JP4194718B2 - スポット光位置検出システム、シミュレータおよび情報記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポット光位置検出システム、シミュレータおよび情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】
ガンシューティングゲームを行うゲームシステムにおいては、例えば、銃装置から射出されたスポット光が投射されたCRTをCCDカメラで撮像して着弾位置の検出を行っている。
【0003】
しかし、CRTには、スポット光以外の外乱光や光源からの光が当たる場合もあり、このような場合、スポット光以外の光を検出してしまい、スポット光の当たった位置、すなわち、着弾位置を正確に検出できないという問題があった。特に、CRTのような表面反射率の高い表示装置においては問題となる。
【0004】
このような問題に対して、CRTをフラッシュさせて(画面全体を一瞬白色にして)着弾位置を検出する手法が提案されている。
【0005】
しかし、この手法では、銃装置から連続してスポット光が射出された場合、画面がちらついて見づらいという問題が生じてしまう。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、外光等のノイズを排除してスポット光の位置を正確に検出できるスポット光位置検出システム、シミュレータおよび情報記憶媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るスポット光位置検出システムは、光投射手段からスポット光が投射される画像表示領域を撮像する撮像手段と、
前記スポット光を識別するための識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の投射位置を検出する検出手段と、
を含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るシミュレータは、シューティング手段から画像表示領域内の標的を狙ってスポット光を投射してシューティングを行うためのシミュレータにおいて、
前記スポット光が投射される画像表示領域を撮像する撮像手段と、
前記スポット光を識別するための識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の投射位置を検出する検出手段と、
を含むことを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る情報記憶媒体は、シューティング手段から画像表示領域内の標的を狙って投射されるスポット光の前記画像表示領域における投射位置を、撮像手段で前記画像表示領域を撮像して検出するための情報を記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体において、
前記情報は、
スポット光を識別するための識別データと、
前記スポット光を識別するための識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の投射位置を検出する検出手段を実現するための情報と、
を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、識別データと、実際の撮像結果を比較してスポット光かどうかを識別することにより、外光等とスポット光を区別することができ、誤認識を行わずに適切にスポット光を検出できる。
【0011】
なお、ここで、識別データとしては、例えば、電圧レベルデータ、輝度レベルデータ、スポット光の形状データ等を適用でき、撮像結果である映像信号に含まれる電圧や、輝度と識別データを比較してスポット光とそれ以外の光とを区別することができる。
【0012】
なお、ここで、電圧レベルとは、映像信号のレベルを表す場合に用いられるIRE(Institute of Radio Engineers)で表される相対的な電圧値を示すものである。また、輝度信号は映像信号から分離されて取り出されるものであり、電圧レベルと輝度レベルとは比例的な関係にある。
【0013】
また、前記識別データは、前記スポット光の前記画像表示領域における水平方向の寸法データを含み、
前記検出手段は、前記寸法データおよび前記撮像結果に含まれる映像信号に基づき、前記投射位置を検出することが好ましい。
【0014】
これによれば、一般的な撮像においては1ラインずつ画面の水平方向に走査されるため、スポット光の画像表示領域における水平方向の最大長は走査処理において簡易に求めることができる。なお、例えば、スポット光が円形に形成される場合、前記寸法データは、直径データであることが好ましい。
【0015】
なお、スポット光として認識する場合、寸法データの0.7倍から1.3倍程度であればスポット光として認識することが好ましい。この程度の幅を持たせることにより、スポット光の射出位置の違いによる検出値の差を吸収してスポット光の識別漏れを防止できる。
【0016】
例えば、前記寸法データが10mmの場合、7mmから13mmまでの光をスポット光として識別する。
【0017】
また、前記識別データは、前記スポット光の輝度データを含み、
前記検出手段は、前記輝度データおよび前記撮像結果に含まれる輝度信号に基づき、前記投射位置を検出することが好ましい。
【0018】
これによれば、輝度信号の輝度レベルの変化に基づき前記スポット光の位置を検出することができる。これにより、輝度レベルの違いによって外光やノイズをスポット光であると誤認識せずに済むため、正確にスポット光の位置を検出することができる。
【0019】
また、前記識別データは、前記寸法データおよび前記輝度データを含み、
前記検出手段は、前記寸法データおよび前記輝度データ並びに前記撮像結果に含まれる映像信号および輝度信号に基づき、前記投射位置を検出することが好ましい。
【0020】
これによれば、輝度の違いと、光の大きさの違いの両方によりスポット光を識別することにより、より正確に識別することができる。
【0021】
また、前記検出手段は、前記撮像結果に含まれる電圧レベルおよび輝度レベルの少なくとも一方が前記識別データにおける所定の範囲内にある場合に限りスポット光であると判別することが好ましい。
【0022】
これによれば、所定の範囲に限って検出することにより、より正確にスポット光を検出できる。
【0023】
また、前記検出手段は、前記電圧レベルおよび前記輝度レベルの少なくとも一方が前記所定の範囲内にある継続時間に基づき前記スポット光の径を検出することが好ましい。
【0024】
これによれば、各レベルが所定の範囲内で継続している時間を測定することにより、スポット光の径を検出することができる。すなわち、例えば、撮像手段からの信号が1画像の1ラインごとに検出手段に送られる場合、継続時間が長ければそれだけスポット光の径が大きく、継続時間が短ければそれだけスポット光の径が小さいと判断することができる。
【0025】
また、前記検出手段は、前記電圧レベルおよび前記輝度レベルの少なくとも一方が前記所定の範囲内になった適合時点および前記継続時間を所定の記憶領域に記憶し、必要に応じて前記記憶領域から前記適合時点および前記継続時間を読み出すことが好ましい。
【0026】
これによれば、適合時点を記憶することにより、1画像におけるスポット光の端点の値を保持することができ、継続時間を記憶することにより、1画像におけるスポット光の幅の値を保持することができる。端点の値と幅の値を読み出すことにより、スポット光の中心位置を容易に特定することができる。
【0027】
また、前記シミュレータは、シューティング開始前に、前記シューティング手段からのスポット光の撮像結果に基づき、前記識別データを補正する手段を含むことが好ましい。
【0028】
また、前記情報記憶媒体は、シューティング開始前に、前記シューティング手段からのスポット光の撮像結果に基づき、前記識別データを補正する手段を実現するための情報を含むことが好ましい。
【0029】
これによれば、シューティング開始前にシューティング手段でテスト射撃してその結果に基づき、識別データを補正できるため、実際の適用される環境に応じて最適な識別が可能となる。
【0030】
また、前記シミュレータは、シューティングゲーム用のシミュレータであって、前記検出手段の検出結果に基づき、前記シューティング手段からのスポット光が前記画像表示領域内の標的に命中したかどうかを判定する手段を含むことが好ましい。
【0031】
また、前記情報記憶媒体は、シューティングゲーム用の情報記憶媒体であって、
前記検出手段の検出結果に基づき、前記シューティング手段からのスポット光が前記画像表示領域内の標的に命中したかどうかを判定する手段を実現するための情報を含むことが好ましい。
【0032】
これによれば、上述した手法により、スポット光の中心位置を正確に特定できるため、厳密な判定を行うことができる。特に、シューティングゲームのような命中したかどうかを厳密に判定しなければならないシステムにおいて効果的である。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、シューティングゲームを行うためのシミュレータであるゲーム装置に適用した場合を例に採り、図面を参照しつつ説明する。
【0034】
図1は、スクリーン200とスクリーン200に投射される光を撮像するCCDカメラ240を示す模式図である。
【0035】
シューティングゲームを行う場合、銃装置400から投射されるスポット光220をCCDカメラ240で撮像してその投射位置を特定し、スクリーン200に表示される標的に命中したかどうかの判定を行っている。
【0036】
このような場合、スポット光220以外にも、外光210や、蛍光灯の光230等もスクリーン200に投射されてしまう。このため、外光210、蛍光灯の光230等のノイズをCCDカメラ240で撮像してしまい、ノイズをスポット光220と誤認識してスポット光220の投射位置を特定できないという問題があった。
【0037】
この問題に対し、本実施の形態では、輝度や光の大きさ等の違いによりスポット光220とスポット光以外の外光210等を識別する。
【0038】
図2は、スクリーン200に投射される光の直径の違いを示す模式図である。
【0039】
例えば、スポット光220の直径L2は、外光210の直径L1よりも大きく、蛍光灯の光230の直径L3よりも小さいものである場合、大きさの違いによりスポット光220を他の光と識別することができる。
【0040】
一般的な画面の走査においては、右向き矢印で示す水平方向に走査が行われるが、1ラインの走査が終わると次のラインというように画面の上から下に順に走査される。これにより、図2に示すL2等の光の直径の違いは、水平方向の走査において、水平同期信号における電圧レベルの継続時間の違いとして表される。
【0041】
また、光を識別する場合、大きさだけでなく、輝度の違いも考慮するとさらに正確かつ簡易に光を識別することができる。
【0042】
次に、スポット光220を識別し、スポット光220の投射位置を検出するためのゲーム装置を実現するための機能ブロックについて説明する。
【0043】
図3は、本実施の形態の一例に係るゲーム装置の機能ブロック図である。
【0044】
ゲーム装置は、ゲーム画像を表示するとともに、ゲーム画像に含まれる標的を狙ってシューティング手段である銃装置400に含まれる光投射部20からスポット光が投射されるスクリーン200を有する画像表示部30と、スクリーン200上の画像表示領域とスポット光領域とを対応づけてスクリーン200を撮像する撮像部40を有するCCDカメラ240と、ゲーム画像を生成するとともに、記憶部50に記憶されたスポット光を識別するための識別データ720と撮像部40の撮像結果に基づき、画像表示部30におけるスポット光の投射位置を検出する処理部100とを含む。
【0045】
画像表示領域に表示されるゲーム画像内の標的に向けてプレーヤーが銃装置400のトリガーを引くことにより、光投射部20からスポット光が発射される。撮像部40は常に画像表示領域を有するスクリーン200を撮像している。この撮像結果と識別データ720に基づき、処理部100によりスポット光が識別され、スポット光の投射位置が特定される。
【0046】
なお、ここで、識別データ720としては、電圧レベルデータ、輝度レベルデータ、寸法データが用いられる。すなわち、処理部100は、撮像結果である映像信号に含まれる電圧や、映像信号から分離された輝度と識別データ720を比較してスポット光とそれ以外の光とを区別することができる。
【0047】
また、寸法データと、スポット光であるという判定がなされている継続時間とを比較することにより、光の大きさにより、スポット光とそれ以外の光とを区別することができる。なお、スポット光の識別処理については後に詳述する。
【0048】
ここで、電圧レベルとは、映像信号のレベルを表す場合に用いられるIRE(Institute of Radio Engineers)が単位として用いられる相対的な電圧値のことである。映像信号から分離されたものの一部が輝度信号であるため、電圧レベルと輝度レベルとは比例的な関係にある。
【0049】
なお、処理部100で生成されたゲーム画像は、画像表示部30で表示される。
【0050】
より具体的には、画像表示部30としては、例えば、CRT(CathodeRay Tube)等を適用でき、撮像部40としては、例えば、CCDカメラ等を適用できる。
【0051】
また、処理部100は、ゲーム演算を行うゲーム演算部110と識別データ補正部150を含み、ゲーム演算部110は、スポット光検出部114と、スポット光が画像表示部30に表示される所定の標的に命中したかどうかを判定する命中判定部116とを含む。
【0052】
より具体的には、処理部100は、例えば、CPUにより実現される。また、ゲーム演算部110は、コイン(代価)の受け付け処理、ゲームモードの設定処理、ゲームの進行処理、画像を合成するための演算処理、標的画像やキャラクター画像の動きを決定する処理、演出処理、文字を表示するための処理、ゲーム成果(ゲーム成績、得点)を演算する処理、ゲームオーバー処理等の種々のゲーム演算処理を、撮像部40からの映像信号、所定の記憶領域に記憶されたゲームプログラム等に基づいて行う。
【0053】
また、スポット光検出部114は、撮像部40からの映像信号に基づいて、光投射部20から投射された光線により形成されたスポット光の位置を検出する。なお、スポット光検出部114は、映像信号に含まれる電圧レベルを測定する電圧測定部122と、映像信号に含まれる輝度レベルを測定する輝度測定部120とを含む。
【0054】
本実施形態において、スポット光の位置は、図1のスクリーン200の左上隅を原点(0、0)とし、横方向をX軸、縦方向をY軸とし、(X、Y)座標として検出される。
【0055】
命中判定部116は、スポット光検出部114から入力されるスポット光の(X、Y)座標と、画像合成時に演算出力される標的画像の表示座標スクリーンとを照合して、スポット光の命中判定を行う。すなわち、スポット光の(X、Y)座標が、標的画像の所定の表示領域に含まれると判断した場合には、スポット光が標的に命中したと判定する。
【0056】
なお、ゲーム演算部110は、命中判定結果に基づいて所定のゲーム演出を演算し実行する。具体的には、スポット光が標的から外れた場合には、画像表示部30に着弾画像を表示させる。一方、スポット光が標的に命中した場合には、画像表示部30に標的の被弾画像を表示させる。
【0057】
また、ゲーム演算部110は、スポット光の命中判定結果に基づいて、ゲーム成果の演算処理を行う。
【0058】
また、識別データ補正部150は、記憶部50に記憶された識別データ720を補正する。例えば、シューティング前のテスト段階で光投射部20から投射されるスポット光を撮像部40で撮像し、この撮像結果に基づき、識別データ補正部150で識別データ720を補正する。
【0059】
このように、シューティングゲーム開始前に実際の使用環境に合わせて識別データ720を補正することにより、実際の使用環境に合ったより正確なスポット光の識別および位置検出が可能となる。
【0060】
さらに、ゲーム装置は、情報記憶媒体300の情報を読み取り可能に構成されており、情報記憶媒体300には所定の格納情報(プログラム、データ)が記憶されている。
【0061】
情報記憶媒体300が処理部100を有するゲーム装置に接続されることにより、記憶部50に格納情報が読み込まれ、撮像部40、スポット光検出部114等は、記憶部50の格納情報を読み取ることによりその機能が実現される。
【0062】
例えば、格納情報は、スポット光を識別するための識別データ720と、光投射部20からスポット光が投射される画像表示領域を有する画像表示部30を撮像する撮像部40と、識別データ720および撮像部40からの撮像結果に基づき、前記画像表示領域における前記スポット光の投射位置を検出するスポット光検出部114とを実現するための情報とを含む。
【0063】
この格納情報が読み取られることにより、ゲーム装置100は上述した種々の機能を実現できる。なお、格納情報には、命中判定部116、識別データ補正部150等の機能を実現するための情報を含めることも可能である。
【0064】
また、情報記録媒体300に記憶される情報は、搬送波に具現化される(embodied)ものであってもよい。すなわち、処理部100を有するゲーム装置は、情報記憶媒体300からではなく、例えば、ネットワークを介して所定のホスト端末等から情報を読み取って上述した種々の機能を実現することも可能である。もちろん、上述した各種の情報をあらかじめ記憶部50等に記憶して照準位置の検出等を行うハードウェアを適用することも可能である。
【0065】
なお、情報記憶媒体300としては、例えば、CD−ROM、DVD−RAM、ICカード、ROM、RAM、ハードディスク等のレーザーや磁気等を用いた記憶媒体を適用できる。
【0066】
次に、これら各部のより具体的な動作について実際の投射位置検出処理に基づき説明する。
【0067】
図4は、本実施の形態の一例に係る投射位置検出処理全体のフローチャートである。また、図8は、本実施の形態の一例に係る継続時間データ700の模式図である。
【0068】
まず、識別データ補正部150により、記憶部50に記憶された識別データ720の補正が行われる。具体的には、上述したように、シューティングゲーム開始前にゲームサイトの管理者等により、テスト射撃が行われ、この結果に基づき識別データ720の補正が行われる。
【0069】
例えば、スポット光の発射位置と画面との距離があらかじめ想定した基準距離より短ければスポット光の大きさは大きくなり、その分、識別データ720の寸法データ等も大きくしなければならない。
【0070】
このようにして実際の使用環境に合わせて識別データ720が補正される。なお、補正処理の詳細については本出願人による先の出願(特開平8−117447)に記載されている。
【0071】
識別データ720の補正(ステップ1)が終了した後、ゲーム演算部110は、記憶部50に記憶された最大継続時間データ710を初期化する(ステップ2)。ここで、図8に示すように、最大継続時間データ710は、カウント開始時点712と、最大継続時間714という2つの情報を持つ。同様に、継続時間データ700は、カウント開始時点702と、最大継続時間704という2つの情報を持つ。
【0072】
ここで、カウント開始時点702、712とは、撮像部40による画面の水平方向の走査時において、スポット光が初めて検出された時点を意味し、継続時間704、最大継続時間714とは、走査中の画素がスポット光の一部であるという識別が継続してなされている時間を意味する。
【0073】
最大継続時間データ710の初期化処理により、カウント開始時点712は0であり、最大継続時間714も0の状態となる。
【0074】
図2で説明したように、撮像部40により、水平方向の1ラインの走査が終了すると、次のラインといったように、垂直方向および水平方向に1画面の走査が行われる。初期状態では1画面の走査は終了していないので(ステップ4)、ゲーム演算部110により、記憶部50に記憶された継続時間データ700の初期化が行われる(ステップ6)。継続時間データ700の初期化処理により、カウント開始時点702は0であり、継続時間704も0の状態となる。
【0075】
初期状態では1ライン(水平方向)の走査は終了していないので(ステップ8)、映像信号に含まれる電圧レベルが電圧測定部122により測定され、映像信号から分離された輝度信号に含まれる輝度レベルが輝度測定部120により測定される(ステップ10)。具体的には、撮像部40による撮像結果は1ラインごとの映像信号として処理部100に送られる。処理部100で映像信号から分離された水平同期信号の電圧レベルが電圧測定部122により測定される。また、処理部100で映像信号から分離された輝度信号の輝度レベルが輝度測定部120により測定される。
【0076】
図5は、光による電圧レベルと継続時間の違いを示す模式図である。
【0077】
図5に示すように、光によって電圧レベル(IRE)が異なり、水平方向に走査するため、光の径により電圧レベルの継続時間は異なる。例えば、上限の電圧レベル510から下限の電圧レベル520までの範囲の電圧レベルであればスポット光であるという判別を行うものとする。ここで、上限の電圧レベル510および下限の電圧レベル520は識別データ720の一部として記憶部50に記憶されている。
【0078】
この場合、電圧レベル曲線500において、電圧レベル502、電圧レベル504、電圧レベル506のように3つの山があるが、その継続時間が異なる。すなわち、電圧レベル502が最も短く、電圧レベル504が中くらい、電圧レベル506が最も長く継続する。この継続時間の違いは、図2で説明した光の径の違いによるものである。
【0079】
このように電圧レベルの継続時間を測定することにより、継続時間が短すぎるもの、すなわち、光の径が小さすぎるものや、継続時間が長すぎるもの、すなわち、光の径が大きすぎるものはスポット光ではないという判定処理が可能となる。
【0080】
スポット光の径であると識別するためには、識別データ720の一部である寸法データの0.7倍から1.3倍であればスポット光であると識別する。このような範囲を設定することにより、ゲーム装置が設置される環境の違いを吸収でき、スポット光の検出漏れが減り、プレーヤーは快適にゲームを行える。
【0081】
なお、このような環境の違いは、識別データ720の補正(ステップ1)により、そのほとんどは吸収されているが、所定の範囲を設定することにより、より正確なスポット光の識別および位置検出が可能となる。
【0082】
また、例えば、スポット光が外光等のノイズよりも大きな径となるように、光投射部20を構成すれば、水平方向の最大長となる光がスポット光であるという判定が行える。
【0083】
しかし、スポット光の識別処理に、より汎用性を持たせるためには、輝度レベルも合わせて測定することが好ましい。
【0084】
図6は、光による輝度レベルと継続時間の違いを示す模式図である。
【0085】
上述したように、映像信号で表される電圧レベルと、映像信号から分離された輝度信号で表される輝度レベルとは比例的な関係にある。このため、同一の水平同期信号が測定対象である場合、電圧レベルの変化と、輝度レベルの変化とは似たものとなる。
【0086】
図6に示すように、光によって輝度レベルが異なり、光の大きさによりその輝度レベルの継続時間は異なる。例えば、上限の輝度レベル610から下限の輝度レベル620までの範囲の輝度レベルであればスポット光であるという判別を行うものとする。上限の輝度レベル610および下限の輝度レベル620は識別データ720の一部として記憶部50に記憶されている。
【0087】
この場合、輝度レベル曲線600において、輝度レベル602、輝度レベル604、輝度レベル606のように3つの山がある。この場合、輝度レベル604だけが上限の輝度レベル610と下限の輝度レベル620の間にあり、条件を満たすため、スポット光であると判別できる。
【0088】
また、電圧レベルの場合と同様に、光の大きさによって、その輝度レベルの継続時間が異なる。すなわち、輝度レベル602が最も短く、輝度レベル604が中くらい、輝度レベル606が最も長く継続する。
【0089】
このように、電圧レベルの場合と同様に、輝度レベルだけでスポット光かどうかを判定することも可能である。輝度レベルの変化に基づきスポット光の位置を検出することができることにより、輝度レベルの違いによって外光やノイズをスポット光であると誤認識せずに済むため、正確にスポット光の位置を検出することができる。しかし、より正確に判定するためには電圧レベルも合わせて判定することが好ましい。
【0090】
電圧レベルと輝度レベルの測定処理はほぼ同時に行われるが、説明の簡略化のため、以下、輝度レベルだけを測定してスポット光の投射位置を検出する例について説明する。
【0091】
このように、輝度レベルが所定の範囲内にある場合には(ステップ12)、継続時間データ更新処理を行う(ステップ14)。
【0092】
このように、所定の範囲を設定することにより、スポット光の投射距離や適用される環境の違いを吸収してスポット光の位置を適切に検出することができる。なお、このような環境の違いは、識別データ720の補正(ステップ1)により、そのほとんどは吸収されているが、所定の範囲を設定することにより、より正確なスポット光の識別および位置検出が可能となる。
【0093】
図7は、本実施の形態の一例に係る継続時間データ更新処理(ステップ14)のフローチャートである。
【0094】
図8に示す継続時間704が0の場合、ゲーム演算部110は、スポット光の端点を特定するため、カウント開始時点702を記憶部50に記憶する(ステップ34)。そして、ゲーム演算部110は、スポット光の大きさを特定するため、継続時間704をカウントアップする(ステップ36)。これらの処理(ステップ34、36)により記憶部50内の継続時間データ700が更新される。
【0095】
1ラインにおいて、継続時間データ700の更新処理が開始されると、所定の範囲内という条件を満たしている間、連続して継続時間704のカウントアップ(ステップ36)が行われる。
【0096】
図4に示すように、撮像部40による1ラインの走査が終了すると(ステップ8)、ゲーム演算部110により、継続時間704が0でないかどうかの判定が行われ(ステップ16)、継続時間704が0でなければ、最大継続時間714と継続時間704との比較が行われる(ステップ18)。
【0097】
初期状態では、最大継続時間データ710の初期化処理(ステップ2)により、最大継続時間714は0になっているため、最大継続時間データ710の更新処理が行われる(ステップ20)。具体的には、ゲーム演算部110により継続時間データ700の値が最大継続時間データ710に代入される。
【0098】
同様に、ゲーム演算部110により、最大となった継続時間データ700が何ライン目かを示す情報が記憶部50に記憶される。
【0099】
そして、撮像部40により次ラインの走査が開始され(ステップ22)、次ラインの映像信号が処理部100に入力される。
【0100】
このようにして1画面の走査が終了すると(ステップ4)、スポット光の投射位置を検出するため、位置検出処理(ステップ24)が開始される。
【0101】
図9は、本実施の形態の一例に係る位置検出処理(ステップ24)のフローチャートである。
【0102】
まず、スポット光検出部114により、最大継続時間714が0かどうかが判定される(ステップ42)。最大継続時間714が0であれば、スポット光は検出されなかったため、位置検出処理を行わない。最大継続時間714が0でなければスポット光が検出されているため、スポット光検出部114は、最大継続時間714に基づき最大ドット数を演算する(ステップ44)。
【0103】
例えば、投射されるスポット光が画像表示領域において円形に形成される場合、水平方向に走査していくと、最初はスポット光のドット数は小さいが、スポット光の中心のラインに近づくにしたがってドット数が大きくなり、スポット光の中心位置を通るラインを走査した場合に最大のドット数となる。この最大ドット数はスポット光の直径に対応する。そして、スポット光の中心位置よりさらに下方のラインを走査するに従ってドット数は小さくなる。
【0104】
この場合、上述したように、最大継続時間714が長いほどドット数も大きなものになる。ドット数が求められることにより、スポット光の直径が求められる。
【0105】
次に、スポット光検出部114は、カウント開始時点712および最大ドット数に基づき、スポット光の中心位置を演算する(ステップ46)。例えば、カウント開始時点712からスポット光の端点が(X、Y)座標で(860、560)であることが分かったとする。例えば、最大ドット数が40であれば、スポット光の中心位置はスポット光の端点+最大ドット数/2で求められるため、その位置は(880、560)となる。
【0106】
なお、何ライン目かを示すY座標については、上述したように、記憶部50に記憶されており、この値を用いることにより、簡易にスポット光の中心位置を演算することができる。
【0107】
以上のようにして、スポット光の中心位置を撮像部40の撮像結果に基づき求めることができる。
【0108】
命中判定部116は、求められたスポット光の中心位置に基づき、シューティング手段から擬似的に発射された弾が画像内の標的に命中したかどうかを判定する。
【0109】
以上のように、識別データ720と、実際の撮像結果を比較してスポット光かどうかを識別することにより、外光等とスポット光を区別することができ、誤認識を行わずに適切にスポット光を検出できる。
【0110】
また、スポット光の条件に適合した時点を記憶することにより、1画像におけるスポット光の端点の値を保持することができ、条件に適合している状態が継続する時間を記憶することにより、1画像におけるスポット光の幅の値を保持することができる。端点の値と幅の値を読み出すことにより、スポット光の中心位置を容易に特定することができる。
【0111】
さらに、上述したようにスポット光の中心位置を正確に特定できるため、厳密な判定を行うことができる。特に、シューティングゲームのような命中したかどうかを厳密に判定しなければならないシステムにおいて効果的である。
【0112】
なお、本発明の適用は上述の実施例に限定されず、種々の変形が可能である。
【0113】
例えば、上述した実施例では、光の輝度と電圧レベルの両方からスポット光の中心位置を求めたが、どちらか一方だけでもよい。また、処理は複雑になるが、光の形状に基づいてスポット光かどうかを判別することも可能である。
【0114】
また、本発明を、単なるスポット光位置検出システムとして実現することもできる。本発明に係るスポット光位置検出システムは、例えば、スクリーン上に表示された所定の画像に光を照射することでその画像をクリックする光ポインティングデバイスとして使用することができる。
【0115】
さらに、本発明は、シューティングゲーム用のシミュレータ以外にも、ライフル競技や、射撃練習用のシミュレータとしても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクリーンとスクリーンに投射される光を撮像するCCDカメラを示す模式図である。
【図2】スクリーンに投射される光の直径の違いを示す模式図である。
【図3】本実施の形態の一例に係るゲーム装置の機能ブロック図である。
【図4】本実施の形態の一例に係る投射位置検出処理全体のフローチャートである。
【図5】光による電圧と継続時間の違いを示す模式図である。
【図6】光による輝度と継続時間の違いを示す模式図である。
【図7】本実施の形態の一例に係る継続時間データ更新処理のフローチャートである。
【図8】本実施の形態の一例に係る継続時間データの模式図である。
【図9】本実施の形態の一例に係る位置検出処理のフローチャートである。
【符号の説明】
20 光投射部
30 画像表示部
40 撮像部
50 記憶部
114 スポット光検出部
116 命中判定部
150 識別データ補正部
300 情報記憶媒体
720 識別データ
Claims (9)
- 光投射手段からスポット光が投射される画像表示領域を撮像する撮像手段と、
前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲を示すデータを含む識別データを記憶する記憶部と、
前記撮像手段の撮像結果に基づき、使用環境に合わせて前記識別データを補正する識別データ補正部と、
前記識別データ補正部によって補正された前記識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を検出する検出手段と、
を含み、
前記検出手段は、
前記撮像結果に含まれるラインごとの映像信号に含まれる電圧レベルを測定する電圧測定部を含み、
前記映像信号に含まれる電圧レベルが前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲に該当したラインごとの開始時点を示すデータと、前記映像信号に含まれる電圧レベルが前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲に該当するラインごとの継続時間を示す継続時間データと、最大の前記継続時間を示す最大継続時間データと、当該最大継続時間となったラインが何ライン目かを示すデータとを前記記憶部に記憶し、
前記継続時間が最大のラインにおける前記開始時点を示すデータと、前記最大継続時間データと、前記何ライン目かを示すデータとに基づき、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を演算することを特徴とするスポット光位置検出システム。 - 請求項1において、
前記識別データは、前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲を示すデータを含み、
前記検出手段は、
前記撮像結果に含まれるラインごとの映像信号に含まれる輝度レベルを測定する輝度測定部を含み、
前記映像信号に含まれる輝度レベルが前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲に該当し、かつ、前記映像信号に含まれる電圧レベルが前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲に該当する場合に前記スポット光として識別することを特徴とするスポット光位置検出システム。 - 光投射手段からスポット光が投射される画像表示領域を撮像する撮像手段と、
前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲を示すデータを含む識別データを記憶する記憶部と、
前記撮像手段の撮像結果に基づき、使用環境に合わせて前記識別データを補正する識別データ補正部と、
前記識別データ補正部によって補正された前記識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を検出する検出手段と、
を含み、
前記検出手段は、
前記撮像結果に含まれるラインごとの映像信号に含まれる輝度レベルを測定する輝度測定部を含み、
前記映像信号に含まれる輝度レベルが前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲に該当したラインごとの開始時点を示すデータと、前記映像信号に含まれる輝度レベルが前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲に該当するラインごとの継続時間を示す継続時間データと、最大の前記継続時間を示す最大継続時間データと、当該最大継続時間となったラインが何ライン目かを示すデータとを前記記憶部に記憶し、
前記継続時間が最大のラインにおける前記開始時点を示すデータと、前記最大継続時間データと、前記何ライン目かを示すデータとに基づき、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を演算することを特徴とするスポット光位置検出システム。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記識別データは、前記スポット光の前記画像表示領域における水平方向の寸法データを含み、
前記検出手段は、前記寸法データと、前記最大継続時間データとに基づき、前記最大継続時間データで表される光の直径が前記寸法データで表される寸法の所定範囲内にない場合はスポット光ではないと判定することを特徴とするスポット光位置検出システム。 - シューティング手段から画像表示領域内の標的を狙ってスポット光を投射してシューティングを行うためのシミュレータにおいて、
前記スポット光が投射される画像表示領域を撮像する撮像手段と、
前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲を示すデータを含む識別データを記憶する記憶部と、
前記撮像手段の撮像結果に基づき、使用環境に合わせて前記識別データを補正する識別データ補正部と、
前記識別データ補正部によって補正された前記識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を検出する検出手段と、
を含み、
前記検出手段は、
前記撮像結果に含まれるラインごとの映像信号に含まれる電圧レベルを測定する電圧測定部を含み、
前記映像信号に含まれる電圧レベルが前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲に該当したラインごとの開始時点を示すデータと、前記映像信号に含まれる電圧レベルが前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲に該当するラインごとの継続時間を示す継続時間データと、最大の前記継続時間を示す最大継続時間データと、当該最大継続時間となったラインが何ライン目かを示すデータとを前記記憶部に記憶し、
前記継続時間が最大のラインにおける前記開始時点を示すデータと、前記最大継続時間データと、前記何ライン目かを示すデータとに基づき、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を演算することを特徴とするシミュレータ。 - シューティング手段から画像表示領域内の標的を狙ってスポット光を投射してシューティングを行うためのシミュレータにおいて、
前記スポット光が投射される画像表示領域を撮像する撮像手段と、
前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲を示すデータを含む識別データを記憶する記憶部と、
前記撮像手段の撮像結果に基づき、使用環境に合わせて前記識別データを補正する識別データ補正部と、
前記識別データ補正部によって補正された前記識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を検出する検出手段と、
を含み、
前記検出手段は、
前記撮像結果に含まれるラインごとの映像信号に含まれる輝度レベルを測定する輝度測定部を含み、
前記映像信号に含まれる輝度レベルが前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲に該当したラインごとの開始時点を示すデータと、前記映像信号に含まれる輝度レベルが前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲に該当するラインごとの継続時間を示す継続時間データと、最大の前記継続時間を示す最大継続時間データと、当該最大継続時間となったラインが何ライン目かを示すデータとを前記記憶部に記憶し、
前記継続時間が最大のラインにおける前記開始時点を示すデータと、前記最大継続時間データと、前記何ライン目かを示すデータとに基づき、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を演算することを特徴とするシミュレータ。 - 請求項5、6のいずれかにおいて、
前記検出手段の検出結果に基づき、前記シューティング手段からのスポット光が前記画像表示領域内の標的に命中したかどうかを判定する手段を含むことを特徴とするシューティングゲーム用のシミュレータ。 - シューティング手段から画像表示領域内の標的を狙って投射されるスポット光の前記画像表示領域における中心位置を、撮像手段で前記画像表示領域を撮像して検出するための情報を記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体において、
前記情報は、
前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲を示すデータを含む識別データと、
プログラムと、
を含み、
前記プログラムは、
前記撮像手段の撮像結果に基づき、使用環境に合わせて前記識別データを補正する識別データ補正部と、
前記識別データ補正部によって補正された前記識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を検出する検出手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記検出手段は、
前記撮像結果に含まれるラインごとの映像信号に含まれる電圧レベルを測定する電圧測定部を含み、
前記映像信号に含まれる電圧レベルが前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲に該当したラインごとの開始時点を示すデータと、前記映像信号に含まれる電圧レベルが前記スポット光として識別される電圧レベルの範囲に該当するラインごとの継続時間を示す継続時間データと、最大の前記継続時間を示す最大継続時間データと、当該最大継続時間となったラインが何ライン目かを示すデータとを前記コンピュータの有する記憶部に記憶し、
前記継続時間が最大のラインにおける前記開始時点を示すデータと、前記最大継続時間データと、前記何ライン目かを示すデータとに基づき、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を演算することを特徴とする情報記憶媒体。 - シューティング手段から画像表示領域内の標的を狙って投射されるスポット光の前記画像表示領域における中心位置を、撮像手段で前記画像表示領域を撮像して検出するための情報を記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体において、
前記情報は、
前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲を示すデータを含む識別データと、
プログラムと、
を含み、
前記プログラムは、
前記撮像手段の撮像結果に基づき、使用環境に合わせて前記識別データを補正する識別データ補正部と、
前記識別データ補正部によって補正された前記識別データおよび前記撮像手段からの撮像結果に基づき、前記スポット光を識別し、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を検出する検出手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
前記検出手段は、
前記撮像結果に含まれるラインごとの映像信号に含まれる輝度レベルを測定する輝度測定部を含み、
前記映像信号に含まれる輝度レベルが前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲に該当したラインごとの開始時点を示すデータと、前記映像信号に含まれる輝度レベルが前記スポット光として識別される輝度レベルの範囲に該当するラインごとの継続時間を示す継続時間データと、最大の前記継続時間を示す最大継続時間データと、当該最大継続時間となったラインが何ライン目かを示すデータとを前記記憶部に記憶し、
前記継続時間が最大のラインにおける前記開始時点を示すデータと、前記最大継続時間データと、前記何ライン目かを示すデータとに基づき、前記画像表示領域における前記スポット光の中心位置を演算することを特徴とする情報記憶媒体。
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