JP4199912B2 - 農産物の包装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば梨、リンゴ、柿等の農産物を選別包装する農産物の選別包装施設において好ましく用いられる農産物の包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
農産物の選別包装作業においては、一般に段ボール箱が用いられているが、段ボール箱にリンゴ等の果実を詰める際には、トレイパックを段ボール箱内に嵌挿してこのトレイパック内に果実を収納している。その場合、段ボール箱には、果実を一段あるいは二、三段の複数段詰めすることがあり、トマト、桃等のように表皮が軟らかく傷み易い農産物の場合は一段詰めで、リンゴ、梨等のように表皮が比較的硬い農産物の場合は複数段詰めすることが多い。そして、複数段詰めする場合は、上下のトレイパックの間に農産物保護用の緩衝シート(中仕切)を敷くようにしている。
【0003】
ところで、近年、農産物の箱詰め作業の省力化・高速処理化によって、対設備投資費用の低減化が求められていることから、箱詰め包装作業を箱詰ロボットで行うことがあるが、この箱詰ロボットの能力を単に向上させただけでは、箱詰め包装作業の高速処理化を図ることは望めない。つまり、箱詰め作業に関しては、箱詰ロボットによる直接的な動作(箱詰め作業)の他にトレイパックや緩衝シート等の副資材を必要とするので、これらをいかに効率的に供給するかがポイントとなる。
【0004】
従来、農産物の選別包装施設において、農産物を自動箱詰めする包装装置は、種々提案かつ実施されており、その代表的なものとしては、等級別階級別の各仕分け区分毎に1台の箱詰装置を割り当てて、仕分け区分毎に専用化したものが使用されている。しかし、この包装装置の場合、天産物である農産物が、等級別階級別の区分毎に分布する割合は、平均化するものではなく一般には正規分布を示し、しかも変動するものであることから、分布の高いところでは箱詰装置の稼動率が高くなり、分布の低いところでは箱詰装置の休止時間が多くて稼動率が低くなる等、全体的に設備投資効率が低いという不都合を有している。
【0005】
そこで、このような不都合を解消するものとして、本出願人は、1台の箱詰装置(箱詰ロボット)を特定の仕分け区分に専用化せず、複数の区分の農産物をプールするプールコンベアに連係させた包装装置を提案した(特開平9−301304号公報参照)。この包装装置によれば、例えば分布の多い区分と分布の少ない区分とを組み合わせて1台の箱詰装置に連係させることで、複数の箱詰装置の稼働率を平均化させることができ、全体として箱詰装置の休止時間が少なくなり、設備投資効率の改善に効果がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この包装装置の場合、箱詰装置の直接作業(農産物の箱詰め作業)の他に、箱詰装置がトレイパックの取出・嵌挿作業(パックストッカーからトレイパックを取り出して段ボール箱内に嵌挿する作業)も行うように設定されているため、箱詰装置の休止時間は減少するものの、本来の箱詰め作業以外の作業を行う結果となって、農産物の箱詰め処理の能力が上がらないという問題点を有している。
【0007】
そこでさらに、本出願人は、この問題点を解消する農産物の包装装置を先に提案(特願平11−100508号参照)した。この包装装置は、図17に示すように、複数種類のトレイパック8Aが貯留されたパックストッカーから、所定のトレイパック8Aを取り出して二つの箱待機部7aにセットされた段ボール箱6内に嵌挿するパック取出・嵌挿作業をパック・シート供給装置(図示せず)で行い、箱詰待機コンベア5に待機されている農産物Wを段ボール箱6内に詰める箱詰め作業を箱詰ロボット15で行うことで、箱詰め作業の高速処理化を実現したものである。
【0008】
ところで、農産物の箱詰め形態には前述したように、一段詰めか複数段に重ねて詰める場合があり、この複数段詰めの場合に、一段目と二段目あるいは二段目と三段目との間に、前記緩衝シート9Aを敷くことが多い。そして、この緩衝シート9Aを複数のストッカーのいずれかを使用して積層保持すると、トレイパック8Aを積層保持できるストッカーの数が減り、例えば図17に示すように、4台あるストッカーのうちの1台を緩衝シート9A用に専用化すると、トレイパック8A用としては1台減った残りの3台が使用できることになる。このトレイパック8A用のストッカー数の減少は、ストッカー数を増やすことで対応することもできるが、この場合は、パック・シート供給装置の作動範囲に制限があることから、最大配置できる数が自ずと決められ、無制限に増やすことができないのが現実である。
【0009】
また、緩衝シート9Aは、一段目の農産物が箱詰めされた後にその上面に敷かれるが、この緩衝シート9Aの供給作業と二段目のトレイパック8Aの供給作業は、パック・シート供給装置で行われるようになっているため、二段目のトレイパックの供給作業が遅くなる。つまり、パック・シート供給装置は、緩衝シート9Aを段ボール箱6内に供給して敷いた後に、再度パックストッカーの位置まで戻って二段目のトレイパック8Aを取りにいき、これを段ボール箱6内に嵌挿する作業サイクルを実行するため、緩衝シート9Aの供給作業と二段目のトレイパック8Aの取り出し作業の並行作業ができない。その結果、図15の(b)に示すように、箱詰ロボットが、一段目の箱詰め作業を完了してから、二段目の箱詰め作業を開始するまでに、パック・シート供給装置で二段目のトレイパックが段ボール箱内に嵌挿されるまでの時間t1、まるまる待機しなければならない。
【0010】
したがって、前記包装装置においても、箱詰め包装作業の能力を十分にアップすることが依然として困難であると共に、パック・シート供給装置の作業の合計時間が箱詰ロボットの作業時間よりも多く(すなわち箱詰ロボットの休止時間が長く)なって、両装置の作業のバランスが劣るという問題点を有している。つまり、箱詰ロボットによる箱詰め作業は、段ボール箱内にトレイパックあるいは緩衝シートが嵌挿されていない限りできないため、これらを効率的に行うことが包装装置の処理能力アップにつながるが、前記包装装置にあっては、この課題が十分に解決されていないのが実状である。そこで、パック供給装置と緩衝シート供給装置及び箱詰ロボットの3台を別個に備えることにより、能力をアップすることも考えられるが、この場合は、包装装置自体の構成やその制御が複雑化して高価になり易いという問題点を有し、実用化し難い。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、例えば6条の貯留コンベアが1台の箱詰ロボットに連係している包装装置の場合、包装装置の処理能力がアップすれば、1台の箱詰ロボットに7条あるいは8条の貯留コンベアを連係させることができ、包装装置全体において箱詰ロボットの台数を削減できる点に着目してなされたものである。そして、その目的は、箱詰め包装作業が農産物の仕分け分布にあまり大きく影響されず、しかも一段詰めあるいは複数段詰めの際にも、使用するトレイパックの種類を減少させることなく、かつ簡素な構成で緩衝シートを効率的に供給し得る農産物の包装装置を提供することにある。また、他の目的は、前記目的に加え、箱詰めする際の処理の迅速性を高めたり、パック・シート供給装置の作業と箱詰ロボットの作業バランスを良好にすることで、箱詰ロボットが本来備えている高い作業能力を充分に発揮し得たり、設備投資費用の低減化を図り得る農産物の包装装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、農産物を仕分け区分別に貯留する複数の貯留コンベアと、該複数の貯留コンベアの中より選択した貯留コンベアから送り出される一群の農産物を受け入れて待機させる箱詰待機コンベアと、該箱詰待機コンベアに対応して箱詰め対象の包装箱を待機させる複数の箱待機部と、農産物が載置される凹部を有するトレイパックを積層保持する複数のパック保持装置と、該パック保持装置の近傍に設けられ緩衝シートを積層保持する緩衝シート保持装置と、該緩衝シート保持装置から一枚の緩衝シートを取り出してパック保持装置に保持されたトレイパック上に移載する緩衝シート移載手段と、パック保持装置に積層保持されているトレイパックを取り出して箱待機部で待機中の包装箱に嵌挿させる作業と緩衝シート移載手段によりパック保持装置に保持されたトレイパック上に移載された緩衝シートを取り出して箱待機部で待機中の包装箱に嵌挿させる作業とを選択的に行い得るパック・シート供給手段と、箱詰待機コンベアで待機している農産物を箱待機部で待機中のパック嵌挿済み包装箱に詰める箱詰手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
このように構成することにより、パック保持装置に積層保持されているトレイパックは、パック・シート供給手段により、箱待機部に待機されている包装箱内に嵌挿され、緩衝シート保持装置に積層保持されている緩衝シートは、緩衝シート移載手段によってパック保持装置上に移載され、このパック保持装置上に移載された一枚の緩衝シートがパック・シート供給手段で取り出されて包装箱内に嵌挿される。一方、貯留コンベアから送り出されて箱詰待機コンベアに待機されている農産物は、箱詰手段によって箱待機部に待機されかつトレイパックが嵌挿された包装箱のトレイパック内に箱詰めされる。これにより、緩衝シート保持装置と緩衝シート移載手段を設けることで、緩衝シート保持装置の緩衝シートを一旦パック保持装置上に移載しつつパック・シート供給手段で包装箱に嵌挿でき、パック保持装置に保持されるトレイパックの種類を減らすことなく、かつ簡素な構成でトレイパックと緩衝シートをパック・シート供給手段で包装箱内に効率的に嵌挿できる。
【0014】
また、請求項2記載の発明は、農産物を仕分け区分別に貯留する複数の貯留コンベアと、該複数の貯留コンベアの中より選択した貯留コンベアから送り出される一群の農産物を受け入れて待機させる箱詰待機コンベアと、該箱詰待機コンベアに対応して箱詰め対象の包装箱を待機させる複数の箱待機部と、農産物が載置される凹部を有するトレイパックを積層保持する複数のパック保持装置と、該パック保持装置の近傍に設けられ緩衝シートを積層保持する緩衝シート保持装置と、該緩衝シート保持装置から一枚の緩衝シートを取り出してパック保持装置に保持されたトレイパック上に移載する緩衝シート移載手段と、箱待機部の近傍に設けられ一枚の緩衝シートを載置するための緩衝シート仮置部と、パック保持装置に積層保持されているトレイパックを取り出して箱待機部で待機中の包装箱に嵌挿させる作業と緩衝シート移載手段によりパック保持装置に保持されたトレイパック上に移載された緩衝シートを取り出して緩衝シート仮置部に移載する作業とを選択的に行い得るパック・シート供給手段と、箱詰待機コンベアで待機している農産物を箱待機部で待機中のパック嵌挿済み包装箱に詰める箱詰め作業と緩衝シート仮置部で待機される緩衝シートを取り出して包装箱内に嵌挿させる作業とを選択的に行い得る箱詰手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
このように構成することにより、パック保持装置に積層保持されているトレイパックは、パック・シート供給手段により、箱待機部に待機されている包装箱内に嵌挿され、緩衝シート保持装置に積層保持されている緩衝シートは、緩衝シート移載手段によってパック保持装置上に移載され、この緩衝シートは、パック・シート供給手段で緩衝シート仮置部に移載される。一方、貯留コンベアから送り出されて箱詰待機コンベアに待機されている農産物は、箱詰手段によって箱待機部に待機されかつトレイパックが嵌挿された包装箱のトレイパック内に箱詰手段で箱詰めされる。また、箱詰手段は、例えば一段目の農産物の箱詰め作業の終了後に、緩衝シート仮置部に移載されている緩衝シートを取り出して包装箱の農産物上に載置し、この緩衝シート上に、パック・シート供給手段で二段目のトレイパックが嵌挿され、このトレイパックに箱詰手段で二段目の農産物が箱詰めされる。これにより、パック・シート供給手段の作業と箱詰手段の作業バランスが良好となって、箱詰手段の休止時間を短くして本来持っている能力を充分に発揮させることができ、農産物の箱詰め包装作業の処理能力の向上が図れる。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、箱詰待機コンベアが、少なくとも二条並設され、箱待機部が該箱詰待機コンベアの箱詰待機部に対応して少なくとも二つ並設されていることを特徴とする。このように構成することにより、箱詰待機コンベアと箱待機部を少なくとも二つ並設していることから、箱詰手段の休止時間をより短くし得てその能力をより充分に発揮できて、農産物の箱詰め包装作業の処理能力の一層の向上が図れる。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、パック・シート供給手段が、複数のパック保持装置から選択してトレイパックを取り出して箱待機部で待機中の包装箱に嵌挿した後に、パック保持装置上に移載された緩衝シートを取り出して緩衝シート仮置部に移載するものであることを特徴とする。このように構成することにより、複数のパック保持装置からのトレイパックの取り出しと包装箱への嵌挿作業、及びパック保持装置上の緩衝シートの取り出しと緩衝シート仮置部への移載作業が、1台のパック・シート供給手段で行えることから、パック・シート供給手段の稼働率が高められて、箱詰め包装作業の処理能力の一層の向上が図れる。
【0018】
また、請求項5記載の発明は、箱詰手段が、段詰めする際、下段のトレイパックに農産物を詰めた後に、緩衝シート仮置部で待機される緩衝シートを取り出して該詰められた農産物上に載置するものであることを特徴とする。このように構成することにより、箱詰手段が下段のトレイパックに農産物を箱詰めした後に、この農産物上に緩衝シート仮置部の緩衝シートを取り出して載置することから、農産物の箱詰め作業と緩衝シートの包装箱内への嵌挿作業とを箱詰手段で略連続して行うことができて、箱詰手段の稼働率が高められて、箱詰め包装作業の処理能力の一層の向上が図れる。
【0019】
また、請求項6記載の発明は、緩衝シート仮置部が、パック・シート供給手段により移載された緩衝シートを箱詰手段の作業エリア内の所定位置に移送するコンベア装置であることを特徴とする。このように構成することにより、緩衝シート仮置部が、例えばベルトコンベア等のコンベア装置で形成されることから、その構成が簡素化されて、包装装置の設備投資費用の低減化が図れる。
【0020】
また、請求項7記載の発明は、箱詰待機コンベアが、貯留コンベアの終端から略直角に搬送方向を転向する略L字型の中継コンベアと、該中継コンベアの終端から略直角方向に接続された箱詰待機部を有することを特徴とする。このように構成することにより、箱詰待機コンベアが、略L字型の中継コンベアと箱詰待機部を有することから、中継コンベア上に所定量の農産物を待機させることができて、処理能力の一層の向上が図れると共に、貯留コンベアと箱詰待機部との間に略コ字状の各装置設置用のスペースを容易に確保できる。
【0021】
また、請求項8記載の発明は、貯留コンベアの終端と、該終端から前方に一定距離離間して配置された箱詰待機コンベアの箱詰待機部との間に、パック保持装置、パック・シート供給手段、緩衝シート仮置部、箱待機部を配置したことを特徴とする。このように構成することにより、貯留コンベアと箱詰待機コンベアとの間に形成される略コ字状のスペースに、パック保持装置、パック・シート供給手段、緩衝シート仮置部等を配置できることから、選別包装施設のスペースの有効活用が図れて、各装置等の効率的な設置が可能になる。
【0022】
また、請求項9記載の発明は、箱詰手段が、箱詰待機コンベアの箱詰待機部の上方箱待機部の上方及び緩衝シート仮置部の上方移動可能な農産物吊持手段を有することを特徴とする。このように構成することにより、箱詰手段の農産物吊持手段が、箱詰待機コンベアの箱詰待機部、箱待機部及び緩衝シート仮置部の三つのステーション間を移動できることから、箱詰手段で箱詰め作業と緩衝シートの嵌挿作業が効率的に行える。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図15は、本発明に係わる農産物の包装装置の一実施例を示し、図1が該装置を使用した選別包装施設の要部平面図、図2が図1のA−A線矢視図、図3が図2の緩衝シート移載装置部分の拡大体図、図4が図1のC−B線矢視図、図5が図1のC−C線矢視図、図6がパック・シート供給装置の要部拡大図、図7〜図9がその主吸着装置の断面図、底面図及び動作説明図、図10及び図11がパック・シート供給装置の動作説明図、図12及び図13が緩衝シート移載装置の正面図及び平面図、図14及び図15が包装装置の動作説明図である。
【0024】
図1〜図5において、選別包装施設1は、農産物Wが供給される図示しない搬送コンベアに接続された選別コンベア2を有し、この選別コンベア2にはその搬送方向と直交する方向に2列ずつ対になった貯留コンベア3が複数列接続されている。この貯留コンベア3の上流側には排出装置4がそれぞれ配置されると共に、貯留コンベア3の下流側には、該貯留コンベア3に対応して該コンベア3から送り出される一群の農産物Wを受け入れて待機させる2条並設された箱詰待機コンベア5が接続されている。この箱詰待機コンベア5は、その上流側に貯留コンベア3の終端から略直角方向に搬送方向を転向させ得る略L字型の中継コンベア5aを有すると共に、下流側の所定位置には箱詰待機部5bがそれぞれ設けられている。
【0025】
また、選別包装施設1には、箱詰め待機コンベア5に対応して箱詰め対象の段ボール箱6(包装箱)をその下流側の箱待機部7aに供給する空箱供給装置7と、農産物Wが収容されるトレイパック8を積層保持するパック保持装置10と、緩衝シート9を積層保持する緩衝シート保持装置11と、この緩衝シート保持装置11内の緩衝シート9をパック保持装置10上に移載する緩衝シート移載装置12(緩衝シート移載手段)と、パック保持装置10に移載された緩衝シート9を仮置きする緩衝シート仮置部13が設けられている。なお、前記箱待機部7aは、二箇所並設されており、この箱待機部7aに対応して二条の前記箱詰待機コンベア5の箱詰待機部5bも並設されている。
【0026】
さらに、選別包装施設1には、パック保持装置10からトレイパック8を取り出して(取り上げて)箱待機部7aに待機されている段ボール箱6内に嵌挿したり、あるいは緩衝シート移載装置12によってパック保持装置10上に移載された緩衝シート9を取り出して(取り上げて)緩衝シート仮置部13に移載するパック・シート供給装置14(パック・シート供給手段)と、箱詰待機コンベア5の箱詰待機部5bに待機されている農産物Wを取り出して、箱待機部7aの段ボール箱6内に嵌挿されているトレイパック8に供給(箱詰め)したり、緩衝シート仮置部13の緩衝シート9を取り出して箱待機部7aの段ボール箱6内に嵌挿する箱詰ロボット15(箱詰手段)等が設けられている。
【0027】
前記パック保持装置10は、複数列の貯留コンベア3の下流側上方に1列状態で配置された、例えば4種類のトレイパック8用の4台のパック載置台10a〜10dを有し、前記緩衝シート保持装置11は、一種類の緩衝シート9用の1台のシート載置台11aを有している。また、前記パック・シート供給装置14は、主吸着装置16と補助吸着装置17を有し、主吸着装置16がパック載置台10a〜10dのいずれか一つの直上方に位置し得るように配置され、補助吸着装置17が各パック載置台10a〜10dの角部上方にそれぞれ位置して配置されている。
【0028】
前記パック・シート供給装置14の主吸着装置16は、図7及び図8に示すように、鉄板等からなる平板状の基盤18を有し、この基盤18の下面には、スポンジ等からなる弾性体19を介して、柔軟で非通気性を有しかつ比較的浅型の略袋状に形成されたシート状部材20が取り付けられている。また、シート状部材20の内部には、多数の鉛や金属片等の錘を例えば糸で連結して鎖状に形成された錘部材21が円環状に配設され、この錘部材21によって所定の弛みを有するシート状部材20が常に所定の張力で下方に引っ張られている。
【0029】
また、前記基盤18の上面側で吸引口22部分に、吸気管23の一端が接続され、この吸気管23の他端は、図示しない吸引装置に接続されている。そして、図9に示すように、吸引装置の作動で吸引口22を介して、シート状部材20の下面(外面)とトレイパック8の被吸着面8a等とで形成される空間24が、後述する如く負圧になることによって、弛んだ状態のシート状部材20がトレイパック8の被吸着面8aの形状に馴染みながら移動することになる。
【0030】
なお、シート状部材20には、必要に応じて、シート状部材20の内部空間内の空気を換気させる通気孔や、シート状部材20内にエアーを送風して該シート状部材20を強制的に膨らませて元の状態に復帰させる図示しないエアー送風口が設けられている。また、前記吸引口22内には、板厚が薄く変形し易いトレイパック8や緩衝シート9の吸引口22内への吸い込みを防止する、吸引防止機構としての支持板25や金網26等が配設されている。
【0031】
この主吸着装置16は、パック・シート供給装置14に次のようにして取り付けられている。すなわち、図6に示すように、前記吸気管23の上端に支持杆27が連結され、この支持杆27の上部に軸受28が配置されると共に、支持杆27上部と軸受28には1対の平行リンク29a、29bの一端が連結されている。また、平行リンク29aの他端は、フレーム30に固定したモータ31の回転軸に連結され、平行リンク29bの他端が支軸32に連結されている。さらに、モータ31が固定されたフレーム30にはガイド33が設けられ、このガイド33がモータ34(図2及び図3参照)の作動で回転するガイド杆35に上下動し得るように係合すると共に、ガイド杆35自体がモータ36(図1参照)の回転で水平方向に移動し得るように構成されている。
【0032】
これにより、モータ31が回転すると、一対の並行リンク29a、29bは、図1及び図6に示すように、パック載置台10a〜10c及びシート載置台10dの位置と箱待機部7aとの間で矢印イの如く水平面内で回動し、モータ34が回転すると、フレーム30(すなわち一対の並行リンク29a、29b)がガイド杆35に沿って図6の矢印ロの如くZ方向に上下動し、またモータ36が回転すると、主吸着装置16が図1の矢印ハの如くY方向に移動する。なお、主吸着装置16の構成は、この例に限定されず、例えば錘部材21を具備しないシート状部材を使用する等、適宜に変更することができる。
【0033】
一方、前記補助吸着装置17は、図3及び図4に示すように、フレーム38に支持杆39を介しエアーシリンダー40によって上下動可能に設けられた吸着パッド41を有し、この吸着パッド41が図示しない吸気管を介して前記吸引装置に接続されている。また、補助吸着装置17は、図10及び図11に示すように一対の抵抗部材42を有し、この抵抗部材42は、パック載置台10a〜10dの上方で、トレイパック8の長手方向の両端部上方に設けられた、例えば5個の三角形状の係合部42aを有する板体等で形成されている。
【0034】
そして、吸着パッド41は、パック載置台10a〜10dの貯留コンベア3側の一方の角部上方に位置し、エアーシリンダー40の作動で吸着パッド41が下降した際に、吸着パッド41の下端が例えばトレイパック8の上面端部の凹部8b内に浸入して、吸引装置の作動で内部が負圧になることによって、トレイパック8の凹部8bの上面端部に吸着し得るように構成されている。また、抵抗部材42は、トレイパック8の端部に所定圧で当接することによって、上下のトレイパック8を分離させる如く作用する。
【0035】
このように構成されたパック・シート供給装置14は、パック載置台10a〜10d上の所定のトレイパック8を取り出して、箱待機部7aの待機されている段ボール箱6内に嵌挿する作業と、シート載置台11aから緩衝シート移載装置12でパック載置台10a上に移載された緩衝シート9を取り出して、緩衝シート仮置部13上に移載する作業を選択的に行うことになる。
【0036】
前記緩衝シート仮置部13は、図1及び図2に示すように、パック保持装置10のパック載置台10aと箱待機部7aとの間で、箱詰ロボット15の作業エリア内に配置されて、搬送方向が矢印ホ方向に設定されたベルトコンベア43を有している。そして、このベルトコンベア43の終端側にストッパ44が設けられ、前記パック・シート供給装置14で移載された緩衝シート9が、ストッパ44に当接することによりベルトコンベア43の終端側で待機させられる。
【0037】
前記箱詰ロボット15は、所定数の吸着パッド46を有する箱詰ヘッド45(農産物吊持手段)を有し、この箱詰ヘッド45は、図5に示すように、モータ47が回転することによってY方向に移動すると共に、モータ48の回転によってZ方向に移動し、さらに、図1〜図3に示すように、モータ49の回転によってX方向(矢印ニ方向)に移動可能に設けられている。そして、箱詰ヘッド45は、その吸着パッド46によって、箱詰待機コンベア5の箱詰待機部5bに待機しているトレイ50上の農産物Wを吸着して取り出し、この農産物Wを、X方向前方に移動することによって、前記パック・シート供給装置14で取り出され箱待機部7aにセットされているトレイパック8の凹部8b内に収容(箱詰め)する。
【0038】
前記空箱供給装置7は、図1及び図2に示すように、空箱降下装置51と、この空箱降下装置51の下端に連結され空の段ボール箱6を箱待機部7a下方まで搬送する空箱搬送コンベア52と、この箱待機部7a下方まで搬送された段ボール箱6を箱待機部7aまで上昇させる空箱上昇装置53等を有している。なお、空箱降下装置51には、例えば4種類の段ボール箱6を供給する4列の配函コンベア54(図2参照)が接続されており、この配函コンベア54で搬送されてくる段ボール箱6が、適宜に選択されて空箱降下装置51に供給される。
【0039】
前記緩衝シート移載装置12は、図12及び図13に示すように、フレーム60に固定されて昇降シリンダ61と、この昇降シリンダ61のシャフトにその基部側が連結されシリンダ62の作動で回動する一対の並行リンク63a、63bと、この並行リンク63a、63bの先部側下部に連結されその下面に例えば4個の吸着パッド65が設けられた吸着盤64を有している。
【0040】
そして、昇降シリンダ61が作動してそのシャフトが進退することによって、吸着盤64を上下動させると共に、シリンダ62が作動してそのシャフトが進退することによって、並行リンク63a、63bが図13の矢印ヘの如く回動し、吸着盤64がパック載置台10aとシート載置台11aとの間で移動し得るように構成されている。この緩衝シート移載装置12によって、シート載置台11a上の緩衝シート9が一枚づつ取り上げられ、シート載置台11aに隣設するパック保持装置10のパック載置台10aのトレイパック群上に載置されて移載される。なお、図7において、符号66は、取り出しによりシート載置台11a上の緩衝シート9の数が少なくなった際に、シート載置台11aを上昇させてその最上段の緩衝シート9の位置を略一定に維持するための錘である。
【0041】
ここで、この選別包装施設1における農産物Wと段ボール箱6等の流れの概略と各装置の動作を、段ボール箱6への農産物Wの箱詰め形態が二段積みである場合を例にして説明する。先ず、図示しない計測装置によって計測されその等階級等が判定(仕分け分類)された農産物Wは、仕分け分類に応じて対応する排出装置4が作動することによって、選別コンベア2から所定の貯留コンベア3上に供給され、貯留コンベア3で下流側に搬送されて貯留集積(プール)される。この貯留集積された農産物Wは、貯留コンベア3の下流側に接続された箱詰待機コンベア5の中継コンベア5a上に適宜に送り出されて箱詰待機部5bで待機させられる。
【0042】
一方、4種類の段ボール箱6は、造られた状態(上面が開けられた状態)で配函コンベア54で搬送されて、各空箱降下装置51の位置で停止させられて待機し、所定の段ボール箱6が空箱降下装置51内に供給される。この段ボール箱6は、空箱搬送コンベア52で搬送され、空箱上昇装置53によって2箇所の箱待機部7aにそれぞれセットされる。また、パック保持装置10の4つのパック載置台10a〜10d上には、所定の4種類のトレイパック群が積層保持され、緩衝シート保持装置11のシート載置台11a上には、一種類の緩衝シート群が積層保持されている。
【0043】
そして、この状態で、先ずパック・シート供給装置14が作動して、所定のトレイパック群から最上段のトレイパック8が次のように分離して取り出され、箱待機部7aの段ボール箱6内に嵌挿される。すなわち、図10に示すように、補助吸着装置17のエアーシリンダー40を作動させて吸着パッド41を下降させ、吸着パッド41の下面をトレイパック8の凹部8b内に浸入させてその内面に当接させると共に、吸引装置を作動させて吸着パッド41内を負圧にする。これにより、吸着パッド41がトレイパック8の角部端部の凹部8bに吸着し、この状態でエアーシリンダー40の作動により吸着パッド41を待機位置(図10の実線位置)まで上昇させる。
【0044】
この吸着パッド41の上昇によって、最上段のトレイパック8は、角部側が持ち上げられて斜めの状態となる。この時、トレイパック8の角部端部が持ち上げるため直下のトレイパック8との分離抵抗が少なくなると共に、持ち上げ側の端部が抵抗部材42の係合部42aに接触しつつ持ち上げられることから、互いの凹部8bの嵌合により一体となって持ち上げられようとする直下のトレイパック8から、最上段のトレイパック8が確実に分離されて持ち上げられる。
【0045】
そして、最上段のトレイパック8が補助吸着装置17で待機位置まで持ち上げられると、主吸着装置16を下降させて、図11の二点鎖線で示すように、そのシート状部材20の下面をトレイパック8の被吸着面8aに押し付ける。この時、シート状部材20は下方に弛んだ状態となっているため、シート状部材20が錘部材21による下方への引張力を受けながら、トレイパック8の被吸着面8aの平坦部に収縮した状態で接触すると共に、凹部8bや仕切壁部分に所定圧(下降量に応じた圧力)で接触した状態となる。
【0046】
この接触状態で、シート状部材20の下面とトレイパック8の被吸着面8aで形成される空間24内が負圧となることにより、各部の隙間がシート状部材20の移動等によって塞がれて、シート状部材20のトレイパック8の被吸着面8aとの密着性がより高まる。そして、シート状部材20で各隙間が塞がれることによって、空間24内が密閉されて状態となり、所定の吸引圧でシート状部材20がトレイパック8の被吸着面8aの平坦部、凹部8b及び仕切壁の凹み部分等に密着する。
【0047】
次に、この状態で主吸着装置16が図11の実線で示すように上昇することによって、斜め状態の最上段のトレイパック8が直下のトレイパック8から完全に分離して取り出され、この時、最上段のトレイパック8の他方の端部が抵抗部材42に接触しつつ取り出されると共に、補助吸着装置17によって最上段のトレイパック8の一方の端部が既に直下のトレイパック8から分離されていることから、直下のトレイパック8から良好に分離して取り出される。
【0048】
主吸着装置16で最上段のトレイパック8が取り出されると、並行リンク29a、29bが回動することにより移送され、箱待機部7aの段ボール箱6内に嵌挿されてセットされる。この時、トレイパック8を箱待機部7aまで移送した時点で、吸引口22からの吸引作用を停止させるかあるいは前述したエアー送風口に送風することによって、吸引で収縮状態のシート状部材20が膨らみ、吸着しているトレイパック8がシート状部材20から容易に離れると共に、シート状部材20自体の形状も吸着前の元の状態に戻り、次のトレイパック8の吸着動作が可能な状態となる。
【0049】
また一方、例えばパック・シート供給装置14がパック載置台10a上に位置しない時に、緩衝シート移載装置12が作動して、緩衝シート保持装置11のシート載置台11a上の緩衝シート群のうち、最上段の一枚の緩衝シート9を取り出し(取り上げ)、パック載置台10a上に保持されているトレイパック群の最上位に載置(移載)する。この緩衝シート9の取り出しは、先ず緩衝シート移載装置12の昇降シリンダ61を作動させて吸着盤64を下降させて吸着パッド65を緩衝シート9に吸着させ、その後、吸着盤64を上昇させる。そして、シリンダ62を作動させて並行リンク63a、63bを回動させて吸着盤64をシート載置台11a上からパック載置台10a上に移動させ、吸着盤64を下降させて吸着パッド65による吸着状態を解除することによって行う。
【0050】
このパック載置台10a上のトレイパック群上に移載された緩衝シート9は、パック・シート供給装置14の主吸着装置16によって取り出される。この主吸着装置16による緩衝シート9の吸着取り出しも、シート状部材20のトレイパック8に対する動作と同様の動作によって分離取り出され、この時、緩衝シート9には凹凸がほとんどないことから、より良好な吸着取り出しが可能になる。この主吸着装置16で取り出された緩衝シート9は、緩衝シート仮置部13のベルトコンベア43の始端側に移載され、該ベルトコンベア43で下流側に搬送されてストッパ44に当接することで、ベルトコンベア43上の待機位置(最下流側)に待機させられる。
【0051】
一方、パック・シート供給装置14でトレイパック8が段ボール箱6内に嵌挿されると、箱詰ロボット15が作動して箱詰め作業を次のようにして行う。すなわち、先ず箱詰ロボット15の箱詰ヘッド45の吸着パッド46で、箱詰待機コンベア5の箱詰待機部5bに待機しているトレイ50上の農産物Wが、所定数一括吸着されて取り出され箱待機部7aまで移動される。この箱待機部7aまで移動させられた農産物Wは、箱詰ヘッド45の下降により、トレイパック8の凹部8b内に例えば一列状態で収容され、この作業を所定回数繰り返すことにより、所定玉数の農産物Wがトレイパック8の各凹部8b内にそれぞれ収容(箱詰め)される。
【0052】
1枚目のトレイパック8の全ての凹部8bに農産物Wが箱詰めされたら、箱詰ロボット15が作動して、緩衝シート仮置部13上に載置されている緩衝シート9を、箱詰ベッド45の吸着パッド46で吸着して取り出す。そして、同ロボット15で緩衝シート9が箱待機部7aまで移送されて、一段目の農産物Wが箱詰めされた段ボール箱6内の農産物W上に載置され、その後、パック・シート供給装置14により2段目のトレイパック8が嵌挿され、さらにその後、箱詰ロボット15によって二段目のトレイパック8に二段目の農産物Wが収容される。
【0053】
これにより、段ボール箱6への農産物Wの二段の箱詰め作業が終了し、この農産物Wが箱詰めされた段ボール箱6は、製品搬送コンベアで下流側に搬送される。また、農産物Wが箱詰めされて段ボール箱6が排出された箱待機部7aには、空箱供給装置7によって次の空の段ボール箱6が供給される。
【0054】
ここで、パック・シート供給装置14、緩衝シート移載装置12及び箱詰ロボット15の関連動作を、図14及び図15に基づいてより詳細に説明する。先ず、図14に示すように、パック保持装置10の所定のパック載置台10a〜10d上のトレイパック8は、パック・シート供給装置14の作動で矢印a〜d、矢印e〜hに示すように、2つの箱待機部7aの段ボール箱6内に嵌挿される。
【0055】
一方、緩衝シート保持装置11のシート載置台11a上の緩衝シート9は、緩衝シート移載装置12によって矢印iに示すように、パック保持装置10の隣設するパック載置台10aのトレイパック群上に移載される。そして、この緩衝シート9は、パック・シート供給装置14の作動で、矢印jに示すように、緩衝シート仮置部13に移載され、また、この緩衝シート仮置部13に移載された緩衝シート9は、箱詰ロボット15の作動で矢印k、mに示すように、2つの箱待機部7aの段ボール箱6内に嵌挿される。
【0056】
この時、図15(a)に示すように、パック・シート供給装置14は、一段目のトレイパック8の取り出し供給作業をした後に、緩衝シート9の取り出し仮置き作業を行い、その後二段目のトレイパック9の取り出し供給作業を行う。また、緩衝シート移載装置12は、パック・シート供給装置14の一段目のトレイパックの取り出し供給作業と略並行して緩衝シート9を取り出して移載する。さらに、箱詰ロボット15は、一段目のトレイパック8が嵌挿されると共に例えば緩衝シート9が移載された後に、一段目の箱詰め作業を行い、その後、緩衝シート9の嵌挿作業を行ってから、二段目の箱詰め作業を行う。
【0057】
この箱詰ロボット15で二段目の農産物Wを箱詰めした時点で、所定の段ボール箱6への農産物Wの箱詰め作業が終了するが、この箱詰ロボット15による二段目の箱詰め作業中に、パック・シート供給装置14が作動して、別の箱待機部7aにある段ボール箱6に一段目のトレイパック8が供給される。なお、緩衝シート移載装置12の作動は、この例に限らず、箱詰ロボット15による二段目のトレイパック8への箱詰め作業開始の所定時間前に行われれば良い。
【0058】
そして、パック・シート供給装置14、緩衝シート移載装置12及び箱詰ロボット15は、この動作を繰り返すことにより、2つの箱待機部7aにある段ボール箱6への箱詰め作業が交互にかつ略連続的に行われることになる。つまり、箱詰ロボット15のパック・シート供給装置14との並行動作が、図15(b)に示す従来の(図17に示す)方式では、箱詰め作業時のみであるのに対し、本実施例の場合は、箱詰め作業時と緩衝シート嵌挿作業時となり、これにより、箱詰ロボット15自体の休止時間が短くなり、また、箱詰ロボット15とパック・シート供給装置14の並行動作に関連して、緩衝シート移載装置12も並行動作することになる。
【0059】
なお、図15(b)に示す、従来方式の動作タイミングと、図15(a)に示す本実施例の動作タイミングを時間で比較した場合、一つの段ボール箱6に対する箱詰め作業の作業時間がt=5秒(12.5%)短縮されることが確認されている。これは、前述したように、本実施例の場合、箱詰ロボット15の動作に休止時間が少なくなっていることに起因するものである。
【0060】
このように、上記実施例の包装装置によれば、緩衝シート9を積層保持する緩衝シート保持装置11を、トレイパック8を保持するパック保持装置10とは別体(別位置)に設けているため、緩衝シート保持装置11と緩衝シート移載装置12を配置するという比較的簡素な構成により、パック保持装置10のパック載置台10a〜10dの数を減らすことなく、緩衝シート9をパック・シート供給装置14や箱詰ロボット15によって段ボール箱6内に確実に嵌挿することができる。
【0061】
また、緩衝シート9を一時的に仮置きする緩衝シート仮置部13を設け、この緩衝シート仮置部13にパック・シート供給装置14で緩衝シート9を移載して待機させると共に、この緩衝シート9を箱詰ロボット15で段ボール箱6内に嵌挿するため、箱詰ロボット15に農産物Wの箱詰め作業と、緩衝シート9の嵌挿作業の二つの作業を選択的に行わせることができて、箱詰ロボット15の休止時間を短くすることができる。
【0062】
これらのことから、一つの段ボール箱6に対する箱詰め作業時間を、箱詰ロボット15が単に箱詰め作業のみを行う従来方式に比較して短縮させることができて、農産物Wの箱詰め包装作業の処理能力を向上させることが可能になる。特に、箱待機部7aを2箇所並設すると共に、この各箱待機部7aに対応して、箱詰待機部5bをそれぞれ有する箱詰待機コンベア5を並設したり、貯留コンベア3を並設することで、箱詰め作業の迅速化が図れる等、処理能力をより向上させることができ、1台の箱詰ロボット15に複数の貯留コンベア3を接続する選別包装施設1に適用して大きな効果が期待できる。
【0063】
また、緩衝シート仮置部13をベルトコンベア43とストッパ44等で形成し、これを箱詰ロボット15の作業エリア内に配置するだけで対応できるため、緩衝シート仮置部13の構成を簡略化することができると共に、箱詰ロボット15の制御(動作)を変更するだけで、箱詰ヘッド45で緩衝シート9を取り出して段ボール箱6に嵌挿できる等、従来の包装装置の構成を大きく変更することなく対応でき、設備投資費用のアップを極力抑えることが可能になる。
【0064】
さらに、トレイパック8の取り出しに、シート状部材20を有する主吸着装置16と補助吸着装置17を使用しているため、積層保持されたトレイパック群から最上段のトレイパック8を一枚づつ確実に取り出すことができると共に、主吸着装置16で緩衝シート群の最上段の緩衝シート9を確実に取り出すこともでき、トレイパック8や緩衝シート9の取り出しと供給を確実に行うことができて、箱詰め包装作業の処理能力の一層の向上を図ることが可能になる。
【0065】
また、貯留コンベア3の終端側に連結される箱詰待機コンベア5が、略L字形状の中継コンベア5aと箱詰待機部5bを有するため、中継コンベア5a上に所定数の農産物Wを貯留(プール)できて、箱詰め作業の能率向上が図れると共に、貯留コンベア3と箱詰待機コンベア5の箱詰待機部5bとの間に、略コ字状の所定のスペースを形成することができ、このスペースに、パック保持装置10やパック・シート供給装置14及び箱詰ロボット15等を配置できて、選別包装施設1内のスペースの有効活用を図ることが可能になる。
【0066】
図16は、本発明に係わる包装装置の他の実施例を示す、図14と同様の平面図である。この実施例の特徴は、複数条の貯留コンベア3に対して1条の箱詰待機コンベア5を設定し、この箱詰待機コンベア5に対して一つの箱詰ロボット15を配置するようにしたものである。
【0067】
この実施例においても、緩衝シート保持装置11と緩衝シート仮置部13を設けることにより、緩衝シート移載装置12で矢印iの如く緩衝シート9をパック保持装置10のパック載置台10a上に移載し、この緩衝シート9を、パック・シート供給装置14で矢印jの如く緩衝シート仮置部13に移載すると共に、これを箱詰ロボット15で矢印kの如く段ボール箱6内に嵌挿でき、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。このように、本発明における箱詰待機コンベア5(箱詰待機部5b)の配置数、箱待機部7aやパック載置台の数は、適宜に増減できる。
【0068】
なお、上記各実施例においては、緩衝シート保持装置11に積層保持されている緩衝シート9をパック保持装置10上に移載し、これをパック・シート供給装置14で、緩衝シート仮置部13に一旦移載して、この緩衝シート9を箱詰ロボット15で段ボール箱6内に嵌挿させたが、本発明はこれに限定されるものでもなく、例えば緩衝シート保持装置11からパック保持装置11上に移載された緩衝シート9を、パック・シート供給装置14で取り出して、トレイパック8と同様に直接段ボール箱6内に嵌挿することもできる。このように構成すれば、緩衝シート仮置部13の設置が不要となって、包装装置の構成の一層の簡略化が図れる。
【0069】
また、本発明のパック保持装置10、緩衝シート保持装置11、緩衝シート移載装置12、緩衝シート仮置部13、パック・シート供給装置14の主吸着装置16や補助吸着装置17、箱詰ロボット15の構成等は、上記実施例に限定されるものでもなく、例えば補助吸着装置17にトレイパック8の複数の上面端部を吸着し得る複数の吸着パッドを設けたり、吸着パッドとして他の形態のパッド(吸着盤)を使用する等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、パック保持装置とは別体の緩衝シート保持装置と緩衝シート移載手段を設けることで、緩衝シート保持装置の緩衝シートを一旦パック保持装置上に移載しつつパック・シート供給装置で包装箱に嵌挿できるため、パック保持装置に保持されるトレイパックの種類を減らすことなく、かつ簡素な構成でトレイパックと緩衝シートをパック・シート供給装置で包装箱内に効率的に嵌挿することができる。
【0071】
また、請求項2記載の発明によれば、箱詰手段が農産物の箱詰め作業と緩衝シートの嵌挿作業を行うことができるため、パック・シート供給手段の作業と箱詰手段の作業バランスが良好となって、箱詰手段の休止時間を短くして本来持っている能力を充分に発揮させることができる等、農産物の箱詰め包装作業の処理能力の向上を図ることができる。
【0072】
また、請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加え、箱詰待機コンベアと箱待機部が少なくとも二つ並設されるため、箱詰手段の休止時間をより短くし得てその能力をより充分に発揮できて、農産物の箱詰め包装作業の処理能力の一層の向上を図ることができる。
【0073】
また、請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加え、1台のパック・シート供給手段で、パック保持装置からのトレイパックの取り出しと包装箱への嵌挿作業、及びパック保持装置上の緩衝シートの取り出しと緩衝シート仮置部への移載作業が行えるため、パック・シート供給手段の稼働率を高めることができて、箱詰め包装作業の処理能力の一層の向上を図ることができる。
【0074】
また、請求項5記載の発明によれば、請求項2または4記載の発明の効果に加え、箱詰手段が下段のトレイパックに農産物を箱詰めした後に、この農産物上に緩衝シート仮置部の緩衝シートを取り出して載置するため、農産物の箱詰め作業と緩衝シートの包装箱内への嵌挿作業とを箱詰手段で略連続して行え、箱詰手段の稼働率を高めることができて、箱詰め包装作業の処理能力の一層の向上を図ることができる。
【0075】
また、請求項6記載の発明によれば、請求項2または4または5記載の発明の効果に加え、緩衝シート仮置部が例えばベルトコンベア等のコンベア装置で形成されるため、その構成が簡素化されて、包装装置の設備投資費用の低減化を図ることができる。
【0076】
また、請求項7記載の発明によれば、請求項1ないし6記載の発明の効果に加え、箱詰待機コンベアが、略L字型の中継コンベアと箱詰待機部を有するため、中継コンベア上に所定量の農産物を待機させることができて、処理能力の一層の向上が図れると共に、貯留コンベアと箱詰待機部との間に略コ字状の各装置設置用のスペースを容易に確保することができる。
【0077】
また、請求項8記載の発明によれば、請求項2または4ないし6記載の発明の効果に加え、貯留コンベアと箱詰め待機コンベアとの間に形成される略コ字状のスペースに、パック保持装置、パック・シート供給手段、緩衝シート仮置部等を配置できるため、選別包装施設のスペースの有効活用が図れて、各装置等を効率的に配置することができる。
【0078】
また、請求項9記載の発明によれば、請求項2または4ないし6または8記載の発明の効果に加え、箱詰手段の農産物吊持手段が、箱詰待機コンベアの例えば箱詰待機部、箱待機部及び緩衝シート仮置部の三つのステーション間を移動できるため、箱詰手段により、例えば箱詰め作業と緩衝シートの嵌挿作業を効率的に行うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる包装装置を使用した選別包装施設の要部平面図
【図2】同図1のA−A線矢視図
【図3】同図2の緩衝シート移載装置部分を示す拡大図
【図4】同図1のB−B線矢視図
【図5】同図1のC−C線矢視図
【図6】同パック・シート供給装置の要部拡大図
【図7】同その主吸着装置の要部の断面図
【図8】同その底面図
【図9】同主吸着装置の動作説明図
【図10】同パック・シート供給装置の動作説明図
【図11】同パック・シート供給装置の他の動作説明図
【図12】同緩衝シート移載装置の正面図
【図13】同その平面図
【図14】同包装装置の動作説明用の平面図
【図15】同そのタイミングチャート
【図16】同包装装置の他の実施例を示す図14と同様の平面図
【図17】従来の包装装置の動作説明用の図14と同様の平面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・・選別包装施設
2・・・・・・・・・選別コンベア
3・・・・・・・・・貯留コンベア
5・・・・・・・・・箱詰待機コンベア
5a・・・・・・・・中継コンベア
5b・・・・・・・・箱詰待機部
6・・・・・・・・・段ボール箱
7・・・・・・・・・空箱供給装置
7a・・・・・・・・箱待機部
8・・・・・・・・・トレイパック
8a・・・・・・・・被吸着面
8b・・・・・・・・凹部
9・・・・・・・・・緩衝シート
10・・・・・・・・パック保持装置
10a〜10d・・・パック載置台
11・・・・・・・・緩衝シート保持装置
11a・・・・・・・シート載置台
12・・・・・・・・緩衝シート移載装置
13・・・・・・・・緩衝シート仮置部
14・・・・・・・・パック・シート供給装置
15・・・・・・・・箱詰ロボット
16・・・・・・・・主吸着装置
17・・・・・・・・補助吸着装置
20・・・・・・・・シート状部材
41・・・・・・・・吸着パッド
42・・・・・・・・抵抗部材
43・・・・・・・・ベルトコンベア
44・・・・・・・・ストッパ
45・・・・・・・・箱詰ヘッド
46・・・・・・・・吸着パッド
51・・・・・・・・空箱降下装置
64・・・・・・・・吸着盤
65・・・・・・・・吸着パッド
W・・・・・・・・・農産物

Claims (9)

  1. 農産物を仕分け区分別に貯留する複数の貯留コンベアと、該複数の貯留コンベアの中より選択した貯留コンベアから送り出される一群の農産物を受け入れて待機させる箱詰待機コンベアと、該箱詰待機コンベアに対応して箱詰め対象の包装箱を待機させる複数の箱待機部と、農産物が載置される凹部を有するトレイパックを積層保持する複数のパック保持装置と、該パック保持装置の近傍に設けられ緩衝シートを積層保持する緩衝シート保持装置と、該緩衝シート保持装置から一枚の緩衝シートを取り出して前記パック保持装置に保持されたトレイパック上に移載する緩衝シート移載手段と、前記パック保持装置に積層保持されているトレイパックを取り出して前記箱待機部で待機中の包装箱に嵌挿させる作業と前記緩衝シート移載手段により前記パック保持装置に保持されたトレイパック上に移載された緩衝シートを取り出して前記箱待機部で待機中の包装箱に嵌挿させる作業とを選択的に行い得るパック・シート供給手段と、前記箱詰待機コンベアで待機している農産物を前記箱待機部で待機中のパック嵌挿済み包装箱に詰める箱詰手段と、を備えたことを特徴とする農産物の包装装置。
  2. 農産物を仕分け区分別に貯留する複数の貯留コンベアと、該複数の貯留コンベアの中より選択した貯留コンベアから送り出される一群の農産物を受け入れて待機させる箱詰待機コンベアと、該箱詰待機コンベアに対応して箱詰め対象の包装箱を待機させる複数の箱待機部と、農産物が載置される凹部を有するトレイパックを積層保持する複数のパック保持装置と、該パック保持装置の近傍に設けられ緩衝シートを積層保持する緩衝シート保持装置と、該緩衝シート保持装置から一枚の緩衝シートを取り出して前記パック保持装置に保持されたトレイパック上に移載する緩衝シート移載手段と、前記箱待機部の近傍に設けられ一枚の緩衝シートを載置するための緩衝シート仮置部と、前記パック保持装置に積層保持されているトレイパックを取り出して前記箱待機部で待機中の包装箱に嵌挿させる作業と前記緩衝シート移載手段により前記パック保持装置に保持されたトレイパック上に移載された緩衝シートを取り出して前記緩衝シート仮置部に移載する作業とを選択的に行い得るパック・シート供給手段と、前記箱詰待機コンベアで待機している農産物を前記箱待機部で待機中のパック嵌挿済み包装箱に詰める箱詰め作業と前記緩衝シート仮置部で待機される緩衝シートを取り出して前記包装箱内に嵌挿させる作業とを選択的に行い得る箱詰手段と、を備えたことを特徴とする農産物の包装装置。
  3. 前記箱詰待機コンベアは、少なくとも二条並設され、前記箱待機部は該箱詰待機コンベアの箱詰待機部に対応して少なくとも二つ並設されていることを特徴とする請求項1または2記載の農産物の包装装置。
  4. 前記パック・シート供給手段は、前記複数のパック保持装置から選択してトレイパックを取り出して前記箱待機部で待機中の包装箱に嵌挿した後に、前記パック保持装置上に移載された緩衝シートを取り出して前記緩衝シート仮置部に移載するものであることを特徴とする請求項2記載の農産物の包装装置。
  5. 前記箱詰手段は、段詰めする際、下段のトレイパックに農産物を詰めた後に、前記緩衝シート仮置部で待機される緩衝シートを取り出して該詰められた農産物上に載置するものであることを特徴とする請求項2または4記載の農産物の包装装置。
  6. 前記緩衝シート仮置部は、パック・シート供給手段により移載された緩衝シートを箱詰手段の作業エリア内の所定位置に移送するコンベア装置であることを特徴とする請求項2または4または5に記載の農産物の包装装置。
  7. 前記箱詰待機コンベアは、前記貯留コンベアの終端から略直角に搬送方向を転向する略L字型の中継コンベアと、該中継コンベアの終端から略直角方向に接続された箱詰待機部を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の農産物の包装装置。
  8. 前記貯留コンベアの終端と、該終端から前方に一定距離離間して配置された箱詰待機コンベアの前記箱詰待機部との間に、前記パック保持装置、パック・シート供給手段、緩衝シート仮置部、箱待機部を配置したことを特徴とする請求項2または4ないし6のいずれかに記載の農産物の包装装置。
  9. 前記箱詰手段は、箱詰待機コンベアの箱詰待機部の上方箱待機部の上方及び緩衝シート仮置部の上方移動可能な農産物吊持手段を有することを特徴とする請求項2または4ないし6または8のいずれかに記載の農産物の包装装置。
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