JP4202583B2 - コンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービン燃焼器内で発生したサーマルNOxを抑制するようにしたコンバインドサイクル発電プラント用脱硝制御方法および装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインドサイクル発電プラントは、ガスタービンプラントに蒸気タービンプラントを組み合わせ、燃料の燃焼により得られる熱エネルギーのうち高温域をガスタービンで、低温域を排熱回収ボイラおよび蒸気タービンにそれぞれ分担させた発電システムであり、熱エネルギーの有効利用を図っている。
【0003】
通常、コンバインドサイクル発電プラントは、図2で示すように、ガスタービンプラント1と排熱回収ボイラ2、蒸気タービンプラント3および発電機4を組み合わせ、且つガスタービンプラント1と蒸気タービンプラント3と発電機4を同軸上に直結して構成している。ガスタービンプラント1は、吸気フィルター室5から吸込んだ空気(大気)を空気圧縮機6で圧縮して燃焼器7に送り、ここで燃料を燃焼させ、その燃焼ガスによりガスタービン本体8に膨張仕事をさせて回転駆動力を得る。
【0004】
そして、ガスタービン本体8で仕事を終えた燃焼ガスは、排気ガスEGとなり排気ダクト9、前記排熱回収ボイラ2のケーシング10、煙道11、煙突12を経て大気に排出される。
【0005】
前記排熱回収ボイラのケーシング10内には図示しないが、排気ガスEGの流下方向に過熱器、蒸発器および節炭器等の熱交換器(これを排熱回収ボイラ本体という)を設置しており、更に排気ガスEG中の窒素酸化物(サーマルNOx)を除去するための脱硝制御装置13を構成する、アンモニアガス噴出部としてのアンモニア噴射グリッド14および脱硝触媒層15を設置している。
【0006】
この脱硝制御装置13は、これらアンモニア噴射グリッド14および脱硝触媒層
15の他に、ケーシング10の外部に設置したアンモニア発生装置16、アンモニアを空気で希釈してアンモニア噴射グリッド14に供給するためのアンモニア希釈ファン17、これらアンモニア発生装置16およびアンモニア希釈ファン17をアンモニア噴射グリッド14に連通するための配管18および19、配管18中に設けた空気しゃ断弁20、配管19中に設けたアンモニアガスしゃ断弁21、アンモニアガス流量制御弁22、これら弁20,21,22を制御する制御装置23等とから構成されている。
【0007】
ところで、サーマルNOxは燃焼温度が上がるにつれて増加するので、コンバインドサイクル発電プラントを更に高効率・大容量化するためにガスタービンプラント1を高温度化すれば、サーマルNOxの量を一層増加させることになる。
【0008】
コンバインドサイクル発電プラントで現在採用されている窒素酸化物の抑制技術としては、NH3(アンモニア)を使用した脱硝触媒装置が最も有効な商用技術と評価されている。この脱硝触媒装置による基本的な窒素酸化物除去の化学反応式は以下のとおりである。
【0009】
4NO+4NH3+O2 →4N2+6H2O
6NO+4NH3 →5N2+6H2O
6NO2+8NH3 →7N2+12H2O
【0010】
また、脱硝触媒装置の効率ηは次のとおりである。
η=(Nin−Nout)/Nin ×100(%)
(ただし、Ninは触媒入口のNOx濃度、Noutは触媒出口のNOx濃度である。)
【0011】
脱硝触媒の高効率運用が可能な温度範囲は、低温または高温で活性の高い触媒も開発されつつあるが、200〜600℃位と言われ、使用される触媒は設計条件を考慮して決定される。
現在最も多く用いられている触媒は中温触媒であり、この触媒の比較的効率の高い使用温度範囲は、活性金属の種類によっても異なるが、250〜400℃である。
【0012】
図3は一般的な脱硝触媒装置の温度−効率特性を示す図である。
このため、上記の温度条件となるような最適温度域を選んで脱硝触媒層を配置している。ガスタービンの着火から低負荷にいたるまで、ユニット起動時の窒素酸化物排出特性は、脱硝触媒層の入口排気ガス温度特性に影響されるため、脱硝触媒層の入口排気ガス温度によって、発電プラントの起動スケジュールが左右される。
【0013】
即ち、脱硝触媒装置は最適運用温度にて窒素酸化物の除去能力が最大限引き出されるように計画されているため、毎日夜起動停止運転(DSS;Dairy Start and Stop)のように、排熱回収ボイラ本体及び缶水が共に高い温度状態からプラントを起動する場合は、脱硝触媒層は高温の排気ガスにさらされて活性化されており、比較的高い脱硝性能が得られ、排出NOxが規制値を下回るまで起動渋滞を起こすことが少ない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、定期点検時のように、発電プラントを長期にわたって停止した場合、排熱回収ボイラ本体、缶水および脱硝触媒層が共に周囲の温度と同じ温度まで冷えている。このような冷えている状態からプラントを起動する場合(これを冷機起動という)、脱硝触媒層が活性化される温度に到達するまで時間がかかり、その間は十分な脱硝性能が得られない。因みに、通常のコンバインドサイクルプラントの起動特性としては、ガスタービン着火から併入運転に至るまで25分程度かかり、また環境特性の危惧される運転時期も着火から低負荷運転時まで40分少々の時間がかかる。その後は排熱回収ボイラ本体および缶水がガスタービンの排熱により暖められることになる。
【0015】
冷機起動時、ガスタービン本体8が起動し、燃焼器が着火すると、高温の排気ガスEGは排気ダクト9を通して排熱回収ボイラのケーシング10内を流れる。排気ガスEGは排熱回収ボイラ本体および缶水を加熱しながら流れるため、脱硝触媒層15の入口に到達する前に、相当量の熱エネルギーを吸収されてしまう。
【0016】
排熱回収ボイラ本体および缶水によって熱エネルギーを奪われ、低温となった排気ガスEGでは、もはや脱硝触媒層15を十分活性化することができず、窒素酸化物を十分除去できぬまま煙突12より大気に排出することになる。
従って、排出窒素酸化物が規制値に収まるまで発電プラントとしての機動力を十分発揮することが出来ない。
【0017】
なお、排気ガスEGの熱エネルギーが流下中に吸収されないようにするためには、脱硝触媒層15より上流に設置されている排熱回収ボイラ本体および缶水を蒸気もしくは他の熱源により暖める方法も考えられるが、この方法では、排熱回収ボイラ2まで暖める効果はない。
【0018】
このため、例えこの方法を採用するにしても、缶水の加熱特性はガスタービンの起動特性よりも劣るため、発電設備としての機動性は損なわれ、投資の割に効果が薄い。
【0019】
本発明は、発電プラントを冷機状態から起動する場合であっても、機動力を損なうことなく、また環境に対しても十分規制値内の運転が可能なコンバインドサイクル発電システムの脱硝制御方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御方法は、ガスタービン燃料を空気圧縮機により圧縮された空気と共に燃焼器に導入して燃焼させ、この燃焼ガスをガスタービン本体に導入し膨張仕事をさせて回転駆動力を得ると共に、前記ガスタービンの排気ガスのもつ熱エネルギーを排熱回収ボイラで回収し、この排熱回収ボイラの出力蒸気により蒸気タービンを回転駆動し、前記排熱回収ボイラ内に排気ガスの流下方向に沿ってアンモニアガス噴射部および脱硝触媒層を設置したコンバインドサイクル発電プラントにおいて、前記脱硝触媒層の近傍に前記空気圧縮機から抽気された圧縮空気を噴射する圧縮機放風ノズルを設け、発電プラントの冷機起動時に、圧縮空気の温度と脱硝触媒層の温度の関係を計測し、その関係に基づいて前記圧縮機放風ノズルから噴射する圧縮空気で脱硝触媒層を暖めるようにしたものである。
【0021】
また、請求項2に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、ガスタービン燃料を空気圧縮機により圧縮された空気と共に燃焼器に導入して燃焼させ、この燃焼ガスをガスタービン本体に導入し膨張仕事をさせて回転駆動力を得ると共に、前記ガスタービンの排気ガスのもつ熱エネルギーを排熱回収ボイラで回収し、この排熱回収ボイラの出力蒸気により蒸気タービンを回転駆動し、前記排熱回収ボイラ内に排気ガスの流下方向に沿ってアンモニア噴射部および脱硝触媒層を設置したコンバインドサイクル発電プラントにおいて、前記脱硝触媒層の近傍に圧縮空気を噴射する圧縮機放風ノズルを配置すると共に、前記空気圧縮機の抽気部と前記圧縮機放風ノズルとの間および前記空気圧縮機の抽気部とガスタービンの排気ガス流路の任意の部位との間を接続する抽気放風配管を設けたものである。
【0022】
さらに、請求項3に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、前記空気圧縮機の抽気部と圧縮機放風ノズルとの間の抽気放風配管に脱硝触媒層側放風弁を介挿すると共に、前記空気圧縮機の抽気部とガスタービン排気ガス流路の任意の部位との間の管路に排気ガス流路側放風弁を介挿したものである。
【0023】
また、請求項4に記載した本発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、前記抽気放風配管を、中間部で二分岐し、第1の端部を前記空気圧縮機の抽気部に接続し、第2の端部を排気ガス流路側放風弁を介してガスタービン排気ガス流路の任意の部位に接続し、第3の端部を脱硝触媒層側放風弁を介して前記圧縮機放風ノズルに接続したものである。
【0024】
さらに、請求項5に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、前記脱硝触媒層の近傍に、脱硝触媒層の温度を検出する脱硝触媒層温度検出器を設け、この脱硝触媒層温度検出器の測定値が予定値よりも低い場合、前記脱硝触媒層側放風弁を開いて空気圧縮機の抽気を前記圧縮機放風ノズルに供給したものである。
【0025】
また、請求項6に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、前記脱硝触媒層の近傍に脱硝触媒層の温度を検出する脱硝触媒層温度検出器を設けると共に、前記空気圧縮機から抽気された圧縮空気の温度を検出する抽気温度検出器を設け、これら双方の温度検出器の測定値を入力し、前記抽気温度検出器の測定値が脱硝触媒層温度検出器の測定値に対して予定の関係にある場合、脱硝触媒層側放風弁を選択してこれに開指令を与える制御装置を設けることを特徴とする。
【0026】
また、請求項7に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、前記脱硝触媒層の近傍に、脱硝触媒層の温度を検出する脱硝触媒層温度検出器を設けると共に、前記空気圧縮機から抽気された圧縮空気の温度を検出する抽気温度検出器を設け、これら双方の温度検出器の測定値を入力し、前記抽気温度検出器の測定値が脱硝触媒層温度検出器の測定値に対して予定の関係にない場合、排気ガス流路側放風弁を選択してこれに開指令を与える制御装置を設けるようにしたものである。
【0027】
また、請求項8に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、ガスタービンの回転数を測定する回転数計を設け、この回転数計の計測値が定格回転数近傍になるまでの間、前記排気ガス流路側放風弁あるいは脱硝触媒層側放風弁のいずれか一方の放風弁を選択してこれに開指令を与える制御装置を設けるようにしたものである。
【0028】
また、請求項9に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、前記空気圧縮機の抽気部と前記圧縮機放風ノズルとの間の抽気放風配管に圧縮機抽気加熱器を設け、より一層脱硝触媒層を早期に活性化することができるようにしたものである。
【0029】
また、請求項10に記載した発明に係るコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置は、前記圧縮機抽気加熱器を抽気によって燃料を燃焼させる助燃装置により構成し、ガスタービン起動時からこの助燃装置を稼動可能とすると共に前記アンモニアガス噴射部にアンモニアガスを供給可能とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明による第1の実施の形態を示す図であり、特にコンバインドサイクル発電プラント中の脱硝制御装置を中心に描いた図である。なお、従来技術に対応する部分は同一符号をつけている。
【0031】
本発明のコンバインドサイクル発電プラントは、図1で示すように、ガスタービンプラント1、排熱回収ボイラ2、蒸気タービンプラント3および発電機4を組み合わせ、且つガスタービンプラント1と蒸気タービンプラント3と発電機4とを同軸上に直結している。
【0032】
吸気フィルター室5から吸込まれた空気(大気)は空気圧縮機6で断熱圧縮され高温・高圧の圧縮空気となって燃焼器7に送られ、ここで燃料を燃焼させる。そして、その燃焼ガスをガスタービン本体8に導入して膨張仕事をさせて回転駆動力を得る。
【0033】
ガスタービン本体8で仕事を終えた燃焼ガスは、排気ガスEGとなり排気ガスの流路を構成している排気ダクト9、前記排熱回収ボイラ2のケーシング10、煙道11および煙突12を経て大気に排出される。
【0034】
前記排熱回収ボイラのケーシング10内には、図示しないが、排気ガスEGの流下方向に沿って排気ガスの熱エネルギーを回収するための過熱器、ドラムと連通する蒸発器および節炭器等の熱交換器(排熱回収ボイラ本体)を設置しており、更にその下流に排気ガスEG中の窒素酸化物を除去する脱硝制御装置13の構成部品であるアンモニア噴射グリッド14および脱硝触媒層15を設置している。
【0035】
この脱硝制御装置13は、上述したアンモニア噴射グリッド14および脱硝触媒層15の他に、以下に述べる装置や部品によって構成されている。即ち、ケーシング10の外部に設置されたアンモニア発生装置16と、このアンモニア発生装置16から送出されるアンモニアを空気で希釈してアンモニア噴射グリッド14に供給するためのアンモニア希釈ファン17と、これらをアンモニア噴射グリッド14に連通するための配管18,19と、更にこの配管18,19の途中に設けた空気しゃ断弁20、アンモニアガスしゃ断弁21およびアンモニアガス流量調節弁22と、これらの弁20,21および22を制御する制御装置23とから構成されている。
【0036】
以上の構成は図2に示した従来の技術と同じであるが、本発明では上記の構成に加えて、次の部品を付加している。
即ち、前記空気圧縮機6はその中間段に、断熱圧縮されて高温になった空気の一部を抽気する抽気部6aを設け、この抽気部6aに抽気放風配管24の一端24aを接続する。この抽気放風配管24は中間部を二つに分岐しており、一方の分岐配管(排気ガス流路側管路)24bの端部は排気ガス流路側放風弁25を介して排気ダクト9に開口し、他方の分岐配管(脱硝触媒層側管路)24cの端部は脱硝触媒層側放風弁26を介して圧縮機放風ノズル27に連通している。
【0037】
この圧縮機放風ノズル27は前記アンモニア噴射グリッド14と前記脱硝触媒層15との間に配置され、発電プラントの冷機起動時に、前記空気圧縮機6から抽気された高温・高圧の圧縮空気(抽気)を脱硝触媒層15に吹き付けてこれを温度上昇させ、脱硝触媒層15の活性化を早める手段として機能するものである。
【0038】
そして、前記抽気放風配管24には抽気温度を検出する抽気温度検出器28を設け、また前記脱硝触媒層15の排気ガスEGの入口近傍には脱硝触媒層の入口排ガス温度を検出する脱硝触媒層温度検出器29をそれぞれ設けている。また、ガスタービンの回転数を検出する回転数計30を設けている。
【0039】
制御装置23は、これら抽気温度検出器28、脱硝触媒層温度検出器29、回転数検出器30からの測定値を入力して所定の演算を行うものであり、前記各弁20,21,22,25,26への制御指令ほかアンモニア発生装置16や希釈ファン17への制御指令等も出力する。
【0040】
なお、前記抽気放風配管24上に設けた排気ガス流路側放風弁25および脱硝触媒層側放風弁26は、定格回転数未満でどちらかが開くことにより、ガスタービン起動時、空気圧縮機のサージング(吐出圧力および流量の不安定運転)防止機能も兼ねている。
【0041】
次に、本発明装置の動作について図4および図5を参照して説明する。
(1)冷機起動時
まず、図4の冷機起動時の特性図から説明する。
図示しない起動装置により起動指令がでると、ガスタービンプラント1は時刻t0から駆動され、時刻t1でガスタービンプラント1内の可燃ガスパージを目的としたパージ回転数(R2)まで回転上昇する(図4のt0〜t1)。このパージ回転数(R2)を一定時間保持し(t1〜t2)、その後着火時の速度(R1)まで回転数を降下する(t3)。
【0042】
空気圧縮機6は、ガスタービン本体8と一体に回転し、吸気フィルター室5から吸込んだ空気(大気)を断熱圧縮して高温化し燃焼器7に導入する。燃焼器7が着火し、燃焼ガスがガスタービン本体8に供給されると、ガスタービン本体8は燃焼ガスにより駆動力が与えられ、空気圧縮機6、蒸気タービン3および発電機4を駆動し、回転上昇する。なおt4は排出NOx濃度が規制値を越える時刻、t5はガスタービン回転数が定格回転数(Rs)に到達したときの時刻、t6は抽気温度よりも触媒温度が高くなった時刻を示す。
【0043】
次に、図5に示すシーケンス回路を参照して、排気ガス流路側放風弁25および脱硝触媒層側放風弁26の開閉制御について説明するが、その前に3つ入力条件(A、B、C)について説明する。
【0044】
入力条件A(GT起動完了)が成立する(論理値「1」となる)のは、図4のガスタービンの回転数がほぼ定格回転数に到達したときであり、また、入力条件B(NOx規定値以下)が成立する(論理値「1」となる)のは、図4の規制値以下のときである。
【0045】
そして、入力条件Cが成立する(論理値「1」となる)のは、抽気温度検出器28の計測値が脱硝触媒層温度検出器29の計測値以上のとき(これを予定の関係にあるときという)である。
なお、図5において、NOT1〜NOT8はノット回路、AND1〜AND4はアンド回路、OR1〜OR4はオア回路を示す。
【0046】
以下、図4の起動特性の時間軸に沿って図5の応動を説明する。
(i)時刻t0から時刻t4間(t0≦ t <t4)
この期間は、ガスタービンの起動開始−パージ運転−燃焼器の着火−回転数の上昇という期間であり、入力条件は次のとおりである。
【0047】
A;「0」,B;「1」,C;「1」。このため、NOT1〜NOT4の出力は「1」、NOT5,NOT6の出力は「0」、また、NOT7、NOT8の出力は「0」となる。この結果、AND1;「1」、AND2〜AND4;「0」となるので、OR1およびOR4;「1」、OR2およびOR3;「0」となり、脱硝触媒層側放風弁26は全開、排気ガス流路側放風弁25は全閉となる。
これにより、空気圧縮機6の抽気は全て脱硝触媒層側放風弁26を経て圧縮機放風ノズル27から噴射され、脱硝触媒層15を加熱する。
【0048】
(ii)時刻t4から時刻t5間(t4≦ t <t5)
この期間は、NOx濃度が規制値を越えるが、ガスタービンの回転数はまだ定格回転数に到達していない期間である。
【0049】
入力条件Aは「0」のままであり、NOT1〜NOT4の出力は「1」で変わらない。しかし、NOxは規制値を越えるので、入力条件Bは「1」から「0」に反転し、NOT5,NOT6の出力は「0」から「1」に反転する。また、入力条件Cは「1」のままであるから、NOT7、NOT8の出力は「0」のままである。
【0050】
この結果、AND1;「0」、AND2;「0」、AND3;「1」、AND4;「0」、またOR1;「1」、OR4;「1」、OR2;「0」、OR3;「0」となり、前の期間同様、脱硝触媒層側放風弁26は全開、排気ガス流路側放風弁25は全閉状態を継続する。したがって、空気圧縮機6の抽気は全て脱硝触媒層15に継続して吹き付けられ、脱硝触媒層15を更に加熱する。
【0051】
(iii)時刻t5から時刻t6間 (t5≦ t <t6)
この期間は、ガスタービンの回転数が定格回転数に到達してからその後の期間である。この期間内では、入力条件A;「1」となるから、NOT1〜NOT4の出力は「0」に反転し、入力条件B;「0」のままであるから、NOT5,NOT6の出力は「1」を継続する。また、入力条件C;「1」のままであるから、NOT7、NOT8の出力は「0」のままである。
【0052】
この結果、AND1;「0」、AND2;「0」、AND3;「0」、AND4;「0」となり、OR1;「0」、OR2;「0」、OR3;「1」,OR4;「1」となり、脱硝触媒層側放風弁26および排気ガス流路側放風弁25は全閉状態になる。したがって、この期間内では、空気圧縮機6から抽気は行われなくなり、空気圧縮機6の圧縮空気は全て燃焼器7に導入される。
【0053】
(iv)時刻t6以降 (t6≦t)
上記したように、既に入力条件A;「1」になっているので、OR3;「1」、OR4;「1」となり、脱硝触媒層側放風弁26および排気ガス流路側放風弁25ともに全閉状態を維持する。したがって、この期間中も空気圧縮機6から抽気は行われなくなり、空気圧縮機6の圧縮空気は全て燃焼器7に導入される。
【0054】
以上述べたように、制御装置23は冷機起動時において、ガスタービンプラント1に起動指令が出てから起動が完了するまでは、排熱回収側放風弁26を開いて高温の抽気を脱硝触媒層15に吹きつけるようにしたので、脱硝触媒層15の活性化を促進することができる。
【0055】
なお、制御装置23はガスタービンプラント1の起動にてアンモニア希釈ファン17を運転開始させ、アンモニアガス遮断弁20を全開にし、空気圧縮機6の抽気温度が所定の温度(例えば脱硝触媒が活性化されるときの温度)になると、アンモニアガス流量調節弁22を制御可能な状態にする。更に、ガスタービンプラント1が停止すると、アンモニアガス遮断弁21を全閉にし、アンモニアガス流量調節弁22を制御停止状態にする。
【0056】
なお、ガスタービンプラント1の起動から定格回転数までの起動過程((i)および(ii))において、空気圧縮機6の抽気は必ず排気ガス流路側若しくは排熱回収ボイラ内に排気するように制御しているので、空気圧縮機6のサージングを防止することができる。
【0057】
(2)暖機起動時
暖機起動時は起動特性図を用いないで説明する。
(i)起動開始から定格回転数未満の期間
ユニットの暖機起動とは、ホットバンキング等で排熱回収ボイラ本体及び缶水とも残熱により温度が高く、脱硝触媒層の温度も活性化に十分な温度になっている状態での起動をいう。この場合、窒素酸化物が規制値を越えることはない。 暖機起動時は、一般に抽気温度よりも脱硝触媒層の温度の方が高いので、入力条件C;「0」である。
【0058】
この期間内の放風弁25,26の応動について少し説明する。入力条件は、
A;「0」、B;「1」、C;「0」であるから、NOT1〜NOT4の出力は「1」、NOT5,NOT6の出力は「0」、また、NOT7、NOT8の出力は「1」である。
【0059】
このため、AND1;「0」、AND2;「1」、AND3;「0」、AND4;「0」であるから、OR2;「1」、OR3;「1」,OR1;「0」,OR4;「0」となり、排気ガス流路側放風弁25は全開、脱硝触媒層側放風弁26は全閉となる。これにより、空気圧縮機6の抽気は全て排気ダクト内9に排気される。また、抽気した圧縮空気が全て排気ダクト内9に排気されることにより、空気圧縮機6のサージングを防ぐことができる。
【0060】
なお、暖機起動時、抽気温度の方が触媒層の温度よりも高い場合も考えられるので、この場合の応動についても説明する。この場合入力条件は、A;「0」、B;「1」、C;「1」であるから、AND1のみ「1」となるので、OR1;「0」、OR4;「1」触媒装置側放風弁26は全開、排気ガス流路側放風弁25は全閉となり、排気ガスで脱硝触媒層15を加熱する。
【0061】
ガスタービン8からの排気ガスEGにより排熱回収ボイラ本体および缶水の温度が上昇し、即ち触媒層の温度が抽気温度を越えると(C;「0」)、前述同様排気ガス流路側放風弁25は全開、触媒側放風弁26は全閉となる。
【0062】
このように、抽気ガス温度が脱硝触媒層の温度よりも高い場合、確実に排気ガスで脱硝触媒層15を加熱する。なお、抽気温度が脱硝触媒層の温度よりも高い場合でも低い場合でも、ガスタービン8の回転数が定格回転数近傍に到達していない状態では、空気圧縮機6の抽気は全て排気ガス流路に排気されるので、空気圧縮機6のサージングを防ぐことができる。
【0063】
(ii)定格回転数以上の期間
この期間はタービン回転数が定格回転数以上となっているから、入力条件Aは「0」から「1」に反転し、NOT1〜NOT4の出力は「0」から「1」に反転する。入力条件Bは「1」で変わらないから、NOT5,NOT6の出力は「0」を継続する。また、入力条件Cは「0」のままであるから、NOT7、NOT8の出力は「1」のままである。
【0064】
この結果、AND1〜AND4;「0」となり、OR1;「0」、OR2;「0」、OR3;「1」,OR4;「1」となり、脱硝触媒層側放風弁26および排気ガス流路側放風弁25は全閉状態になる。この期間内では、排気ガスにより排熱回収ボイラ本体および缶水はかなり暖められているので、抽気による加熱は必要ないので、空気圧縮機6からの抽気は止められ、空気圧縮機6の圧縮空気は全て燃焼器7に導入される。また、空気圧縮機6の速度が定格回転数近傍まで上昇するとサージングを起こす惧れもないので、二つの放風弁が閉じても問題ない。
【0065】
(第2の実施の形態)
図6は本発明による第2の実施の形態を示す図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態に対して、抽気放風配管24の圧縮機放風ノズル27側に抽気を加熱するために加熱装置28を設けたものである。本実施形態による加熱装置28は、抽気に燃料を加えて燃やす助燃式のタイプである。この場合、加熱装置28から窒素酸化物が発生するので、燃料が燃え出したらすぐに脱硝制御装置13が作動するように、アンモニア発生装置16および希釈ファン17を待機させておく。
【0066】
本実施の形態によれば、抽気を更に高温にすることができるので、脱硝触媒層15の活性化を早めることができる。
なお、抽気放風配管24は、図1、図2とも中間部から2分岐するようにしているが、このようにする代わりに、排気ガス流路側管路24bと圧縮機放風ノズル側管路24cをそれぞれ空気圧縮機6の抽気部6aに直接接続しても良い。
【0067】
更にまた、温度検出器は脱硝触媒温度検出器29のみ設け、この温度検出器の測定値と予め定めた所定値(触媒の活性化に十分な温度)とを比較するようにしてもよい。
【0068】
更にまた、排気ガス流路側管路24bは排気ダクト9に接続せずに、煙突12につながる適宜な排気ガス流路内に接続してもよい。
更にまた、加熱装置28は助燃式のものに代えて電熱ヒータ式のものに置き換えてもよい。また、起動中の他のコンバインド発電プラントからの蒸気で加熱してもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は冷機起動時等のように脱硝触媒層入口近傍の温度が空気圧縮機の抽気温度よりも低いとき、その抽気を脱硝触媒層に吹き付けて脱硝触媒層を暖め、脱硝触媒層を早期に活性化するようにしたので、大掛かりな設備を設けることなく、起動指令に対して即応性のあるコンバインドサイクル発電プラントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態を示す図。
【図2】従来の技術を示す図。
【図3】一般的な脱硝触媒装置の温度−効率特性図。
【図4】ユニット起動特性図。
【図5】放風弁の運転説明用シーケンス回路図。
【図6】本発明による第2の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
1…ガスタービンプラント、2…排熱回収ボイラ、3…蒸気タービンプラント、4…発電機、5…吸気フィルター室、6…空気圧縮機、7…燃焼器、8…ガスタービン本体、9…排気ダクト、10…ケーシング、11…煙道、12…煙突、13…脱硝制御装置、14…アンモニア噴射グリッド、15…脱硝触媒層、16…アンモニア発生装置、17…アンモニア希釈ファン、23…制御装置、24…抽気放風配管、24b…排気ガス流路側管路、24c…脱硝触媒層側管路、25…排気ガス流路側放風弁、26…脱硝触媒層側放風弁、27…圧縮機放風ノズル、28…抽気温度検出器、29…脱硝触媒層温度検出器、30…回転数計。
Claims (10)
- ガスタービン燃料を空気圧縮機により圧縮された空気と共に燃焼器に導入して燃焼させ、この燃焼ガスをガスタービン本体に導入し膨張仕事をさせて回転駆動力を得ると共に、前記ガスタービンの排気ガスを排熱回収ボイラに導入して排気ガスの熱エネルギーを排熱回収ボイラで回収し、この排熱回収ボイラの出力蒸気により蒸気タービンを回転駆動させ、前記排熱回収ボイラ内部に排気ガスの流下方向に沿ってアンモニアガス噴射部と脱硝触媒層と設置したコンバインドサイクル発電プラントにおいて、
前記脱硝触媒層の近傍に、前記空気圧縮機から抽気された圧縮空気を噴射する圧縮機放風ノズルを設け、
発電プラントの冷機起動時、前記圧縮空気の温度と前記脱硝触媒層の温度の関係を計測しその関係に基づいて前記圧縮機放風ノズルから圧縮空気を射噴させて前記脱硝触媒層を暖めることを特徴とするコンバインクル発電プラントの脱硝制御方法。 - ガスタービン燃料を空気圧縮機により圧縮された空気と共に燃焼器に導入して燃焼させ、この燃焼ガスをガスタービン本体に導入し膨張仕事をさせて回転駆動力を得ると共に、前記ガスタービンの排気ガスを排熱回収ボイラに導入して排気ガスの熱エネルギーを排熱回収ボイラで回収し、この排熱回収ボイラの出力蒸気により蒸気タービンを回転駆動させ、前記排熱回収ボイラ内部に排気ガスの流下方向に沿ってアンモニアガス噴射部と脱硝触媒層と設置したコンバインドサイクル発電プラントにおいて、
前記脱硝触媒層の近傍に圧縮空気を噴射する圧縮機放風ノズルを配置すると共に、前記空気圧縮機の抽気部と前記圧縮機放風ノズルとの間、前記空気圧縮機の抽気部とガスタービン排気ガス流路の任意の部位との間を接続する抽気放風配管を設けたことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。 - 前記抽気放風配管は、前記空気圧縮機の抽気部と圧縮機放風ノズルとの間の管路に脱硝触媒層側放風弁を介挿すると共に、前記空気圧縮機の抽気部とガスタービン排気ガス流路の任意の部位との間の管路に排気ガス流路側放風弁を介挿したことを特徴とする請求項2に記載のコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。
- 前記抽気放風配管は、中間部を二分岐して第1の端部を前記空気圧縮機の抽気部に接続し、第2の端部を排気ガス流路側放風弁を介してガスタービン排気ガス流路の任意の部位に接続し、第3の端部を脱硝触媒層側放風弁を介して前記圧縮機放風ノズルに接続したことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。
- 前記脱硝触媒層の近傍に、脱硝触媒層の温度を検出する脱硝触媒層温度検出器を設け、この脱硝触媒層温度検出器の測定値が予定値よりも低い場合、前記脱硝触媒層側放風弁を開いて空気圧縮機の抽気を前記圧縮機放風ノズルに供給することを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載のコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。
- 前記脱硝触媒層の近傍に脱硝触媒層の温度を検出する脱硝触媒層温度検出器を設けると共に、前記空気圧縮機から抽気された圧縮空気の温度を検出する抽気温度検出器を設け、これら双方の温度検出器の測定値を入力し、前記抽気温度検出器の測定値が脱硝触媒層温度検出器の測定値に対して予定の関係にある場合、脱硝触媒層側放風弁を選択してこれに開指令を与える制御装置を設けることを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載のコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。
- 前記脱硝触媒層の近傍に脱硝触媒層の温度を検出する脱硝触媒層温度検出器を設けると共に、前記空気圧縮機から抽気された圧縮空気の温度を検出する抽気温度検出器を設け、これら双方の温度検出器の測定値を入力し、前記抽気温度検出器の測定値が脱硝触媒層温度検出器の測定値に対して予定の関係にない場合、排気ガス流路側放風弁を選択してこれに開指令を与える制御装置を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載のコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。
- ガスタービンの回転数を測定する回転数計を設け、この回転数計の計測値が定格回転数近傍になるまでの間、前記排気ガス流路側放風弁あるいは脱硝触媒層側放風弁のいずれか一方の放風弁を選択してこれに開指令を与える制御装置を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載のコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。
- 前記空気圧縮機の抽気部と前記圧縮機放風ノズルとの間の抽気放風配管に圧縮機抽気加熱器を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4のいずれかに記載のコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。
- 前記圧縮機抽気加熱器は、抽気によって燃料を燃焼させる助燃装置により構成し、ガスタービン起動時からこの助燃装置を稼動可能とし、且つ前記アンモニアガス噴射部にアンモニアガスを供給可能とすることを特徴とする請求項9に記載のコンバインドサイクル発電プラントの脱硝制御装置。
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