JP2001061055A - 情報埋込み方法及び装置 - Google Patents

情報埋込み方法及び装置

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JP2001061055A
JP2001061055A JP2000203062A JP2000203062A JP2001061055A JP 2001061055 A JP2001061055 A JP 2001061055A JP 2000203062 A JP2000203062 A JP 2000203062A JP 2000203062 A JP2000203062 A JP 2000203062A JP 2001061055 A JP2001061055 A JP 2001061055A
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JP2000203062A
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Inventor
Yutaka Yoshiura
裕 吉浦
Isao Echizen
功 越前
Junichi Taguchi
順一 田口
Akira Maeda
章 前田
Takao Arai
孝雄 荒井
Toshifumi Takeuchi
敏文 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンテンツへの情報埋込みにおいては、以下の
2つの要求を両立することが課題である。 (1)コンテンツの劣化の防止(例えば画像が視覚的に
変化しないこと) (2)埋め込んだ情報の耐性(例えば情報を埋め込んだ
画像を処理しても情報が消失しないこと) 【解決手段】コンテンツを入力する手段と、コンテンツ
に情報を埋め込む手段を有する情報処理システムにおい
て、人間には知覚できない、あるいは、人間のコンテン
ツ参照の妨害にならないコンテンツの値変更の範囲を求
め、上記変更可能範囲内でコンテンツの値を変更するこ
とにより情報を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は任意の情報を、コン
テンツに埋め込むに際して、特にそのコンテンツを劣化
させない情報埋め込み方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】コンテンツへの情報埋込み技術は画像、
音声、テキスト、図面など様々なコンテンツ(すなわ
ち、ディジタル化されたデータ)について開発されてい
るが、ここでは、代表例として、画像への情報埋込みを
取り上げる。一般に、画像への情報埋込みは、たとえ
ば、IBM System Journal, 35巻、3
&4号、313〜336頁、1996年に記されている
ように画素の輝度などの値に微かな変更を加えることに
より、情報を埋め込むものである。
【0003】この値変更に関して、実用面から以下の要
求がある。
【0004】(1)値を変更が人間の視覚では検知でき
ない。(あるいは、検知できたとしても人間の画像参照
の妨害にならない) (2)情報を埋め込んだ画像にJPEG圧縮等の処理を
施しても、埋め込んだ情報が消失しない。
【0005】従来の情報埋込み技術では、上記文献に述
べられているように、この要求を満たすために、変更の
対象となる値の種類に関して工夫していた。すなわち、
変更が目立ちにくく、かつ、消失しにくいよう値に対し
て変更を加えていた。例えば、画像を周波数表現し、そ
の中域成分の係数に対して変更を加えていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】画像の値の変更と視覚
上の変化の関係は、画像毎さらには画像中の領域によっ
て異なる。例えば、平坦な領域ではわずかな値変更でも
目立つ一方、森林写真のような雑然とした領域では大き
な値の変更でも目立たない。
【0007】ところが、上記従来の技術では、画像の性
質に依存して値変更の大きさを最適化するという点につ
いては不充分であった。そのため、視覚的変化の防止を
優先する場合には、平坦な画像の場合を想定して値変更
を小さくする必要があり、画像処理への耐性が小さかっ
た。一方、画像処理への耐性を優先する場合には、値変
更を大きくする必要があり、平坦な画像において視覚的
変化が生じていた。すなわち、従来方式では、視覚的変
化の防止と画像処理への耐性を両立することが困難であ
った。
【0008】本発明の目的は、コンテンツへの情報埋込
みにおいて、視覚的変化の防止と画像処理への耐性の両
立を可能とする方法、それを実現するプログラム、ある
いはその方法やプログラムを実行する装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】医用画像処理の分野で
は、X線やMRIを用いて撮影した人体の写真に対し
て、医師の診断を容易にするためのフィルターが研究さ
れている。最も進んだ医用フィルターでは、電子情報通
信学会論文誌、D-2、第J79−D-2巻、第8号、1
347頁から1353頁に示されるように、以下の性質
を持つ。
【0010】(1)平滑化処理により、ノイズを除去す
る。
【0011】(2)人間の視覚にとって重要なエッジ情
報、すなわち物体の輪郭や面の性質の変化する部分、お
よび色や明るさが周囲に比べて特に違う点(孤立点)につ
いては、形状を保存する。
【0012】見方を変えると、上記医用フィルターは、
以下の性質を持つと考えることができる。
【0013】(1)画像の値は変化する。
【0014】(2)画像は視覚的に変化しない。あるい
は変化したとしても人間の参照の妨げにはならない。
【0015】上記の医用フィルターの性質を利用して、
上記の課題を解決することを着想した。すなわち、上記
の課題は、コンテンツを入力する手段と、コンテンツに
情報を埋め込む手段を有する情報処理システムにおい
て、上記の医用フィルターを用いて、人間には知覚でき
ない、あるいは、人間のコンテンツ参照の妨害にならな
いコンテンツの値変更を行い、変更前の値と変更後の値
の間を情報埋込みにおける値の変更可能範囲とし、この
変更可能範囲内でコンテンツの値を変更することにより
情報を埋め込むことで解決できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1、2を用いて、本発明
の第1の実施例を説明する。この実施例では、静止画と
対象とし、画素の輝度を変更することで情報を埋め込む
ものとする。
【0017】図1は、本発明の機能構成図である。矩形
で示した要素すなわち入出力101、変更可能範囲算出
103、情報埋込み105は処理であり、計算機のCP
Uで実現される。楕円で示した要素すなわち画像10
2、変更可能範囲104、透かし入り画像106はデー
タであり、計算機の記憶装置で実現される。
【0018】なお、以下では、情報を、人間が検知でき
ない何らかのパターンに対応づけたものを透かしと呼
び、情報が埋め込まれた画像を透かし入り画像という。
【0019】入出力処理101は、画像を入力し、これ
を記憶装置に格納する。変更可能範囲算出処理103
は、まず、前述の医用フィルターあるいはそれと同様の
画像処理を画像データ102に適用する。その結果、画
像データ102と輝度が異なり、視覚的には変わらない
画像を得る。次に、変更可能範囲算出処理103は、各
画素毎に、画像処理適用前の輝度と適用後の輝度を記憶
する。これが変更可能範囲データ104である。
【0020】情報埋込み処理105は、まず、画像デー
タ102の画素のうち輝度を変更する画素を選択する。
次に、選択した各画素について、輝度を特定値に変更す
ることで情報を埋め込む。その結果、情報挿入画像デー
タ106を得る。この情報挿入画像データ106は、入
出力処理101を介して外部に出力される。
【0021】上述の医用フィルターの概要は以下の通り
である。
【0022】(1)画像内の各画素について、(2)〜
(3)の処理を実施する。
【0023】なお、画素とは、画像を構成する最小の部
分画像であり、一般に、輝度と2種類の色差、あるいは
3種類の色(3原色)により表現される。ここでは、画素
が輝度と色差から構成されるものとする。
【0024】(2)当該画素及び周囲の画素の輝度を分
析し、当該画素における輝度の法線ベクトルを求める。
このベクトルは輝度の変化が最大となる方向を表す。こ
のベクトルに直交し、当該画素を通るベクトルは、輝度
の変化が最小となる方向すなわち当該画素を通るエッジ
を表す。
【0025】(3)上記エッジに沿って1次元の平滑化
処理を実施。
【0026】上記の処理により、上記医用フィルターは
上述の性質を有するものとなる。
【0027】変更可能範囲算出処理103は、画像デー
タ102と輝度が異なり、視覚的には変わらない画像を
得る。
【0028】次に、図2を用いて、情報埋込み処理10
5における輝度の変更方法を説明する。ここでは、一つ
の画素の輝度の値は0〜255までであるとする。図2
は、画素の輝度値を数直線で表したものである。本実施
例では、この数直線上の白い円すなわち値が16の倍数
である点は埋込み情報0に対応し、黒い点すなわち値が
(16の倍数+8)の点は埋込み情報1に対応するもの
とする。
【0029】情報埋込み処理105は、画像データ10
2の画素の輝度を、最近傍の白または黒の円に変更する
ことにより情報を挿入する。すなわち、その画素に埋め
込みたい情報が0の場合には白円に変更し、1の場合に
は黒円に変更する。例えば、画素の輝度が図中の△すな
わち30で、埋め込みたい情報が0の場合には、その画
素の輝度を32に変更し、埋め込みたい情報が1の場合
には、その輝度を24に変更する。
【0030】次に、変更可能範囲データ104の利用に
ついて説明する。上記の基本動作では、画素の輝度の変
更が大きすぎて画像が視覚的に変化する場合がある。こ
れを防止するために、画素の値の変更を変更可能範囲デ
ータ104の範囲内で行う。
【0031】例えば、画素の輝度が△すなわち30で、
その画素の輝度の変更可能範囲が26〜33であるとす
る。この場合、埋め込みたい情報が0の場合には、上記
の基本動作通りに、その画素の輝度を32に変更する。
しかし、埋め込みたい情報が1の場合には、変更先の輝
度24が変更可能範囲に含まれていないので、24に最
も近い値26に変更する。
【0032】最後に、透かし挿入画像データ106から
の情報の抽出について説明する。最初に、値を参照すべ
き画素を選択する。この画素の選択においては、情報埋
込み処理105における画素選択と同じ規則を用いる。
従って、輝度を変更した画素が選択される。
【0033】次に、選択した各画素について、その輝度
を取り出し、その値が、16の倍数か(16の倍数+
8)のいずれに近いかで、埋め込まれた情報が0か1か
を判定する。
【0034】上述のように、情報埋込み処理105で
は、変更可能範囲データ104の中で輝度を変更するの
で、輝度を16の倍数または(16の倍数+8)に正確
に変更できない場合がある。そのため、情報の抽出にお
いて、一定の確率で誤りが生じる。この問題は、同じ情
報を複数の画素に重複して埋め込み、抽出において多数
決を行うことで解決できる。
【0035】以上のように、本実施例によれば、画像に
情報を埋込み、埋め込んだ情報を抽出することができ
る。この情報埋込みにおいては、画像の視覚的劣化のな
いことが保証された範囲すなわち変更可能範囲内での
み、画像の値を変更することができる。また、上記変更
可能範囲を画素毎に算出するので、画素毎に可能な限り
大きな値変更を行うことで、画像処理への耐性を強化す
ることができる。
【0036】この実施例によれば、輝度値の変更により
静止画に情報を埋め込むシステムにおいて、画素毎に視
覚的劣化のない輝度値変更範囲を求め、その範囲内で輝
度値を変更することができる。その結果、一律に輝度を
大きく変更する場合のように、画像の視覚的劣化を生じ
ることがなく、一方、一律に輝度を小さく変更する場合
のように、挿入情報が除去されやすいこともなく、画質
劣化の防止と埋込み情報の耐性の両立が可能となる。
【0037】次に、図3から図5を用いて、本発明の第
2の実施例を説明する。
【0038】本発明は、画像の値を変更して情報を挿入
する場合の、値の変更量を最適化するものである。画像
の種類、変更する画像値の種類、挿入する情報の種類、
画像における挿入情報の表現方法には依存せず、任意の
画像、画像値、情報種類、表現方法と組み合わせること
ができる。ここでは、一例として、以下の場合を考え
る。
【0039】(1)画像の種類 ここでは、動画データを考える。この動画データは、1
秒間30枚の静止画から成る。個々の静止画は、720
×480画素である。本実施例では、動画データから一
つずつ静止画を取り出し、これに、情報を挿入する。情
報挿入処理は、静止画毎に完結する。
【0040】(2)変更する画像の値 静止画の画素毎の輝度値を変更する。
【0041】(3)挿入する情報 6ビットの情報、すなわち0〜63までの64種類の数
字である。
【0042】(4)静止画における情報の表現 (a)ブロックの選択 静止画を8×8画素のブロック単位に分割する。コンテ
ンツでよく用いられる720×480画素の静止画の場
合、90×60(=5400)ブロックに分割する。6
4種類(6ビット)の挿入情報おのおのについて、上記5
400個のブロックのうちどのブロック(少なくともひ
とつ)の値を変更するかという対応関係(これは予め決
めておき、たとえばテーブルに保存されている)に基づ
いて、ブロックを選択する。選択したブロック内の画素
の輝度を変更する。
【0043】(b)ブロック内の輝度の変更 上記選択したブロック内の64個の画素の輝度の和が、
最も近い整数Aのn倍数になるように各画素の輝度を変
更する。Aはこの実施例の利用者が指定する値である
が、ここでは、512を用いる。
【0044】なお、情報の抽出時には、情報の挿入され
た動画から1枚ずつ静止画を取り出し、個々の静止画か
ら情報を抽出する。
【0045】上述の方法で、情報を埋め込んだ後で、圧
縮等の画像処理を行うと、輝度が変化し、抽出時に、正
数Aのn倍数ちょうどにならないことがある。そこで、
静止画からの情報抽出では、5400個の各ブロックに
ついて、輝度がAのn倍数またはその近傍になっている
かを判定する。
【0046】なお、近傍の定義としては、(A×n−A
/4)以上かつ、(A×n+A/4)以下とする。この
定義は一例であって、他の定義も可能である。
【0047】もし、情報が埋め込まれた画像に対して、
圧縮等の画像処理を行わず、輝度変化が生じない場合
は、近傍を定義しなくてもよい。
【0048】Aのn倍数またはその近傍の場合には、そ
のブロックの輝度が変更されていると判断する。540
0個のブロックのうちどのブロックの輝度が変更されて
いるかという情報と、前述の対応関係とを用いて、挿入
した64種類の情報の一つを特定する。
【0049】上記の抽出において、輝度を変更していな
いのに、ブロックの輝度の和が偶然Aのn倍数になって
いる場合は誤検出の原因となる。これを防止するために
は、輝度変更ブロックを複数とし、多数決論理をもちい
て、そのうち、ブロック輝度の和がAのn倍数または近
傍となっているブロックが所定の値(たとえば半数)以上
の場合に、透かしが埋め込まれていると判定する。
【0050】以上の情報表現、挿入、抽出の方法につい
ては、特願平09-238030号の方法を用いる。以
下では、上記の情報表現、挿入、抽出の方法を前提とし
て、輝度変更量の最適化方法を述べる。
【0051】図11は、この実施例のハードウエア構成
図である。入出力装置1101は、計算機のI/O装置
等により実現される。動画および埋め込みたい情報を外
部に入力し、演算装置1102を介して記憶装置110
3に格納する。また、情報を埋め込んだ動画を演算装置
1102から受け取って、これを外部に出力する。演算
装置1102は計算機のCPUで実現され、記憶装置1
103に格納された動画および挿入したい情報を読みだ
し、動画に情報を挿入して、結果の動画を入出力装置1
101に出力する。このとき、先に説明したフィルター
を用いて、画像の視覚的劣化がないように情報を埋め込
む。記憶装置1103は、半導体、ハードディスクや光
ディスクなどで実現され、動画及び挿入したい情報を記
憶する。
【0052】図3は、第2の実施例の機能構成図であ
る。
【0053】ブロック301〜306は演算装置110
2が行う処理であり、計算機のCPUがプログラムを実
行することにより実現される。ブロック307〜313
はデータであり、計算機のメモリすなわち記憶装置11
03に記憶される。
【0054】このプログラムは、記憶媒体に記録された
状態で配付することや、ネットワーク経由でサーバから
配付することが可能である。また、このプログラムは、
パーソナルコンピュータのオペレーティングシステムの
元で動作するように構成することが可能なものである。
【0055】入出力301は、動画データ307を入力
し、メモリに格納する。この動画データは、複数の連続
した静止画の列である。各静止画は720×480画素
である。
【0056】また、入出力301は、画像に挿入したい
情報310を入力し、メモリに格納する。挿入したい情
報は6ビット情報である。すなわち、挿入したい情報
は、2の6乗=64種類である。
【0057】さらに、入出力301は、入出力装置11
01から、画像に情報を挿入するときの基準となる値
(上述の整数A)312を入力し、メモリに格納する。こ
の整数Aの値を、ここでは、512とする。この正数A
のn倍数を、以下、吸着値と呼ぶ。
【0058】一方、入出力301は、透かし情報の挿入
された動画313をメモリから読み出して、入出力装置
1101から外部に出力する。
【0059】制御302は、動画307中の各静止画毎
に、フィルター303、差分算出304、挿入個所決定
305、挿入306を起動して、挿入情報310を埋め
込む。
【0060】フィルター303は、先に説明した実施例
における医用フィルターである。動画307中の静止画
を一枚づつ読み出し、これに前述のフィルター処理を適
用し、その結果のフィルター画像308をメモリに格納
する。
【0061】差分算出304は、動画307中の1枚の
静止画とそれから求めたフィルター画像308との輝度
の差分を、画素毎に求め、結果を変更可能範囲309と
してメモリに格納する。変更可能範囲309は、動画3
07中の1枚の静止画の各画素について、輝度をどれだ
け変更してよいかの範囲を表す。
【0062】挿入個所決定305は、720×480画
素の静止画を、8×8画素のブロックに分割する。その
結果、90×60=5400個のブロックを得る。上述
の方法で、挿入情報310に対応して値を変更するブロ
ックを選択し、挿入ブロック311とする。
【0063】挿入306は、挿入ブロック311の各ブ
ロックについて、輝度の和を吸着値312(正数Aのn
倍数)になるように変更する。その結果、情報を挿入し
た静止画1枚を求め、これを透かし入り動画313に追
加する。
【0064】図4は挿入306の動作のフローチャート
である。最初にステップ401で対象となる8×8画素
ブロック311の輝度の和を算出する。次に、ステップ
402においてステップ401で算出した輝度の和の最
近傍にある512のn倍数を吸着値とする。
【0065】ステップ403以降は実際の挿入処理であ
る。まずステップ403で変更可能範囲309内で対象
ブロック内の各画素の輝度を変更し、輝度の和も同時に
変更する。ステップ404は変更後の輝度の和が吸着値
に一致するか判定し、一致するなら挿入の動作を終了
し、一致しないならブロックの輝度値を変更前に戻した
後(すなわちそのブロックには透かしを挿入しない。)
挿入の動作を終了する。
【0066】図5は挿入処理の詳細のフローチャートで
ある。但しここでは,簡単のために変更前の輝度値の和
が吸着値より小さい場合を考える。また、各ブロック内
の画素は1から64までの画素番号で表わされていると
する。
【0067】まずステップ501で画素番号Iを1に設
定する。ステップ502は画素番号I=64の判定処理
であり。これについては後述する。ステップ503は画
素Iの変更可能範囲309をR(I)としたときR(I)が
正であるか判定する。すなわち画素Iの輝度値に加算で
きるか判定する。加算できなければステップ507でI
をインクリメントしてステップ502の判定処理に移
り、加算できればステップ504以降に進む。
【0068】ステップ504では画素Iの輝度値を1だ
け加算し、ステップ505で画素Iが属する対象ブロッ
クの輝度値の和を1だけ加算する。ステップ506では
画素Iの加算によって変更可能範囲R(I)の値を1減ら
す。
【0069】ステップ404は前述した判定処理で、輝
度値の和が吸着値と等しければ対象ブロックに透かし挿
入として処理を終了し、等しくなければ画素番号Iの値
をインクリメントしてステップ502に進む。
【0070】ステップ502は画素番号I=64の判定
処理であり、I=64と判定されるのは以下の2通りの
場合がある。
【0071】(1)対象ブロック内の64個の画素のう
ち,変更可能である画素について1回加算処理をおこな
ったが、いくつかの画素でまだ輝度値変更可能である場
合。
【0072】この場合は、ステップ508においていく
つかの画素でR(I)が0でないのでステップ501に進
み再び輝度値の加算処理を行う。
【0073】(2)対象ブロック内の64個の画素のう
ち、変更可能である画素について複数加算処理をおこな
った。その結果、輝度値の和が吸着値に届く前に全ての
画素で輝度値変更可能でなくなった。
【0074】この場合は、ステップ508において全て
の画素でR(I) = 0なので、ステップ405へ進み各
画素の輝度値を変更前に戻し、透かし挿入をおこなわず
処理を終了する。
【0075】この実施例によれば、輝度の変更により動
画に情報を埋め込むシステムにおいて、上記実施例と同
様の理由により、画質劣化の防止と埋込み情報の耐性の
両立が可能となる。
【0076】次に、図6と図7を用いて、本発明の第3
の実施例を説明する。
【0077】本実施例は、透かしの挿入時により詳細な
パラメータを用いる方法である。画像の種類や挿入情報
の種類などについては,すでに説明した第2の実施例と
同様の表現方法を用いる。
【0078】図6は、第3の実施例の機能構成図であ
る。以下では、図3の機能構成図と異なる、情報挿入時
のパラメータであるデータ601〜603と、挿入処理
604について説明する。
【0079】上限値601は、変更可能範囲309の上
限を決定するパラメータであり、挿入306において、
上限値以上の輝度値の変更を許さないようにする。この
上限値601は、たとえば、フィルタ303が出力した
変更可能範囲309とのAnd条件で用いるもので、変
更可能範囲の上限を、他の条件で指定したい場合に用い
る。
【0080】オフセット値602は、輝度値の変更可能
な上限値を設定するもので、フィルタ303が出力した
変更可能範囲309を越えて変更したい場合の上限値を
表わす。
【0081】挿入可否判定基準603は、上記以外の挿
入時に用いる判定基準を表わす。例えばブロックの輝度
の分散値をみることで、そのブロックの平坦さの度合を
判定することができ、挿入306において画像的に平坦
すぎる箇所には透かしを挿入しないといった処理が可能
になる。
【0082】図7は本実施例での挿入604の動作のフ
ローチャートである.ステップ701〜704以外の処
理は図4の処理と同様なので説明を省く。
【0083】ステップ701では、挿入可否判定基準と
して当該ブロックの輝度の分散が基準値以上か判定し、
基準値以下であれば処理を終了する。基準値以上であれ
ばステップ401と402を経てステップ702へ進
む。
【0084】ステップ702では、対象ブロック内の画
素の輝度値をフィルターの許容する範囲内で変更する。
但し、上限値601以上の変更を許さないようにする。
ステップ404で輝度和が吸着値に到達しない場合、ス
テップ703でオフセット値602の範囲内で再度画素
の輝度を変更し、ステップ704へ進む。
【0085】ステップ704では、変更された輝度値の
和が吸着値または吸着値の近傍(吸着値±64)に到達
しているか判定し、到達していれば透かし挿入を完了し
て処理を終了する。到達していなければステップ405
へ進み、透かし挿入を行わず(画素の輝度値を変更前に
戻して)処理を終了する。
【0086】図6、図7に示した方法によれば、上記実
施例における画質劣化のない輝度変更方法をさらに精密
化できるので、画質劣化の防止効果が大きくなる。
【0087】さて、動画などでは、吸着値(512のn
倍数)との差にかかわらず選択したブロックの輝度和を
吸着値に一致させると、動画をリアルタイムで再生する
場合などで、輝度値の急激な変化などにより画面にちら
つきが生じたり、透かし位置が視覚的に目立ってしまう
場合がある。
【0088】そこで、次に、図8を用いて、挿入情報を
さらに目立ちにくくする方法を説明する。
【0089】図8は図4、図7のフローチャートにおい
て、ステップ401と402の間に行われるステップ8
01を示すものである。ステップ801以外の処理は図
4と図7の処理と同様なので説明を省く。
【0090】ステップ801は、予め設けた、ブロック
の変更前の輝度和と吸着値との差の第2の上限値(図示
せず)にしたがって、ブロックを判定し、透かしを挿入
するかどうかを判定する。ここでは、第2の上限値を3
2としたとき、輝度和が以下の範囲にないブロックを実
際に透かし挿入の対象とする。つまり、輝度和が以下の
範囲にあるときは、透かしを挿入すると元の輝度和との
差が大きくなり、透かし挿入が目立つので、透かし挿入
を行わない、という考え方である。
【0091】512のn倍数+256−32< 輝度和
<512のn倍数+256+32この式において、51
2は上述の正数Aであり、256はA/2を表わす。ま
た、第2の上限値は、入出力装置1101から設定し
て、記憶装置1103へ保存しておく。
【0092】上記範囲にあるブロックは、透かし挿入を
行わず処理を終了する。
【0093】この方法によれば、輝度和と吸着値との差
が大きいブロックについては、透かし挿入を行わないの
で、動画をリアルタイム再生する場合に、さらに挿入情
報を目立ちにくくすることができる。したがって、画質
劣化の防止効果がさらに大きくなる。
【0094】以下では、図9と図10を用いて、本発明
の第5の実施例を説明する。
【0095】図9は、本実施例の方式を用いた透かし挿
入ブロックの模式図である。透かし挿入ブロック91
は、透かし挿入により輝度値が変化しているので、画像
の平坦な箇所などではブロックが目立ってしまう場合が
ある。図9が示すように透かし挿入ブロックの周囲に、
4つの領域92〜95を作成し、ブロック91の輝度変
化に合わせて4つの領域の輝度値を段階的に変化させれ
ば、透かしブロックを目立たなくさせることが可能にな
る。
【0096】図10は、領域92〜95の輝度値の変更
処理のフローチャートである。簡単のために、図9に示
した4つの8×2部分領域(A1,A2,A3,A4)92
〜95の輝度値変更を考える。
【0097】ステップ1001では、透かし挿入ブロッ
ク91の右隣のブロックに着目し、その部分の輝度値の
変更量を求める。ステップ1002では、ステップ10
01で算出された輝度値変更量を0.8倍してA1領域
92の輝度値に加算する。ステップ1003では、同様
に輝度値変更量を0.6倍してA2領域93の輝度値に
加算する。ステップ1004では、同様に輝度値変更量
を0.4倍してA3領域94の輝度値に加算する。ステ
ップ1005では、輝度値変更量を0.2倍してA4領
域95の輝度値に加算し、輝度値の変更処理を終了す
る。
【0098】この例では、透かし挿入ブロック91の周
囲に設ける領域を、ひとつのブロックを4つに分割する
ことによって生成しているが、これに限定されず、より
多くのブロックをより多く分割してより滑らかに輝度値
を変更するなど、さまざまな変形が可能である。
【0099】また、上述の各実施例では、情報の埋め込
み方法として画素の輝度を変更したが、これに限定され
ない。各画素を構成する、3原色のいずれかあるいは任
意の組み合わせ、または輝度と色差のいずれかあるいは
任意の組み合わせの持つ値を変更することで実現できる
ものである。
【0100】また、本発明は画像以外、たとえば、音楽
にも適用は可能である。たとえば、音の大きさ、音色な
どの変更可能範囲を求め、その範囲内で変更する。ま
た、小節単位で音の大きさ、音色などを変化させて情報
を埋め込み、当該小節前後も値を少しずつ変化させて、
目立たせないようにすることが可能である。
【0101】なお、上述の方法によって埋め込まれた情
報は、その埋め込み方法(位置、パターン)、あるいは検
出、除去のための情報を知るもの以外には除去できな
い。
【0102】逆に埋め込み方法、検出除去のための情報
を知るものは、本発明に従って埋め込まれた情報を取り
出すことができるので、本発明はコンテンツの著作権情
報などを管理するのに適している。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、コンテンツへの情報埋
込みにおいて、コンテンツが劣化しない範囲内でコンテ
ンツを可能な限り大きく変更することができるので、劣
化の防止と埋込み情報の耐性の両立が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の機能構成図。
【図2】本発明の第1の実施例における画素の輝度値の
変更方法を示す図。
【図3】本発明の第2の実施例の機能構成図。
【図4】本発明の第2の実施例における透かし挿入処理
のフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施例における透かし挿入処理
の詳細のフローチャート。
【図6】本発明の第3の実施例の機能構成図。
【図7】本発明の第3の実施例における透かし挿入処理
のフローチャート。
【図8】本発明の第4の実施例における透かし挿入処理
のフローチャート。
【図9】本発明の第5の実施例における透かし挿入ブロ
ックの模式図。
【図10】本発明の第5の実施例における輝度値の変更
のフローチャート。
【図11】本発明の第2の実施例におけるハードウェア
構成図。
【符号の説明】
101…入出力処理、102…画像データ、103…変
更可能範囲算出処理、104…変更可能範囲データ、1
05…情報埋め込み処理、106…情報挿入画像デー
タ。
フロントページの続き (72)発明者 田口 順一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 前田 章 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 竹内 敏文 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人間には知覚できないコンテンツの値変更
    の範囲を求める変更可能範囲算出ステップと、上記変更
    可能範囲内でコンテンツの値を変更することにより情報
    を埋め込むステップとを備えることを特徴とする情報埋
    込み方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された情報埋め込み方法に
    おいて、 コンテンツの値の変更時に、その変更が人間には知覚で
    きないか否か、あるいは、人間のコンテンツ参照の妨害
    にならないか否かを判定する変更影響判定ステップを備
    えることを特徴とする情報埋込み方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された情報埋込み方法にお
    いて、 上記変更可能範囲算出ステップ及び変更影響判定ステッ
    プが、画像の中の物体の輪郭情報の値を保存し、それ以
    外の値を変更する画像処理ステップを含むことを特徴と
    する情報埋込み方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載された情報埋め込み方法に
    おいて、 上記画像処理ステップが、エッジを保存しノイズを削減
    する画像フィルターステップを含むことを特徴とする情
    報埋込み方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載された情報埋め込み方法に
    おいて、 上記画像フィルターステップが、画像の性質に依存し
    て、平滑化の強度と方向を変更するステップを含むこと
    を特徴とする情報埋込み方法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載された情報埋込み方法にお
    いて、 コンテンツに同じ情報を複数回重複して埋込み、埋め込
    んだ値を読み出すときに、多数決論理によって埋め込ん
    だ値を推定するステップを備えることを特徴とする情報
    埋込み方法。
  7. 【請求項7】画像データの値を所定の条件を満たすよう
    に変更することによる画像データへの情報埋め込み方法
    において、 画像中のエッジ及び孤立点を保存しながら画像データの
    値を変更する画像処理ステップを備え、前記ステップ
    は、原画の値と画像処理後の画像の値の間の値を変更値
    とすることを特徴とする情報埋め込み方法。
  8. 【請求項8】上記画像処理ステップが、画素単位で値を
    変更することを特徴とする請求項7に記載された情報埋
    込み方法。
  9. 【請求項9】請求項7に記載された情報埋め込み方法
    は、画像データを複数のブロックに分割し、ブロック毎
    の部分画像の値を所定の条件を満たすように変更するこ
    とを特徴とする情報埋め込み方法。
  10. 【請求項10】上記変更の対象となる画素の値が輝度で
    あることを特徴とする請求項7に記載された情報埋め込
    み方法。
  11. 【請求項11】上記画像処理ステップは、画像中の各画
    素について、輝度の勾配を求め、輝度の勾配が最小とな
    る方向に平滑化処理を実施するステップを含むことを特
    徴とする請求項10に記載された情報埋め込み方法。
  12. 【請求項12】上記画像処理ステップは、所定のしきい
    値の範囲内で値を変更するステップを含むことを特徴と
    する請求項11に記載された情報埋め込み方法。
  13. 【請求項13】上記画像処理後の画像と上記しきい値に
    よって制約される範囲内で画像の値を変更しても、画像
    の値が上記一定の条件を満たさない場合に、画像の値を
    変更前に戻すステップを備えることを特徴とする請求項
    12に記載された情報埋め込み方法。
  14. 【請求項14】画像データの値を所定の条件を満たすよ
    うに変更することによって画像データに情報を埋め込む
    情報埋め込み装置において、 画像中のエッジ及び孤立点を保存しながら画像データの
    値を変更する第1の画像処理手段と、原画の値と画像処
    理後の画像の値の間の値を変更値として画像データの値
    を変更する第2の画像処理手段とを有することを特徴と
    する情報埋め込み装置。
  15. 【請求項15】上記第1画像処理手段及び2の画像処理
    手段が、画像データの画素単位で値を変更することを特
    徴とする請求項14に記載された情報埋込み装置。
  16. 【請求項16】画像データの値を、所定の条件を満たす
    ように変更することによって画像データに情報を埋め込
    む情報埋め込み装置において、 画像中のエッジ及び孤立点を保存しながら画像データの
    値を変更する第1の画像処理手段と、画像データを複数
    の部分画像ブロックに分割する手段と、原画の値と画像
    処理後の画像の値の間の値を変更値として、上記ブロッ
    ク毎の部分画像の値を変更する第2の画像処理手段とを
    有することを特徴とする情報埋め込み装置。
  17. 【請求項17】上記第1の画像処理手段が、画素単位で
    値を変更し、上記第2の画像処理手段が画素単位で値を
    変更することによってブロック毎の値を変更することを
    特徴とする請求項16に記載された情報埋め込み装置。
  18. 【請求項18】上記変更の対象となる画素の値が輝度で
    あることを特徴とする請求項17に記載された情報埋め
    込み装置。
  19. 【請求項19】上記第1の画像処理手段が、画像中の各
    画素について、輝度の勾配を求め、輝度の勾配が最小と
    なる方向に平滑化処理を実施することを特徴とする請求
    項18に記載された情報埋め込み装置。
  20. 【請求項20】上記第2の画像処理手段が、所定のしき
    い値の範囲内で値を変更することを特徴とする請求項1
    9に記載された情報埋め込み装置。
  21. 【請求項21】上記第2の画像処理手段は、上記画像処
    理後の画像と上記しきい値によって制約される範囲内で
    画像の値を変更しても、画像の値が上記一定の条件を満
    たさない場合に、画像の値を変更前に戻すことを特徴と
    する請求項20に記載された情報埋め込み装置。
JP2000203062A 1997-09-03 2000-06-30 情報埋込み方法及び装置 Pending JP2001061055A (ja)

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JP9-238031 1998-04-16
JP10-106036 1998-04-16
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