JP4189460B2 - 画像補正用のパラメータの値を決定するプログラム、および画像処理装置 - Google Patents

画像補正用のパラメータの値を決定するプログラム、および画像処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を補正する際に用いられるパラメータを決定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な用途においてデジタルデータとして準備された画像に対する補正が行われている。例えば、家庭内ではデジタルカメラやスキャナにて取得された画像に対して汎用のコンピュータを用いて補正が行われ、出版物に用いられる高精細な画像に対しては高性能のコンピュータや専用の画像処理装置を用いて補正が行われている。画像の補正としては様々な種類があり、明るさ、鮮やかさ、色合い、ぼかし等の補正がある。このような画像の補正では、多くのパラメータが補正内容を決定するために利用されるが、適切なパラメータを決定するには熟練を要するのが実状である。
【0003】
そこで、画像の補正を容易に行うために、使用者から理解容易なキーワードの選択入力を受け付け、入力されたキーワードに基づいて補正用のパラメータを決定するコンピュータ用プログラムや画像処理装置が提案されている。
【0004】
例えば、特開平11−27535号公報には、被写体キーワードや仕上がりキーワードの選択を使用者に要求し、選択されたキーワードに基づいてファジー推論を行うことにより補正用のパラメータを決定する技術が記載されている。補正後の画像が気に入らない場合には、追加入力される微調整データに基づいて微調整が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、画像補正において補正結果が使用者に受け入れられるか否かは画像に写っている対象物の種類や使用者の好みの影響を大きく受け、画像補正の自動化は難しいといえる。特開平11−27535号公報においても、補正結果が気に入らない場合には使用者により各種の微調整の入力が行われる。したがって、所望の補正結果を微調整により得るためには、各種微調整量と補正結果との関係をある程度使用者が理解する必要がある。
【0006】
すなわち、微調整が使用者からの入力に基づいて行われる限り、画像補正において使用者は各種の微調整に対して習熟する必要が生じる。特に、複数の微調整量が互いに関連し合う場合には、微調整に対して使用者が高度に習熟している必要がある。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、微調整を意識することなく所望の画像補正を容易に実現することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、画像補正用のパラメータの値を決定するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、使用者が選択したキーワードと、前記キーワードに予め関連付けられている補正パラメータの範囲に基づく第1の補正パラメータの範囲、使用者が補正結果を許容したか否かの履歴を示す統計データに基づく第2の補正パラメータの範囲、および、画像データの解析結果に基づく第3の補正パラメータの範囲のうちの、少なくとも2つの補正パラメータの範囲を算出する算出工程と、前記算出工程で算出された少なくとも2つの補正パラメータの範囲が重なる共通範囲を求める検出工程と、前記共通範囲内にて前記パラメータの値をランダムに決定する決定工程とを実行させる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプログラムであって、前記キーワードは、補正環境を含む外的要因および/または画像に関連する事柄を示す項目を含む
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項に記載のプログラムであって、前記統計データは、補正パラメータの値と該補正パラメータの補正結果が使用者に受け入れられた回数との関係を示すヒストグラムに基づくデータを含む
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項に記載のプログラムであって、前記画像データの解析結果は、画像の状態または画像の特徴に基づく情報を含む
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項に記載のプログラムであって、前記補正パラメータの範囲は、複数の補正パラメータが互いに関連しあう複合補正パラメータの範囲を含む。
【0013】
請求項6に記載の発明は、画像処理装置であって、使用者が選択したキーワードと、前記キーワードに予め関連付けられている補正パラメータの範囲に基づく第1の補正パラメータの範囲、使用者が補正結果を許容したか否かの履歴を示す統計データに基づく第2の補正パラメータの範囲、および、画像データの解析結果に基づく第3の補正パラメータの範囲のうちの、少なくとも2つの補正パラメータの範囲を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された少なくとも2つの補正パラメータの範囲が重なる共通範囲を求める検出手段と、前記共通範囲内にて前記パラメータの値をランダムに決定する決定手段と、決定された前記パラメータの値を用いて画像を補正する補正手段とを備える。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置であって、前記補正パラメータの範囲は、複数の補正パラメータが互いに関連しあう複合補正パラメータの範囲を含む
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一の実施の形態に係る画像処理装置1の外観図である。画像処理装置1は、補正パラメータを決定するとともに画像の補正を行うためのプログラムを実行するコンピュータであり、コンピュータ本体10にディスプレイ105、キーボード106aおよびマウス106bが接続された構成となっている。
【0018】
図2は、画像処理装置1の構成をブロックにて示す図である。画像処理装置1は、各種演算処理を行うCPU101、基本プログラムを記憶するROM102および各種情報を記憶するRAM103をバスラインに接続した一般的なコンピュータシステムの構成となっている。バスラインにはさらに、情報記憶を行う固定ディスク104、各種情報の表示を行うディスプレイ105、操作者からの入力を受け付けるキーボード106aおよびマウス106b、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体91から情報の読み取りを行う読取装置107、並びに、メモリカード92との間で各種データの受け渡しを行うカードスロット108が、適宜、インターフェイス(I/F)を介する等して接続される。
【0019】
画像処理装置1には、事前に読取装置107を介して記録媒体91からプログラム141が読み出され、固定ディスク104に記憶される。そして、プログラム141がRAM103にコピーされるとともにCPU101がRAM103内のプログラムに従って演算処理を実行することにより(すなわち、コンピュータがプログラム141を実行することにより)、コンピュータが画像処理装置としての動作を行う。なお、プログラム141は単独で実行可能であってもよく、オペレーティングシステム上で実行可能であってもよい。
【0020】
図3は、CPU101がプログラム141に従って動作することにより、CPU101、ROM102、RAM103、固定ディスク104等が実現する機能構成を示す図である。図3に示す第1範囲算出部201、第2範囲算出部202、第3範囲算出部203、パラメータ決定部204および補正部205が、CPU101等により実現される機能を示す。
【0021】
第1範囲算出部201、第2範囲算出部202および第3範囲算出部203は、いずれも画像補正に用いられるパラメータ(以下、「補正パラメータ」という。)の範囲(正確には、補正パラメータに与えられる値の範囲)を算出する部位である。
【0022】
なお、画像処理装置1では原則として複数種類の補正パラメータ(例えば、明るさ、色の鮮やかさ、ぼかし等の補正量を決定するためのパラメータ)が用いられるが、以下の説明では、まず、一の補正パラメータに注目して説明を行い、その後、複数種類の補正パラメータの取り扱いについて述べる。
【0023】
図3中の入力部106は使用者からの入力を受け付けるキーボード106aおよびマウス106bに相当する。使用者は、ディスプレイ105に表示されたキーワードを見ながら入力部106を用いてキーワードを選択する。選択結果は入力部106から第1範囲算出部201に入力され、第1範囲算出部201は、選択結果に従ってテーブル311を参照し、補正パラメータの第1範囲を求める。
【0024】
第2範囲算出部202は、使用者が補正結果を許容したか否かの履歴を示す統計データ312にアクセス可能となっており、統計データ312に基づいて補正パラメータの第2範囲を求める。第3範囲算出部203は、補正対象である画像データ301を解析する解析部231を有し、解析部231による解析結果に基づいて補正パラメータの第3範囲を求める。
【0025】
パラメータ決定部204は、第1範囲算出部201、第2範囲算出部202および第3範囲算出部203にて求められた第1ないし第3範囲に基づいて、補正に用いられる最終的な補正パラメータの値を決定する。補正部205は決定された補正パラメータの値を用いて画像データ301に補正処理を行い、補正済画像データ302を生成する。生成された補正済画像データ302は適宜、RAM103、固定ディスク104、メモリカード92等に保存される。
【0026】
次に、画像処理装置1の動作についてさらに詳しく説明する。図4ないし図6は画像処理装置1が画像に対して補正を行う際の動作の流れを示す図である。
【0027】
まず、ディスプレイ105に使用者が容易に理解できるキーワードの一覧が表示され、使用者が入力部106を介してキーワードの選択を行う(ステップS11)。例えば、選択項目として、補正を行う季節や時刻、撮影された季節や時刻、コンピュータ本体10のスペック、被写体の種類、撮影場所などに関するキーワード一覧が表示され、使用者がキーワードとして順に「春」、「夏」、「午前10時」、「A社製のCPU」、「人物」、「海岸」等を選択入力する。
【0028】
このように、キーワードとしては主として画像とは関係のない外的要因や画像に関連する事柄を示す単語が入力される。なお、補正に関して専門的知識を有しない使用者のために、選択候補のキーワード群が画像補正に係る専門用語(例えば、明度、彩度、シャープネス等の用語)を全く含まないようしてもよい。なお、キーワードに代えてキーワードに相当する記号が用いられてもよい。
【0029】
入力部106がキーワードの入力を受け付けると、選択されたキーワードが入力部106から第1範囲算出部201に入力される。第1範囲算出部201には予め各キーワードと補正パラメータの範囲との関係を示すテーブル311が準備されており、第1範囲算出部201はテーブル311を参照して補正パラメータの第1範囲を算出する(ステップS12)。
【0030】
一方、第2範囲算出部202では、統計データ312に基づいて補正パラメータの第2範囲が算出される(ステップS13)。統計データ312は、補正パラメータの値と補正結果が使用者に受け入れられた回数(頻度)との関係を示すヒストグラム、すなわち、補正パラメータの値に対する使用者の評価履歴を示すデータである。
【0031】
例えば、第2範囲算出部202ではヒストグラムにおける補正パラメータの値の最頻値A1、平均値A2および分散A3を求め、関数Fを用いて、
W=F(A2,A3)
として幅Wを求める。そして、第2範囲中の最小値が(A1−W)とされ、最大値が(A1+W)とされる。
【0032】
ここで、具体例として補正パラメータが彩度(色の鮮やかさ)を上げるパラメータである場合、関数Fは平均値A2が大きいほど幅Wを小さくし、平均値A2が小さいほど幅Wを大きくする。平均値A2が大きいほど補正パラメータの範囲が小さくされるのは、平均値A2が大きいほど彩度の僅かな変化により画質(すなわち、画像を見る者が受ける印象)が大きく変化するためである。
【0033】
また、関数Fは分散A3が大きいほど幅Wを大きくし、分散A3が小さいほど幅Wを小さくする。分散A3が大きいほど補正パラメータの範囲が大きくされるのは、分散A3が大きいほど使用者の補正に対する許容範囲(すなわち、好みの範囲)が広いと考えられるためである。
【0034】
補正パラメータの第2範囲が求められると、画像データ301が第3範囲算出部203の解析部231に入力され、画像の状態(すなわち、画像の特徴)が解析される(ステップS14)。具体的には、画像の明度のヒストグラムが生成され、ヒストグラムの形状から露出オーバー、露出アンダー、ハイコントラスト、ローコントラスト等が判定される。さらに、画像を分割して各分割領域の明度を求め、逆光の判定も行われる。そして、第3範囲算出部203では画像データ301の解析結果に基づいて補正パラメータの第3範囲が算出される(ステップS15)。
【0035】
第1ないし第3範囲はパラメータ決定部204に入力され、パラメータ決定部204は補正パラメータの値を表現する空間(以下、「パラメータ空間」という。)に第1ないし第3範囲をプロットする(書き込む)(ステップS16)。なお、以下の説明では、補正パラメータの値はスカラ値であり、パラメータ空間は1次元空間であるものとして説明するが、後述するように補正パラメータの値はベクトル値であってもよく、この場合、パラメータ空間はベクトルの次元と同次元の空間となる。
【0036】
図7は、1次元のパラメータ空間に第1範囲511、第2範囲512および第3範囲513がプロットされた様子を説明するための図であり、図7中の左右方向の位置が補正パラメータの値に対応し、便宜上、上下方向に第1範囲511、第2範囲512および第3範囲513をずらして表示している。
【0037】
パラメータ空間に第1ないし第3範囲がプロットされると、次に、パラメータ決定部204が各範囲の重なり関係を検出する(ステップS17)。例えば、図7において、第1範囲511は他のいずれの範囲とも重ならない孤立した範囲であると検出され、第2範囲512と第3範囲513とは共通範囲515を有すると検出される。
【0038】
その後、各範囲の重なり関係に基づき、必要に応じて各範囲の修正が行われる。
【0039】
まず、第1範囲が他の範囲から孤立しているか否かが確認され(図5:ステップS21)、孤立している場合にはその旨がパラメータ決定部204から第1範囲算出部201へと伝達される。これにより、第1範囲算出部201において、第1範囲が修正される(ステップS22)。
【0040】
修正としては、第1範囲の大きさの変更やパラメータ空間中の位置の変更(すなわち、範囲のシフト)が行われる。例えば、図7に示すように、第1範囲511が孤立している場合、図8に示すように第1範囲511に符号517にて示す部分が追加され、第1範囲511が拡大される。
【0041】
第1範囲の修正が行われるとステップS16へと戻り、パラメータ決定部204において第1ないし第3範囲がパラメータ空間に再度プロットされ、各範囲の重なり関係の検出が行われる(ステップS16,S17)。その後、第1範囲が孤立しているか否かが確認され、第1範囲が孤立している場合には、第1範囲の修正が再度行われる(ステップS21,S22)。以上の処理により、他のいずれかの範囲と共通範囲を有するまで第1範囲の修正が行われる。
【0042】
一方、第2範囲が他の範囲から孤立している場合においてもその旨がパラメータ決定部204から第2範囲算出部202へと伝達され、第2範囲の修正が行われる(ステップS23,S24)。そして、ステップS16へと戻って各領域の重なり関係が検出される(ステップS16,S17)。修正後の第2範囲が他の範囲から孤立している場合には、第2範囲がさらに修正される。すなわち、他のいずれかの領域と共通範囲を有するまで第2範囲が修正され続ける。
【0043】
第3範囲が孤立している場合には、パラメータ決定部204からその旨が第3範囲算出部203ではなく、第1範囲算出部201および第2範囲算出部202へと伝達される。これにより、第1および第2範囲が修正される(ステップS25,S26)。
【0044】
例えば、図9に示すように第1範囲521と第2範囲522とが共通範囲525を有するが、第3範囲523が他のいずれの範囲とも共通範囲を有さず孤立している場合は、図10に示すように、第1範囲521および第2範囲522のそれぞれに符号527および符号528にて示す部分が追加される。なお、第1範囲521と第2範囲522との関係に基づいて第1範囲521および第2範囲522のいずれか一方のみが修正されてもよい。
【0045】
その後、ステップS16へと戻り、各領域の重なり関係の検出が行われる(ステップS17)。第1および第2範囲が修正された後、第3範囲が孤立している場合には、再度、第1および第2範囲の修正が行われる。これにより、やがて第3範囲は第1または第2範囲と共通範囲を有することとなる。
【0046】
ステップS16,S17、並びに、ステップS21〜S26により第1ないし第3範囲のいずれも孤立した状態ではなくなると、第1ないし第3範囲の全てに関して共通の範囲が存在するか否かがパラメータ決定部204により確認される(ステップS27)。全ての範囲に対する共通範囲が存在しない場合には、その旨がパラメータ決定部204から第1範囲算出部201および第2範囲算出部202へと伝達され、第1および第2範囲が修正される(ステップS27,S26)。
【0047】
例えば、図11に示すように、第1範囲531、第2範囲532および第3範囲533のいずれも孤立した範囲ではないが、全ての範囲に共通の範囲が存在しない場合には、図12に示すように、第1範囲531に符号537にて示す範囲が追加され、第2範囲532に符号538にて示す範囲が追加される。図12に示す例の場合、第1範囲531および第2範囲532の修正により、全範囲に対する共通範囲535が生じる。
【0048】
第1範囲531および第2範囲532の修正の後もステップS16へと戻り、各範囲の重なり関係が検出される(ステップS16,S17)。その後、全範囲に対する共通範囲が存在するか否かが確認され、存在しない場合には第1範囲531および第2範囲532の修正が再度行われる(ステップS26)。これにより、やがて全範囲に対する共通範囲が生じることとなる。
【0049】
全範囲に対する共通範囲が得られると、パラメータ決定部204は全範囲に対する共通範囲内にて補正パラメータの値をランダムに(すなわち、曖昧に)決定する(ステップS31)。そして、決定された補正パラメータの値を用いて補正部205が画像データ301に補正処理を施し、補正済画像データ302が生成される(ステップS32)。
【0050】
補正後の画像は補正済画像データ302に基づいてディスプレイ105に表示され(ステップS33)、所望の補正済画像が得られたか否かが使用者に問い合わされる。補正が希望通りに行われていない場合には、使用者により再補正が指示される(ステップS34)。第2範囲算出部202では、今回の補正における補正パラメータの値(正確には、補正パラメータの値近傍の範囲)を含まない範囲として第2範囲が新たに算出される(ステップS35)。
【0051】
その後、ステップS16へと戻り、各範囲のパラメータ空間へのプロット、各範囲の修正、補正パラメータの値の決定、および、補正が実行される。
【0052】
再決定された補正パラメータの値による補正後の画像が使用者に受け入れられない場合には再々補正が指示され、第2範囲が新たに求められてステップS16へと戻る(ステップS34,S35)。
【0053】
補正後の画像が使用者に受け入れられた場合には、このときの補正パラメータの値が統計データ312に反映されるとともに補正済画像データ302が固定ディスク104またはメモリカード92に保存される(ステップS36,S37)。なお、統計データ312は、第1範囲算出部201に入力されるキーワードや第3範囲算出部203にて求められる解析結果に関連付けられて保存され、他の画像を補正する際に、キーワードや解析結果が類似する際に利用される。
【0054】
以上、一の補正パラメータに注目して画像処理装置1の動作の流れを説明したが、補正パラメータは複数であってもよく、複数の補正パラメータが互いに孤立していても関連していてもよい。
【0055】
複数の補正パラメータが互いに孤立している場合には、上述の動作が補正パラメータごとに行われる。ただし、補正後の画像が拒否された場合は、そのときの複数の補正パラメータの組合せが拒否されたものとして統計データ312に反映される。すなわち、各補正パラメータの第2範囲は他の補正パラメータの第2範囲を考慮した上で決定される。
【0056】
一方、複数の補正パラメータが互いに関連し合う場合、複数の要素を有する1つの補正パラメータ(以下、「複合補正パラメータ」という。)として複数の補正パラメータを取り扱うことができる。この場合、複合補正パラメータはベクトル値となる。
【0057】
図13は、2つの要素SP1,SP2を有する複合補正パラメータの第1範囲551、第2範囲552および第3範囲553を例示する図である。複合補正パラメータは2つの要素を有するため、パラメータ空間は2次元空間となる。
【0058】
複合補正パラメータに対する画像処理装置1の動作は図4ないし図6に示す流れ図と同様であり、図13における第1範囲551は使用者により入力されたキーワードに基づいて求められる範囲であり(ステップS11,S12)、第2範囲552は使用者が補正後の画像を受け入れたか否かの履歴を示す統計データ312に基づいて求められる範囲であり(ステップS13)、第3範囲553は画像データ301を解析することにより求めれる範囲である(ステップS14,S15)。
【0059】
第1範囲551、第2範囲552および第3範囲553がパラメータ空間にプロットされ、各範囲の重なり関係の検出が行われた結果(ステップS16,S17)、図13に示すように第1範囲551が他の範囲と共通の範囲を有さず孤立している場合には、第1範囲551が拡大されて範囲551aへと修正される(ステップS21,S22)。第2範囲552が孤立している場合には第2範囲522が修正され(ステップS23,S24)、第3範囲553が孤立している場合には第1範囲551および第2範囲552が修正される(ステップS25,S26)。
【0060】
また、図14に示すように、第1範囲561、第2範囲562および第3範囲563のいずれも孤立はしていないが、全範囲に対する共通範囲が存在しない場合には、第1範囲561および第2範囲562が符号561a,562aにて示す範囲へと修正される(ステップS27,S26)。その後、既述のように全範囲に対する共通範囲(図14の例では符号565にて示す領域)内にて複合補正パラメータがランダムに決定される(ステップS31)。すなわち、複合補正パラメータの2つの要素SP1,SP2の値が共通範囲内の1点の座標値として求められる。
【0061】
複合補正パラメータの値が決定されると、要素SP1,SP2の値を用いて補正が行われ、補正済画像が表示される(ステップS32,S33)。そして、再補正が必要な場合には第2範囲が新たに算出されて再補正が行われ、再補正が必要でない場合には統計データ312が更新されて補正済画像データ302が保存される(ステップS36,S37)。なお、複合補正パラメータに関する統計データ312は2次元空間に頻度を入力したヒストグラムとされる。
【0062】
以上のように、複数の補正パラメータが互いに関連し合う場合には複数の要素を有する複合補正パラメータを用いることにより、画像処理装置1では複数の補正パラメータの値が適切に求められる。もちろん、複合補正パラメータの要素は3以上であってもよく、この場合、パラメータ空間は3以上の次元の空間となる。
【0063】
以上、画像に補正を行う画像処理装置1について説明してきたが、画像処理装置1では、第1ないし第3範囲に対する共通範囲内にてランダムに各補正パラメータの値が決定される。これにより、各補正パラメータの値は補正条件に基づいて1つの値に固定されるということはなく、人による微調整が行われた場合と同等の補正済画像を得ることができる。すなわち、人による微調整が行われることなく自然な補正を行うことができる。
【0064】
画像処理装置1では3つの補正条件が利用され、そのうちの1つの補正条件は補正環境といった外的要因や画像に関連する事柄を示すキーワードであり、使用者により指定されたものである。また、指定されるキーワードは補正内容を直接示すものである必要はなく、使用者が補正に関する専門知識を有しない場合であっても補正内容の概要を指示することができる。なお、使用者の画像補正に関する専門知識の程度に合わせて補正内容を直接示すキーワード等(例えば、「色鮮やかに」「明るく」等)が含められてもよい。
【0065】
また、補正条件の他の1つは、補正結果が使用者に受け入れられたか否かを示す統計データ312、すなわち、補正に使用された補正パラメータの値に対する評価履歴に基づいて求められることから、使用者の好みを補正に反映することができる。
【0066】
また、補正条件のさらに他の1つは、補正対象となる画像から求められることから、画像の特徴を使用者が判断することなく画像の特徴を反映した補正が実現される。
【0067】
これらの補正条件を利用することにより画像処理装置1では、使用者が詳細な補正内容を指示することなく、使用者の意図、使用者の好み、および、画像の特徴を適切に反映した補正を行うことが可能とされている。
【0068】
さらに、画像処理装置1では、全範囲に対する共通範囲が存在しない場合には、第1範囲および/または第2範囲(より一般的に表現するならば、修正可能な少なくとも1つの範囲)を修正することにより全範囲に対する共通範囲を生じさせる。したがって、全範囲に対する共通範囲が存在しない場合であっても何らかの補正を実行することができる。
【0069】
また、いずれかの範囲が他の範囲から孤立している場合には、孤立している範囲が修正されたり、孤立している範囲以外の範囲が修正される。上記実施の形態における第1範囲や第2範囲のように、柔軟性を有する範囲(換言すれば、補正パラメータの値の決定に対する関連性が比較的低い補正条件から導かれる範囲)が孤立している場合は、孤立している範囲を修正することにより、他の範囲を重視した共通範囲を求めるられる。これにより、適切な補正が実現される。
【0070】
一方、第3範囲のように画像から必然的に導かれる範囲(換言すれば、補正パラメータの値の決定に対する関連性が比較的高い補正条件から導かれる範囲)の場合には補正パラメータの決定に際して第3範囲を重視した共通範囲を求めることが好ましく、第3範囲を修正せずに他の範囲を修正することにより適切な補正が実現される。
【0071】
このように、画像処理装置1では孤立している範囲と補正パラメータの値の決定との関連性の程度に応じて修正される範囲が特定され、適切な補正が行われる。
【0072】
以上、本発明の一の実施の形態に係る画像処理装置1について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
【0073】
例えば、上記実施の形態では補正パラメータの値の決定に際して3つの範囲を利用しているが、使用される範囲は2つであってもよく、4以上であってもよい。
【0074】
補正パラメータも上記説明において例示したものには限定されず、例えば、コントラスト、シャープネス、色合い等を補正するパラメータが利用されてもよい。特に、明るさ、コントラストおよびシャープネスは補正する際に互いに関連させることが好ましく、複合補正パラメータの要素として利用されてもよい。
【0075】
図5の説明ではステップS21,S22,S23が順番に実行されると説明したが、これらのステップの順番は任意に変更されてよく、並行して行われてもよい。
【0076】
統計データ312には補正結果が使用者に受け入れられた情報のみならず、拒否された情報が反映されてもよい。また、補正結果が拒否された場合に、第2範囲を修正することなく、単にステップS31へと戻って補正パラメータをランダムに再度決定するだけでもよい。さらに、統計データ312が示す評価履歴は、補正結果が受け入れられたか否かのみならず、例えば、補正結果に対してどれだけ満足したか等の採点履歴であってもよい。この場合、統計データ312が示すヒストグラムにおいて採点結果に応じた頻度を与えることにより、採点履歴を容易に上記実施の形態に応用することができる。
【0077】
また、統計データ312から第2範囲を求める手法も上記手法に限定されるものではなく他の統計的解析手法が利用されてもよい。例えば、ヒストグラムにおいて集積している範囲が単純に第2範囲として求められてもよく、所定の頻度以上の範囲が第2範囲として求められてもよい。
【0078】
なお、使用者が複数の場合には、統計データ312は各使用者ごとに生成される。また、統計データ312からの第2範囲の算出は統計データ312のデータ量が一定量以上になって初めて実行される。
【0079】
画像処理装置1はプログラムを実行するコンピュータとして構築されてなくてもよく、専用の画像処理装置となっていてもよい。図3では、画像処理装置1のCPU101等がプログラム141を実行することにより実現される各種機能をブロックにて示したが、これらの機能の全部または一部が専用の電気的回路により実現されてもよい。特に、画像の補正に係る処理は反復処理が多いため、専用の回路にて実行することにより高速に行うことができる。
【0080】
【発明の効果】
請求項1ないしの発明では、パラメータの複数の範囲の共通範囲内にてパラメータの値がランダムに決定されるため、使用者による微調整を行うことなく自然な補正が実現される。
【0081】
また、請求項の発明では、画像の特徴を補正に反映することができ、請求項の発明では、使用者の意図を補正に反映することができ、請求項の発明では、使用者の好みを補正に反映することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理装置の外観を示す図である。
【図2】画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】CPU等が実現する機能構成を示すブロック図である。
【図4】画像処理装置の動作を示す流れ図である。
【図5】画像処理装置の動作を示す流れ図である。
【図6】画像処理装置の動作を示す流れ図である。
【図7】補正パラメータの値を決定するための第1ないし第3範囲を例示する図である。
【図8】第1範囲が修正される様子を説明するための図である。
【図9】補正パラメータの値を決定するための第1ないし第3範囲を例示する図である。
【図10】第1および第2範囲が修正される様子を説明するための図である。
【図11】補正パラメータの値を決定するための第1ないし第3範囲を例示する図である。
【図12】第1および第2範囲が修正される様子を説明するための図である。
【図13】補正パラメータの値を決定するための第1ないし第3範囲を例示する図である。
【図14】補正パラメータの値を決定するための第1ないし第3範囲を例示する図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
10 コンピュータ本体
91 記録媒体
141 プログラム
201 第1範囲算出部
202 第2範囲算出部
203 第3範囲算出部
204 パラメータ決定部
205 補正部
301 画像データ
312 統計データ
511,521,531,551,561 第1範囲
512,522,532,552,562 第2範囲
513,523,533,553,563 第3範囲
535,565 共通範囲
S12〜S17,S21〜S27,S31 ステップ

Claims (7)

  1. 画像補正用のパラメータの値を決定するプログラムであって、前記プログラムのコンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
    使用者が選択したキーワードと、前記キーワードに予め関連付けられている補正パラメータの範囲に基づく第1の補正パラメータの範囲、使用者が補正結果を許容したか否かの履歴を示す統計データに基づく第2の補正パラメータの範囲、および、画像データの解析結果に基づく第3の補正パラメータの範囲のうちの、少なくとも2つの補正パラメータの範囲を算出する算出工程と、
    前記算出工程で算出された少なくとも2つの補正パラメータの範囲が重なる共通範囲を求める検出工程と、
    前記共通範囲内にて前記パラメータの値をランダムに決定する決定工程と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 請求項1に記載のプログラムであって、
    前記キーワードは、補正環境を含む外的要因および/または画像に関連する事柄を示す項目を含むことを特徴とするプログラム。
  3. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記統計データは、補正パラメータの値と該補正パラメータの補正結果が使用者に受け入れられた回数との関係を示すヒストグラムに基づくデータを含むことを特徴とするプログラム。
  4. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記画像データの解析結果は、画像の状態または画像の特徴に基づく情報を含むことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項に記載のプログラムであって、
    前記補正パラメータの範囲は、複数の補正パラメータが互いに関連しあう複合補正パラメータの範囲を含むことを特徴とするプログラム。
  6. 画像処理装置であって、
    使用者が選択したキーワードと、前記キーワードに予め関連付けられている補正パラメータの範囲に基づく第1の補正パラメータの範囲、使用者が補正結果を許容したか否かの履歴を示す統計データに基づく第2の補正パラメータの範囲、および、画像データの解析結果に基づく第3の補正パラメータの範囲のうちの、少なくとも2つの補正パラメータの範囲を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された少なくとも2つの補正パラメータの範囲が重なる共通範囲を求める検出手段と、
    前記共通範囲内にて前記パラメータの値をランダムに決定する決定手段と、
    決定された前記パラメータの値を用いて画像を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項6に記載の画像処理装置であって、
    前記補正パラメータの範囲は、複数の補正パラメータが互いに関連しあう複合補正パラメータの範囲を含むことを特徴とする画像処理装置。
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