JP4192868B2 - 関数電卓 - Google Patents

関数電卓 Download PDF

Info

Publication number
JP4192868B2
JP4192868B2 JP2004250413A JP2004250413A JP4192868B2 JP 4192868 B2 JP4192868 B2 JP 4192868B2 JP 2004250413 A JP2004250413 A JP 2004250413A JP 2004250413 A JP2004250413 A JP 2004250413A JP 4192868 B2 JP4192868 B2 JP 4192868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
calculation
candidate
menu
characters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004250413A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006065768A (ja
Inventor
幸弘 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2004250413A priority Critical patent/JP4192868B2/ja
Publication of JP2006065768A publication Critical patent/JP2006065768A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4192868B2 publication Critical patent/JP4192868B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Calculators And Similar Devices (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Description

本発明は、関数電卓に関する
従来より、入力式入力制御装置の一種として、方程式計算、行列演算及び複素数演算等の計算機能や、財務計算機能、統計機能といった豊富な機能を備えた、関数電卓と呼ばれる電子計算装置が知られ、技術計算や学習用途等において広く活用されている。
この関数電卓に係る技術として、次のものが知られている。即ち、例えば統計データの回帰分析を行う際、同一の統計データを繰り返し入力し直すことなく容易に異なる種類の回帰グラフを描画表示できるように、表示画面の最下行に各ファンクションキーに対応した回帰グラフメニューを表示し、ファンクションキーへの操作に応じて種々の回帰グラフを作成して表示するようにした技術である(例えば、特許文献1)。
この技術の場合、関数電卓が統計データの回帰分析に係る種々の機能を提供するといった所定の動作モードである間、回帰グラフメニューが表示され、押下されたファンクションキーに対応する回帰グラフを作成するといったファンクション機能の制御が行われる。多くの関数電卓はこのようなファンクション機能を備えている。
特開平9−134444号公報
しかしながら、ファンクション機能のメニュー項目として表示すべきコマンド等の数は一般的に相当多く、例えば上述した特許文献1にみられるような、1つの動作モードを通じてメニュー構成が一様である従来の関数電卓においては、ファンクションメニューを次のページへ送る操作を幾度も行う必要が生じる。また、入力し直す場合にも相当に大きな手間が生じる。
このように、関数電卓のファンクションメニューに係る操作仕様は、未だ使い勝手が充分に良いものではないという問題があった。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたもので、入力文字に応じてメニュー構成を適切に制御し、より使い勝手の良い関数電卓を実現することを目的とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の関数電卓(例えば、図1の関数電卓1)においては、
入力式に用いられる各演算文字の使用組合せ情報を記憶する記憶手段(例えば、図6の候補系統特定表62a,図13の候補系統特定表62b)と、
ユーザの操作入力に従って演算文字を含む入力式を入力する入力手段(例えば、図2のCPU2;図8,14,18のステップA13)と、
この入力手段により入力された演算文字及び前記記憶手段に記憶された使用組合せ情報に基づいて、現在入力中の入力式に用いられる可能性の有る演算文字を候補演算文字としてメニュー表示する表示制御手段(例えば、図2のCPU2;図8のステップA19〜Aと、33,A43,図14のステップA19〜A29,A33,B35,A43,図18のステップA19〜A33,A43)を備え、
前記表示制御手段は、前記入力手段により入力された演算文字に対応する演算前提条件が存在する場合に、当該演算前提条件をメニュー表示する演算前提条件表示制御手段を有し、
前記入力手段は、前記表示制御手段によりメニュー表示された候補演算文字の中から何れかの候補演算文字を選択して演算文字を入力するメニュー選択入力手段(例えば、図2のCPU2;図8,14,18のステップA13)を有する、
ことを特徴とする。
また、請求項2に記載の関数電卓(例えば、図1の関数電卓1)は、請求項1に記載の関数電卓において、
前記使用組合せ情報には、相対的に前方に位置する演算文字の種類に対して後方に使用される演算文字に関する情報が含まれ、
前記表示制御手段は、
前記入力手段により入力された演算文字の種類を判別する種類判別手段(例えば、図2のCPU2;図8,14,18のステップA23,A43)と、
この種類判別手段により判別された種類及び前記使用組合せ情報に基づいて、現在入力中の入力式に用いられる可能性の有る演算文字を候補演算文字としてメニュー表示する種類対応メニュー表示制御手段(例えば、図2のCPU2;図8,18のステップA25,A33,図14のステップA25,C27,A33)と、
を有する、
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の関数電卓(例えば、図1の関数電卓1)は、請求項1に記載の関数電卓において、
前記各演算文字の入力頻度を記憶する頻度記憶手段(例えば、図7の使用頻度表63)を更に備え、
前記表示制御手段は、前記頻度記憶手段に記憶された入力頻度の高い順に候補演算文字をメニュー表示する順序制御手段(例えば、図2のCPU2;図8,14,18のステップA21)を有する、
ことを特徴とする。
また、請求項に記載の関数電卓( 例えば、図1の関数電卓1)は、請求項1に記載の関数電卓において、前記表示制御手段は、前記入力手段により入力された演算文字のうち、最後に入力された演算文字及び前記使用組合せ情報に基づいて候補演算文字のメニュー表示を行う最終入力演算文字対応メニュー表示制御手段(例えば、図2のCPU2;図8のステップA19〜A33,図14のステップA19〜A29,A33)を有することを特徴とする。
また、請求項に記載の関数電卓(例えば、図1の関数電卓1)は、請求項1に記載の関数電卓において、前記表示制御手段は、現在入力中の入力式に対して入力済みの複数の演算文字及び前記使用組合せ情報に基づくことで、入力済みの複数の演算文字に共通して対応する演算文字を候補演算文字としてメニュー表示を行う共通メニュー表示制御手段(例えば、図2のCPU2;図18のステップA19〜A33,図19のステップD13〜D27)を有することを特徴とする。
請求項1に記載の関数電卓によれば、入力式に用いられる各演算文字の使用組合せ情報が記憶され、ユーザの操作入力に従って入力された演算文字及び使用組合せ情報に基づく、現在入力中の入力式に用いられる可能性のある演算文字が候補演算文字としてメニュー表示され、ユーザの操作入力に従って入力された演算文字に対応する演算前提条件が存在する場合に演算前提条件がメニュー表示され、メニュー表示された候補演算文字の中から何れかの候補演算文字が選択されることで演算文字が入力される。
従ってユーザは、現在入力中の入力式に用いられる可能性のある演算文字でなる候補演算文字の中から何れか一の候補演算文字を選択する要領で入力式の入力を行っていくことができ、より使い勝手の良い関数電卓が実現される。
また、ユーザは演算前提条件を参照しながら、入力式の入力を行っていくことができ、より使い勝手の良い関数電卓が実現される。
また、請求項2に記載の関数電卓によれば、入力された演算文字の種類が判別され、判別された種類と、相対的に前方に位置する演算文字の種類に対して後方に使用される演算文字に関する情報とに基づいて、現在入力中の入力式に用いられる可能性のある演算文字が候補演算文字としてメニュー表示される。
従ってユーザは、現在入力中の入力式の相対的な前方において用いられる可能性のある種類の演算文字といった、より用いられる可能性のある演算文字でなる候補演算文字の中から何れか一の候補演算文字を選択する要領で入力式の入力を行っていくことができ、より使い勝手の良い関数電卓が実現される。
また、請求項3に記載の関数電卓によれば、前記各演算文字の入力頻度が記憶され、記憶された入力頻度の高い順に候補演算文字がメニュー表示される。
従ってユーザは、演算文字の入力頻度の高い順といった、入力される可能性が高いほど選択しやすい順にメニュー表示される候補演算文字の中から何れか一の候補演算文字を選択する要領で入力式の入力を行っていくことができ、より使い勝手の良い関数電卓が実現される。
また、請求項に記載の関数電卓によれば、入力された演算文字のうち、最後に入力された演算文字及び使用組合せ情報に基づいて、候補演算文字がメニュー表示される。
ユーザは、かくしてメニュー表示される候補演算文字の中から何れか一の候補演算文字を選択する要領で入力式の入力を行っていくことができ、より使い勝手の良い関数電卓が実現される。
また、請求項に記載の関数電卓によれば、現在入力中の入力式に対して入力済みの複数の演算文字及び使用組合せ情報に基づくことで、入力済みの複数の演算文字に共通して対応する演算文字を候補演算文字としてメニュー表示される。
従って、現在入力中の入力式に用いられる可能性のある演算文字としてより適切な演算文字に限られた候補演算文字がメニュー表示され、ユーザはかかる候補演算文字の中から何れか一の候補演算文字を選択する要領で入力式の入力を行っていくことができ、より使い勝手の良い関数電卓が実現される。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下においては、本発明を関数電卓に適用した場合について説明するが、本発明を適用可能な形態がこれに限定されるものではない。
1.共通的な構成について
図1及び図2は、各実施の形態における関数電卓1の概観及び回路構成をそれぞれ示す図である。図2に示すように関数電卓1は、CPU(Central Processing Unit )2と、バス9を介して当該CPU2に接続される入力部3、表示部4、RAM(Random Access Memory)5及びフラッシュROM(Read Only Memory)6とを備えて構成されている。
この関数電卓1においては、ユーザが入力部3を介して入力する数値、変数文字、括弧や二項演算等の各演算記号、各算術関数及び行列やベクトルの各演算記号等といった種々の演算要素の組合せで構成される種々の計算式(以下、入力式と呼ぶ。)や、その入力式に係る演算の実行結果が、表示部4上の所定の領域に表示されるようになされている。
なお、以下の説明において、数値を除く演算要素をコマンドと呼ぶこととする。
CPU2は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた所定の処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、関数電卓1を統括的に制御する。具体的には、入力部3を介した入力操作等に応じてフラッシュROM6に格納された各処理プログラムを読み出し、当該処理プログラムに従って処理を行い、処理結果をRAM5に保存するとともに表示部4に表示出力する。
入力部3は、図1に示すように、関数電卓1の機能に係る各プログラムの実行や各種情報等の入力に必要な各キーとして、数字文字記号キー部31、方向キー部32、演算の実行を行うための演算実行キー33、処理開始キー34及びファンクションキー部35を備えて構成される。
数字文字記号キー部31は、「x」や「t」といった変数文字、括弧(「(」及び「)」)、加算の記号(「+」)及び正弦関数(「sin」)等といった種々のコマンドと、各数値とを入力するための諸キーを備えて構成される。
方向キー部32は、入力式における前方、後方、上方及び下方をそれぞれキートップに表した前キー32b、後キー32f、上キー32p及び下キー32nを備えて構成される。これらは何れも、入力文字等が表示部4において出力表示される位置(入力位置)を明示する入力カーソルを移動させるためのキーとなっている。
即ち、前キー32b及び後キー32fは、入力カーソルを演算要素1個分、但し可能な限り、それぞれ前方及び後方へ移動させるキーであり、また、上キー32p及び下キー32nは、入力カーソルを、1行上にある演算要素の直前及び1行下にある演算要素の直後へ、但し可能な限り、それぞれ移動させるキーである。
処理開始キー34は、各実施の形態の演算処理を開始するためのキーであり、この処理開始キー34が押下されると、後述する所定の各処理をCPU2が実行するようになされている。
所定のコマンド等を割り当てられたファンクションキーと呼ばれるキーの集まりであるファンクションキー部35は、第1〜第6のファンクションキー351〜356を備えて構成される。この第1〜第6のファンクションキー351〜356は、それぞれ、後述する第1〜第6の項目451〜456に表されている所定の機能の実行又は所定のコマンドの入力等を行うためのファンクションキーである(図9参照)。
表示部4は、行方向及び列方向に配列された表示画素でなるLCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、CPU2から送信される制御信号に基づいて各種情報を表示する。特に、後述する各実施の形態の演算処理においては、例えば図9(a)に示すように、演算表示域41及びメニュー表示域45を備えるようにCPU2によって表示制御される。
演算表示域41は、ユーザが入力部3を介して入力した入力式を表示し、また、演算実行キー33が押下された際には、そのときの入力式に係る演算結果を表示するように制御される。
メニュー表示域45は、コマンド等を表したメニュー項目を表示するように制御される。即ち、同図に示すようにメニュー表示域45には、所定の処理を経てCPU2により選択されたメニュー項目である第1の項目451、第2の項目452、・・・が、それぞれに対応するファンクションキーである第1のファンクションキー351、第2のファンクションキー352、・・・のそれぞれすぐ上方に表示される。
メニュー表示域45においては、コマンドを表示しているメニュー項目に対応するファンクションキーが押下されると、そのメニュー項目のコマンドを演算表示域41の入力カーソルの位置(以下、入力カーソル位置と呼ぶ。)に、入力式における演算要素として表示出力するよう制御される。
また、後に詳述するように、CPU2がメニュー表示域45に表示しようとするコマンド等のメニュー項目(以下、候補項目と呼ぶ。)の内容及び個数は状況に応じて定まり、CPU2は候補項目のうち、ファンクションキーの数と同じ6個までのメニュー項目、従って第6の項目456までを、メニュー表示域45に一度に表示する。以下、この表示単位をページと呼ぶこととする。
そして、例えば、図9(a)に示すように候補項目が7個以上あり1ページには表示しきれない場合、第6の項目456は、ページ送り記号「→」として表示され、候補項目の全体が複数回に分けて表示されるように制御される。ここに、ページ送り記号「→」は、ページを改めて、第5の項目455の次以降に表示すべき候補項目を新たなページの第1の項目451以降に表示していく機能に対応付けられたメニュー項目とする。
図2に戻り、RAM5は、CPU2が実行する各種処理プログラムや、これらのプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持する格納領域を備えて構成される。なお、これらの格納領域の詳細については、後述する各実施の形態において説明する。
フラッシュROM6は、例えば書換え可能な不揮発性メモリを用いて構成される補助記憶装置であり、各種初期設定やハードウェアの検査、必要なプログラムのロード等を行う為の初期プログラムが格納される。また、フラッシュROM6には、それらの他にも関数電卓1の動作に係る各種処理プログラムや種々の機能を実現する為のデータ等が格納される。なお、これらのプログラムやデータ等の詳細については、後述する各実施の形態において説明する。
2.第1の実施の形態
本実施の形態の関数電卓1は、RAM5として、図3に示すRAM5aを用いて構成される。同図に示すようにRAM5aは、入力式51及び候補コマンド列52を備えて構成される。
入力式51は、入力部3を介して入力された入力式を記憶する領域であり、演算表示域41にユーザが入力中の入力式と一致するように、CPU2により制御される。
候補コマンド列52は、メニュー表示域45にメニュー項目として表示するコマンド(以下、候補コマンドと呼ぶ。)でなる配列を記憶する領域である。CPU2はこの候補コマンド列52に対して、候補コマンドを次々記憶していったり、候補コマンドの整順を行ったり、また、候補コマンドの絞り込みを行うといったデータ操作の制御を行う。
また、本実施の形態の関数電卓1は、フラッシュROM6として、図4に示すフラッシュROM6aを用いて構成される。同図に示すようにフラッシュROM6aは、初期メニューデータ列60、系統分類表61、候補系統特定表62a、使用頻度表63及び第1の演算処理プログラム64aを備えて構成される。
初期メニューデータ列60は、入力カーソルが演算表示域41の先頭にある初期的状態においてメニュー表示域45に表示すべき候補項目でなる配列を記憶している。
系統分類表61は、所定の分類方法に沿って各演算要素を分類記憶するデータテーブルである。例えば図5にそのデータ構造を示すように、この系統分類表61には、行列系、リスト系、・・・といったコマンドの系統と、その系統に属するコマンドの集まりとでなる系統データが格納されている。また、コマンドに該当しない演算要素を数値として分類するため系統データ611を含んで構成されている。
候補系統特定表62aは、ある1つの、例えば入力式において着目する所定の演算要素(以下、着目要素と呼ぶ。)の直後に記述してよいコマンドの系統(以下、候補系統と呼ぶ。)を定めるデータテーブルである。
例えば図6にそのデータ構造を示すように、この候補系統特定表62aには、着目要素やその着目要素の系統と候補系統とを対応付ける候補系統データが格納されている。
使用頻度表63は、各コマンドの使用頻度を表す頻度データを記憶するデータテーブルである。例えば図7にそのデータ構造を示すように、この使用頻度表63には、コマンドと、そのコマンドが入力された度数と、その度数の順位とでなる頻度データが順位の若い順に、即ち使用頻度の高い順に格納されている。
第1の演算処理プログラム64aは、本実施の形態の演算処理である第1の演算処理を実現するための処理プログラムである。CPU2は、入力部3の処理開始キー34が押下されると、この第1の演算処理プログラム64aを実行することにより、第1の演算処理を行うようになされている。
以下、この第1の演算処理について、図8を用いて詳細に説明する。
処理開始キー34が押下され、本処理を開始すると、CPU2はまず、初期メニューデータ列60に基づくメニュー項目(以下、初期メニュー項目と呼ぶ。)を表示する(ステップA11)。即ち、CPU2は初期メニューデータ列60の候補項目を先頭から順に、第1の項目451、第2の項目452、・・・として表示し、必要に応じて候補項目の全体を複数回に分けて表示する制御を行う。
次いでCPU2は、演算表示域41への演算要素の入力や、関数電卓1の動作制御に係る諸操作の入力を受け付ける(ステップA13)。
次いでCPU2は、どのような入力がなされたかを判別する(ステップA15及びA17)。演算要素の入力がなされた場合(ステップA15:「その他」及びステップA17:Yes)、CPU2は、入力された演算要素(以下、入力演算要素と呼ぶ。)を演算表示域41の入力カーソル位置へ追加(又は挿入)出力するとともに、その結果演算表示域41に表示されている入力式の内容を入力式51へ記憶する(ステップA19)。因みに、この入力演算要素の出力の際、入力カーソルは入力演算要素の直後へ移るように制御される。
次いでCPU2は、入力演算要素に応じて使用頻度表63の更新を行う(ステップA21)。即ちCPU2は、入力演算要素がコマンドであるならば、まず使用頻度表63を参照し、入力演算要素に対応する頻度データを特定し、当該頻度データの度数をインクリメントする。また、その結果順位の変動が起こる場合は、順位の変動の起こる各頻度データの順位の値をそれぞれ適切な値に更新する。
次いでCPU2は、系統分類表61に基づいて入力演算要素の系統(以下、演算要素系統と呼ぶ。)を判定する(ステップA23)。即ち、CPU2は、系統分類表61を参照し、演算要素の項目に入力演算要素を含む系統データに基づいて演算要素系統を判定する。
次いでCPU2は、まず、演算要素系統及び候補系統特定表62aに基づいて、入力カーソル位置における候補系統を特定する。即ち、演算要素系統を候補系統特定表62aにおける着目要素として、この着目要素及びその系統に対応する候補系統を特定する。
そしてCPU2は、特定した各候補系統に属するコマンドを、系統分類表61を用いて抽出し、抽出した各コマンドを候補コマンドとして候補コマンド列52に記憶する(ステップA25)。
かくして、演算要素系統に基づいて抽出された各候補コマンドでなる候補コマンド列52には、入力演算要素又は後述する直前演算要素の直後に記述してよいコマンドのみが抽出されて記憶されることとなる。このように、本ステップにおいては、入力演算要素や直前演算要素の直後に記述され得ないコマンドを排除し、ユーザが次に入力する可能性の高いコマンドとしてより適切なコマンドを抽出して候補コマンド列52に記憶するようになされている。
次いでCPU2は、かかる候補コマンド列52を使用頻度順に整順する(ステップA29)。即ちCPU2は、候補コマンド列52に含まれる各候補コマンドを、使用頻度表63における順位に基づいて整順し、その結果として得られる候補コマンドの配列を候補コマンド列52に改めて記憶する。
次いでCPU2は、候補コマンドが整順された候補コマンド列52を用いて、メニュー表示域45の表示を更新し、ステップA13へ戻る(ステップA33)。即ちCPU2は、候補コマンド列52の先頭から順に第1の項目451、第2の項目452、・・・として出力することにより、メニュー表示域45のメニュー構成を更新する。
この場合CPU2は、候補コマンド列52の候補コマンドが7個以上あるならば、先頭から5個までの候補コマンドを第1の項目451から第5の項目455として表示し、先述のページ送り記号「→」を第6の項目456として表示するといった処理を行うことにより、候補コマンド列52の候補コマンドを複数ページに分けて出力する制御を行う。
一方ステップA15において、方向キー部32の何れかのキー(以下、方向キーと呼ぶ。)の押下といった、入力カーソルを他へ移す操作がなされた場合(ステップA15:「方向キー」)、CPU2は、まず押下された方向キーに応じた位置へカーソルを移動し、ステップA39へ移行する(ステップA37)。
ステップA39へ移行すると、CPU2は、入力カーソルが入力式の先頭にあるか否かを判別する(ステップA39)。入力カーソルが入力式の先頭にある場合(ステップA39:Yes)、CPU2はステップA11へ戻る。
一方、入力カーソルが入力式の先頭にない場合(ステップA39:No)、CPU2は、系統分類表61に基づいて、入力カーソルの直前の位置にある演算要素(以下、直前演算要素と呼ぶ。)の系統を再び判定してステップA25へ移行する(ステップA43)。この場合もステップA23と同様に、CPU2は、まず系統分類表61を参照し、演算要素の項目に直前演算要素を含む系統データに基づいて演算要素系統を判定する。
また、ステップA15において、演算実行キー33の押下がなされた場合(ステップA15:「実行キー」)、入力式51の演算を実行して本処理を終了する(ステップA45)。
かくして本処理によれば、関数電卓1は、数字文字記号キー部32及びファンクションキー部35を介した入力式の入力や、方向キー部32等を介した入力式の修正を、当該入力式を演算表示域41に表示しながら受け付け、演算実行キー33の押下に応じて、そのときの入力式の演算を実行することとなる。
この場合、メニュー表示域45においては、入力演算要素や直前演算要素の系統に応じて抽出され使用頻度順に整順された候補コマンドを用いたメニュー項目が、入力式中の入力カーソル位置の変化に応じて更新表示されることとなる。
次に、かかる関数電卓1の第1の演算処理に係る操作例(以下、第1の操作例と呼ぶ。)について、主に表示部4における表示の遷移を示す図9を用いて詳細に説明する。
本操作例においては、例えば、それぞれ次式(1)に示すような所定の正方行列A及びこの行列Aと同じ次数の正則行列Bに係るtA+B-1を求める場合について説明する。
Figure 0004192868
ユーザが処理開始キー34を押下し、第1の演算処理が開始されると、関数電卓1はメニュー表示域45に初期メニュー項目を表示して演算要素等の入力を受け付け、表示部4は、例えば図9(a)に示す通りとなる(図8に示すステップA11→A13に相当)。
このメニュー表示域45においては、初期メニューデータ列60に記憶される「List、Mat、CPLX、CALC、NUM、・・・」といった候補項目が、先頭から順に第1の項目451、第2の項目452、・・・として、対応する第1のファンクションキー351、第2のファンクションキー352、・・・のすぐ上方に表示されている。
この図9(a)に示す状態において、ユーザが所定の操作を経て、行列の転置を表すコマンド「Trn」を演算要素として入力すると、関数電卓1は、入力演算要素「Trn」a01を演算表示域41に表示し、この入力演算要素「Trn」に応じた各メニュー項目をメニュー表示域45に表示して次の演算要素等の入力を受け付け、表示画面は、例えば図9(b)に示す通りとなる(図8に示すステップA15(その他)→A17(Yes)→A19〜A33→A13に相当)。
このメニュー表示域45においては、候補コマンド列52に記憶される7個以上の各候補コマンドのうち、まず「Mat」、「List」、「Max」、「Ident」、「Min」、・・・といった先頭の5個が先頭から順に第1〜第5の項目451〜455として、対応する第1〜第5のファンクションキー351〜355のすぐ上方にそれぞれ表示され、第6のファンクションキー356のすぐ上方には、第6の項目456として送り記号「→」が表示されている。
この場合の候補コマンド列52には、入力演算要素「Trn」の直後、即ち入力カーソルa02の位置に記述してよい候補コマンドのみが使用頻度順に整順されて記憶され、それらの候補コマンドが、記憶されている順にメニュー表示域45へ出力される。
即ち、CPU2はまず、図5に示す系統分類表61を参照することにより、コマンド「Trn」の系統を行列操作に係る系統である「行列系」と特定し、次いで図6に示す候補系統特定表62aの「行列系」のコマンド「Trn」に応じた候補系統a03を参照することにより、候補系統を「行列系、リスト系、行列名、・・・」と特定する。
次いでCPU2は、系統分類表61(図5)を参照し、これら候補系統「行列系」、「リスト系」、「行列名」、・・・それぞれに応じたコマンド群a04、a05、a06、・・・をそれぞれ候補コマンド列52へ記憶する。かくして、例えば図10(a)にその内容を示すように、候補コマンド列52は入力演算要素「Trn」の直後に記述してよい候補コマンドのみで構成されることとなる。
次いでCPU2は、この候補コマンド列52を、使用頻度表63を用いて使用頻度順に整順する。かくして、例えば図10(b)にその内容を示すように、候補コマンド列52には、入力演算要素「Trn」の直後に記述してよいコマンドのみが使用頻度順に整順されて記憶されることとなる。
また、本操作例の場合、次にユーザが入力すべき演算要素は、行列を表すコマンド「Mat」であるが、当該コマンドはメニュー表示域45の第1の項目451として表示されている。従って、ユーザは第1のファンクションキー351を押下するという単純な操作のみによって、次に入力すべきコマンド「Mat」を入力式中に入力することができる。
次いで、この図9(b)に示す状態において、ユーザが、例えば第1のファンクションキー351を押下してコマンド「Mat」を演算要素として入力すると、関数電卓1は、入力演算要素「Mat」a08を演算表示域41の入力カーソル位置に追加出力し、メニュー表示域45の各メニュー項目を、この入力演算要素に応じたメニュー構成に表示更新して次の演算要素等の入力を受け付ける。かくして表示部4には、例えば図9(c)に示すような表示画面が表示される(図8に示すステップA15(その他)→A17(Yes)→A19〜A33→A13に相当)。
この場合、演算表示域41には入力演算要素「Mat」が追加出力されることにより入力式「Trn Mat」が表示され、入力演算要素「Mat」の直後に入力カーソルa09が表示されている。
また、メニュー表示域45においては、先述と同様に、入力演算要素「Mat」の直後に記述してよい候補コマンドのうち、使用頻度順による先頭5要素がメニュー表示域45へ出力されている。
即ちCPU2は、先述と同様に、まず図5に示す系統分類表61を参照することにより、コマンド「Mat」の系統を「行列系」と特定し、次いで図6に示す候補系統特定表62aを参照することにより、「行列系」のコマンド「Mat」に応じた候補系統を特定する。この例の場合、候補系統a07が参照され、候補系統は「行列名」のただ1系統に特定される。
次いでCPU2は、系統分類表61(図5)を参照し、この候補系統「行列名」に応じたコマンド群a06を候補コマンド列52へ記憶し、この候補コマンド列52を使用頻度表63を用いて使用頻度順に整順し、この整順された候補コマンド列52に基づいてメニュー表示域45におけるメニュー構成を更新する。
この例の場合のように、入力演算要素や直前演算要素に対応する候補系統が少なければ、それに応じて整順等の処理対象となる候補コマンドが少なくなる。このように、候補系統の数を絞ることにより処理対象となる候補コマンドの数が適切に減少され、徒に処理時間を費すといったことがない。
ところで、この図9(c)に示す状態において、ユーザが前キー32bを押下すると、関数電卓1は、演算表示域41の入力カーソルを1演算要素分手前へ戻し、メニュー表示域45の各メニュー項目を、この入力カーソルの新たな位置における直前演算要素に応じたメニュー構成に表示更新して次の演算要素等の入力を受け付ける。かくして表示部4には、例えば図9(d)に示すような表示画面が表示される(図8に示すステップA15(方向キー)→A37→A39(No)→A43→A25〜A33→A13に相当)。
この場合、入力式として「Trn Mat」を表示する演算表示域41においては、コマンド「Mat」a10の直後の位置にあった入力カーソルが、その1演算要素分手前の位置であるコマンド「Trn」a11の直後の位置a12に表示されている。
そして、メニュー表示域45においては、直前演算要素「Trn」の直後に記述してよい候補コマンドのうち、使用頻度順による先頭から5つの要素がメニュー表示域45へ出力され、再びコマンド「Trn」に応じたメニュー構成で各メニュー項目が出力されている。
即ちCPU2は、まず、図5に示す系統分類表61を参照することにより、入力カーソルの新たな位置における直前演算要素「Trn」の系統を再び判定して「行列系」と特定する。
そして先述と同様に、以降CPU2は、候補系統特定表62a(図6)を参照して候補系統を「行列系、リスト系、行列名、・・・」と特定し、系統分類表61(図5)を参照してコマンド群a04、a05、a06、・・・をそれぞれ候補コマンド列52へ記憶し、候補コマンド列52を使用頻度順に整順し、整順された候補コマンド列52に基づいてメニュー表示域45におけるメニュー構成を更新する。
この例に示すように、本実施の形態の関数電卓1は、入力カーソルが入力式の末尾にある場合に限らず、入力カーソルの移動に応じて、直前演算要素の直後に記述してよい候補コマンドによるメニュー構成にてメニュー表示域45に各メニュー項目を表示することとなる。
かくして、本実施の形態の関数電卓1においては、入力演算要素や直前演算要素の候補系統を記憶し、その候補系統とユーザが入力したコマンド等の演算要素とに基づいて現在入力中の入力式に用いられる可能性のあるコマンドを候補コマンドとしてメニュー表示し、メニュー表示された候補コマンドの中から一つを選択させて入力させるようにしたことにより、ユーザは、入力式に用いる可能性のあるコマンドを、メニュー表示された候補コマンドの中から選択する要領で入力していくことができる。
この場合、入力演算文字や直前演算要素の系統を判別し、その系統と、直後に記述してよいコマンドの系統(候補系統)とに基づいて、現在入力中の入力式に用いられる可能性のあるコマンドをメニュー表示するようにしたことにより、より用いられる可能性の高いコマンドで構成されたメニュー表示を行うことができる。
また、各コマンドの使用頻度を記憶し、使用頻度の高い順に候補コマンドをメニュー表示するようにしたことにより、ユーザが入力する可能性の高いコマンドほど先頭側のページに表示されるといった、より使い勝手の良いメニュー表示を実現することができる。
3.第2の実施の形態
本実施の形態の関数電卓1は、第1の実施の形態における関数電卓1と同様に、例えば、処理開始キー34が押下されると、本実施の形態の演算処理を開始し、以降、入力位置に応じてメニュー表示域45のメニュー構成を更新しながら入力式の入力を受け付け、演算実行キー33の押下に応じて、入力された入力式の演算を実行するようになされている。
以下、本実施の形態における関数電卓1に特徴的な構成について詳述する。その際、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態の関数電卓1は、RAM5として、図11に示すRAM5bを用いて構成される。同図に示すようにRAM5bは、第1の実施の形態におけるRAM5bと同様の入力式51及び候補コマンド列52に加え、演算前提条件部53を備えて構成される。
演算前提条件部53は、関数電卓1の各演算機能における前提条件(以下、演算前提条件と呼ぶ。)となる各設定情報を管理する記憶領域であり、角度単位の別を表す「Rad」、「Grad」及び「Deg」といった設定を記憶する角度単位531や、中心差分による微分係数計算における差分幅の設定値を記憶する差分幅532などを備えて構成される。
また、本実施の形態の関数電卓1は、フラッシュROM6として、図12に示すフラッシュROM6bを用いて構成される。同図に示すようにフラッシュROM6bは、第1の実施の形態におけるフラッシュROM6aと同様の初期メニューデータ列60、系統分類表61及び使用頻度表63の他、候補系統特定表62aに替わる候補系統特定表62bと、本実施の形態の演算処理である第2の演算処理を実現するための第2の演算処理プログラム64bとを備えて構成される。
候補系統特定表62bは、候補系統特定表62aと同様の、着目要素やその着目要素の系統に対応する候補系統を記憶するデータテーブルである。例えば図13にそのデータ構造を示すように、この候補系統特定表62bの場合、各候補系統データは、候補系統特定表62aと同様の着目要素やその着目要素の系統に応じた候補系統に加え、着目要素やその着目要素の系統に応じた演算前提条件を表す項目である演算前提条件621を有している。
因みに、同図に示す候補系統特定表62bの場合、演算前提条件のない候補系統データにおける演算前提条件621の値は「−」として記憶され、これにより、着目要素やその着目要素の系統に応じた演算前提条件の有無が識別され得るようになされている。
第2の演算処理プログラム64bは、本実施の形態の演算処理である第2の演算処理を実現するための処理プログラムである。CPU2は、入力部3の処理開始キー34が押下されると、この第2の演算処理プログラム64bを実行することにより、第2の演算処理を行うようになされている。
以下、この第2の演算処理について、図14を用いて詳細に説明する。
処理開始キー34が押下され、本処理を開始すると、CPU2は、第1の演算処理と同様のステップA11〜A29を行い、ステップB31へ移行する。
ステップB31へ移行するとCPU2は、入力演算要素又は直前演算要素といった着目要素やその演算要素系統に演算前提条件があるか否かを判別する(ステップB31)。この場合CPU2は、候補系統特定表62bを参照し、着目要素やその演算要素系統に対応する演算前提条件621により、演算前提条件があるか否かを判別する。
演算前提条件がない場合(ステップB31:No)、CPU2は第1の演算処理の場合と同様のステップA33を行うことによりメニュー表示域45のメニュー構成を更新してステップA13へ戻る(ステップA33)。
一方、演算前提条件がある場合(ステップB31:Yes)、CPU2は、その演算前提条件の内容をRAM5bの演算前提条件部53から読み出し、メニュー表示域45における第1の項目451として出力し、以下、候補コマンド列52の先頭から順に第2の項目452、第3の項目453、・・・として出力することにより、メニュー表示域45のメニュー構成を更新してステップA13へ戻る(ステップB35)。
そしてステップA13へ移行すると、以降CPU2は、第1の演算処理と同様にステップA13以降を行う。
かくして本処理によれば、入力式中の入力カーソル位置の変化に応じてメニュー表示域45が更新表示される際、入力演算要素や直前演算要素の系統に応じた演算前提条件が第1の項目451として表示されることとなる。
次に、かかる関数電卓1の第2の演算処理に係る操作例(以下、第2の操作例と呼ぶ。)について、主に表示部4における表示の遷移を示す図9(a)及び図15を用いて詳細に説明する。
本操作例においては、例えば次式(2)に示す積分値sを求める場合について説明する。
Figure 0004192868
ユーザが処理開始キー34を押下し、第2の演算処理が開始されると、関数電卓1はメニュー表示域45に初期メニュー項目を表示して演算要素等の入力を受け付ける。かくして第1の操作例の場合と同様に、表示部4には図9(a)に示すような表示画面が表示される(図14に示すステップA11→A13に相当)。
この図9(a)に示す状態において、ユーザが所定の操作を経て、関数の0〜πにおける定積分を表すコマンドである、次式(3)に示す積分記号を演算要素として入力すると、関数電卓1は、この入力演算要素に応じた各メニュー項目をメニュー表示域45に表示して次の演算要素等の入力を受け付ける。
Figure 0004192868
かくして表示部4には、例えば図15(a)に示すような表示画面が表示される(図14に示すステップA15(その他)→A17(Yes)→A19〜A29→B31(No)→A33→A13に相当)。
このメニュー表示域45においては、メニュー表示域45の第3の項目453として、次にユーザが入力すべき演算要素である、正弦関数を表すコマンド「sin」が表示されている。
次いで、この図15(a)に示す状態において、ユーザが、例えば第3のファンクションキー353を押下してコマンド「sin」を演算要素として入力すると、関数電卓1は、入力演算要素「sin」b01を演算表示域41の入力カーソル位置に追加出力し、メニュー表示域45の各メニュー項目を、この入力演算要素に応じたメニュー構成に表示更新して次の演算要素等の入力を受け付ける。かくして表示部4には、例えば図15(b)に示すような表示画面が表示される(図14に示すステップA15(その他)→A17(Yes)→A19〜A29→B31(Yes)→B35→A13に相当)。
この場合、入力演算要素がコマンド「sin」であることにより、メニュー表示域45においては、コマンド「sin」に係る演算前提条件であり角度単位を表す「Rad」が第1の項目451として表示されている。
即ちCPU2は、まず先述と同様にして、入力演算要素「sin」の直後に記述してよい候補コマンドを使用頻度順に整順して候補コマンド列52へ記憶し、次いで、候補系統特定表62bにおけるコマンド「sin」の候補系統データb02を参照することにより、入力演算要素に「角度単位」という演算前提条件があることを判別する。
そしてCPU2は、その演算前提条件の内容を演算前提条件部53の角度単位531から読み出して第1の項目451として出力する。また、候補コマンド列52を使用頻度順に整順し、候補コマンドを先頭から順に第2の項目452、第3の項目453、・・・として出力する。
この例に示すように、本実施の形態の関数電卓1は、入力演算要素や直前演算要素の演算前提条件を表示必要と判別した場合、その演算前提条件の内容を演算前提条件部53から読み出して第1の項目451として出力する。
このように、本実施の形態の関数電卓1においては、入力演算文字や直前演算文字の演算前提条件の表示要否を判別し、必要と判別された場合にその演算前提条件を表示するようにしたことにより、ユーザは演算前提条件を参照しながら入力式の入力を行っていくことができる。
4.第3の実施の形態
本実施の形態の関数電卓1もまた、第1の実施の形態における関数電卓1と同様に、例えば、処理開始キー34が押下されると、本実施の形態の演算処理を開始し、以降、入力位置に応じてメニュー表示域45のメニュー構成を更新しながら入力式の入力を受け付け、演算実行キー33の押下に応じて、入力された入力式の演算を実行するようになされている。
以下、本実施の形態における関数電卓1に特徴的な構成について詳述する。その際、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態の関数電卓1は、RAM5として、図16に示すRAM5cを用いて構成される。同図に示すようにRAM5cは、第1の実施の形態におけるRAM5aと同様の入力式51及び候補コマンド列52に加え、着目位置54および抽出コマンド列55を備えて構成される。
着目位置54は、後述する候補コマンド絞込み処理において着目する、入力式中の所定の位置を表す情報を記憶する領域である。この場合、着目位置54には、演算要素の直後や入力式の先頭といった、入力カーソル位置となり得る位置の、例えば入力式の先頭からの文字数が記憶される。
抽出コマンド列55は、後述する候補コマンド絞込み処理において、後述する着目位置直前演算要素の後方に記述してよいコマンド群が記憶される。
また、本実施の形態の関数電卓1は、フラッシュROM6として、図17に示すフラッシュROM6cを用いて構成される。同図に示すようにフラッシュROM6cは、第1の実施の形態におけるフラッシュROM6aと同様の初期メニューデータ列60、系統分類表61、候補系統特定表62a及び使用頻度表63の他、本実施の形態の演算処理である第3の演算処理を実現するための第3の演算処理プログラム64c及び候補コマンド絞込み処理プログラム65を備えて構成される。
第3の演算処理プログラム64cは、本実施の形態の演算処理である第3の演算処理を実現するための処理プログラムである。CPU2は、入力部3の処理開始キー34が押下されると、この第3の演算処理プログラム64cを実行することにより、第3の演算処理を行うようになされている。
また、CPU2はこの第3の演算処理の必要に応じて、候補コマンド絞込み処理プログラム65を実行することにより、第3の演算処理に従属する候補コマンド絞込み処理を行うようになされている。
以下、この第3の演算処理及び候補コマンド絞込み処理について、図18及び図19を用いて詳細に説明する。
処理開始キー34が押下され、第3の演算処理を開始すると、CPU2は、第1の演算処理と同様のステップA11〜A25(図18)を行い、ステップC27へ移行し、図19に示す候補コマンド絞込み処理を行う。従ってこの場合、入力演算要素や直前演算要素の直後に記述してよいコマンドのみが抽出されて候補コマンド列52に記憶されている状態で候補コマンド絞込み処理が行われることとなる。
同図に示すように、候補コマンド絞込み処理を開始すると、CPU2は、現在の入力カーソル位置を着目位置54に記憶する(ステップD13)。具体的には、入力式における入力カーソル位置を表す値を着目位置54に記憶する。なお、入力式において着目位置54で表される位置を、以下、着目位置と呼ぶこととする。
次いでCPU2は、着目位置を入力式前方の演算要素直後の位置へ移動する(ステップD15)。具体的には、着目位置54に記憶される位置の値を着目位置にある演算要素に応じて、所定演算要素分減じる。
次いでCPU2は、着目位置の直前の演算要素(以下、着目位置直前演算要素と呼ぶ。)の系統を、系統分類表61を用いて判定する(ステップD17)。即ち、この場合CPU2は、ステップA23と同様に、系統分類表61を参照し、演算要素の項目に着目位置直前演算要素を含む系統データにより演算要素系統を判定する。
次いでCPU2は、この着目位置直前演算要素の後方に記述してよいコマンドを抽出して抽出コマンド列55に記憶する(ステップD19)。即ちCPU2は、まず候補系統特定表62aを用いて着目位置における候補系統を特定し、そして特定した各候補系統に属するコマンドを、系統分類表61を用いて抽出し、抽出した各コマンドを抽出コマンド列55に記憶する。
そしてCPU2は、抽出コマンド列55と候補コマンド列52との共通要素を抽出し、かかる共通要素を候補コマンド列52として新たに記憶する。(ステップD21)。即ち、候補コマンド列52の候補コマンドのうち抽出コマンド列55にもあるコマンドのみを残すように候補コマンド列52を更新する。
従って本ステップによれば、殆どの場合、候補コマンド列52に含まれる候補コマンドの個数が確実に減少し、ユーザが次に入力する可能性のより高い候補コマンドが残ることとなる。かくして候補コマンド列52の候補コマンド群は、かかる本ステップが繰り返し行われることにより、ユーザが次に入力する可能性の高い候補コマンドとしてより適切な候補コマンドに絞り込まれていくこととなる。
次いでCPU2は、候補コマンド列52の候補コマンドが充分に絞り込まれるまで、上述のステップD15〜D21を繰り返す。即ちCPU2は、まず、本処理における繰り返しが所定回数に達したか否かを判別し(ステップD23)、達していなければ(ステップD23:No)、徐々に入力式前方へ移動されていく着目位置が入力式の先頭に達したか否かを判別し(ステップD25)、達していなければ(ステップD25:No)、候補コマンド列52の候補コマンドが5個以内に絞られたか否かを判別し(ステップD25)、候補コマンドが5個以内に絞られていなければ(ステップD25:No)、ステップD15へ戻る。
そして、本処理における繰り返しが所定回数に達した場合(ステップD23:Yes)、着目位置が入力式の先頭に達した場合(ステップD25:Yes)、又は、候補コマンドが5個以内に絞られた場合(ステップD27:Yes)、本処理を終了して第3の演算処理のステップA29(図18)へ戻る。
かくして、入力演算要素や直前演算要素に基づいて抽出された各候補コマンドでなる候補コマンド列52は、この候補コマンド絞込み処理を経て、更に適切で個数の少ない候補コマンドに絞り込まれることとなる。
そして第3の演算処理のステップA29へ移行すると、以降CPU2は、第1の演算処理と同様にステップA29以降を行う。
かくして、第3の演算処理及び候補コマンド絞込み処理によれば、入力式中の入力カーソル位置の変化に応じてメニュー表示域45のメニュー項目が更新表示される際、入力演算要素や直前演算要素の系統のみでなく、それらの演算要素より前方の演算要素にも応じた、より適切で個数の少ない候補コマンドを用いたメニュー項目が表示されることとなる。
次に、かかる関数電卓1の第3の演算処理及び候補コマンド絞込み処理に係る操作例(以下、第3の操作例と呼ぶ。)について、主に表示部4における表示の遷移を示す図9(a)及び図20を用いて詳細に説明する。
本操作例においては、例えば次式(4)に示す微分係数を求める場合について説明する。この場合、本実施の形態の関数電卓1においては、ユーザは微分係数計算を表すコマンドである「d/dx(」を用いて、入力式として「d/dx(2x+1,x,3)」を入力することとする。
Figure 0004192868
ユーザが処理開始キー34を押下し、第3の演算処理が開始されると、関数電卓1はメニュー表示域45に初期メニュー項目を表示して演算要素等の入力を受け付け、第1の操作例の場合と同様に、表示部4には図9(a)に示すような表示画面が表示される(図18に示すステップA11→A13に相当)。
ここで、この図9(a)に示す状態において、例えば図20に示すように、演算表示域41において、ユーザが所定の操作を経て「d/dx(2x+1,」までの入力式を入力した場合について考える。
まずCPU2は、入力カーソル位置c1の直前の演算要素であるコマンド「,」の直後に記述してよいコマンドを抽出して候補コマンド列52へ記憶する。かくして候補コマンド列52の内容は、例えば図21(a)に示す通りとなる(図18に示すステップA13〜A25に相当)。
ところでこの場合、図6に示す候補系統特定表62aのコマンド「,」に応じた候補系統c02は、「行列系,リスト系,行列名,・・・,三角関数,パラメタ変数,区切り記号,・・・」といったように相当多く、図21(a)に示す候補コマンド列52においては、これらの相当多い候補系統に応じた相当多くの候補コマンドが格納されている。
次いでCPU2は、入力カーソル位置c01より手前にある演算要素の直後の位置である着目位置c03を着目位置とし、着目位置直前演算要素であるコマンド「d/dx(」の後方に記述してよいコマンドを抽出して抽出コマンド列55に記憶する。かくして抽出コマンド列55の内容は、例えば図22に示す通りとなる(図19に示すステップD13〜D19に相当)。
そしてCPU2は、抽出コマンド列55と候補コマンド列52との共通要素を候補コマンド列52として新たに記憶し、かくして候補コマンド列52の内容は、例えば図21(b)に示す通りとなる(図19に示すステップD21に相当)。
そして関数電卓1は、かかる候補コマンド列52に基づくメニュー項目をメニュー表示域45に表示し、かくして、表示部4には図20に示すような表示画面が表示される(図18に示すステップA29→A33→A13に相当)。
このメニュー表示域45においては、第1の項目451としてのコマンド「x」及び第2の項目452としてコマンド「,」が表示されるのみとなり、例えばコマンド「,」の直後に記述してよいコマンド(図21(a)参照)に基づいてメニュー項目を表示する場合に比べて、格段にメニュー項目が絞り込まれたメニュー構成で表示されている。
かくして、本実施の形態の関数電卓1においては、入力演算要素の後方に用いられる可能性のあるコマンドを、入力演算要素の幾らか前方の演算要素にも亘って抽出し、候補コマンドを絞り込むようにしたことにより、格段にメニュー項目が絞り込まれたメニュー構成でメニュー表示を行うことができる。ユーザはそのような、より少ない候補コマンドから1つを選択する要領で入力式を入力できるから、より使い勝手の良いメニュー表示が実現される。
5.変形例
なお、上述した各実施の形態においては、使用頻度表を格納するための書換え可能な補助記憶装置としてフラッシュROMを用いるようにしたが、本発明はこれに限らず、例えば、RAMに使用頻度表を記憶し、電源オフ時にRAMを低電力動作させて記憶内容を保持するようにしても良い。加えて更に、各種初期設定や各プログラムを、フラッシュROMに替え、通常のROMに格納するようにしても良い。
この場合、入力式入力制御装置をより安価に構成することができる。
また、上述した各実施の形態においては、本発明を関数電卓に適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、電子辞書、携帯電話機、パソコン、電子時計、PDA(Personal Digital Assistants )等といった電子機器全般に適用することが可能である。
本発明を適用した実施の形態の関数電卓の概観を示す略線図である。 関数電卓の回路構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるRAMの構成を示す図である。 第1の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。 系統分類表の構成を示す図である。 第1及び第3の実施の形態における候補系統特定表の構成を示す図である。 使用頻度表の説明に供する図である。 第1の演算処理の処理フローを示す図である。 第1の操作例における表示部近傍を示す図である。 第1の操作例における候補コマンド列を示す図である。 第2の実施の形態におけるRAMの構成を示す図である。 第2の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。 第2の実施の形態における候補系統特定表の構成を示す図である。 第2の演算処理の処理フローを示す図である。 第2の操作例における表示部近傍を示す図である。 第3の実施の形態におけるRAMの構成を示す図である。 第3の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。 第3の演算処理の処理フローを示す図である。 候補コマンド絞込み処理プログラムの処理フローを示す図である。 第3の操作例における表示部近傍を示す図である。 第3の操作例における候補コマンド列を示す図である。 第1の操作例における抽出コマンド列を示す図である。
符号の説明
1 関数電卓
2 CPU
51 入力式
52 候補コマンド列
53 演算前提条件部
61 系統分類表
621 演算前提条件
62a,62b 候補系統特定表
63 使用頻度表

Claims (5)

  1. 入力式に用いられる各演算文字の使用組合せ情報を記憶する記憶手段と、
    ユーザの操作入力に従って演算文字を含む入力式を入力する入力手段と、
    この入力手段により入力された演算文字及び前記記憶手段に記憶された使用組合せ情報に基づいて、現在入力中の入力式に用いられる可能性の有る演算文字を候補演算文字としてメニュー表示する表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記入力手段により入力された演算文字に対応する演算前提条件が存在する場合に、当該演算前提条件をメニュー表示する演算前提条件表示制御手段を有し、
    前記入力手段は、前記表示制御手段によりメニュー表示された候補演算文字の中から何れかの候補演算文字を選択して演算文字を入力するメニュー選択入力手段を有する、
    ことを特徴とする関数電卓
  2. 前記使用組合せ情報には、相対的に前方に位置する演算文字の種類に対して後方に使用される演算文字に関する情報が含まれ、
    前記表示制御手段は、
    前記入力手段により入力された演算文字の種類を判別する種類判別手段と、
    この種類判別手段により判別された種類及び前記使用組合せ情報に基づいて、現在入力中の入力式に用いられる可能性の有る演算文字を候補演算文字としてメニュー表示する種類対応メニュー表示制御手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の関数電卓
  3. 前記各演算文字の入力頻度を記憶する頻度記憶手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記頻度記憶手段に記憶された入力頻度の高い順に候補演算文字をメニュー表示する順序制御手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の関数電卓
  4. 前記表示制御手段は、前記入力手段により入力された演算文字のうち、最後に入力された演算文字及び前記使用組合せ情報に基づいて候補演算文字のメニュー表示を行う最終入力演算文字対応メニュー表示制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の関数電卓
  5. 前記表示制御手段は、現在入力中の入力式に対して入力済みの複数の演算文字及び前記使用組合せ情報に基づくことで、入力済みの複数の演算文字に共通して対応する演算文字を候補演算文字としてメニュー表示を行う共通メニュー表示制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の関数電卓
JP2004250413A 2004-08-30 2004-08-30 関数電卓 Expired - Fee Related JP4192868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250413A JP4192868B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 関数電卓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004250413A JP4192868B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 関数電卓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006065768A JP2006065768A (ja) 2006-03-09
JP4192868B2 true JP4192868B2 (ja) 2008-12-10

Family

ID=36112184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004250413A Expired - Fee Related JP4192868B2 (ja) 2004-08-30 2004-08-30 関数電卓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4192868B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4961792B2 (ja) * 2006-03-27 2012-06-27 カシオ計算機株式会社 数式編集装置及び数式編集プログラム
US8823713B2 (en) 2008-11-18 2014-09-02 Sharp Kabushiki Kaisha Information processing apparatus
JP2011159021A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Brother Industries Ltd 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006065768A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7289120B2 (en) Graphic display control apparatus and program
JP5267546B2 (ja) 手書き数式認識機能を備えた電子計算機およびプログラム
US7917558B2 (en) Easily graspable numerical expression display apparatus
JP4775462B2 (ja) 計算機及びプログラム
US11256996B2 (en) Method for recommending next user input using pattern analysis of user input
US7711541B2 (en) Chinese input method, Chinese input device, and computer-readable medium
US9323719B2 (en) Mathematical expression input apparatus, mathematical expression modification method, and storage medium storing program
CN110765735B (zh) 数学表达式输入方法、装置及电子设备
EP3511838A2 (en) Programming support device, programming support method, and computer program
JP4192868B2 (ja) 関数電卓
US20090058858A1 (en) Electronic apparatus having graph display function
JP7395905B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、及び、プログラム
JP2007011489A (ja) 携帯情報端末機
JP2010262535A (ja) 手書き入力機能を備えた計算機およびプログラム
JP6504128B2 (ja) 電子機器、データ処理方法およびプログラム
JP2022099403A (ja) 情報処理装置およびプログラム
KR20210141676A (ko) 구조화된 데이터 점프 메커니즘
US8332445B2 (en) Computing machine with an inequality computation function
JP4535186B2 (ja) 辞書機能を備えた電子装置およびプログラム
JP5794073B2 (ja) 情報表示装置及び情報表示プログラム
KR102363725B1 (ko) 리딩키를 통해 미리 설정된 패턴의 실행을 선도하는 방법 및 그 장치
JP7248279B2 (ja) コンピュータシステム、プログラム、及び方法
US11586351B2 (en) Electronic device, electronic device control method, and recording medium
JP5141208B2 (ja) 素因数分解計算機
JP6299127B2 (ja) 表示装置および表示プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4192868

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees