JP4195468B2 - 風車翼 - Google Patents

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Description

本発明は風車発電装置等に使用される風車翼に関し、詳しくは、ハブの周囲に放射状に設けられた円形断面翼をそれぞれ自転させることにより翼回転力を得るようにした風車翼に関する。
プロペラ型風車発電装置の風車翼は、流線形翼型断面形状をしているのが一般的である。
また、単純な円柱や円筒そのものからなる円形断面翼を放射状に設け、その円形断面翼自体を回転(自転)させることにより、円形断面翼が受ける気流を高速流と低速流とに分け、その円形断面翼に低速流側から高速流側に向けて作用する揚力によって翼回転力を発生させる構造の風車翼(特許文献1)や、その円形断面翼の外周面にスパイラル状のフィンを取付け、そのフィンが円形断面翼と一体となって回転することによって揚力を増加させる構造の風車翼(非特許文献1)が知られている。
特開2005−256605号公報 財団法人経済産業調査会東北支局、"東北経済産業情報 東北21 2004年10月号−東北の元気な企業(29)秋田発・世界に羽ばたくマグナス風車"[online]、[平成18年1月17日検索]、インターネット、<URL:http://www.tohoku.meti.go.jp/koho/kohoshi/mokuji/0410/genki.htm>
従来の流線形翼を有する風車翼の場合は、揚力を受ける方向に薄い形状になっており、軽くて高揚力な翼とするために、材料は軽量にして高強度材料を使用し、かつ翼形状は複雑な3次元形状にする場合が多く、設計製作に長期間かかり高価格となる問題を有している。
また、特許文献1に記載の円形断面翼を有する風車翼の場合は、各円形断面翼が風車翼を回転させるのに十分な揚力を得ることが難しい問題がある。
さらに、非特許文献1に記載のスパイラル状フィンを取付けた円形断面翼を有する風車翼の場合、揚力算定が高度なものとなり、スパイラル状フィンの空気抵抗により円形断面翼自体の回転動力が大きいという問題を有している。
そこで、本発明は、構造単純にして、円形断面翼に十分な揚力を作用させることにより翼回転力を増大させることができて高効率な風車翼を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
ハブの周囲に各々自転可能な複数本の円形断面翼を放射状に有し、該円形断面翼を自転させることによって該円形断面翼の外面を流れる気流を高速流と低速流とに分け、該円形断面翼に低速流側から高速流側に向けて作用する揚力によって翼回転力を発生させる風車翼において、
前記円形断面翼の外面を流れる気流の低速流側に前記円形断面翼に作用する外面揚力を助長させる外面揚力助長部材を、前記円形断面翼の外周面に近接させて設けたことを特徴とする風車翼。
(請求項2)
ハブの周囲に各々自転可能な複数本の円形断面翼を放射状に有し、該円形断面翼を自転させることによって該円形断面翼の外面を流れる気流を高速流と低速流とに分け、該円形断面翼に低速流側から高速流側に向けて作用する揚力によって翼回転力を発生させる風車翼において、
前記ハブ及び前記円形断面翼をそれぞれ円筒状に形成して前記ハブの一端から取り込まれた気流が前記円形断面翼内を通って該円形断面翼の先端から排出される連通路を形成すると共に、
前記連通路を流れる気流を高速流と低速流とに分け、その高速流側から低速流側に向けて前記円形断面翼に内側から内面揚力を作用させる内面揚力生成部材を、前記円形断面翼の内周面に近接させて設けたことを特徴とする風車翼。
(請求項3)
ハブの周囲に各々自転可能な複数本の円形断面翼を放射状に有し、該円形断面翼を自転させることによって該円形断面翼の外面を流れる気流を高速流と低速流とに分け、該円形断面翼に低速流側から高速流側に向けて作用する揚力によって翼回転力を発生させる風車翼において、
前記ハブ及び前記円形断面翼をそれぞれ円筒状に形成して前記ハブの一端から取り込まれた気流が前記円形断面翼内を通って該円形断面翼の先端から排出される連通路を形成すると共に、
前記連通路を流れる気流を高速流と低速流とに分け、その高速流側から低速流側に向けて前記円形断面翼に内側から内面揚力を作用させる内面揚力生成部材を、前記円形断面翼の内周面に近接させて設け、
前記円形断面翼の外面を流れる気流の低速流側に前記円形断面翼に作用する外面揚力を助長させる外面揚力助長部材を、前記円形断面翼の外周面に近接させて設けたことを特徴とする風車翼。
(請求項4)
前記外面揚力助長部材は、前記円形断面翼の外周方向に沿う配設位置が変更可能に設けられることを特徴とする請求項1又は3記載の風車翼。
(請求項5)
前記外面揚力助長部材は、前記円形断面翼の長さ方向に沿って延びる板状部材が、周方向に沿って複数枚並列されてなり、前記円形断面翼が受ける気流の上流側から順に漸次幅広状に形成されていることを特徴とする請求項1、3又は4記載の風車翼。
(請求項6)
前記内面揚力生成部材は、前記円形断面翼の長さ方向に沿って並列された複数枚の板状部材からなることを特徴とする請求項2又は3記載の風車翼。
(請求項7)
前記内面揚力生成部材は、前記円形断面翼の内周面の周方向に沿う配設位置が変更可能に設けられることを特徴とする請求項2、3又は6記載の風車翼。
本発明によれば、構造単純にして、円形断面翼に十分な揚力を作用させることにより翼回転力を増大させることができて高効率な風車翼を提供することができる。
また、風車翼の製造は3次元翼を作る場合に比較して、短期間で製作できる効果を有している。しかも、円形断面翼自体の表面には、付属物は何も取り付けられていないため、空気抵抗を増大させるおそれはなく、円形断面翼自体の回転動力も最小限で済む。
また、風車翼を金属製にする場合は、機械加工が可能な、大量生産に適した風車翼を製造することが出来る。
風車翼断面の基本形状が円形であることは、揚力の作用する方向に薄形である流線形翼に対し、同一材料量を使用する場合、構造上強い翼を製作することが出来る。
外面揚力助長部材を、風上側から風下側の軸に対して任意の角度に調整することが可能であるため、円形断面翼は風速に見合った最高効率を得ることが出来る。
本発明の風車翼は、円形断面翼をモータで回転させるものであり、そのために内部消費動力を必要としているが、円形断面翼には、直接外面揚力助長部材や内面揚力生成部材が付着していないために、回転抵抗は小さく、内部消費動力の小さい風車翼を提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る風車翼の一例を示す正面図、図2は1つの円形断面翼を示す断面図であり、図1のA−A線に沿う断面を示している。また、図3は図2のB−B線に沿う断面図である。
本発明に係る風車翼1は、ハブ2の周囲に、所要長さを有する円形断面翼3が、所要本数放射状に取付けられている。図1では3本の円形断面翼3を示すが、本数は何ら限定されない。
また、図2において、4は円形断面翼3の外側に配設された外面揚力助長部材、5は円形断面翼3の内側に配設された内面揚力生成部材、6は風車翼1の主軸、7は風車のプレナムである。図2、図3中のX−Xは風車翼1の回転軸を示している。
ハブ2は、風上側となる一端に開口21を有する中空円筒形状であり、その外周面に向けて円形断面翼3を取付けるための円筒状の翼連結筒22が放射状に突設されている。
翼連結筒22の内側には、外面揚力助長部材4を取付けるための取付筒41が軸受42を介して同芯状に設けられ、更にその取付筒41の内側に、軸受43を介して円形断面翼3の内端側がハブ2の内部にまで貫通するように配置されて支持されている。
円形断面翼3は両端が開口した中空円筒形状であり、ハブ2の内部に位置する内端の外周には歯車31が設けられ、ピニオン歯車32を介して、ハブ2内部に固定されている自転用駆動モータ33の駆動力が伝達されるようになっている。円形断面翼3は、この自転用駆動モータ33の駆動により、風車翼1に近寄る風速に最適な回転数で、図3に示す時計方向に各々自転するように制御される。
外面揚力助長部材4は、各々自転する円形断面翼3が風を受けた際に発生する揚力を助長させて風車翼1の翼回転力を増大させるためのものであり、板状部材によって形成されている。本実施形態では5枚の板状部材4a〜4eを示しているが、枚数は何ら限定されない。
板状部材4a〜4eは、円形断面翼3の翼連結筒22から突出する部分の長さとほぼ同程度から円形断面翼3の直径程度の長さを有している。各板状部材4a〜4eは、円形断面翼3の長手方向に沿って所定間隔をおいて並列し、それらの一端が取付筒41のハブ2から突出している端部にそれぞれ固定され、他端が円形断面翼3の先端に軸受44を介して設けられた取付環45にそれぞれ固定されている。
また、各板状部材4a〜4eは、円形断面翼3の外周面に対して放射状に配置されているが、円形断面翼3の外周面には接しておらず、僅かな隙間を設けて近接するように設けられている。円形断面翼3と各板状部材4a〜4eとの隙間は狭い程好ましいが、例えば円形断面翼3の直径を100mmとした場合、隙間は0.5mm、直径を300mmとした場合、隙間は1mmとすることができる。
さらに、板状部材4a〜4eのそれぞれは、ハブ2の開口21に最も近い(円形断面翼3が受ける気流の上流側の)板状部材4aから最も遠い板状部材4eに行くに従って順に、漸次幅広状となるように形成されている。
これら板状部材4a〜4eの一端が固定される取付筒41の内端は、ハブ2の内部に位置しており、その外周には歯車46が設けられ、ピニオン歯車47を介して、ハブ2内部に固定されているサーボモータ48の駆動力が伝達されるようになっている。従って、板状部材4a〜4eからなる外面揚力助長部材4は、このサーボモータ48の駆動により円形断面翼3とは独立に、その廻りを板状部材4a〜4eが一体となって回転可能であり、任意の位置で停止して位置決めされることにより、円形断面翼3の周方向に沿う位置が変更可能とされ、円形断面翼3に対して揚力を増大させるに最適な位置で停止するように制御されるようになっている。
外面揚力助長部材4をこのように複数の板状部材により形成する場合、板状部材4aから板状部材4eまでの角度範囲βは、0°〜180°の角度範囲とすることが好ましい。0°は1枚の板状部材によって外面揚力助長部材4を構成した場合である。
内面揚力生成部材5は、各々自転する円形断面翼3に内側から内面揚力を作用させることにより風車翼1の翼回転力を助長させるためのものであり、複数枚の板状部材によって形成されている。本実施形態では8枚の板状部材を示しているが、枚数は何ら限定されない。
各内面揚力生成部材5は、円形断面翼3の内周面に沿うような略円弧形状に形成されており、円形断面翼3の長さ方向に沿って所定間隔をおき、且つ、円形断面翼3の内周面には接しておらず、僅かな隙間を設けて近接するように並設されている。各内面揚力生成部材5の円形断面翼3の内周面に沿う長さは、円形断面翼3の内周長さの1/4〜1/2であることが好ましい。
内面揚力生成部材5の両端は、それぞれ支持板51に連結されており、その支持板51の一端部が、ハブ2の内部において円形断面翼3の内側に軸受52を介して同芯状に設けられた円筒状の取付筒53に固定されている。
取付筒53の内端は、ハブ2の内部に位置しており、その外周には歯車54が設けられ、ピニオン歯車55を介して、ハブ2内部に固定されているサーボモータ56の駆動力が伝達されるようになっている。従って、各内面揚力生成部材5は、このサーボモータ56の駆動により円形断面翼3とは独立して、その内部を一体となって回転可能であり、任意の位置で停止して位置決めされることにより、円形断面翼3の内周に沿う位置が変更可能とされ、円形断面翼3に対して翼回転力を発生させるに最適な位置で停止するように制御されるようになっている。
この取付筒53は、その内部を介してハブ2の内部空間と円形断面翼3の内部空間とを連通させている。従って、これらハブ2、取付筒53及び円形断面翼3のそれぞれの内部空間によって、ハブ2の開口21から取り込まれた気流(風)を、取付筒53を通って、円形断面翼3の先端から排出させる連通路が形成される。このとき、円形断面翼3の内部を通る気流は、円形断面翼3の内部を高速で一気に通過する内面高速流部分100と、内面揚力生成部材5に遮られることにより停滞ないしは渦流となって円形断面翼3の内周面に衝突する内面低速流部分200とに分けられる。そして、このようにして内面揚力生成部材5によって創生された内面高速流部分100側から内面低速流部分200側に向けて、円形断面翼3の内周面を押す力(内面揚力)が作用することにより、円形断面翼3の内側から風車翼1を回転させる翼回転力を発生させる。
次に、本発明に係る風車翼の作用について説明する。図4は円形断面翼の作用を説明する図であり、同図において、図2に示すハブ2の開口21は風車翼回転軸X−X線左側を向いているものとする。また、風は左から各円形断面翼3に近寄るものとする。
自転用駆動モータ33を駆動させることにより、風速に応じた回転数で円形断面翼3を図4における時計方向に回転させると、円形断面翼3の図示上方の気流は、円形断面翼3の自転によって外面高速流部分101となってすり抜ける一方、図示下側の気流は外面低速流部分201となって流れる。このため、円形断面翼3の周囲を流れる気流は、図4において円形断面翼3に対して右上方向に揚力を作用させる。
このとき、外面揚力助長部材4は、サーボモータ48が駆動制御されることにより、円形断面翼3の揚力を増大させるのに最適な位置に移動されて停止している。円形断面翼3の外周面に沿う外面低速流部分201は、流れが外面揚力助長部材4によって停滞ないしは渦流になって円形断面翼3に衝突しながら流れることにより、円形断面翼3に作用する外面揚力をさらに助長させ、増大させる。外面揚力助長部材4は、図4においては風車翼回転軸X−X線の下方に位置制御されている。
また、円形断面翼3の内部では、ハブ2の開口21から取り込まれた気流が、円形断面翼3内部を通り抜ける。このとき、内面揚力生成部材5は、サーボモータ56が駆動制御されることにより、円形断面翼3による翼回転力を増大させるのに最適な位置に移動されて停止している。図4では、X−X線を回転軸とする最も翼回転方向側に位置して停止している。円形断面翼3内を流れる気流は内面高速流部分100と、内面揚力生成部材5に遮られて停滞ないしは渦流となる内面低速流部分200とに分けられ(図2参照)、内面高速流部分100から内面低速流部分200の方向に向けて力を作用させる。これにより、円形断面翼3の内側から内面揚力作用させる。
このように、本発明の風車翼1によれば、外面揚力助長部材4と内面揚力生成部材5によって、円形断面翼3の外側と内側とから翼回転力を作用させることにより、円形断面翼3単独で自転させる場合に比べて翼回転力を増大させることができ、結果として高効率に風車翼1を回転させることができるようになる。即ち、図4において、外面力揚力L500の風車翼回転軸X−X線の直角方向分力S501と内面揚力T502の和が翼回転力U503となり(U=S+T)、風車翼回転力を増大させることができるようになっている。
なお、内面揚力生成部材5は、翼回転方向と反対位置に位置調整すれば、風車翼1の回転に対してブレーキを掛けるように作用させることができる。また、風車翼1の回転停止時には、内面揚力生成部材5を風上側位置に位置調整すれば、停止した風車翼1に掛かる抗力を軽減することができる。
また、本発明の風車翼1は、外面揚力助長部材4及び/又は内面揚力生成部材5によって円形断面翼3に作用する揚力が増大化されるので、例えば円形断面翼3を自転させるための自転用駆動モータ33の不具合等により円形断面翼3を自転させることができない場合や、風車翼1に近寄る風速が十分に大きいような場合には、円形断面翼3を自転させずに固定翼としても、ある程度の翼回転力を創生することができる。
本発明において、円形断面翼3は内端から先端にかけてほぼ同一径に形成されているが、これに限らず、例えば遠心力を軽減するために、先端に行くほど細くしたような頭を切った円錐台状に形成することもできる。
また、円形断面翼3は、それぞれ自転用駆動モータ33によって駆動させるようにしたが、1台の自転用駆動モータの駆動力を歯車等の動力伝達機構によって各円形断面翼3に伝達するようにしてもよい。
さらに、外面揚力助長部材4及び内面揚力生成部材5をそれぞれ駆動させるサーボモータ48、56も、1台のサーボモータの駆動力を歯車リンク等の動力伝達機構によって外面揚力助長部材4及び内面揚力生成部材5の各取付筒41、53に伝達するようにしてもよい。
また、本実施形態では、円形断面翼3に外面揚力助長部材4と内面揚力生成部材5の双方を設けるようにした最も好ましい態様を例示したが、本発明に係る風車翼1は、外面揚力助長部材4又は内面揚力生成部材5のいずれか一方のみを設けるだけでも、円形断面翼3単独で自転させる場合に比べて翼回転力を増大させる効果が期待できる。外面揚力助長部材4のみを設ける場合は、ハブ2及び円形断面翼3は必ずしも中空形状でなくてもよい。
さらに、外面揚力助長部材4は、本実施形態では複数枚設置されているが、必ずしも複数枚に限るものではなく、単独1枚でもその効果は期待できる。
また、外面揚力助長部材4は、本実施形態では円形断面翼3の長手方向に沿って直線板状であるが、必ずしも直線であることに限らず、円形断面翼3の先端に行くに従って、円形断面翼3との円周方向位置が変わる、いわゆるねじれ形状であってもよい。
本発明に係る風車翼の一例を示す正面図 図1のA−A線に沿う断面図 図2のB−B線に沿う断面図 円形断面翼の作用を説明する図
符号の説明
1:風車翼
2:ハブ
21:開口
3:円形断面翼
31:歯車
32:ピニオン歯車
33:自転用駆動モータ
4:外面揚力助長部材
4a〜4e:板状部材
41:取付筒
42、43、44:軸受
45:取付環
46:歯車
47:ピニオン歯車
48:サーボモータ
5:内面揚力生成部材
51:支持板
52:軸受
53:取付筒
54:歯車
55:ピニオン歯車
56:サーボモータ
6:主軸
7:プレナム
100:内面高速流部分
101:外面高速流部分
200:内面低速流部分
201:外面低速流部分
500:外面揚力L
501:外面揚力Lの翼回転軸直角方向分力S
502:内面揚力T
503:翼回転力U(=S+T)

Claims (7)

  1. ハブの周囲に各々自転可能な複数本の円形断面翼を放射状に有し、該円形断面翼を自転させることによって該円形断面翼の外面を流れる気流を高速流と低速流とに分け、該円形断面翼に低速流側から高速流側に向けて作用する揚力によって翼回転力を発生させる風車翼において、
    前記円形断面翼の外面を流れる気流の低速流側に前記円形断面翼に作用する外面揚力を助長させる外面揚力助長部材を、前記円形断面翼の外周面に近接させて設けたことを特徴とする風車翼。
  2. ハブの周囲に各々自転可能な複数本の円形断面翼を放射状に有し、該円形断面翼を自転させることによって該円形断面翼の外面を流れる気流を高速流と低速流とに分け、該円形断面翼に低速流側から高速流側に向けて作用する揚力によって翼回転力を発生させる風車翼において、
    前記ハブ及び前記円形断面翼をそれぞれ円筒状に形成して前記ハブの一端から取り込まれた気流が前記円形断面翼内を通って該円形断面翼の先端から排出される連通路を形成すると共に、
    前記連通路を流れる気流を高速流と低速流とに分け、その高速流側から低速流側に向けて前記円形断面翼に内側から内面揚力を作用させる内面揚力生成部材を、前記円形断面翼の内周面に近接させて設けたことを特徴とする風車翼。
  3. ハブの周囲に各々自転可能な複数本の円形断面翼を放射状に有し、該円形断面翼を自転させることによって該円形断面翼の外面を流れる気流を高速流と低速流とに分け、該円形断面翼に低速流側から高速流側に向けて作用する揚力によって翼回転力を発生させる風車翼において、
    前記ハブ及び前記円形断面翼をそれぞれ円筒状に形成して前記ハブの一端から取り込まれた気流が前記円形断面翼内を通って該円形断面翼の先端から排出される連通路を形成すると共に、
    前記連通路を流れる気流を高速流と低速流とに分け、その高速流側から低速流側に向けて前記円形断面翼に内側から内面揚力を作用させる内面揚力生成部材を、前記円形断面翼の内周面に近接させて設け、
    前記円形断面翼の外面を流れる気流の低速流側に前記円形断面翼に作用する外面揚力を助長させる外面揚力助長部材を、前記円形断面翼の外周面に近接させて設けたことを特徴とする風車翼。
  4. 前記外面揚力助長部材は、前記円形断面翼の外周方向に沿う配設位置が変更可能に設けられることを特徴とする請求項1又は3記載の風車翼。
  5. 前記外面揚力助長部材は、前記円形断面翼の長さ方向に沿って延びる板状部材が、周方向に沿って複数枚並列されてなり、前記円形断面翼が受ける気流の上流側から順に漸次幅広状に形成されていることを特徴とする請求項1、3又は4記載の風車翼。
  6. 前記内面揚力生成部材は、前記円形断面翼の長さ方向に沿って並列された複数枚の板状部材からなることを特徴とする請求項2又は3記載の風車翼。
  7. 前記内面揚力生成部材は、前記円形断面翼の内周面の周方向に沿う配設位置が変更可能に設けられることを特徴とする請求項2、3又は6記載の風車翼。

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