段によってサンプリング処理を行い、表示領域に含まれる有効な画素に対応して得られたサンプリング結果を蓄積手段を介して後段の符号化処理に供するビデオインタフェース回路において、
対応する種類のアナログビデオ信号の特徴に合わせた特性を有し、該当する種類のアナログビデオ信号に対応するクロック信号を生成する複数の位相同期発振回路と、
前記デコード処理手段に入力されるアナログビデオ信号の種類を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に応じて、該当する位相同期発振回路によって生成されたクロック信号を読出クロック信号として選択する選択手段と、
入力される読出クロック信号に同期して、前記蓄積手段から蓄積データを読み出して符号化処理に供する読出手段と、
入力される読出クロック信号に基づいて、ライン周期およびフィールド周期を示す出力側同期信号を生成して、前記読出手段の処理に供する同期信号生成手段とを備え、
前記複数の位相同期発振回路の1つは、
フィールド周期で位相比較を行う第1位相比較手段と、
ライン周期で位相比較を行う第2位相比較手段と、
前記第1位相比較手段および前記第2位相比較手段による位相比較結果を合成して制御量を決定する合成手段と、
前記合成手段によって得られた制御量に応じて、発振周期を変動する発振手段とを備えた構成である
ことを特徴とするビデオインタフェース回路。 - 入力されるアナログビデオ信号に伴う同期信号に位相同期した書込クロック信号に基づいて、デコード処理手段によってサンプリング処理を行い、表示領域に含まれる有効な画素に対応して得られたサンプリング結果を蓄積手段を介して後段の符号化処理に供するビデオインタフェース回路において、
対応する種類のアナログビデオ信号の特徴に合わせた特性を有し、該当する種類のアナログビデオ信号に対応するクロック信号を生成する複数の位相同期発振回路と、
前記デコード処理手段に入力されるアナログビデオ信号の種類を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に応じて、該当する位相同期発振回路によって生成されたクロック信号を読出クロック信号として選択する選択手段と、
入力される読出クロック信号に同期して、前記蓄積手段から蓄積データを読み出して符号化処理に供する読出手段と、
入力される読出クロック信号に基づいて、ライン周期およびフィールド周期を示す出力側同期信号を生成して、前記読出手段の処理に供する同期信号生成手段と、
調整指示の入力に応じて、前記読出クロックの周期を調整し、この調整結果の読出クロック信号を前記読出手段および同期信号生成手段の処理に供するクロック調整手段と、
前記入力側同期信号に対する前記出力側同期信号の遅延を測定し、この測定結果に応じて調整指示を生成して前記クロック調整手段の処理に供する遅延測定手段とを備え、
前記複数の位相同期発振回路の1つは、
フィールド周期で位相比較を行う第1位相比較手段と、
ライン周期で位相比較を行う第2位相比較手段と、
前記第1位相比較手段および前記第2位相比較手段による位相比較結果を合成して制御量を決定する合成手段と、
前記合成手段によって得られた制御量に応じて、発振周期を変動する発振手段とを備えた構成である
ことを特徴とするビデオインタフェース回路。 - 請求項1または請求項2に記載のビデオインタフェース回路において、
前記合成手段は、
第1位相比較手段による比較結果と所定の閾値とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に応じて、前記第2位相比較手段による位相比較結果が制御量に与えるべき寄与分を算出する第1寄与分算出手段と、
前記第2位相比較手段による位相比較結果に対応する寄与分と前記第1位相比較手段による比較結果とに基づいて、制御量を決定する制御量決定手段とを備えた構成である
ことを特徴とするビデオインタフェース回路。 - 請求項1または請求項2に記載のビデオインタフェース回路において、
合成手段は、
入力される同期信号に基づいて、各フィールド周期に含まれる特定の区間を検出する区間検出手段と、
前記区間検出手段による検出結果に応じて、前記第2位相比較手段による位相比較結果が制御量に与えるべき寄与分を算出する第2寄与分算出手段と、
前記第2位相比較手段による位相比較結果に対応する寄与分と前記第1位相比較手段による比較結果とに基づいて、制御量を決定する制御量決定手段とを備えた構成である
ことを特徴とするビデオインタフェース回路。 - 入力されるアナログビデオ信号に伴う同期信号に位相同期した書込クロック信号に基づいて、デコード処理手段によってサンプリング処理を行い、表示領域に含まれる有効な画素に対応して得られたサンプリング結果を蓄積手段を介して後段の符号化処理に供するビデオインタフェース回路において、
対応する種類のアナログビデオ信号の特徴に合わせた特性を有し、該当する種類のアナログビデオ信号に対応するクロック信号を生成する複数の位相同期発振回路と、
前記デコード処理手段に入力されるアナログビデオ信号の種類を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に応じて、該当する位相同期発振回路によって生成されたクロック信号を読出クロック信号として選択する選択手段と、
入力される読出クロック信号に同期して、前記蓄積手段から蓄積データを読み出して符号化処理に供する読出手段と、
入力される読出クロック信号に基づいて、ライン周期およびフィールド周期を示す出力側同期信号を生成して、前記読出手段の処理に供する同期信号生成手段とを備え、
前記読出手段は、
前記蓄積手段から読み出した1フィールド分の蓄積データを保持する保持手段と、
選択指示の入力に応じて、蓄積手段から読み出した蓄積データあるいは前記保持手段に保持された蓄積データを選択し、後段の符号化処理に供するデータ選択手段と、
前記入力側同期信号の入力間隔の変化に基づいて、入力アナログビデオ信号の種類の切り替えを検出する切替検出手段と、
前記切替検出手段による検出結果に応じて、切り替えが発生したフィールドと所定の関係にあるフィールドについて、前記保持手段に保持された蓄積データを選択する旨の選択指示を生成する選択制御手段と、
前記切替検出手段による検出結果に応じて、蓄積手段からの読出動作を停止する停止手段とを備えた構成であり、
前記判別手段は、入力アナログビデオ信号の垂直帰線区間における特徴に基づいて、その種類を判別する構成である
ことを特徴とするビデオインタフェース回路。 - 入力されるアナログビデオ信号に伴う同期信号に位相同期した書込クロック信号に基づいて、デコード処理手段によってサンプリング処理を行い、表示領域に含まれる有効な画素に対応して得られたサンプリング結果を蓄積手段を介して後段の符号化処理に供するビデオインタフェース回路において、
対応する種類のアナログビデオ信号の特徴に合わせた特性を有し、該当する種類のアナログビデオ信号に対応するクロック信号を生成する複数の位相同期発振回路と、
前記デコード処理手段に入力されるアナログビデオ信号の種類を判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果に応じて、該当する位相同期発振回路によって生成されたクロック信号を読出クロック信号として選択する選択手段と、
入力される読出クロック信号に同期して、前記蓄積手段から蓄積データを読み出して符号化処理に供する読出手段と、
入力される読出クロック信号に基づいて、ライン周期およびフィールド周期を示す出力側同期信号を生成して、前記読出手段の処理に供する同期信号生成手段と、
調整指示の入力に応じて、前記読出クロックの周期を調整し、この調整結果の読出クロック信号を前記読出手段および同期信号生成手段の処理に供するクロック調整手段と、
前記入力側同期信号に対する前記出力側同期信号の遅延を測定し、この測定結果に応じて調整指示を生成して前記クロック調整手段の処理に供する遅延測定手段とを備え、
前記読出手段は、
前記蓄積手段から読み出した1フィールド分の蓄積データを保持する保持手段と、
選択指示の入力に応じて、蓄積手段から読み出した蓄積データあるいは前記保持手段に保持された蓄積データを選択し、後段の符号化処理に供するデータ選択手段と、
前記入力側同期信号の入力間隔の変化に基づいて、入力アナログビデオ信号の種類の切り替えを検出する切替検出手段と、
前記切替検出手段による検出結果に応じて、切り替えが発生したフィールドと所定の関係にあるフィールドについて、前記保持手段に保持された蓄積データを選択する旨の選択指示を生成する選択制御手段と、
前記切替検出手段による検出結果に応じて、蓄積手段からの読出動作を停止する停止手段とを備えた構成であり、
前記判別手段は、入力アナログビデオ信号の垂直帰線区間における特徴に基づいて、その種類を判別する構成である
ことを特徴とするビデオインタフェース回路。
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