JP2000004350A - 情報埋込み方法及び装置 - Google Patents

情報埋込み方法及び装置

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JP2000004350A
JP2000004350A JP10249312A JP24931298A JP2000004350A JP 2000004350 A JP2000004350 A JP 2000004350A JP 10249312 A JP10249312 A JP 10249312A JP 24931298 A JP24931298 A JP 24931298A JP 2000004350 A JP2000004350 A JP 2000004350A
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裕 吉浦
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順一 田口
Akira Maeda
章 前田
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孝雄 荒井
Toshifumi Takeuchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテンツへの情報埋込みにおいては、以下の
2つの要求を両立することが課題である。 (1)コンテンツの劣化の防止(例えば画像が視覚的に
変化しないこと) (2)埋め込んだ情報の耐性(例えば情報を埋め込んだ
画像を処理しても情報が消失しないこと) 【解決手段】コンテンツを入力する手段と、コンテンツ
に情報を埋め込む手段を有する情報処理システムにおい
て、人間には知覚できない、あるいは、人間のコンテン
ツ参照の妨害にならないコンテンツの値変更の範囲を求
め、上記変更可能範囲内でコンテンツの値を変更するこ
とにより情報を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は任意の情報を、コン
テンツに埋め込むに際して、特にそのコンテンツを劣化
させない情報埋め込み方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】コンテンツへの情報埋込み技術は画像、
音声、テキスト、図面など様々なコンテンツ(すなわ
ち、ディジタル化されたデータ)について開発されてい
るが、ここでは、代表例として、画像への情報埋込みを
取り上げる。一般に、画像への情報埋込みは、たとえ
ば、IBM System Journal, 35巻、3
&4号、313〜336頁、1996年に記されている
ように画素の輝度などの値に微かな変更を加えることに
より、情報を埋め込むものである。
【0003】この値変更に関して、実用面から以下の要
求がある。
【0004】(1)値を変更が人間の視覚では検知でき
ない。(あるいは、検知できたとしても人間の画像参照
の妨害にならない) (2)情報を埋め込んだ画像にJPEG圧縮等の処理を
施しても、埋め込んだ情報が消失しない。
【0005】従来の情報埋込み技術では、上記文献に述
べられているように、この要求を満たすために、変更の
対象となる値の種類に関して工夫していた。すなわち、
変更が目立ちにくく、かつ、消失しにくいよう値に対し
て変更を加えていた。例えば、画像を周波数表現し、そ
の中域成分の係数に対して変更を加えていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画像の値の変更と視覚
上の変化の関係は、画像毎さらには画像中の領域によっ
て異なる。例えば、平坦な領域ではわずかな値変更でも
目立つ一方、森林写真のような雑然とした領域では大き
な値の変更でも目立たない。
【0007】ところが、上記従来の技術では、画像の性
質に依存して値変更の大きさを最適化するという点につ
いては不充分であった。そのため、視覚的変化の防止を
優先する場合には、平坦な画像の場合を想定して値変更
を小さくする必要があり、画像処理への耐性が小さかっ
た。一方、画像処理への耐性を優先する場合には、値変
更を大きくする必要があり、平坦な画像において視覚的
変化が生じていた。すなわち、従来方式では、視覚的変
化の防止と画像処理への耐性を両立することが困難であ
った。
【0008】本発明の目的は、コンテンツへの情報埋込
みにおいて、視覚的変化の防止と画像処理への耐性の両
立を可能とする方法、それを実現するプログラム、ある
いはその方法やプログラムを実行する装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】医用画像処理の分野で
は、X線やMRIを用いて撮影した人体の写真に対し
て、医師の診断を容易にするためのフィルターが研究さ
れている。最も進んだ医用フィルターでは、電子情報通
信学会論文誌、D-2、第J79−D-2巻、第8号、1
347頁から1353頁に示されるように、以下の性質
を持つ。
【0010】(1)平滑化処理により、ノイズを除去す
る。 (2)人間の視覚にとって重要なエッジ情報、すなわち
物体の輪郭や面の性質の変化する部分、および色や明る
さが周囲に比べて特に違う点(孤立点)については、形状
を保存する。見方を変えると、上記医用フィルターは、
以下の性質を持つと考えることができる。 (1)画像の値は変化する。 (2)画像は視覚的に変化しない。あるいは変化したと
しても人間の参照の妨げにはならない。
【0011】上記の医用フィルターの性質を利用して、
上記の課題を解決することを着想した。すなわち、上記
の課題は、コンテンツを入力する手段と、コンテンツに
情報を埋め込む手段を有する情報処理システムにおい
て、上記の医用フィルターを用いて、人間には知覚でき
ない、あるいは、人間のコンテンツ参照の妨害にならな
いコンテンツの値変更を行い、変更前の値と変更後の値
の間を情報埋込みにおける値の変更可能範囲とし、この
変更可能範囲内でコンテンツの値を変更することにより
情報を埋め込むことで解決できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1、2を用いて、本発明
の第1の実施例を説明する。この実施例では、静止画と
対象とし、画素の輝度を変更することで情報を埋め込む
ものとする。
【0013】図1は、本発明の機能構成図である。矩形
で示した要素すなわち入出力101、変更可能範囲算出
103、情報埋込み105は処理であり、計算機のCP
Uで実現される。楕円で示した要素すなわち画像10
2、変更可能範囲104、透かし入り画像106はデー
タであり、計算機の記憶装置で実現される。なお、以下
では、情報を、人間が検知できない何らかのパターンに
対応づけたものを透かしと呼び、情報が埋め込まれた画
像を透かし入り画像という。
【0014】入出力処理101は、画像を入力し、これ
を記憶装置に格納する。変更可能範囲算出処理103
は、まず、前述の医用フィルターあるいはそれと同様の
画像処理を画像データ102に適用する。その結果、画
像データ102と輝度が異なり、視覚的には変わらない
画像を得る。次に、変更可能範囲算出処理103は、各
画素毎に、画像処理適用前の輝度と適用後の輝度を記憶
する。これが変更可能範囲データ104である。
【0015】情報埋込み処理105は、まず、画像デー
タ102の画素のうち輝度を変更する画素を選択する。
次に、選択した各画素について、輝度を特定値に変更す
ることで情報を埋め込む。その結果、情報挿入画像デー
タ106を得る。この情報挿入画像データ106は、入
出力処理101を介して外部に出力される。
【0016】上述の医用フィルターの概要は以下の通り
である。 (1)画像内の各画素について、(2)〜(3)の処理
を実施する。なお、画素とは、画像を構成する最小の部
分画像であり、一般に、輝度と2種類の色差、あるいは
3種類の色(3原色)により表現される。ここでは、画素
が輝度と色差から構成されるものとする。 (2)当該画素及び周囲の画素の輝度を分析し、当該画
素における輝度の法線ベクトルを求める。このベクトル
は輝度の変化が最大となる方向を表す。このベクトルに
直交し、当該画素を通るベクトルは、輝度の変化が最小
となる方向すなわち当該画素を通るエッジを表す。 (3)上記エッジに沿って1次元の平滑化処理を実施。
上記の処理により、上記医用フィルターは上述の性質を
有するものとなる。変更可能範囲算出処理103は、画
像データ102と輝度が異なり、視覚的には変わらない
画像を得る。
【0017】次に、図2を用いて、情報埋込み処理10
5における輝度の変更方法を説明する。ここでは、一つ
の画素の輝度の値は0〜255までであるとする。図2
は、画素の輝度値を数直線で表したものである。本実施
例では、この数直線上の白い円すなわち値が16の倍数
である点は埋込み情報0に対応し、黒い点すなわち値が
(16の倍数+8)の点は埋込み情報1に対応するもの
とする。
【0018】情報埋込み処理105は、画像データ10
2の画素の輝度を、最近傍の白または黒の円に変更する
ことにより情報を挿入する。すなわち、その画素に埋め
込みたい情報が0の場合には白円に変更し、1の場合に
は黒円に変更する。例えば、画素の輝度が図中の△すな
わち30で、埋め込みたい情報が0の場合には、その画
素の輝度を32に変更し、埋め込みたい情報が1の場合
には、その輝度を24に変更する。
【0019】次に、変更可能範囲データ104の利用に
ついて説明する。上記の基本動作では、画素の輝度の変
更が大きすぎて画像が視覚的に変化する場合がある。こ
れを防止するために、画素の値の変更を変更可能範囲デ
ータ104の範囲内で行う。例えば、画素の輝度が△す
なわち30で、その画素の輝度の変更可能範囲が26〜
33であるとする。この場合、埋め込みたい情報が0の
場合には、上記の基本動作通りに、その画素の輝度を3
2に変更する。しかし、埋め込みたい情報が1の場合に
は、変更先の輝度24が変更可能範囲に含まれていない
ので、24に最も近い値26に変更する。
【0020】最後に、透かし挿入画像データ106から
の情報の抽出について説明する。最初に、値を参照すべ
き画素を選択する。この画素の選択においては、情報埋
込み処理105における画素選択と同じ規則を用いる。
従って、輝度を変更した画素が選択される。
【0021】次に、選択した各画素について、その輝度
を取り出し、その値が、16の倍数か(16の倍数+
8)のいずれに近いかで、埋め込まれた情報が0か1か
を判定する。
【0022】上述のように、情報埋込み処理105で
は、変更可能範囲データ104の中で輝度を変更するの
で、輝度を16の倍数または(16の倍数+8)に正確
に変更できない場合がある。そのため、情報の抽出にお
いて、一定の確率で誤りが生じる。この問題は、同じ情
報を複数の画素に重複して埋め込み、抽出において多数
決を行うことで解決できる。
【0023】以上のように、本実施例によれば、画像に
情報を埋込み、埋め込んだ情報を抽出することができ
る。この情報埋込みにおいては、画像の視覚的劣化のな
いことが保証された範囲すなわち変更可能範囲内での
み、画像の値を変更することができる。また、上記変更
可能範囲を画素毎に算出するので、画素毎に可能な限り
大きな値変更を行うことで、画像処理への耐性を強化す
ることができる。
【0024】この実施例によれば、輝度値の変更により
静止画に情報を埋め込むシステムにおいて、画素毎に視
覚的劣化のない輝度値変更範囲を求め、その範囲内で輝
度値を変更することができる。その結果、一律に輝度を
大きく変更する場合のように、画像の視覚的劣化を生じ
ることがなく、一方、一律に輝度を小さく変更する場合
のように、挿入情報が除去されやすいこともなく、画質
劣化の防止と埋込み情報の耐性の両立が可能となる。
【0025】次に、図3から図5を用いて、本発明の第
2の実施例を説明する。
【0026】本発明は、画像の値を変更して情報を挿入
する場合の、値の変更量を最適化するものである。画像
の種類、変更する画像値の種類、挿入する情報の種類、
画像における挿入情報の表現方法には依存せず、任意の
画像、画像値、情報種類、表現方法と組み合わせること
ができる。ここでは、一例として、以下の場合を考え
る。
【0027】(1)画像の種類 ここでは、動画データを考える。この動画データは、1
秒間30枚の静止画から成る。個々の静止画は、720
×480画素である。本実施例では、動画データから一
つずつ静止画を取り出し、これに、情報を挿入する。情
報挿入処理は、静止画毎に完結する。 (2)変更する画像の値 静止画の画素毎の輝度値を変更する。 (3)挿入する情報 6ビットの情報、すなわち0〜63までの64種類の数
字である。 (4)静止画における情報の表現 (a)ブロックの選択 静止画を8×8画素のブロック単位に分割する。コンテ
ンツでよく用いられる720×480画素の静止画の場
合、90×60(=5400)ブロックに分割する。6
4種類(6ビット)の挿入情報おのおのについて、上記5
400個のブロックのうちどのブロック(少なくともひ
とつ)の値を変更するかという対応関係(これは予め決
めておき、たとえばテーブルに保存されている)に基づ
いて、ブロックを選択する。選択したブロック内の画素
の輝度を変更する。
【0028】(b)ブロック内の輝度の変更 上記選択したブロック内の64個の画素の輝度の和が、
最も近い整数Aのn倍数になるように各画素の輝度を変
更する。Aはこの実施例の利用者が指定する値である
が、ここでは、512を用いる。なお、情報の抽出時に
は、情報の挿入された動画から1枚ずつ静止画を取り出
し、個々の静止画から情報を抽出する。上述の方法で、
情報を埋め込んだ後で、圧縮等の画像処理を行うと、輝
度が変化し、抽出時に、正数Aのn倍数ちょうどになら
ないことがある。そこで、静止画からの情報抽出では、
5400個の各ブロックについて、輝度がAのn倍数ま
たはその近傍になっているかを判定する。なお、近傍の
定義としては、(A×n−A/4)以上かつ、(A×n
+A/4)以下とする。この定義は一例であって、他の
定義も可能である。もし、情報が埋め込まれた画像に対
して、圧縮等の画像処理を行わず、輝度変化が生じない
場合は、近傍を定義しなくてもよい。Aのn倍数または
その近傍の場合には、そのブロックの輝度が変更されて
いると判断する。5400個のブロックのうちどのブロ
ックの輝度が変更されているかという情報と、前述の対
応関係とを用いて、挿入した64種類の情報の一つを特
定する。
【0029】上記の抽出において、輝度を変更していな
いのに、ブロックの輝度の和が偶然Aのn倍数になって
いる場合は誤検出の原因となる。これを防止するために
は、輝度変更ブロックを複数とし、多数決論理をもちい
て、そのうち、ブロック輝度の和がAのn倍数または近
傍となっているブロックが所定の値(たとえば半数)以上
の場合に、透かしが埋め込まれていると判定する。以上
の情報表現、挿入、抽出の方法については、特願平09
-238030号の方法を用いる。以下では、上記の情
報表現、挿入、抽出の方法を前提として、輝度変更量の
最適化方法を述べる。図11は、この実施例のハードウ
エア構成図である。入出力装置1101は、計算機のI
/O装置等により実現される。動画および埋め込みたい
情報を外部に入力し、演算装置1102を介して記憶装
置1103に格納する。また、情報を埋め込んだ動画を
演算装置1102から受け取って、これを外部に出力す
る。演算装置1102は計算機のCPUで実現され、記
憶装置1103に格納された動画および挿入したい情報
を読みだし、動画に情報を挿入して、結果の動画を入出
力装置1101に出力する。このとき、先に説明したフ
ィルターを用いて、画像の視覚的劣化がないように情報
を埋め込む。記憶装置1103は、半導体、ハードディ
スクや光ディスクなどで実現され、動画及び挿入したい
情報を記憶する。
【0030】図3は、第2の実施例の機能構成図であ
る。ブロック301〜306は演算装置1102が行う
処理であり、計算機のCPUがプログラムを実行するこ
とにより実現される。ブロック307〜313はデータ
であり、計算機のメモリすなわち記憶装置1103に記
憶される。このプログラムは、記憶媒体に記録された状
態で配付することや、ネットワーク経由でサーバから配
付することが可能である。また、このプログラムは、パ
ーソナルコンピュータのオペレーティングシステムの元
で動作するように構成することが可能なものである。
【0031】入出力301は、動画データ307を入力
し、メモリに格納する。この動画データは、複数の連続
した静止画の列である。各静止画は720×480画素
である。また、入出力301は、画像に挿入したい情報
310を入力し、メモリに格納する。挿入したい情報は
6ビット情報である。すなわち、挿入したい情報は、2
の6乗=64種類である。さらに、入出力301は、入
出力装置1101から、画像に情報を挿入するときの基
準となる値(上述の整数A)312を入力し、メモリに格
納する。この整数Aの値を、ここでは、512とする。
この正数Aのn倍数を、以下、吸着値と呼ぶ。一方、入
出力301は、透かし情報の挿入された動画313をメ
モリから読み出して、入出力装置1101から外部に出
力する。
【0032】制御302は、動画307中の各静止画毎
に、フィルター303、差分算出304、挿入個所決定
305、挿入306を起動して、挿入情報310を埋め
込む。フィルター303は、先に説明した実施例におけ
る医用フィルターである。動画307中の静止画を一枚
づつ読み出し、これに前述のフィルター処理を適用し、
その結果のフィルター画像308をメモリに格納する。
差分算出304は、動画307中の1枚の静止画とそれ
から求めたフィルター画像308との輝度の差分を、画
素毎に求め、結果を変更可能範囲309としてメモリに
格納する。変更可能範囲309は、動画307中の1枚
の静止画の各画素について、輝度をどれだけ変更してよ
いかの範囲を表す。挿入個所決定305は、720×4
80画素の静止画を、8×8画素のブロックに分割す
る。その結果、90×60=5400個のブロックを得
る。上述の方法で、挿入情報310に対応して値を変更
するブロックを選択し、挿入ブロック311とする。挿
入306は、挿入ブロック311の各ブロックについ
て、輝度の和を吸着値312(正数Aのn倍数)になるよ
うに変更する。その結果、情報を挿入した静止画1枚を
求め、これを透かし入り動画313に追加する。
【0033】図4は挿入306の動作のフローチャート
である。最初にステップ401で対象となる8×8画素
ブロック311の輝度の和を算出する。次に、ステップ
402においてステップ401で算出した輝度の和の最
近傍にある512のn倍数を吸着値とする。ステップ4
03以降は実際の挿入処理である。まずステップ403
で変更可能範囲309内で対象ブロック内の各画素の輝
度を変更し、輝度の和も同時に変更する。ステップ40
4は変更後の輝度の和が吸着値に一致するか判定し、一
致するなら挿入の動作を終了し、一致しないならブロッ
クの輝度値を変更前に戻した後(すなわちそのブロック
には透かしを挿入しない。)挿入の動作を終了する。
【0034】図5は挿入処理の詳細のフローチャートで
ある。但しここでは,簡単のために変更前の輝度値の和
が吸着値より小さい場合を考える。また、各ブロック内
の画素は1から64までの画素番号で表わされていると
する。まずステップ501で画素番号Iを1に設定す
る。ステップ502は画素番号I=64の判定処理であ
り。これについては後述する。ステップ503は画素I
の変更可能範囲309をR(I)としたときR(I)が正で
あるか判定する。すなわち画素Iの輝度値に加算できる
か判定する。加算できなければステップ507でIをイ
ンクリメントしてステップ502の判定処理に移り、加
算できればステップ504以降に進む。
【0035】ステップ504では画素Iの輝度値を1だ
け加算し、ステップ505で画素Iが属する対象ブロッ
クの輝度値の和を1だけ加算する。ステップ506では
画素Iの加算によって変更可能範囲R(I)の値を1減ら
す。ステップ404は前述した判定処理で、輝度値の和
が吸着値と等しければ対象ブロックに透かし挿入として
処理を終了し、等しくなければ画素番号Iの値をインク
リメントしてステップ502に進む。ステップ502は
画素番号I=64の判定処理であり、I=64と判定さ
れるのは以下の2通りの場合がある。 (1)対象ブロック内の64個の画素のうち,変更可能
である画素について1回加算処理をおこなったが、いく
つかの画素でまだ輝度値変更可能である場合。この場合
は、ステップ508においていくつかの画素でR(I)が
0でないのでステップ501に進み再び輝度値の加算処
理を行う。 (2)対象ブロック内の64個の画素のうち、変更可能
である画素について複数加算処理をおこなった。その結
果、輝度値の和が吸着値に届く前に全ての画素で輝度値
変更可能でなくなった。この場合は、ステップ508に
おいて全ての画素でR(I) = 0なので、ステップ40
5へ進み各画素の輝度値を変更前に戻し、透かし挿入を
おこなわず処理を終了する。この実施例によれば、輝度
の変更により動画に情報を埋め込むシステムにおいて、
上記実施例と同様の理由により、画質劣化の防止と埋込
み情報の耐性の両立が可能となる。
【0036】次に、図6と図7を用いて、本発明の第3
の実施例を説明する。本実施例は、透かしの挿入時によ
り詳細なパラメータを用いる方法である。画像の種類や
挿入情報の種類などについては,すでに説明した第2の
実施例と同様の表現方法を用いる。図6は、第3の実施
例の機能構成図である。以下では、図3の機能構成図と
異なる、情報挿入時のパラメータであるデータ601〜
603と、挿入処理604について説明する。上限値6
01は、変更可能範囲309の上限を決定するパラメー
タであり、挿入306において、上限値以上の輝度値の
変更を許さないようにする。この上限値601は、たと
えば、フィルタ303が出力した変更可能範囲309と
のAnd条件で用いるもので、変更可能範囲の上限を、
他の条件で指定したい場合に用いる。オフセット値60
2は、輝度値の変更可能な上限値を設定するもので、フ
ィルタ303が出力した変更可能範囲309を越えて変
更したい場合の上限値を表わす。挿入可否判定基準60
3は、上記以外の挿入時に用いる判定基準を表わす。例
えばブロックの輝度の分散値をみることで、そのブロッ
クの平坦さの度合を判定することができ、挿入306に
おいて画像的に平坦すぎる箇所には透かしを挿入しない
といった処理が可能になる。
【0037】図7は本実施例での挿入604の動作のフ
ローチャートである.ステップ701〜704以外の処
理は図4の処理と同様なので説明を省く。ステップ70
1では、挿入可否判定基準として当該ブロックの輝度の
分散が基準値以上か判定し、基準値以下であれば処理を
終了する。基準値以上であればステップ401と402
を経てステップ702へ進む。ステップ702では、対
象ブロック内の画素の輝度値をフィルターの許容する範
囲内で変更する。但し、上限値601以上の変更を許さ
ないようにする。ステップ404で輝度和が吸着値に到
達しない場合、ステップ703でオフセット値602の
範囲内で再度画素の輝度を変更し、ステップ704へ進
む。ステップ704では、変更された輝度値の和が吸着
値または吸着値の近傍(吸着値±64)に到達している
か判定し、到達していれば透かし挿入を完了して処理を
終了する。到達していなければステップ405へ進み、
透かし挿入を行わず(画素の輝度値を変更前に戻して)
処理を終了する。図6、図7に示した方法によれば、上
記実施例における画質劣化のない輝度変更方法をさらに
精密化できるので、画質劣化の防止効果が大きくなる。
【0038】さて、動画などでは、吸着値(512のn
倍数)との差にかかわらず選択したブロックの輝度和を
吸着値に一致させると、動画をリアルタイムで再生する
場合などで、輝度値の急激な変化などにより画面にちら
つきが生じたり、透かし位置が視覚的に目立ってしまう
場合がある。そこで、次に、図8を用いて、挿入情報を
さらに目立ちにくくする方法を説明する。
【0039】図8は図4、図7のフローチャートにおい
て、ステップ401と402の間に行われるステップ8
01を示すものである。ステップ801以外の処理は図
4と図7の処理と同様なので説明を省く。ステップ80
1は、予め設けた、ブロックの変更前の輝度和と吸着値
との差の第2の上限値(図示せず)にしたがって、ブロッ
クを判定し、透かしを挿入するかどうかを判定する。こ
こでは、第2の上限値を32としたとき、輝度和が以下
の範囲にないブロックを実際に透かし挿入の対象とす
る。つまり、輝度和が以下の範囲にあるときは、透かし
を挿入すると元の輝度和との差が大きくなり、透かし挿
入が目立つので、透かし挿入を行わない、という考え方
である。512のn倍数+256−32< 輝度和 <5
12のn倍数+256+32この式において、512は
上述の正数Aであり、256はA/2を表わす。また、
第2の上限値は、入出力装置1101から設定して、記
憶装置1103へ保存しておく。上記範囲にあるブロッ
クは、透かし挿入を行わず処理を終了する。この方法に
よれば、輝度和と吸着値との差が大きいブロックについ
ては、透かし挿入を行わないので、動画をリアルタイム
再生する場合に、さらに挿入情報を目立ちにくくするこ
とができる。したがって、画質劣化の防止効果がさらに
大きくなる。
【0040】以下では、図9と図10を用いて、本発明
の第5の実施例を説明する。図9は、本実施例の方式を
用いた透かし挿入ブロックの模式図である。透かし挿入
ブロック91は、透かし挿入により輝度値が変化してい
るので、画像の平坦な箇所などではブロックが目立って
しまう場合がある。図9が示すように透かし挿入ブロッ
クの周囲に、4つの領域92〜95を作成し、ブロック
91の輝度変化に合わせて4つの領域の輝度値を段階的
に変化させれば、透かしブロックを目立たなくさせるこ
とが可能になる。
【0041】図10は、領域92〜95の輝度値の変更
処理のフローチャートである。簡単のために、図9に示
した4つの8×2部分領域(A1,A2,A3,A4)92
〜95の輝度値変更を考える。ステップ1001では、
透かし挿入ブロック91の右隣のブロックに着目し、そ
の部分の輝度値の変更量を求める。ステップ1002で
は、ステップ1001で算出された輝度値変更量を0.
8倍してA1領域92の輝度値に加算する。ステップ1
003では、同様に輝度値変更量を0.6倍してA2領
域93の輝度値に加算する。ステップ1004では、同
様に輝度値変更量を0.4倍してA3領域94の輝度値
に加算する。ステップ1005では、輝度値変更量を
0.2倍してA4領域95の輝度値に加算し、輝度値の
変更処理を終了する。この例では、透かし挿入ブロック
91の周囲に設ける領域を、ひとつのブロックを4つに
分割することによって生成しているが、これに限定され
ず、より多くのブロックをより多く分割してより滑らか
に輝度値を変更するなど、さまざまな変形が可能であ
る。
【0042】また、上述の各実施例では、情報の埋め込
み方法として画素の輝度を変更したが、これに限定され
ない。各画素を構成する、3原色のいずれかあるいは任
意の組み合わせ、または輝度と色差のいずれかあるいは
任意の組み合わせの持つ値を変更することで実現できる
ものである。また、本発明は画像以外、たとえば、音楽
にも適用は可能である。たとえば、音の大きさ、音色な
どの変更可能範囲を求め、その範囲内で変更する。ま
た、小節単位で音の大きさ、音色などを変化させて情報
を埋め込み、当該小節前後も値を少しずつ変化させて、
目立たせないようにすることが可能である。なお、上述
の方法によって埋め込まれた情報は、その埋め込み方法
(位置、パターン)、あるいは検出、除去のための情報を
知るもの以外には除去できない。逆に埋め込み方法、検
出除去のための情報を知るものは、本発明に従って埋め
込まれた情報を取り出すことができるので、本発明はコ
ンテンツの著作権情報などを管理するのに適している。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、コンテンツへの情報埋
込みにおいて、コンテンツが劣化しない範囲内でコンテ
ンツを可能な限り大きく変更することができるので、劣
化の防止と埋込み情報の耐性の両立が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の機能構成図。
【図2】本発明の第1の実施例における画素の輝度値の
変更方法を示す図。
【図3】本発明の第2の実施例の機能構成図。
【図4】本発明の第2の実施例における透かし挿入処理
のフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施例における透かし挿入処理
の詳細のフローチャート。
【図6】本発明の第3の実施例の機能構成図。
【図7】本発明の第3の実施例における透かし挿入処理
のフローチャート。
【図8】本発明の第4の実施例における透かし挿入処理
のフローチャート。
【図9】本発明の第5の実施例における透かし挿入ブロ
ックの模式図。
【図10】本発明の第5の実施例における輝度値の変更
のフローチャート。
【図11】本発明の第2の実施例におけるハードウェア
構成図。
【符号の説明】
101…入出力処理、102…画像データ、103…変
更可能範囲算出処理、104…変更可能範囲データ、1
05…情報埋め込み処理、106…情報挿入画像デー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 順一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 前田 章 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 竹内 敏文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人間には知覚できないコンテンツの値変更
    の範囲を求める変更可能範囲算出ステップと、上記変更
    可能範囲内でコンテンツの値を変更することにより情報
    を埋め込むステップとを備えることを特徴とする情報埋
    込み方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された情報埋め込み方法に
    おいて、 コンテンツの値の変更時に、その変更が人間には知覚で
    きないか否か、あるいは、人間のコンテンツ参照の妨害
    にならないか否かを判定する変更影響判定ステップを備
    えることを特徴とする情報埋込み方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された情報埋込み方法にお
    いて、 上記変更可能範囲算出ステップ及び変更影響判定ステッ
    プが、画像の中の物体の輪郭情報の値を保存し、それ以
    外の値を変更する画像処理ステップを含むことを特徴と
    する情報埋込み方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載された情報埋め込み方法に
    おいて、 上記画像処理ステップが、エッジを保存しノイズを削減
    する画像フィルターステップを含むことを特徴とする情
    報埋込み方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載された情報埋め込み方法に
    おいて、 上記画像フィルターステップが、画像の性質に依存し
    て、平滑化の強度と方向を変更するステップを含むこと
    を特徴とする情報埋込み方法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載された情報埋込み方法にお
    いて、 コンテンツに同じ情報を複数回重複して埋込み、埋め込
    んだ値を読み出すときに、多数決論理によって埋め込ん
    だ値を推定するステップを備えることを特徴とする情報
    埋込み方法。
  7. 【請求項7】画像データの値を所定の条件を満たすよう
    に変更することによる画像データへの情報埋め込み方法
    において、 画像中のエッジ及び孤立点を保存しながら画像データの
    値を変更する画像処理ステップを備え、前記ステップ
    は、原画の値と画像処理後の画像の値の間の値を変更値
    とすることを特徴とする情報埋め込み方法。
  8. 【請求項8】上記画像処理ステップが、画素単位で値を
    変更することを特徴とする請求項7に記載された情報埋
    込み方法。
  9. 【請求項9】請求項7に記載された情報埋め込み方法
    は、画像データを複数のブロックに分割し、ブロック毎
    の部分画像の値を所定の条件を満たすように変更するこ
    とを特徴とする情報埋め込み方法。
  10. 【請求項10】上記変更の対象となる画素の値が輝度で
    あることを特徴とする請求項7に記載された情報埋め込
    み方法。
  11. 【請求項11】上記画像処理ステップは、画像中の各画
    素について、輝度の勾配を求め、輝度の勾配が最小とな
    る方向に平滑化処理を実施するステップを含むことを特
    徴とする請求項10に記載された情報埋め込み方法。
  12. 【請求項12】上記画像処理ステップは、所定のしきい
    値の範囲内で値を変更するステップを含むことを特徴と
    する請求項11に記載された情報埋め込み方法。
  13. 【請求項13】上記画像処理後の画像と上記しきい値に
    よって制約される範囲内で画像の値を変更しても、画像
    の値が上記一定の条件を満たさない場合に、画像の値を
    変更前に戻すステップを備えることを特徴とする請求項
    12に記載された情報埋め込み方法。
  14. 【請求項14】画像データの値を所定の条件を満たすよ
    うに変更することによって画像データに情報を埋め込む
    情報埋め込み装置において、 画像中のエッジ及び孤立点を保存しながら画像データの
    値を変更する第1の画像処理手段と、原画の値と画像処
    理後の画像の値の間の値を変更値として画像データの値
    を変更する第2の画像処理手段とを有することを特徴と
    する情報埋め込み装置。
  15. 【請求項15】上記第1画像処理手段及び2の画像処理
    手段が、画像データの画素単位で値を変更することを特
    徴とする請求項14に記載された情報埋込み装置。
  16. 【請求項16】画像データの値を、所定の条件を満たす
    ように変更することによって画像データに情報を埋め込
    む情報埋め込み装置において、 画像中のエッジ及び孤立点を保存しながら画像データの
    値を変更する第1の画像処理手段と、画像データを複数
    の部分画像ブロックに分割する手段と、原画の値と画像
    処理後の画像の値の間の値を変更値として、上記ブロッ
    ク毎の部分画像の値を変更する第2の画像処理手段とを
    有することを特徴とする情報埋め込み装置。
  17. 【請求項17】上記第1の画像処理手段が、画素単位で
    値を変更し、上記第2の画像処理手段が画素単位で値を
    変更することによってブロック毎の値を変更することを
    特徴とする請求項16に記載された情報埋め込み装置。
  18. 【請求項18】上記変更の対象となる画素の値が輝度で
    あることを特徴とする請求項17に記載された情報埋め
    込み装置。
  19. 【請求項19】上記第1の画像処理手段が、画像中の各
    画素について、輝度の勾配を求め、輝度の勾配が最小と
    なる方向に平滑化処理を実施することを特徴とする請求
    項18に記載された情報埋め込み装置。
  20. 【請求項20】上記第2の画像処理手段が、所定のしき
    い値の範囲内で値を変更することを特徴とする請求項1
    9に記載された情報埋め込み装置。
  21. 【請求項21】上記第2の画像処理手段は、上記画像処
    理後の画像と上記しきい値によって制約される範囲内で
    画像の値を変更しても、画像の値が上記一定の条件を満
    たさない場合に、画像の値を変更前に戻すことを特徴と
    する請求項20に記載された情報埋め込み装置。
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