JP4193023B2 - 有効ライン表示装置およびその表示装置を有する遊技機 - Google Patents

有効ライン表示装置およびその表示装置を有する遊技機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、図柄表示部に表示された複数列・複数段の図柄により現出され得る図柄組合わせラインを、前記図柄表示部の前側に配設される透視板体に設けた有効ラインで表示するようにした有効ライン表示装置およびその表示装置を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機、スロットマシンあるいはパチンコ式スロットマシン等の遊技機では、遊技中に発生する毎回の始動および停止を含む変動制御条件に基いて図柄組合わせゲームを展開し、特別遊技状態に係る権利とされる図柄組合わせ条件を成立表示することのできる遊技装置として、ドラム式図柄表示装置、ベルト式図柄表示装置、液晶式図柄表示装置等の各種形態の図柄表示装置が好適に採用されている。例えば図15および図16は、ベルト式図柄表示装置を搭載したパチンコ機の遊技盤10を例示したものであって、この遊技盤10に搭載したベルト式図柄表示装置20は、その基本構成として1つの本体ケース21内に複数基(一般的には左列、中列、右列の3基)の図柄表示ユニット22を並列に収容セットして構成される。各図柄表示ユニット22は、駆動基板を兼用するセット板23に設けた回転駆動手段24と、この回転駆動手段24を構成する各プーリ25a,25b,25cに展張掛装され、フィルム外面に色彩区分された数字、アルファベット文字、その他の図形やマーク等の各種多様な図柄27(図17参照)を配設した無端状の図柄ベルト26と、位置決め検出手段28および照明手段29等を含めて単一にユニット化されている。そして、3基の図柄表示ユニット22を並列に収容セットした前記本体ケース21では、該ケース21の前側に開口した図柄表示部30に、夫々の図柄表示ユニット22における図柄ベルト26が横並び状に臨んでいる。
【0003】
このように構成された図柄表示装置20は、前記遊技盤10の前面中央に組付けた大型装飾部材11の裏側に整合するように設置固定することにより、該大型装飾部材11に開口形成された透視窓部12に対して前記図柄表示部30が整合し、前記各図柄ベルト26の前側帯部分26aが、該透視窓部12に臨むようになる。なお前記図柄表示装置20では、図17に示すように、各図柄ベルト26毎に3コマ分の図柄27が透視窓部12に臨むように設定されており、これにより透視窓部12には合計9個(3列×3段)の図柄27が停止表示されることになる。ここで、透視窓部12に停止表示された3列×3段で合計9個の図柄27により現出される図柄組合わせラインは、▲1▼各列上段に停止した夫々の図柄同士、▲2▼各列中段に停止した夫々の図柄同士、▲3▼各列下段に停止した夫々の図柄同士、▲4▼左列上段、中列中段、右列下段に停止した夫々の図柄同士、▲5▼左列下段、中列中段、右列上段に停止した夫々の図柄同士、の合計5種類となる。
【0004】
そこで、前述した▲1▼〜▲5▼の各図柄組合わせラインを表示するために、前記大型装飾部材11の透視窓部12に装着された透視板体13に、夫々の図柄組合わせラインに対応した第1〜第5の5本の有効ラインL1,L2,L3,L4,L5が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記透視板体13に形成した従来の有効ラインL1,L2,L3,L4,L5は、例えば該透視板体13の表面に対して、適宜色調の塗料により塗装したり、シール等を貼着または蒸着したりして形成するのが一般的であった。しかしながらパチンコ機、スロットマシンあるいはパチンコ式スロットマシンでは、遊技効果や装飾効果の向上を図る目的で前記大型装飾部材11やその近傍に、多数の装飾ランプ14や色鮮やかな色調に塗装された装飾部材15等が配設されているため、前記有効ラインL1,L2,L3,L4,L5が見え難くなって視認性が低いものとなっていた。このためパチンコ機では、図柄変動中においてリーチが発生した際等に、特別遊技状態となるための図柄27が停止する位置が分かり難い問題を内在しており、またスロットマシンやパチンコ式スロットマシンでは、遊技機使用権利媒体としてのコインまたはパチンコ球の投入数に応じて設定される図柄組合わせラインの本数等が分かり難い問題を内在していた。
【0006】
また有効ラインとしては、前述した5つのパターンの他に、例えば左列中段から中列中段に延在し、この延在端部から右列上段に向けて斜め上方に延在するパターンや、該延在端部から同じく右列下段に向けて斜め下方に延在するパターンと云った変則的なパターンがある。しかしながら、各種色調の塗装で固定的に表示される有効ラインでは、前述したように視認性が低いため、変則的なパターンとした場合には更に視認性が低下し、遊技者に対して有効ラインの位置を明確に認識させることができない難点がある。特に通常の有効ラインと変則的な有効ラインとが適宜入れ替わるような遊技機の場合、遊技者に対する有効ラインの正確な表示がより困難となってしまう。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、光源からの照射光を透明板に設けた線状部の反射面で反射させ、これにより明輝した該線状部で有効ラインを表示することで該有効ラインの視認性を向上させると共に、有効ラインとなる線状部の延在途次に遮光部を形成することにより、光源からの照射光をこの遮光部で遮断して、変則的な有効ラインを明確に表示することを可能とした有効ライン表示装置およびその表示装置を有する遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る有効ライン表示装置は、
図柄表示部に表示された複数列・複数段の図柄により現出され得る図柄組合わせラインを、前記図柄表示部の前側に配設される透視板体に設けた有効ラインで表示するようにした有効ライン表示装置であって、
前記図柄表示部の前側において略垂直姿勢で配設される前記透視板体を構成する透明板と、
前記透明板に形成されて前記図柄表示部の前側において交差するよう延在し、該図柄表示部に現出され得る図柄組合わせラインに沿って延在する不透明または半透明の反射面からなる複数の線状部と、
前記線状部の延在方向の両端部に夫々配設され、個別に点灯・消灯制御されて対応する線状部の端部に向けて照射光を照射可能な複数のLEDランプと、
前記透明板に形成されて前記交差する線状部の交点に位置し、線状部の一端部側から照射された前記LEDランプからの照射光が他端部側へもれるのを防ぐ遮光部とからなり、
前記遮光部を挟む各側の線状部の反射面で、対応する側の前記LEDランプからの照射光が反射することで明輝した該線状部が、前記有効ラインとして表示されるよう構成したことを特徴とする。
【0009】
前記目的を好適に達成するため、本願の別の発明に係る遊技機は、
図柄表示部の裏側に、複数列・複数段の図柄の始動・停止条件に基く図柄組合わせゲームを展開して予め設定された図柄同士の組合わせに係る特別遊技状態を呈し得る図柄表示装置が配設されると共に、前記図柄表示部の前側に有効ライン表示装置を配設したことを特徴とする。この有効ライン表示装置としては、図柄表示部の前側において略垂直姿勢で配設される透視板体を構成する透明板と、透明板に形成されて図柄表示部の前側において交差するよう延在し、該図柄表示部に現出され得る図柄組合わせラインに沿って延在する不透明または半透明の反射面からなる複数の線状部と、線状部の延在方向の各端部に向けて照射光を照射可能で、個別に点灯・消灯制御される複数のLEDランプと、透明板に形成されて線状部の交点に位置し、該線状部の一端部側から照射されたLEDランプからの照射光が他端部側へもれるのを防ぐ遮光部とからなり、遮光部を挟む各側の線状部の反射面で、対応する側のLEDランプからの照射光が反射することで明輝した該線状部が、有効ラインとして表示される構成を基本として、透明板を前後に重なり合うよう複数枚備えると共に、前後に重なり合う透明板に形成された線状部同士が前後の位置関係で交差し、各透明板には、前後の位置関係で交差する線状部の交点位置に位置するよう遮光部が夫々設けられて、各透明板を前後に重ね合わせた際に、各遮光部が前後に重なり合う構成、線状部は、一枚の透明板に対して交差するよう形成されて、該線状部の交点位置に遮光部が設けられる構成、線状部は、透明板の裏面から最深部に向けて反射面を対向的に傾斜させた断面がV字状をなす溝であって、各反射面における不透明度が両端部から中央部に向けて徐々に増大するよう設定されると共に、該反射面から透明板の裏面側に向けて突出するよう遮光部が形成される構成、線状部は、透明板の裏面から最深部に向けて反射面を対向的に傾斜させた断面がV字状をなす溝であって、中央部が前記透明板の表面側に最も偏倚すると共に両端部に向かうにつれて徐々に裏面側に後退するよう形成され、中央部が透明板の表面側に最も偏倚し、両端部に向かうにつれて徐々に透明板の裏面側に後退するよう形成され、各線状部の中央部に位置するよう遮光部が形成される構成、複数のLEDランプは、異なる発光色に設定される構成、または遊技機使用権利媒体の投入数量に応じて複数のLEDランプを自動的に選択して点灯制御する構成が選択して採用される。
【0010】
【作用】
透視板体を構成する透明板に設けた線状部の両端部に向けてLEDランプから照射光を照射することで、該線状部の反射面で照射光が反射し、これにより明輝した線状部で有効ラインを表示するので、該有効ラインは鮮明に表示されて視認性が向上する。また、線状部の所定位置に形成された遮光部により、一端部側から照射された照射光が他端部側へもれないようになっているから、一方のLEDランプを消灯することにより、該遮光部を挟む他方の側のみを明輝させることが可能となる。なお、前記線状部の反射面の不透明度を、両端部から中央部に向けて徐々に増大するよう設定すれば、該線状部全体が略均一的に明輝して有効ラインが鮮明に表示される。
【0011】
また、LEDランプを個別に点灯・消灯制御すると共に、横方向に延びる線状部や斜め方向に延在する線状部を組合わせることで、変則的な有効ラインを表示することが可能となる。更に、複数のLEDランプを、異なる発光色に設定すれば、各有効ラインの表示態様の多様化および多彩化が可能となる。そして、このようなLEDランプを、遊技機使用権利媒体の投入数量に応じて選択して点灯制御することで、有効ラインの表示数を選択することができる。
【0012】
前記有効ライン表示装置を備える遊技機では、図柄表示装置の図柄組合わせゲームにおける特別遊技状態となり得る図柄組合わせラインが明確に表示され、更には変則化な有効ラインが表示可能となるから、興趣に富んだ遊技が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る有効ライン表示装置およびその表示装置を有する遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、図15〜図17に関して従来の技術で説明した部材・部位と同一の部材・部位については、同一の符号を付して説明する。また本実施例の有効ライン表示装置は、図柄組合わせ遊技機としてのパチンコ機、スロットマシンあるいはパチンコ式スロットマシン等に好適に実施可能とされるものであるが、実施例では主にパチンコ機を例に挙げて説明することとする。
【0014】
図4に全体が略示されたパチンコ機Pは、機前側から着脱交換可能に装着セットされた遊技盤10の遊技領域において、アウト口50が形成される一方、セーフ球検出用のスイッチ(図示せず)を組込んだ始動入賞具51と、「大当り」の成立時に開成条件が付与される電動入賞装置52および図柄表示装置20等が夫々配設されている。なお電動入賞装置52では、遊技球用の入賞領域53に対する開閉部材54が電磁ソレノイド(図示せず)の設定駆動条件に基いて開閉変化されるようになっており、また入賞領域53に入ったセーフ球をカウント用スイッチと特別スイッチとにより検出し得、特別スイッチのセーフ球検出に基いて電動入賞装置52自体の開成作動継続条件が成立可能とされている。
【0015】
前記パチンコ機Pに実施される、ベルト式の図柄表示装置20は、前述したように、遊技盤10の前面側に装着セットされる大型装飾部材11の裏側に整合するよう配設されて、図3に示す如く、該装飾部材11に開口形成された透視窓部12に対して図柄表示部30が整合し、前記図柄ベルト26の前側帯部分26aが正面側から視認し得るよう構成される。そして、この図柄表示装置20では、前記始動入賞具51のスイッチからの始動信号入力条件により、図示しない制御回路装置から発生される制御出力に基いて、各図柄ベルト26が変動・停止されるよう設定される。なお図柄表示装置20では、前記透視窓部12に複数列・複数段、具体的には3列×3段で合計9個の図柄27を停止表示するよう構成されている。
【0016】
本発明の各実施例に係る有効ライン表示装置は、透視板体31を構成する透明板33(33A〜33D)の外面に形成され、前記図柄表示部30に停止表示される前記図柄27の組合わせラインに沿って延在する不透明または半透明の反射面からなる線状部35(35A〜35E)と、該線状部35(35A〜35E)の延在方向の各端部に向けて照射光を照射可能な光源32と、前記線状部35(35A〜35E)の所定位置に形成された遮光部42とから基本的に構成される。すなわち各実施例の有効ライン表示装置は、例えばアクリル板やガラス板等からなる透視板体31の端面に向けて照射した前記光源としてのLEDランプ32の照射光が、該透視板体31の内部を直進し、線状部35(35A〜35E)における境界面で全反射することで、最終的に透視板体31の表面側から出るようになる所謂「エッジライト効果」を利用して、該線状部35(35A〜35E)を明輝させるようにしたものである。
【0017】
なお、各実施例に係る有効ライン表示装置は、前述した構成を基本的に備えているから、各実施例の具体的な構成を説明する前に、基本的な各構成部材について個別に説明する。
【0018】
(透視板体)
前記透視板体31は、同一サイズの矩形状に形成された1枚あるいは複数枚の透明板33で構成されるものであり、図3に示した前記大型装飾部材11の透視窓部12に対して略垂直状態で装着し得るサイズに寸法設定されている。そして、前述したように3列×3段で合計9個の前記図柄27を図柄表示部30に停止表示する前記図柄表示装置20では、図柄組合わせの成立ラインが合計5種類あることから、当該透明板33に対して前記第1〜第5の各有効ラインL1,L2,L3,L4,L5と対応する位置に前記線状部35(35A〜35E)を夫々形成することで、該透視板体31に各有効ラインL1,L2,L3,L4,L5を表示可能としてある。
【0019】
(透明板)
前記透明板33は、透明性や光線拡散性等に優れた既存のアクリル板やガラス板等を、その板厚Hを概ね3mm程度として形成されたものであって(図6参照)、該透明板33の外面である裏面36に前述した線状部35が形成されている。具体的には、図5に示すように、上段の第1有効ラインL1、中段の第2有効ラインL2および下段の第3有効ラインL3と対応する位置に線状部35A,35B,35Cを夫々形成した透明板33A(図5(a))と、右下がりに延在する第4有効ラインL4および左下がりに延在する第5有効ラインL5に対応して交差する線状部35D,35Eを形成した透明板33B(図5(b))と、第4有効ラインL4に対応する線状部35Dのみを形成した透明板33C(図5(c))と、第5有効ラインL5に対応する線状部35Eのみを形成した透明板33D(図5(d))等が実施され得る。従って透明板33A(以下 第1透明板と云う)を基本としたもとで、▲1▼当該第1透明板33Aに透明板33B(以下 第2透明板と云う)を前後に重ね合わせたり、▲2▼同第1透明板33Aに、透明板33C(以下 第3透明板と云う)および透明板33D(以下 第4透明板と云う)を前後に夫々重ね合わせることで、5本の有効ラインL1,L2,L3,L4,L5を表示可能な前記透視板体31が構成可能となっている。
【0020】
(線状部)
前記線状部35(35A〜35E)は、図6に示すように、断面がV字状をなす溝であって、透明板33(33A〜33D)の裏面36から最深部に向けて対向的に傾斜する反射面38,38で形成されている。これら反射面38,38は所謂磨りガラス状に加工されたもので、巨視的には不透明状または半透明状を呈しているが、微視的には多数の微小面が連続した凹凸形状を呈している。そして、第1透明板33Aに設けた線状部35A,35B,35Cと、第2透明板33B〜第4透明板33Dに設けた線状部35Dおよび線状部35Eは、図7(a)に示すように、平面視でV字状を呈するよう形成されており、LEDランプ32からの照射光が反射面38,38に対して所要角度で到達して反射され得るように設定されている。ここで、透明板33(33A〜33D)の左側端面39および右側端面40の両方に隣接してLEDランプ32,32を夫々配設した照射形態では、前記各線状部35A〜35Eは中央部が最も表面37側に偏倚し、左側端面39および右側端面40に向かうにつれて徐々に裏面36側に後退するよう設定されている。従って各LEDランプ32からの照射光は、対応の線状部35A〜35Eにおける反射面38,38の微小面で反射して透明板33A〜33Dの表面37の側へ出光するようになり、当該線状部35A〜35Eが明輝表示される。
【0021】
また、前記線状部35(35A〜35E)における両反射面38,38の不透明度は全長に亘って均一ではなく、不透明部分あるいは半透明部分の不透明度が、線状部35(35A〜35E)の両端部(透明板の左右両側端面)から延在方向の中央部に向けて除々に増大するよう設定されている。すなわち、図7(b)に示す如く、前記LEDランプ32の近傍では不透明度が小さく(透明に近い)、該LEDランプ32から離れる程に不透明度が徐々に増大するように設定されている。
【0022】
(遮光部)
更に、前記線状部35(35A〜35E)の所定位置(実施例では延在方向の中央部)に、前記遮光部42が形成されている。この遮光部42は、例えば断面が円形に形成された凸状部であって、該線状部35(35A〜35E)が透明板33(33A〜D)の所定方向に沿って延在する中央部において、図6に示すように、前記反射面38,38から透明板33(33A〜33D)の裏面36側に向けて所要高さで形成されている。この遮光部42は、前記線状部35(35A〜35E)の一端部側から照射された照射光が他端部側へもれるのを防ぐものであって、例えば図7において左側のLEDランプ32のみを点灯した場合は、その照射光により遮光部42より左側の線状部35(35A〜35E)のみが明輝し、右側のLEDランプ32のみを点灯した場合は、その照射光により遮光部42より右側の線状部35(35A〜35E)のみが明輝するよう構成される。なお図5に示す如く、遮光部42によって分割される各線状部35(35A〜35E)のうち、透明板33(33A〜33D)の右半分に位置する部位を右線状部AR〜ERとして指示し、左半分に位置する部位を左線状部AL〜ELとして指示する。また、右線状部AR〜ERで明輝表示される有効ラインを右有効ライン1R〜5Rとして指示し、更に左線状部AL〜ELで明輝表示される有効ラインを左有効ライン1L〜5Lとして指示する。
【0023】
(光源)
前記光源32は、前述した如く、前記透明板33(33A〜33D)の板厚と同程度の直径を有し、前方指向性の高い照射光を発光する公知のLEDランプが好適に採用され、小型ながらも各線状部35(35A〜35E)の反射面38,38を好適に照射可能となっている。このLEDランプ32(32a〜32j)は、前記透視板体31の左側端面39および右側端面40に対して上下所要間隔毎に複数個配置されると共に、対応の線状部35(35A〜35E)の延在方向に沿う向きに角度調整されており、これらLEDランプ32(32a〜32j)からの照射光が該線状部35(35A〜35E)の反射面38に対して所要角度で到達するように設定されている。また各LEDランプ32(32a〜32j)は、図示しないランプ制御部により、夫々が個別に点灯・消灯制御されるようになっている。更にLEDランプ32(32a〜32j)は、赤色、青色、緑色、黄色、白色、橙色等の種々の発光色のものが採用可能である。
【0024】
次に、前述した各構成部材からなる各実施例の有効ライン表示装置につき、具体的に説明する。
【0025】
【第1実施例】
図1は、第1実施例に係る有効ライン表示装置を示す概略斜視図であって、この第1実施例では、図2に示すように、前記第1透明板33Aと第2透明板33Bを前後に重ね合わせ、この2枚の透明板33A,33Bで前記透視板体31を構成したタイプである。前述した如く、第1透明板33Aは、各線状部35A,35B,35Cを、第1有効ラインL1〜第3有効ラインL3と対応する位置に設けたものであり、また第2透明板33Bには、第4有効ラインL4および第5有効ラインL5と対応する位置に、前記線状部35Dおよび線状部35Eが設けられているから、第1透明板33Aと第2透明板33Bを前後に重ね合わせるだけで、5本の有効ラインL1,L2,L3,L4,L5に対応する5本の線状部35A,35B,35C,35D,35Eを設けた透視板体31が構成される。
【0026】
また、図1に示す如く、前記第1透明板33Aおよび第2透明板33Bにおける左側端面39および右側端面40に隣接した部位に、両透明板33A,33Bに指向した姿勢の前記LEDランプ32(32a〜32j)が、上下所要間隔毎に配置されている。具体的に第1透明板33Aでは、左右上段に水平状に配置された両LEDランプ32a,32bが第1有効ラインL1に対応する前記線状部35Aの両端部に整合してこれを照射し、左右中段に水平状に配置された両LEDランプ32c,32dが第2有効ラインL2に対応する前記線状部35Bの両端部に整合してこれを照射し、左右下段に水平状に配置された両LEDランプ32e,32fが第3有効ラインL3に対応する前記線状部35Cの両端部に整合してこれを照射するようになっている。一方、第2透明板33Bでは、左上段に右下がり傾斜状に配置されたLEDランプ32gおよび右下段に左上がり傾斜状に配置されたLEDランプ32hが、第4有効ラインL4に対応する前記線状部35Dの両端部に整合してこれを照射し、右上段に左下がり傾斜状に配置されたLEDランプ32iおよび左下段に右上がり傾斜状に配置されたLEDランプ32jが、第5有効ラインL5に対応する前記線状部35Eの両端部に整合してこれを照射するようになっている。
【0027】
ここで、前記遮光部42は、図2に示すように、各線状部35A〜35Eの延在方向の中央部に形成されているが、第2透明板33Bでは、第4有効ラインL4と第5有効ラインL5との交点に共通する1つの遮光部42が形成されている。また第2有効ラインL2の遮光部42と、第4有効ラインL4および第5有効ラインL5の遮光部42とは前後に重なるよう位置決めされている。そして、例えば前記線状部35Aでは、前述した如く、前記右側端面40側に配設されたLEDランプ32bのみが点灯制御された場合、その照射光が前記右線状部ARの反射面38,38に対して所要角度で到達し、この微小面で反射して第1透明板33Aの表面37側へ出光することで該右線状部ARが明輝表示される。その一方で、遮光部42を挟んで左側端面39側に延在する前記左線状部ALは、LEDランプ32bの照射光が遮光部42で遮断されて到達しないために明輝表示されることはない。従ってこの場合の線状部35Aでは、第1透明板33Aの板面において、左右方向の中央部から右側に位置する右線状部ARのみが明輝表示されることになる。
【0028】
【第1実施例の作用】
このように構成された第1実施例に係る有効ライン表示装置を備えたパチンコ機Pでは、前記始動入賞具51のスイッチからの始動信号入力条件により、制御回路装置から発生される制御出力に基いて、前記図柄表示装置20における各図柄ベルト26の変動が開始され、所定時間後に停止制御されることで、前記透視窓部12には9個の図柄27が所定の組合わせで表示される。この場合に、パチンコ機Pの遊技態様に応じて、図示しないランプ制御部が前記各LEDランプ32a〜32jを個別に点灯・消灯制御し、これらLEDランプ32a〜32jが点灯制御された際には、該LEDランプ32a〜32jからの照射光が線状部35A〜35Eの各反射面38,38で反射し、これにより明輝した線状部35A〜35Eが前記透視板体31の表面37に有効ラインL1〜L5として表示される。すなわち、明輝した線状部35A〜35Eで有効ラインL1〜L5を表示するようにしたから、前記大型装飾部材11やその近傍に多数の装飾ランプや装飾部材等が配設されていても、該ラインL1〜L5が鮮明に表示されて視認性が向上する。また第1実施例の有効ライン表示装置では、第1透明板33Aおよび第2透明板33Bの合計2枚を重ね合わせることで、図8に示すように、直線的に構成される合計5本の有効ラインL1,L2,L3,L4,L5を表示することが可能である。
【0029】
第1実施例の有効ライン表示装置では、前記各LEDランプ32a〜32jを個別に点灯・消灯制御することで、以下に示す1本毎の直線状の有効ラインの表示も可能となる。
【0030】
▲1▼LEDランプ32aとLEDランプ32bとを点灯制御すると、左線状部ALおよび右線状部ARが明輝して第1有効ラインL1が表示される。
▲2▼LEDランプ32cとLEDランプ32dとを点灯制御すると、左線状部BLおよび右線状部BRが明輝して第2有効ラインL2が表示される。
▲3▼LEDランプ32eとLEDランプ32fとを点灯制御すると、左線状部CLおよび右線状部CRが明輝して第3有効ラインL3が表示される。
▲4▼LEDランプ32gとLEDランプ32hとを点灯制御すると、左線状部DLおよび右線状部DRが明輝して第4有効ラインL4が表示される。
▲5▼LEDランプ32iとLEDランプ32jとを点灯制御すると、左線状部ELおよび右線状部ERが明輝して第5有効ラインL5が表示される。
【0031】
なお、前記▲1▼〜▲5▼のパターンを任意に組合わせることで、有効ラインの位置や本数を変えて、通常の遊技とは異なる遊技性を付与することが可能となる。
【0032】
前記各LEDランプ32a〜32jで対応の線状部35A〜35Eを照射することにより第1〜第5の有効ラインL1〜L5を表示するタイミングや態様等は、パチンコ機、スロットマシンあるいはパチンコ式スロットマシンの遊技態様に依存するものであって各遊技機毎に異なっている。例えばパチンコ機では、図柄変動遊技中にリーチ状態となった際に、前記複数のLEDランプ32a〜32jを自動的に選択して点灯制御することで、特定の図柄組合わせが成立する可能性のある図柄配列を有効ラインL1〜L5で好適に表示することが可能である。また、スロットマシンあるいはパチンコ式スロットマシンでは、遊技機使用権利媒体であるコインやパチンコ球の投入数量に応じて、前記複数のLEDランプ32a〜32jを自動的に選択して点灯制御することで、表示する有効ラインの本数を選択し得る。
【0033】
また、複数のLEDランプ32a〜32jの点灯タイミングや点灯時間等を変化させることにより、有効ラインL1〜L5の多様なライン表示が可能となる。更には、LEDランプ32a〜32jを異なる発光色に設定すれば、有効ラインL1〜L5のカラー表示も可能となり、興趣に富んだ遊技ができる。
【0034】
更に、第1実施例のように各線状部35A〜35Eの中央部に前記遮光部42を夫々形成したことで、特別遊技状態となり得る図柄組合わせラインを、前述した直線的に表示するパターンとは異なり、延在途中で折れ曲がる変則的なパターンとして表示することができる。
【0035】
一例として、前記LEDランプ32cとLEDランプ32iのみを点灯制御することで、図9(a)に示す如く、第1透明板33Aに形成された前記左線状部BLが明輝して左有効ライン2Lが表示されると共に、第2透明板33Bに形成された右線状部ERが明輝して右有効ラインL5Rが表示され、これによって中央部で折れ曲がった有効ラインが表示される。また、前記LEDランプ32cとLEDランプ32hのみを点灯制御することで、図9(b)に示す如く、第1透明板33Aに形成された前記左線状部BLが明輝して左有効ライン2Lが表示されると共に、第2透明板33Bに形成された右線状部DRが明輝して右有効ライン4Rが表示され、これによって中央部で折れ曲がった有効ラインが表示される。また前記LEDランプ32gとLEDランプ32iのみを点灯制御することで、図9(c)に示す如く、第2透明板33Bに形成された前記左線状部DLが明輝して左有効ライン4Lが表示されると共に、第2透明板33Bに形成された右線状部ERが明輝して右有効ライン5Rが表示され、これによって中央部で折れ曲がった略V字状の有効ラインが表示される。更に、前記LEDランプ32jとLEDランプ32hのみを点灯制御することで、図9(d)に示す如く、第2透明板33Bに形成された前記左線状部ELが明輝して左有効ライン5Lが表示されると共に、第2透明板33Bに形成された右線状部DRが明輝して右有効ライン4Rが表示され、これによって中央部で折れ曲がった山形状の有効ラインが表示される。
【0036】
なお、前述したような変則的な有効ラインを表示する場合も、中央部を挟んで位置する左右の有効ラインは対応する線状部を明輝することで表示されるものであるから、該有効ラインは鮮明に表示されて視認性が向上する。
【0037】
更に、第1実施例の有効ライン表示装置では、特別遊技状態に至る前段階であって、2個の図柄27が揃った状態(テンパイ状態)を予め遊技者に示すことができる。例えば、図10(a)に示す如く、左列中段と中列中段、および左列下段と中列下段との夫々の図柄27が揃った場合は、前記LEDランプ32cおよびLEDランプ32eを点灯制御することで、左有効ライン2L(左線状部BL)および左有効ライン3L(左線状部CL)が表示される。また図10(b)に示す如く、左列上段と中列中段、および左列下段と中列下段との夫々の図柄27が揃った場合は、前記LEDランプ32gおよびLEDランプ32eを点灯制御することで、左有効ライン4L(左線状部DL)および左有効ライン3L(左線状部CL)が表示される。
【0038】
そして第1実施例において、第1透明板33Aの左線状部BLで示される左有効ライン2L、または第2透明板33Bの左線状部DLで示される左有効ライン4Lが表示された場合は、図10(a),(b)に想像線で示す如く、第2透明板33Bの右線状部ERで示される右有効ライン5R、第1透明板33Aの右線状部BRで示される右有効ライン2R、第2透明板33Bの右線状部DRで示される右有効ライン4Rのうち、何れかを明輝表示することで特別遊技状態となり得る有効ラインが表示できる。
【0039】
【第2実施例】
図11および図12は、第2実施例に係る有効ライン表示装置を示す概略斜視図であって、前記第1透明板33A、第3透明板33Cおよび第4透明板33Dの合計3枚を前後に重ね合わせることで、図8に示す如く、直線的に構成される合計5本の有効ラインL1,L2,L3,L4,L5を表示することが可能である。この第2実施例では、第1透明板33Aの左右両側端面39,40側に、第1実施例と同様に、各線状部35A,35B,35Cの各端部と対応して、LEDランプ32a,32b,32c,32d,32e,32fが配置される。
【0040】
また、第1透明板33Aの表面37に当接配置される第3透明板33Cの左右両側端面39,40側には、左上段に右下がり傾斜状にLEDランプ32gが配置されると共に、右下段に左上がり傾斜状にLEDランプ32hが配置される。更に、第3透明板33Cの表面37に当接配置される第4透明板33Dの左右両側端面39,40側には、右上段に左下がり傾斜状にLEDランプ32iが配置されると共に、左下段に右上がり傾斜状にLEDランプ32jが配置される。そして、前記各LEDランプ32a〜32jを点灯することで、対応する各線状部35A〜35Eが明輝するよう構成される。
【0041】
そして、この第2実施例においても、前記第1実施例と同様に、直線的に構成される合計5本の有効ラインL1,L2,L3,L4,L5を単独または複数組合わせて表示することが可能である。また図9に示す変則的な有効ラインや、図10に示すテンパイ状態を有効ラインで表示することもできる。
【0042】
【別実施例】
前記有効ラインL1〜L5に対応した線状部35A〜35EをLEDランプ32a〜32jで照射する態様は、前記第1実施例および第2実施例に示したものに限定されるものではない。例えば図13に示す別実施例は、前記透視板体31を1枚の透明板33で構成したものであって、5本の線状部35A〜35Eが透明板33の裏面36側に形成されている。また透明板33の左右両側端面39,40側に、各線状部35A〜35Eの各端部と対応して、LEDランプ32a〜32jが配置される。そして、各線状部35A〜35Eに対して、前記と同様の遮光部42が夫々の延在方向における中央部に形成されており、この遮光部42によって、前述した如く、各線状部35A〜35Eは右線状部および左線状部に夫々分割され、LEDランプ32a〜32jを個別に点灯・消灯制御することで、図9に示す変則的に有効ラインを表示したり、図10に示すテンパイ状態を有効ラインで表示することができる。
【0043】
なお図14に示す別実施例は、図13に示す別実施例と同様に透視板体31を1枚の透明板33で構成したものであるが、第2線状部35B、第4線状部35Dおよび第5線状部35Eの交点にのみ遮光部42を形成した点でのみ異なっている。従って、この別実施例においても、図9に示す変則的な有効ラインを表示することはできる。
【0044】
【変更例】
前記線状部は、各実施例に示した溝が断面V字状に限定されるものではなく、LEDランプからの照射光を適切に反射し得れば、例えば断面コ字状あるいはU字状等であってもよい。また線状部を、透明板の裏面から突出する断面V字状やその他の形状の凸状としてもよい。なお前記実施例では、透視板体に5本の有効ラインを表示することを前提に説明したが、該透視板体に4本以下または6本以上の有効ラインを表示することも可能である。何れの場合でも、有効ラインの数より少ない枚数の透明板を使用することで全ての有効ラインを好適に表示することが可能となる。また実施例ではベルト式図柄表示装置を例示したが、本願の遊技機が対象とする図柄表示装置は、ドラム式や液晶式等も含まれることは勿論である。そして、この図柄表示装置の図柄表示部に表示する図柄の数も、実施例のように3列×3段で合計9個に限定されるものでなく、任意の数に設定可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係る有効ライン表示装置およびその表示装置を有する遊技機によれば、透明板に設けた線状部の両端部に向けてLEDランプから照射光を照射することで、該線状部の反射面で照射光が反射し、これにより明輝した線状部で有効ラインを表示するので、該有効ラインは鮮明に表示されて視認性を向上することができる。また、線状部の所定位置に形成した遮光部により、一端部側から照射された照射光が他端部側へもれないようにし得るから、一方のLEDランプを消灯することにより、該遮光部を挟む他方の側のみを明輝させることが可能となる。更に、線状部の反射面の不透明度を、両端部から中央部に向けて徐々に増大するよう設定することで、該線状部全体が略均一的に明輝して有効ラインを鮮明に表示し得る。
【0046】
また、LEDランプを個別に点灯・消灯制御すると共に、横方向に延びる線状部や斜め方向に延在する線状部を組合わせることで、変則的な有効ラインを表示することが可能となり、有効ラインの表示態様の多様化を図ることができる。更に、複数のLEDランプを、異なる発光色に設定すれば、有効ラインの表示態様の多彩化が可能となる。そして、このようなLEDランプを、遊技機使用権利媒体の投入数量に応じて選択して点灯制御することで、有効ラインの表示数を選択して表示することができる。
【0047】
前記有効ライン表示装置を備える遊技機では、図柄表示装置の図柄組合わせゲームにおける特別遊技状態となり得る図柄組合わせラインが明確に表示され、更には変則化な有効ラインが表示可能となるから、興趣に富んだ遊技を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る有効ライン表示装置を示す概略斜視図である。
【図2】第1透明板および第2透明板を前後に重ね合わせることで、図1に示した透視板体を形成する状態を示す斜視図である。
【図3】図柄表示装置を裏側に設置したパチンコ機の遊技盤を、該表示装置の設置部位で破断した縦断側面図である。
【図4】第1実施例に係る有効ライン表示装置が実施されるパチンコ機を示す正面図である。
【図5】透視板体を構成する各透明板の形態を示す概略斜視図であって、(a)は3本の線状部を形成した第1透明板を例示し、(b)は2本の線状部をクロスした状態で形成した第2透明板を例示し、(c)は1本の線状部を右下がりに傾斜する状態で形成した第3透明板を例示し、(d)は1本の線状部を左下がりに傾斜する状態で形成した第4透明板を例示している。
【図6】透明板の両側端面側に配置したLEDランプからの照射光が線状部を形成する反射面で反射して該透明板の表面側へ出光することで、該線状部が明輝して有効ラインを表示する態様を示す説明断面図である。
【図7】 (a)は、透明板の左側端面および右側端面に隣接してLEDランプを夫々配設した場合、線状部においては、両端部から中央部に向けて表面側に偏倚するよう設定することで、LEDランプからの照射光が反射面に対して所要角度で到達して反射され易くなることを示した説明断面図であり、 (b)は、透明板の左側端面および右側端面に隣接してLEDランプを夫々配設した場合、線状部を形成する反射面の不透明度を、両端部から中央部に向かうにつれて徐々に増大するよう設定することで、該線状部全体が略均一的に明輝されることを示す説明断面図である。
【図8】第1実施例に係る有効ライン表示装置において、透視窓部に5本の有効ラインが表示された状態を示す正面図である。
【図9】第1実施例に係る有効ライン表示装置において、変則的な有効ラインを示す状態図である。
【図10】第1実施例に係る有効ライン表示装置において、テンパイ状態を示す状態図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る有効ライン表示装置を示す概略斜視図である。
【図12】第1透明板、第3透明板および第4透明板を前後に重ね合わせることで、図11に示した透視板体を形成する状態を示す斜視図である。
【図13】別実施例に係る有効ライン表示装置を示す概略斜視図である。
【図14】更に別の実施例に係る有効ライン表示装置を示す概略斜視図である。
【図15】図柄表示装置を裏側に設置したパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。
【図16】図15に示した遊技盤を、図柄表示装置の設置部位で破断した縦断側面図である。
【図17】3列×3段で合計9個の図柄を図柄表示部に停止表示する図柄表示装置の場合に、特定の図柄組合わせが成立可能な有効ラインを、大型装飾部材の透視窓部に配設した透視板体に形成した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
20 図柄表示装置
27 図柄
30 図柄表示部
31 透視板体
32(32a〜32j) LEDランプ(光源)
33 透明板
33A 第1透明板
33B 第2透明板
33C 第3透明板
33D 第4透明板
35 線状部
35A (第1透明板の)線状部
35B (第1透明板の)線状部
35C (第1透明板の)線状部
35D (第2,3透明板の)線状部
35E (第2,4透明板の)線状部
38 反射面
42 遮光部
L1 第1有効ライン
L2 第2有効ライン
L3 第3有効ライン
L4 第4有効ライン
L5 第5有効ライン

Claims (8)

  1. 図柄表示部(30)に表示された複数列・複数段の図柄(27)により現出され得る図柄組合わせラインを、前記図柄表示部(30)の前側に配設される透視板体(31)に設けた有効ライン(L1,L2,L3,L4,L5)で表示するようにした有効ライン表示装置であって、
    前記図柄表示部 (30) の前側において略垂直姿勢で配設される前記透視板体(31)を構成する透明板(33/33A,33B,33C,33D)と、
    前記透明板 (33/33A,33B,33C,33D) に形成されて前記図柄表示部 (30) の前側において交差するよう延在し、該図柄表示部(30)に現出され得る図柄組合わせラインに沿って延在する不透明または半透明の反射面(38)からなる複数の線状部(35/35A,35B,35C,35D,35E)と、
    前記線状部(35/35A,35B,35C,35D,35E)の延在方向の両端部に夫々配設され、個別に点灯・消灯制御されて対応する線状部 (35/35A,35B,35C,35D,35E) 端部に向けて照射光を照射可能な複数のLEDランプ(32)と、
    前記透明板 (33/33A,33B,33C,33D) に形成されて前記交差する線状部(35/35A,35B,35C,35D,35E)の交点に位置し、線状部(35/35A,35B,35C,35D,35E)の一端部側から照射された前記LEDランプ (32) からの照射光が他端部側へもれるのを防ぐ遮光部(42)とからなり、
    前記遮光部(42)を挟む各側の線状部(35/35A,35B,35C,35D,35E)の反射面(38)で、対応する側の前記LEDランプ(32)からの照射光が反射することで明輝した該線状部(35/35A,35B,35C,35D,35E)が、前記有効ライン(L1,L2,L3,L4,L5)として表示されるよう構成した
    ことを特徴とする有効ライン表示装置。
  2. 前記透明板 (33/33A,33C,33D) を前後に重なり合うよう複数枚備えると共に、前後に重なり合う透明板 (33/33A,33C,33D) に形成された前記線状部 (35/35A,35D,35E) 同士が前後の位置関係で交差するよう構成され、
    前記各透明板 (33/33A,33C,33D) には、前後の位置関係で交差する前記線状部 (35/35A,35D,35E) の交点位置に位置するよう前記遮光部 (42) が夫々設けられて、各透明板 (33/33A,33C,33D) を前後に重ね合わせた際に、各遮光部 (42) が前後に重なり合うよう構成された請求項1記載の有効ライン表示装置。
  3. 前記線状部 (35/35D,35E) は、一枚の前記透明板 (33/33B) に対して交差するよう形成されて、該線状部 (35/35D,35E) の交点位置に前記遮光部 (42) が設けられる請求項1記載の有効ライン表示装置。
  4. 前記線状部 (35/35A,35B,35C,35D,35E) は、前記透明板 (33/33A,33B,33C,33D) の裏面 (36) から最深部に向けて前記反射面 (38) を対向的に傾斜させた断面がV字状をなす溝であって、各反射面 (38) における不透明度が両端部から中央部に向けて徐々に増大するよう設定されると共に、該反射面 (38,38) から透明板 (33/33A,33B,33C,33D) の裏面 (36) 側に向けて突出するよう前記遮光部 (42) が形成される請求項1〜3の何れか一項に記載の有効ライン表示装置。
  5. 前記線状部 (35/35A,35B,35C,35D,35E) は、前記透明板 (33/33A,33B,33C,33D) の裏面 (36) から最深部に向けて前記反射面 (38) を対向的に傾斜させた断面がV字状をなす溝であって、中央部が前記透明板 (33/33A,33B,33C,33D) の表面 (37) 側に最も偏倚すると共に両端部に向かうにつれて徐々に裏面 (36) 側に後退するよう形成され、各線状部 (35/35A,35B,35C,35D,35E) の中央部に位置するよう前記遮光部 (42) が形成される請求項1〜3の何れか一項に記載の有効ライン表示装置。
  6. 前記複数のLEDランプ(32)は、異なる発光色に設定される請求項1〜の何れか一項に記載の有効ライン表示装置。
  7. 遊技機使用権利媒体の投入数量に応じて前記複数のLEDランプ(32)を自動的に選択して点灯制御するよう構成した請求項1〜6の何れか一項に記載の有効ライン表示装置。
  8. 図柄表示部(30)の裏側に、複数列・複数段の図柄 (27) 始動・停止条件に基く図柄組合わせゲームを展開して予め設定された図柄同士の組合わせに係る特別遊技状態を呈し得る図柄表示装置(20)が配設されると共に、前記図柄表示部(30)の前側に請求項1〜7の何れか一項に記載の有効ライン表示装置を配設した
    ことを特徴とする遊技機。
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