JP4197774B2 - 電気接触子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、接点取付孔が穿設された導電性の台材に、リベット型接点を加締めてなる電気接触子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、接点取付孔が穿設された短冊状の銅などの台材に、リベット型接点を加締める構造の電気接触子は、電磁リレー、電路開閉器、電路遮断器、継電器などに多用されている。図16は、このような、従来の電気接触子を示す説明図であり、図16(a)は要部の分解斜視図、図16(b)は台材の接点取付孔にリベット型接点の脚部を挿入した状態を示す断面側面図、図16(c)は台材の接点取付孔にリベット型接点を加締めた状態を示す断面側面図である。
【0003】
図16に示すように、電気接触子は台材1とリベット型接点2とを含んで構成される。台材1は、短冊状の銅材に丸い接点取付孔10を穿設したものである。リベット型接点2は接点チップ20とリベット台金21とを含んで構成される。接点チップ20は円盤状をしている。接点チップ20の素材は、高導電率で、接点開閉時に発生するアーク熱に耐え、且つアークによる表面荒れの少ない、銀と酸化錫などの金属酸化物とを含む物質を通常用いる。リベット台金21は、銅棒材を加工したもので、円盤状の台金頭部21aの中央に円柱状の台金脚部21bを形成して、側面視T字形状にされる。
【0004】
そして、接点チップ20は台金頭部21a上に接合され、接点チップ20と台金頭部21aとでリベット型接点2の頭部2aを形成し、リベット台金21の台金脚部21bはそのままでリベット型接点2の脚部2bを形成する。
【0005】
上述のようなリベット型接点2は、図16(b)に示すように脚部2bを台材1の接点取付孔10に挿通したうえで、脚部2bの先端を押し潰して加締め、台材1と一体化される。そして、台材1とリベット型接点2とは接触し、その接触部12は図16(c)に示すように略円筒形もしくは略円錐台筒形になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、接点は、接点開閉時に生じるアーク熱、通常時の接点が閉じているときの接点間接触抵抗によるジュール熱、により加熱される。そして、接点が加熱されると、表面温度上昇が原因の接点材料の蒸発による消耗と、接点材料の軟化と接点開閉による繰り返し衝撃力とが原因の高さ消耗とが、生じ易くなる。また、接点が閉じたとき、溶融した接点表面が凝固することで、溶着が生じ易くなる。更に、電気的開放時にあっては、電流零点直後に接点表面温度が高温であると、接点表面から熱電子が放出され易い状態にあるので、再点弧が発生し易くなる。また更に、接触部12は、略円筒形もしくは略円錐台筒形であるので、捻回強度が弱く、接点開閉時の接触部12の接触状態が不安定なものになり易く、上述の消耗、溶着、再点弧が生じ易く短寿命になるという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、接点の温度上昇を低下せしめて長寿命にできる、優れる電気接触子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、接点取付孔が穿設された導電性の台材を備え、前記接点取付孔にリベット型接点の脚部を挿入して、脚部を前記接点取付孔に加締めてなる電気接触子において、前記接点取付孔の周縁部は、前記接点取付孔の中心に向かって全周にわたって凹部及び凸部を設けており、凹部及び凸部を設けた接点取付孔は、前記台材の接点取付孔側面と前記台材の板厚方向に直交する平面とが交差して形成される閉交線の囲む部分を内包する最小円の直径と、前記閉交線の囲む部分に内包される最大円の直径との差が、前記平面が接点取付孔の脚部挿入側から反対側に移動するに伴い大きくなるようにすることで、前記凸部が接点取付孔の脚部挿入側から反対側に移動するに伴い高くなるように形成しており、前記脚部は円柱形状であり、前記接点取付孔に挿入した状態で前記脚部の先端を加締めることにより、前記凹部に前記脚部の肉を入り込ませるようにしたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電気接触子の第1の参考例を図1に基づいて、第2の参考例を図2に基づいて、第3の参考例を図3に基づいて、第4の参考例を図4および図5に基づいて、第5の参考例を図6に基づいて、第6の参考例を図7に基づいて、第7の参考例を図8および図9に基づいて、第8の参考例を図10乃至図12に基づいて、第9の参考例を図13および図14に基づいて、第1の実施の形態を図15に基づいて、それぞれ詳細に説明する。
【0017】
[第1の参考例]図1は電気接触子の要部を示す説明図であり、図1(a)は分解斜視図、図1(b)は台材の接点取付孔を示す平面図である。なお、従来の技術で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0018】
この電気接触子が従来のものと異なり特徴となるのは、台材1に穿設した接点取付孔10の周縁部に、接点取付孔10の中心方向に向かって突出する複数個の凸部11を設けた構成である。
【0019】
具体的には、リベット型接点2は、例えば、直径5mmの頭部2aを備え、頭部2aの中央からは直径3mmの脚部2bが突設される。台材1は、例えば、厚さ1.5mm、幅5mm、長さ30mmの短冊状のものであり、接点取付孔10が穿設される。接点取付孔10は、平面視すると、図1(b)に示すように、例えば、直径3.5mmの円から円の中心に向かって、頂角が90度で、高さ0.2mmの二等辺三角形が8個突出しているような形状にされている。
【0020】
そこで、台材1の接点取付孔10にリベット型接点2の脚部2bを挿入すると、脚部2bと接点取付孔10との間に、最大0.25mm、最小0.05mm程度の隙間が生じるものの、加締めることにより脚部2bが潰れて広がり、脚部2bが前記隙間に入り込むため、脚部2bと接点取付孔10とは隙間無く密着する状態になる。
【0021】
従って、上述のようにしてリベット型接点2が接点取付孔10に加締められた電気接触子にあっては、加締め部における台材1とリベット型接点2との接触面積が大きくなり、リベット型接点2から台材1へ放熱され易い状態にでき、リベット型接点2の温度上昇を抑えることができる。また、リベット型接点2の脚部2bの肉が凸部11,11間の隙間に入り込むので捻回強度を強くできる。つまり、台材1とリベット型接点2との接触状態は安定なものとなり、消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持することができる。
【0022】
[第2の参考例]図2は電気接触子の要部を示す説明図であり、図2(a)は分解斜視図、図2(b)は台材の接点取付孔を示す裏面図、図2(c)は接点取付孔の空間的形状を示す斜視図である。なお、第1の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0023】
この電気接触子が第1の参考例のものと異なり特徴となるのは、台材1に穿設した接点取付孔10の構成である。すなわち、図2(b)および図2(c)に示すように、接点取付孔10において、リベット型接点2の脚部2bの挿入される側の端面から深さ0.6mmの位置迄は、例えば直径3.1mmの円形状であり、それ以外の部分では、直径3.5mmの円から円の中心に向かって、頂角が90度で、高さ0.2mmの二等辺三角形が8個突出しているような形状にされている。
【0024】
そこで、台材1の接点取付孔10に、第1の参考例のものと同様のリベット型接点2の脚部2bを挿入すると、脚部2bの挿入方向側の端面から深さ0.6mmの位置迄は、脚部2bと接点取付孔10との間に0.1mm程度の隙間が生じ、それ以外の部分では、脚部2bと接点取付孔10との間に、最大0.25mm、最小0.05mm程度の隙間が生じるものの、加締めることにより脚部2bが潰れて広がり、脚部2bが前記隙間に入り込むため、脚部2bと接点取付孔10とは隙間無く密着する状態になる。
【0025】
従って、上述のようにしてリベット型接点2が接点取付孔10に加締められた電気接触子にあっては、加締め部における台材1とリベット型接点2との接触面積が大きくなり、リベット型接点2から台材1へ放熱され易い状態にでき、リベット型接点2の温度上昇を抑えることができる。また、リベット型接点2の脚部2bが凸部11間の隙間に入り込むので捻回強度を強くできる。つまり、台材1とリベット型接点2との接触状態は安定なものとなり、消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持することができる。
【0026】
[第3の参考例]図3は電気接触子の要部を示す説明図であり、図3(a)は分解斜視図、図3(b)は台材の接点取付孔を示す平面図である。なお、第1の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0027】
この電気接触子が第1の参考例のものと異なり特徴となるのは、台材1に穿設した接点取付孔10の構成である。すなわち、接点取付孔10は、平面視すると、図3(b)に示すように、例えば、一辺が1.5mmの正八角形から、その中心に向かって、頂角が90度で、高さ0.2mmの二等辺三角形が、向かい合う二対の辺から各々3個づつ、合計12個突出しているような形状になっている。
【0028】
そこで、台材1の接点取付孔10に、第1の参考例のものと同様のリベット型接点2の脚部2bを挿入すると、脚部2bと接点取付孔10との間に隙間が生じるものの、加締めることにより脚部2bが潰れて広がり、脚部2bが前記隙間に入り込むため、脚部2bと接点取付孔10とは隙間無く密着する状態になる。
【0029】
従って、上述のようにしてリベット型接点2が接点取付孔10に加締められた電気接触子にあっては、加締め部における台材1とリベット型接点2との接触面積が大きくなり、リベット型接点2から台材1へ放熱され易い状態にでき、リベット型接点2の温度上昇を抑えることができる。また、リベット型接点2の脚部2bが凸部11間の隙間に入り込むので捻回強度を強くできる。つまり、台材1とリベット型接点2との接触状態は安定なものとなり、消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持することができる。
【0030】
[第4の参考例]図4は電気接触子の要部を示す説明図であり、図4(a)は分解斜視図、図4(b)は台材の接点取付孔を示す平面図である。図5は台材に接点取付孔を穿設する様子を示す斜視図である。なお、第1の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0031】
この電気接触子が第1の参考例のものと異なり特徴となるのは、台材1に穿設した接点取付孔10の構成である。すなわち、接点取付孔10は、平面視すると、図4(b)に示すように、例えば、直径3.3mmの円から円の中心に向かって、頂角が145度41分の二等辺三角形が20個突出しているような形状になっている。そして、前記二等辺三角形の凸部11は、接点取付孔10の周を20等分するように配置されており、接点取付孔10には、最大直径が3.1mmの円柱が挿入可能になっている。
【0032】
ところで、接点取付孔10は、図5に示すように、ポンチ3と下台4とを用いて、台材1をプレス機で抜き加工し穿設することによって形成される。ポンチ3は、焼き入れなどの熱処理を施した炭素鋼などの硬い材料で形成された棒状のものである。下台4は、焼き入れなどの熱処理を施した炭素鋼などの硬い材料で形成され、略直方体形状で、ポンチ3を挿入できる孔41が設けられている。
【0033】
接点取付孔10は、台材1の接点取付孔10を設けたい位置を孔41に一致するよう、台材1を下台4に載置固定し、ポンチ3を上方から強い力で押し当て、ポンチ3を台材1に貫通することによって形成される。従って、接点取付孔10の形状とポンチ3の台材1を貫通する部分の形状とは合同になる。
【0034】
ところで、ポンチ3は、繰り返し使用するうちに角部が摩耗し、再研磨あるいは取り替えを必要とする。しかし、この電気接触子の台材1の接点取付孔10にあっては、ポンチ3の突出する角部30に対応する接点取付孔10の凹部13の角度は145度41分の鈍角にされているので、ポンチ3の突出する角部30も鈍角であり磨耗し難く、ポンチ3の再研磨や取り替えをあまり必要とせず、台材1に接点取付孔10を形成する際の生産性を向上できる。
【0035】
[第5の参考例]図6は電気接触子の要部を示す説明図であり、図6(a)は分解斜視図、図6(b)は台材の接点取付孔を示す平面図、図6(c)は台材の接点取付孔の部分拡大図である。なお、第1の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0036】
この電気接触子が第1の参考例のものと異なり特徴となるのは、台材1に穿設した接点取付孔10の構成である。すなわち、接点取付孔10の中心に向かって突出する複数個の凸部11を設けており、隣り合う凸部11,11の境目もしくは前記凸部11の付け根13に円弧による面取りがなされている構成である。
【0037】
接点取付孔10は、平面視すると、図6(b)に示すように、例えば接点取付孔10の中心に向かって、頂角116度57分の二等辺三角形が16個突出しているような形状になっている。そして、前記二等辺三角形の凸部11は、接点取付孔10の周を16等分するように配置されており、接点取付孔10には、最大直径が3.1mmの円柱が挿入可能になっている。また、凸部11の隣り合う辺の間は、半径0.3mmの円弧による面取りがなされている。
【0038】
そこで、台材1の接点取付孔10に、第1の参考例のものと同様のリベット型接点2の脚部2bを挿入すると、脚部2bと接点取付孔10との間に隙間が生じるものの、加締めることにより脚部2bが潰れて広がり、脚部2bが前記隙間に入り込む。
【0039】
ところで、加締めるとき、隣り合う凸部11の境目すなわち凸部11の付け根の角には、脚部2bの潰れた肉が入り難く、特に加締め力が不充分な場合、凸部11の付け根の角には脚部2bの肉が入り込まず、脚部2bと接点取付孔10との間に隙間が生じ、台材1とリベット型接点2との接触面積が小さくなる。
【0040】
しかし、この電気接触子の台材1の接点取付孔10にあっては、凸部11の隣り合う辺の間は、半径0.3mmの円弧による面取りがなされているので、凸部11の付け根には角が存在せず、加締めるとき、脚部2bの肉が凸部11の隣り合う辺の間の面取り部分13に入り込み易く、加締め力が比較的不充分な場合でも、台材1と脚部2bとの間に隙間が生じない。
【0041】
従って、上述の電気接触子にあっては、加締め部における台材1とリベット型接点2との接触面積が大きくなり、リベット型接点2から台材1へ放熱され易い状態にでき、リベット型接点2の温度上昇を抑えることができる。また、リベット型接点2の脚部2bが凸部11間の隙間に入り込むので捻回強度を強くできる。つまり、台材1とリベット型接点2との接触状態は安定なものとなり、消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持することができる。
【0042】
[第6の参考例]図7は電気接触子の要部を示す説明図であり、図7(a)は分解斜視図、図7(b)は台材の接点取付孔を示す平面図、図7(c)は台材の接点取付孔の部分拡大図である。なお、第1の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0043】
この電気接触子が第1の参考例のものと異なり特徴となるのは、台材1に穿設した接点取付孔10の構成である。すなわち、接点取付孔10の中心に向かって突出する複数個の凸部11を設けており、隣り合う凸部11,11の境目もしくは前記凸部11の付け根に円弧による面取りがなされている構成である。
【0044】
接点取付孔10は、平面視すると、図7(b)に示すように、例えば接点取付孔10の中心に向かって、頂角116度57分の二等辺三角形が8個突出しているような形状になっている。そして、前記二等辺三角形の凸部11は、接点取付孔10の周を8等分するように配置されており、接点取付孔10には、最大直径が3.1mmの円柱が挿入可能になっている。また、凸部11の付け根15は、半径0.3mmの円弧による面取りがなされている。
【0045】
そこで、台材1の接点取付孔10に、第1の参考例のものと同様のリベット型接点2の脚部2bを挿入すると、脚部2bと接点取付孔10との間に隙間が生じるものの、加締めることにより脚部2bが潰れて広がり、脚部2bの肉が前記隙間に入り込む。
【0046】
しかも、凸部11の付け根15は、半径0.3mmの円弧による面取りがなされているので、凸部11の付け根には角が存在せず、加締めるとき、脚部2bの肉が凸部11の付け根の部分に入り込み易く、加締め力が比較的不充分な場合でも、台材1と脚部2bとの間に隙間が生じない。
【0047】
従って、上述の電気接触子にあっては、加締め部における台材1とリベット型接点2との接触面積が大きくなり、リベット型接点2から台材1へ放熱され易い状態にでき、リベット型接点2の温度上昇を抑えることができる。また、リベット型接点2の脚部2bの肉が凸部11,11間の隙間に入り込むので捻回強度を強くできる。つまり、台材1とリベット型接点2との接触状態は安定なものとなり、消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持することができる。
【0048】
[第7の参考例]図8は電気接触子の要部を示す説明図であり、図8(a)は分解斜視図、図8(b)は組立斜視図、図8(c)は接点取付孔にリベット型接点の脚部を嵌挿した状態における断面平面図である。図9は台材にプレス機を用いて接点取付孔を穿設する場合を示す斜視図である。なお、第1の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0049】
この電気接触子が第1の参考例のものと異なり特徴となるのは、台材1に穿設した接点取付孔10とリベット型接点2の脚部2bとの構成である。すなわち、接点取付孔10にあっては接点取付孔10の中心に向かって突出する複数個の凸部11を設けており、リベット型接点2の脚部2bにあっては中心軸と平行に溝20が設けられており、接点取付孔10に脚部2bを挿入したとき、凸部11が脚部2bの溝20に嵌まり込む構成である。
【0050】
リベット型接点2は、例えば直径5mmの頭部2aを備える。頭部20aの中央からは脚部2bが突設されている。脚部2bは、直径3.5mmの円柱の周囲に、リベット型接点2の中心軸に向かって平行に、深さ0.25mm、頂角116度57分の二等辺三角形状の16本の溝20が、脚部2bの周囲を16等分するように設けられている。
【0051】
台材1は、例えば、厚さ1.5mm、幅5mm、長さ30mmの短冊状のものであり、接点取付孔10を穿設してある。接点取付孔10は、平面視すると、直径が3.6mmの円から円の中心に向かって、頂角116度57分の二等辺三角形が、16個突出しているような形状になっている。この二等辺三角形の凸部11は、接点取付孔10の円周を16等分するように配設されており、接点取付孔10には、最大直径3.1mmの円柱が挿入可能なようになっている。
【0052】
そこで、台材1の接点取付孔10に、リベット型接点2の脚部2bを挿入したとき、16個の二等辺三角形の凸部11は、リベット型接点2の脚部2bに設けられた16個の溝20に嵌まり込む。
【0053】
つまり、上述のような電気接触子にあっては、接点取付孔10にリベット型接点2の脚部2bを挿入したときの、接点取付孔10と脚部2bとの間の隙間を、均一に小さくできる。特に、隣り合う凸部11,11の境目の凹部13における、接点取付孔10と脚部2bとの間の隙間を小さくでき、加締めるとき、脚部2bの肉が凸部11,11の境目の凹部13に入り込み易く、加締め力が比較的不充分な場合でも、台材1と脚部2bとの間に隙間が生じない。
【0054】
従って、上述の電気接触子にあっては、加締め部における台材1とリベット型接点2との接触面積が大きくなり、リベット型接点2から台材1へ放熱され易い状態にでき、リベット型接点2の温度上昇を抑えることができる。また、リベット型接点2の脚部2bが凸部11間の隙間に入り込むので捻回強度を強くできる。つまり、台材1とリベット型接点2との接触状態は安定なものとなり、消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持することができる。
【0055】
ところで、図9に示すように、台材1への接点取付孔10の穿設は、プレス機6により行われる。プレス機6の可動部61には断面正方形の四角柱状の取付穴が設けられている。この取付穴にはポンチ3の一方の先端の断面正方形で四角柱状のポンチ取付部32が挿入され、プレス機6の可動部61の側面側から止めねじ7を締めつけて、ポンチ取付部32の周囲に設けられた溝32aに向かって止めねじ7の先端を押しつけることによって、ポンチ3をプレス機6の可動部61に固定する。
【0056】
このとき、上述の電気接触子にあっては、台材1の接点取付孔10の凸部11は、接点取付孔10の円周を、「4」の整数倍であるところの例えば「16」で等分するように配置されている。従って、プレス機6の可動部61に対するポンチ3の固定が、90度あるいは180度あるいは270度回転されたものになったとしても、台材1の全く同じ位置に全く同じ形状の接点取付孔10が形成されることになり、ポンチ3のセッティングの際に方向性を考慮する必要がなく便利である。
【0057】
[第8の参考例]図10は電気接触子の要部を示す説明図であり、図10(a)は分解斜視図、図10(b)は組立斜視図である。図11はリベット型接点の脚部の形状と台材の接点取付孔の形状との関係を示す説明図であり、図11(a)はリベット型接点の脚部を示す底面図、図11(b)は台材を横方向に置いた場合の接点取付孔の状態を示す平面図、図11(c)は台材を縦方向に置いた場合の接点取付孔の状態を示す平面図である。図12はリベット型接点の頭部を自動加締機で挟持して脚部を台材の接点取付孔に挿入する状態を示す要部斜視図である。
【0058】
この電気接触子が従来のものと異なり特徴となるのは、台材1に穿設した接点取付孔10の形状とリベット型接点2の頭部2aの形状と脚部2bの形状との関係を、特定の関係に構成したことである。
【0059】
すなわち、リベット型接点2の頭部2aは正N角柱状形であり、リベット型接点2の脚部2bは正n角柱状形であり、台材1に穿設される接点取付孔10は、リベット型接点2の脚部2bが嵌挿可能な、脚部2bの断面形状と略合同の正n角形であり、前記Nと前記nとの比または前記nと前記Nとの比のいずれか一方の比が整数であり、且つ頭部2aと脚部2bとの中心軸はそれぞれ一致しており、接点取付孔10の中心軸に頭部2aと脚部2bとの中心軸を一致せしめ、リベット型接点2を前記中心軸を軸に(360÷N)度回転させたとき、回転前後で接点取付孔が同一であるような関係に構成したことである。
【0060】
なお、図10に示す本参考例の電気接触子にあっては、リベット型接点2の頭部2aが例えば一辺5mmの正方形で厚さ1.5mmの正四角柱にされているのみで、この頭部2a以外の部分の形状や構成は、前述した第7の参考例のものと同様であり、第7の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0061】
リベット型接点2にあっては、図11に示すように、頭部2aと脚部2bとは中心軸Pが一致するように形成される。そして、正方形の頭部2aの一辺と短冊状の台板1の一辺とを平行にするとともに、リベット型接点2の中心軸Pと、接点取付孔10の中心軸Pとを一致せしめ、脚部2bを接点取付孔10に挿入すると、接点取付孔10の16個の各凸部11は脚部2bの周囲を16等分するように設けた16個の各溝20に嵌まり込み、脚部2bを接点取付孔10に嵌挿できるような特定の関係に、リベット型接点2と台板1とが構成されている。
【0062】
つまり、リベット型接点2の頭部2aと脚部2bと台板1の接点取付孔10とは、図11に示すように、リベット型接点2の中心軸Pと接点取付孔10の中心軸Pとを一致せしめ、そのままの状態でリベット型接点2を下降させたときに、ちょうど脚部2bが台板1の接点取付孔10に嵌挿する状態にあるとき、この状態でリベット型接点2を固定しておき、台板1を中心軸Pを軸として(360÷4)=90度回転させた後にリベット型接点2を下降させたとしても、ちょうど脚部2bが台板1の接点取付孔10に嵌挿する状態にあるように構成されている。
【0063】
ところで、図12に示すように自動加締機にて加締めを行なうような場合、リベット型接点2の正方形の頭部2aの側面を例えば4本のアーム5の先端で挟持し、接点取付孔10の中心軸Pとリベット型接点2の中心軸Pとが一致する位置までリベット型接点2を移動し、リベット型接点2の脚部2bを台材1の接点取付孔10に挿入し、最後に加締めを行なう。
【0064】
このような自動加締機を利用するような場合、上述のような特定の関係に構成された電気接触子にあっては、リベット型接点2の頭部2aが、90度あるいは180度あるいは270度回転した状態でアーム5により挟持されても、何らの支障なく自動加締めを行なうことが可能である。
【0065】
従って、高価な自動機を用いれば、リベット型接点2の脚部2bの底面形状と台材1の接点取付孔10との位置ズレを画像処理によるパターン認識などにて検出し、位置ズレや回転ズレを自動的に調整しながらリベット型接点2の脚部2bを台材1の接点取付孔10に挿入し、自動加締めを行なうことも可能ではあるが、上述のような特定の関係に構成された電気接触子を用いれば、画像処理によるパターン認識などが不要で、安価な自動加締機で自動加締めを行ない得ることになる。
【0066】
[第9の参考例]図13は電気接触子の要部を示す説明図であり、図13(a)は分解斜視図、図13(b)は接点取付孔の空間的形状を示す斜視図である。図14は台材の接点取付孔にリベット型接点を加締めた状態を示す断面側面図である。なお、第4の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0067】
図13に示すように、この電気接触子が第4の参考例で説明した電気接触子と異なり特徴となるのは、台材1の接点取付孔10の側面と台材1の板厚方向に直交する平面とが交差して形成される閉交線の囲む部分の形状が、前記平面が接点取付孔10の脚部2bの挿入側から反対側に移動するに伴い、略相似形状で面積が大きくなるように、接点取付孔10を末広がりに形成した構成である。
【0068】
すなわち、台材1の脚部2bの挿入側面における接点取付孔10の形状は、例えば直径が3.3mmの円から、円の中心に向かって、頂角145度41分の二等辺三角形が20個突出しているような形状になっている。二等辺三角形の凸部11は、接点取付孔10の円周を20等分するように配置されており、接点取付孔10には、最大直径3.1mmの円柱が挿入可能なようになっている。凸部11の隣り合う辺によって形成される角度は145度41分である。
【0069】
また、台材1の脚部2bの挿入側面とは反対側の面における接点取付孔10の形状は、上記接点取付孔10の形状と略相似形であり、直径4.0mmの円から、円の中心に向かって、頂角145度41分の二等辺三角形が20個突出しているような形状になっている。
【0070】
そこで、台材1の接点取付孔10に、例えば、直径5mmの頭部2aを備え、頭部2aの中央からは直径3mmの脚部2bが突設される、第1の参考例のものと同様のリベット型接点2の脚部2bを挿入すると、図14(a)のような状態になる。そして、脚部2bと接点取付孔10との間に隙間が生じるものの、加締めることにより脚部2bが潰れて、脚部2bの肉が図14(b)に示す方向H1 に広がる。脚部2bは、凸部11の先端部に対して直交する方向への広がりを大きくすることで、隣り合う凸部11,11の境目に脚部2bの肉を多く供給することができる。
【0071】
また、脚部2bは、加締めることにより、台材1の板厚方向と直交する方向H2 に広がる。凸部11の付け根への脚部2bの肉の供給は、接点取付孔10が末広がりではなくストレートの場合、方向H2 への広がりのみによって行われるが、この実施の形態の場合では接点取付孔10が末広がりになっているので、方向H1 への肉の広がりは、前記方向H2 への広がりに加え、脚部2bの圧縮による塑性変形、すなわち、方向H3 への脚部2bの肉の広がりが加わるため、前記方向H2 への広がりのみの場合に比べて、より大きく広がることができる。つまり、上述のような電気接触子にあっては、加締めるとき、脚部2bの肉は隣り合う凸部11,11の境目に入り込み易く、加締め力が比較的不充分な場合でも、台材1と脚部2bとの間に隙間が生じない。
【0072】
従って、上述の電気接触子にあっては、加締め部における台材1とリベット型接点2との接触面積が大きくなり、リベット型接点2から台材1へ放熱され易い状態にでき、リベット型接点2の温度上昇を抑えることができる。また、リベット型接点2の脚部2bが凸部11間の隙間に入り込むので捻回強度を強くできる。つまり、台材1とリベット型接点2との接触状態は安定なものとなり、消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持することができる。
【0073】
[第1の実施の形態]図15は電気接触子の要部を示す説明図であり、図15(a)は分解斜視図、図15(b)は接点取付孔の空間的形状を示す斜視図である。なお、第9の参考例で説明した電気接触子と同等の個所には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0074】
図15に示すように、この電気接触子が第9の参考例で説明した電気接触子と異なり特徴となるのは、台材1の接点取付孔10の側面と台材1の板厚方向に直交する平面とが交差して形成される閉交線の囲む部分を内包する最小円の直径と、前記閉交線の囲む部分に内包される最大円の直径との差は、前記平面が接点取付孔10の脚部2bの挿入側から反対側に移動するに伴って大きくなるようにした構成である。
【0075】
すなわち、台材1の脚部2bの挿入側面における接点取付孔10の形状は、例えば直径が3.1mmの円である。また、台材1の脚部2bの挿入側面とは反対側面における接点取付孔10の形状は、例えば直径が3.3mmの円から、円の中心に向かって、頂角145度41分の二等辺三角形が20個突出しているような形状になっている。二等辺三角形の凸部11は、接点取付孔10の円周を20等分するように配置されており、接点取付孔10には、最大直径3.1mmの円柱が挿入可能なようになっている。凸部11の隣り合う辺によって形成される角度は145度41分である。
【0076】
つまり、図15に示すように、台材1の板厚方向と直交する平面と接点取付孔10の側面とが交差して生ずる閉交線が囲む部分の形状においては、台材1の板厚方向と直交する平面が、台材1の脚部2bの挿入側から反対側に移動するに伴い、前記二等辺三角形の凸部11の先端角は鋭角になっている。
【0077】
ところで、リベット型接点2の脚部2bの加締めを行なう際、脚部2bにおける頭部2a側の部分は、頭部2aに接続しているので、直径が広がり難い。逆に、脚部2bの先端側の部分は接続などの拘束を受けていないので、直径が広がり易い。
【0078】
すなわち、上述のようなリベット型接点2においては、脚部2bの先端を縦方向に加締めるとき、頭部2aに近いところでは、脚部2bの肉が隣り合う凸部11,11の境目の部分に入り込み難く、逆に頭部2aから遠いところでは、脚部2bの肉が隣り合う凸部11,11の境目の部分に入り込み易い。
【0079】
つまり、接点取付孔10の脚部2bの挿入側から反対側へ向かうにともなって、凸部11の高さを高くすることにより、加締め力が比較的不充分な場合でも、台材1と脚部2bとの間に脚部2bの肉が均一に広がり隙間が生じない。
【0080】
従って、上述の電気接触子にあっては、加締め部における台材1とリベット型接点2との接触面積が大きくなり、リベット型接点2から台材1へ放熱され易い状態にでき、リベット型接点2の温度上昇を抑えることができる。また、リベット型接点2の脚部2bが凸部11間の隙間に入り込むので捻回強度を強くできる。つまり、台材1とリベット型接点2との接触状態は安定なものとなり、消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持することができる。
【0081】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、台材に対するリベット型接点の捻回強度が大きく、リベット型接点の温度上昇を抑えることができ、接点の消耗、溶着、再点弧が生じ難く、良好な接点開閉性能を長期間にわたって維持でき、更に、加締め力が比較的不充分な場合でも、台材とリベット型接点の脚部との間に隙間が均一に生じない、優れる電気接触子を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図2】本発明に係る第2の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図3】本発明に係る第3の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図4】本発明に係る第4の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図5】上記電気接触子の台材に接点取付孔を穿設する様子を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る第5の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図7】本発明に係る第6の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図8】本発明に係る第7の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図9】上記電気接触子の台材にプレス機を用いて接点取付孔を穿設する場合を示す斜視図である。
【図10】本発明に係る第8の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図11】上記電気接触子のリベット型接点の脚部の形状と台材の接点取付孔の形状との関係を示す説明図である。
【図12】上記電気接触子のリベット型接点の頭部を自動組立機で挟持して脚部を台材の接点取付孔に挿入する状態を示す要部斜視図である。
【図13】本発明に係る第9の参考例の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図14】上記電気接触子の台材の接点取付孔にリベット型接点を加締めた状態を示す断面側面図である。
【図15】本発明に係る第1の実施の形態の電気接触子の要部を示す説明図である。
【図16】従来の電気接触子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 台材
10 接点取付孔
11 凸部
13 凹部
2 リベット型接点
2a 頭部
2b 脚部
20 溝
P 中心軸
Claims (1)
- 接点取付孔が穿設された導電性の台材を備え、前記接点取付孔にリベット型接点の脚部を挿入して、脚部を前記接点取付孔に加締めてなる電気接触子において、
前記接点取付孔の周縁部は、前記接点取付孔の中心に向かって全周にわたって凹部及び凸部を設けており、凹部及び凸部を設けた接点取付孔は、前記台材の接点取付孔側面と前記台材の板厚方向に直交する平面とが交差して形成される閉交線の囲む部分を内包する最小円の直径と、前記閉交線の囲む部分に内包される最大円の直径との差が、前記平面が接点取付孔の脚部挿入側から反対側に移動するに伴い大きくなるようにすることで、前記凸部が接点取付孔の脚部挿入側から反対側に移動するに伴い高くなるように形成しており、
前記脚部は円柱形状であり、前記接点取付孔に挿入した状態で前記脚部の先端を加締めることにより、前記凹部に前記脚部の肉を入り込ませるようにしたことを特徴とする電気接触子。
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