JP2010262535A - 手書き入力機能を備えた計算機およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】手書き入力した計算式などの認識率を大幅に向上させることが可能になる手書き入力機能を備えた計算機を提供する。
【解決手段】タッチパネル17を設けた表示部16の手書き入力画面Gにおいて、手書きデータ(入力イメージデータ)を認識処理する際の対象の文字種を、例えばアルファベット大文字、アルファベット小文字、数字、単位、三角関数、対数関数などに優先して設定するための文字種指定(認識)ボタン[A]M1,[a]M2,[数字]M3,[単位]M4,[fx1]M5,[fx2]M6を表示させる。この文字種指定(認識)ボタンMnにより、次に手書き入力しようとしている数字・文字・記号などの文字種を指定することで、手書き入力されたデータを、前記指定の文字種で優先して認識することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、手書き入力機能を備えた計算機およびプログラムに関する。
従来から、三角関数などの関数計算機能を備えた小型電子式計算機(関数電卓)が広く実用されている。近年は、従来の関数電卓からその処理可能な関数の種類や計算速度などの各機能を格段に向上させると共に、任意の関数式をグラフにして表示したり、プログラミングによる計算機能も備えたりしたより高機能なグラフ関数電卓が実用されている。
このようなグラフ関数電卓にあっては、高機能であるが故に多種多様な種類の数字・文字・記号を入力可能にする必要があり、キーの数が多くなるのは勿論、簡単な計算式、複雑な計算式、プログラムを含め、その入力すべき内容に応じて予め設定された順序で各種のキーを選択的に入力しなければならない。
例えば定積分の計算式を入力する場合には、積分記号“∫”→積分区間の上限値を示す記号“^”→上限値“a”→下限値を示す記号“_”→下限値“b”→被積分値“x”の順にキー入力する。
このように、入力したい計算式などの種類に応じた様々なキー入力の順序を、ユーザが全て覚えるのは負担が大きいため、ユーザがタッチパネルを使用して手書きで入力した数式を構成する数値や記号などの部品を認識し、所望の数式を入力することのできる手書き数式の認識装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−072718号公報
従来の手書き数式の認識装置では、手書き入力されたあらゆる数値や記号などを一部品ずつ、膨大な1つの認識データベースに基づき照合・認識処理するために、認識処理に要する時間が長くなる。また、例えば積分記号“∫”とアルファベット“S”や、アルファベット“Z”と数字“2”など、手書き入力した文字や記号には類似の文字種が多数存在する。このため、ユーザによる手書き入力の癖によって誤認識が発生する可能性が高い問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、手書き入力した計算式などの認識率を大幅に向上させることが可能になる手書き入力機能を備えた計算機およびプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の手書き入力機能を備えた計算機は、数式の手書きデータを入力する手書き入力手段と、ユーザ操作に応じて文字種を指定するための文字種指定手段と、前記手書き入力手段により入力された手書きデータを、前記文字種指定手段により指定された文字種の文字で優先的に認識して変換する手書き認識手段と、この手書き認識手段により前記手書きデータが認識されて変換された文字を表示する認識文字表示手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の手書き入力機能を備えた計算機は、前記請求項1に記載の手書き入力機能を備えた計算機において、前記文字種指定手段は文字種を指定するための複数の操作子を有し、更に、前記操作子のうちの所定の操作子に対応付けて、ユーザ任意の文字種を割り当てる文字種割り当て手段を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の手書き入力機能を備えた計算機は、前記請求項2に記載の手書き入力機能を備えた計算機において、前記文字種割り当て手段は、前記文字種指定操作子のうちの所定の操作子をユーザ操作に応じて入力する所定操作子入力手段と、この所定操作子入力手段により所定の操作子が入力された際に、前記手書き認識手段により認識可能な文字種の一覧を表示する文字種一覧表示手段と、この文字種一覧表示手段により表示された文字種の一覧のうちユーザ操作に応じて1つの文字種を選択する文字種選択手段とを有し、この文字種選択手段により選択された文字種を、前記所定操作子入力手段により入力された所定の操作子に対応付けて割り当てる、ことを特徴としている。
請求項4に記載の手書き入力機能を備えた計算機は、前記請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の手書き入力機能を備えた計算機において、前記文字種指定操作子は、「関数」「アルファベット」「数字」「単位」の操作子を有することを特徴としている。
請求項5に記載のプログラムは、タッチパネルを有する計算機のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、前記タッチパネルに対するユーザ操作に応じて数式の手書きデータを入力する手書き入力手段、ユーザ操作に応じて文字種を指定する文字種指定手段、前記手書き入力手段により入力された手書きデータを、前記文字種指定手段により指定された文字種の文字で優先的に認識して変換する手書き認識手段、この手書き認識手段により前記手書きデータが認識されて変換された文字を表示部に表示させる認識文字表示制御手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、手書き入力した計算式などの認識率を大幅に向上させることが可能になる手書き入力機能を備えた計算機およびプログラムを提供できる。
本発明の手書き入力機能を備えた計算機の実施形態に係るグラフ関数電卓10の外観構成を示す正面図。 前記グラフ関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記グラフ関数電卓10のRAM26に記憶される認識モジュール設定テーブル26fの具体例を示す図。 前記グラフ関数電卓10の手書き入力処理を示すフローチャート。 前記グラフ関数電卓10の手書き入力処理に関わるセットアップ処理を示すフローチャート。 前記グラフ関数電卓10のセットアップ処理にて表示される認識対象の文字種を一覧にしたモジュールリストLを示す図。 前記グラフ関数電卓10の手書き入力処理に伴う表示動作を示す図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の手書き入力機能を備えた計算機の実施形態に係るグラフ関数電卓10の外観構成を示す正面図である。
このグラフ関数電卓10は、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、この電卓10の本体正面にはキー入力部11および液晶ドットマトリクス型の表示部16が設けられる。
キー入力部11には、数字・文字・各種算術記号を入力したり計算の実行を指示したりするための数字・文字・演算記号キー群12、各種の関数機能を設定したりメモリ機能を設定したりするための計算機能設定キー群13、各種の動作モードを設定したりメニュー画面を表示させたりするためのモード設定キー群14、表示部16に表示されたカーソルCuの移動操作やデータ項目の選択操作などを行うためのカーソルキー15、表示部16の下端に沿ってメニュー表示される各種の機能を選択的に指定するためのファンクションキー[F1]〜[F4]などが備えられる。
前記数字・文字・演算記号キー群12としては、「0」〜「9」(数字)キー、「+」「−」「×」「÷」(算術記号)キー、「DEL」(削除)キー、「EXE」(実行)キー、「AC」(クリア)キーなどが配列される。
前記計算機能設定キー群13としては、「log」(対数)キー、「√」(平方根)キー、三角関数の「sin」キー、「cos」キー、「tan」キーなどが配列される。
前記モード設定キー群14としては、「Menu」(メニュー)キー、「Set up」(設定)キー、「Graph」(グラフ)キー、「Trac」(トレース)キー、「EXIT」(終了)キーなどが配列される。
前記表示部16は、ドットマトリクス型の液晶表示ユニットからなり、その表示画面には透明タブレットのタッチパネル17が重ねて設けられ手書き入力部としても動作する。
図2は、前記グラフ関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図である。
図3は、前記グラフ関数電卓10のRAM26に記憶される認識モジュール設定テーブル26fの具体例を示す図である。
このグラフ関数電卓10は、コンピュータである制御部(CPU)21を備えている。
制御部(CPU)21は、記憶装置(フラッシュROM)22に予め記憶されているシステムプログラム、あるいはメモリカードなどの外部記憶媒体23から記憶媒体読み取り部24を介して記憶装置22に読み込まれた計算機制御プログラム、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバ(プログラムサーバ)30から通信制御部25を介してダウンロードされ前記記憶装置22に読み込まれた計算機制御プログラムに従い、RAM26を作業用メモリとして回路各部の動作を制御する。そして、前記記憶装置22に予め記憶されたシステムプログラムや計算機制御プログラムは、キー入力部11からのキー入力信号に応じて起動される。
記憶装置22には、前記システムプログラムや計算機制御プログラム22aの他、各種の動作モードにおいてタッチパネル17を使用して手書きで入力される手書きデータ(入力イメージデータ26d)を、各種の数字・文字・記号として認識し変換するための手書き認識プログラム22bなどが記憶される。
前記制御部(CPU)21には、前記記憶装置22、記憶媒体読み取り部24、通信制御部25、RAM26、キー入力部11が接続される他に、液晶表示部(LCD)16およびタッチパネル17が接続される。
RAM26には、モードデータ26a、表示データ26b、数式テキストデータ26c、入力イメージデータ26d、入力座標データ26e、認識モジュール設定テーブル26f、認識モジュールフラグ26g、fx割り当てデータ26hの他、各種の計算処理に伴い制御部21に入出力される種々のデータが必要に応じて記憶される。
モードデータ26aは、前記モード設定キー群14の操作に基づき設定された通常計算モード、プログラム計算モード、グラフモードなど、現在設定中の動作モードを示すデータである。
表示データ26bは、表示部16に表示させるための表示画面サイズで生成されたビットマップパターンのデータである。
数式テキストデータ26cは、タッチパネル17から手書きで入力された数字・文字・記号の手書きデータが、前記手書き認識プログラム22aにより認識処理されて得られた数式のテキストデータである。
入力イメージデータ26dは、タッチパネル17での手書き入力に伴い当該タッチパネル26dから出力された手書きの軌跡を座標列にしたデータである。
入力座標データ26eは、タッチパネル17における現在のタッチ操作位置に対応する座標データである。
認識モジュール設定テーブル26fは、図3に示すように、各種の動作モード(計算モード,プログラムモード,グラフモード,…)のそれぞれに対応付けて、前記手書き認識プログラム22bにより認識候補とすべき文字種を優先順に記述したテーブルであり、第1の優先文字種、第2の優先文字種まで記述される。図3に示されるプログラムモードの場合の第1の優先文字種「プログラム」は、プログラミングで使用される文字や記号の全般を含む。
なお、このグラフ関数電卓10では、手書き入力を行う際に、優先的に認識候補とする文字種をユーザにより選択的に指定するための文字種指定(認識)ボタン(例えば[A]M1:アルファベット大文字、[a]M2:アルファベット小文字、[数字]M3、[単位]M4、[fx1]M5:第1の関数、[fx2]M6:第2の関数)(図7参照)が表示される。
前記手書き認識プログラム22bにより手書きデータを認識処理するときには、優先認識対象の文字種が、前記認識モジュール設定テーブル26fに基づき設定中の動作モードに応じて設定されるが、前記文字種指定(認識)ボタンM1〜M6により選択された文字種が優先される。
認識モジュールフラグ26gは、前記認識モジュール22bにより手書きデータを認識処理する際の文字種が、現在何の文字種に設定されているか示すフラグである。
fx割り当てデータ26hは、前記文字種指定(認識)ボタン[fx1]M5、[fx2]M6に対してユーザ任意に割り当てられた認識対象の文字種を示すデータである。
次に、前記構成のグラフ関数電卓10における手書き入力機能について説明する。
図4は、前記グラフ関数電卓10の手書き入力処理を示すフローチャートである。
図5は、前記グラフ関数電卓10の手書き入力処理に関わるセットアップ処理を示すフローチャートである。
図6は、前記グラフ関数電卓10のセットアップ処理にて表示される認識対象の文字種を一覧にしたモジュールリストLを示す図である。
図7は、前記グラフ関数電卓10の手書き入力処理に伴う表示動作を示す図である。
このグラフ関数電卓10を使用するにあたり、モード設定キー群14のユーザ操作によりユーザ任意の動作モード(例えば計算モード)が設定されると、RAM26内の認識モジュール設定テーブル26f(図3参照)に従い、手書き認識プログラム22bにより手書きデータを認識処理する際の認識候補とすべき文字種が、第1優先文字種「数字」、第2優先文字種「アルファベット大文字」として設定され、この設定文字種を示すフラグが認識モジュールフラグ26gとしてセットされる(ステップS1)。
表示部16には、図7(A)に示すように、手書き入力画面Gが表示され、この手書き入力画面Gでは、その下端に沿って文字種指定ボタンM1〜M6が表示される。
前記手書き入力画面G(タッチパネル17)において、例えば図7(B)に示すように、ユーザがタッチペン(図示せず)を使用して任意の数式を手書き入力すると(ステップS2(Yes))、この手書き入力位置に応じた入力座標データ26eの座標列により入力イメージデータ26dが生成され、手書きデータHとして表示部16に表示される(ステップS3(No)→S5)。
そして、前記手書き入力画面G(タッチパネル17)に対するペンタッチが、1つのキャラクタ入力が終わることで離れて、例えば一定時間経過することで、ペン離れと判断されると(ステップS6(Yes))、このペン離れが判断される都度、前記認識モジュールフラグ26gとしてセットされたフラグが示す認識文字種(第1優先文字種「数字」、第2優先文字種「アルファベット大文字」)の文字群に基づき、前記手書きデータH(入力イメージデータ26d)が認識されて変換処理され、1行形式表示T1されると共に自然形式表示T2される(ステップS7(Yes)→S8)。
一方、ユーザが所望の数式を構成する数字・文字・記号のそれぞれを、例えば1キャラクタずつ手書き入力しようとする都度、入力するキャラクタの文字種に応じて、前記手書き入力画面G(タッチパネル17)の下端に沿って表示されている文字種指定(認識)ボタンM1〜M6を選択的にペンタッチすると(ステップS2(Yes)→S3(Yes))、当該ペンタッチされた文字種指定(認識)ボタンMnに対応する文字種を示すフラグが、認識モジュールフラグ26gとしてセットされる(ステップS4)。
この場合に、前記手書き入力画面G(タッチパネル17)に対するペンタッチが、1つのキャラクタ入力が終わることで離れて、例えば一定時間経過することで、ペン離れと判断されると(ステップS6(Yes))、前記認識モジュールフラグ26gとしてセットされたフラグが示す認識文字種(今回入力するキャラクタ文字種)の文字群に基づき、前記手書きデータH(入力イメージデータ26d)が認識されて変換処理され、1行形式表示T1されると共に自然形式表示T2される(ステップS7(Yes)→S8)。
この後、前記ユーザ所望の数式の手書き入力操作に応じた認識・表示処理が繰り返され、図7(B)で示したように、1つの数式が入力表示された状態で、「EXE」(実行)キーが操作されたと判断されると(ステップS9(Yes))、前記認識・表示された数式が数式テキストデータ26cとして記憶されると共に、当該数式に従った演算処理が実行され、その演算結果が表示される(ステップS10)。
このように、これから手書き入力するキャラクタの文字種に応じて、前記文字種指定ボタンM1〜M6を選択的に操作し、認識候補として優先する文字種を予め指定して認識処理を実行させることで、手書き入力する文字や記号に類似の文字種が多数存在していても、個々のキャラクタの認識率が大幅に向上し、所望の数式などのデータを容易に且つ正確に入力することができる。
前記図7で示したように、手書き入力画面G(タッチパネル17)の下端に沿って表示される文字種指定(認識)ボタンM1〜M6において、[fx1]M5、[fx2]M6には、それぞれ第1の関数(例えば三角関数)、第2の関数(例えば対数関数)の数式に用いる文字種がデフォルトで割り当てられているが、次に説明するセットアップ処理を行うことで、ユーザ任意の文字種を割り当てることができる。
すなわち、「Set up」(設定)キーの操作に応じて、図5におけるセットアップ処理が起動された後に、ユーザ任意の文字種を割り当てようとする文字種指定ボタン[fx1]M5または[fx2]M6の何れかがペンタッチにより入力されたと判断されると(ステップA1(Yes))、図6に示すように、優先的に認識候補とすべき文字種を一覧にしたモジュールリストLが表示部16に表示される(ステップA2)。
このモジュールリストLから選択可能な文字種には、建築関係の数式に用いられる文字・記号を主体に認識するための「建築」、電気関係の数式に用いられる文字・記号を主体に認識するための「電気」、機械関係の数式に用いられる文字・記号を主体に認識するための「機械」などが用意される。
このモジュールリストLにおいて、例えば「電気」の項目が選択されペンタッチされて指定されると(ステップA3(Yes))、当該電気関係の数式に用いられる文字・記号を主体として、前記手書きデータを認識プログラム22bにより認識処理するための「電気」を示すフラグが、認識モジュールフラグ26gとしてセットされる(ステップA4)。
このように、文字種指定(認識)ボタン[fx1]M5または[fx2]M6に対しては、ユーザ任意の分野の文字種を割り当てることができるので、ユーザが数式を入力しようとする分野に合わせて高い認識率で手書きデータの認識処理を行うことができる。
したがって、前記構成のグラフ関数電卓10における手書き入力機能によれば、タッチパネル17を設けた表示部16の手書き入力画面Gにおいて、手書きデータ(入力イメージデータ26a)を認識処理する際の対象の文字種を、例えばアルファベット大文字、アルファベット小文字、数字、単位、三角関数、対数関数などに優先して設定するための文字種指定(認識)ボタン[A]M1,[a]M2,[数字]M3,[単位]M4,[fx1]M5,[fx2]M6を表示させる。この文字種指定(認識)ボタンMnにより、次に手書き入力しようとしている数字・文字・記号などの文字種を指定することで、手書き入力されたデータを、前記指定の文字種で優先して認識することができる。
このため、例えば積分記号“∫”とアルファベット“S”や、アルファベット“Z”と数字“2”など、手書き入力する文字や記号に類似の文字種が多数存在しても、各手書きデータ(キャラクタ)の認識率を大幅に向上させることでき、所望の数式などのデータを容易に且つ正確に入力できるようになる。
また、前記構成のグラフ関数電卓10における手書き入力機能によれば、前記文字種指定(認識)ボタン[fx1]M5,[fx2]M6に対しては、ユーザ任意の分野の文字種を割り当てることができるので、より広範囲な分野で、所望の数式などのデータを容易に且つ正確に入力できるようになる。
なお、前記実施形態では、手書き入力画面Gに表示させる文字種指定(認識)ボタンM1〜M6は、その文字種を直接または分野として指定するボタンであるが、例えば[中学生][高校生]などの就学レベルに応じて学習済の文字種を設定するためのボタンを用意しても良い。これによれば、例えば[中学生]の文字種を設定することで、未学習の積分記号「∫」を認識候補から除外することができ、入力すべきキャラクタ毎にその文字種指定ボタンMnを操作する必要がなくなる。
なお、前記実施形態において記載した手法、すなわち、図4のフローチャートに示す手書き入力処理、図5のフローチャートに示すセットアップ処理等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)・ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体23に格納して配布することができる。そして、タッチパネル(17)を備えたコンピュータは、この外部記録媒体23に記録されたプログラムを記録媒体読み取り部24によって読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した優先して認識候補とする文字種を指定可能な手書き入力機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ)30から前記のプログラムデータを取り込み、前述した優先して認識候補とする文字種を指定可能な手書き入力機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
10 …グラフ関数電卓(電子式計算機)
11 …キー入力部
12 …数字・文字・演算記号キー群
13 …計算機能設定キー群
14 …モード設定キー群
15 …カーソルキー
16 …液晶ドットマトリクス型表示部
17 …タッチパネル
21 …制御部(CPU)
22 …記憶装置
22a…計算機制御プロクラム
22b…手書き認識プログラム
23 …外部記憶媒体
24 …記憶媒体読み込み部
25 …通信制御部
26 …RAM
26a…モードデータ
26b…表示データ
26c…数式テキストデータ
26d…入力イメージデータ
26e…入力座標データ
26f…認識モジュール設定テーブル
26g…認識モジュールフラグ
26h…fx割り当てデータ
30 …Webサーバ
N …通信ネットワーク
L …モジュールリスト
G …手書き入力画面
M1〜M6…文字種指定ボタン
T1 …1行形式表示
T2 …自然形式表示

Claims (5)

  1. 数式の手書きデータを入力する手書き入力手段と、
    ユーザ操作に応じて文字種を指定するための文字種指定手段と、
    前記手書き入力手段により入力された手書きデータを、前記文字種指定手段により指定された文字種の文字で優先的に認識して変換する手書き認識手段と、
    この手書き認識手段により前記手書きデータが認識されて変換された文字を表示する認識文字表示手段と、
    を備えたことを特徴とする手書き入力機能を備えた計算機。
  2. 前記文字種指定手段は文字種を指定するための複数の操作子を有し、更に、前記操作子のうちの所定の操作子に対応付けて、ユーザ任意の文字種を割り当てる文字種割り当て手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の手書き入力機能を備えた計算機。
  3. 前記文字種割り当て手段は、
    前記文字種指定操作子のうちの所定の操作子をユーザ操作に応じて入力する所定操作子入力手段と、
    この所定操作子入力手段により所定の操作子が入力された際に、前記手書き認識手段により認識可能な文字種の一覧を表示する文字種一覧表示手段と、
    この文字種一覧表示手段により表示された文字種の一覧のうちユーザ操作に応じて1つの文字種を選択する文字種選択手段とを有し、
    この文字種選択手段により選択された文字種を、前記所定操作子入力手段により入力された所定の操作子に対応付けて割り当てる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の手書き入力機能を備えた計算機。
  4. 前記文字種指定操作子は、「関数」「アルファベット」「数字」「単位」の操作子を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の手書き入力機能を備えた計算機。
  5. タッチパネルを有する計算機のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記タッチパネルに対するユーザ操作に応じて数式の手書きデータを入力する手書き入力手段、
    ユーザ操作に応じて文字種を指定する文字種指定手段、
    前記手書き入力手段により入力された手書きデータを、前記文字種指定手段により指定された文字種の文字で優先的に認識して変換する手書き認識手段、
    この手書き認識手段により前記手書きデータが認識されて変換された文字を表示部に表示させる認識文字表示制御手段、
    として機能させるようにしたプログラム。
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