JP4195954B2 - サウンダ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種移動体通信端末などに組み込まれ、呼び出し音用として使用されるサウンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術を図3〜図5により説明する。図3は従来のサウンダの斜視図、図4は同断面図、図5は同分解斜視図である。
【0003】
同図によると8はセンターポール7をはめ込んだ第1プレートと、この第1プレートと電気的に絶縁された第2プレートとから形成されたプレートであり、3はこのプレート8の周縁上面に結合されたリング状のマグネットであり、6はセンターポール7にはめ込まれたコイルであり、5は上記プレート8と一体成形された樹脂フレームである。上記プレート8はこの樹脂フレーム5と一体成形することによって、上記第1プレートと上記第2プレートとを電気的に絶縁されるように機械的に結合し上述の如くひとつのプレート8として取り扱うことができるものである。
2は磁気吸着によって上記マグネット3の上面周縁に外周部を支持させ、且つ内周部分は上記マグネット3およびセンターポール7との間にギャップを設けて配置された振動板である。
【0004】
1は上記振動板2を覆うように、上記樹脂フレーム5に結合された共鳴カバーであり、この共鳴カバー1の側面には放射音導9を設けると共に振動板2上に空気室11を形成している。4は上記プレート8の第1および第2のプレートの夫々の一部を切起こして設けられた端子部であり、上記センターポール7に巻回されているコイル6の終端が巻き付けられ半田付けされている。
【0005】
なお、この端子部4は上記マグネット3の下面に配置されるため、マグネット3の底部にはこの端子部4の突出に対応する凹部3aが形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、例えばマグネット3はプレート8と接着固着されているが、組立途中での接着未硬化状態での振動等による上下動によってマグネット3が端子部4に乗り上げた状態で固定されて振動板2とセンターポール7間の設定どおりのギャップが確保されないということになったり、振動板2においても、その内径を装着作業の機械化、効率化を図るために樹脂フレーム5の内径より多少小さく設定しているため、傾いて装着されたり、共鳴カバー1と樹脂フレーム5の結合時に振動板2がずれる等の内蔵部品が規定の位置に装着されないことのために、サウンダ本来の呼び出し機能が損なわれ、著しいときは発音しないという課題を有するものであった。
【0007】
本発明は上記従来のサウンダの課題を解決し、信頼性に優れたサウンダを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明のサウンダは、外周にコイルを配置したセンターポールを中心部に有するプレートと、このプレートと一体化された樹脂フレームと、上記プレートを切起こして形成した上記コイルの終端と電気的に接続される端子部と、底部に上記端子部を受容する凹部を設けて上記プレート上に配置した略リング状のマグネットと、少なくともこのマグネットの中心部分においてこのマグネットより離間して支持された振動板と、この振動板を覆うように上記樹脂フレームに装着されると共に外部と内部を貫通する放射音導が設けられた共鳴カバーと、上記マグネットの外周に形成された突出片と、上記樹脂フレームに形成され、上記突出片との間で上記マグネットの回転を防止するガイドとで構成したものであり、突出片と上記ガイドによってサウンダ組立時の上下動によってもマグネットは回転せず、従って端子部に乗り上げることのないものとすることができ、品質の安定したサウンダの提供を可能とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のサウンダの請求項1に記載の発明は、マグネットの外周に形成された突出片を設け、樹脂フレームに上記突出片とで上記マグネットの回転を防止するガイドを形成したので、組立途上のプレートとマグネット間の接着剤が未硬化状態であって移送等による振動によって上記マグネットが上下動したとしても回転することはなく、マグネットが端子部に乗り上げることはなく、実用上優れたサウンダを提供できるものである。
【0010】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1のガイドが樹脂フレームの上端から上方に突出して内側にテーパーを形成して複数設けられているのでマグネットの突出片の側面を当てながら装着することでマグネットの位置決め装着が容易に行えるとともに、振動板の装着も容易に行えるものである。
【0011】
本発明の請求項3に記載の発明は、突出片が樹脂成形マグネットと一体に形成されたものであり、ガイドに対してマグネットの固定を確実に行い、組立工数も少なくすることができる。
【0013】
本発明の請求項4に記載のものは、請求項2のガイドの内周を振動板の内周と略同様の円弧状としたものであり、振動板の径をより大きくできるとともに、振動板の上下動作時の傾きを抑制し、安定した発音が得られるものである。
【0014】
以下、本発明のサウンダの一実施の形態について図1および図2により説明する。なお、説明にあたっては従来技術と同一部分は同一番号を付与し、説明を省略して説明する。
【0015】
図1は本発明のサウンダの一実施の形態の分解斜視図であり、図2は同要部である樹脂ケースとマグネットの関係を説明するための上面図である。
【0016】
同図によると、12は樹脂成形のマグネットであり、側面が逆テーパー状の扇形の突出片12aが一体に形成されている。
【0017】
13は回転防止用のガイドであり、樹脂フレーム5aの上面に上方向に向けて突出して設けられている。このガイド13の先端は外周から内側に向けてテーパーが設けられており、このテーパーによってマグネット12や振動板2が挿入される時のセッティング位置が多少ばらついても規定の位置に装着することができ、挿入操作の容易性を図り、機械挿入が容易に行えるとともに、特に振動板2はセッティングのバラツキを考慮して従来径の小さいものを使用していたものをより径の大きい振動板を使用できるので、振動板2の有効径を拡大して、サウンダの音圧の向上にも寄与できるものである。
【0018】
また、上記ガイド13の内周は振動板2の外周と略同径の円弧状としてあるので、振動板2の径をより大きくできるとともに、振動板2の上下動作時の傾きを抑制し、安定した発音が得られるものである。
【0019】
従って、上記ガイド13は突出片12aと対応しない位置にもマグネット12および振動板2の挿入位置に合せて円周状に設けられている。
【0020】
また、上記マグネット12の突出片12aは、それぞれが対応するガイド13に完全にはめ込まれる必要はない。
【0021】
即ち、突出片12aの側面4辺がガイド13にはめ込まれるものであるとマグネット12の樹脂フレーム5aへの挿入作業が煩雑になる。従って、本実施の形態においては2つの突出片12aの両外側の側面12bのみが対応するガイド13の側面に沿って挿入されるように寸法関係が設定され、マグネット12の回転が阻止されている。
【0022】
以上のように、2つの突出片12aの外側側面とガイド13を嵌め合わせることで、マグネット12の樹脂フレーム5aへの挿入の煩雑さ(突出片12aの側面4ヵ所ともガイド13に沿ってはめ込むことは困難)と組立時の移送等によるマグネット12の上下動に伴うマグネット12自体の回転防止を離間した突出片12aの外側側面12bとガイド13で行うことで、多少のルーズさがあっても回転は極力抑えることを可能とし、マグネット12の端子部4への乗り上げを防止している。
【0023】
なお、従来の技術、本実施の形態とも振動板2はマグネット3、12の外周縁において支持されるものとして説明したが、他の部分例えば樹脂フレーム等で支持しても良く、この場合はガイド13を樹脂フレーム5aの凹部内周より若干外周側に設け、内周の全周に縁部を設け、振動板2を載置すれば良く、上記構成で更に振動板2の径を大きくできる。
【0024】
また、突出片12aを扇形としているので、ガイド13の突出片12aの当接面を逆扇形とすることで突出片12aとガイド13の上記当接面との接触面積を増加させ、回転止め強度を向上させることも可能である。
【0025】
なお、マグネット12としてはフェライト材からなるものを用い、突出片12aは別のもので構成し、マグネット12の外周の所定の位置に接着等で結合しても同様の目的を達成することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明のサウンダは、組立途中でのマグネットの回転防止を図り、端子部への乗り上げを抑止し、振動板とセンターポール等の磁気回路とのギャップを安定させて品質の安定したサウンダを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサウンダの一実施の形態の分解斜視図
【図2】同要部である樹脂ケースとマグネットの関係を説明するための上面図
【図3】従来のサウンダの斜視図
【図4】同断面図
【図5】同分解斜視図
【符号の説明】
1 共鳴カバー
2 振動板
4 端子部
5a 樹脂フレーム
6 コイル
7 センターポール
8 プレート
12 マグネット
12a 突出片
13 ガイド
Claims (4)
- 外周にコイルを配置したセンターポールを中心部に有するプレートと、このプレートと一体化された樹脂フレームと、上記プレートを切起こして形成した上記コイルの終端と電気的に接続される端子部と、底部に上記端子部を受容する凹部を設けて上記プレート上に配置した略リング状のマグネットと、少なくともこのマグネットの中心部分においてこのマグネットより離間して支持された振動板と、この振動板を覆うように上記樹脂フレームに装着されると共に外部と内部を貫通する放射音導が設けられた共鳴カバーと、上記マグネットの外周に形成された突出片と、上記樹脂フレームに形成され、上記突出片との間で上記マグネットの回転を防止するガイドとで構成されるサウンダ。
- ガイドが樹脂フレームの上端から上方に突出して内側にテーパーを形成して複数設けられている請求項1に記載のサウンダ。
- マグネットが樹脂成形マグネットであって、突出片が上記樹脂成形マグネットと一体に形成された請求項1に記載のサウンダ。
- ガイドの内周を振動板の外周と略同様の円弧状とした請求項2に記載のサウンダ。
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