JP4194090B2 - 複数本のパイプを内蔵した機器の組立装置と、そのパイプ挿入方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車輌、発電機、配管等に配備される複数本のパイプを内蔵した熱交換機、マフラー、消音器等の機器の組立装置と、そのパイプ挿入方法に関する。
従来、熱交換機、マフラー、消音器等の複数本のパイプを内蔵する機器(熱交換機、マフラー、消音器とする)では、円筒、角筒等の開放側に端板を備えたケーシングと、このケーシングに多数本のパイプを、適宜間隔を介して設けた構造となっている。従って、このケーシングに、パイプを装置するには、ケーシングに、パイプを手動操作により、一本ずつ挿入して製造する。この作業は大変であり、手間と労力を要する問題がある。またケーシングの一方端板から他方端板に向かって、パイプを確実に挿入するには、熟練を要する問題もある。
尚、冷却装置、熱交換器に関する文献として、特開平11−13554号のEGRガス冷却装置がある(文献(1))。その内容は、樹脂製のケーシングに、多数のパイプを内設した構成の熱交換部が開示されている。しかし、この熱交換部の製造方法、製造装置の構造に関しては、開示されていない。また特開2001−12876の熱交換器がある(文献(2))。その内容は、対の円形筒状のケーシング間に多数本のチューブを差渡し設けた構成が開示されている。しかし、前記文献(1)と同様に、熱交換器の製造方法、製造装置の構造に関しては、開示されていない。
特開平11−13554号 特開2001−12876
文献(1)、(2)は、従来の課題を解決するための方策とは成らず問題を残すこと、又はパイプをケーシングに自動的に内設する技術が確立されていないものと考えられる。そこで、本発明は、この種の機器において、パイプを自動的に内設できる装置と、方法を提供して、自動化ラインを確保すること、又は低コスト化、品質の安定性等を確保すること等を目的とする。
請求項1の発明は、この種の機器において、複数本のパイプを自動的に内設できる装置を提供して、自動化ラインを確保すること、又は低コスト化等の達成を意図する。また請求項1の発明は、確実にケーシングに、複数本のパイプを内設する装置を提供して、品質の安定性と、規格の統一化等の確保を意図する。
請求項1は、フレームに設けたレールに添ってX方向に移動可能に設けたセット台第1ベースと、このセット台第1ベースをX方向に移動する第1駆動手段と、前記セット台第1ベースのY方向に移動可能に設けたセット台第2ベースと、このセット台第2ベースのY方向への移動を図る前記セット台第1ベースに設けた螺軸、及びこの螺軸を回転する前記セット台第2ベースに設けた第2駆動手段と、前記セット台第2ベースに設けた軸に軸支し、かつ当該セット台第2ベースに可動自在に設けたセット台第3ベースと、このセット台第3ベースを可動する前記セット台第2ベースに設けた軸を回転する第3駆動手段で構成した冶具セット台と、この冶具セット台に、ケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具を設け、このケーシングの開放側に接離できる口金を支持し、かつ前記冶具セット台が立設状態で上下方向に動作する支持部と、この支持部を上下方向に動作する第1の移動手段と、前記セット台第2ベースに設けた軸を回転する第3駆動手段を介して、前記冶具セット台の前記セット台第3ベースを、前記立設状態から、パイプの挿入位置に略90°回転し、水平状態となった前記冶具セット台の前記セット台第3ベースの前記ケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具、及びこのケーシングに当接した口金に向い、かつ前記X方向にパイプを供給するパイプ供給手段と、このパイプ供給手段にパイプを一本ずつ供給するシュータで構成された複数本のパイプを内蔵した機器の組立装置である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成し、かつこの目的達成に最適なパイプ供給手段を提供する。
請求項2は、請求項1のパイプ供給手段は、フレームに設けた移動体と、この移動体を、このフレームのY方向に移動する第4駆動手段と、この移動体に対峙する、このフレームに設けた溝構成用の側板と、この側板と、この移動体の前進限において構成される溝と、この溝に挿入され、かつこの溝内を移動する供給杆と、この供給杆を支持する、前記フレームに設けた移動機構と、この移動機構を、X方向に移動する第5駆動手段とで構成した複数本のパイプを内蔵した機器の組立装置である。
請求項3の発明は、この種の機器において、複数本のパイプを自動的に内設できる方法を提供して、自動化ラインを確保すること、又は低コスト化等の達成を意図する。また請求項3の発明は、確実にケーシングに、複数本のパイプを内設する方法を提供して、品質の安定性と、規格の統一化等の確保を意図する。
請求項3はフレームに設けた冶具セット台に、端板を備えた円筒、角筒でなるケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具を設けてケーシングセット冶具を構成し、このケーシングセット冶具のケーシングが立設状態において、このケーシングの開放側に、第1の移動手段を介して、上下方向に移動する口金支持部に支持された口金を当接し、この口金が当接されたケーシングを有するケーシングセット冶具を、前記冶具セット台のセット台第2ベースに設けた軸と、この軸を回転する第3駆動手段を介して、略90°回転し、前記立設状態から水平状態にしてパイプ挿入位置とし、このパイプ挿入位置において、フレームに設けたシュータを介して、供給された一本のパイプを、このフレームに設けた移動体の前進を介して、このフレームに設けた溝構成用の側板に向かって供給し、そして、この移動体の前進限と、前記側板とで構成した溝に至らしめ、この溝に挿入された前記一本のパイプを、この溝内を移動する供給杆を介して、前記口金が当接されたケーシングセット冶具内にある案内棒に挿入し、この一本のパイプの挿入が終了した後、このケーシングセット冶具内にある他の案内棒に、前記フレームに設けたシュータを介して、供給された次の一本のパイプを、前記フレームに設けた移動体の前進を介して、前記溝構成用の側板に向かって供給し、前記溝に至らしめ、この溝に挿入された前記次の一本のパイプを、前記供給杆を介して、前記口金が当接されたケーシングセット冶具内にある前記他の案内棒に挿入し、この次の一本のパイプの挿入が終了し、そして、このケーシングセット冶具内にある全ての案内棒に、複数本のパイプを挿入した後、前記水平状態のパイプ挿入位置にある複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具を、前記第3駆動手段を介して、略90°逆方向に回転して、最初の立設状態に戻し、かつこの複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具より、前記第1の移動手段を利用し、前記口金を離間し、この口金の離間が完了した、複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具を、前記冶具セット台より取外す構成とした複数本のパイプを内蔵した機器へのパイプ挿入方法である。
請求項1の発明は、フレームに設けたレールに添ってX方向に移動可能に設けたセット台第1ベースと、セット台第1ベースをX方向に移動する第1駆動手段と、セット台第1ベースのY方向に移動可能に設けたセット台第2ベースと、セット台第2ベースのY方向への移動を図るセット台第1ベースに設けた螺軸、及び螺軸を回転するセット台第2ベースに設けた第2駆動手段と、セット台第2ベースに設けた軸に軸支し、かつセット台第2ベースに可動自在に設けたセット台第3ベースと、セット台第3ベースを可動するセット台第2ベースに設けた軸を回転する第3駆動手段で構成した冶具セット台と、冶具セット台に、ケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具を設け、ケーシングの開放側に接離できる口金を支持し、かつ冶具セット台が立設状態で上下方向に動作する支持部と、支持部を上下方向に動作する第1の移動手段と、セット台第2ベースに設けた軸を回転する第3駆動手段を介して、冶具セット台のセット台第3ベースを、立設状態から、パイプの挿入位置に略90°回転し、水平状態となった冶具セット台のセット台第3ベースのケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具、及びケーシングに当接した口金に向い、かつX方向にパイプを供給するパイプ供給手段と、パイプ供給手段にパイプを一本ずつ供給するシュータで構成される。
従って、請求項1は、この種の機器において、複数本のパイプを自動的に内設できる装置を提供して、自動化ラインが確保できる。また低コスト化等が達成できる。また請求項1の発明は、確実にケーシングに、複数本のパイプを内設する装置を提供して、品質の安定性と、規格の統一化等が確保される。
請求項2の発明は請求項1のパイプ供給手段は、フレームに設けた移動体と、移動体を、フレームのY方向に移動する第4駆動手段と、移動体に対峙する、フレームに設けた溝構成用の側板と、側板と、移動体の前進限において構成される溝と、溝に挿入され、かつ溝内を移動する供給杆と、供給杆を支持する、フレームに設けた移動機構と、移動機構を、X方向に移動する第5駆動手段とで構成される。
従って、請求項2は、請求項1の目的を達成し、かつこの目的達成に最適なパイプ供給手段を提供できる。
請求項3の発明はフレームに設けた冶具セット台に、端板を備えた円筒、角筒でなるケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具を設けてケーシングセット冶具を構成し、ケーシングセット冶具のケーシングが立設状態において、ケーシングの開放側に、第1の移動手段を介して、上下方向に移動する口金支持部に支持された口金を当接し、口金が当接されたケーシングを有するケーシングセット冶具を、冶具セット台のセット台第2ベースに設けた軸と、軸を回転する第3駆動手段を介して、略90°回転し、立設状態から水平状態にしてパイプ挿入位置とし、パイプ挿入位置において、フレームに設けたシュータを介して、供給された一本のパイプを、フレームに設けた移動体の前進を介して、フレームに設けた溝構成用の側板に向かって供給し、そして、移動体の前進限と、側板とで構成した溝に至らしめ、溝に挿入された一本のパイプを、溝内を移動する供給杆を介して、口金が当接されたケーシングセット冶具内にある案内棒に挿入し、一本のパイプの挿入が終了した後、ケーシングセット冶具内にある他の案内棒に、フレームに設けたシュータを介して、供給された次の一本のパイプを、フレームに設けた移動体の前進を介して、溝構成用の側板に向かって供給し、溝に至らしめ、溝に挿入された次の一本のパイプを、供給杆を介して、口金が当接されたケーシングセット冶具内にある他の案内棒に挿入し、次の一本のパイプの挿入が終了し、そして、ケーシングセット冶具内にある全ての案内棒に、複数本のパイプを挿入した後、水平状態のパイプ挿入位置にある複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具を、第3駆動手段を介して、略90°逆方向に回転して、最初の立設状態に戻し、かつ複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具より、第1の移動手段を利用し、口金を離間し、口金の離間が完了した、複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具を、冶具セット台より取外す構成である。
従って、請求項3は、この種の機器において、複数本のパイプを自動的に内設できる方法を提供して、自動化ラインが確保できる。又は低コスト化等が達成できる。また請求項3の発明は、確実にケーシングに、複数本のパイプを内設する方法を提供して、品質の安定性と、規格の統一化等が確保できる。
以下、本発明の実施の態様(形態)を説明する。
本発明の主要部は、多数(複数本)のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具Aをセットできる冶具セット台Bと、冶具セット台Bの冶具Aに接離できる口金を支持する支持部Cと、支持部Cの昇降を司る第1の移動手段Dと、冶具セット台Bを可動する第1の可動手段Eと、また冶具セット台Bを平面視してX、Y方向に移動する第2の移動手段Fと、冶具セット台Bが第1の可動手段Eで可動し、パイプWの挿入位置に可動した際に、冶具AにセットしたケーシングW1及び口金に向かってパイプWを供給するパイプ供給手段Gと、パイプ供給手段GにパイプWを一本ずつ供給するシュータHとで構成する。

:(1) 冶具Aを説明すると、この冶具Aは、取手100を有する冶具ベース1と、この冶具ベース1に適宜数立設した案内棒2とで構成される。そして、冶具ベース1には突条(後述する)に嵌合するベース底部101を有する。この冶具Aは、図示しないプレス機械にそのままセットできる構造となっている。従って、ケーシングW1と、パイプWとは、かしめ加工される。このかしめ加工後に、溶接加工を行い、継ぎ目を水密に構成する。

:(2) 冶具セット台Bを説明すると、この冶具セット台Bは、フレームIに設けたレール5に添ってX方向に移動可能(前後動可能)に設けたセット台第1ベース6と、このセット台第1ベース6の移動を司るシリンダー等の第1駆動手段7と、前記セット台第1ベース6にY方向に移動可能に設けたセット台第2ベース8と、このセット台第2ベース8のY方向への移動を司る螺軸10及びこの螺軸10に螺合するセット台第2ベース8に設けた軸受け及びモータ等の第2駆動手段11と、前記セット台第2ベース8に設けた軸12を介して当該セット台第2ベース8に可動自在に設けたセット台第3ベース13と、このセット台第3ベース13の可動を司るモータ等の第3駆動手段14とで構成されている。従って、この冶具セット台Bは、フレームIを基準として、第1駆動手段7を介してX方向に移動し、またこの冶具セット台Bは、フレームIを基準として、第2駆動手段11を介してY方向に移動する構造となっており、ケーシングW1と口金W2を、後述するパイプ供給手段Gを介して送られてくる所定位置にセットできる構造である。またセット台第3ベース13は、第3駆動手段14により軸12を基点として回転し、図7に示した立設状態から、略90°可動し、水平状態に可動する。この立設及び水平は、センサー(図示せず)を介して所定位置に停止かつ可動する構造である。尚、この水平状態は、前述のパイプ供給手段Gを介して送られてくる所定位置である。図中15はガイド板を示しており、このガイド板15は対で、前記冶具ベース1のベース底部101を誘導するとともに、所定の位置に可動時に動かないようにセットされる。尚、第1の可動手段Eは、前記軸12と、この軸12を回転する第3駆動手段14とで構成し、軸12に固止したセット台第3ベース13を、例えば、略90°可動する。また第2の移動手段は、前記レール5と、セット台第1ベース6と、このセット台第1ベース6の移動を司る第1駆動手段7、及び前記螺軸10と、軸受け及びこの螺軸10を回転するモータ等の第2駆動手段11で構成する。

:(3) 冶具セット台Bの冶具Aに接離できる口金W2を支持する支持部Cを説明すると、この支持部Cは、前記セット台第3ベース13に設けた筒体20と、この筒体20及びセット台第3ベース13を貫通する昇降杆21と、この昇降杆21を動作する動作部22と、前記昇降杆21の上端に設けた口金支持部23(支持部C)とで構成されている。従って、動作部22の動きを介して昇降杆21及び口金支持部23が昇降して、ケーシングW1の開放側に接離する構造である。尚、この動作部22は、種々の機構があるが、この例では、セット台第3ベース13に設けた可動腕220と、この可動腕220を支持する支持杆221及び差渡し杆222と、この差渡し杆222を上下方向に動作する駆動体223とで構成し、この駆動体223の動作を利用して、可動腕220が軸220aを基点として可動し、この可動を介して昇降杆21及び口金支持部23が昇降し、この昇降を介して口金W2が昇降して、前述の如く、ケーシングW1の開放側に接離する。具体的に、口金W2の降下を介してケーシングW1の開放側に当接し、また口金W2の上昇を介してケーシングW1の開放側より離間する。前記第1の移動手段Dは、この口金支持部23と、昇降杆21、動作部22とで構成する。

:(4) パイプWを供給するパイプ供給手段Gを説明すると、フレームIに設けた移動体30と、この移動体30の前後動(矢印のY方向)を司る第4駆動手段31と、当該移動体30に対峙する溝構成用の側板32と、この側板32との移動体30とで構成される溝33と、この溝33に挿入される供給杆34と、この供給杆34を支持する移動機構35と、この移動機構35の前後動(矢印のX方向図17参照)を司る第5駆動手段36とで構成されている。従って、移動体30が後退限(Y方向の向かって右側位置)にあるとき、シュータHの下端より一本のパイプWが供給される。このパイプWは、移動体30の前進を介して溝構成用の側板32に向かって供給される。そして、この移動体30が前進限に達した段階で溝33が構成されるとともに、溝33に達した段階で、センサー等により停止する。この溝33にあるパイプWは、この溝33に挿入可能な供給杆34と、この供給杆34を移動する第5駆動手段36とを介して図1に於いて向かって左方向に前進、又は後退する。この供給杆34の前進(後退)は、移動機構35の動作に基づく。また供給杆34の前進で、図1に於いて向かって左方向にパイプWが前進する。この前進方向には、図1において想像線で示した位置にあるケーシングW1と口金W2が配備されており、この配備された口金W2に向かってパイプWは挿入される。この挿入されたパイプWは、ケーシングW1の他方の端板に当接される。以上で説明したパイプWの挿入が完了した時点で、冶具セット台Bが平面視してX、Y方向に移動し、次のパイプWの挿入位置を選択するとともに、前進限に位置する供給杆34が後退し、当該供給杆34が、最初の状態に戻る。このようなパイプWの供給、移動、前進及びケーシングW1の位置決め,供給杆34の動作等を介してケーシングW1に、パイプWがセットされる。このセットされたケーシングW1は、第3駆動手段14軸12とを介して可動されて最初の状態に戻り、起立状態となる(図1の実線)。その後、口金W2をケーシングW1より離間する(図14参照)。その後、冶具Aを冶具セット台Bより取外す。この取外し後の処理は、前述の通りである。

:(5) 製造方法を説明すると、冶具セット台Bに、端板を備えた円筒、角筒でなるケーシングW1を嵌着した冶具Aをセットする。このケーシングセット冶具(ケーシングW1をセットした冶具A)はアリ溝嵌合を利用して冶具セット台Bにセットし、このセットされたケーシングW1の開放側に口金支持部23に支持されている口金W2をセットする。このセットは、動作部22の動作を利用して、昇降杆21を降下することで行う。その後、口金W2がセットされたケーシングW1を、第3駆動手段14により軸12を回転し、この軸12に固止されているセット台第3ベース13を利用して略90°回転し、パイプ挿入位置にセットする。続いて、シュータHを介して供給された一本のパイプWを、移動機構35により移動する移動体30を介してパイプ搬送位置(溝33)に送る。この溝33に至ったパイプWは、この溝33内を移動する供給杆34を介して前記ケーシングW1の口金W2に向かって送られる。この口金W2に向かって送られたパイプWは、この口金W2を介してケーシングW1内の案内棒2に被嵌して一本のパイプWの挿入を完了する。
この完了した時点で、次のパイプWの挿入に合わせて動作が始まる。具体的には、ケーシングW1(口金W2も合わせて)の位置を変更することと、パイプWの供給動作に係る。即ち、ケーシングW1の位置の変更は、セット台第1ベース6を、フレームIに設けたレール5に添ってX方向に移動することと、このセット台第1ベース6に設けた(軸承した)螺軸10及びこの螺軸10に螺合するセット台第2ベース8のY方向への移動とを介して行い、具体的には、このX及びY方向の移動を利用して、ケーシングW1の全ての位置をキープできる構造である。
このようにして所定位置に変更された口金W2及びケーシングW1並びに案内棒2に対しては、前述と同様に次のパイプWが挿入される。
前述の口金W2及びケーシングW1並びに案内棒2の位置の変更と、パイプWの挿入が完了した時点で、パイプ挿入位置にある口金W2及びケーシングW1等を、第3駆動手段14と軸12、及びセット台第3ベース13を利用して略90°逆回転して最初の状態に戻す。この戻したケーシングW1から、昇降杆21と動作部22とを利用して、口金W2を上昇することで、このケーシングW1の開放側より口金W2を外す。この口金W2の離間が完了したパイプWが充填された機器を冶具Aとともに、手動又は自動により前記冶具セット台Bより取外す方法である。
本発明の機器を組立てる組立装置の全体を示した正面図 図1の平面図 図1の側面図 本発明のケーシングと冶具及び口金を示す拡大俯瞰斜視図 冶具の拡大側面図 図5の平面図 本発明の冶具セット台を示した拡大正面図 図7の平面図 図7のセット台第2ベースを示した正面図 図7のセット台第2ベースとセット台第3ベースとの関係を説明する側面図 図7のセット台第1ベースとセット台第2ベースとの関係を説明する側面図 図7の口金を支持する支持部の要部拡大側面図 図7の口金と支持部との関係を示しており、この口金をケーシングにセットした状 態の拡大側面図 図13のセット解除を示す側面図 図14の平面図 本発明のパイプ供給手段を示す拡大側面図 図16の正面図 図16の要部拡大正面図
符号の説明
A 冶具
B 冶具セット台
C 支持部
D 第1の移動手段
E 第1の可動手段
F 第2の移動手段
G パイプ供給手段
H シュータ
I フレーム
1 冶具ベース
100 取手
101 ベース底部
2 案内棒
5 レール
6 セット台第1ベース
7 第1駆動手段
8 セット台第2ベース
10 螺軸
11 第2駆動手段
12 軸
13 セット台第3ベース
14 第3駆動手段
15 ガイド板
20 筒体
21 昇降杆
22 動作部
220 可動腕
220a 軸
221 支持杆
222 差渡し杆
223 駆動体
23 口金支持部
30 移動体
31 第4駆動手段
32 側板
33 溝
34 供給杆
35 移動機構
36 第5駆動手段
W パイプ
W1 ケーシング
W2 口金

Claims (3)

  1. フレームに設けたレールに添ってX方向に移動可能に設けたセット台第1ベースと、このセット台第1ベースをX方向に移動する第1駆動手段と、前記セット台第1ベースのY方向に移動可能に設けたセット台第2ベースと、このセット台第2ベースのY方向への移動を図る前記セット台第1ベースに設けた螺軸、及びこの螺軸を回転する前記セット台第2ベースに設けた第2駆動手段と、前記セット台第2ベースに設けた軸に軸支し、かつ当該セット台第2ベースに可動自在に設けたセット台第3ベースと、このセット台第3ベースを可動する前記セット台第2ベースに設けた軸を回転する第3駆動手段で構成した冶具セット台と、この冶具セット台に、ケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具を設け、このケーシングの開放側に接離できる口金を支持し、かつ前記冶具セット台が立設状態で上下方向に動作する支持部と、この支持部を上下方向に動作する第1の移動手段と、前記セット台第2ベースに設けた軸を回転する第3駆動手段を介して、前記冶具セット台の前記セット台第3ベースを、前記立設状態から、パイプの挿入位置に略90°回転し、水平状態となった前記冶具セット台の前記セット台第3ベースの前記ケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具、及びこのケーシングに当接した口金に向い、かつ前記X方向にパイプを供給するパイプ供給手段と、このパイプ供給手段にパイプを一本ずつ供給するシュータで構成された複数本のパイプを内蔵した機器の組立装置。
  2. 請求項1のパイプ供給手段は、フレームに設けた移動体と、この移動体を、このフレームのY方向に移動する第4駆動手段と、この移動体に対峙する、このフレームに設けた溝構成用の側板と、この側板と、この移動体の前進限において構成される溝と、この溝に挿入され、かつこの溝内を移動する供給杆と、この供給杆を支持する、前記フレームに設けた移動機構と、この移動機構を、X方向に移動する第5駆動手段とで構成した複数本のパイプを内蔵した機器の組立装置。
  3. フレームに設けた冶具セット台に、端板を備えた円筒、角筒でなるケーシングを嵌着した複数本のパイプ挿入用の案内棒を立設した冶具を設けてケーシングセット冶具を構成し、このケーシングセット冶具のケーシングが立設状態において、このケーシングの開放側に、第1の移動手段を介して、上下方向に移動する口金支持部に支持された口金を当接し、この口金が当接されたケーシングを有するケーシングセット冶具を、前記冶具セット台のセット台第2ベースに設けた軸と、この軸を回転する第3駆動手段を介して、略90°回転し、前記立設状態から水平状態にしてパイプ挿入位置とし、このパイプ挿入位置において、フレームに設けたシュータを介して、供給された一本のパイプを、このフレームに設けた移動体の前進を介して、このフレームに設けた溝構成用の側板に向かって供給し、この移動体の前進限と、前記側板とで構成した溝に至らしめ、この溝に挿入された前記一本のパイプを、この溝内を移動する供給杆を介して、前記口金が当接されたケーシングセット冶具内にある案内棒に挿入し、この一本のパイプの挿入が終了した後、このケーシングセット冶具内にある他の案内棒に、前記フレームに設けたシュータを介して、供給された次の一本のパイプを、前記フレームに設けた移動体の前進を介して、前記溝構成用の側板に向かって供給し、そして、前記溝に至らしめ、この溝に挿入された前記次の一本のパイプを、前記供給杆を介して、前記口金が当接されたケーシングセット冶具内にある前記他の案内棒に挿入し、この次の一本のパイプの挿入が終了し、そして、このケーシングセット冶具内にある全ての案内棒に、複数本のパイプを挿入した後、前記水平状態のパイプ挿入位置にある複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具を、前記第3駆動手段を介して、略90°逆方向に回転して、最初の立設状態に戻し、かつこの複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具より、前記第1の移動手段を利用し、前記口金を離間し、この口金の離間が完了した、複数本のパイプが充填されたケーシングセット冶具を、前記冶具セット台より取外す構成とした複数本のパイプを内蔵した機器へのパイプ挿入方法。
JP2003290417A 2003-08-08 2003-08-08 複数本のパイプを内蔵した機器の組立装置と、そのパイプ挿入方法 Expired - Lifetime JP4194090B2 (ja)

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