JP4189111B2 - 表面実装部品装着機および表面実装部品装着機における電子部品検出方法 - Google Patents

表面実装部品装着機および表面実装部品装着機における電子部品検出方法 Download PDF

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、装着ヘッドの保持部材により保持された電子部品の検査を簡単かつ正確に行うことができる表面実装部品装着機および表面実装部品装着機における電子部品検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板に装着されるIC等の電子部品は、高い装着精度の確保と、不良電子部品の装着防止等のため、事前にCCDカメラにより吸着ノズルに保持された状態でこの電子部品を撮像し、この電子部品に対する前記した様々な情報を得て、この情報に基づいて所定の処理を行うことで対応している。
【0003】
特に、電子部品の周縁部に突設させた多数本のリードは、高さ方向の曲がりを生じていると、プリント基板への装着に不都合を来すため、あらかじめ、レーザビームをこのリード部へ照射し、この照射された状態をCCDカメラにより撮像し、リード不良の有無やリードの欠損等を検出する必要があるものである。
【0004】
従来、この検出は、ノズル部材に吸着されたリード付部品の下方から、水平方向に対して所定角度で傾斜する平面を通る検査用照明光を部品のリードに照射しながら該リードを撮像し、得られたリード画像におけるリード列方向と直交する方向のリードの位置に基づいて前記リードの異常を検出していた。
【0005】
しかしながら、この検出方法では、サイズや厚みが違う電子部品は、一度での撮像でリードの曲がり量を計測することが不可能であり、一辺若しくは二辺までしか同時に計測することができない。
【0006】
したがって、四辺にリードがそれぞれ設けられた電子部品に対しては、一辺若しくは二辺のリードを、まず撮像して、それぞれのリードの曲がり量を計測した後、残りの三辺若しくは二辺を計測するために、電子部品の位置を、X,Y,θ軸方向へ移動させて、再度、これらリードを撮像してそれぞれのリードの曲がり量を計測する必要があった。
【0007】
この計測方法では、電子部品の位置を、前記したようにX,Y,θ軸方向へ移動させるため、この移動のための機械的な動作によって発生する機械特有の誤差が、そのまま検出された電子部品の位置ずれに反映して、微量なリードの曲がり量の計測誤差の要因となって高い精度による検出ができない問題点を有するものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、電子部品の下面へ、光線照射手段により四方向から直線スリット光を照射し、電子部品に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段により撮像して電子部品を検出することにより、装着ヘッドの保持部材により保持された電子部品の検査を、該電子部品のサイズや厚み等が違っていても、一度の撮像で行うことができ、かつ、その検出を正確に行うことができる表面実装部品装着機および表面実装部品装着機における電子部品検出方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本発明の手段は、供給部の電子部品を装着ヘッドの保持部材によって保持し、該電子部品を前記供給部から装着部への搬送中に、前記保持部材によって保持された前記電子部品を検出手段により検出した後、前記装着部におけるプリント基板の所定位置に前記電子部品を装着する表面実装部品装着機にあって、
前記検出手段は、CCDカメラからなる撮像手段と、テレセントリックレンズからなる入光手段と、発光ダイオードからなる照明手段と、複数本の互いに交差する傾斜状のレーザビームからなる光線照射手段と、電子部品のZ軸方向の移動誤差を修正するためのデータを予め記憶しているデータ保持部を有する制御手段とを備えることを特徴とする表面実装部品装着機の構成にある。
【0010】
また、
供給部の電子部品を、複数個を有する装着ヘッドの保持部材によって保持し、該電子部品を前記供給部から装着部への搬送中に、検出手段によって、前記保持部材により保持された前記電子部品の下方を移動しながら、一直線状に配設された一側部最外側の前記装着ヘッドから他側部最外側の前記装着ヘッドに対して、これら装着ヘッドの並設方向と平行した一連の連続動作により前記電子部品の保持状態を検出し、その後、前記装着部におけるプリント基板の所定位置に前記電子部品を装着する表面実装部品装着機にあって、
前記検出手段は、CCDカメラからなる撮像手段と、テレセントリックレンズからなる入光手段と、発光ダイオードからなる照明手段と、複数本の互いに交差する傾斜状のレーザビームからなる光線照射手段と、電子部品のZ軸方向の移動誤差を修正するためのデータを予め記憶しているデータ保持部を有する制御手段とを備えることを特徴とする表面実装部品装着機の構成にある。
【0011】
更に、
検出手段における光線照射手段は、電子部品に対してその電極部に直線スリット光を四方向から互いに交差する傾斜状に照射するように構成される。
【0012】
そして、
装着ヘッドの保持部材によって保持した電子部品を、検出手段により検出する電子部品検出方法にあって、
前記電子部品の下面へ、光線照射手段により四方向から互いに交差する傾斜状の直線スリット光を照射し、電子部品に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段により電子部品をZ軸方向へ上下させたときの移動誤差を修正するために、予め記憶されたデータに基づいて電子部品をZ軸方向に移動して撮像することを特徴とする表面実装部品装着機における電子部品検出方法にある。
【0013】
また、複数個からなる装着ヘッドの保持部材によって保持した電子部品を、該電子部品の下側を移動する検出手段により一連の連続動作により検出する電子部品検出方法にあって、
前記電子部品の下面へ、光線照射手段により四方向から互いに交差する傾斜状の直線スリット光を照射し、電子部品に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段により電子部品をZ軸方向へ上下させたときの移動誤差を修正するために、予め記憶されたデータに基づいて電子部品をZ軸方向に移動して撮像することを特徴とする表面実装部品装着機における電子部品検出方法にある。
【0014】
そして、
あらかじめ試験板を用いて、この試験板の下面へ、光線照射手段により四方向から直線スリット光を照射し、該試験板に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段によりZ軸方向に対して前記試験板を上下させて複数回撮像して、前記Z軸方向へ上下させたときの各Z軸座標の四本のレーザビーム直線スリット光の線分位置と、その線分位置から計算した前記各Z軸座標の二次元的な傾き量と、四本のレーザビーム直線スリット光が前記試験板を照射したときに写る格子寸法と、各Z軸座標の四本のレーザビーム直線スリット光の線分位置を計測して、これら検出値をそれぞれ制御手段へ記憶させる第一の工程と、
前記電子部品の下面へ、光線照射手段により四方向から直線スリット光を照射し、電子部品に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段により撮像し、電子部品を検出して検出値を得る第二の工程と、
前記第一および第二の工程で得た検出値を比較演算して、電子部品の状態を検査する第三の工程とを備えさせる表面実装部品装着機における電子部品検出方法にある。
【0015】
【実施例】
次に、本発明に関する表面実装部品装着機および表面実装部品装着機における電子部品検出方法の実施の一例を図面に基づいて説明する。
図1においてAは表面実装部品装着機で、その機体1の適所に電子部品bの供給部mが、また、機体1内において搬送手段2によりプリント基板cが搬入出される装着部nが設けられている。
本発明実施例において用いられる電子部品bは、例えば、方形状等に形成された四辺(二辺の場合もある)に多数本の電極(リード)b1が突設された、いわゆるQFP(Quad Flat Package )等が有効であり、この電子部品bの検出にあって、電極b1の浮き計測(コプラナリティ計測)が容易に行われる。
【0016】
そして、機体1には、前後方向(X軸方向)と左右方向(平面上において前記X軸方向と直交するY軸方向)および縦軸方向(Z軸方向)、更に、この縦軸方向(Z軸方向)を中心として、所定角度を旋回する装着ヘッド3が設けられていて、それぞれの方向に対して、数値制御可能なサーボモータ等からなる進退手段4,移動手段5,昇降手段6および回転手段7により高精度で作動されるものであって、これら各手段4,5,6,7は制御手段8により適宜制御される。
【0017】
なお、この装着ヘッド3は、移動手段5によって移動される可動体9へ取り付けられていて、4ヘッドあるいは6ヘッド等の複数個からなる多ヘッドに構成されているものであって、それぞれの装着ヘッド3の下端部には、電子部品bの上面を吸着する吸着ノズル等の保持部材10が取り付けられる。
【0018】
そして、電子部品bがプリント基板cへ装着される前には、表面実装部品装着機A内において、装着ヘッド3の保持部材10に吸着保持された電子部品bの保持姿勢や、電子部品bにおける電極b1の不良等の電子部品情報が検査される。
【0019】
この検査にあっては、CCDカメラからなる撮像手段11と、テレセントリックレンズからなる入光手段12と、発光ダイオードからなる照明手段13と、複数本のレーザビームからなる光線照射手段14とからなる検出手段15が用いられるものであって、撮像手段11による画像認識により前記した電子部品情報が得られ、制御手段8へ送信される。
【0020】
また、この電子部品情報の収集は、電子部品bが停止状態若しくは移動状態、撮像手段11が停止状態若しくは移動状態において、照明手段13により照明して、該電子部品bを撮像するもので、本実施例にあっては、可動体9へ取付体16を介してこの検出手段15が取り付けられている。
【0021】
更に、この検出手段15は、数値制御可能なサーボモータ等により制御される往復手段17により該装着ヘッド3の下方を、すなわち、電子部品bの下面側を左右方向(図1において示すY軸方向)へ略水平に進退運動するように取り付けられる。
該検出手段15は、機体1における適所に固定状態あるいは可動状態で設けてもよい。
【0022】
なお、この検出手段15においては、照明手段13および光線照射手段14の発光位置と発光時間とを規制する位置検出部材18が設けられているものであって、光電管や近接スイッチを用いて、あるいは前記往復手段17に連係させてその数値制御によりコントロールするもので、可動体9に対して、各複数個の装着ヘッド3に対応させて、照明手段13および光線照射手段14の射光開始と射光停止とを規制する検出子19を取り付け、これら検出子19に対応する検出体20を取付体16に設けてある。
【0023】
前記したテレセントリックレンズからなる入光手段12は、電子部品bの画像を撮像手段11へ集束して送り込むもので、撮像する電子部品bの位置が変化しても、基本的に像が変化しないテレセントリックレンズの特性を利用するものである。
【0024】
前記した発光ダイオードからなる照明手段13は、撮像手段11による電子部品bの画像の読み取りに際して、画像認識し得る光量を与えるもので、青色、赤色、緑色等の多数個の発光ダイオードを用いて、前記位置検出部材18の信号に基づいて作動される。
なお、この発光ダイオードの前側には、発光の拡散板21を付設することもある。
【0025】
前記した複数本のレーザビームからなる光線照射手段14は、方形状の電子部品bに対してその四辺に対応するように四方向から照射される四本の直線スリット光を照射するように構成され、該スリット光が電子部品bの電極b1に照射されることでその光が電極b1のみを照らす。
これら四本の直線スリット光は、電子部品bの電極b1高さを光切断法を用いて計測するために、撮像手段11の撮像略中心部において互いに交差する傾斜状態、例えば、内方へ向かって45°に傾くように照射される。
これにより、検出手段15の高さをコンパクトに製作することができる。
【0026】
次に、本発明実施例の表面実装部品装着機Aおよび表面実装部品装着機における電子部品検出方法を説明する。
この表面実装部品装着機Aにおいて、電子部品bがプリント基板c上に装着される前に、あらかじめ、装着ヘッド10の保持部材3に吸着保持された電子部品bは、その保持姿勢や、電子部品bにおける電極b1の不良等の電子部品情報が検査される。
【0027】
まず、この検査を行う事前の準備工程(第一の工程)として、検出手段15に対する撮像特性のサンプルを得る。すなわち、光線照射手段14によって照射される四本のレーザビーム直線スリット光30は、その交差する中心位置sと撮像手段11の中心位置rとは、図3(a)に示すように、X軸方向およびY軸方向にずれて一致しない現象が起こることが多い。
更に、このレーザビーム直線スリット光30があたる電子部品bをZ軸方向へ上下すると、前記したX,Y軸方向のずれ量が変化することがある。
また、四本のレーザビーム直線スリット光30の二次元的な傾き(θ軸方向の傾き)と撮像手段11の傾きには、θ角の角度のずれを生じ、更に、このレーザビーム直線スリット光30があたる電子部品bをZ軸方向へ上下すると、前記したθ角の角度のずれ量が変化することがある。
これらは、光線照射手段14や撮像手段11を取り付けた際の取付誤差や、電子部品bをZ軸方向へ上下させたときの移動誤差に起因する。
【0028】
そのため、前記した誤差を修正するために、あらかじめ、図3(a),(b)および(c),(d)に示すように、試験板(キャリブレーションプレート)31を用いて、これをZ軸方向へ上下させたときの各Z軸座標における四本のレーザビーム直線スリット光30の交差する中心位置sと、前記各Z軸座標の二次元的な傾き量と、四本のレーザビーム直線スリット光30が試験板31を照射したときに写る格子寸法L1,L2と、各Z軸座標における四本のレーザビーム直線スリット光30の線分位置T1,T2,T3,T4を計測しておく。これら得られたデータは制御手段8に送信され記憶される。
なお、格子寸法L1,L2とは、四本のレーザビーム直線スリット光30が作る格子の縦横の寸法である。
線分位置T1,T2,T3,T4における線分とは、直線の二点で限られた部分である。
【0029】
この状態で、供給部mより受け取って、装着ヘッド3の保持部材10に吸着保持された電子部品bは、取付体9に設けられた検出手段15により検出(第二の工程)が行われるもので、まず、この検出手段15における撮像手段11と入光手段12と照明手段13との操作によって、図4に示すように、電子部品bの中心位置bOと、該電子部品bの二次元的な傾きαを求める。
【0030】
前記した第一の工程において計測して得られたデータに基づいて、すなわち、四本のレーザビーム直線スリット光30が試験板31を照射したときに写る格子寸法L1,L2と、あらかじめ入力されている電子部品形状データの電極部位置が一致する高さに、図5(a),(b)に示すように、電子部品bをZ軸方向へ移動させる。
【0031】
次に、電子部品bの中心位置bOおよび該電子部品bの二次元的な傾きαと、あらかじめ、計測してある四本のレーザビーム直線スリット光30の交差する中心位置sと、前記各Z軸座標の二次元的な傾き量とを考慮して、これに対応するように、図5(c),(d)に示すように、四本のレーザビーム直線スリット光30が電極b1を照射する位置に電子部品bを、X軸,Y軸方向およびθ各方向へ移動させる。
【0032】
この状態において、電子部品bの四辺の各電極b1に照射されたレーザビーム直線スリット光30を撮像手段11と入光手段12により撮像する。この撮像高さは、電子部品bの中心位置bOおよび該電子部品bの二次元的な傾きαを求めたときの撮像高さと異なるが、入光手段12を使用することにより撮像手段11から電子部品bまでのワーキングディスタンスが変化しても、撮像手段11に写る像の大きさは変わらない。
【0033】
この撮像結果に対して、あらかじめ制御手段8へ記憶させてある四本のレーザビーム直線スリット光30の線分位置T1,T2,T3,T4と、電子部品bの四辺の各電極b1に照射されたレーザビーム直線スリット光30の位置のずれ量を計測し、この演算により、四本のレーザビーム直線スリット光30の傾斜から電極b1の高さデータを計算する。
【0034】
例えば、あらかじめ制御手段8へ記憶させてある四本のレーザビーム直線スリット光30の線分位置T1,T2,T3,T4と、電子部品bの四辺の各電極b1に照射されたレーザビーム直線スリット光30の位置のずれ量が、図6に示すように、内側方向に0.05mmであり、レーザビーム直線スリット光30の傾斜が45°(図5(d)参照)の場合は、電極b1の高さを−0.05mmと算出する。
【0035】
この値は、制御手段8において、あらかじめ定められた装着許容範囲の電子部品データと比較演算し、この許容範囲内であれば、この保持部材10に吸着保持された電子部品bのプリント基板cへの装着が行われ、前記した許容範囲外であれば、装着不可と判断され、機体1の適所に設けられた回収部などへ返却され、プリント基板cには装着されない。(第三の工程)
【0036】
このように本願実施例によれば、光線照射手段14により互いに交差する傾斜をもって電子部品bの下面へ四本の直線スリット光30を照射し、電子部品bに照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段12を介して、CCDカメラからなる撮像手段11により撮像して電子部品bの画像を検出することにより、QFPのように四辺に電極b1があり、四辺の各電極b1位置が電子部品bの中心位置bOから等距離の電子部品bであれば、電子部品bのサイズや厚みが違っていても、撮像手段11の取付状態を変更することなく、また、電子部品bの位置を動かすことなく、一回の撮像で電極高さを四辺同時に計測して、電子部品bにおける電極b1の浮き計測を簡単かつ確実に行うことができる。
【0037】
更に、二辺に電極b1があり、二辺の各電極b1位置が電子部品bの中心位置bOから等距離の電子部品(SOP)であれば、電子部品のサイズや厚みが違っていても、撮像手段11の取付状態を変更することなく、また、電子部品bの位置を動かすことなく、一回の撮像で電極高さを二辺同時に計測して、電子部品bにおける電極b1の浮き計測を簡単かつ確実に行うことができる。
【0038】
なお、図7に示すように、四辺に電極b1があり、四辺の各電極b1位置が電子部品bの中心位置bOから等距離でない電子部品bの場合は、すなわち、同図において電子部品bの縦横長さが、h≠gの場合は、電子部品bの位置を動かすことなく、一回の撮像で電極高さを四辺同時に計測することはできないが、電子部品位置をZ軸方向へ移動して二回の撮像で電極高さを計測して、電子部品bにおける電極b1の浮き計測を簡単かつ確実に行うことができる。
【0039】
このとき、電子部品位置をZ軸方向へ移動することで、機械的な作動誤差(ロストモーション)などによる位置ずれを生ずることがあるが、あらかじめ試験板(キャリブレーションプレート)31を用いて、該試験板31をZ軸方向へ上下させたときの各Z軸座標の四本のレーザビーム直線スリット光30の交差する中心位置sと、前記各Z軸座標の二次元的な傾き量と、四本のレーザビーム直線スリット光30が試験板31を照射したときに写る格子寸法L1,L2と、各Z軸座標の四本のレーザビーム直線スリット光30の線分位置T1,T2,T3,T4を計測して、制御手段8へ記憶させてあるため、電極高さの計測や電極b1の浮き計測に影響を与えることがない。
【0040】
また、本願発明の実施例によれば、図8に示すような、リード状の電極を有しない、バンプ形状の電極b1を有する電子部品bの、該電極b1の高さを計測して、コプラナリティ計測を行うことができる。
この場合、電極b1への照明を行う照明手段13は、同図に示すように、バンプ形状の電極b1を照明するため、横方向に照射するように配置したものを使用するものである。このため、電子部品bの中央部に近い位置にある電極b1の高さを計測するために、電子部品位置が下がっても、照明手段13と干渉することがない。
【0041】
【発明の効果】
前述したように本発明は、周辺に電極がある電子部品の検出において、電子部品のサイズや厚みが違っていても、撮像手段の取付状態を変更することなく、また、電子部品の位置を動かすことなく、一回の撮像で電極高さを各辺同時に計測することができる格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する表面実装部品装着機の概略を示す平面図である。
【図2】図1における表面実装部品装着機の装着ヘッド部の概略を示す側面図である。
【図3】本発明に関する表面実装部品装着機における電子部品検出方法において、第一の工程を示す説明図である。
【図4】図3における第二の工程において、電子部品の中心位置と傾きを計測する状態を示す説明図である。
【図5】図4における電子部品の中心位置と傾きを修正する状態を示す説明図である。
【図6】図4における第二の工程において、電子部品の電極高さを計測する状態を示す説明図である。
【図7】図3における方法において使用する他の例の電子部品を示す平面図である。
【図8】図3における方法において使用する他の例の電子部品の検出状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 表面実装部品装着機
b 電子部品
c プリント基板
1 機体
10 保持部材
11 撮像手段
12 入光手段
13 照明手段
14 光線照射手段
15 検出手段
30 直線スリット光

Claims (6)

  1. 供給部の電子部品を装着ヘッドの保持部材によって保持し、該電子部品を前記供給部から装着部への搬送中に、前記保持部材によって保持された前記電子部品を検出手段により検出した後、前記装着部におけるプリント基板の所定位置に前記電子部品を装着する表面実装部品装着機にあって、
    前記検出手段は、CCDカメラからなる撮像手段と、テレセントリックレンズからなる入光手段と、発光ダイオードからなる照明手段と、複数本の互いに交差する傾斜状のレーザビームからなる光線照射手段と、電子部品のZ軸方向の移動誤差を修正するためのデータを予め記憶しているデータ保持部を有する制御手段とを備えることを特徴とする表面実装部品装着機。
  2. 供給部の電子部品を、複数個を有する装着ヘッドの保持部材によって保持し、該電子部品を前記供給部から装着部への搬送中に、検出手段によって、前記保持部材により保持された前記電子部品の下方を移動しながら、一直線状に配設された一側部最外側の前記装着ヘッドから他側部最外側の前記装着ヘッドに対して、これら装着ヘッドの並設方向と平行した一連の連続動作により前記電子部品の保持状態を検出し、その後、前記装着部におけるプリント基板の所定位置に前記電子部品を装着する表面実装部品装着機にあって、
    前記検出手段は、CCDカメラからなる撮像手段と、テレセントリックレンズからなる入光手段と、発光ダイオードからなる照明手段と、複数本の互いに交差する傾斜状のレーザビームからなる光線照射手段と、電子部品のZ軸方向の移動誤差を修正するためのデータを予め記憶しているデータ保持部を有する制御手段とを備えることを特徴とする表面実装部品装着機。
  3. 検出手段における光線照射手段は、電子部品に対してその電極部に直線スリット光を四方向から互いに交差する傾斜状に照射するように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の表面実装部品装着機。
  4. 装着ヘッドの保持部材によって保持した電子部品を、検出手段により検出する電子部品検出方法にあって、
    前記電子部品の下面へ、光線照射手段により四方向から互いに交差する傾斜状の直線スリット光を照射し、電子部品に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段により電子部品をZ軸方向へ上下させたときの移動誤差を修正するために、予め記憶されたデータに基づいて電子部品をZ軸方向に移動して撮像することを特徴とする表面実装部品装着機における電子部品検出方法。
  5. 複数個からなる装着ヘッドの保持部材によって保持した電子部品を、該電子部品の下側を移動する検出手段により一連の連続動作により検出する電子部品検出方法にあって、
    前記電子部品の下面へ、光線照射手段により四方向から互いに交差する傾斜状の直線スリット光を照射し、電子部品に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段により電子部品をZ軸方向へ上下させたときの移動誤差を修正するために、予め記憶されたデータに基づいて電子部品をZ軸方向に移動して撮像することを特徴とする表面実装部品装着機における電子部品検出方法。
  6. あらかじめ試験板を用いて、この試験板の下面へ、光線照射手段により四方向から直線スリット光を照射し、該試験板に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段によりZ軸方向に対して前記試験板を上下させて複数回撮像して、前記Z軸方向へ上下させたときの各Z軸座標の四本のレーザビーム直線スリット光の線分位置と、その線分位置から計算した前記各Z軸座標の二次元的な傾き量と、四本のレーザビーム直線スリット光が前記試験板を照射したときに写る格子寸法と、各Z軸座標の四本のレーザビーム直線スリット光の線分位置を計測して、これら検出値をそれぞれ制御手段へ記憶させる第一の工程と、
    前記電子部品の下面へ、光線照射手段により四方向から直線スリット光を照射し、電子部品に照射されたこの光の位置を、テレセントリックレンズからなる入光手段を介して、CCDカメラからなる撮像手段により撮像し、電子部品を検出して検出値を得る第二の工程と、
    前記第一および第二の工程で得た検出値を比較演算して、電子部品の状態を検査する第三の工程とを備えさせたことを特徴とする請求項4または5記載の表面実装部品装着機における電子部品検出方法。
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