JP4192586B2 - 車両用アウターミラー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用アウターミラーに係り、特に、自動車等の車両に適用される車両用アウターミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に適用される車両用アウターミラーにおいては、ミラー本体を後面側に内蔵したカバーに前側から当る空気流が流れるカバーの上部外面又は下部外面に、その空気流が剥離する剥離部を設け、カバーの上部外面又は下部外面の剥離部下流側位置に、剥離部で剥離した空気流が再付着する再付着部を設け、再付着部で再付着した空気流がカバーの上部外面又は下部外面の後端から流れ去る際に直後方ないしミラー本体の中央部後方に傾いた後方に向かうようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−280825公報(段落[0032]、段落[0033]、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この構成では、剥離部によって、カバーの上部外面又は下部外面から剥離した空気流が、カバーの上部外面又は下部外面の剥離部下流側位置の再付着部でカバーに再付着する。この結果、再付着部の下流側に、カバーと、カバーの内周部に配設されたバイザーと、の見切部がある場合には、この見切部に空気流が当たり、カバーとバイザーとの空洞部にて共鳴現象が発生して風切音(笛吹音)が発生する。また、この風切音を低減するためには、見切部をシール材でシールする必要があり、コストアップとなる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、カバー外周部の後端縁部近傍に形成された見切部において発生する風音切をコストアップすることなく低減できる車両用アウターミラーを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、ミラー本体を覆うカバーと、前記カバーの内周部に配設されたバイザーと、を備え、前記カバーにおける後端縁部近傍に、前記カバーと前記バイザーとの見切部を有する車両用アウターミラーであって、
前記見切部より車両前方側の前記カバーの外周面に前記見切部に沿って形成され、前記カバーの外周面から空気流を剥離し、前記カバーの外周面に再付着させない稜線部を有し、前記稜線部と前記見切部との間隔は50mm以下であり、前記稜線部の断面形状は、前記カバーの外周面における前記稜線部より後方の部位の車両前後方向に沿った第1外周線と、前記カバーの外周面における前記稜線部より前方の部位の車両前後方向に沿った第2外周線と、前記第1外周線と前記第2外周線との接円より前記カバーの外方へ1mm以上オフセットした円弧と、の3線に接する曲率半径が10mm以下の接円であると共に、前記稜線部の後端の接線の傾斜角度が車両水平軸に対して−8°〜32°であり、前記稜線部の前端の接線の傾斜角度が車両水平軸に対して13°〜53°であることを特徴とする。
【0007】
従って、所定値以上速度で車両が走行した場合には、カバーの外周面に沿って流れる空気流は、カバーの外周面に形成された稜線部によってカバーの外周面から剥離すると共に、剥離した空気流は、カバーの外周面に再付着しない。この結果、カバーにおける後端縁部近傍に形成された見切部で発生する風切音を低減することができる。また、見切部をシール材でシールする必要がないため、コストアップもない。また、カバーの稜線部と見切部との間隔を50mm以下とし、カバーの稜線部の断面形状を、カバーの外周面における稜線部より後方の部位の車両前後方向に沿った第1外周線と、カバーの外周面における稜線部より前方の部位の車両前後方向に沿った第2外周線と、第1外周線と第2外周線との接円よりカバーの外方へ1mm以上オフセットした円弧と、の3線に接する曲率半径が10mm以下の接円とすると共に、稜線部の後端の接線の傾斜角度を車両水平軸に対して−8°〜32°とし、稜線部の前端の接線の傾斜角度を車両水平軸に対して13°〜53°とすることで、カバーの車体への上下方向の取付角度が変化した場合にも、カバーにおける後端縁部近傍に位置するカバーとバイザーとの見切部で発生する風切音を低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係る車両用アウターミラーの一実施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0011】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0012】
図3に示される如く、本実施形態の車両用アウターミラー10は、フロントサイドドアに固定されており、車両走行中の空気流Wに対して、車両前方側が上流側、車両後方側が下流側になっている。
【0013】
図2に示される如く、アウターミラー10は、ミラー本体12を車両前方側かた覆い空気抵抗を低減するためのカバー14と、カバー14の内周部に配設され、ミラー本体12を支持するバイザー16と、を備えている。カバー14は、後端縁部14Aが開口されたキャップ状となっており、外周面20は外方へ膨出した曲面となっている。また、バイザー16は、カバー14の内周面22に沿って配設されており、後端縁部には、カバー14との係合部24が形成されている。
【0014】
車両の前後方向に沿った垂直面で切断した断面(図2)において、バイザー16の係合部24の断面形状は、開口部を車両前方へ向けたU字状となっている。一方、カバー14の後端縁部14Aには、車両後方側から三角形状の係合溝26が形成されており、カバー14の後端縁部14Aにおける係合溝26の内周側部14Bが、係合溝26に挿入されたバイザー16の係合部24の外周部24Aと、カバー14の後端縁部14Aにおける係合溝26の内周側部14Bの内周側に挿入された内周部24Bとによって挟持されている。
【0015】
カバー14の外周面20における後端縁部14Aの近傍には、カバー14の係合溝26とバイザー16の係合部24との係合部である見切部30が形成されている。また、カバー14の外周面20における見切部30より車両前方側の部位には、カバー14の全周において見切部30に沿って稜線部32が形成されており、カバー14の外周面20に沿って流れる空気流(図2の矢印W)を外周面20から剥離し、カバー14の外周面20に再付着させないようになっている。
【0016】
図1に示される如く、カバー14における稜線部32と見切部30との間隔L1は50mm以下に設定されている。また、稜線部32の断面形状は、カバー14の外周面20における稜線部32より後方の部位20Aの車両前後方向に沿った第1外周線S1と、カバー14の外周面20における稜線部32より前方の部位20Bの車両前後方向に沿った第2外周線S2と、第1外周線S1と第2外周線S2との接円S3からカバー14外方へのオフセット量Lが1mm以上の円弧S4と、の3線に接する曲率半径が10mm以下の接円となっている。
【0017】
更に、カバー14の外周面20における稜線部32の後端の接線S5(接点P1)の傾斜角度θ1が車両水平軸Hに対して−8°〜32°であり、カバー14の外周面20における稜線部32の前端の接線S6(接点P2)の傾斜角度θ2が車両水平軸Hに対して13°〜53°となっている。
【0018】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0019】
本実施形態では、所定値以上の速度で車両が走行した場合には、アウターミラー10のカバー14の外周面20に沿って流れる空気流Wは、カバー14の外周面20に形成された稜線部32によって、カバー14の外周面20から剥離すると共に、剥離した空気流Wは、カバー14の外周面20における稜線部32の後方の部位20Aに再付着しない。
【0020】
この結果、本実施形態では、カバー14における後端縁部14A近傍に位置するカバー14とバイザー16との見切部30に、空気流Wが当たり、カバー14とバイザー16との空洞部K(図1参照)にて共鳴現象が発生して生じる風切音(笛吹音)を低減することができる。
【0021】
また、本実施形態では、風切音を低減するために、見切部30を高価なシール材でシールする必要がないため、コストアップもない。
【0022】
また、本実施形態では、カバー14における稜線部32と見切部30との間隔L1が50mm以下に設定されており、稜線部32の断面形状が、カバー14の外周面20における稜線部32より後方の部位20Aの車両前後方向に沿った第1外周線S1と、カバー14の外周面20における稜線部32より前方の部位20Bの車両前後方向に沿った第2外周線S2と、第1外周線S1と第2外周線S2との接円S3からカバー14外方へのオフセット量Lが1mm以上の円弧S4と、の3線に接する曲率半径が10mm以下の接円となっている。更に、カバー14の外周面20における稜線部32の後端の接線S5(接点P1)の傾斜角度θ1が車両水平軸Hに対して−8°〜32°であり、カバー14の外周面20における稜線部32の前端の接線S6(接点P2)の傾斜角度θ2が車両水平軸Hに対して13°〜53°となっている。この結果、本実施形態では、カバー14の車体への上下方向の取付角度(カバー14の車体への取付状態での車体側方から見た上下方向へのカバー14の傾き角度)が上下方向へそれぞれ20°内で変化した場合にも、カバー14における後端縁部14A近傍に位置するカバー14とバイザー16との見切部30で発生する風切音を低減することができる。このため、アウターミラー10の車体への取付自由度が高くなり、異なる車体にも適用可能となるため、更なるコストダウンが可能となる。また、稜線部32によってカバー14の意匠を損なうこともない。
【0023】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、アウターミラー10の外周部20の上方に沿って流れる空気流Wについて説明したが、図3に示される如く、アウターミラー10の外周部20の上方以外に沿って流れる空気流Wについても同様な効果が得られる。
【0024】
また、本発明の車両用アウターミラーは、上記実施形態におけるドアミラー以外に、フェンダに取付けるフェンダミラーにも適用可能である。
【0025】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、ミラー本体を覆うカバーと、カバーの内周部に配設されたバイザーと、を備え、カバーにおける後端縁部近傍に、カバーとバイザーとの見切部を有する車両用アウターミラーであって、見切部より車両前方側のカバーの外周面に前記見切部に沿って形成され、カバーの外周面から空気流を剥離し、カバーの外周面に再付着させない稜線部を有し、稜線部と見切部との間隔は50mm以下であり、稜線部の断面形状は、カバーの外周面における稜線部より後方の部位の車両前後方向に沿った第1外周線と、カバーの外周面における稜線部より前方の部位の車両前後方向に沿った第2外周線と、第1外周線と第2外周線との接円より前記カバーの外方へ1mm以上オフセットした円弧と、の3線に接する曲率半径が10mm以下の接円であると共に、稜線部の後端の接線の傾斜角度が車両水平軸に対して−8°〜32°であり、稜線部の前端の接線の傾斜角度が車両水平軸に対して13°〜53°であるため、カバーにおける後端縁部近傍に形成された見切部で発生する風切音をコストアップすることなく低減することができると共に、カバーの車体への上下方向の取付角度が変化した場合にも、カバーにおける後端縁部近傍に位置するカバーとバイザーとの見切部で発生する風切音を低減することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1−1線に沿って切断し、要部の断面ハッチングを省略した拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用アウターミラーの作用を説明する図1に対応した断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用アウターミラーを示す車両斜め前方外側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 アウターミラー
12 アウターミラーのミラー本体
14 アウターミラーのカバー
16 アウターミラーのバイザー
20 カバーの外周面
24 バイザーの係合部
26 カバーの係合溝
30 見切部
32 稜線部

Claims (1)

  1. ミラー本体を覆うカバーと、前記カバーの内周部に配設されたバイザーと、を備え、前記カバーにおける後端縁部近傍に、前記カバーと前記バイザーとの見切部を有する車両用アウターミラーであって、
    前記見切部より車両前方側の前記カバーの外周面に前記見切部に沿って形成され、前記カバーの外周面から空気流を剥離し、前記カバーの外周面に再付着させない稜線部を有し、前記稜線部と前記見切部との間隔は50mm以下であり、前記稜線部の断面形状は、前記カバーの外周面における前記稜線部より後方の部位の車両前後方向に沿った第1外周線と、前記カバーの外周面における前記稜線部より前方の部位の車両前後方向に沿った第2外周線と、前記第1外周線と前記第2外周線との接円より前記カバーの外方へ1mm以上オフセットした円弧と、の3線に接する曲率半径が10mm以下の接円であると共に、前記稜線部の後端の接線の傾斜角度が車両水平軸に対して−8°〜32°であり、前記稜線部の前端の接線の傾斜角度が車両水平軸に対して13°〜53°であることを特徴とする車両用アウターミラー。
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