JP4196929B2 - ノイズ検出装置及びノイズ検出プログラム - Google Patents

ノイズ検出装置及びノイズ検出プログラム Download PDF

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本発明はノイズ検出装置及びノイズ検出プログラムに係り、特に画像信号を周波数変換、非可逆符号化することによって生じるモスキートノイズを検出するノイズ検出装置及びノイズ検出プログラムに関する。
近年、インターネットやディジタル放送などの普及により、ディジタル表現された画像はますます一般的になっている。これらの画像を少ない符号量で効率的に表現する手法として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やMPEG(Moving Picture Experts Group)などに代表される、直交変換符号化方式が広く用いられている。この符号化方式は、画像信号の性質を利用してデータ量を削減するため、周波数変換及び量子化処理が行われる。周波数変換後の係数値は、量子化によって特に高周波成分を制限することで、データ量を削減し、符号化効率を高めるが、一方、量子化ステップが大きくなるにつれて再生画にノイズが増加し、画質劣化が顕著になる。
上記ノイズのうち、特に画像のエッジ部周辺においてモスキートノイズとよばれる、蚊がエッジ周辺にまとわりつくように見えるノイズが知られている。これは、量子化処理において特に高周波成分を制限したことによってエッジ周辺の情報が欠落したためであり、画質の劣化を招く。
そこで、このモスキートノイズを検出する手法がいくつか提案されている。従来のモスキートノイズを検出するノイズ検出装置の一例は、エッジ部周辺などのノイズが発生する可能性のある箇所を検出することによってモスキートノイズを検出する装置である(例えば、特許文献1参照)。すなわち、この特許文献1記載の従来のノイズ検出装置は、入力画像信号を2次元のブロックに分割して直交変換する直交変換符号化方式の画像信号復号器であって、復元画像信号を微分処理してモスキートノイズの発生した画素を検出するものである。
また、従来のモスキートノイズを検出するノイズ検出装置の他の例は、直交変換符号化においてデコーダ内の動きベクトルや変換係数の特定範囲の絶対和、あるいは特定範囲の変換係数の存在を調べることにより、モスキートノイズを検出する装置である(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−212759号公報 特開2001−204029号公報
前述したように、モスキートノイズの発生原因は量子化であり、特に高周波成分の係数を制限することによってなされるため、エッジ周辺の情報が失われる。特許文献1記載の従来のノイズ検出装置ではこれを利用し、エッジ周辺にモスキートノイズが発生するものとしてノイズ検出を行う。しかし、実際にノイズが目立って発生するのは、量子化による係数値の剰余が大きい箇所である。
特許文献1記載の従来のノイズ検出装置では、量子化による係数値の剰余に関係なくエッジ部が検出される。従って、たとえエッジ部でも、ノイズが殆ど発生しておらず、フィルタリングの必要がない箇所も検出することになる。特に、高画質の画像に対し、ノイズを検出してフィルタリングを施した場合、却って画質を劣化させてしまう。
一方、特許文献2記載の従来のノイズ検出装置は、変換係数を用いてブロック内の複雑度、すなわち絵柄が(エッジ部やテクスチャ部などを含んでいて)複雑かどうかを調べる装置であるが、これも特許文献1記載の従来のノイズ検出装置と同じ問題が発生する。更に、特許文献2記載の従来のノイズ検出装置では、直交変換符号化にMPEG2などのフレーム間符号化方式を用いた場合、ピクチャタイプによるモスキートノイズの発生具合の相違に対する考慮が不十分で、適切なノイズ検出とはいえないことが課題であった。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、ノイズが発生する可能性がある箇所を検出するのではなく、モスキートノイズそのものを検出するノイズ検出装置及びノイズ検出プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のノイズ検出装置は、画像信号のモスキートノイズを検出するノイズ検出装置において、供給される復号された画像信号を周波数変換して、予め定めた画像領域の単位で低域から高域にわたり複数の変換係数を出力する周波数変換手段と、周波数変換手段から出力された変換係数に対して、予め定めた画像領域の単位で第1の閾値とこの第1の閾値よりも大なる値の第2の閾値を決定し、画像領域内の複数の変換係数のうち値が第1の閾値未満である変換係数を探索対象の変換係数とし、画像領域内で探索対象の変換係数より高域の変換係数を求め、求めた高域の変換係数の値が第2の閾値よりも大であるとき、探索対象の変換係数を孤立係数として決定し、孤立係数が存在する画像領域をモスキートノイズが存在する領域と判定してノイズ検出信号を出力するモスキートノイズ判定手段とを有することを特徴とする。
この発明では、孤立係数は、エンコーダ内の量子化による制限を強く受けて係数情報が大きく失われ、それからデコーダ内で逆量子化したために、周辺の係数に比べて値が小さくなったのであることに着目し、予め定めた画像領域の単位で孤立係数を探索し、孤立係数が存在する場合は、その画像領域にはモスキートノイズが発生していると判断してノイズ検出信号を出力するようにしたため、量子化による係数値の剰余が大きい箇所をモスキートノイズが存在すると検出することができる。
また、上記の目的を達成するため、画像信号のモスキートノイズを検出するノイズ検出をコンピュータのソフトウェアにて実行させるプログラムにおいて、コンピュータを、供給される復号された画像信号を周波数変換して、予め定めた画像領域の単位で低域から高域にわたり複数の変換係数を出力する周波数変換手段と、周波数変換手段から出力された変換係数に対して、予め定めた画像領域の単位で第1の閾値とこの第1の閾値よりも大なる値の第2の閾値を決定し、画像領域内の複数の変換係数のうち値が第1の閾値未満である変換係数を探索対象の変換係数とし、画像領域内で探索対象の変換係数より高域の変換係数を求め、求めた高域の変換係数の値が第2の閾値よりも大であるとき、探索対象の変換係数を孤立係数として決定し、孤立係数が存在する画像領域をモスキートノイズが存在する領域と判定してノイズ検出信号を出力するモスキートノイズ判定手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、量子化による係数値の剰余が大きい箇所を検出するようにしたため、モスキートノイズが殆ど発生していないにも拘らずノイズとして検出することを防止することができ、よって、高画質の画像信号に対し、ノイズを検出してフィルタリングを施した場合の画質劣化を防止できる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。以下、例として、MPEG2でエンコード・デコードされた後の再生信号に対して、モスキートノイズを検出する場合を挙げる。そこで、まず、MPEG2のエンコーダ部及びデコーダ部について説明する。
図1はMPEG2のエンコーダ部の一例のブロック図を示す。図1において、エンコーダ部10は、減算器11、動き推定(ME)を行うME部12、離散コサイン変換(DCT)を行うDCT部13、量子化部14、逆量子化部15、逆DCT部16、可変長符号化部17、及び加算器18からなる。
エンコーダ部10では、画像信号が入力信号aとして入力され、ME部12に供給される一方、減算器11に供給されてME部12により得られた動き補償信号と減算される。減算器11から出力された信号は、DCT部13によってDCTが施されて変換係数とされる。DCT後の変換係数は量子化部14において、量子化ステップにより量子化されて情報量が削減される。
インターフレームでは、この後、逆量子化部15及び逆DCT部16からなるローカルデコーダによって再生画像が生成され、逆DCT部16の出力信号が加算器18でME部12からの動き補償信号と加算された後ME部12において、入力信号aと加算器18の出力信号とに基づいてME(動き推定)が行われた後、得られた動き補償信号が減算器11に供給されて入力信号aと減算されることによってフレーム間符号化がなされる。最後に、量子化後の値が可変長符号化部17によって可変長符号化され、MPEG2のビットストリームが出力符号bとして出力される。
次に、デコーダ部について説明する。図2はデコーダ部20の一例のブロック図を示す。同図において、デコーダ部20は入力符号cが供給される可変長復号化部21、逆量子化部22、逆DCT部23、出力信号eを出力する加算器24、動きベクトル及ピクチャタイプなどの情報dと出力信号eが入力されるMC(動き補償)部25からなる。
このデコーダ部20は、エンコーダ部10で生成されたMPEG2のビットストリームが入力符号cとして入力され、可変長復号化部21によって可変長復号化され、さらに逆量子化部23によって逆量子化されて、変換係数が得られる。この変換係数は、逆DCT部24において逆DCTが施され、加算器24を介して復元した画像信号を復号信号eとして出力する。
インターフレームでは、逆DCT部24の出力信号と、可変長復号化部22より得られた動きベクトル及びピクチャタイプなどの情報dを用いてMC部25においてMC(動き補償)が行われることによって復号化がなされる。このMC部25の出力信号は逆DCT部23の出力信号と加算器24で加算されて復号化された出力信号eとして出力される。
次に、本発明になるノイズ検出装置の各実施の形態について説明する。図3は本発明になるノイズ検出装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図において、図2の構成のデコーダ部20から出力された復号信号eは、モスキートノイズ検出装置30内の周波数変換部31と、モスキートノイズフィルタリング部33とにそれぞれ入力される。モスキートノイズ検出装置30は、周波数変換部31及びモスキートノイズ判定部32からなり、ノイズ検出信号fをモスキートノイズフィルタリング部33に供給する。
デコーダ部20から出力された復号信号eがモスキートノイズ検出対象であるので、これを入力信号として、周波数変換部31とモスキートノイズフィルタリング部33に供給する。周波数変換部31において得られた変換係数値は、モスキートノイズ判定部32において、モスキートノイズが存在したときにノイズ検出信号fをモスキートノイズフィルタリング部33に出力する。モスキートノイズ判定部32は、モスキートノイズが存在しなければ、ノイズ検出信号fは出力されない。
モスキートノイズフィルタリング部33は、ノイズ検出信号fが入力されたならば、入力信号eに対してフィルタリングがなされ、ノイズが低減された信号が出力信号gとして出力される。一方、モスキートノイズフィルタリング部33は、ノイズ検出信号fが入力されなければ、入力信号eは、そのまま出力信号gとして出力される。
(第1の実施の形態)
次に、本発明のノイズ検出装置の要部を構成するモスキートノイズ判定部32の各実施の形態の構成について説明する。図4はモスキートノイズ判定部の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図において、第1の実施の形態のモスキートノイズ判定部32aは、閾値決定部321、探索係数比較部322及び探索係数より高域の係数比較部323から構成されている。
この第1の実施の形態のモスキートノイズ判定部32aでは、図3の周波数変換部31の出力、すなわち変換係数が入力信号として入力され、閾値決定部321において後述する2つの閾値t,Tを決定し、変換係数の探索処理を開始する。続いて、探索係数比較部322において、変換係数が上記の閾値tと比較され、次に、探索係数より高域の係数比較部323において、探索対象の変換係数より高域の係数が閾値Tと比較される。閾値t,Tとの比較結果により、ノイズ検出信号fの出力内容が決定される。
次に、図3及び図4に示す実施の形態の動作について説明する。まず、図3において、MPEG2によるエンコード・デコードがされた後の復号信号eが、入力信号としてモスキートノイズ検出装置30内の周波数変換部31に入力される。周波数変換部31では、復号信号eである輝度信号に対して、例えば縦方向8画素、横方向8画素(8×8画素)のブロック単位のDCTが施され、DCT係数を得る。
図10は、8×8画素のブロック単位の独立した値を持つ周波数が異なる複数のDCT係数を示したものであり、一つの正方形が一つのDCT係数を表す。DCT後の変換係数は、図10に示すように、右へ向かうほど高い水平周波数成分の係数となり、下へ向かうほど高い垂直周波数成分の係数となる。ここで、最低周波数成分d00は、直流成分であるのでDC係数であり、この直流成分以外の交流成分はAC係数である。
次に、モスキートノイズ判定部32の動作について、図11及び図13を参照しながら説明する。図11は8×8画素のブロック単位のDCT係数を示したものであり、一つの正方形が一つのDCT係数を表す。また、cxyは探索対象の係数、cxyより水平周波数成分がより高域の係数をCxi,cxyより垂直周波数成分がより高域の係数をCjyとする。ここで、x,y,i,jはそれぞれ係数の位置(最低域が0、最高域が7)を表し、範囲は、0〜7である。ただし、i及びjのとり得る範囲は、y<i≦7,x<j≦7である。
図13は、この実施の形態において、ブロック単位の処理とした場合のフローチャートであり、図3及び図4のモスキートノイズ判定部32にて実行されるものである。モスキートノイズ判定部32の閾値決定部321では、まず、2つの閾値t,Tを決定する(ステップS101)。これらの閾値t,Tは、現ブロックやその周辺などを考慮して可変としてもよいが、ここでは固定値(例えばt=4,T=16)とする。
そして、探索係数比較部322において、ブロック内のDCT係数の絶対値に対し、その周辺のDCT係数から孤立した係数値cxyの探索を開始する(ステップS102)。孤立係数の探索は、まず、第1の閾値t未満の係数cxyを探索し(ステップS103)、閾値t未満の探索対象の係数cxyより高域にある係数Cxi,Cjyを求める(ステップS104)。
続いて、探索係数より高域の係数比較部323において、探索対象の変換係数cxyより高域にある係数Cxi,Cjyの両方が第2の閾値Tより大きいかどうか判定する(ステップS105)。探索対象の変換係数cxyより高域にある係数Cxi,Cjyの両方が第2の閾値Tより大きいときには、探索対象の変換係数cxyを孤立係数とし、該ブロックはモスキートノイズブロックとする(ステップS107)。
なお、処理量削減のため、例えば、i=y+1,j=x+1としても構わない。該ブロックがモスキートノイズブロックであれば、そのブロックの処理は終了する。
一方、ステップS105で探索対象の変換係数cxyより高域にある係数Cxi,Cjyの両方が第2の閾値T未満であると判定されたときには、ブロック内の全画素について探索が終了したかどうか判定し(ステップS106)、探索が全画素について終了していなければ、ステップS102に戻り、次の探索対象の係数に対して同様の探索を行い、全画素について探索が終了したらそのブロックの処理はすべて終了し、次のブロックの処理へ移る。
図12は、8×8画素のブロック単位のDCT係数を示したものであり、一つの正方形が一つのDCT係数を表す。探索範囲は、処理量削減のため、ブロック内の全画素とせずに、例えば図12に斜線で示す範囲としても構わない。
孤立係数は、エンコーダ内の量子化による制限を強く受けて係数情報が大きく失われ、それからデコーダ内で逆量子化したために、周辺の係数に比べて値が小さくなったのである。従って、孤立した係数値が存在する場合は、モスキートノイズが発生しているので、前記したように、探索対象の変換係数cxyより高域にある係数Cxi,Cjyの両方が第2の閾値Tより大きいときには、探索対象の変換係数cxyを孤立係数として、該ブロックはモスキートノイズブロックとし、ノイズ検出信号fを出力する。そうでなければ、ノイズ検出信号fは出力されない。
最後に、図3に示したモスキートノイズフィルタリング部33において、ノイズ検出信号fが入力されたならば、入力復号信号eに対してフィルタリングがなされ、ノイズが低減された信号が出力信号gとして出力される。一方、ノイズ検出信号fが入力されなければ、入力復号信号eは、そのまま出力信号gとして出力される。
この第1の実施の形態のモスキートノイズ検出装置によれば、量子化による係数値の剰余が大きい箇所を検出するので、モスキートノイズが殆ど発生していないにも拘らず、ノイズとして検出することを防止することができる。従って、このノイズ検出箇所に対してのみフィルタリングを行うことで、モスキートノイズを効果的に低減できる。
(第2の実施の形態)
次に、図3及び図5を用いて、本発明のノイズ検出装置の第2の実施の形態について説明する。図5は図3のモスキートノイズ判定部32の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5において、第2の実施の形態のモスキートノイズ判定部32bは、閾値決定部325、探索係数比較部322、探索係数より高域の係数比較部323及びピクチャタイプ推定部324から構成されている。
すなわち、本実施の形態のモスキートノイズ判定部32bは第1の実施の形態のモスキートノイズ判定部32aと比較すると、新たにピクチャタイプ推定部324を設け、閾値決定部325に、変換係数の他にピクチャタイプ推定部324からピクチャタイプを入力する構成としたものである。そして、閾値決定部325において、ピクチャタイプを考慮した閾値を決定するものである。
次に、本実施の形態の動作について説明するに、ピクチャタイプ推定部324において、仮にピクチャタイプが既知ならば、図5の閾値決定部325に対して、そのままピクチャタイプを入力する。しかし、本実施の形態はデコーダ情報を取得できない場合なので、普通、ピクチャタイプは未知である。そこで、ピクチャタイプ推定部324は、復号画像のみからピクチャタイプを推定する。
ピクチャタイプを推定する方法としては、DCT係数をカウントし、それを前後のフレームと比較する方法(特開2002−135779号公報)、スキップマクロブロックと推測されるマクロブロックをカウントし、それを数フレームにわたって比較する方法(特開2003−111081号公報)などがある。図5のピクチャタイプ推定部324は、前者のピクチャタイプ推定方法を用いた場合を想定して示した。
直交変換符号化にフレーム間予測符号化を用いた場合、インターフレームは参照フレームとの差分から求められる。しかし、参照フレームに量子化誤差が発生しているとき、インターフレームはその誤差が蓄積されることになる。これにより、モスキートノイズはイントラフレームよりもインターフレームに多く発生する。同じインターフレームでも、Pフレーム(ピクチャ)とBフレーム(ピクチャ)とでは、Bフレーム(ピクチャ)の方がより誤差が蓄積する。
そこで、本実施の形態では、変換係数とピクチャタイプが入力された閾値決定部325において、第1の閾値tを、インターフレームの場合はイントラフレームに比べて大きくすることで、モスキートノイズを検出し易くする。また、同じインターフレームでも、PフレームよりBフレームの閾値を大きくし、モスキートノイズを検出し易くする。これらにより、各フレームの性質を考慮してモスキートノイズを検出する。
モスキートノイズ検出方法は、第1の実施の形態で説明したものと同様なので、省略する。本実施の形態のノイズ検出装置によれば、第1の実施の形態と同様に、量子化による係数値の剰余が大きい箇所を検出するので、モスキートノイズが殆ど発生していないにも拘らずノイズとして検出することを防止することができる。
また、本実施の形態では、フレーム間予測符号化方式によってエンコード・デコードされた画像信号に対して、ピクチャタイプによってモスキートノイズの発生具合が違うことを考慮することで、適切にモスキートノイズを検出するようにしているため、このノイズ検出箇所に対してのみフィルタリングを行うことで、モスキートノイズを効果的に低減できる。
(第3の実施の形態)
次に、図3及び図6を用いて、本発明のノイズ検出装置の第3の実施の形態について説明する。図6は図3のモスキートノイズ判定部32の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6に示す第3の実施の形態のモスキートノイズ判定部32cは、閾値決定部321、探索係数比較部322、探索係数より高域の係数比較部323、係数探索処理スキップ判定部326及びスイッチ回路327よりなる構成である。
第3の実施の形態のモスキートノイズ判定部32cは、モスキートノイズ判定部32aと比較すると、新たに係数探索処理スキップ判定部326とスイッチ回路327とを設け、係数探索処理スキップ判定部326が、周波数変換後の変換係数の分布によっては、閾値決定部321、探索係数比較部322、及び探索係数より高域の係数比較部323をスキップして変換係数を出力させ、閾値決定部321にはスイッチ回路327により選択された変換係数を供給することで、係数探索処理をなるべくしないようにして、検出にかかる処理量を削減する構成としたものである。
このモスキートノイズ判定部32cの動作について説明する。この実施の形態では、探索係数が閾値t未満かどうかを判定する前に、変換係数の分布からあまり目立たないノイズと分かった場合は、ノイズが発生していないものとして扱い、係数の探索処理をしないようにする。あるいは、変換係数の分布から目立つノイズが発生していることが分かった場合は、ノイズが発生しているものとして扱い、係数の探索処理をしないようにする。
すなわち、係数探索処理スキップ判定部326は変換係数を入力として受け、その入力変換係数のDC成分(例えば、絶対値が「0」〜「2040」の範囲内)を求め、例えば、DC成分の絶対値が閾値「1024」より大きいならば、絵柄が明るくてノイズが目立ちにくいので、ノイズが発生していないものとして扱い、スイッチ回路327を制御して端子イ側に接続させ、変換係数は閾値決定部321に対して供給せず、係数探索処理をしないようにする。
また、入力変換係数のDC成分の絶対値が閾値「1024」以下のときには、スイッチ回路327を制御して端子ロ側に接続させ、入力変換係数をスイッチ回路327を介して閾値決定部321に供給し、第1の実施の形態と同様の係数探索処理を行わせる。なお、上記のDC成分の絶対値の多く存在する値は、絵柄に強く依存するため、一概には言えないが、例えば「100」〜「1700」程度に多く存在する。
なお、係数探索処理スキップ判定部326において、ブロック内の0の個数をカウントし、例えば、ブロック内の0の個数が閾値32より大きいならば、量子化幅が大きいので、ノイズが発生しているものとして扱い、スイッチ回路327を制御して端子イ側に接続させ、係数探索処理スキップ判定部326からノイズ検出信号をスイッチ回路327を介して出力させ、閾値決定部321、探索係数比較部322、及び探索係数より高域の係数比較部323をスキップすることにより、係数探索処理をしないようにする。モスキートノイズ検出方法は、第1の実施の形態で説明したものと同様なので、省略する。
本実施の形態のノイズ検出装置によれば、第1の実施の形態と同様に、量子化による係数値の剰余が大きい箇所を検出するので、モスキートノイズが殆ど発生していないにも拘らずノイズとして検出することを防止することができる。また、周波数変換後の変換係数の分布を考慮し、絵柄が明るくてノイズが目立ちにくいときや、目立つノイズが発生しているときには、係数探索処理をしないようにスキップ処理することにより、モスキートノイズ検出にかかる処理量を削減することができる。従って、このノイズ検出箇所に対してのみフィルタリングを行うことで、モスキートノイズを効果的に低減できる。
(第4の実施の形態)
次に、図3及び図7を用いて、本発明のノイズ検出装置の第4の実施の形態について説明する。図7は図3のモスキートノイズ判定部32の第4の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図7に示す第4の実施の形態のモスキートノイズ判定部32dは、メモリ部328、閾値決定部329、探索係数比較部322及び探索係数より高域の係数比較部323から構成されている。
すなわち、本実施の形態のモスキートノイズ判定部32dは第1の実施の形態のモスキートノイズ判定部32aと比較すると、周辺ブロックを考慮して、モスキートノイズを検出するためのメモリ部328が新たに設けられ、閾値決定部329に、現ブロックの変換係数のほかに周辺ブロックの変換係数がメモリ部328より入力される構成としたものである。
この実施の形態では、図3の周波数変換部31から出力された変換係数が閾値決定部329に供給されると共に、メモリ部328に供給される。メモリ部328は、閾値決定部329に供給される変換係数の周辺ブロックの変換係数を閾値決定部329に供給する。これにより、閾値決定部329は、周波数変換部31から供給される変換対象のブロックの変換係数だけでなく、その周辺ブロックの変換係数に基づき、絵柄の複雑さを考慮して閾値t,Tを決定する。これによって、ノイズの検出精度を上げ、より適切にモスキートノイズを検出する。閾値決定部329で決定された閾値t,Tは探索対象係数と共に探索係数比較部322に入力され、第1の実施の形態と同様の動作により、ノイズ検出が行われる。
例えば、ノイズ検出対象ブロックの変換係数の絶対和が、周辺ブロックの変換係数の絶対和よりも大きい場合、現ブロックは周辺に比べて絵柄が複雑なので、図7の閾値決定部329において、閾値Tを周辺ブロックの閾値に比べて小さくすることで、ノイズを検出し易くすることができる。
本実施の形態のノイズ検出装置によれば、第1の実施の形態と同様に、量子化による係数値の剰余が大きい箇所を検出するので、モスキートノイズが殆ど発生していないにも拘らずノイズとして検出することを防止することができる。また、周波数変換部31がブロック単位で周波数変換を行う構成ならば、周辺ブロックの変換係数値の分布を考慮することで、現ブロックに対して周辺と絵柄の複雑さを比較して、適切にモスキートノイズを検出できる。従って、このノイズ検出箇所に対してのみフィルタリングを行うことで、モスキートノイズを効果的に低減できる。
なお、本実施の形態においては周辺ブロックを考慮したが、これは周辺ラインでも構わない。
(第5の実施の形態)
次に、図3及び図8を用いて、本発明のノイズ検出装置の第5の実施の形態について説明する。図8は図3のモスキートノイズ判定部32の第5の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図8に示す第5の実施の形態のモスキートノイズ判定部32eは、メモリ部330、閾値決定部331、探索係数比較部322及び探索係数より高域の係数比較部323から構成されている。
すなわち、本実施の形態のモスキートノイズ判定部32eは第1の実施の形態のモスキートノイズ判定部32aと比較すると、前後フレームを考慮して、モスキートノイズを検出するためのメモリ部330が新たに設けられ、閾値決定部331に、変換対象の変換係数のフレームの前後フレームの変換係数がメモリ部330より入力される構成としたものである。
この実施の形態では、図3の周波数変換部31から出力された変換係数が閾値決定部331に供給されると共に、メモリ部330に供給される。メモリ部330は、閾値決定部331に直接供給される現ブロックの変換係数の前後フレームの変換係数を閾値決定部331に供給する。これにより、閾値決定部331は、周波数変換部31から供給される変換対象の現ブロックの変換係数だけでなく、その前後のフレームの対応するブロックの変換係数に基づき、絵柄の複雑さを考慮して閾値t,Tを決定する。閾値決定部331で決定された閾値t,Tは探索対象係数と共に探索係数比較部322に入力され、第1の実施の形態と同様の動作により、ノイズ検出が行われる。これによって、本実施の形態によれば、ノイズの検出精度を上げ、より適切にモスキートノイズを検出する。
例えば、現フレームのノイズ検出対象ブロックにおける変換係数の絶対和が、前後のフレームの対応するブロックにおける変換係数の絶対和よりも大きい場合、現フレームのブロックは前後のフレームのブロックに比べて絵柄が複雑なので、図8の閾値決定部331において、閾値Tを前後のフレームのブロックにおける閾値に比べて小さくすることで、ノイズを検出し易くする。
本実施の形態のノイズ検出装置によれば、第1の実施の形態と同様に、量子化による係数値の剰余が大きい箇所を検出するので、モスキートノイズが殆ど発生していないにも拘らずノイズとして検出することを防止することができる。また、画像信号が動画像である場合、前後のフレームにおける変換係数値の分布を考慮することで、現フレームに対して前後フレームと絵柄の複雑さを比較して、適切にモスキートノイズを検出できる。従って、このノイズ検出箇所に対してのみフィルタリングを行うことで、モスキートノイズを効果的に低減できる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明のノイズ検出装置の第6の実施の形態について説明する。図9は本発明になるノイズ検出装置の第6の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1、図2、図3と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図9に示す第6の実施の形態は、デコーダ情報を取得できる場合の実施の形態であり、デコーダ部20と、デコーダ部20からピクチャタイプ、量子化幅情報hが入力されるモスキートノイズ判定部34と、モスキートノイズ判定部34からの出力ノイズ検出信号iが入力されるモスキートノイズフィルタリング部35とから構成されている。
次に、本実施の形態のモスキートノイズ検出動作について説明する。デコーダ部20内の可変長復号化部21及び逆量子化部22の処理に付随して、ピクチャタイプ及び量子化幅などの情報hが用いられる。本実施の形態では、このピクチャタイプ及び量子化幅などの情報hは、モスキートノイズ判定部34にも入力される。
モスキートノイズ判定部34は、デコーダ部20内の逆量子化部22で得られた逆量子化後の変換係数が供給されると共に、上記のピクチャタイプ及び量子化幅などの情報hが供給され、これらによりモスキートノイズを検出する。モスキートノイズ判定部34としては、上記の第1乃至第5の実施の形態において示したモスキートノイズ判定部32のどれを適用しても構わない。その動作の詳細は、第1乃至第5の実施の形態にて説明したので割愛する。
モスキートノイズ判定部34は、モスキートノイズが存在すれば、該当ブロックをモスキートノイズ検出ブロックとし、ノイズ検出信号iをモスキートノイズフィルタリング部35へ出力する。そうでなければ、ノイズ検出信号iは出力されない。ここで、モスキートノイズ検出時には、ピクチャタイプ及び量子化幅などの情報hがあることにより、ピクチャタイプを考慮したモスキートノイズ検出、及び量子化幅を考慮したモスキートノイズ検出を行うことができる。
すなわち、ピクチャタイプが既知であるから、孤立した係数を探索するときの閾値tを、インターフレームの場合はイントラフレームに比べて大きくすることで、モスキートノイズを検出し易くする。このとき、同じインターフレームでも、PフレームよりBフレームの閾値を大きくし、モスキートノイズを検出し易くする。これにより、各フレームの性質を考慮してモスキートノイズ検出が行える。
更に、量子化幅が既知であるから、ノイズの発生具合をある程度判定できるので、これを用いて係数の探索処理をしないようにすることで、ノイズ検出にかかる処理量を削減できる。つまり、量子化幅が小さいときには、ノイズが発生していないものとして扱い、量子化幅が大きいときには、ノイズが発生しているものとして扱う。
最後に、モスキートノイズフィルタリング部35において、デコーダ部20内の加算器24から出力された再生信号(復号信号)に対して、ノイズ検出信号iが入力された時にのみフィルタリングが施される。再生信号(復号信号)は、イントラフレームならば、逆DCT部23の出力信号そのものであり、インターフレームならば、前記逆DCT部23の出力と、可変長復号化部21より得られたピクチャタイプ及び量子化幅などの情報hを用いてMC部25において動き補償が行われることによって復号化された信号との加算信号である。
ノイズ検出信号iがモスキートノイズフィルタリング部35に入力されたならば、再生信号(復号信号)に対してフィルタリングがなされ、ノイズが低減された信号が出力信号gとして出力される。一方、ノイズ検出信号iがモスキートノイズフィルタリング部35に入力されなければ、再生信号(復号信号)は、モスキートノイズフィルタリング部35をそのまま経由して出力信号gとして出力される。
本実施の形態のノイズ検出装置によれば、第1の実施の形態と同様に、量子化による係数値の剰余が大きい箇所を検出するので、モスキートノイズが殆ど発生していないにもかかわらずノイズとして検出することを防止することができる。また、ピクチャタイプが確実に分かるので、ピクチャタイプによってモスキートノイズの発生具合が違うことを考慮することで、適切にモスキートノイズを検出できる。加えて、量子化幅が確実に分かるので、量子化幅によってノイズの発生具合を判定し、ノイズ検出にかかる処理量を削減することができる。従って、このノイズ検出箇所に対してのみ、モスキートノイズフィルタリング部35にてフィルタリングを行うことで、モスキートノイズを効果的に低減できる。
なお、デコーダ情報として、逆量子化後の変換係数やピクチャタイプ及び量子化幅などの情報hを取得できる場合でも、これらを用いずに、改めて前記再生信号(復号信号)に対し周波数変換を施したり、ピクチャタイプを推定したりしてモスキートノイズの検出を行うこともできる。
(変形例)
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、その他以下の種々の変形例も包含するものである。例えば、モスキートノイズ検出において、ノイズ検出対象は、符号化方式にMPEG2を用いたものとしたが、これはどんな符号化方式でも構わない。また、以上の実施の形態では、ノイズ検出対象の画像信号は符号化方式にMPEG2、モスキートノイズ検出部内の周波数変換方式に8×8画素のブロック単位のDCTを用いたが、この周波数変換方式は、エンコーダと同一である必要はない。また、変換単位は、ブロックでもラインでも構わない。
更に、以上の実施の形態では、周波数変換を施す対象を輝度信号として説明したが、これは色差信号の利用を制限するものではない。また、ノイズ検出はブロック単位の処理に限定されるものではなく、マクロブロック単位、ライン単位などでも構わない。また、以上の実施の形態では閾値t及びTは固定値としたが、現ブロックやその周辺などを考慮して可変としても構わない。また、孤立係数を探索する時、探索対象の係数より高域にある係数Cxi,Cjyは、図11に示すようにcxyの右のみ及び下のみには限定されない(斜め下にあってもよい)。更に、Cxi,Cjyのいずれか一方のみを探索対象の係数と比較してもよい。
また、モスキートノイズ検出の閾値は、以上の実施の形態のものに限るものではない。また、ノイズ検出信号の出力に際し、孤立係数cxyなどによってノイズ検出信号を多段階として、モスキートノイズの強さを検出するようにしてもよい。また、以上の実施の形態では、ブロックがモスキートノイズブロックであればそのブロックの処理は終了したが、終了せずにさらに該ブロックに対して処理を行い、再び該ブロックがモスキートノイズブロックと判定されてから処理を終了することで、モスキートノイズの強さを検出してもよい。
また、ノイズ検出信号の強さにより、後段のモスキートノイズフィルタリング部のフィルタの強さを連動させるようにしてもよい。また、孤立係数の探索範囲は、以上の実施の形態で説明した範囲に限るものではない。また、ピクチャタイプの性質を考慮してモスキートノイズ検出を行う方法を示したが、I,P,Bのうち一部のピクチャのみを考慮するようにしても構わない。
また、以上の実施の形態をそれぞれ複合的に用いても構わない。例えば、第2の実施の形態において示したピクチャタイプを考慮する方法と、第3の実施の形態において示した変換係数の分布を考慮する方法と、両方を考慮してノイズ検出を行っても構わない。モスキートノイズの検出処理は、同じ画像に対して何度繰り返しても構わない。
なお、上記したノイズ検出装置の機能をプログラムによりコンピュータに実現させるようにしてもよい。このプログラムは、記録媒体から読みとられてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
MPEG2のエンコーダ部の一例を示すブロック図である。 MPEG2のデコーダ部の一例を示すブロック図である。 本発明のノイズ検出装置の一実施の形態のブロック図である。 本発明のノイズ検出装置の第1の実施の形態の要部のブロック図である。 本発明のノイズ検出装置の第2の実施の形態の要部のブロック図である。 本発明のノイズ検出装置の第3の実施の形態の要部のブロック図である。 本発明のノイズ検出装置の第4の実施の形態の要部のブロック図である。 本発明のノイズ検出装置の第5の実施の形態の要部のブロック図である。 本発明のノイズ検出装置の第6の実施の形態のブロック図である。 8×8画素のブロック単位のDCT係数を示した図である。 係数の探索を説明するための8×8画素のブロック単位のDCT係数を示した図である。 係数の探索範囲を説明するための8×8画素のブロック単位のDCT係数を示した図である。 本発明装置によるモスキートノイズ検出方法の一実施の形態を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 エンコーダ部
11 減算器
12 ME部
13 DCT部
14 量子化部
15、22 逆量子化部
16、23 逆DCT部
17 可変長符号化部
18、24 加算器
20 デコーダ部
21 可変長復号化部
25 MC部
30 モスキートノイズ検出装置
31 周波数変換部
32、32a、32b、32c、32d、32e、34 モスキートノイズ判定部
33、35 モスキートノイズフィルタリング部
321、325、329、331 閾値決定部
322 探索係数比較部
323 探索係数より高域の係数比較部
324 ピクチャタイプ推定部
326 係数探索処理スキップ判定部
327 スイッチ回路
328、330 メモリ部


Claims (2)

  1. 画像信号のモスキートノイズを検出するノイズ検出装置において、
    供給される復号された画像信号を周波数変換して、予め定めた画像領域の単位で低域から高域にわたり複数の変換係数を出力する周波数変換手段(31)と、
    前記周波数変換手段から出力された変換係数に対して、前記予め定めた画像領域の単位で第1の閾値とこの第1の閾値よりも大なる値の第2の閾値を決定し、前記画像領域内の前記複数の変換係数のうち値が前記第1の閾値未満である変換係数を探索対象の変換係数とし、前記画像領域内で前記探索対象の変換係数より高域の変換係数を求め、求めた前記高域の変換係数の値が前記第2の閾値よりも大であるとき、前記探索対象の変換係数を孤立係数として決定し、前記孤立係数が存在する前記画像領域をモスキートノイズが存在する領域と判定してノイズ検出信号を出力するモスキートノイズ判定手段(32)と
    を有することを特徴とするノイズ検出装置。
  2. 画像信号のモスキートノイズを検出するノイズ検出をコンピュータのソフトウェアにて実行させるプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    画像信号のモスキートノイズを検出するノイズ検出装置において、
    供給される復号された画像信号を周波数変換して、予め定めた画像領域の単位で低域から高域にわたり複数の変換係数を出力する周波数変換手段と、
    前記周波数変換手段から出力された変換係数に対して、前記予め定めた画像領域の単位で第1の閾値とこの第1の閾値よりも大なる値の第2の閾値を決定し、前記画像領域内の前記複数の変換係数のうち値が前記第1の閾値未満である変換係数を探索対象の変換係数とし、前記画像領域内で前記探索対象の変換係数より高域の変換係数を求め、求めた前記高域の変換係数の値が前記第2の閾値よりも大であるとき、前記探索対象の変換係数を孤立係数として決定し、前記孤立係数が存在する前記画像領域をモスキートノイズが存在する領域と判定してノイズ検出信号を出力するモスキートノイズ判定手段と
    して機能させることを特徴とするノイズ検出プログラム。
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