JP4162820B2 - 遊技機の遊技盤、遊技機及び弾球遊技機 - Google Patents

遊技機の遊技盤、遊技機及び弾球遊技機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機の遊技盤及びこれを装備した遊技機、例えばパチンコ機に代表される弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、パチンコ機に代表される弾球遊技機においては、遊技盤中に図柄表示装置を設けることにより、遊技の興趣を高めるようになされている。
【0003】
この種の弾球遊技機の図柄表示装置は、例えば特別図柄を表示する液晶等のディスプレイ装置、保留球記憶用LED、普通図柄表示用LEDとその保留球記憶LED、装飾用LED、枠部材等で構成されており、遊技盤上の始動口に遊技球が入ると、ディスプレイ装置により所定の複数種類の図柄を移動及び停止させ、停止した特別図柄が所定の組合せであると役物作動装置等を作動させるといったゲームを行ない、その結果に応じて出玉を良くする処理を行っている。また、始動口への入賞が複数あってそのような特別図柄による作動を保留する場合、前記保留球記憶用LEDによって、例えば最高4個を上限として発光ダイオードの点灯によりその保留球数を表示するようになっている。
【0004】
前記図柄表示装置は、遊技盤の遊技領域における遊技球の移動を制限しない程度の表示面積を有しているが、近時の遊技者は上述したように出玉を大きく左右する表示画面上のゲームに注目し易いため、その表示画面は7インチ以上の画面サイズに拡大される傾向にある。また、遊技者を飽きさせないよう表示画面による演出に様々な工夫がなされてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の遊技機の遊技盤及び弾球遊技機にあっては、ディスプレイ装置の表示画面を取り囲む枠部材が表示画面に対し略垂直に立ち上がり、表示画面の輪郭と略同一形状の開口形状(表示画面の略同一の開口面積)を有していたため、遊技者からは表示画面が狭く見えるという問題があった。
【0006】
特に、表示画面を盤面より後方に配し、遊技球の遊びを出す通路等を設ける場合にこれが顕著であり、また、表示画面が盤面近傍にあったとしても、表示画面の周りの枠部材に遊技盤の盤面より前面側に突出する遊技球の流下通路等を設けた場合に、やはり表示画面が狭く見えていた。
【0007】
この問題は、表示画面の実面積を拡大した場合のその視覚的効果を低減させてしまい、遊技性の低下にもつながるため、所定面積の遊技領域内において表示画面を大きく見せる工夫が希求されていた。
【0008】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたもので、遊技領域内において図柄表示装置の表示画面を大きく見せるよう画面の周辺構成を工夫することにより、表示画面の拡大効果を高め、弾球遊技機の興趣を高めることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ガイドレールで囲われた遊技領域を有する遊技盤上で球状の遊技媒体を移動させるとともに、該遊技盤の盤面中央部に設けた表示画面によって所定の画像を表示する弾球遊技機において、前記表示画面を前記盤面より後方側に配置し、該表示画面と前記遊技盤の盤面との間に、該表示画面を取り囲んで矩形の開口域を形成するとともに、前記表示画面の上下左右でそれぞれ前記表示画面側から前記遊技盤の盤面側に近付くほど前記開口域の開口径が大きくなるように傾斜する上側、下側、左側および右側の傾斜面部を有する画面枠部材を設けて、該画面枠部材の外周側に位置する前記傾斜面部の縁取り部分を全体として丸みを帯びた曲線形状とし、前記画面枠部材のうち前記ガイドレールに近接する前記上側の傾斜面部の縁取り部分が、前記ガイドレールの一部の円曲形状に対応して、該ガイドレールの一部に対し所定の離間距離を保って円曲し、前記画面枠部材の傾斜面部のうち前記下側の傾斜面部に、前記遊技媒体を通過させる前後2列の通路が形成されるとともに、前記奥側の通路の中央に位置し該奥側の通路に流下した球状の遊技媒体を前面側に流下させる落し溝部が設けられ、前記画面枠部材の傾斜面部のうち前記左側および右側の傾斜面部が、それぞれ、前記表示画面に対し所定角度で傾斜した傾斜面及び前記表示画面と略平行な平面が形成された段付き形状部分と、前記遊技盤上で流下する前記球状の遊技媒体を導入するよう前記表示画面の側方で前記遊技盤上に突出する第1の球受け部と、前記第1の球受け部に導入された球状の遊技媒体を前記前後2列の通路のうち奥側の通路に流下させるよう前記段付き形状部分に形成された流下通路と、を有し、前記落し溝部からの球状の遊技媒体が流下する前記遊技盤上の所定位置に始動入賞口が配置されていることを特徴とする。
【0010】
本発明では、ガイドレールで囲われた遊技領域の中央部に設けられた、盤面より後方側の表示画面に対して、その表示画面と盤面との間に設けた画面枠部材が、該表示画面を取り囲んで矩形の開口域を形成するとともに、前記表示画面の上下左右でそれぞれ前記表示画面側から前記遊技盤の盤面側に近付くほど前記開口域の開口径が大きくなるように傾斜する上側、下側、左側および右側の傾斜面部を有し、それら傾斜面部の縁取り部分が曲線形状となっているから、画面枠部材によって画面が狭くみえることがないのに加えて、いわゆる役物連続作動装置の表示画面等のように遊技者が注目する表示画面が大きく見えることになる。
【0011】
なお、前記画面枠部材のうち前記表示画面を取り囲む底面部の色を、例えば遊技中の表示画面の背景色と同系色として、他の盤面上の遊技領域の色よりも遊技中の表示画面の背景色に近い色とするのが好ましい。前記傾斜面部を底面部と同系色とすることもできる。
【0012】
本発明の弾球遊技機においては、前記画面枠部材のうち前記ガイドレールに近接する前記上側の傾斜面部の縁取り部分が、前記ガイドレールの一部の円曲形状に対応して、該ガイドレールの一部に対し所定の離間距離を保って円曲しているので、視覚的な画面拡大効果が高まる。
【0013】
この縁取り部分は、好ましくは遊技球の直径程度か、それ以下の狭い幅とするのが好ましい。
【0014】
さらに、前記画面枠部材の傾斜面部のうち前記下側の傾斜面部に、前記遊技媒体を通過させる前後2列の通路を形成しているので、画面枠部材を利用した遊技球の流下通路を複数形成することができ、しかも、画面がさほど奥に入らず、段付き状ではあるが実質的な傾斜をなすので、有効な画面拡大の視覚的効果を得ながら、前記遊技球の流下や遊びによって遊技機の興趣を高めることが可能になる。
【0015】
前記画面枠部材の傾斜面部のうち前記左側および右側の傾斜面部が、それぞれ、前記表示画面に対し所定角度で傾斜した傾斜面及び前記表示画面と略平行な平面が形成された段付き形状部分を有し、該段付き形状部分に前記球状の遊技媒体の流下通路が形成されており、また、前記遊技盤上で流下する前記球状の遊技媒体を導入するよう前記表示画面の側方で前記遊技盤上に突出する第1の球受け部と、前記奥側の通路の中央に位置し該奥側の通路に流下した球状の遊技媒体を前面側に流下させる落し溝部とを有している点で好ましい。
【0016】
前記流下通路が、前記第1の球受け部に導入された球状の遊技媒体を前記前後2列の通路のうち奥側の通路に流下させ、前記落し溝部からの球状の遊技媒体が流下する前記遊技盤上の所定位置に始動入賞口が配置されている点でも好ましい
さらに、前記画面枠部材が、前記表示画面の側方に前記遊技盤上で流下する前記球状の遊技媒体を導入するよう前記遊技盤上に突出する第2の球受け部を有し、該第2の球受け部から前記前後2列の通路のうち前面側の通路に前記球状の遊技媒体が流下するようにするのがより好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明に係る遊技機の一実施形態を示す図である。
図1の正面図に示された遊技機1(弾球遊技機)は、外枠となる筐体11と、筐体11の前面側に組み付けられたフロントパネル12とを備えており、フロントパネル12は遊技盤13と、この遊技盤13を覆うガラス扉14とを含んで構成されている。また、遊技盤13の下部には遊技球を収容する上受け皿15および下受け皿16がそれぞれ設けられており、下受け皿16の隣には遊技者によって回動操作されるハンドル17が設けられている。この遊技機1は、ハンドル17の操作量に応じて図示しない発射手段を作動させ、遊技球による遊技領域13b内にその遊技球を発射させるようになっている。
【0018】
図2に示すように、遊技盤13は、遊技球の発射通路22を形成する内外のガイドレール21a,21bと、遊技領域内に配置された多数の釘(図示していない)と、複数の入賞口23,24A,24B,25A,25B及び26と、ゲート27と、回転自在な案内部材である左右の風車28A、28Bと、上方側左右の装飾用ランプ29A,29Bと、遊技領域13bを形成する盤面13aの略中央部(左右方向中央付近で上下方向中央よりわずかに上側寄り)に配置された図柄表示部41を有する図柄表示装置40と、遊技状態を表示によって演出する複数の表示ランプ31A,31B,32A,32B,33A,33B,34A,34B,35A,35B及び36と、を具備している。ここで、表示ランプ31A,31B〜36は、遊技状態や遊技媒体の入賞態様に応じて遊技結果を遊技者に報知する報知手段として機能する。また、図柄表示部41は、画像信号入力に基づいて任意の画像を表示するもので、その画面中で画像を移動させるような可変表示ができる表示画面41aを有し、例えば液晶ディスプレイやCRT(陰極線管)ディスプレイ等によって形成されている。
【0019】
外ガイドレール21aは遊技盤13の盤面13a上で遊技領域13bを取り囲むよう略円環状になっており、この外ガイドレール21aの一部に内側から対向する内ガイドレール21bも略円弧状になっている。また、内ガイドレール21bの上端には発射通路22の出口を閉止して遊技球の戻りを防止することができる弾性板21cが取り付けられており、この弾性板21cは発射通路22から発射される遊技球によって発射通路22の出口を開放する方向に撓み、その出口を閉止するよう図2中の図示位置まで復帰するようになっている。
【0020】
発射通路22から発射された遊技球は、前記釘に当りながら、例えば図柄表示装置40の上方に形成される天通路51から図柄表示装置40の左右一方側に流下し、風車28A又は28Bに当接して、あるいは、図柄表示装置40内の後述する流下通路を通って、始動入賞口23、袖入賞口24A,24B、落し入賞口25A,25B、大入賞口26の何れかに入るか、あるいは、それらから外れて回収口59に入る。
【0021】
始動入賞口23は可動片23a,23bを左右方向に開閉動作させてその入口幅を拡大縮小することができる入賞口であり、大入賞口26は図柄表示装置40でのゲームの結果に応じて開閉扉を前後方向に開閉する最大開口幅の入賞口である。袖入賞口24A,24B及び落し入賞口25A及び25Bは一般入賞口であり、これらの入賞口24A,24B、25A又は25Bの何れかに遊技球が1つ入ると、各入賞口に配置された図示しないセンサがその遊技球を検知して、その検知情報を図示しない制御装置に与え、入賞内容に応じて予め定められた数の遊技球が上受け皿15(更にはこれに通じる下受け皿16)に払い出されるようになっている。本実施形態においては、例えば5個の遊技球が上受け皿15に払い出される。
【0022】
遊技球が始動入賞口23に入賞すると、図示しないセンサがこの遊技球の通過を検知し、その検知信号を基に前記制御装置が図柄表示装置40の図柄表示部41に所定の特別図柄の変動(図柄の移動)表示を実行させるとともに、上記と同様な遊技球の払い出しが行われるようになっている。
【0023】
図柄表示部41により表示される特別図柄は、例えば「0」から「9」の10種類の数字からなり、図柄の変動表示が開始されると、その特別図柄の数字が移動及び変化し、開始から一定時間後に停止する。そして、この停止時に表示された図柄が予め定められた特別図柄の組合せ(例えば「7、7、7」)であれば、当たりとなって大入賞口26の扉が所定時間だけ開き、遊技球が入賞し易く遊技者に有利な状態となる。この状態では、大入賞口26に遊技球が1つ入ると、一般入賞時より多くの遊技球、例えば10個の遊技球が上受け皿15に払い出される。なお、始動入賞口23に複数個の遊技球が入ると、その入賞球数に応じ、更に図柄表示部41による変動表示を実行させ得る回数(以下、特別図柄作動保留球数という)が、最高4回を上限として前記制御装置に記憶され、特別図柄記憶部38の4つの発光ダイオード(LED)の点灯によって表示されるようになっている。
【0024】
また、大入賞口26の扉が開いた状態で、大入賞口26の継続入賞領域に遊技球が入ると、大入賞口26の扉が所定時間開放される動作がその後所定回数(例えば連続15回)繰り返される役物連続作動状態となり、遊技球が非常に入賞し易く遊技者に最も有利な状態となる。
【0025】
遊技球がゲート27を通過すると、図示しないセンサがこの遊技球の通過を検知し、その検知信号を基に前記制御装置が図柄表示装置40の普通図柄表示用LED30a,30b(普通図柄表示部)に所定の普通図柄の変動(図柄の移動)表示を実行させるようになっている。これら普通図柄表示用LED30a,30bは、例えば赤色LED30aと、緑色LED30bとからなり、普通図柄の変動表示が開始されると、両LED30a,30bが交互に点滅し、開始から一定時間後に停止するようになっている。そして、この停止時に点灯表示された普通図柄表示用LED30a又は30bが予め定められたLED(例えば緑色LED30b)であれば、当たりとなって始動入賞口23のチューリップ扉、すなわち可動片23a,23bが所定時間だけ開き、遊技球が入賞し易く遊技者に有利な状態となる。なお、ゲート27を複数個の遊技球が通過すると、その通過球数に応じ、更に上記変動表示を実行させ得る回数が前記制御装置に記憶され、普通図柄表示用LED30a,30bの左右に設けられた4個の普通図柄記憶用LEDからなる普通図柄記憶部37によってその保留数が点灯表示されるようになっている。
【0026】
図3〜図6に示すように、図柄表示装置40の図柄表示部41の表示画面41aは遊技盤13の盤面13aより後方側に位置しており、この図柄表示部41と遊技盤13の盤面13aとの間には、画面枠部材43が配設されている。
【0027】
この画面枠部材43は、図柄表示部41の表示画面41aを取り囲む底面部43a(図4〜図6参照)と、その底面部43aに対し遊技盤13の盤面13a側に近付くほど開口径(開口面積)が大きくなるよう傾斜する傾斜面部43bと、を有している。
【0028】
具体的には、画面枠部材43の底面部43aは、図柄表示部41の表示画面41aを透視できる透明窓若しくは矩形の開口を有するとともに、湾曲した外縁形状を有しており、画面枠部材43の傾斜面部43bは、その底面部43aの外縁形状に対応する内縁形状を有し、表示画面41aの上側の部分43b (上側の傾斜面部)で外ガイドレール21aの一部に沿って円曲した、外周側の曲線形状の縁取り部43cを有している。この縁取り部43cは遊技球1個の直径相当の幅程度かそれより狭い幅(例えば5〜11mm)を持っている。
【0029】
また、画面枠部材43の傾斜面部43bは、表示画面41aの下側の部分43b 下側の傾斜面部)で遊技球(球状の遊技媒体)の直径の約2倍の奥行き(例えば22〜30mm)を有しており、その下側の部分43b であるステージ部61には遊技球を通過させる前後2列の、上下にもずれた遊技球通路62,63が形成されている。
【0030】
さらに、画面枠部材43の傾斜面部43bは、図柄表示部41の左右両側の部分43b ,43b (左側の傾斜面部および右側の傾斜面部)に、底面部43aに対し所定角度で傾斜した傾斜面65aと、底面部43aに対し略平行な平面65bとが形成された段付き形状部分65L,65R(以下,単に段付き形状部分65という)を、それぞれ一体的に又は別体の、透明な若しくは複数の透光孔65hを有する通路形成部材として有している。そして、各段付き形状部分65には、受け部67(第1の球受け部)に入った遊技球を遊技球通路62に流下させる流下通路68が形成されている。
【0031】
遊技球通路63には画面枠部材43の両下側部に取り付けられた受け部69(第2の球受け部)を介して遊技球が導入されるようになっており、遊技球通路62は前面側に傾斜した中央の落し溝部62a若しくはその近傍の谷部62b,62cから、遊技球通路63は前面側に傾斜したその各部分から、遊技球を前面側(盤面13a上)に流下させることができる。これら遊技球通路62,63はいずれも遊技球が始動入賞口23に入り易くみえる形状となっている。
【0032】
普通図柄記憶部37及び特別図柄記憶部38は、共に、画面枠部材43の上部側の傾斜面部43bに一体的に又は別体に形成された枠部材39aを含んで構成されており、表示ランプ32A,32Bのカバー39bとも一体的に組み付けられている。
【0033】
画面枠部材43の底面部43aの色は、他の盤面13a上の遊技領域の色に比べると、遊技中の図柄表示部41の表示画面41a中の表示の色、特にその背景色に近い色に設定されている。逆にいえば、この画面枠部材43の色と同系色となる背景色で画面表示がなされるような表示制御プログラムが前記制御装置の内部メモリや読み取り可能な着脱式の記憶媒体等に格納されている。
【0034】
上述のように構成された本実施形態の遊技機の遊技盤においては、盤面13aより後方側の図柄表示部41の表示画面41aに対して、その表示画面41aと盤面13aとの間に設けた画面枠部材43が、底面部43aでは表示画面41aを取り囲み、傾斜面部43bでは盤面13a側に近付くほど開口径が大きくなっている。したがって、従来のように手前側の画面枠の開口面積が小さく画面が狭くみえるといった問題をなくし、逆に、画面の視覚的な膨張効果を生じさせることができる。したがって、図柄の変動表示状態等において、遊技者が注目する図柄表示部41の表示画面41aを大きく見せることができ、図柄変動表示等の画面表示による演出効果を高めることができる。
【0035】
また、本実施形態の弾球遊技機では、外ガイドレール21aで囲われた遊技領域13bの中央部に、普通図柄記憶部37、特別図柄記憶部38及び通路形成部材となる段付き形状部分65L,65Rをそれぞれ傾斜面部43bに一体的に組み込んで、全体として前面側ほど開口径が大きくなるよう傾斜した画面枠形状にしているので、これらに一体感が生じ、遊技者が表示画面41aを注目するときに表示画面を大きく見せることができ、しかも、画面枠の十分な開口径を確保しながらも、所要の遊技領域の面積を確保することができる。
【0036】
さらに、画面枠部材43の傾斜面部43bの縁取り部分43cが、ガイドレール21aの一部に沿って円曲した部分を有するので、視覚的な画面拡大効果を高めることができる。
【0037】
本実施形態では、また、画面枠部材43の傾斜面部43bが、遊技球の直径の約2倍の奥行きを有し、そのステージ部61に遊技球を通過させる前後2列の上下にもずれた通路62,63を形成しているので、画面枠部材43を利用した遊技球の流下通路を複数形成することができ、しかも、画面がさほど奥に入らず、段付き状の実質的に傾斜した傾斜面となるので、有効な画面拡大の視覚的効果を得ながら、遊技球の流下や遊びを出すことによって遊技の興趣を高めることができる。
【0038】
また、画面枠部材43の底面部43aの色を、他の盤面13a上の遊技領域の色よりも遊技中の表示画面の背景色に近い色(類似した色)、例えば遊技中の表示画面の背景色と同系色としているので、画面と画面枠部材43の境界線を明瞭にせず、画面が底面部43aにまで拡大して見える効果がある程度期待できる。勿論、画面枠部材43の形状や色に応じて、傾斜面部43bの一部又は全部を底面部43aと同系色とすることもできる。
【0039】
なお、本実施形態では、遊技機をパチンコ機等の弾球遊技機として説明したが、本発明の遊技盤は遊技媒体を移動させる遊技領域中に広い表示画面を有する他の遊技機にも適用できる。また、そのような遊技盤全体が表示画面上に形成される遊技機であっても、上述したような画面枠形状が視認される限りは、その立体的遊技盤の画像中において同様な画面拡大効果が期待できるから、このような場合にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】
本発明によれば、盤面より後方の表示画面に対し、該表示画面を取り囲む開口域を形成し、かつ、前記表示画面の上下左右でそれぞれ前記表示画面側から前記遊技盤の盤面側に近付くほど前記開口域の開口径が大きくなるように傾斜する上側、下側、左側および右側の傾斜面部を有する画面枠部材を設けているので、図柄変動表示状態等に遊技者が注目する表示画面を大きく見せることができ、画面表示による遊技の興趣を高めることができる。さらに、画面枠部材を利用した遊技球の流下通路を形成することができ、しかも、画面がさほど奥に入らず、段付き状ではあるが実質的な傾斜をなすようにしたので、有効な画面拡大の視覚的効果を得ながら、流下通路による遊技球の流下や遊びによって遊技機の興趣を高めることができる。
【0041】
また、画面枠の傾斜面部を、表示部や流下通路を含む全体として傾斜した形状にしているので、画面枠の十分な開口径を確保しながらも、所要の遊技領域の面積を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る遊技盤の正面図である。
【図3】図2の遊技盤の図柄表示装置付近の部分拡大正面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】図3のC−C断面図である。
【符号の説明】
1 遊技機
11 筐体(外枠)
12 フロントパネル
13 遊技盤
13a 盤面
13b 遊技領域
21a 外ガイドレール
21b 内ガイドレール
21c 弾性板
22 発射通路
23 始動入賞口
23a,23b 可動片
24A,24B 袖入賞口
25A,25B 落し入賞口
26 大入賞口
27 ゲート
29A,29B 装飾用ランプ
30a,30b 普通図柄表示用LED(普通図柄表示部)
31A,31B,32A,32B,33A,33B,34A,34B,35A,35B,36 表示ランプ
37 普通図柄記憶部
38 特別図柄記憶部
40 図柄表示装置
41 図柄表示部
41a 表示画面
43 画面枠部材
43a 底面部
43b 傾斜面部(上側、下側、左側および右側の傾斜面部
43b 上側の部分(上側の傾斜面部)
43b 下側の部分(下側の傾斜面部)
43b 左側の部分(左側の傾斜面部)
43b 右側の部分(右側の傾斜面部)
43c 縁取り部
51 天通路
59 回収口
61 ステージ部
62,63 遊技球通路
65L,65R 流下通路形状部分(通路形成部材)
65a 傾斜面
65b 平面
67,69 受け部
68 流下通路

Claims (2)

  1. ガイドレールで囲われた遊技領域を有する遊技盤上で球状の遊技媒体を移動させるとともに、該遊技盤の盤面中央部に設けた表示画面によって所定の画像を表示する弾球遊技機において、
    前記表示画面を前記盤面より後方側に配置し、
    該表示画面と前記遊技盤の盤面との間に、該表示画面を取り囲んで矩形の開口域を形成するとともに、前記表示画面の上下左右でそれぞれ前記表示画面側から前記遊技盤の盤面側に近付くほど前記開口域の開口径が大きくなるように傾斜する上側、下側、左側および右側の傾斜面部を有する画面枠部材を設けて、該画面枠部材の外周側に位置する前記傾斜面部の縁取り部分を全体として丸みを帯びた曲線形状とし、
    前記画面枠部材のうち前記ガイドレールに近接する前記上側の傾斜面部の縁取り部分が、前記ガイドレールの一部の円曲形状に対応して、該ガイドレールの一部に対し所定の離間距離を保って円曲し、
    前記画面枠部材の傾斜面部のうち前記下側の傾斜面部に、前記遊技媒体を通過させる前後2列の通路が形成されるとともに、前記奥側の通路の中央に位置し該奥側の通路に流下した球状の遊技媒体を前面側に流下させる落し溝部が設けられ、
    前記画面枠部材の傾斜面部のうち前記左側および右側の傾斜面部が、
    それぞれ、前記表示画面に対し所定角度で傾斜した傾斜面及び前記表示画面と略平行な平面が形成された段付き形状部分と、
    前記遊技盤上で流下する前記球状の遊技媒体を導入するよう前記表示画面の側方で前記遊技盤上に突出する第1の球受け部と、
    前記第1の球受け部に導入された球状の遊技媒体を前記前後2列の通路のうち奥側の通路に流下させるよう前記段付き形状部分に形成された流下通路と、を有し、
    前記落し溝部からの球状の遊技媒体が流下する前記遊技盤上の所定位置に始動入賞口が配置されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記画面枠部材が、前記表示画面の側方に前記遊技盤上で流下する前記球状の遊技媒体を導入するよう前記遊技盤上に突出する第2の球受け部を有し、
    該第2の球受け部から前記前後2列の通路のうち前面側の通路に前記球状の遊技媒体が流下することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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