JP4195926B2 - 車いす用バンパー装置および車いす - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車いす用バンパーおよび当該バンパーを装着した車いすに関し、特に、簡単に着脱ができ、かつ確実に装着できる電動車いすサッカー用のバンパーおよび当該バンパーを装着した車いすに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動車いすサッカーという競技は、プレイヤー同士が激しく接触する場面が多いので、ルールによりバンパーとしてタイヤを半分に切断したものを車いすのフットプレート部に装着しなければならないことになっている。そして、従来は、タイヤ製のバンパーを紐でフットプレートに縛り付ける等により固定していた。また、車いすのフットレストパイプを取り外し、その取り付け位置にバンパーの支持金具を差し込む形で固定するものが製作されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来のバンパーの固定方法においては、例えば、タイヤを紐でフットプレートに縛り付けること等により固定する場合には、固定が困難であり、試合中に外れてしまうという問題点があった。また、外国製の電動車いすの使用も増加する傾向にあるが、フットプレート部の構造が異なるため取り付けが困難な場合もあった。
また、車いすのフットレストパイプを取り外し、その取り付け位置にバンパーの支持金具を差し込む形で固定する方式では、電動車いすの種類により取り付け部分の形状が異なるため、汎用性にかけるという問題点があった。
【0004】
本発明の目的は、前記のような従来技術の問題点を解決し、任意の車いすに簡単かつ確実に固定できる車いす用バンパーおよびバンパーを備えた車いすを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の車いす用バンパーは、車いすのフットプレートを挟み込むことによりバンパーを車いす本体に固定する固定手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、フットプレートの位置や大きさはどの車いすでも概ね同じであるので、多種多様な電動車いすに本発明のバンパーの取付が可能である。また、バンパーの固定/取り外しは、取り付け板の締め付けねじを締める/緩めることにより、工具などを必要とせず、容易に行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明によるバンパーを装着した電動車いすの構成を示す斜視図である。電動車いす10の左右のフットプレート11には、フットプレートを挟み込むように構成された取り付け板16が固着されている。固着方法については後述する。取り付け板16にはバンパー15として機能する半分に切断されたタイヤが固着されている。バンパーを取り付けた場合には、使用者は取り付け板16の上に足を載せて競技を行う。
【0007】
図2は、本発明のバンパーを装着した車いすのパンバー近傍を下から見た平面図であり、図3は、本発明のバンパーを装着した車いすのパンバー近傍をフットプレートの後方から前方を見た正面図である。更に、図4は、本発明のバンパーの中央部を前後方向に垂直面で切断した断面図である。
【0008】
バンパー装置の主な構造は、バンパー(タイヤ)15、上取り付け板20、下取り付け板21、上下板接合角パイプ22である。上取り付け板20、下取り付け板21の前部に上下板接合角パイプ22を配置し、上下板接合角パイプ22を上取り付け板20、下取り付け板21で挟み込んでネジで固着した構造となっている。
【0009】
半分に切断したタイヤ15を上下板接合角パイプ22の端部に取り付け部材を介して取り付け、上3点、下2点の計5点のタイヤ取り付けねじ30〜34で固定している。車いすのフットプレート11は通常前方のが高くなるように傾斜しているので、タイヤ15の上面の取り付け部材はタイヤ15が水平になるように中央の取り付け部材の長さが左右の取り付け部材より短く調整されている。
【0010】
上下板接合角パイプ22と、上取り付け板20、下取り付け板21等の接合方法は、ネジ以外に溶接、接着剤による接着、リベットなど、公知の任意の手段を使用可能であり、更に、上下板接合角パイプ22と、上取り付け板20、下取り付け板21とを一体に形成してもよい。
【0011】
フットプレートへのバンパー装置の取り付け時の上取り付け板20と下取り付け板21の歪み(変形)を少なくする目的で、取り付け板補強ねじ23を上取り付け板20、下取り付け板21の中央に取り付けてある。この取り付け板補強ねじ23は上取り付け板20、下取り付け板21を上下板接合角パイプ22と同じ間隔で保持し、固着する。なお、取り付け板補強ねじ23の代わりに、例えば上下板接合角パイプ22と同じ幅の補強部材を上取り付け板20、下取り付け板21に溶接あるいはネジ止めしてもよい。
【0012】
下取り付け板21には4ヶ所にねじ孔が設けられ、当該ねじ孔に4本のフットプレート締め付けねじ24をねじ込んで取り付け、上取り付け板20との間にフットプレート11を挟み込み固定する。フットプレート締め付けねじ24は手で回せるように端部にノブが形成されている。なお、実施例においては、左右のフットプレート11のそれぞれに対して2本のフットプレート締め付けねじ24が設けられているが、フットプレート締め付けねじ24はそれぞれのフットプレートに対して最低1本あればよい。
【0013】
上取り付け板20、下取り付け板21、上下板接合角パイプ22等の材質はアルミニウムなどの軽量の金属が好適であるが、鉄やプラスティック、木材等も使用可能である。
【0014】
次に、電動車いすへのバンパー装置の取り付け方法について説明する。まず、下取り付け板21に付いている4個のフットプレート締め付けねじ24を緩める。次に、電動車いすの左右のフットプレート11を上取り付け板20と下取り付け板21で挟むような状態で、本バンパー装置をフットプレート上に奥まで差し込む。このとき、本バンパー装置の上下板接合角パイプ22が、電動車いすの左右のフットプレート11の前面に接する状態となる。
【0015】
次に、フットプレート11を挟み込んだ状態で、下取り付け板21に付いている4個のフットプレート締め付けねじ24を締めて、本バンパー装置とフットプレート11とを固定する。通常、車いすのフットプレートは上方へ90度回転するように構成されているが、フットプレート11のほぼ中央部分をフットプレート締め付けねじ24によって下方から押圧して上取り付け板20に押し付けるために、フットプレート11と上取り付け板20とが一体となって確実に固定される。
【0016】
以上、本発明の実施例を開示したが、本発明には下記のような変形例も考えられる。実施例においては、電動車いすサッカー用のバンパーを開示したが、このバンパー装置は電動あるいは手動の車いすの通常の使用時に装着して使用してもよく、けがの防止、衝撃の緩衝や周囲の物品の破損防止の効果がある。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、車いすに確実かつ容易にバンパーを固定できるので、電動車いすサッカーの試合および練習を効率よく進めることが可能となる。従来のようにバンパー固定によるトラブルおよび時間ロスをなくすことができる。また、しっかりとした構造物によりタイヤを固定しているので、安全性の向上にもつながる。更に、本バンパーは多種多様な電動車いすに取り付け可能なために、汎用性があり低コストでの供給が可能である。以上の効果により、重度障害者の数少ないスポーツ種目である電動車いすサッカーの普及を促進する効果も期待できる。また、車いすサッカー以外の通常の使用時にバンパーとして使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバンパーを装着した電動車いすの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のバンパーを装着した車いすのパンバー近傍を下から見た平面図である。
【図3】本発明のバンパーを装着した車いすのパンバー近傍をフットプレートの後方から前方を見た正面図である。
【図4】本発明のバンパーの中央部を前後方向に垂直面で切断した断面図である。
【符号の説明】
10…電動車いす、11…フットプレート、15…バンパー(タイヤ)、16…取り付け板、20…上取り付け板、21…下取り付け板、22…上下板接合角パイプ、23…取り付け板補強ねじ、24…フットプレート締め付けねじ、30〜34…タイヤ取り付けねじ

Claims (3)

  1. 円形のタイヤを垂直に半分に切断した半円形のタイヤからなるバンパーと、
    端部に取り付け部材をを介して前記バンパーが固着された角パイプからなる上下板接合部材と、
    間に車いすのフットプレートを挟み込むことができるような所定の間隔を保って、前記上下板接合部材に前部が固着された2枚の取り付け板と、
    前記取り付け板に設けられたネジ孔に嵌合したフットプレート締め付けネジと
    を備えたことを特徴とする車いす用バンパー装置。
  2. 更に、左右のフットプレートの隙間を上下に貫通して前記2枚の取り付け板を前記所定の間隔を保って固着する取り付け板補強ネジを備えたことを特徴とする請求項1に記載の車いす用バンパー装置。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載された車いす用バンパー装置を装着したことを特徴とする車いす。
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