JP4194866B2 - 流動層造粒コーティング装置の結露防止装置 - Google Patents

流動層造粒コーティング装置の結露防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4194866B2
JP4194866B2 JP2003083494A JP2003083494A JP4194866B2 JP 4194866 B2 JP4194866 B2 JP 4194866B2 JP 2003083494 A JP2003083494 A JP 2003083494A JP 2003083494 A JP2003083494 A JP 2003083494A JP 4194866 B2 JP4194866 B2 JP 4194866B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
fluidized bed
housing
bed granulation
granulation coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003083494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004290741A (ja
Inventor
成通 武井
一臣 鵜野澤
重実 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Freund Corp
Original Assignee
Freund Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Freund Corp filed Critical Freund Corp
Priority to JP2003083494A priority Critical patent/JP4194866B2/ja
Publication of JP2004290741A publication Critical patent/JP2004290741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4194866B2 publication Critical patent/JP4194866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Glanulating (AREA)
  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、造粒コーティング装置における結露防止技術に関し、特に、粉粒体を流動状態として、粉粒体の造粒、コーティング、混合、攪拌、乾燥等の処理を行う造粒コーティング装置における粉粒体収容容器の結露防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、医薬品や食品等の製造に際しては、造粒コーティングや乾燥を単一の装置で行なうことができる流動層装置が広く使用されている。流動層装置には多くの種類があるが、操業方式としては、回分式と連続式(半連続式と連続式を含む)に大別される。回分式の装置は、粒子径の均一な造粒物を得るのに適しており、充分な乾燥品が単一の装置内で得られるため、生成粒子を他の乾燥装置に移送する必要がなくGMP上優位であり、医薬品の造粒に使用される。但し、回分式の装置はバッチ処理を行うため、処理時間が長くなりがちである。
【0003】
これに対して連続式の装置は造粒物を連続的に形成できるため、処理時間の短縮化が図られる。但し、そこで得られる製品は粒度分布が広く、完全に乾燥した製品は得られないため、連続式の装置は、化学肥料や鉱業材料等の比較的ラフな造粒に使用される。そこで、医薬品の造粒、コーティングなどには、専ら回分式の装置が使用されるが、生産規模の拡大に伴って装置をスケールアップすると次のような問題が生じる。
【0004】
すなわち、装置を大型化すると、1バッチの所要時間が小型機に比して長くなり、単位時間当たりの生産能力が仕込量に比例しなくなる。また、造粒された粒子のかさ密度が大きくなったり、チャンネリングやバブリング、スラッギングなどの不良流動状態が発生し易くなったりする。このため、医薬品の造粒コーティングには、使用実績のある小型装置を並列設置して同一の造粒処理を複数の装置で並行処理する方式が多く用いられている。
【0005】
ところが、かかる方式では大量生産のメリットを享受できないばかりか、装置間の操作条件のバラツキに基づく造粒物の品質が不均一になるおそれがある。そこで、回分式装置の長所を生かしつつ生産能力を向上させるべく、特開2001−219050号公報や特開2002−95952号公報のような流動層造粒装置が開発された。例えば、特開2002−95952号公報では、流動層造粒コーティングプロセスの各工程の機能を有する機能ステーションが円周上に等間隔に配置される。そして、ターンテーブルに載った粉粒体収容容器が各機能ステーションを順次移動して、回分式の造粒コーティング処理が連続的に実施される。
【0006】
この場合、機能ステーションは、投入・排出,予熱混合,スプレー,乾燥の各工程に対応して円周上に設けられる。例えば、前述の工程のうちスプレーを3工程に分け、6個の機能ステーションが配設される。各機能ステーションの下方にはターンテーブルが配置され、このターンテーブル上には粉粒体の収容容器が配置される。収容容器は機能ステーションと同様に、円周上に6個等間隔に配設され、円周方向に沿って移動する。収容容器の下方には給気ステーションが配置され、下方から収容容器内に温風を供給できるようになっている。
【0007】
粉粒体を収容した収容容器は各機能ステーションを順次移動し、各位置にて所定の処理が施される。つまり、投入・排出ステーションにて収容容器に粉粒体を供給し、これが各機能ステーションを一巡すると、造粒,コーティング,乾燥処理が行われ再び投入・排出ステーションに戻ってくる。投入・排出ステーションでは、造粒処理が終了した製品が排出されると共に、製品排出後に新しい原料が投入される。そして、収容容器が1/6回転する毎に新しい原料の投入と排出が行われ、回分式の造粒コーティング処理が連続的に実施される。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−219050号公報
【特許文献2】
特開2002−95952号公報
【特許文献3】
特公昭53−1939号公報
【特許文献4】
特開平6−319978号公報
【特許文献5】
特開平7−299348号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような流動層造粒コーティング装置のスプレー工程では、収容容器内に温風を供給しながらバインダ液等を噴霧供給する。従って、加温されつつ液体がスプレーされる収容容器内の湿度は通常、飽和状態となる。一方、収容容器の外部は室温となっており、収容容器の缶壁内外には温度差が生じる。すなわち、収容容器内は温風によって温度が例えば約30°C程度に暖められているのに対し、容器外は約15°C程度となる。このため、収容容器の内壁には、内外温度差により結露が生じる場合がある。
【0010】
結露が生じると、そこに原料粉末が付着堆積するおそれがある。供給原料が容器内壁に付着してしまうと、予定されている製品収率が低下したり、原料の含量均一性が損なわれたりするという問題が生じる。特に、前述のように、収容容器を各機能ステーションに順次移動させて処理を行う装置では、結露による堆積物を処理途中にて除去できず、連続生産に支障をきたすという問題があった。
【0011】
本発明の目的は、流動層造粒コーティング装置における粉粒体収容容器内の結露を防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の流動層造粒コーティング装置の結露防止装置は、粉粒体を収容する収容容器と、前記収容容器を複数個格納した筐体と、前記収容容器内に空気を供給する給気部とを有してなる流動層造粒コーティング装置の結露防止装置であって、前記筐体内の温度を制御し、前記収容容器内と前記筐体内との間の温度差を低減させる温度調節手段として、前記給気部から前記収容容器内に供給する空気を分流させて前記筐体内に導入する分流装置を設けたことを特徴とする。
【0013】
本発明にあっては、温度調節手段によって収容容器内部と筐体内部との温度差を低減させるようにしているため、収容容器の内外はほぼ同等の温度に保持され、内壁面と外壁面との間には温度差が生じない。このため、収容容器内壁面の結露発生を抑えることができ、収容容器内における原料付着を低減させ、製品収率や含量均一性の向上を図ることが可能となる。
【0014】
前記流動層造粒コーティング装置の結露防止装置において、前記温度調節手段により、前記筐体内に温風を供給しても良い。この場合、前記温度調節手段に、空気流を発生させるブロワと、前記ブロワの後段に配置され前記ブロワにて発生した空気流を加温するヒータをさらに設けても良い。
【0015】
また、前記分流装置を、前記給気ステーション内又は前記給気ステーションに空気を供給する給気配管内と前記筐体内を連通させる分流管と、前記分流管内に設置された弁装置とを有する構成としても良い。
【0016】
前記流動層造粒コーティング装置の結露防止装置において、前記温度調節手段が、前記筐体内に設置されたヒータであっても良い。
【0017】
また、前記流動層造粒コーティング装置の結露防止装置において、前記筐体内の温度を検出するセンサと、前記センサの検出温度値に基づいて前記温度調節手段を制御する制御手段とをさらに設けても良い。これにより、筐体内の温度に応じてリアルタイムで温度調節手段を自動制御することができる。
【0018】
前記流動層造粒コーティング装置の結露防止装置において、前記流動層造粒コーティング装置が、流動層造粒コーティングプロセスを構成する各工程の機能を有する複数の機能ステーションを備える上方処理部と、前記上方処理部の下方に配置され、前記収容容器を前記各機能ステーションに順に移動させる移動手段を備える中間収容部と、前記中間収容部の下方に配置され、前記粉粒体収容容器内に空気を供給する給気ステーションを備える下方給気部とを備えるものであっても良い。この場合、前記筐体により、前記上方処理部、前記中間収容部及び前記下方給気部を格納するようにしても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態1である結露防止装置を設置した流動層造粒コーティング装置の装置本体の構成をその一部を切り欠いて示した斜視図である。図2は、図1の流動層造粒コーティング装置の造粒コーティング処理時における状態を示す断面図である。
【0020】
図1の流動層造粒コーティング装置1では、装置上部側に複数の機能ステーション13を備えた上方処理部10が設けられている。上方処理部10の下側には、矢示方向に回転可能に設けられた中間収容部20が配設され、中間収容部20の下側にはさらに下方給気部30が配設されている。上方処理部10の機能ステーションには、流動層造粒コーティングプロセスを構成する各工程の機能が割り当てられている。中間収容部20には、粉粒体を収容する複数の粉粒体収容容器22(以下、容器22と略記する)が回転中心から放射状に配置されている。下方給気部30は床面に載置され、中間収容部20に対しエアの供給を行う。上方処理部10と中間収容部20及び下方給気部30は、筐体2内に格納・収容されている。
【0021】
筐体2には、温度調節手段として結露防止装置3が取り付けられている。筐体2の上面には送風管4が取り付けられており、筐体2内にはこの送風管4を介して結露防止装置3から約80°Cの温風が供給される。送風管4には、図1に示すように、ブロワ5が接続されている。ブロワ5の前段にはプレフィルタ6が配置され、ブロワ5の後段にはヒータ7が配置されている。ブロワ5とヒータ7は温風供給手段を形成し、制御装置8によって駆動制御される。制御装置8は、筐体2内に設置された温度センサ9と接続されている。
【0022】
ブロワ5を作動させると、プレフィルタ6によって空気中のゴミや塵などが除去された外気がブロワ5に導入され、空気流が発生する。ブロワ5から送給された空気はヒータ7によって加温され、送風管4を介して筐体2内に供給される。筐体2内の温度は温度センサ9によって検出されており、その検出値に基づいてブロワ5とヒータ7が制御され、筐体2内に適宜温風が供給される。
【0023】
図3(A)は上方処理部10の平面図、(B)はその断面図である。上方処理部10は、図2,3(B)に示すように、その側方に配された筐体2の側壁2aによって支持されている。この側壁2aによって、上方処理部10は床面から所定高さに固定される。図1,3に示すように、上方処理部10の中央にはチャンバ12が設けられている。チャンバ12の下方には、円板状の仕切板53が配設されている。仕切板53の中央には連通孔54が形成されている。
【0024】
チャンバ12の周囲には、チャンバ12を中心として放射位置に複数の機能ステーション13が設けられている。各機能ステーション13は、中央のチャンバ12を囲む同一円周上に等間隔に配置されている。本装置では、機能ステーション13として、時計回りの方向に、順に投入/排出ステーション13a、予熱混合ステーション13b、造粒コーティングステーション13c〜13e、乾燥ステーション13f(以下、ステーションはSTと略記する)が設けられている。
【0025】
投入/排出ST13aは、上端が閉じられ、下端がそのまま下方接続口13gに開口された直円筒状に形成されている。投入/排出ST13aには、原料供給管14、排気用連結管15a及び製品輸送管19が接続され、それぞれ投入/排出ST13aの内部空間に連通している。原料供給管14は、装置外に設けられた図示しない原料貯留容器に接続されている。排気用連結管15aはチャンバ12と連通しており、その内部には通過風量調節用のダンパ17が設けられている。製品輸送管19は投入/排出ST13aの天井側に接続され、外端側は造粒装置外に設けられた図示しない吸引ブロワに接続されている。
【0026】
なお、排気用連結管15aのダンパ17は常時閉じられており、この点で言えば、投入/排出ST13aには必ずしも排気用連結管15aを設けなくとも良い。しかしながら、装置の汎用性の観点から、各機能STに割り当てられる機能は適宜変更可能であることが望ましいため、投入/排出ST13aにも排気用連結管15aが設けられている。
【0027】
製品輸送管19の内端側は筒内に設置された吸引排出装置42に接続されている。吸引排出装置42は、容器22内を上下移動可能に設置され、先端部には傘状の吸気口43が設けられている。吸気口43と製品輸送管19との間は、フレキシブルチューブ47にて接続されている。吸気口43は、エアシリンダ48のピストンロッド49に固定されている。エアシリンダ48は、投入/排出ST13aの天井部に固定されている。これにより、吸気口43は、天井部に吊り下げられた形で投入/排出ST13a内に収容配置される。エアシリンダ48を作動させるとピストンロッド49は上下方向に駆動され、それに伴って吸気口43も上下に移動する。通常、吸気口43は上方の格納位置に保持されており、ピストンロッド49を延伸させると最下限位置まで下降する。
【0028】
予熱混合ステーション13b及び造粒コーティングST13c,13d,13eは、図1に示すように、それぞれ投入/排出ST13aと同様に上端が閉じられた直筒に形成されている。筒内部には、バグフィルタ16aとスプレーガン16bが設けられている。バグフィルタ16aの上方には、バグフィルタ16aの目詰まり解消用のパルスジェット用ノズル16cが設けられている。予熱混合ステーション13bと造粒コーティングST13c〜13eには、図3に示すように、排気用連結管15b〜15eが接続され、各ステーションの内部空間に連通している。排気用連結管15b〜15eはチャンバ12と連通しており、各排気用連結管15b〜15e内にはダンパ17が設けられている。
【0029】
予熱混合ステーション13bでは、造粒処理に先立って、粉粒体の予熱混合処理が行われる。造粒コーティングST13c〜13eでは、例えば、順に予備造粒、第1造粒工程、第2造粒工程などのように、造粒工程をさらに区分した工程が順次実施される。なお、造粒コーティングST13c〜13eが同一の造粒機能を有するように構成しておいても良い。また、造粒とコーティングとを併せて行えるようにしても良く、コーティングのみを行うようにしても良い。さらに、予熱混合ステーション13bを含めて造粒コーティング処理を4工程に分けて実施しても良い。
【0030】
乾燥ST13fも、投入/排出ST13aと同様に、上端が閉じられた直筒に形成される。筒内部には、バグフィルタ16aと、バグフィルタ16aの目詰まり解消用のパルスジェット用ノズル16cとが設けられている。乾燥ST13fには排気用連結管15fが接続され、排気用連結管15fの内部空間に連通している。排気用連結管15fはチャンバ12と連通しており、その内部にはダンパ17が設けられている。
【0031】
このように各ST13a〜13fは、排気用連結管15a〜15fを介してチャンバ12と連通されている。チャンバ12には排気管18が設けられており、各ステーションからの排気は、この排気管18を介して装置外に排気される。排気に際しては、ダンパ17の開閉度を調節して排気量の調節を行ったり、あるいは必要に応じて、一部のダンパ17を閉じたりすることにより排気させるステーションの選択を行うことができる。
【0032】
上方処理部10の下側には中間収容部20が配設される。図4(A)は中間収容部20の平面図、(B)はその断面図である。中間収容部20には、図1,4に示すように、回転中心21から放射位置に、上方処理部10の各機能ST13の位置に対応して複数の容器22が設けられている。各容器22は全て同一形状となっており、直筒部22aとそれに続く円錐筒部22bとを備えている。直筒部22aの上方には、そのまま開口した上方接続口23aが形成されている。上方接続口23aは、円盤状のターンテーブル24aに開口形成されている。ターンテーブル24aの中央には、連通孔55が形成されている。連通孔55は、上方処理部10連通孔54と対応して設けられている。結露防止装置3によって筐体2内に供給された温風は、これらの連通孔54,55を介して中間収容部20内に流入する。
【0033】
円錐筒部22bの下方には、そのまま開口した狭口の下方接続口23bが形成されている。下方接続口23bは円盤状のターンテーブル24bに開口形成されている。ターンテーブル24a,24bは、上方接続口23aと下方接続口23bとを対応させた状態で対面配置される。そして、両接続口23a,23b間を直筒部22aと円錐筒部22bとで筒状に連結することにより容器22が形成される。
【0034】
下方接続口23bには、粉粒体落下防止部材として、多孔板や金網などにて形成された目皿板23cが配設されている。この目皿板23cにより、容器22が次のステーションまで移動する間に、収容した粉粒体が容器22からこぼれないようになっている。
【0035】
ターンテーブル24bは容器22の移動手段となっており、回転中心21を中心として回転する。回転中心21の下方には、モータ26にて駆動される昇降可能な回転軸25が配設される。モータ26によってターンテーブル24bが回転中心21を中心として回転すると、それに伴って容器22も回転移動する。ターンテーブル24bは、上方処理部10の各機能ST13と中間収容部20の容器22の位置が合うように停止する。すなわち、各機能ST13の下方接続口13gと、容器22の上方接続口23aとが接続可能に位置合わせできるようにターンテーブル24bが回転する。
【0036】
中間収容部20の下側には下方給気部30が設けられている。図5(A)は下方給気部30の平面図、(B)はその断面図である。下方給気部30には、図1,5に示すように、複数の給気ST31が設けられている。各給気ST31は、上方処理部10の各機能ST13に対応して設けられている。すなわち、ここでは投入/排出ST13a,予熱混合ST13b,造粒コーティングST13c〜13e、乾燥ST13fの全てのステーションに対応して給気ST31が設けられている。
【0037】
給気ST31は、それぞれ同一の直筒状に形成される。給気ST31の上方筒端側は、容器22の下方接続口23bに合わせた口径でそのまま開口され、上方接続口35が形成される。上方接続口35は、図5に示すように、円盤37に開口形成される。給気ST31の下方筒端側は閉じられており、その側方からは筒内に連通した給気用連結管36aが出されている。すなわち、給気ST31は、円盤37に開口した上方接続口35を開口端としてそのまま下方に直筒を形成してその筒端を閉じ、その側方に給気用連結管36aを設けた構成となっている。給気用連結管36aは、フレキシブルチューブ36bを介して、チャンバ32にそれぞれ連通している。
【0038】
各給気ST31は共通のチャンバ32に連通している。チャンバ32はリング状に形成され、単にボックス状に形成する場合に比べて、給気ST31に均等にエアを供給できるようになっている。チャンバ32には給気配管33が接続されており、給気口33aを介して図示しない外部給気源に接続される。これにより、外部給気源から給気配管33、チャンバ32を介して給気ST31に圧縮空気が供給される。
【0039】
図5に示すように、給気ST31のうち、対向位置にある2個の給気ST31の下端側は、昇降可能なシリンダ38に支持されている。すなわち、下方給気部30はシリンダ38によって下降可能となっている。下方給気部30は、後述するように、中間収容部20を回転させる際に下降し、中間収容部20から離れるようになっている。
【0040】
次に、かかる構成の流動層造粒コーティング装置1を使用して、粉粒体を造粒コーティングする方法について説明する。ここでは、投入/排出工程(ステージ0)から順に、予熱混合工程(ステージ1)、スプレー工程(ステージ2〜4)、乾燥工程(ステージ5)までの6工程を容器22を回転させて実行し、粉粒体の造粒コーティング処理を行う。造粒コーティング処理は、筐体2内に結露防止装置3から温風を送給しつつ行われる。
【0041】
投入/排出ST13aでは容器22に原料が投入され、ステージ0の「投入/排出工程(投入)」が行われる。続いて、予熱混合ST13bにてステージ1の「予熱混合工程」が行われ、その後、造粒コーティングST13c〜13eでステージ2〜4の「スプレー工程」が行われる。最後に乾燥ST13fにてステージ5の「乾燥工程」が実施された後、投入/排出ST13aに戻り、容器22から製品が排出され、ステージ0の「投入/排出工程(排出)」が行われる。なお、流動層造粒コーティング装置1では容器22は5分毎に回転始動し、各ステージは5分間実施されるが、その時間は適宜変更可能である。
【0042】
そこで、ステージ0として、原料の投入が行われる。この際、まずシリンダ38が上昇駆動され、上方処理部10の各機能ST13と、中間収容部20の各容器22と、下方給気部30の給気ST31とを、それぞれの接続口を合わせた状態にする。すなわち、各機能ST31の下方接続口13gと容器22の上方接続口23a、容器22の下方接続口23bと給気ST31の上方接続口35を、それぞれ接続させた状態とする。このとき中間収容部20の中心軸がブレないように、モータ26の下方部にはブレ止めピン27を取り付ける。
【0043】
この状態で、原料供給管14を通して、原料の粉粒体を投入/排出ST13a内に供給する。投入/排出ST13aでは、その下方接続口13gが開口されたまま容器22の上方接続口23aに接続されている。このため、原料供給管14から投入/排出ST13aに供給された原料はそのまま容器22内に収容される。容器22の下方開口部には、目皿板23cが配設されているため、原料は落下することなく容器22に収容される。
【0044】
所定量の原料を容器22内に供給した後、シリンダ38を下降駆動させ下方給気部30を下降させる。これにより、下方給気部30と中間収容部20との間に間隙が生じる。また、併せて昇降可能に構成した回転軸25を下降させて、中間収容部20を上方処理部10から離す。図6は、流動層造粒コーティング装置1の中間収容部20の回転状況を示す断面図である。図6に示すように、回転軸25、シリンダ38の下降調節により、上方処理部10、中間収容部20、下方給気部30とのそれぞれの間に間隙が形成され、中間収容部20が回転可能となる。
【0045】
この状態で、モータ26により回転軸25を回転させて、各容器22を隣の機能ST13まで進め、ステージ1に移行する。流動層造粒コーティング装置1では、機能ST13が6個のため、回転角は60度となる。容器22の回転移動により、投入/排出ST13aにて粉粒体を収容した容器22は、次の予熱混合ST13bまで進む。容器22は、各機能ST13に対応して設けられているため、1個の容器22が隣の機能ST13に進むと、同時に他の容器22も隣接する機能ST13に進む。
【0046】
予熱混合ST13bでは、ステージ1の「予熱混合工程」が実施される。容器22を予熱混合ST13bに移動させると、機能ST13の下方接続口13gと容器22の上方接続口23a、容器22の下方接続口23bと給気ST31の上方接続口35がそれぞれ位置合わせされる。この状態で、回転軸25、シリンダ38を上昇させる。これにより、機能ST13の下方接続口13gと容器22の上方接続口23a、容器22の下方接続口23bと給気ST31の上方接続口35とが密着しそれらが密に接続される。この際、予熱混合ST13b以外の他の機能ST13でも、機能ST13、容器22及び給気ST31のそれぞれの接続口間が密に接続される。
【0047】
予熱混合ST13bに進められた容器22には、給気ST31からエアが供給される。このエア供給により容器22内の粉粒体は流動層状態となる。給気ST31からの給気は80°C程度に暖められており、これによって原料は予熱処理される。また、複数種類の原料が投入された場合には、ここで予熱されつつ混合される。一方、かかる予熱混合を行っている間に、投入/排出ST13aに回ってきた空の容器22には、前記と同様にして原料の粉粒体が供給される。
【0048】
予熱混合ST13bでの予熱混合が終了した後、容器22を前述同様に回転させて隣の造粒コーティングST13cに進め、ステージ2に移行する。造粒コーティングST13c〜13eでは、ステージ2〜4の第1〜第3スプレー工程が実施される。造粒コーティングST13cに進められた容器22には、給気ST31からエアが供給され、容器22内の粉粒体は流動層状態となる。流動層状態を維持しながら、造粒コーティングST13cに設けたスプレーガン16bから適当な噴霧液を所定時間スプレーする。造粒コーティングST13cにて第1スプレー工程が行われている間に、直前の予熱混合ST13bでは、新たに粉粒体の予熱混合が行われている。また、この間に投入/排出ST13aに回ってきた空の容器22には、前記と同様にして原料の粉粒体が供給される。
【0049】
ここで、給気ST31からの約80°Cの給気により容器22内は約28〜32°C程度になる。そして、この状態で容器22内に噴霧液がスプレーされるため、容器22内の湿度は飽和状態となる。前述のように、このとき容器22の内外温度差が大きいと容器22の内壁に結露が生じ、粉粒体が付着堆積するおそれがある。これに対し、当該流動層造粒コーティング装置1では、結露防止装置3からの温風により、筐体2内における容器22の周囲の温度は約30°Cに維持されている。すなわち、筐体2内に容器22が格納されているのを利用し、結露防止装置3によって容器内部と筐体内部との温度差を低減させるようにしている。従って、容器22の内外はほぼ同等の温度に保持され、内壁面と外壁面との間には温度差が生じない。このため、容器22の内壁面に発生する結露を防止でき、容器22内における原料付着を低減させ、製品収率や含量均一性の向上を図ることが可能となる。
【0050】
造粒コーティングST13cでの第1スプレー工程が終了した後、容器22を前述同様に回転させて隣の造粒コーティングST13dに進め、ステージ3に移行して第2スプレー工程を行う。造粒コーティングST13dにて第2スプレー工程が行われている間に、直前の造粒コーティングST13cでは、新たに第1スプレー工程が行われている。また、その前の予熱混合ST13bでは新たに粉粒体の予熱混合が行われ、投入/排出ST13aでは空の容器22内に原料が供給される。
【0051】
造粒コーティングST13dでの造粒工程を終えた後、容器22を回転させて隣の造粒コーティングST13eに進め、ステージ4に移行して第3スプレー工程を行う。造粒コーティングST13eで第3スプレー工程が行われている間に、直前の造粒コーティングST13dでは第2スプレー工程が、また、その前の造粒コーティングST13cでは第1スプレー工程が行われている。さらに、その前の予熱混合ST13bでは、新たに粉粒体の予熱混合が行われ、投入/排出ST13aでは空の容器22内に原料が供給される。
【0052】
造粒コーティングST13eでの造粒工程を終えた後、さらに容器22を回転させて隣の乾燥ST13fに進め、ステージ5に移行して乾燥工程を行う。乾燥ST13fでは、第3スプレー工程を終了した粉粒体を、下方の給気ST31から送られてくる給気で乾燥させる。乾燥ST13fにてこの乾燥工程が行われている間に、造粒コーティングST13eでは第3スプレー工程が、造粒コーティングST13dでは第2スプレー工程が、また、造粒コーティングST13cでは第1スプレー工程がそれぞれ行われている。さらに、その前の予熱混合ST13bでは新たに粉粒体の予熱混合が行われて、投入/排出ST13aでは空の容器22内に原料が供給される。
【0053】
このように造粒コーティングST13c,13d,13eの各ステーションで、第1〜第3スプレー工程を順次経て造粒コーティングされた粉粒体は、乾燥ST13fで乾燥されて製品となる。乾燥工程を終了後、容器22を回転させて投入/排出ST13aに進め、ステージ0に戻り製品の排出を行う。つまり、投入/排出ST13aにて投入された原料が、各機能ST13を経て一巡して製品化され再び投入/排出ST13aに戻ってくる。
【0054】
乾燥工程を終了した容器22が投入/排出ST13aに来ると、製品を吸引排出すべく吸引排出装置42が作動する。ここでは、まず図示しない吸引ブロワが作動し、製品輸送管19,フレキシブルチューブ47を介して吸気口43に吸引気流を発生させる。また、同時にエアシリンダ48も作動し、吸気口43が下降して格納位置から最下限位置まで移動する。ここでは、最下限位置は目皿板23cから15mm上方に設定され、格納位置から最下限位置までの移動時間は30秒間となっている。
【0055】
吸気口43は、容器22内の製品や未処理粉粒体を吸引しつつ最下限位置に到達する。最下限位置に到達した吸気口43は、そのまま10秒間保持される。これにより容器22の底部から製品が吸引排出されるが、吸気口43を最下限位置に保持した状態でのみ吸引を行うと、角隅部の粉粒体を十分に吸引できない場合がある。そこで、当該吸引排出装置42では、排出工程時に吸気口43を上下動させ、これにより容器22内の気流を変化させて粉粒体の排出促進を図っている。
【0056】
すなわち、流動層造粒コーティング装置1では、最下限位置にて吸気口43を10秒間保持した後、エアシリンダ48を作動させ、吸気口43を2秒間上昇させる。これにより、吸気口43は、最下限位置の上方約200mm程度の位置にある上昇反転位置まで移動する。吸気口43は2秒間上昇して上昇反転位置に至ったところで直ちに反転し、最下限位置に向かって下降する。吸気口43は3秒間で最下限位置に到達し、そこでまた7秒間保持される。つまり、吸気口43は5秒間(2秒上昇,3秒下降)上下動し、7秒間最下限位置にて保持される。
【0057】
吸気口43は、最下限位置にて7秒間保持された後再び上昇し、2秒間で上昇反転位置に至り、そこで反転して3秒間で最下限位置に戻る。そして、再び7秒間保持された後、上昇動作が行われる。このようにして、吸気口43は容器22の底部にて上下動を複数回繰り返す。ここでは、吸気口43は上下動を8回繰り返し、その後、格納位置に戻る。吸引排出装置42は、格納位置から出動しそこに戻るまでトータル150秒間作動し、製品の排出工程を終える。容器22内から吸引排出された製品は、製品輸送管19を通して製品貯留タンクなどに空気輸送される。
【0058】
このように、当該吸引排出装置42では、容器22の底部にて吸気口43を自動的に上下動させて製品排出を行う。傘状の吸気口43が上下動すると、容器22内の空気を撹拌するため容器22内の気流が変化し、容器22の底隅部(目皿板23cの隅)に残る粉粒体をも移動させて吸引排出することが可能となる。従って、1回の昇降では排出できずに残留する粉粒体をも排出でき、限られた時間の中で、短時間に粉粒体を全量余すところなく排出することができる。このため、次に投入される原料と残留粉粒体が混ざり合うことがなく、製品品質の向上や正確な収量確保が可能となる。なお、吸気口43の作動時間や位置、上下動回数、移動速度などは適宜設定可能であり、前述の数値には限定されない。
【0059】
なお、この排出工程では、吸引排出装置42を作動させると共に、給気ST31から容器22に圧縮エアを供給し、吸引排出を補助しても良い。また、ここでは吸引排出装置42は吸引気流のみを発生する装置となっているが、噴気流を発生できるように設定しても良い。この場合、最下限位置やその近傍にて、吸気口43から適宜エアを噴出させる(例えばパルス状)ことにより、目皿板23cの隅に残る粉粒体を飛ばすことができ排出効率の更なる向上が図られる。
【0060】
前述のようにして容器22から製品を全量確実に排出した後、再び容器22に原料が投入される。容器22への原料投入は、排出工程が終了した後の2分30秒間に行われる。製品排出ST13aにて容器22内の製品が排出され、新たな原料が投入される間、直前の乾燥ST13fでは、第3スプレー工程を終了した粉粒体が乾燥処理されている。乾燥ST13fの前の造粒コーティングST13eでは第3スプレー工程、造粒コーティングST13dでは第2スプレー工程、造粒コーティングST13cでは第1スプレー工程がそれぞれ行われている。さらに、その前の予熱混合ST13bでは、新たに粉粒体の予熱混合が行われている。
【0061】
製品排出ST13aでの製品排出と原料投入が終わると、再び容器22が回転移動し新たな処理工程が開始される。すなわち、製品排出ST13aにあった容器22は予熱混合ST13bに移動し、製品排出ST13aには新たに乾燥ST13fから容器22が移動してくる。そして、前述同様の処理が繰り返され、中間収容部20を必要な回数だけ回転させることにより、必要量の造粒コーティングを行うことができる。このように粉粒体を収容した容器22を順次機能ST13を巡らすことにより、回分式の要素と連続式の要素を取り入れ、両方式の長所を併有させることが可能となる。従って、流動層造粒コーティング装置1を使用することにより、粒径の均一性を確保しつつ、連続式における大量生産性をも確保することが可能となる。
【0062】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2である結露防止装置について説明する。図7は、その構成を示す説明図である。なお、実施の形態1と同様の部分、部材には同一の符号を使用し、その説明は省略する。
【0063】
実施の形態2の結露防止装置(温度調節手段)56は下方給気部30に設置される。結露防止装置56は、給気配管33の温風を分流させて筐体2内に導入する分流装置となっており、給気配管33から分岐した分流管57と、分流管57に介設されたダンパ(弁装置)58とを備えている。分流管57は給気配管33内と筐体2内を連通し、ダンパ58は分流管57の開閉や空気流量の制御を行う。ダンパ58もまた制御装置8にて制御され、温度センサ9によって検出された筐体2内の温度に基づき、分流管57の開度を調節する。
【0064】
このような結露防止装置56では、分流管57によって給気配管33内を流通する約80°Cの温風が筐体2内に導入される。温風導入量は筐体2内の温度によって調節され、筐体2内は容器22内と同じ約30°Cに維持される。従って、容器22の内外はほぼ同等の温度に保持され、容器内壁面の結露発生を防止できる。また、この場合には、下方給気部30に供給される温風を流用して筐体2内を温度調節するため、別途ブロワやヒータを設ける必要がなく、設備費用の削減が図られる。
【0065】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態では、機能ST13を6個設けた場合について説明したが、機能ST13の数は、必要に応じて任意に設定すれば良く、6個より多くとも、あるいは少なくとも構わない。また、原料投入と製品排出を1つのステーションにて行う場合を示したが、それらを別々のステーションにて行っても良い。さらに、造粒コーティングSTを3箇所設ける構成としたが、造粒コーティングSTを2カ所、乾燥STを2箇所設けるようにしても良い。すなわち、複数の機能ステーションに対する工程の割り振りは自在に行うことができる。例えば、投入/排出STを1個、造粒コーティングSTを2個、乾燥STを2個、粉粒体収容容器洗浄STを1個設定するようにしても良く、全てを乾燥STにすることも可能である。
【0066】
また、筐体2内の温度調節手段としては、結露防止装置3,56以外にも、例えば、筐体2内に直接ヒータを設置する構成も可能である。さらに、前述の実施の形態では、結露防止装置3,56を温度センサ9と制御装置8によって自動制御する方式を示したが、温度センサ9や制御装置8を設けることなく、ブロワ5やヒータ7、ダンパ58等を手動で作動させても良い。なお、容器22を二重壁とし、その間を真空にしたり断熱材を充填したりする構成も併せて採用可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明の流動層造粒コーティング装置の結露防止装置によれば、粉粒体を収容する収容容器を筐体内に複数個格納してなる流動層造粒コーティング装置において、筐体内の温度を制御して収容容器内と筐体内との間の温度差を低減させる温度調節手段を設けたので、収容容器の内外がほぼ同等の温度に保持され、内壁面と外壁面との間に温度差が生ぜず、収容容器内壁面の結露発生を防止できる。従って、収容容器内における原料付着が低減し、製品収率や含量均一性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である結露防止装置を設置した流動層造粒コーティング装置の装置本体の構成をその一部を切り欠いて示した斜視図である。
【図2】図1の流動層造粒コーティング装置の造粒コーティング処理時における状態を示す断面図である。
【図3】(A)は図1の流動層造粒コーティング装置における上方処理部の平面図、(B)はその断面図である。
【図4】(A)は図1の流動層造粒コーティング装置における中間収容部の平面図、(B)はその断面図である。
【図5】(A)は図1の流動層造粒コーティング装置における下方給気部の平面図、(B)はその断面図である。
【図6】図1の流動層造粒コーティング装置における中間収容部の回転状況を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2である結露防止装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 流動層造粒コーティング装置
2 筐体
2a 側壁
3 結露防止装置
4 送風管
5 ブロワ
6 プレフィルタ
7 ヒータ
8 制御装置
9 温度センサ
10 上方処理部
12 チャンバ
13 機能ステーション
13a 投入/排出ステーション
13b 予熱混合ステーション
13c 造粒コーティングステーション
13d 造粒コーティングステーション
13e 造粒コーティングステーション
13f 乾燥ステーション
13g 下方接続口
14 原料供給管
15a〜15f 排気用連結管
16a バグフィルタ
16b スプレーガン
16c パルスジェット用ノズル
17 ダンパ
18 排気管
19 製品輸送管
20 中間収容部
21 回転中心
22 粉粒体収容容器
22a 直筒部
22b 円錐筒部
23a 上方接続口
23b 下方接続口
23c 目皿板
24a ターンテーブル
24b ターンテーブル
25 回転軸
26 モータ
27 ブレ止めピン
30 下方給気部
31 給気ステーション
32 チャンバ
33 給気配管
33a 給気口
35 上方接続口
36a 給気用連結管
36b フレキシブルチューブ
37 円盤
38 シリンダ
42 吸引排出装置
43 吸気口
47 フレキシブルチューブ
48 エアシリンダ
49 ピストンロッド
53 仕切板
54 連通孔
55 連通孔
56 結露防止装置
57 分流管
58 ダンパ

Claims (5)

  1. 粉粒体を収容する収容容器と、前記収容容器を複数個格納した筐体と、前記収容容器内に空気を供給する給気部とを有してなる流動層造粒コーティング装置の結露防止装置であって、
    前記筐体内の温度を制御し、前記収容容器内と前記筐体内との間の温度差を低減させる温度調節手段として、前記給気部から前記収容容器内に供給する空気を分流させて前記筐体内に導入する分流装置を設けたことを特徴とする流動層造粒コーティング装置の結露防止装置。
  2. 請求項1記載の流動層造粒コーティング装置の結露防止装置において、前記温度調節手段は、前記筐体内に温風を供給することを特徴とする流動層造粒コーティング装置の結露防止装置。
  3. 請求項1又は2記載の流動層造粒コーティング装置の結露防止装置において、前記分流装置は、前記給気ステーション内又は前記給気ステーションに空気を供給する給気配管内と前記筐体内を連通させる分流管と、前記分流管内に設置された弁装置とを有することを特徴とする流動層造粒コーティング装置の結露防止装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の流動層造粒コーティング装置の結露防止装置において、前記筐体内の温度を検出するセンサと、前記センサの検出温度値に基づいて前記温度調節手段を制御する制御手段とをさらに有することを特徴とする流動層造粒コーティング装置の結露防止装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の流動層造粒コーティング装置の結露防止装置において、前記流動層造粒コーティング装置は、流動層造粒コーティングプロセスを構成する各工程の機能を有する複数の機能ステーションを備える上方処理部と、前記上方処理部の下方に配置され、前記収容容器を前記各機能ステーションに順に移動させる移動手段を備える中間収容部と、前記中間収容部の下方に配置され、前記粉粒体収容容器内に空気を供給する給気ステーションを備える下方給気部とを備えることを特徴とする流動層造粒コーティング装置の結露防止装置。
JP2003083494A 2003-03-25 2003-03-25 流動層造粒コーティング装置の結露防止装置 Expired - Fee Related JP4194866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003083494A JP4194866B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 流動層造粒コーティング装置の結露防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003083494A JP4194866B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 流動層造粒コーティング装置の結露防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004290741A JP2004290741A (ja) 2004-10-21
JP4194866B2 true JP4194866B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=33398955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003083494A Expired - Fee Related JP4194866B2 (ja) 2003-03-25 2003-03-25 流動層造粒コーティング装置の結露防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4194866B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITBO20060779A1 (it) * 2006-11-15 2008-05-16 Vima Impianti S R L Dispositivo di granulazione
DE102016218085A1 (de) * 2016-09-21 2018-03-22 Robert Bosch Gmbh Wirbelschichtanlage

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004290741A (ja) 2004-10-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4663887B2 (ja) 流動層造粒コーティング装置および流動層造粒コーティング方法
CN101132864B (zh) 用于涂覆小型部件的方法和装置
US5288324A (en) Multi-color powder coat paint recovery apparatus
JPH0234652B2 (ja)
US20090220676A1 (en) Multi-stage coating device for moulded bodies
AU2006235622A1 (en) Continuous feed tablet coating system
KR101493415B1 (ko) 분말의 회수 또는 포집을 위한 상온분사 코팅장치
CN109225059A (zh) 用于包衣固体颗粒的流化床设备
KR20150029815A (ko) 분말 연속공급장치
CN211216550U (zh) 一种转盘式制粒干燥机
CN206027627U (zh) 一种一步制粒机
JP4194866B2 (ja) 流動層造粒コーティング装置の結露防止装置
JP2002532245A (ja) 流動床処理システム
WO2001058580A1 (fr) Procede et dispositif de revetement par granulation de lit fluidise
JP3417669B2 (ja) 槽移動式流動乾燥装置
JP2004292072A (ja) 粉粒体排出装置及び粉粒体排出方法
JP4535556B2 (ja) 造粒乾燥方法並びに流動層造粒乾燥機
JP4194891B2 (ja) 粉粒体処理装置
US7544250B2 (en) Method and apparatus for treating particulate-shaped material, in particular for mixing, drying, graduating, pelletizing and/or coating the material
CN107131733A (zh) 一种空调注塑件生产用物料转运装置
JP4268437B2 (ja) スプレーノズルユニット
JP2633975B2 (ja) 固体培養装置
CN208927092U (zh) 一种新型喷头的流化床包衣机
KR101559454B1 (ko) 미세분말의 다중 공급장치
JPS6136153Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080916

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees