JP4197275B2 - シート後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート束の整合をするシート後処理装置と、このシート後処理装置を装置本体に備えた画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシート後処理装置は、シート中間積載手段である中間トレイに積載されたシート束のシートの搬送方向に沿った両側を、整合手段の1対の整合部材で整合した後、そのシート束を、排出シート積載手段である昇降可能なスタックトレイに排出して積載するようになっている。
【0003】
この場合、中間トレイに積載されるシートは、排出シート積載手段であるスタックトレイの昇降領域に突出してスタックトレイと中間トレイとに跨って積載されるようになっている。これは、スタックトレイの昇降領域を利用してシート後処理装置を小型にするためであり、これにともなって、1対の整合部材は、シートの整合を確実に行えるようにするため、シート搬送方向の下流側をシート後処理装置の装置本体から外側に突出させて、スタックトレイとオーバーラップさせてある。
【0004】
ところで、従来のシート後処理装置は、スタックトレイを複数段有して、下段のスタックトレイにシート束を積載するとき、下段のスタックトレイを、シート束を受け取ることのできる高さまで上昇させる必要がある。この場合、上段のスタックトレイも上昇させなければならない。ところが、上段のスタックトレイは上昇するとき、スタックトレイの昇降領域に突出している1対の整合部材の下流側端部に干渉して、上昇させることができない。このため、従来のシート後処理装置は、スタックトレイを複数段備えた場合、最上段のスタックトレイにしかシート束を積載することができない構成になっていた。
【0005】
この問題を解決する方法として、中間トレイに積載されるシート束がシート後処理装置の装置本体から突出しないようにして、1対の整合部材を装置本体内に完全に引っ込めた位置に設けることが考えられる。
【0006】
あるいは、1対の整合部材がシート後処理装置の装置本体から突出しない短い長さにすることが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−3045号公報(図4)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、1対の整合部材を装置本体内に完全に引っ込めた位置に設けると、スタックトレイの昇降領域を有効に利用することができないで、1対の整合部材を装置本体内に引っ込めた分だけ、シート後処理装置の装置本体が大きくなり、シート後処理装置を小型にすることが困難であるとともに、コストアップになるという別の問題が生じる。
【0009】
また、1対の整合部材をシート後処理装置の装置本体から突出しない短い長さにすると、シート束の整合を確実に行うことができないという別の問題が生じる。
【0010】
本発明は、1対の整合部材の搬送方向長さが長く、排出シート積載手段とオーバーラップしていても、装置自体を大きくすることなく、排出シート積載手段が1対の整合部材とのオーバーラップ部分を昇降できるようにして、排出シート積載手段の切り替えを容易に行えるようにしたシート後処理装置を提供することを目的としている。
【0011】
本発明は、排出シート積載手段の切り替えを容易に行えるシート後処理装置を装置本体に備えて、シートの画像形成効率を高めた画像形成装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシート後処理装置は、シートが積載されるシート中間積載手段と、前記シート中間積載手段に積載された前記シートの搬送方向に沿った両側を整合する整合位置と、前記整合位置から退避した退避位置とに少なくとも一方が移動可能な1対の整合部材を有する整合手段と、前記整合手段によって整合されたシート束が前記シート中間積載手段から排出されて積載される複数段の昇降可能な排出シート積載手段と、を備え、前記退避位置は、前記整合部材が、前記シート中間積載手段に積載されるシート束の内、前記搬送方向に対して交差方向の最大幅のシート束を整合した整合位置から前記交差方向に退避した位置であり、前記1対の整合部材のシート搬送方向の下流端部は、前記排出シート積載手段の昇降領域に突出し、前記複数段の排出シート積載手段の内、少なくとも最上段の排出シート積載手段には、該排出シート積載手段の昇降時に前記退避位置に退避した前記1対の整合部材の下流端部との干渉を回避する干渉回避部を形成してある。
【0014】
本発明のシート後処理装置は、前記1対の整合部材を退避位置に移動させた後、前記1対の整合部材の位置を、前記干渉回避部を有する排出シート積載手段を通過させる制御手段を備えている。
【0015】
本発明のシート後処理装置における、前記制御手段は、1対の整合部材がシート整合位置から退避位置に移動するのに要する時間が、前記干渉回避部を有する排出シート積載手段が現在位置から前記1対の整合部材の位置に移動するのに要する時間未満になるように、前記1対の整合部材と前記排出シート積載手段との少なくとも一方の動きを制御することができるようになっている。
【0016】
本発明のシート後処理装置における、前記制御手段は、1対の整合部材がシート整合位置から退避位置に移動するのに要する時間が、前記干渉回避部を有する排出シート積載手段が現在位置から前記1対の整合部材の位置に移動するのに要する時間以上になる場合、前記排出シート積載手段の動きを停止させるようになっている。
【0017】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを整合するシート後処理装置と、を備え、前記シート後処理装置が上記いずれか1つのシート後処理装置である。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像を形成されたシートが積載されるシート中間積載手段と、前記シート中間積載手段に積載された前記シートの搬送方向に沿った両側を整合する整合位置と、前記整合位置から退避した退避位置とに少なくとも一方が移動可能な1対の整合部材を有する整合手段と、前記整合手段によって整合されたシート束が前記シート中間積載手段から排出されて積載される複数段の昇降可能な排出シート積載手段と、を備え、前記退避位置は、前記整合部材が、前記シート中間積載手段に積載されるシート束の内、前記搬送方向に対して交差方向の最大幅の前記シート束を整合した整合位置から前記交差方向に退避した位置であり、前記1対の整合部材のシート搬送方向の下流端部は、前記排出シート積載手段の昇降領域に突出し、前記複数段の排出シート積載手段の内、少なくとも最上段の排出シート積載手段には、該排出シート積載手段の昇降時に前記退避位置に退避した前記1対の整合部材の下流端部の通過を許容する干渉回避部を形成してある。
【0019】
本発明の画像形成装置は、前記1対の整合部材を退避位置に移動させた後、前記1対の整合部材の位置を、前記干渉回避部を有する排出シート積載手段を通過させる制御手段を備えている。
【0020】
本発明の画像形成装置は、前記1対の整合部材の退避位置は、前記シート中間積載手段に積載される前記シートの最大幅よりも広い位置に移動させる制御手段を備えている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態のシート後処理装置と、このシート後処理装置を装置本体に備えた画像形成装置の一例である複写機とを図面に基づいて説明する。
【0022】
なお、画像形成装置には、複写機、ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等があり、本発明の画像形成装置は、複写機のみに限定されるものではなく、上記ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等も含むものである。
【0023】
また、本発明の実施形態のシート後処理装置は、複写機の装置本体に装備されて、複写機の構成要素の1つになっているが、本発明のシート後処理装置は、複写機の装置本体のみに設けられるものではなく、上記ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等の装置本体にも設けられるようになっている。
【0024】
さらに、本実施形態のシート後処理装置は、複写機の装置本体とは別体に形成されて、複写機の装置本体に接続されているが、複写機の装置本体内に設けられていてもよい。上記ファクシミリ、プリンタ、及びこれらの複合機等の場合も同様であって、これらの装置本体内に設けられていてもよい。このように、シート後処理装置を複写機等の装置本体内に設けると、モータ、プランジャ、制御部等を兼用して、構造を簡単にすることができる。
【0025】
また、複写機が画像を形成することのできるシートには、普通紙、圧紙、普通紙の代用品である樹脂製の薄いもの、はがき、オーバヘッドプロジェクタ用の用紙等がある。
【0026】
(複写機10の全体説明)
図1は、本発明の実施形態の画像形成装置の一例である複写機のシート搬送方向に沿った断面正面図である。
【0027】
複写機10は、複写機の装置本体11の上部に原稿の自動給送を行う原稿給送装置300を有し、脇にシート後処理装置400を有して構成されている。装置本体11は、リーダ部100とプリンタ部200とで構成されている。なお、自動原稿給送装置300と、リーダ部100は、必ずしも必要としない。
【0028】
リーダ部100には、原稿を積載される原稿台ガラス101、原稿給送装置300より送られた原稿を読み取るための照明ランプ及びミラーを持つ第1走査ミラー106、原稿台ガラス101上の原稿に第1走査ミラー106が照射した照射光の反射光の光路を変更する走査用反射ミラー(走査ミラー)103,104、及び上記反射光を合焦及び変倍する機能を有するレンズ105等を設けてある。
【0029】
また、装置本体11には、レジストローラ107、画像形成手段である例えば感光ドラム108、感光ドラム108をトナー現像する現像器109、転写器110、トナー画像を記録されたシートである例えば被記録紙(以下、「シート」という)を定着側へ搬送する搬送ベルト111、搬送されてきたシートのトナー画像をシートに熱圧着する定着器112、シートを搬送する搬送ローラ113、搬送されてきたシートの搬送方向を切り替えるフラッパ114,117、シートをシート後処理装置400の方向へ搬送する搬送ローラ115、シートの表裏を反転するフラッパ120及び反転パス116、カセット203からシートをピックアップするピックアップローラ119、カセット203からシートを引き出す給送ローラ118、カセット203から引き出されたシートを上方へ受け渡す搬送ローラ201、及び中間ローラ202を設けてある。
【0030】
感光ドラム108上に画像を形成するためのレーザ部122、ポリゴンミラー123、光路を変更するミラー125等を設けてある。
【0031】
ところで、感光ドラム108の表面は、光導電体と導電体を用いたシームレス感光体とで構成されている。この感光ドラム108は、回動可能に軸支されて、ユーザによる複写開始キーの押下に応答して作動する不図示のメインモータにより、同図において、時計方向に回転を開始するようになっている。なお、感光ドラム108の所定回転制御及び電位制御処理(前処理)が終了すると、原稿台ガラス101上に置かれた原稿は、第1走査ミラー106と一体に構成された照明ランプにより照明される。その原稿の反射光は、走査ミラー103,104をへてレンズ105を通り、レンズユニット内部の受光素子に結像するようになっている。
【0032】
ここで、この原稿からの反射光像は、受光素子において電気信号に変換されて不図示の画像処理部へ送られる一方、この画像処理部においてユーザより装置本体11が受けた所定のデータ処理が行われた後、レーザ部122へ送られるようになっている。そして、このデータ処理が行われた電気信号は、レーザ部122で光に変換された後、ポリゴンミラー123、ミラー125を反射して感光ドラム108上で静電潜像に変換されて、現像器109によってトナーにより可視化されて後述するようにシート上にトナー像として転写されるようになっている。
【0033】
また、カセット203にセットされたシートは、ピックアップローラ119、給送ローラ118、搬送ローラ201、中間ローラ202によりレジストローラ107に搬送される。レジストローラ107は、正確なタイミングで、トナー像先端とシートの先端とを一致させて、シートを感光ドラム108に送り込む。その後、感光ドラム108と転写器110との間をシートが通過することにより、感光ドラム108上のトナー像がシート上へ転写される。
【0034】
この後、シートは、感光ドラム108から分離されて、搬送ベルト111によって定着器112に導かれ、加圧及び過熱によりトナー像を定着される。このようにしてトナー像を転写されたシートは、画像形成面を上にしてフラッパ114の案内と、排紙ローラ115の搬送とによって、シート後処理装置400の装置本体400A内に送り込まれる。画像形成面を下にしてシート後処理装置400に送り込むには、フラッパ114,117,120の案内と、搬送ローラ121の回転とによって、シートを、一旦反転パス116に送り込んだ後、フラッパ117の左側の通路を通過させてシート後処理装置400に送り込む。
【0035】
また、シートの他方の面にも画像を形成するには、すなわち、シートの両面に画像を形成するには、フラッパ114,117,120の案内と、搬送ローラ121の回転とによって、シートを、一旦反転パス116に送り込んだ後、シートの後端がフラッパ120を抜けた時点で搬送ローラ121を逆転させて、復路パス124に送り込む。シートは、復路パス124に送り込まれたとき、表裏反転されている。シートは、復路パス124を通過して感光ドラム108によって、他方の面にトナー画像を形成される。そして、シートは、定着器112を通過して、シート後処理装置400に送り込まれる。
【0036】
(シート後処理装置400)
図2はシート搬送方向に沿ったシート後処理装置400の断面図である。シート受け入れ部401は、プリンタ部200から排出されるシートを受け取る。このとき、搬送モータ450は始動して、搬送ローラ407を回転させている。入口センサ403は、シート受け入れ部401に進入したシートを検知する。搬送ローラ407は、シートを搬送して、中間トレイ410上に排出する。中間トレイシートセンサ415は、中間トレイ410上に積載されたシートを検知する。
【0037】
入口センサ403と、中間トレイシートセンサ415とによるシート検知によって、束排出モータ473が、逆回転して束戻し部材409を回転させる。束戻し部材409は、シートを図2の右方向に移動させる。このとき、束排出ベルト417に一体に突設してあるストッパ419(図7参照)が中間トレイ410上に突出している。なお、図2に示してあるストッパ419の位置は、退避位置である。ストッパ419は、シートの搬送方向に対して交差する縁であるシートの後端部を受け止める。この束戻し部材409の回転動作と、ストッパ419のシート束の受け止めとによって、シート束の後端を揃える後端整合動作が行われる。また、図4に示す整合部材移動用モータ447a,447bも始動し、整合部材413a,413bでシートの搬送方向に沿った縁の側端部を揃える側端整合動作を行う。このように、中間トレイ410に順次排出されたシートは、束戻し部材409とストッパ419と整合部材413a,413bとによって、中間トレイ410上で整合されて、シート束になる。
【0038】
ここで、整合手段である例えば整合部490の動作を説明する。整合部材移動用モータ447a,447bが始動すると、整合部材移動用モータ447a,447bの回転軸に設けたピニオン445a,445bが回転する。すると、ピニオン445a,445bに噛み合っているラック443a,443bが移動して、ラック443a,443bと一体の整合部材413a、413bが互いに接近する。そして、整合部材413a上の整合板442と移動部材413bとが、シート束の両側からシート束を挟み込んで、シート束の側端整合を行う。
【0039】
このとき、シート幅にばらつきがあったり、整合部材413a、413b移動し過ぎたりしたときには、整合板442が1対の整合ばね441を押圧して退避移動する。このことによって、整合部490は、シート束の整合を確実に行ったり、移動のし過ぎを吸収したりして、符号413aで示す整合部材を基準にして整合が行われるようになっている。符号413bで示す整合部材を移動させる整合部材移動用モータ447bには、クロック円板493を一体に設けてある。
【0040】
クロック円板493には、整合部材クロックセンサ492が対向している。整合部材413aの移動量は、整合部材クロックセンサ492がクロック円板493の回転を検知することによって発するクロックパルスを後述するCPU1001(図9参照)内のカウンタ416がカウントすることによって検知される。
【0041】
したがって、整合部490は、ユーザによって入力されたシートサイズ情報に基づいて、CPU1001が整合部材移動用モータ447a,447bを制御して、シートサイズに応じた側端部整合を行うことができるようになっている。なお、本実施形態の整合部490の整合部材413a,413bは、別々の整合部材移動用モータによって移動するようになっているが、共通のモータによって移動するようにしてもよい。また、整合部材413a,413bは、両方とも移動するようになっているが、一方を固定にして、他方のみ移動するようにしてもよい。
【0042】
整合部490によって、シート束が作成されると、ステイプルユニット600はシート束を綴じる。そして、束排出モータ473が正転する。束排出ベルト417は、束排出モータ473によって循環して、束排出ベルト417に一体に突設してあるストッパ419によってシート束の後端を押して排出シート積載手段である例えば上段スタックトレイ421上にシート束を排出する。トレイシートセンサ462(図2参照)は、上段スタックトレイ421上のシートを検知する。
【0043】
上段スタックトレイ421の昇降は、駆動用の上段スタックトレイモータ467(図3参照)が、このモータの駆動軸に設けてあるギア704を回転させて、このギア704に噛み合っているラックギア703上を、ギア704を昇降させることによって行われる。上段スタックトレイモータ467には、モータの回転およびトレイの移動量を検出するクロック円板700を設けてある。このクロック円板700には、上段スタックトレイクロックセンサ466が対向している。上段スタックトレイ421の昇降位置は、上段スタックトレイクロックセンサ466がクロック円板700の回転を検知することよって発するクロックパルスを後述するCPU1001内のカウンタ416がカウントすることによって、検知される。
【0044】
同様にして、排出シート積載手段である例えば下段スタックトレイ422の昇降は、駆動用の下段スタックトレイモータ468(図3参照)が、このモータの駆動軸に設けてあるギア705を回転させて、このギア705に噛み合っているラックギア703上を、ギア705を昇降させることによって行われる。下段スタックトレイモータ468には、モータの回転およびトレイの移動量を検出するクロック円板701を設けてある。このクロック円板701には、下段スタックトレイクロックセンサ482が対向している。下段スタックトレイ422の昇降位置は、下段スタックトレイクロックセンサ468がクロック円板701の回転を検知することによって発するクロックパルスを後述するCPU1001内のカウンタ416がカウントすることによって、検知される。
【0045】
図2において、シート束が上段スタックトレイ421に排出されると、上段スタックトレイは、ホームポジション検知センサ461がオフするまで下降し、束排出ベルト417をホームポジション位置(ストッパ419の退避位置と同じ。図2参照)に戻した後、上段スタックトレイを、ホームポジション検知センサ461がオンするまで上昇する。このときの下降量は上段クロックセンサによるクロックパルスをカウントし、また上昇の時も同様にクロックセンサによるパルスカウントにより上昇量を検知し、スタックトレイの移動量の差によりシートの高さをCPU1001が検知すると共に、一連のステイプル動作が完了する。
【0046】
なお、中間トレイ410に積載されるシートPは、図2に示すように、中間トレイ410からずり落ちない程度に後述する上段スタックトレイ421の昇降領域に突出して中間トレイ410と上段スタックトレイ421とに跨って積載されるようになっている。これは、上段スタックトレイ421の昇降領域を利用してシート後処理装置400を小型にするためであり、これにともなって、整合部材413a,413bは、シートの幅整合を確実に行えるようにするため、図1、図2において、左端(シート搬送方向の下流側)がシート後処理装置400の装置本体400Aから外側に突出している。
【0047】
図8は、複写機全体の制御ブロック図である。
【0048】
リーダ部100の制御部1は、リーダ部100内の第1操作ミラー106等の移動制御等を行うようになっている。プリンタ部200の制御部2は、プリンタ部200内のローラを回転させるモータやフラッパを傾動させるプランジャ等の作動制御を行うようになっている。外部装置250の制御部3は、電話回線、パソコン(PC)、ワードプロセッサ(WS)等に接続され、且つリータ部100の制御部1に接続されて、外部からの信号を処理してリーダ部100の制御部1に送ったリ、リーダ部100の制御部1の信号を外部に送ったりするようになっている。自動原稿給送装置300の制御部900は、リーダ部100の制御部1に接続されて、リーダ部100との協働制御によって、原稿を確実且つ正確に読み取れるように、自動原稿給送装置300内のローラを回転させるモータやフラッパを傾動させるプランジャ等を制御して、自動原稿給送装置300が原稿をリーダ部100に確実に送れるようにしている。シート後処理装置400の制御手段である例えば制御部1000は、プリンタ部200の制御部2に接続されて、バスあるいはシリアル通信等によりプリンタ部200の制御部2とデータのやりとりを行い、ローラを回転させるモータやフラッパを傾動させるプランジャ等を制御して、プリンタ部からシートを確実に受け取って、シート束の幅制御や、シート束を綴じる制御を行うようになっている。
【0049】
なお、シート後処理装置400の制御部1000は、プリンタ部200の制御部2に組み込んで、制御部2と一体にしてもよい。この場合、シート後処理装置400は、複写機12のプリンタ部200と別体であってもよいし、プリンタ部200内に組み込まれていてもよい。
【0050】
(シート後処理装置400の制御部1000)
図9はシート後処理装置400の制御部1000の構成を示すブロック図である。CPU1001は、ROM1005に記憶された図10乃至図16に示すフローチャートを読み出しながら各部を制御するようになっている。また、CPU1001は、RAM1003に記憶された作業用データ、CPU1001自身の演算データ、プリンタ部200の制御部2からの入力データ等に基づいて、各部を制御するようになっている。
【0051】
さらに、CPU1001は、EPROM1007に記憶された、位置補正値などの調整データに基づいて、各部の制御をするようになっている。位置補正値には、例えば、製造されるシート後処理装置毎に異なっている整合部材413a,413bの所定の基準位置からの移動量のばらつきを補正する値がある。
【0052】
また、CPU1001は、通信用IC1009によって、プリンタ部200の制御部2とデータの授受を行って、シート後処理装置400A内の各部の制御するようになっている。
【0053】
CPU1001の入力ポートには、後述する各種のセンサが接続されており、これらのセンサの信号に基づき、ROM1005に格納されたプログラムに従って出力ポートに接続された後述する各種のモータ、及び不図示のプランジャの負荷を制御するようになっている。
【0054】
(CPU1001の入力ポートに接続されたセンサ)
CPU1001の入力ポートには、次の各センサが接続されている。
【0055】
入口センサ403は、シート受け入れ部401からシート後処理装置400の装置本体400A内に進入してきたシートを検知するようになっている。上段スタックトレイのシートセンサ462は、上段スタックトレイ421にシートが積載されているか否かを検知するようになっている。下段スタックトレイのシートセンサ469は、下段スタックトレイ422にシートが積載されているか否かを検知するようになっている。
【0056】
ホームポジション検知センサ461は、シートを積載していない上段スタックトレイ421及び下段スタックトレイ422が、中間トレイ410に積載されたシートを受け取ることのできるホームポジションにいるか否かを検知するようになっている。
【0057】
スタックトレイ上限サンサ465は、上段スタックトレイ421が昇降範囲の最上部に昇降しているか否かを検知するようになっている。中間トレイシートセンサ415は、搬送ローラ407によって中間トレイ410上にシートが排出されて積載されているか否かを検知するようになっている。スタックトレイ下限センサ463は、下段スタックトレイ422が昇降範囲の最下部に下降しているか否かを検知するようになっている。
【0058】
上限スタックトレイクロックセンサ466は、上限スタックトレイ421の昇降にともなって回転するクロック円板700の回転を検知し、CPU1001内のカウンタ416と協働して、上限スタックトレイ421の現在位置を検知するようになっている。下限スタックトレイクロックセンサ482は、下限スタックトレイ422の昇降にともなって回転するクロック円板701の回転を検知し、CPU1001内のカウンタ416と協働して、下限スタックトレイ422の現在位置を検知するようになっている。
【0059】
整合部材クロックセンサ492は、整合部材413bの移動にともなって回転するクロック円板493の回転を検知し、CPU1001内のカウンタ416と協働して、整合部材413bの現在位置を検知するようになっている。
【0060】
(CPU1001の出力ポートに接続されたモータ)
CPU1001の出力ポートには、次の各モータが接続されている。
【0061】
搬送モータ450は、搬送ローラ407を回転させて、シート受け入れ部401からシート後処理装置400の装置本体400A内に進入してきたシートを中間トレイ410に搬送するようになっている。整合部材移動用モータ447aは、ピニオン445aを回転させて、整合部材413aを移動させるようになっている。整合部材移動用モータ447bは、ピニオン445bを回転させて、整合部材413bを移動させるようになっている。
【0062】
束排出モータ473は、束戻し部材409と束排出ベルト417とを回転するようになっている。上段スタックトレイモータ467は、上段スタックトレイ421を昇降するようになっている。下段スタックトレイモータ468は、下段スタックトレイ422を昇降するようになっている。
【0063】
(シート後処理装置の動作説明)
次に、図1乃至図7に示す各部の構成、図8、図9の制御ブロック図、図10乃至図16のフローチャートに基づいて、シート後処理装置の動作を説明する。なお、各フローチャートにおいて、ステップ(Step)は、「S」と略称、略記する。
【0064】
図10はシート後処理装置400のコピー開始時の処理を示すフローチャートである。
【0065】
まず、CPU1001は、プリンタ部200がプリントを開始したか否かを判別する(S1001)。判別は、装置本体11のプリンタ部の制御部2からのコピー開始信号や、シート排出信号が送られてきているか否かの判別である。シートが装置本体11から排出されていなければ、CPU1001は、再度、プリントを開始したか否かを判別して、プリンタ部200の緊急停止に備える。その後、CPU1001は、シート後処理制御を行い(S1003)、動作を完了したら、再度、プリンタ部200がプリントを開始したかを判別する(S1001)。
【0066】
図11は、図10のサブルーチンのシート後処理制御を説明するフローチャートである。
【0067】
まず、CPU1001は、搬送モータ450を始動して、シート後処理装置400に何時シートが送り込まれてきても、そのシートを搬送できるように、シート後処理装置400を待機状態にして(S1101)、プリンタ部200から搬送されてくるシートを入口センサ403によって検知できるまで待つ(S1102)。CPU1001は、シートが入口センサ403を抜けると(S1103)、CPU1001内のカウンタ416で搬送クロックのカウントを開始する(S1104)。CPU1001は、カウンタ416のカウント数が所定の値になるまで、カウンタ416にカウントを継続させる。カウンタ416の値が所定の値になると(S1105)、CPU1001は、シートが中間トレイ410に到達したものと判断して、搬送モータ450の回転を停止させる(S1106)。
【0068】
CPU1001は、中間トレイ410に積載されたシートの後端整合を行うため、束戻し部材409を回転させて、シートを図2において右に移動させて、ストッパ419に当接させる。また、CPU1001は、図4に示す整合部材413a,413bを作動させて、シートの側端整合を行う(S1108)。
【0069】
その後、CPU1001は、プリンタ部200の制御部2から送信されるステイプル要求の信号の有無を判別し(S1109)、ステイプル要求がある場合のみ、ステイプルユニット600を作動させて、シート束を綴じる(ステイプルする)(S1110)。
【0070】
次に、CPU1001は、ステイプル要求の有無に関わらず、プリンタ部200の制御部2から送信されるシート束を排出する信号の有無を判別し(S1111)、シート束の排出要求がある場合のみ、図7に示す束排出ベルト417を循環させて、ストッパ419でシート束の後端を押して上段スタックトレイ421、或いは下段スタックトレイ422に排出する(S1112)。
【0071】
次に、本実施形態のシート後処理装置において、特徴とする動作を、図1乃至図7に示す各部の構成、図8、図9の制御ブロック図、図12乃至図16に基づいて説明する。
【0072】
まず、上段スタックトレイ421から下段スタックトレイ422に、または下段スタックトレイ422から上段スタックトレイ421に切り替える動作を説明する。図12のフローチャートにおいて、CPU1001は、上段スタックトレイ421と下段スタックトレイ422(以下、単に「トレイ」と言う)との切り替え動作で(S1301)、トレイの切り替えか否かの判断待ちになる(「NO」の場合は待ち状態)(S1302)。判断は、プリンタ部200の制御部2から、シート後処理装置400の制御部1000に対して、トレイを指定する(切り替え指示を含む)信号が送られてきたか否かの判断である。
【0073】
プリンタ部200の制御部2から、トレイ切り替えの指示があった場合、CPU1001は、シート後処理制御を行い(S1303)、整合部材413a,413bを退避位置に移動させる整合退避処理を行い(S1304)、トレイ切り替え処理(S1305)を行う。これによって、上段スタックトレイ421から下段スタックトレイ422に、または下段スタックトレイ422から上段スタックトレイ421にトレイが切り替えられる。
【0074】
図12における整合退避処理(S1304)のサブルーチンを図13に基づいて説明する。
【0075】
CPU1001は、整合退避動作許可か否かの判断待ちをする(S1401)。CPU1001は、装置本体11からシートが送られてこなくなり、シートの整合が終了したとき、整合退避動作の許可と判断して、整合部材413a,413bの現在の現在位置が退避位置であるか否かを判断する(S1402)。
【0076】
CPU1001は、整合退避動作の許可と判断し、整合部材413a,413bが退避位置にいる場合には、整合退避処理を終了する。もし、整合部材413a,413bが退避位置にいない場合、CPU1001は、整合板移動用のモータ447a,447bを制御して、整合部材413a,413bを退避位置に移動させる(S1403)。
【0077】
退避位置は、クロックセンサ492(図4参照)、カウンタ416(図9参照)の協働動作によって、検知される。整合部材413a,413bの退避位置は、中間トレイ410に積載されるシートの最大幅よりも広い位置である。
【0078】
図6に示すように、上段スタックトレイ421には、整合部材413a,413bの退避位置に対応して、干渉回避部である例えば切欠423,424を形成してある。なお、トレイは、3段以上あってもよい。この場合、複数のトレイのうち少なくとも、トレイの上下動により前述整合部材413a,413bと干渉する位置(高さ)に移動するトレイに関しては後述する切欠423,424(図6参照)を形成しておく必要がある。
【0079】
本発明の実施の形態では、少なくとも、最上段のトレイに後述する切欠423,424(図6参照)を形成しておく必要がある。
【0080】
CPU1001は、整合部材413a,413bが退避位置に移動すると(S1404)、整合部材413a,413bの移動を停止させる(S1405)。
【0081】
図12におけるトレイ切り替え処理(S1305)のサブルーチンを図14に基づいて説明する。
【0082】
CPU1001は、整合部材413a,413bがシート束の側端整合を行った現在位置から退避位置に移動するまでの時間T1を求めるとともに、上段スタックトレイ421が現在位置から整合部材413a,413bの位置(退避位置)まで移動する時間T2を求めて、T1<T2であるか否かを判断する。整合部材413a,413bの現在位置は、図4に示すクロックセンサ492とCPU1001内のカウンタ416によって分かるようになっている。また、上段スタックトレイ421の現在位置は、図3に示すクロック円板700とカウンタ416とによって分かるようになっている。
【0083】
なお、時間T1は、整合部材413a,413bの移動量(シートの側端整合を行った整合部材の現在位置から退避位置までの距離)W1、整合部材413a,413bの退避速度S1とすると、
T1=W1÷S1 式1
となる。
【0084】
また、時間T2は、上段スタックトレイの移動距離(昇降距離)L1、トレイの移動速度(昇降速度)S2、上段スタックトレイにシートを排出する場合、上段スタックトレイを下降させた位置をC1、C1の位置からトレイの退避位置までの距離をC2とすると、
T2=(C1−C2)÷S2 式2
となる。シートが無いときには、C1=C2となる。
【0085】
そして、T1<T2である場合、CPU1001は、整合部材413a,413bを退避位置に移動させる整合退避動作許可して(S1508)、後述するトレイ切り替え動作SUBを実行する(S1509)。整合部材413a,413bは、退避位置に移動して(S1510)、上段スタックトレイ421が昇降動作を終了する(S1511)。
【0086】
なお、整合部材413a,413bの退避動作と、上段スタックトレイ421の昇降動作とにおいて、T1<T2であるので、整合部材413a,413bが上段スタックトレイ421より先に退避位置に移動し、その後、上段スタックトレイ421が整合部材413a,413bの位置に到達して、切欠423,424が整合部材413a,413bを通過していくので、上段スタックトレイ421が整合部材413a,413bに干渉するようなことがない。
【0087】
また、S1502において、T1<T2でない場合(T1≧T2の場合)も、CPU1001は、整合部材413a,413bを退避位置に移動させる整合退避動作許可制御をする(S1503)。しかし、T1≧T2であるので、整合部材413a,413bが退避位置に移動する前に、上段スタックトレイ421が整合部材413a,413bの位置に到達して、整合部材413a,413bに干渉するおそれがある。
【0088】
そこで、T1<T2になるように、CPU1001は、整合部材413a,413bの移動速度を速くするか、上段スタックトレイ421の昇降速度を遅くするか、上段スタックトレイ421の昇降開始を遅らせるか、さらには、昇降途中で一旦停止させる(S1504)。
【0089】
CPU1001は、T1<T2になるようにしてから(S1504)、後述するトレイ切り替え動作SUBを実行する(S1505)。整合部材413a,413bは、退避位置に移動して(S1506)、上段スタックトレイ421が昇降動作を終了する(S1507)。この場合においても、整合部材413a,413bが上段スタックトレイ421より先に退避位置に移動し、その後、上段スタックトレイ421が整合部材413a,413bの位置に到達して、切欠423,424が整合部材413a,413bを通過していくので、上段スタックトレイ421が整合部材413a,413bに干渉するようなことがない。
【0090】
図14におけるトレイ切り替え動作SUB(S1505)(S1509)を図15に基づいて説明する。
【0091】
CPU1001は、現在、上段スタックトレイ421と下段スタックトレイ422とのどちらが、トレイのホームポジション検知センサ461にいるか否かの判断をする(S1201)。この判断は、シート後処理装置400がイニシアル動作をしたとき、上段スタックトレイ421と下段スタックトレイ422とのいずれかを、トレイのホームポジション検知センサ461の位置に昇降させてあり、そのトレイをRAM1003に記憶してあるので、その記憶に基づいて行われる。
【0092】
ホームポジション検知センサ461が上段スタックトレイ421と判断した場合、CPU1001は、上段スタックトレイモータ467を作動させて、上段スタックトレイ421を上昇させる(S1202)。
【0093】
スタックトレイ上限センサ465が上段スタックトレイ421を検知すると(S1203)、CPU1001は、上段スタックトレイモータ467を停止させて、上段スタックトレイ421を停止させる(S1204)。そして、CPU1001は、下段スタックトレイモータ468を作動させて、下段スタックトレイ422を上昇させる。ホームポジション検知センサ461が下段スタックトレイ422を検知すると(S1205)、CPU1001は、下段スタックトレイ422の上昇を停止させる(S1206)。
【0094】
また、S1201において、ホームポジション検知センサ461が下段スタックトレイ422と判断した場合、CPU1001は、下段スタックトレイモータ468を作動させて、下段スタックトレイ422を下降させる(S1207)。
【0095】
トレイ下限検知センサ463が下段スタックトレイ422を検知すると(S1208)、CPU1001は、下段スタックトレイモータ468を停止させて、下段スタックトレイ422を停止させる(S1209)。そして、CPU1001は、上段スタックトレイモータ467を作動させて、上段スタックトレイ421を下降させる。ホームポジション検知センサ461が上段スタックトレイ421を検知すると(S1210)、CPU1001は、上段スタックトレイモータ467を停止させて、上段スタックトレイ421の下降を停止させる(S1211)。
【0096】
なお、本実施形態のトレイの切り替え動作は、一方のスタックトレイ421(又は422)の動作を開始し終了してから、他方のスタックトレイ422(又は421)の動作を開始し終了させるようになっているが、これに限定されることなく、例えば、両方のスタックトレイ421,422とを、略同時に動作を開始して、並列動作をさせる場合も含むものである。
【0097】
図16はトレイ停止判断処理を示すフローチャートである。すなわち、整合部材413a,413bが所定時間内に退避位置に移動しない場合、昇降中の上段スタックトレイ466、または下段スタックトレイ467を緊急停止させて、上段スタックトレイ466、または下段スタックトレイ467が整合部材413a,413bに干渉しないようにしたフローチャートである。
【0098】
CPU1001は、エラーチェック用の所定時間のタイマーを動作させ(S1602)、整合部材413a,413bの整合退避処理を行い(S1601)、所定時間経過しても(S1603)整合部材413a,413bが退避位置に移動しないとき、上段スタックトレイ466、または下段スタックトレイ467の昇降を禁止する(S1604)。そして、CPU1001は、その状態を、通信IC1009を介し装置本体11に通知し(S1605)、処理を終了する。この場合、装置本体11にエラー表示してもよい。
【0099】
【発明の効果】
本発明のシート後処理装置は、整合部材の長さが長いままでも排出シート積載手段の切り替えが容易で、切り替え時間含めた最適な排出シート積載手段の切り替えを行うことができて、シート後処理能率を向上させることができる。
【0100】
本発明のシート後処理装置は、1対の整合部材が長く、排出シート積載手段とオーバーラップしていても、排出シート積載手段に干渉回避部を形成してあるので、排出シート積載手段が整合部材の部分を昇降できて、装置自体を大きくすることなく、排出シート積載手段の切り替えを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像形成装置の一例である複写機のシート搬送方向に沿った断面正面図である。
【図2】本発明の実施形態のシート後処理装置における、シート搬送方向に沿った断面図である。
【図3】本発明の実施形態のシート後処理装置における、上段スタックトレイと下段スタックトレイとを昇降させる駆動部を示す図である。
【図4】本発明の実施形態のシート後処理装置における、シート束を整合する整合部の平面図である。
【図5】本発明の実施形態のシート後処理装置において、上段スタックトレイが上限にいて、下段スタックトレイがホームポジションに位置いるときの状態図である。
【図6】本発明の実施形態のシート後処理装置における、上段スタックトレイの平面図である。
【図7】本発明の実施形態のシート後処理装置における、束排出ベルトとストッパとの斜視図である。
【図8】本発明の実施形態の複写機全体における、制御ブロック図である。
【図9】本発明の実施形態のシート後処理装置における、制御ブロック図である。
【図10】本発明の実施形態のシート後処理装置のコピー開始時の処理を示すフローチャートである。
【図11】図10のシート後処理制御のサブルーチンのフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態のシート後処理装置における、トレイ切り替え動作説明用のフローチャートである。
【図13】図12における整合退避のサブルーチンのフローチャートである。
【図14】図12におけるトレイ切り替え処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図15】図14におけるトレイ切り替え動作SUBのフローチャートである。
【図16】トレイ停止判断処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
P シート
1 リーダ部の制御部
2 プリンタ部の制御部
3 外部装置の制御部
10 複写機(画像形成装置)
11 複写機の装置本体
100 リーダ部
108 感光ドラム(画像形成手段)
200 プリンタ部
300 自動原稿給送装置
400 シート後処理装置
400A シート後処理装置の装置本体
410 中間トレイ
413a 整合部材
413b 整合部材
421 上段スタックトレイ(排出シート積載手段)
422 下段スタックトレイ(排出シート積載手段)
423 切欠(回避部)
424 切欠(回避部)
461 ホームポジションセンサ
490 整合部(整合手段)
900 自動原稿給送装置の制御部
1000 シート後処理装置の制御部(制御手段)
1001 CPU

Claims (8)

  1. シートが積載されるシート中間積載手段と、
    前記シート中間積載手段に積載された前記シートの搬送方向に沿った両側を整合する整合位置と、前記整合位置から退避した退避位置とに少なくとも一方が移動可能な1対の整合部材を有する整合手段と、
    前記整合手段によって整合されたシート束が前記シート中間積載手段から排出されて積載される複数段の昇降可能な排出シート積載手段と、を備え、
    前記退避位置は、前記整合部材が、前記シート中間積載手段に積載されるシート束の内、前記搬送方向に対して交差方向の最大幅のシート束を整合した整合位置から前記交差方向に退避した位置であり、
    前記1対の整合部材のシート搬送方向の下流端部は、前記排出シート積載手段の昇降領域に突出し、
    前記複数段の排出シート積載手段の内、少なくとも最上段の排出シート積載手段には、該排出シート積載手段の昇降時に前記退避位置に退避した前記1対の整合部材の下流端部との干渉を回避する干渉回避部を形成してある、
    ことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記1対の整合部材を退避位置に移動させた後、前記1対の整合部材の位置を、前記干渉回避部を有する排出シート積載手段を通過させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記制御手段は、1対の整合部材がシート整合位置から退避位置に移動するのに要する時間が、前記干渉回避部を有する排出シート積載手段が現在位置から前記1対の整合部材の位置に移動するのに要する時間未満になるように、前記1対の整合部材と前記排出シート積載手段との少なくとも一方の動きを制御可能であることを特徴とする請求項2に記載のシート後処理装置。
  4. 前記制御手段は、1対の整合部材がシート整合位置から退避位置に移動するのに要する時間が、前記干渉回避部を有する排出シート積載手段が現在位置から前記1対の整合部材の位置に移動するのに要する時間以上になる場合、前記排出シート積載手段の動きを停止させることを特徴とする請求項2又は3に記載のシート後処理装置。
  5. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成されたシートを整合するシート後処理装置と、を備え、
    前記シート後処理装置が請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート後処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
  6. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像を形成されたシートが積載されるシート中間積載手段と、
    前記シート中間積載手段に積載された前記シートの搬送方向に沿った両側を整合する整合位置と、前記整合位置から退避した退避位置とに少なくとも一方が移動可能な1対の整合部材を有する整合手段と、
    前記整合手段によって整合されたシート束が前記シート中間積載手段から排出されて積載される複数段の昇降可能な排出シート積載手段と、を備え、
    前記退避位置は、前記整合部材が、前記シート中間積載手段に積載されるシート束の内、前記搬送方向に対して交差方向の最大幅のシート束を整合した整合位置から前記交差方向に退避した位置であり、
    前記1対の整合部材のシート搬送方向の下流端部は、前記排出シート積載手段の昇降領域に突出し、
    前記複数段の排出シート積載手段の内、少なくとも最上段の排出シート積載手段には、該排出シート積載手段の昇降時に前記退避位置に退避した前記1対の整合部材の下流端部の通過を許容する干渉回避部を形成してある、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記1対の整合部材を退避位置に移動させた後、前記1対の整合部材の位置を、前記干渉回避部を有する排出シート積載手段を通過させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記1対の整合部材の退避位置は、前記シート中間積載手段に積載される前記シートの最大幅よりも広い位置に移動させる制御手段を備えたことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
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