JP4203417B2 - ナノサイズの金属粒子を含むバリア材料 - Google Patents
ナノサイズの金属粒子を含むバリア材料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4203417B2 JP4203417B2 JP2003529851A JP2003529851A JP4203417B2 JP 4203417 B2 JP4203417 B2 JP 4203417B2 JP 2003529851 A JP2003529851 A JP 2003529851A JP 2003529851 A JP2003529851 A JP 2003529851A JP 4203417 B2 JP4203417 B2 JP 4203417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cyclodextrin
- film
- zinc
- barrier
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/02—Elements
- C08K3/08—Metals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/09—Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y30/00—Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K2201/00—Specific properties of additives
- C08K2201/011—Nanostructured additives
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L5/00—Compositions of polysaccharides or of their derivatives not provided for in groups C08L1/00 or C08L3/00
- C08L5/16—Cyclodextrin; Derivatives thereof
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2982—Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/29—Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
- Y10T428/2982—Particulate matter [e.g., sphere, flake, etc.]
- Y10T428/2989—Microcapsule with solid core [includes liposome]
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
関するバリア性は全くないか非常に低いことから、おむつ自体に関しても同様の問題が認められる。従って先行技術における問題は、幼児の皮膚と接触するおむつ表面から水分を遠ざけ、臭気を有する揮発性物質の放出を少なくとも部分的に回避する可能性がある好適な構造を提供できないという点にある。
この出願は、熱可塑剤および充填剤の混合物の総重量基準で、フィルムが少なくとも0.1重量%、好ましくは0.5〜6重量%のアルミニウム粉末、マグネシウム粉末、マンガン粉末およびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種類の金属粉末を含むことを特徴とする熱可塑性フィルムに関するものである。特許文献3によれば、金属粉末の平均粒径は5〜20μmの範囲である。
(a)基材材料;ならびに
(b)前記基材材料中に分散させた、
有効吸収量のシクロデキストリン材料であって、前記シクロデキストリンは包接錯体化合物を含まず、かつ該シクロデキストリンを基材材料と適合性とするペンダント基または置換基を有するα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンまたはそれらの混合物からなる、シクロデキストリン材料、および
亜鉛または同様の反応性を有する金属もしくは金属合金のナノサイズ粒子
を含む。
フロン(登録商標))、ポリ(エチレン−コ−テトラフルオロエチレン)コポリマー類、(テトラフルオロエチレン−コ−プロピレン)コポリマー類、ポリフッ化ビニルポリマー類などのフルオロポリマー類、ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド類;ポリカーボネート類;ポリ(エチレン−コ−テレフタレート)、ポリ(エチレン−コ−1,4−ナフタレンジカルボキシレート)、ポリ(ブチレン−コ−テレフタレート)などのポリエステル類;ポリイミド材料;低密度ポリエチレンなどのポリエチレン材料;直鎖低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、高分子量高密度ポリエチレンなど;ポリプロピレン、二軸配向ポリプロピレン;ポリスチレン、二軸配向ポリスチレン;ポリ塩化ビニル、(塩化ビニル−コ−酢酸ビニル)コポリマー類、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、(塩化ビニル−コ−二塩化ビニリデン)コポリマー類などのビニルフィルム類、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキサイド、液晶ポリエステル類、ポリエーテルケトン類、ポリビニルブチラールなどの特殊フィルムなどがある。
セルロース系材料は、結合した小さい個別のセルロース系繊維からなる。そのような繊維は代表的には、ほぼ恐らくは水素結合である二次結合によって合体している。セルロース系シートを形成するには、繊維を繊維添加剤、顔料、結合剤材料、二次結合剤材料その他の成分と組み合わせた繊維の水懸濁液または分散液から、微細スクリーン上で粗い網状物またはシートへと成形する。セルロース系材料は、一次繊維源と二次もしくはリサイクル繊維性材料の両方から製造することができる。リサイクル材料は固有の性質として、インク、溶媒、コーティング材、接着剤、繊維源が接触した材料由来の残留物および他の材料源などのリサイクル有機材料を含有する。
を瓶または箱の内側面に設けて、異風味や異臭を捕捉することが好ましい。
本発明のバリア材料は、各種の透過性物および/または不純物に対する改良されたバリア耐性を提供する。バリア材料を通過しての揮発性物質の拡散は、使用される材料に適合性の誘導体化シクロデキストリンおよびナノサイズ金属粒子を加えることで防止される。従って本発明の材料は、食品接触包装、成人および乳児用おむつ廃棄用、失禁製品、病院および家庭での廃棄物の可撓性包装、さらには医薬品、医療機器および歯科材料の包装などの多くの利用分野にも好適である。
明のバリア材料のバリア特性改善に非常に効果的なシクロデキストリン誘導体であることを認めている。
分子中の標的ヒドロキシル基の数に応じて適切なモル比で用いる。スルホニル基は、アシル基またはアルキル基と組み合わせることができる。
シクロデキストリン誘導体を含硫黄官能基で修飾して、シクロデキストリン上に適合化置換基を導入することができる。上記のスルホニルアシル化基は別として、スルフヒドリルの化学的性質に基づいて製造される含硫黄基を用いて、シクロデキストリンを誘導体化することができる。そのような含硫黄基には、メチルチオ(−−SMe)、プロピルチオ(−−SPr)、t−ブチルチオ(−−S−−C(CH3)3)、ヒドロキシエチルチオ(−−S −−CH2CH2OH)、イミダゾリルメチルチオ、フェニルチオ、置換フェニルチオ、アミノアルキルチオ等がある。上記のエーテルまたはチオエーテルの化学的性質に基づいて、ヒドロキシルアルデヒドケトンまたはカルボン酸官能基を末端とする置換基を有するシクロデキストリンを製造することができる。ケイ素の化学的性質を用いて形成された誘導体を有するシクロデキストリンは、適合化官能基を有することができる。
本発明によれば、基材材料中の亜鉛または同様の反応性を有する金属もしくは金属合金の量は好ましくは、基材材料基準で約0.01〜5重量%、好ましくは約0.025〜0
.50重量%の範囲である。
当然のことながら、熱可塑性材料は吹出し(ブロー)熱可塑剤押出、直線2軸延伸フィルム押出および溶融した熱可塑性樹脂、モノマーまたはポリマー(水系または有機溶媒系
)分散液からの鋳造などの各種方法を用いて、バリアフィルムに成形することができる。これらの方法は公知の製造手順である。
分割式バレル(9バレル)共回転配合押出機(ワーナー・プフライデラー社(Warner Pfleiderer Corporation )ZSK -30mm)を、フィルム用高密度ポリエチレン(HDPE)
およびトリアセチルα−シクロデキストリン用の上流供給領域を設けて構成した。減量式供給装置を用いて、第1バレルにHDPEを送る。第2の微小減量式供給装置によって、第1バレルに約0.83kg(1.82ポンド)/時でシクロデキストリンを送り込む。次に、その2つの材料を溶融させ、分散・分配混合によって混和し、次に溶融シールを施す。配合した材料を融点270℃で23.6kg/時で押し出した。スクリューを90%トルクで400rpmにて回転させた。次に、亜鉛混合物を低注入速度ポンプ(マノスタティック(Manostatic)製のミニスタティック(Ministatic)ポンプ)を用いて注入ノズルから、バレル4で下流のスクリューの低充填個所に導入する。亜鉛注入前の溶融シールは、注入領域を大気から分離することで、溶融材料のみが亜鉛混合物と接触するようにするものである。Znを鉱油1mLあたり0.467g含有する亜鉛混合物(82.5g/時でポンプ送り)を、ギア混合要素を用いて導入する。材料は、揮発分除去領域(660mmHgの減圧で操作)を通過してから、4穴ストランドダイを通って排出される。そのストランドは水浴と2個の空気ワイプを通過してから、ストランドカッターに入る。バッグ・シーラーで熱封止することで用時まで大気による汚染を防止した窒素パージしたMylar(登録商標)/箔複合材袋に最終ペレットを入れる。この配合方法を用いて、2つのマスターバッチ(亜鉛とシクロデキストリン)を製造した。
高密度ポリエチレン樹脂および表1の3つのマスターバッチ配合物を用いた一連のフィルムを、インフレート法(blown film extrusion)によってフィルム(表2)に変換した。これらのフィルムは、キリオン(Killion )の実験室スケールのブロー(インフレート)フィルムラインでブロー成形した。押出機に、厚さ20μmフィルムの場合1.8kg/時の出力で72rpmにて、厚さ50μmフィルムの場合3.6kg/時の出力で122rpmにて作動させる直径19mm(L/D比24:1)のスクリューを取り付ける。バージンフィルム用HDPEのみを対照として用いて押出機を十分に作動させ、使用前に機械的回転によって予め混合しておいた(バージン樹脂/マスターバッチの重量比10:1)マスターバッチ配合物#1、#2および#3を用いる。
ブローフィルム表面を、エクセレレイティング(excellerating )電圧20Kvで作動させた圧力可変型の走査電子顕微鏡(SEM)を用いて包含亜鉛粒子について調べた。図1および2は、倍率2500倍でのフィルム#3(ミクロ亜鉛)表面およびフィルム#2(ナノ亜鉛)表面のSEM顕微鏡写真である。次に、SEMによってミクロ亜鉛フィルムで認められた包含粒子をエネルギー分散型スペクトル測定によって分析した。図1に示した亜鉛粒子のX線スペクトルを図3に示してある。
サイズの亜鉛粒子がピンホールやフィルム全厚にわたる完全な穴などの欠陥の原因となり得るという点である。フィルム表面に粒子があると、薄い高バリアフィルムにおける望ましくない特徴である毛細管流動が発生し得る。
バリアを通っての透過は、時間ゼロ(t0)での膜が最初に透過性物の蒸気を含まない場合に説明することができる。膜の上流面での浸透圧p2が上昇して、表面層c2に濃度を与える。拡散とは、透過性物が濃度勾配方向に膜内を移動する速さおよびそれが定常状態に到達する時間の尺度である。下流圧p1は測定可能であるが、短い時間では上流圧p2に対して無視できる。定常状態に達したら、フィルムを透過する蒸気の量は時間とともに直線的に増加する。時間が長くなると、上流圧p2は下流圧p1と等しくなる。
(1)
上記の場合に、所定温度での透過性物の蒸気圧がフィルム厚方向に加わる場合実際には透過速度Qが用いられることが多い。
Q=(透過性物の量)(フィルム厚)/(面積)(時間) (2)
透過係数を決定する上での主要な変数は、フィルム厚方向での圧力の落差である。透過速度Qは透過性物の圧力もその容積内での濃度も含まないことから、測定条件下での蒸気圧または透過性物濃度のいずれかを知ることがQをPに相関させる上で必要である。下記の閉鎖容積透過試験法では、上流側セル中に導入される透過性物の量はごくわずかであることから、フィルムの上流面でのp2は一定ではない。下流側圧力p1は、経時的な質量流量[百万分の一(ppm)すなわちμl/L(体積比)]として測定および報告される。
定常状態の直線部分をQ=0に外挿すると切片はt=θ(遅延時間)となり、等式(3)はDを決める要因を示す。
ある実験から、透過率は漸近線の傾きから計算することができ、拡散速度は遅延時間θから計算することができ、平衡濃度は長時間ではp2=p1である。
閉鎖容積透過法では、静的濃度勾配を用いて、ポリマーフィルム構造を通過する有機分子輸送を測定する実験技法を行う。炎イオン化検出(FID)または電子捕獲検出(ECD)を伴って作動する高分解能ガスクロマトグラフィー(HRGC)を用いて、下流側の
累積透過性物濃度を測定する。
透過性物の標準濃度液を、1%トリトン(Triton)X100水溶液で調製した試験透過性物を含む原液を希釈することにより調製した。作業用希釈液は、希釈した原液1μL〜20μLを加えることで、1200mLの上流側セルへの透過性物量を与えるようにした。分析に使用した下記のSPME HRGC/ECDおよびHRGC/ECD装置条件を表3に示してある。
化学的パラメータを表1に示してある。これらの透過性物を脱イオン水/界面活性剤(トリトン(Triton)X100)混合物に分散させる。透過性物、水/界面活性剤混合物を大きい方の上流側セルに注入して、表6および表7で示したt0での濃度p2を得る。下流側セルでの透過性物濃度p2は、気体法則を用いてppm−μL/L(体積比)で表してある。
亜鉛含有フィルムを湾曲させて円筒形にし、それをガラス製のジャーに入れ、次にそのジャーを密閉して、反応性試験蒸気で満たすことにより、フィルムの反応性および能力を測定した。蒸気は、フィルムの両面に分配する。この試験では、ガラス製ジャーのヘッドスペースで時間の関数として蒸気濃度を測定する。そのデータを用いて、それらの反応性バリアがどの程度の性能を有するかを定量的に評価する。この実験でのナノ−およびミクロ−亜鉛フィルムは同じ重量(1.664g)であり、ナノ亜鉛フィルムとミクロ亜鉛フィルムの面積は約384cm2である。クロロ酢酸蒸気とフィルム中の亜鉛の間の化学反応の効果は、ジャー内の蒸気濃度低下である。HDPEポリマーが同一であることから、両方の試験フィルムにおいて分配係数および拡散係数は同じである。長時間試験(>60分)で、ナノ−およびミクロ−亜鉛フィルム間の反応程度と反応速度がわかる。その化学反応の効果は、亜鉛含有フィルム中へのクロロ酢酸の取り込み増加による、それに応じたヘッドスペース内での減少である。ゴム製セプタムを介してガラス製ジャー内にメタノールに溶かしたクロロ酢酸(4.84μg/μL)を4回順次1μLずつ注入した。時間ゼロで初回注入を行い、その後に3回の追加注入をそれぞれ60分、85分、110分で行った。4分で開始し6分で終了する2分間のSPMEサンプリング期間を用いて、60分での2回目のクロロ酢酸注入後5分ごとに時間複合(time composite)サンプルを採取することで、ヘッドスペースを測定した。下流側SPMEサンプルを、HRGC/ECD(方法条件は表3)によって分析する。結果を表5に示し、図6にプロットしている。
この方法では、短時間での20μm試験フィルムを通過するトリクロロ酢酸流量を測定するよう設計された実験技法を行う。ECDとともに作動させるHRGCを用いて、22℃の上流側セルにおける累積クロロ酢酸濃度の変化を測定する。1分後およびそれ以降の5分ごとに、下流側セルから時間複合サンプルをSPMEによって採取し、4分で開始し6分で終了する2分間のSPMEサンプリング期間を用いて(方法条件は表3)、HRGC/ECDによって分析する。クロロ酢酸濃度を較正標準線から求める。表6にはt=0での上流側セルにおけるクロロ酢酸の濃度p2を示してあり、遅延拡散は、フィルム#1(対照)、フィルム#2(ナノ亜鉛)、フィルム#3(ミクロ亜鉛)およびフィルム#4(トリアセチルα−シクロデキストリン)について時間軸に対して外挿した定常状態クロロ酢酸透過の直線部分に基づいたものである。
平衡状態ではかなりの低値を有することが明らかである。フィルム#2およびフィルム#3は、同様の短時間期および長時間期における機能性を有する。いずれの場合も、フィルム#2、3および4は全て、フィルム#1(対照)と比較して良好なバリア性能を有する。
合成おむつ悪臭濃縮物(Bush Bake Allen, Ltd.製造)を用いて、表1のブローフィルムの臭気バリア性能を評価した。ガスクロマトグラフィー質量分析による「無希釈の」悪臭濃縮物の分析で、ほぼ15種類の主要化合物のあることがわかった(表8)。その合成悪臭中に含まれる化学物質の一般的分類は、有機酸類、硫黄化合物、窒素化合物および芳香族アルコール化合物である。表7に示す化合物のほとんどが、数ppbのヒト感覚閾値を有するものであり、ある化合物3−メチルインドール(スカトール)の場合には、数pptの閾値である。
限界よりかなり低いことから、現実の不快感覚値を代表する濃度での標準的な静的透過試験における該化合物の検出は実施が困難である。静的透過についての機器分析法はあきらめ、感覚法(すなわち、ヒトの鼻)をそれに代えて行った。
#2(ナノ亜鉛)において大幅な改善のあることを示している。単なる悪臭軽減ではなく悪臭透過の遅延が、例えばおむつ保管袋が保管バケツや生活区域を汚染する臭気を経時的に発散し得る確率が低くなることを意味することから、遅延拡散が最も重要である。図11におけるフィルム悪臭感覚プロファイルは、フィルム#1(対照)と比較してフィルム#3(ミクロ亜鉛)は遅延時間および平衡プロファイルが悪いことを示している。その結果は実施例3よりもこの試験でより明瞭に示されており、透過性物の種類ならびに機器検出よりヒトによる検出の方が透過性物の検出が低値であることの両方に関連している。フィルム#3(ミクロ亜鉛)についての悪臭性能が低いことは、ピンホール、表面欠陥およびHDPE固有のバリア特性を低下させるブローフィルムでの他の欠陥に関係するものであると考えられる。反応性ナノ亜鉛バリアと活性シクロデキストリンバリアの組み合わせが、シクロデキストリン単独またはミクロ亜鉛とシクロデキストリンの場合と比較して、有機透過性物の拡散をかなり良好に遅延させることが明らかになった。
Claims (33)
- 改良されたバリア特性を有する材料であって、
(a)基材材料;ならびに
(b)前記基材材料中に分散した、
有効吸収量のシクロデキストリン材料であって、前記シクロデキストリンが包接錯体化合物を含まず、かつ該シクロデキストリンを基材材料と適合性とするペンダント基または置換基を有するα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリンまたはそれらの混合物からなる、シクロデキストリン材料、および
亜鉛のナノサイズ粒子
を含むことを特徴とする材料。 - 亜鉛のナノサイズ粒子が10〜250nmの範囲の平均直径を有する請求項1に記載の材料。
- 亜鉛のナノサイズ粒子が40〜120nmの範囲の平均直径を有する請求項1に記載の材料。
- 亜鉛のナノサイズ粒子が60〜100nmの範囲の平均直径を有する請求項1に記載の材料。
- 前記亜鉛粒子が酸化亜鉛を含まない亜鉛粒子である請求項1〜4のいずれか1項に記載の材料。
- 前記基材材料が熱可塑性材料である請求項1〜5のいずれか1項に記載の材料。
- 前記熱可塑性材料が、熱可塑性フィルム、封止ライナー、熱可塑性キャップまたは剛性容器の形態の熱可塑性材料である請求項6に記載の材料。
- 前記熱可塑性材料が、ポリオレフィン類、ポリエステル、ポリアミド類、エチレン−ビニルアルコール−コポリマー類、エチレン−酢酸ビニルコポリマー類、ポリスチレン、ポ
リスチレンコポリマー類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、(塩化ビニル−コ−酢酸ビニル)コポリマー類、ポリエーテルケトン類またはそれらの混合物を含む群から選択される請求項6または7に記載の材料。 - 前記熱可塑性材料が、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)および直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)を含む群から選択されるポリオレフィンと、ポリエステル、ポリアミド類およびエチレン−ビニルアルコール−コポリマー類を含む群から選択される化合物とを含む請求項6〜8のいずれか1項に記載の材料。
- 前記基材材料がセルロース系材料である請求項1〜5のいずれか1項に記載の材料。
- 前記セルロース系材料が、ランダムに配向したセルロース繊維からなる網状物またはシートである請求項10に記載の材料。
- 前記基材材料中のシクロデキストリン誘導体の量が、前記基材材料基準で0.01〜5重量%の範囲である請求項1〜11のいずれか1項に記載の材料。
- 前記基材材料中のシクロデキストリン誘導体の量が、前記基材材料基準で0.1〜1重量%の範囲である請求項1〜12のいずれか1項に記載の材料。
- 前記シクロデキストリン材料が、前記シクロデキストリン材料基準で1重量%の含水率を有する請求項1〜13のいずれか1項に記載の材料。
- 前記基材材料中の亜鉛のナノサイズ粒子の量が、前記基材材料基準で0.01〜5重量%の範囲である請求項1〜14のいずれか1項に記載の材料。
- 前記基材材料中の亜鉛のナノサイズ粒子の量が、前記基材材料基準で0.025〜0.50重量%の範囲である請求項1〜15のいずれか1項に記載の材料。
- 前記シクロデキストリン材料がシリルエーテル基、アルキルエーテル基およびアルキルエステル基のうち少なくともいずれかを有する置換基を含む請求項1〜16のいずれか1項に記載の材料。
- 前記アルキルエステル置換基がアセチル部分、プロピル部分およびブチル部分のうち少なくともいずれかを有する請求項17に記載の材料。
- 前記アルキルエーテル置換基がメチル部分、エチル部分およびプロピル部分のうち少なくともいずれかを有する請求項17に記載の材料。
- 前記シリルエーテル置換基がメチル部分、エチル部分、プロピル部分およびブチル部分のうち少なくともいずれかを有する請求項17に記載の材料。
- 前記材料が少なくとも2層を有するものであって、少なくとも1層が基材材料、シクロデキストリン材料および亜鉛のナノサイズ粒子を含む請求項1〜20のいずれか1項に記載の材料。
- 前記シクロデキストリン材料を含む前記層がコーティング層または積層フィルム層である請求項21に記載の材料。
- 前記材料がコーティングされた単層、2層もしくは多層フィルム、片面もしくは両面に
1以上の押出コーティングを有する金属箔もしくは板紙、コーティングされたセルロース系網状物またはセルロース系網状物/フィルム積層物の形態であり、前記シクロデキストリン材料が前記網状物、前記フィルムおよび前記コーティングのうち少なくともいずれかの一部であることができる請求項1〜22のいずれか1項に記載の材料。 - 請求項1〜23のいずれかに記載の材料の製造方法であって、
a)前記基材材料に修飾シクロデキストリンを物理的に混和および分散させる工程;ならびに
b)亜鉛の前記ナノサイズ粒子を前記シクロデキストリン含有基材材料中に分散させる工程
を有する方法。 - 前記工程a)が押出によって行われることを特徴とする請求項24に記載の方法。
- 前記シクロデキストリン材料に添加しようとする亜鉛の前記ナノサイズ粒子を鉱油中に分散させる請求項24または25に記載の方法。
- 容器におけるバリア材料としての請求項1〜9または12〜23のいずれかに記載の材料の使用。
- 前記容器が気密蓋を有するプラスチック製おむつバケツである請求項27に記載の使用。
- 前記容器が前記バリア材料のみで構成されるか、または同バリア材料でできた少なくとも一つのフィルムもしくは層でコーティングされることを特徴とする請求項27または28に記載の使用。
- 使い捨ておむつにおけるバリア材料としての請求項1〜23のいずれか1項に記載の材料の使用。
- 前記バリア材料が前記おむつの外側層または裏材層上へのコーティングまたはフィルムとして付与される請求項30に記載の使用。
- 包装材料における請求項1〜23のいずれか1項に記載の材料の使用。
- 前記包装材料が食品接触包装材料である請求項32に記載の材料の使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US32263701P | 2001-09-17 | 2001-09-17 | |
PCT/IB2002/003804 WO2003025067A1 (en) | 2001-09-17 | 2002-09-16 | Barrier material comprising nanosize metal particles |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005503466A JP2005503466A (ja) | 2005-02-03 |
JP2005503466A5 JP2005503466A5 (ja) | 2005-12-22 |
JP4203417B2 true JP4203417B2 (ja) | 2009-01-07 |
Family
ID=23255740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003529851A Expired - Fee Related JP4203417B2 (ja) | 2001-09-17 | 2002-09-16 | ナノサイズの金属粒子を含むバリア材料 |
Country Status (14)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6894085B2 (ja) |
EP (1) | EP1427784B1 (ja) |
JP (1) | JP4203417B2 (ja) |
KR (1) | KR100696247B1 (ja) |
CN (1) | CN1304484C (ja) |
AT (1) | ATE382073T1 (ja) |
BR (1) | BR0212558B1 (ja) |
CA (1) | CA2457759C (ja) |
DE (1) | DE60224292T2 (ja) |
ES (1) | ES2298398T3 (ja) |
HK (1) | HK1068014A1 (ja) |
MX (1) | MXPA04002540A (ja) |
WO (1) | WO2003025067A1 (ja) |
ZA (1) | ZA200401289B (ja) |
Families Citing this family (40)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MXPA04001453A (es) * | 2001-08-15 | 2004-05-20 | Cellresint Technologies Llc | Materiales de embalaje con propiedades de aislamiento mejoradas. |
US7385004B2 (en) * | 2002-12-10 | 2008-06-10 | Cellresin Technologies, Llc | Enhanced lubrication in polyolefin closure with polyolefin grafted cyclodextrin |
US8129450B2 (en) | 2002-12-10 | 2012-03-06 | Cellresin Technologies, Llc | Articles having a polymer grafted cyclodextrin |
US7166671B2 (en) * | 2002-12-10 | 2007-01-23 | Cellresin Technologies, Llc | Grafted cyclodextrin |
US7666410B2 (en) | 2002-12-20 | 2010-02-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Delivery system for functional compounds |
US8409618B2 (en) | 2002-12-20 | 2013-04-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Odor-reducing quinone compounds |
US7470464B2 (en) | 2003-09-05 | 2008-12-30 | Cellresin Technologies, Llc | Fiber material having improved malodor scavenger properties |
US7879350B2 (en) | 2003-10-16 | 2011-02-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method for reducing odor using colloidal nanoparticles |
US7678367B2 (en) | 2003-10-16 | 2010-03-16 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method for reducing odor using metal-modified particles |
US7754197B2 (en) | 2003-10-16 | 2010-07-13 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method for reducing odor using coordinated polydentate compounds |
US7488520B2 (en) | 2003-10-16 | 2009-02-10 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | High surface area material blends for odor reduction, articles utilizing such blends and methods of using same |
US7438875B2 (en) | 2003-10-16 | 2008-10-21 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method for reducing odor using metal-modified silica particles |
US7413550B2 (en) | 2003-10-16 | 2008-08-19 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Visual indicating device for bad breath |
US20050129825A1 (en) * | 2003-12-16 | 2005-06-16 | Gray Kimberley H. | Stabilization of milk-based products |
ES2350397T3 (es) | 2004-05-24 | 2011-01-21 | Cellresin Technologies, Llc | Materiales de barrera anfóteros injertados. |
US7763061B2 (en) | 2004-12-23 | 2010-07-27 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Thermal coverings |
DE102004062633B4 (de) * | 2004-12-24 | 2007-08-02 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Verfahren zur Herstellung von mit Feinpartikeln auf der Basis von Metallen versetzten Polymeren |
US20060286207A1 (en) * | 2005-06-14 | 2006-12-21 | Gray Kimberley H | Stabilization of malt-based and hops-based products |
DE102005056622A1 (de) * | 2005-11-25 | 2007-05-31 | Merck Patent Gmbh | Nanopartikel |
WO2008029932A1 (fr) * | 2006-09-01 | 2008-03-13 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Particules ultrafines de métal adsorbables |
KR100801700B1 (ko) * | 2006-12-04 | 2008-02-11 | 주식회사 제이씨 | 알루미늄 브레이징용 플럭스의 포장재 |
US20100196718A1 (en) * | 2006-12-22 | 2010-08-05 | Angiotech Biocoatings Corp. | Coated medical devices with adhesion promoters |
US20100005762A1 (en) * | 2008-07-14 | 2010-01-14 | Stravitz David M | Waste Disposal Devices |
US8215089B2 (en) * | 2008-07-14 | 2012-07-10 | David Stravitz | Waste disposal devices |
US8127519B2 (en) | 2008-07-14 | 2012-03-06 | Stravitz David M | Method of inserting and storing waste for disposal |
US8292863B2 (en) | 2009-10-21 | 2012-10-23 | Donoho Christopher D | Disposable diaper with pouches |
US8635838B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-01-28 | Munchkin, Inc. | System for disposing waste packages such as diapers |
US8690017B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-04-08 | Munchkin, Inc. | Powder dispensing assembly for a waste container |
US10343842B2 (en) | 2009-10-30 | 2019-07-09 | Munchkin, Inc. | System and method for disposing waste packages such as diapers |
US8567157B2 (en) | 2009-10-30 | 2013-10-29 | Munchkin, Inc. | System for disposing waste packages such as diapers |
USD639003S1 (en) | 2009-10-30 | 2011-05-31 | Munchkin, Inc. | Diaper pail bag |
US8833592B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-09-16 | Munchkin, Inc. | System and method for disposing waste packages such as diapers |
US8739501B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-06-03 | Munchkin, Inc. | System for disposing waste packages such as diapers |
USD639004S1 (en) | 2009-10-30 | 2011-05-31 | Munchkin, Inc. | Diaper pail bag |
US8647587B2 (en) | 2009-10-30 | 2014-02-11 | Munchkin, Inc | Powder dispensing assembly for a waste container |
USD639002S1 (en) | 2009-10-30 | 2011-05-31 | Munchkin, Inc. | Diaper pail bag |
CN103819949B (zh) * | 2014-03-13 | 2015-04-29 | 福建师范大学 | 一种无机粉体的表面改性方法 |
CA2970656C (en) | 2014-12-11 | 2024-01-09 | Munchkin, Inc. | Container for receving multiple flexible bag assemblies |
CN107501618A (zh) * | 2017-09-19 | 2017-12-22 | 四川大学 | 降解膜氧化隔绝材料 |
CN116987380A (zh) * | 2023-04-26 | 2023-11-03 | 东华大学 | 一种气体阻隔尼龙复合材料及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA957214A (en) * | 1970-12-24 | 1974-11-05 | Teijin Limited | Conjugate fiber |
JPS59145037A (ja) | 1983-02-09 | 1984-08-20 | Hidefumi Hirai | 貴金属コロイドを製造する方法 |
US4871790A (en) * | 1987-11-25 | 1989-10-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Colloidal metals in monomers or polymers |
DE4137139A1 (de) * | 1991-11-12 | 1993-05-13 | Basf Lacke & Farben | Anorganische fuellstoffe enthaltende thermoplastische kunststoffolie, anorganische fuellstoffe enthaltender metall-kunststoff-verbund sowie verfahren zur herstellung |
US5296472A (en) * | 1991-12-05 | 1994-03-22 | Vyrex Corporation | Methods for delipidation of skin and cerumen removal |
US5429628A (en) * | 1993-03-31 | 1995-07-04 | The Procter & Gamble Company | Articles containing small particle size cyclodextrin for odor control |
US5744056A (en) | 1993-07-16 | 1998-04-28 | Amoco Corporation | Oxygen-scavenging compositions and articles |
US5776842A (en) * | 1994-06-23 | 1998-07-07 | Cellresin Technologies, Llc | Cellulosic web with a contaminant barrier or trap |
US5492947A (en) | 1994-06-23 | 1996-02-20 | Aspen Research Corporation | Barrier material comprising a thermoplastic and a compatible cyclodextrin derivative |
DE19756790A1 (de) | 1997-12-19 | 1999-07-01 | Fraunhofer Ges Forschung | Prepolymer mit darin isoliert dispergierten nanoskaligen Feststoffteilchen, Verfahren zu seiner Herstellung und seine Verwendung |
US6528013B1 (en) * | 1998-04-27 | 2003-03-04 | The Procter & Gamble Company | Uncomplexed cyclodextrin compositions for odor and wrinkle control |
AU3101000A (en) * | 1998-11-25 | 2000-06-13 | Procter & Gamble Company, The | Improved uncomplexed cyclodextrin compositions for odor control |
US6613703B1 (en) * | 2000-04-27 | 2003-09-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Thermoplastic nonwoven web chemically reacted with a cyclodextrin compound |
US6403653B1 (en) * | 2000-06-02 | 2002-06-11 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army | Active topical skin protectants using reactive nanoparticles |
US6863933B2 (en) * | 2001-01-30 | 2005-03-08 | The Procter And Gamble Company | Method of hydrophilizing materials |
-
2002
- 2002-09-13 US US10/243,620 patent/US6894085B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-16 WO PCT/IB2002/003804 patent/WO2003025067A1/en active IP Right Grant
- 2002-09-16 AT AT02775012T patent/ATE382073T1/de active
- 2002-09-16 EP EP02775012A patent/EP1427784B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-16 ES ES02775012T patent/ES2298398T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-16 MX MXPA04002540A patent/MXPA04002540A/es active IP Right Grant
- 2002-09-16 CA CA2457759A patent/CA2457759C/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-09-16 JP JP2003529851A patent/JP4203417B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2002-09-16 DE DE60224292T patent/DE60224292T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-09-16 BR BRPI0212558-7A patent/BR0212558B1/pt not_active IP Right Cessation
- 2002-09-16 CN CNB028181557A patent/CN1304484C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-09-16 KR KR1020047003909A patent/KR100696247B1/ko not_active IP Right Cessation
-
2004
- 2004-02-18 ZA ZA200401289A patent/ZA200401289B/xx unknown
- 2004-12-07 HK HK04109688A patent/HK1068014A1/xx not_active IP Right Cessation
-
2005
- 2005-03-21 US US11/085,632 patent/US20050182163A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1427784A1 (en) | 2004-06-16 |
DE60224292D1 (de) | 2008-02-07 |
US6894085B2 (en) | 2005-05-17 |
HK1068014A1 (en) | 2005-04-22 |
BR0212558A (pt) | 2004-10-19 |
ATE382073T1 (de) | 2008-01-15 |
KR100696247B1 (ko) | 2007-03-20 |
ZA200401289B (en) | 2004-07-19 |
ES2298398T3 (es) | 2008-05-16 |
CN1555403A (zh) | 2004-12-15 |
EP1427784B1 (en) | 2007-12-26 |
CN1304484C (zh) | 2007-03-14 |
CA2457759C (en) | 2011-08-16 |
JP2005503466A (ja) | 2005-02-03 |
BR0212558B1 (pt) | 2012-06-26 |
US20030129403A1 (en) | 2003-07-10 |
MXPA04002540A (es) | 2004-05-31 |
WO2003025067A1 (en) | 2003-03-27 |
DE60224292T2 (de) | 2008-12-11 |
US20050182163A1 (en) | 2005-08-18 |
KR20040062544A (ko) | 2004-07-07 |
CA2457759A1 (en) | 2003-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4203417B2 (ja) | ナノサイズの金属粒子を含むバリア材料 | |
JP4504678B2 (ja) | 改善された遮断性を備えた包装材料 | |
US5603974A (en) | Barrier material comprising a thermoplastic and a compatible cyclodextrin derivative | |
EP0888480B1 (en) | Cellulosic web with a contaminant barrier or trap | |
CA2568010C (en) | Amphoteric grafted barrier materials | |
US5985772A (en) | Packaging system comprising cellulosic web with a permeant barrier or contaminant trap | |
KR20040050886A (ko) | 그래프트 사이클로덱스트린 | |
US5882565A (en) | Barrier material comprising a thermoplastic and a compatible cyclodextrin derivative | |
JP2971877B1 (ja) | 食品包装用フィルム及び包装済み食品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050427 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050427 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081010 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |