JP4189835B2 - 交流発電機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流発電機に関し、特に、交流発電機用電源に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の交流発電機は、工事現場や各種イベント会場などで使用される動力用の200V三相電源の他に、照明や電熱器具用の100V単相電源および200V単相電源も兼ね備えているものが要求されることが多い。このような要求に応えるために、例えば、図10ないし図12に示すような従来例の発電装置が特開昭63−87157号公報として開示されている。
【0003】
すなわち、図10において、従来例は、互いに120度(電気角)の位相差で中性点Oに接続した電機子巻線U、V、Wから成る三相の固定子のうち、例えば電機子巻線WをW1とW2とに二等分割し、電機子巻線W1とW2とを直列に接続するだけでなく、電機子巻線W1のみ逆位相(破線で図示)にして中性点Oに接続するための接続切り替え装置(図示せず)を持つ構成を備えている。この接続切り替え装置の切り替え操作により、電機子巻線W1とW2とを直列に接続した場合には、三相電源として使用でき、図11の電圧ベクトルに示されるように、端子L1、L2、L3から200Vの三相交流電力が出力される。
【0004】
一方、接続切り替え装置(図示せず)の切り替え操作により、電機子巻線W1のみが逆位相にされ中性点Oに接続される場合には、図12の電圧ベクトルに示されるように、単相三線式電源として使用でき、端子L1と端子Nとの間、および端子L2と端子Nとの間から100Vの単相交流電力が、端子L1と端子L2との間から200Vの単相交流電力が出力される。ところで、図10のように、中性点Oには、接地線Le、Le′および中性端子Nを持つ中性線がそれぞれ接続され、接地線が大地に接続されるが、単相三線式電源に切り替えられると同時に接地線Leが切り離され、中性端子Nに接地線Le′が接続されこの接地線を介して大地に接地されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例では、次のような問題がある。
【0006】
▲1▼ 従来例の接続切り替え装置は、出力する電力量を許容できる接点容量を持つ切り替えスイッチを必要とする。その結果、コストが高くなるだけでなく、電気配線も複雑になる。
【0007】
▲2▼ 従来例で単相三線式電源を構成した場合、単相三線式電源の中性線の端子Nすなわち中性端子には、逆相にした電機子巻線の電圧が現れる結果、大地と同電位であるという中性点の性質が失われる。そこで、接地線Leの接続を中性点Oから端子Nに切り替えることが行われるが、このことは▲1▼の問題に拍車をかける。
【0008】
▲3▼ 従来例では、三相電源と単相三線式電源との交流電力を同時に出力できず、交流発電機の利用率も低くなる。
【0009】
▲4▼ 従来例では、三相電源の電機子巻線を2つに分離して切り替え操作して単相三線式電源にする構成のため、単相三線式電源の電機子巻線の巻数が三相電源の電機子巻線の巻数に依存している結果、三相電源から単相三線式電源の出力電圧を自由に設定できず、特に、電圧仕様が多様な海外事情への対応を困難にしている。
【0010】
そこで、本発明の課題は、切り替えスイッチを必要とせず、三相電源と単相三線式電源との交流電力を同時に出力でき利用率が高く、しかも、単相三線式電源の電機子巻線の巻数が三相電源の電機子巻線の巻数に依存せず、三相電源から単相三線式電源の出力電圧を自由に設定でき、特に、電圧仕様が多様な海外事情への対応を容易にすることができる交流発電機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決した本発明のうちの請求項1に記載の発明は、三相交流電力を出力する三相電源と、単相交流電力を出力する単相三線式電源とを有する交流発電機であって、前記三相電源は、中性点に接続された巻始端から巻終端まで巻回された3つの電機子巻線(a,b,c)が、巻数同一で互いに120度の位相差で前記中性点にY結線するように構成され、前記3つの電機子巻線のうち、2つ(a,b)のそれぞれには、前記中性点側の巻始端からの巻数の等しい所定の位置にタップ部(H1,H2)が、それぞれ設けられ、前記タップ部(H1,H2)と、前記中性点との間で、前記2つの電機子巻線(a,b)の一部を(h1,h2)とし、前記2つの電機子巻線の一部(h1,h2)の半分の巻数を有する電機子延在巻線(d1,d2)が、前記2つ以外の残りの電機子巻線(c)と電気的に同相になるよう前記タップ部に延在するよう接続され、これにより、前記電機子延在巻線(d1,d2)のそれぞれは、前記タップ部(H1,H2)を介して前記2つの電機子巻線(a,b)の一部(h1,h2)と、前記中性点と共に結線される結果、前記単相三線式電源が、構成されることを特徴とする交流発電機である。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、前記タップ部のそれぞれの所定の位置は、前記巻終端側の端子であり、これにより、前記2つの電機子巻線(a,b)はその一部(h1,h2)と同一となり、前記電機子延在巻線(d1,d2)のそれぞれは、前記端子に位置するタップ部(H1,H2)を介して前記2つの電機子巻線(a,b)と、前記中性点と共に結線される結果、前記単相三線式電源が、構成されることを特徴とする請求項1に記載の交流発電機である。
【0013】
さらに、請求項3に記載の発明は、三相交流電力を出力する三相電源と、単相交流電力を出力する単相三線式電源とを有する交流発電機であって、前記三相電源は、中性点に接続された巻始端から巻終端まで巻回された3つの電機子巻線(a,b,c)が、巻数同一で互いに120度(電気角)の位相差で前記中性点にY結線するように構成され、前記3つの電機子巻線のうち、2つ(a,b)のそれぞれには、前記中性点側の巻始端からの巻数の等しい所定の位置にタップ部(H3,H4)が、それぞれ設けられ、前記タップ部(H3,H4)と、前記中性点との間にあり、前記2つの電機子巻線(a,b)の一部を(h3,h4)とし、前記2つの電機子巻線の一部(h3,h4)と同一の巻数を有する電機子延在巻線(d3,d4)が、前記電機子延在巻線(d3)の一端は、前記電機子巻線bに対して電気的に逆相となるよう前記タップ部(H3)に接続され、前記電機子延在巻線(d4)の一端は、前記電機子巻線aに対して電気的に逆相となるよう前記タップ部(H4)に接続され、これにより、前記電機子延在巻線(d3,d4)のそれぞれは、前記タップ部(H3,H4)を介して前記2つの電機子巻線(a,b)の一部(h3,h4)と、前記中性点と共に結線される結果、前記単相三線式電源の電力が、前記電機子延在巻線(d3)の他端(L1)と前記中性点との間、前記電機子延在巻線(d4)の他端(L2)と前記中性点との間、および前記電機子延在巻線(d3)の他端(L1)と前記電機子延在巻線(d4)の他端(L2)との間から出力されるように構成されることを特徴とする交流発電機である。
【0014】
そのうえ、請求項4に記載の発明は、前記タップ部(H3,H4)のそれぞれの所定の位置は、前記2つの電機子巻線(a,b)の巻数を二等分する位置であり、これにより、前記電機子延在巻線(d3,d4)のそれぞれは、前記タップ部(H3,H4)を介して前記2つの電機子巻線(a,b)と、前記中性点と共に結線される結果、前記単相三線式電源が、構成されることを特徴とする請求項3に記載の交流発電機である。
【0015】
本発明によれば、常時、三相電源と単相三線式電源との出力が同時に生じるように作用する。その結果、三相電源と単相三線式電源とを切り替える必要はなくなり、利用効率も増加する。
【0016】
また、タップ部は、所定の位置を自由に設定でき、その結果、出力電圧が自由に設定され、特に、電圧仕様が多様な海外事情への対応が容易になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る交流発電機の詳細について説明する。
【0018】
図1は、本発明の第1実施の形態に係る交流発電機の回路図で、請求項1に係る実施例である。図2は、図1の交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【0020】
図1の交流発電機は、中性点Oに接続された巻始端から巻終端まで巻回された3つの電機子巻線a,b,およびcが、巻数同一で互いに120度の位相差でY結線された固定子を有し、三相電源を構成している。中性点Oには必要に応じて接地線Leを接続する。
【0021】
この交流発電機の特徴は、前記3つの電機子巻線a,b,およびcのうち、a,bには、巻始端すなわち中性点Oから巻終端までの所定の位置(図1では巻終端側に近い中間点であって、巻数の等しい位置)に配設されたタップ部H1,H2と、タップ部H1,H2に一方の端子が接続されるとともに、他方の端子L1,L2を単相出力端子とする電機子延在巻線d1,d2と、をそれぞれ備えることである。電機子延在巻線d1,d2は、電機子巻線h1、h2の半分の巻数を有し、図2では電圧ベクトルEd1、Ed2で図示され、図1では電機子巻線c(図2ではベクトルEcで図示されている。)に対して同相に設定している。
【0022】
図2を参照して、この交流発電機を駆動した時は、3相の電圧ベクトルEa,Eb,およびEcが発生し、端子R・S間、端子S・T間、および端子T・U間には隣接する相間の合成ベクトルとして、破線で表された電圧ベクトルEab、電圧ベクトルEbc(図示せず)、電圧ベクトルEca(図示せず)が発生する。
【0023】
一方、電機子延在巻線d1およびd2のそれぞれには、電圧ベクトルEcと同相のEd1およびEd2が発生する。また、電機子巻線h1には電圧ベクトルEaと同相の電圧ベクトルEh1が発生し、電機子巻線h2には電圧ベクトルEbと同相の電圧ベクトルEh2が発生する。各ベクトルの大きさには、
2|Ed1|=2|Ed2|=|Eh1|=|Eh2|
の関係がある。これらのベクトル演算から、電圧ベクトルEd1とEh1との合成ベクトルの電圧ベクトルE1は、E2と等しく、E3の大きさは、E1またはE2の大きさの2倍であることが導出される。すなわち、電圧ベクトルE1,E2,およびE3が端子L1、L2、および中性点Oから単相三線式電源の単相交流電力として出力される。
【0024】
また、タップ部H1,H2の所定の位置は、三相電源の電機子巻線の電圧ベクトルEab、Ebc(図示せず)、Eca(図示せず)に依存せずに、所望の位置に設定することができる。
【0025】
図3は、本発明の第2実施の形態に係る交流発電機の回路図で、請求項2に係る実施例である。図4は、図3の交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【0026】
図3の交流発電機は、タップ部H1の所定の位置が端子Rと同一位置であることを特徴としている。図4の電圧ベクトルEabの大きさを200Vに設定すれば、図3の端子R、S、Tから200Vの三相交流電力が出力され、同時に、端子L1・中性点O間および端子L2・中性点O間からそれぞれ100Vの単相交流電力が出力され、端子L1・端子L2間から200Vの単相交流電力が出力される。
【0027】
図5は、本発明の第3実施形態に係る交流発電機の回路である。過電流保護用のMCCB(配線用遮断機)が端子R,S,Tと電機子巻線a,b,cとの間に介在させたことを特徴とする。MCCBは、電力の通路である回路を開閉するためのもので、図2または図4に示した電圧ベクトルはMCCBの有無によって全く影響を受けない。従って、従来周知の技術の範囲内で必要な箇所にMCCBを配設できる。
この事情は以降の実施例においても同様である。
【0028】
図6は、本発明の第4実施の形態に係る交流発電機の回路図で、請求項3に係る実施例である。図7は、図6の交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【0029】
図6の交流発電機は、中性点Oに接続された巻始端から巻終端まで巻回された3つの電機子巻線a,b,およびcが、巻数同一で互いに120度の位相差でY結線された固定子を有し、三相電源を構成している。中性点Oには必要に応じて接地線Leを接続する。
【0030】
この交流発電機の特徴は、前記3つの電機子巻線a,b,およびcのうち、a,bには、巻始端すなわち中性点Oから巻終端までの所定の位置(図6では巻始端側に近い中間点であって、巻数の等しい位置)に配設されたタップ部H3,H4と、タップ部H3,H4に一方の端子が接続されるとともに、他方の端子L1,L2を単相出力端子とする電機子延在巻線d3,d4と、をそれぞれ備え、電機子巻線h3と、d3とは、巻数が同一で、電機子巻線h4と、d4とも、巻数が同一である。そして、電機子延在巻線d3、d4は、電機子巻線a,bに対して電気的に逆相に接続されていることを特徴としている。
【0031】
図7を参照して、電機子巻線d3には、電圧ベクトルEbに対して逆相の電圧ベクトルEd3が発生し、電機子巻線d4には電圧ベクトルEaに対して逆相の電圧ベクトルEd4が発生する。また、電機子巻線h3には、電圧ベクトルEaと同相の電圧ベクトルEh3が発生し、電機子巻線h4には、電圧ベクトルEbと同相の電圧ベクトルEh4が発生する。各ベクトルの大きさには
|Ed3|=|Ed4|=|Eh3|=|Eh4|
の関係がある。これらのベクトル演算から、電圧ベクトルEd3とEh3との合成ベクトルの電圧ベクトルE1は、E2と等しく、E3の大きさは、E1またはE2の大きさの2倍であることが導出される。すなわち、電圧ベクトルE1,E2,およびE3が端子L1、L2、および中性点Oから単相三線式電源の単相交流電力として出力される。
【0032】
また、タップ部H3およびH4の位置を変えることにより、単相三線式電源の電圧ベクトルE1,E2,E3の大きさを三相電源の電圧ベクトルEab,Ebc(図示せず),Eca(図示せず)に依存せず、独立させて所望の値に設定できる。
【0033】
図8は本発明の第5実施の形態に係る交流発電機の回路図で、請求項4に係る実施例である。図9は、図8の交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【0034】
図8では、図6のタップ部H3を電機子巻線aの巻数を二等分する位置に設け、タップ部H4を電機子巻線bの巻数を二等分する位置に設けた例である。図9を参照して、端子R・S間、端子S・T間、および端子T・R間の電圧ベクトルEab、Ebc(図示せず)、Eca(図示せず)の大きさを200Vに設定すれば、図8に示すように、端子R、S、Tから200Vの三相交流電力が出力され、同時に、端子L1・中性点O間および端子L2・中性点O間からそれぞれ100Vの単相交流電力が出力され、端子L1・端子L2間から200Vの単相交流電力が出力される。
【0035】
以上、上述した実施の形態は、電圧ベクトルを200Vと100Vとに限定して説明したが、本発明はこれらに限定されず、様々な変形例が考えられる。
【0036】
例えば、電機子巻線a,b,cのそれぞれの所定の位置に、タップ部および延在巻線の組み合わせを複数設けて、所望の出力電圧を得られるようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、三相電源と単相三線式電源とを始めから兼ね備えるように構成されているから、従来例の両電源を切り替えるための切り替えスイッチが不要であるとともに、両電源にとっての中性点および接地線は共通であるから、これに係る切り替えスイッチも不要になる。従って、電気配線が著しく簡素化され、コスト低減の効果がある。
【0038】
また、三相電源からの三相交流電力と単相三線式電源からの単相交流電力とを同時に出力、すなわち、常時、三相と単相との出力を同時に利用したいという現場の要求に応えることができる。その結果、利用効率も増加するという効果が期待できる。
【0039】
さらに、タップ部は、所定の位置を自由に設定でき、電機子延在巻線は所望の電機子巻線に同相または逆相に延長するように接続される結果、単相三線式電源の出力電圧を三相電源の出力電圧から独立させて自由に設定することが可能となるから、電圧仕様が多様な海外事情への対応が容易になるという効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る交流発電機の回路図である。
【図2】図1の交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係る交流発電機の回路図である。
【図4】図3の交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【図5】本発明の第3実施の形態に係る交流発電機の回路図である。
【図6】本発明の第4実施の形態に係る交流発電機の回路図である。
【図7】図6の交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【図8】本発明の第5実施の形態に係る交流発電機の回路図である。
【図9】図8の交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【図10】交流発電機の従来例の回路図である。
【図11】図10の交流発電機の回路においてW1とW2と(実線で表された2つの同一方向(左向き)の電圧ベクトル)を直列に接続した場合に、交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示すベクトル図である。
【図12】図10の交流発電機の回路においてW1のみ逆相(破線の右向きの電圧ベクトル)に接続した場合に、交流発電機を駆動した時の各電機子巻線に発生する電圧の関係を示す他のベクトル図である。
【符号の説明】
a,b,およびc 電機子巻線
Ea,Eb,Ec 電圧ベクトル
H1,H2 タップ部
Le 接地線
O 中性点
d1,d2 電機子延在巻線
Eab 端子R・S間における隣接する相間の合成ベクトル

Claims (4)

  1. 三相交流電力を出力する三相電源と、単相交流電力を出力する単相三線式電源とを有する交流発電機であって、
    前記三相電源は、中性点に接続された巻始端から巻終端まで巻回された3つの電機子巻線(a,b,c)が、巻数同一で互いに120度(電気角)の位相差で前記中性点にY結線するように構成され、
    前記3つの電機子巻線のうち、2つ(a,b)のそれぞれには、前記中性点側の巻始端からの巻数の等しい所定の位置にタップ部(H1,H2)が、それぞれ設けられ、
    前記タップ部(H1,H2)と、前記中性点との間にあり、前記2つの電機子巻線(a,b)の一部を(h1,h2)とし、
    前記2つの電機子巻線の一部(h1,h2)の半分の巻数を有する電機子延在巻線(d1,d2)が、前記2つ以外の残りの電機子巻線(c)と電気的に同相となるよう前記タップ部に延在するよう接続され、
    これにより、前記電機子延在巻線(d1,d2)のそれぞれは、前記タップ部(H1,H2)を介して前記2つの電機子巻線(a,b)の一部(h1,h2)と、前記中性点と共に結線される結果、前記単相三線式電源が、構成されることを特徴とする交流発電機。
  2. 前記タップ部のそれぞれの所定の位置は、前記巻終端側の端子であり、
    これにより、前記2つの電機子巻線(a,b)はその一部(h1,h2)と同一となり、前記電機子延在巻線(d1,d2)のそれぞれは、前記端子に位置するタップ部(H1,H2)を介して前記2つの電機子巻線(a,b)と、前記中性点と共に結線される結果、前記単相三線式電源が、構成されることを特徴とする請求項1に記載の交流発電機。
  3. 三相交流電力を出力する三相電源と、単相交流電力を出力する単相三線式電源とを有する交流発電機であって、
    前記三相電源は、中性点に接続された巻始端から巻終端まで巻回された3つの電機子巻線(a,b,c)が、巻数同一で互いに120度(電気角)の位相差で前記中性点にY結線するように構成され、
    前記3つの電機子巻線のうち、2つ(a,b)のそれぞれには、前記中性点側の巻始端からの巻数の等しい所定の位置にタップ部(H3,H4)が、それぞれ設けられ、
    前記タップ部(H3,H4)と、前記中性点との間にあり、前記2つの電機子巻線(a,b)の一部を(h3,h4)とし、
    前記2つの電機子巻線の一部(h3,h4)と同一の巻数を有する電機子延在巻線(d3,d4)が、前記電機子延在巻線(d3)の一端は、前記電機子巻線bに対して電気的に逆相となるよう前記タップ部(H3)に接続され、前記電機子延在巻線(d4)の一端は、前記電機子巻線aに対して電気的に逆相となるよう前記タップ部(H4)に接続され、
    これにより、前記電機子延在巻線(d3,d4)のそれぞれは、前記タップ部(H3,H4)を介して前記2つの電機子巻線(a,b)の一部(h3,h4)と、前記中性点と共に結線される結果、
    前記単相三線式電源の電力が、前記電機子延在巻線(d3)の他端(L1)と前記中性点との間、前記電機子延在巻線(d4)の他端(L2)と前記中性点との間、および前記電機子延在巻線(d3)の他端(L1)と前記電機子延在巻線(d4)の他端(L2)との間から出力されるように構成されることを特徴とする交流発電機。
  4. 前記タップ部(H3,H4)のそれぞれの所定の位置は、前記2つの電機子巻線(a,b)の巻数を二等分する位置であり、
    これにより、前記電機子延在巻線(d3,d4)のそれぞれは、前記タップ部(H3,H4)を介して前記2つの電機子巻線(a,b)と、前記中性点と共に結線される結果、前記単相三線式電源が、構成されることを特徴とする請求項3に記載の交流発電機。
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