JP4195241B2 - 組電池ユニット - Google Patents

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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組電池ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境問題などから、ハイブリッド自動車や電気自動車が注目されており、そのために各種の二次電池が開発されている。リチウムイオン二次電池は、エネルギー密度が高く、密閉性に優れ、かつ、メンテナンスフリーであるため、ハイブリッド自動車や電気自動車用のバッテリとして優れているが、大型のものは実用化されていない。そこで、複数個の小型の電池セルを直列に接続することによって組電池化し、この組電池ユニットを用いて、車両の駆動に必要な電圧や容量を確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、組電池ユニットは充放電するときは無音であり、故障時に大きな音を出したり、白煙を上げたりするのは、トラブルが相当深刻な状態になってからである。したがって、このような状態になる前に、組電池ユニットの異常に対して早期に対応できるような対策を講じることが好ましい。
【0004】
そこで、本発明の目的は、組電池ユニットの異常を早期に把握可能にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、本発明は、ボックスと、ボックス内に収納された組電池と、ボックス内に設けられており、組電池の動作状況を検出するとともに、この検出結果に基づいて組電池の動作状況を診断し、その該診断結果を出力するコントローラと、ボックスに取り付けられており、コントローラより出力された診断結果を表示する表示部とを有する組電池ユニットを提供する。ここで、コントローラは、オフからオンにすることで組電池とインバータ間の電流経路系を接続するイグニッションキーをオンにした場合に、メインリレーと並列に設けられ、インバータに設けられたコンデンサを充電するプリチャージリレーを流れるプリチャージ電流の電流値が所定の電流値よりも低い場合に、電流経路系にフェールが生じていると判断し、当該判断結果を診断結果として出力する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施形態に係る組電池ユニットの概略的な外観斜視図である。この組電池ユニット100は、組電池やコントローラ等を収納したボックス1と、このボックス1に取り付けられた表示部70とを有する。この表示部70には、コントローラより出力された、各種フェール情報、総電圧および電流といった診断結果が表示される。
【0008】
図2は、組電池ユニット100の構成図であり、図3は、組電池ユニット100の回路図である。ボックス1は、内部に空間が形成された樹脂製の箱体であって、一例として、そのサイズは640mm×240mm×190mmである。このボックス1内には、複数の電池セル20を重ね合わせることによって構成された組電池2が収納されている。本実施形態では、電池セル20として、薄板状のリチウム系電池(マンガン系リチウム電池)を用いており、金属層の両面を樹脂層で覆ったラミネートシート内に発電要素が収容されている。この電池セル20の板厚は5mm程度であり、これを数十枚(例えば80枚)直列に接続することによって組電池2が構成されている。また、電池セル10の一方の縁部(図2の上方)には、正極の電極タブ21が突出して設けられているとともに、これとは反対側に縁部(図2の下方)には、負極の電極タブ21が突出して設けられている。
【0009】
組電池2を構成する一連の電池セル20は、一方向からみた場合に、表面と裏面とが交互に反転するように配置されている。したがって、隣接した2つの電池セル20において、正極の電極タブ21と負極の電極タブ21とは互いに対向する。そして、互いに対向して隣接した電極タブ21同士を接続することによって、一連の電池セル20が直列に接続される。そして、組電池2における右上端の電極タブ21は、電流センサ6とリレー7とを介して、互いに並列な2つの正極コネクタ3aに接続されている。電流センサ6は、組電池2の充放電電流を検出する。この検出結果は、電流制限値の管理や組電池2の残存容量を算出する際に用いられる。また、リレー7は、図示しない外部システムから供給される制御信号によって制御され、故障した組電池ユニット100の電流経路を遮断する。一方、組電池2における左下端の電極タブ21は、互いに並列な2つの負極コネクタ3bに接続されている。
【0010】
ここで、組電池2は、右電池セル群2aと左電池セル群2bとに分けられており、両セル群2a,2bとの間にはヒューズ8と安全プラグ4とが設けられている。具体的には、右電池セル群2aは、その上下において互いに対向した電極タブ21同士を接合することによって、直列に接続されている。そして、右電池セル群2aの左上端(組電池2でみた場合には中間上)の電極タブ21は、第1の配線14aと接合している。この配線14aには、ヒューズ8が設けられている。ヒューズ8は、負荷側の制御暴走時や短絡、或いは、ボックス1内部での短絡等に起因して異常電流が流れた場合に溶断し、組電池ユニット100内の電流経路を遮断する。一方、左電池セル群2bも、その上下において互いに対向した電極タブ21同士を接合することによって、直列に接続されている。そして、左電池セル群2bの右下端(組電池2でみた場合には中間下)の電極タブ21は、第2の配線14bと接合している。そして、第1の配線14aと第2の配線14bとは、安全プラグ4を介して電気的に接続されている。安全プラグ4は、ボックス1の外壁部に着脱可能に設けられており、このプラグ4を引き抜くことにより、組電池ユニット100の電流経路を物理的に遮断する。このような安全プラグ4を設ける理由は、リレー7誤動作に起因した誤出力を防止するため、或いは、メンテナンス時や組電池ユニット100の輸送時における感電を防止するためである。このように、右電池セル群2aと左電池セル群2bとは、配線14a,14bを介して接続されているため、組電池2全体において、電池セル20が直列接続された形態となる。
【0011】
また、ボックス1には、この内部空間を冷却するための冷却ファン13と、スリット状の空気取入口12とが設けられている。この冷却ファン13の回転によって、ボックス1内の空気が強制的に外部に排出される。したがって、充放電時に組電池2が発熱しても、空冷によって組電池2の温度上昇を効率的に抑制することができる。なお、ボックス1の各部位の温度検出を行うために、本実施形態では3カ所にサーミスタ30が設けられている。具体的には、第1のサーミスタ30は、ボックス1の内部空間に配置されており、第2のサーミスタ30は、隣接した電池セル20の間に挟持されており、第3のサーミスタ30は、電極タブ21と接触して設けられている。
【0012】
さらに、ボックス1の所定部位(本実施形態では冷却用ファン13の直上)には、外部システムとの間で通信を行うための制御コネクタ15が設けられている。
【0013】
一方、電池セル20を重ね合わせることによって構成された組電池2上には、基板5が載置されており、この基板5にはバランサ回路40が搭載されている。バランサ回路40は、それぞれの電極タブ21と接続されている。バランサ回路40は、それぞれの電池セル20におけるセル電圧のばらつきを修正し、組電池2全体でこれらが均一になるように制御する。バランサ回路40は、互いに磁気結合された複数の巻き線を有するトランスと、それぞれの巻き線に直列接続されたスイッチと、セル電圧を監視する監視回路とのセットを電池セル20の個数分だけ有する。そして、バランサ回路40は、セル電圧が所定のしきい値を超えた場合に、スイッチによるスイッチングを停止することにより、セル電圧の異常な上昇を回避する。その結果、特定の電池セル20の過放電や過充電を防ぎ、電池セル20の劣化を防止する。なお、バランサ回路40の詳細については、特開2001−309573号公報に開示されているので必要ならば参照されたい。
【0014】
また、基板5には、コントローラ9が搭載されており、このコントローラ9は、有線通信ユニット10と無線通信ユニット11とを含む。これらのユニット10,11は、組電池ユニット100の動作状態に関するデータを外部システムに送信するための通信回路である。具体的には、有線通信ユニット10は、上述した制御コネクタ15を介して、電源系全体を制御する外部のコントローラとの間で制御上必要なデータの送受信を行う。また、無線通信ユニット11は、無線通信によって、管理者側のシステムに対してデータを送信する。なお、コントローラ9は、基板5上に直接載置してもよいが、コントローラ9を搭載した別の基板を基板5上に載置した場合においても同様の形態を実現できる。
【0015】
図4は、組電池ユニット100におけるデータの入出力を示す図である。コントローラ9は、組電池ユニット100の動作状況の診断に先立ち、まず、その動作状況を検出する。具体的には、リレー7の溶着の有無が検出されるとともに、組電池2の漏電の有無も検出される。サーミスタ30からのセンサ信号に基づいて、電極タブ21の温度、電池セル20本体の温度、および、ボックス1の内部空間の温度が検出される。また、バランサ回路40からの信号に基づいて、組電池2全体の総電圧、電池セル20毎の過放電および過充電が検出される。さらに、電流センサ6からのセンサ信号に基づいて、電流が検出される。そして、コントローラ9は、以下の各種ルーチンを所定の期間毎に呼び出して、これらの検出結果を用いた診断を行う。診断結果は、ボックス1に取り付けられた表示部70に適宜表示される。
【0016】
図5は、過充電検出ルーチンのフローチャートである。まず、ステップ1において、バランサ回路40からの総電圧値が読み込まれる。ステップ2では、総電圧値が所定の過充電電圧値よりも高いか否かが判断される。この過充電電圧値は、過充電の有無を判断する判定しきい値である。ステップ2で否定判定された場合には、過充電状態ではないと判断し、過充電フラグを”0”にセットして(ステップ3)、本ルーチンを抜ける。これに対して、ステップ2で肯定判定された場合には、過充電状態であると判断し、過充電フラグを”1”にセットして(ステップ4)、本ルーチンを抜ける。コントローラ9は、過充電に関する診断結果、すなわち、過充電フラグの設定内容を表示部70に出力する。これにより、この診断結果が表示部70に表示される。
【0017】
図6は、過放電検出ルーチンのフローチャートである。まず、ステップ11において、バランサ回路40からの総電圧値が読み込まれる。ステップ12では、総電圧値が所定の過放電電圧値よりも低いか否かが判断される。この過放電電圧値は、過放電の有無を判断する判定しきい値である。ステップ12で否定判定された場合には、過放電状態でないと判断し、過放電フラグを”0”にセットして(ステップ13)、本ルーチンを抜ける。これに対して、ステップ12で肯定判定された場合には、過放電状態であると判断し、過放電フラグを”1”にセットして(ステップ14)、本ルーチンを抜ける。コントローラ9は、過放電に関する診断結果、すなわち、過放電フラグの設定内容を表示部70に出力する。これにより、この診断結果が表示部70に表示される。
【0018】
図7は、残存容量(SOC)推定ルーチンのフローチャートである。まず、ステップ21において、電流センサ6からの電流値が読み込まれる。ステップ22では、電流値を積算することによって、電流値積算ベースの残存容量SOC_Iが下式に従い算出される。
【数1】
Figure 0004195241
【0019】
図8は、電流値積算による残存容量SOC_Iの算出の説明図である。あるサンプル間隔tにおいて、電流値がI_OLDからI_NEWに変化した場合、この変化に起因した残存容量ΔSOC_Iは、斜線で示した部分の面積に相当する。サンプル間隔tが極短時間である場合、ΔSOC_Iは台形の面積として近似計算できる。そして、今回算出されたΔSOC_Iを従前の残存容量SOC_I_OLDに加算することにより、残存容量SOC_I[Ah]が算出される。
【0020】
続くステップ23,24において、バランス回路40からの総電圧値と、サーミスタ30からのセル温度とが読み込まれる。そして、ステップ25において、今回読み込まれたセル温度に関するマップが存在するか否かが判断される。ステップ25で否定判定された場合、すなわち、現在のセル温度に関するマップが存在しない場合には、電流値積算ベースで算出された残存容量SOC_Iを最終的な残存容量SOCとして設定し(ステップ26)、本ルーチンを抜ける。
【0021】
これに対して、ステップ25で肯定判定された場合、すなわち、現在のセル温度に関するマップが存在する場合には、総電圧値と電流値とセル温度とに基づいて、マップベースの残存容量SOC_Mが算出される(ステップ27)。このマップは、セルの温度毎に設けられており、電流値と総電圧とを入力変数とした残存容量SOC_Mが記述されている。コントローラ9は、対応するマップを参照し、これらの入力変数に対応する残存容量SOC_Mを検索する。そして、マップ検索より特定された残存容量SOC_Mを最終的な残存容量SOCとして設定し(ステップ28)、本ルーチンを抜ける。
【0022】
図9は、電流経路系のフェール検出ルーチンのフローチャートである。また、図10は、プリチャージの説明図である。車両の動力源となるモータの出力はインバータ50によって設定されるが、このインバータ50は、大容量(数千μF)のコンデンサ51を含む。イグニッションキーをオフからオンにした場合には、まず、このコンデンサ51をプリチャージする必要がある。ただし、メインリレー7を介したプリチャージでは過電流が流れてしまい好ましくない。そこで、メインリレー7と並列にプリチャージリレー7aを設け、プリチャージ抵抗60で電流を絞りながら、コンデンサ51のプリチャージを行う。なお、このプリチャージに際しては、メインリレー7は遮断状態に設定される。
【0023】
まず、ステップ31において、イグニッションキーがオンになったか否かが判断される。このステップ31で否定判定された場合、すなわち、イグニッションキーがオフの場合には、ステップ32以降の手順をスキップして、本ルーチンを抜ける。
【0024】
これに対して、イグニッションキーがオンの場合には、プリチャージリレー7aをオンにする(ステップ32)。これにより、プリチャージ抵抗60とプリチャージリレー7aとを介してプリチャージ電流が流れて、インバータ50のコンデンサ51が充電される。ステップ33では、電流センサ6からの電流値が読み込まれる。そして、続くステップ34において、プリチャージ電流の電流値が所定値よりも小さいか否かが判断される。この所定値は、プリチャージ電流が殆ど流れていない状態を判断する際の基準を与えるしきい値であり、0若しくは0に近い値(例えば1〜2アンペア程度)に設定されている。
【0025】
ステップ34で否定判定された場合、すなわち、所定値以上のプリチャージ電流が流れている場合には、電流経路系に異常はないと判断する。そして、ステップ35に進み、フェールフラグを”0”に設定した上で、本ルーチンを抜ける。このフェールフラグが”0”に設定されるということは、電流経路系に異常がないことを示す。
【0026】
これに対して、ステップ34で肯定判定された場合、すなわち、電流値が所定値よりも小さい場合には、ステップ36に進み、この状態が所定の時間が経過したか否かが判断される。このステップ36で否定判定された場合には、ステップ33に戻り、肯定判定された場合にはステップ37に進む。つまり、低電流状態が所定時間続いた場合には、ステップ37に進み、フェールフラグを”1”に設定した上で、本ルーチンを抜ける。このフェールフラグが”1”に設定されているということは、電流経路系に異常が生じていることを示す。具体的には、電流センサ6の故障、プリチャージ抵抗60の断線、プリチャージリレー7aの故障、或いは、ヒューズ8の溶断等が挙げられる。
【0027】
コントローラ9は、電流経路系の異常の有無を示すフェールフラグの設定内容を診断結果として表示部70に出力する。これにより、この診断結果が表示部70に表示される。
【0028】
図11は、冷却ファンの故障診断ルーチンのフローチャートである。まず、ステップ41において冷却ファン13をオンして、ボックス1の内部の空気を外部に排出する。続くステップ42において、サーミスタ30からのセル温度が読み込まれる。そして、ステップ43において、セル温度の上昇率が減少したか否かが判断される。すなわち、従前のセル温度の上昇率よりも今回のセル温度の上昇率の方が小さいか否かが判断される。冷却ファン13が回転して、ボックス1内の空気が適切に排出されている場合には、セル温度の上昇率は減少するはずである。したがって、このステップ43で肯定判定された場合には、冷却ファン13は故障していないと判断して、ファン故障フラグを”0”に設定した上で(ステップ44)、本ルーチンを抜ける。
【0029】
これに対して、ステップ43で否定判定された場合、すなわち、セル温度の上昇率が減少していない場合には、ステップ45に進み、この状態が所定の時間が経過したか否かが判断される。このステップ45で否定判定された場合には、ステップ42に戻り、肯定判定された場合にはステップ46に進む。つまり、セル温度の上昇率が減少していない状態が所定時間続いた場合には、ステップ46に進み、ファン故障フラグを”1”に設定した上で、本ルーチンを抜ける。このファン故障フラグが”1”に設定されているということは、冷却ファン13が故障していることを示す。
【0030】
コントローラ9は、冷却ファン13の故障の有無を示すファン故障フラグの設定内容を診断結果として表示部70に出力する。これにより、この診断結果が表示部70に表示される。
【0031】
このように、本実施形態では、コントローラ9が組電池の動作状況をリアルタイムで診断するとともに、その診断結果が表示部70に表示される。これにより、ユーザ等は組電池の動作状況を把握することができ、トラブルに対しても早期に対応可能になる。
【0032】
なお、上述した実施形態では、過充電、過放電、残存容量、電流経路のフェールおよび冷却ファンの故障を診断しているが、これらの全てを診断する必要はなく、これらの項目の少なくとも一つを診断すれば足り、いくつかを組み合わせてもよい。また、これら以外の項目を診断項目として追加してもよいのは当然である。
【発明の効果】
本発明によれば、ボックスに表示部を設けることで、組電池ユニットの異常を早期に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組電池ユニットの概略的な外観斜視図
【図2】組電池ユニットの構成図
【図3】組電池ユニットの回路図
【図4】組電池ユニットにおけるデータの入出力を示す図
【図5】過充電検出ルーチンのフローチャート
【図6】過放電検出ルーチンのフローチャート
【図7】残存容量推定ルーチンのフローチャート
【図8】電流値積算による残存容量の算出の説明図
【図9】電流経路系のフェール検出ルーチンのフローチャート
【図10】プリチャージの説明図
【図11】冷却ファンの故障診断ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
1 ボックス
2 組電池
2a 右電池セル群
2b 左電池セル群
3a 正極コネクタ
3b 負極コネクタ
4 安全プラグ
5 バランサ基板
6 電流センサ
7 リレー
8 ヒューズ
9 コントローラ
10 有線通信ユニット
11 無線通信ユニット
12 空気取入口
13 冷却ファン
14a 第1の配線
14b 第2の配線
15 制御コネクタ
16 コネクタ
17 配線
20 電池セル
21 電極タブ
30 サーミスタ
40 バランサ回路
50 インバータ
51 コンデンサ
60 プリチャージ抵抗
70 表示部
100 組電池ユニット

Claims (1)

  1. 組電池ユニットにおいて、
    ボックスと、
    前記ボックス内に収納された組電池と、
    前記ボックス内に設けられており、前記組電池の動作状況を検出するとともに、当該検出結果に基づいて前記組電池の動作状況を診断し、当該診断結果を出力するコントローラと、
    前記ボックスに取り付けられており、前記コントローラより出力された診断結果を表示する表示部とを有し、
    前記コントローラは、オフからオンにすることで前記組電池とインバータ間の電流経路系を接続するイグニッションキーをオンにした場合に、メインリレーと並列に設けられ、前記インバータに設けられたコンデンサを充電するプリチャージリレーを流れるプリチャージ電流の電流値が所定の電流値よりも低い場合に、前記電流経路系にフェールが生じていると判断し、当該判断結果を前記診断結果として出力することを特徴とする組電池ユニット。
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