JP4189040B2 - 文章校正装置および文章校正方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文章校正装置および文章校正方法に関し、特に、日本語文字列からなる文章を校正する文章校正装置および文章校正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の文章校正装置では、どういった校正を行なうかを使用者により設定させ、この設定に従って日本語文字列からなる文章を探索し、該当個所をピックアップして校正対象としている。校正の内容としては、誤字脱字から受け身の多用、一文の長さなどをベースとした読みやすさの判定など、種々提案されている。例えば、表記の統一、文末の表現の統一などを図るために、不適切な表記や組み合わせに対して警告を表示し、装置の使用者に対して修正を促す機能を搭載するものも多い。表記の統一を図る機能としては、文章中の記号、英字、カナ文字、数字について、使用者により予め全角文字/半角文字などの指定を行ない、この設定と異なる場合に訂正候補を表示するものがある。また、文末の表現の統一を図る機能としては、使用者の設定に従って、各文末が「〜である」のような常体または「〜です」のような敬体のいずれであるかを識別し、該設定と異なる場合に、これを訂正するものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした文章校正装置では、文章の校正は、校正箇所を反転表示して、使用者に「訂正しますか?」を問い、「訂正する」(あるいは「YES」)や「訂正しない」(あるいは「とばす」や「NO」)といった選択肢を選択させていた。したがって、文章の校正および校正後の修正に煩瑣な手間を要するという問題があった。校正の対象となっている日本語の文章は、自然言語の常として、極めて多様な表現形態を有するから、文章の校正にはかなりの幅が存在する。したがって、文章の作成者の意図としては正しい文章であっても校正装置がこれを校正対象として探索してしまうことは少なくない。こうした場合には、何度も「訂正しない」や「とばす」といった選択肢を選択しなければならない。
【0004】
選択肢を表示せずに総て訂正してしまう構成も可能ではあるが、校正という作業の曖昧さ、日本語表現の多様さを考えると、文章作成者の判断なしで訂正を行なうという対応は現実的な解決とはならない。また、校正箇所の探索を極めて厳格に行なうものとすれば、誤用でない箇所を探索することは減るが、校正の対象箇所として表示すべきものまで見落としてしまう可能性が増大してしまう。
【0005】
本発明は、上記問題を解決し、校正箇所の探索後の表示や訂正を容易とすることを目的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の文章校正装置は、
日本語文字列からなる文章を校正する文章校正装置であって、
該文章を表示装置の画面に表示する文章表示手段と、
校正条件を入力する条件入力手段と、
前記文章中から、該入力した校正条件に該当する個所を探索する校正箇所探索手段と、
該校正箇所探索手段により前記校正条件に該当する個所が探索されたとき、前記校正条件に該当する文字列を前記文章表示手段による表示とは区別された領域に表示する該当文字列表示手段と、
該該当文字列表示手段により前記文字列が表示されたとき、前記文章表示手段を制御して、前記文章の対応する部分を、前記該当文字列表示手段による表示がなされている前記領域を避けて、前記画面に表示する表示制御手段と
を備えたことを要旨としている。
【0007】
また、本発明の日本語文字列からなる文章を校正する文章校正方法は、
該文章を表示装置の画面に表示する処理と、
校正条件を入力する処理と、
前記文章中から、該入力した校正条件に該当する個所を探索する処理と、
該校正箇所を探索する処理により前記校正条件に該当する個所が探索されたとき、前記校正条件に該当する文字列を前記文章の表示とは区別された領域に表示する処理と、
該該当文字列が表示されたとき、前記文章の対応する部分を、前記該当文字列が表示されている前記領域を避けて、前記画面に表示する処理と
を備えたことを要旨とする。
【0008】
これらの文章校正装置およびその方法によれば、校正条件に該当する箇所を探索した後、校正条件に該当する文字列を文書の表示とは区別された領域に表示し、かつこの文字列について文書の対応する部分を、この領域を避けて表示する。この結果、文書の表示とは区別された領域に校正条件に該当する文字列が表示されるので、校正条件に該当する個所を順次表示して訂正について使用者の判断を問うのではなく、校正条件に該当する文字列を直接選択して、必要な処理を行なうことができる。しかも、そのとき、校正の対象となった文章の該当個所が、視認可能に表示されることになり、校正作業が容易となる。
【0009】
かかる文章校正装置およびその方法では、該当する文字列と共に、該文字列を探索した前記校正条件を表示するものとすることができる。この校正によれば、該当文字列がどのような校正条件により探索されたものかを容易に知ることができ、複数の校正条件による探索を一度に行なった場合など、校正作業が容易になるという利点が得られる。
【0010】
また、表示されている文章をスクロールし、校正条件に該当する文字列の前記表示が行なわれている領域の近傍に、該表示されている文字列に対応した前記文章の該当箇所を表示するものとしても良い。この場合には、校正箇所が、校正条件に該当した文字列の近傍に表示されるので、校正作業が一層容易となる。
【0011】
更に、校正条件に該当して表示された文字列の一つを選択し、該選択された文字列に対応する前記文章の該当個所の修正を指示する手段を備え、これより該文字列に対応する前記文章の該当個所の修正が指示されたとき、前記校正条件に基づいて、前記文字列の修正候補となる文字列を表示するものとすることも好適である。この場合には、修正候補が表示されるので、修正候補の中から適切なものを選ぶことができ、いちいち修正文字列を入力する必要がない。
【0012】
このとき、修正候補となる文字列が存在しない場合には、校正条件に該当した文字列自体を、訂正可能に表示するものとしても良い。例えば「信彰必罰」のように漢字の熟語のうち一文字が誤って入力されているような場合、校正装置は、漢字の熟語全体が辞書に記載されていないとして、探索することがあるが、こうした場合に修正文字列として再び「信賞必罰」のように全ての漢字を入力することは手間がかかる。こうした場合には、探索された文字列を修正文字列の候補として表示すれば、誤っている文字のみを訂正すれば良く、修正が容易となる。
【0014】
この媒体は、コンピュータのフレキシブルディスク装置や光磁気ディスク装置などに装着され、磁気的な手段や光学的な手段により記録したプログラムをコンピュータのメモリに転送することにより、コンピュータにおける文章校正機能を実現するものである。
【0015】
第2の態様は、コンピュータのメモリにロードされ、コンピュータシステムのマイクロプロセッサによって実行されることにより、日本語文字列からなる文章を校正する文章校正装置を実現するプログラムを通信回線を介して供給する文章校正機能供給装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成及び作用を一層明らかにするために、以下本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明の好適な実施例である文章校正装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。図1に示すように、この文章校正装置は、予め設定されたプログラムに従って各種演算処理を実行するCPU21を中心に、バス31により相互に接続された次の各部を備える。ROM22は、CPU21で各種演算処理を実行するのに必要な文章校正装置に関わるプログラムやデータを予め格納しており、RAM23は、同じくCPU21で各種演算処理を実行するのに必要な文章校正装置に関わる各種データが一時的に読み書きされるメモリである。キーボードインターフェイス25は、キーボード24からのキー信号およぴマウス34からポインティングに関する情報を入力する処理を司り、CRTC27は、カラー表示可能なCRT26への信号出力を制御し、プリンタインターフェイス29は、プリンタ28へのデータの出力を制御する。ハードディスクコントローラ(HDC)30は、ハードディスク32を制御するものであり、このハードディスク32には、RAM23にロードされて実行される文章校正処理プログラムなどの各種プログラムや、各種変換辞書などが記憶されている。
【0017】
上記のハードウェアにより、入力された文章の校正の他に、文字列の入力、仮名漢字変換、編集、表示、印刷などがなされる。これらの処理は、基本的には、キーボード24からかな文字列を入力し、これをハードディスク32に記憶した辞書群を参照することで漢字仮名混じり文に変換し文章を作成してゆく処理およびキーボード24からの入力に従って、入力済みの文章を編集してゆく処理である。これらの処理については、詳細な説明は省略する。なお、本実施例では、作成された文章は、RAM23の所定領域に格納され、CRTC27を介し、CRT26の画面上に表示される。
【0018】
次に、上記構成のハードウェアにより実行される文章校正処理の詳細について説明する。校正の対象となる文章は、RAM23の所定の領域に格納されているものとする。ここで、キーボード24から、この文章に対する校正の実行を指示するキー操作がなされたとき、CPU21の命令によりハードディスク32に格納された文章校正プログラムがRAM23上にロードされ、実行可能な状態となる。
【0019】
文章校正プログラムの概要について説明する。図2は、文章校正装置における一般的な文書校正処理を示すフローチャートである。この文章校正処理が、起動されると、まず使用者が希望する校正機能の指定する処理が行なわれる(ステップS100)。この処理により、校正内容が確定されるのである。例えば、誤字脱字の校正、カタカナまたは英字等の文字種の統一、読みやすさの評価、表記のゆれのチェック等の指定が行なわれる。次に、希望する校正範囲をキーボード24において指定することにより、校正対象を特定する処理が行なわれる(ステップS110)。校正対象は、文章全体を指定することもできるのし、選択範囲とすることもできるし、現在カーソル(キャレット)が存在する位置から文頭まであるいは文末までとすることもできる。更には、段落を単位として指定することも可能である。
【0020】
次に、ステップS110で特定された校正対象から文字列を順次読み込み(ステップS120)、入力されたその文字列に対して、ステップS100で確定した校正の処理を実行し(ステップS130)、校正結果を修正候補とともにCRT26の画面上に表示する処理を行なう(ステップS140)。なお、追加の校正処理の要求があれば、ステップS100に戻って上述した処理を繰り返す。
【0021】
以上、校正処理全体の流れについて説明した。次に、本実施例の処理の全体構造について説明する。図3は、図2の各処理ルーチンの中の校正処理、表示処理について、本実施例の文章校正装置の処理の全体構造を示すブロック図である。本実施例の文章校正装置は、図示するように、一文獲得モジュール40,日本語解析モジュール50,誤字・脱字検出モジュール55,長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60,カタカナ単語表記判定モジュール70,英文字単語表記判定モジュール80,検出結果表示モジュール90を備える。
【0022】
一文獲得モジュール40は、校正対象となる文章の文末位置を判定することにより一文の単位で文字列を獲得する処理を行なうモジュールである。日本語解析モジュール50は、ハードディスク32に格納された辞書ファイルを参照して、一文獲得モジュール40により獲得した一文を日本語としての妥当性の観点から解析するモジュールである。誤字・脱字検出モジュール55は、辞書ファイルを参照して行なわれた日本語解析の結果を利用して、誤字脱字を検出するモジュールである。例えば、漢字数文字からなる熟語が、辞書ファイルに見いだせない場合には、一部の文字が異なる熟語があるかを検索し、一部も漢字のみが異なる熟語が見いだされた場合には、誤字と判断したり、一文の漢字が脱落していると見なせる熟語が見いだされた場合には、脱字と判断するのである。
【0023】
更に、長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60は、日本語文の中で用いられる長音記号「ー」とマイナス記号「−」の使用の適切さを判断するモジュールである。また、カタカナ単語表記判定モジュール70は、カタカナで表記される単語の表記の統一などを判定するモジュールである。更に、英文字単語表記判定モジュール80は、英文字からなる単語の表記の統一などを判定するモジュールである。これらのモジュールの詳細は、後述する。検出結果表示モジュール90は、上記のいくつかのモジュールにより判定された日本語文としての妥当性の判断結果を表示するモジュールであり、実際には校正結果を一覧するウィンドウと、校正結果に対する修正候補を提示するウィンドウとを表示する処理を、併せ行なうモジュールである。
【0024】
各モジュールの機能を中心に、本発明に対応した本実施例の検出結果表示モジュール90における処理の概要と動作について説明する。検出結果表示モジュール90は、既述したように、長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60やカタカナ単語表記判定モジュール70,英文字単語表記判定モジュール80から、文書の校正結果を受け取り、これを表示する処理を行なうモジュールである。そこで、このモジュール90の説明に際しては、長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60から、長音記号の用法が不適切な箇所についてのデータを受け取るものとする。
【0025】
検出結果表示モジュール90が図4に示した表示処理ルーチンを起動すると、まず各校正モジュール60,70,80から、すべてのデータの入力が完了するまで(ステップS165)、データを入力する処理が行なわれる(ステップS160)。なお、校正を行なう際、「逐次」か「一括」かを指定することができ、「逐次」校正を選択した場合には、校正対象として指定された範囲の最初の校正箇所についてのデータを入力した段階で、ステップS165の判断は「YES」となる。これに対して、「一括」校正が選択された場合には、校正対象として指定された全範囲の校正箇所についてのデータを、各モジュールから受け取って初めて、ステップS165の判断が「YES」となる。
【0026】
こうして校正モジュールからの入力を完了した後、校正内容をフローティングウィンドウに表示し、更に選択箇所を示す変数Fに値1を設定する処理を行なう(ステップS170)。校正内容を表示するフローティングウィンドウFWは、図5に示すように、CRT26上に表示された文章校正装置自身のウィンドウ(校正対象の文章を示すウィンドウ)DWとは、別に、自由にその位置を変更できるウィンドウである。表示される校正内容は、各校正モジュールによる検出の結果を一覧表示するものであり、本実施例では、校正対象の位置を行番号で示す「位置」と、校正において不適切と判断された事由を示す「検出種別」と、検出された文字列自体を示す「検出文字列」である。「一括」校正が選択された場合には、校正対象の全範囲に対する各校正モジュールの検出結果が、フローティングウィンドウFWに一覧表示されるのである。ステップS170で設定された変数Fは、これら一覧表示された検出結果の選択箇所を示すものであり、デフォルトでは、値1、即ち最初の校正内容が選択された状態となる。なお、図5では、検出結果を一覧表示するフローティングウィンドウFWの下にもう一つのフローティングウィンドウCWが表示されているが、各校正モジュールからデータを受け取った段階ではこのウィンドウは表示されていない。このウィンドウの表示については後述する。
【0027】
次に、検出結果の一覧から、校正箇所に対応したひとつの表示を選択する処理を行なう(ステップS175)。即ち、マウス34等のポインティングデバイスを用いて、フローティングウィンドウFWの検出結果の一覧の一つを選択すると、選択された検出結果を示す値xが変数Fに設定されるのである。特に選択処理を行なわない場合には、デフォルトの値1が変数Fに設定されたままとなる。
【0028】
次に、選択された箇所(変数Fが示す箇所)に該当する本文を、検出結果を一覧表示するフローティングウィンドウFWをさけて表示する処理を行なう(ステップS180)。図5の例では、フローティングウィンドウFWにおいて2番目の校正箇所(「位置」が行番号「4」の箇所)が選択されると、これに対応する本文の該当個所QP1を、フローティングウィンドウFWに隠されない位置に表示するのである。フローティングウィンドウFWの大きさは、本文を表示するウィンドウDWより小さいので、本文を適宜スクロールすれば、フローティングウィンドウFWに隠されない位置に、該当個所QP1を表示することができる。
【0029】
この状態では、次に修正ボタンが操作されたか否かの判断を行なう(ステップS185)。校正内容を各校正モジュールの検出結果の一覧として表示するフローティングウィンドウFWには、校正箇所の「修正」を指示する修正ボタンCBと、校正内容の表示の「終了」を指示する終了ボタンEBとが表示されている。このうち、修正ボタンCBを、マウス34によりクリックすると、修正用のフローティングウィンドウCWが表示される。修正用のフローティングウィンドウCWには、修正を促すメッセージと、本文の該当個所QP1を修正するに適すると思われる候補を示すフィールドLW1と、修正を行なわせるための修正実行ボタンRBと、修正を行なわずに次の校正個所の表示に移行させる「無視」ボタンNB等も表示されている。このウィンドウCWの修正実行ボタンRBが操作されると、本文の該当個所QP1を、候補フィールドLW1に示された文字列と置換して、これを修正する処理を行なう(ステップS190)。
【0030】
その後、すべての校正箇所についての表示が終了したかを判断し(ステップS195)、終了するまで、上述したステップS160以下の処理を繰り返す。
【0031】
以上説明した本実施例の文章校正装置によれば、指定された校正対象の範囲に校正条件に該当する箇所が存在するかを探索した後、校正内容を文章を表示するウィンドウDWとは区別されたフローティングウィンドウFWに表示し、かつこの検出結果の一覧のひとつについて文章の対応する部分QP1を、このフローティングウィンドウFWを避けて表示する。この結果、使用者は、校正条件に該当した個所の一覧と、実際に校正条件による探索が行なわれた本文の箇所とを一度に視認することができる。したがって、校正箇所を一度に参照することができると共に、個々の校正箇所の前後関係を参照することができ、校正作業が極めて容易となる。校正箇所は、ウィンドウFWに一覧表示され、複数の校正箇所の一つを直接選択して、修正などの必要な処理を行なうことができるから、校正条件に該当した総ての箇所に対していちいち「訂正する」「訂正しない」などの判断を下す必要がない。
【0032】
しかも、本実施例では、校正条件に該当する文字列と共に、その文字列を校正箇所とした理由(校正条件)も表示されるから、該当文字列がどのような校正事由により探索されたものかを容易に知ることができ、複数の校正条件(上記実施例では、長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60による校正とカタカナ単語表記判定モジュール70および英文字単語表記判定モジュール80による校正)による探索を一度に行なった場合など、いずれの事由により、その文字列が校正箇所として表示されたかを容易に知ることができる。この結果、修正する/しないの判断を、素早く行なうことができるという利点が得られる。
【0033】
また、検索結果を一覧表示するウィンドウFWにおいて、その一つを選択すると、その校正条件に該当する本文上の文字列が、このウィンドウFWの近傍に表示されるので、校正作業が一層容易となっている。更に、校正条件に該当して表示された文字列の一つを選択した状態で「修正」を指示する修正ボタンRBをマウス34でクリックすると、該当個所の校正条件に基づいて、校正箇所として選択された文字列の修正候補となる文字列が、もう一つのウィンドウCWのフィールドLW1に表示される。したがって、いちいち修正文字列を入力する必要がなく、校正作業を容易に行なうことができる。なお、実施例では、修正候補は一つだけ示されているが、校正条件によっては複数の修正候補が表示され、使用者がこのうちの一つを選択するようにすることも可能である。
【0034】
このとき、修正候補を用意できないような場合、例えば辞書に存在しない単語を検索した場合であって、1文字違いなどの熟語も見あたらないような場合には、修正候補のフィールドLW1は、空白として使用者に入力させるものとしても良いが、校正条件に該当した文字列自体を、訂正可能に表示するものとしても良い。こうした場合には、探索された文字列が修正文字列の候補として表示されるから、誤っている文字のみを訂正すれば良く、修正が容易となる。
【0035】
以上、本発明の文章校正装置および校正方法に対応した実施例における校正箇所の表示について説明したが、これらの校正箇所の探索自体の概要について、以下説明する。図2に示した校正処理において、まず校正対象として指定された範囲から、一文を獲得する処理がなされる。この一文の獲得を行なう一文獲得モジュール40における処理について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。一文獲得モジュール40は、日本語の文章を構成する最小単位である文を的確に切り出して、長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60などの校正用モジュールに供給するものである。通常、日本語の文章は、句点(「。」または「.」)により完了するが、句点がなく単に改行のみが置かれて完結する文も存在する。しかし、行単位で文章を扱うエディタにより作成された文章やパソコン通信などの通信により受け取られた文章では、各行の末尾に改行コードが挿入されている場合が存在するから、単純に、句点まで、または改行コードまでを文末をみなすという処理では、一文を正しく獲得することはできない。本実施例の一文獲得モジュール40では、以下の処理により改行が存在する場合の文末の判定を行なって、一文を正確に獲得している。なお、改行が存在しない範囲において、句点から句点までを一文として切り出す処理は、従来から行なわれているのでここでは説明しない。
【0036】
図6に示した一文獲得処理ルーチンが起動されると、まず、校正対象となる文章から、一行文の文字列が獲得される(ステップS200)。次に、獲得された行(以下、獲得行と呼ぶ)の前行末尾に改行コードが存在するか否かを判定する処理を行なう(ステップS210)。前行末尾に改行コードが存在するか否かは、前行についての処理において判定し、フラグの形式で保存されている(後述)。したがって、ここでフラグを参照することにより、容易に、前行に改行コードが存在したかを判定することができる。獲得行の前行に改行コードが存在すると判定された場合には、本行の行頭の文字コードをチェックし、行頭が空白(全角スペースまたは半角スペース)または改行コードであるか否かを判定する処理を行なう(ステップS220、S230)。行頭が改行コードである場合、または空白である場合には、前行は文末であったと判定する(ステップS240)。ここで、行頭が空白である場合には、獲得行に文字列が存在するものの、獲得行の前行の行末には改行コードが存在し、これに続く行の先頭に空白が存在することから、両行にまたがって文字が連続していることはないと判断し、前行は文末であったと判定するのである。この場合には、前行までの文字列を一文として切り出し、これを校正用のモジュールに出力する処理を行なう(ステップS245)。
【0037】
また、一行を獲得した後(ステップS200)、その前行に改行コードが存在しないと判断された場合(ステップS210)、あるいは前行に改行コードは存在するが、獲得行の先頭には空白も改行コードも存在しないと判断された場合には(ステップS210ないし230)、次に獲得行に改行コードが存在するか否かを判定する処理を行なう(ステップS250)。獲得行に改行コードが存在する場合には、更に改行コードの前に位置する文字が句点であるか否かを判定する(ステップS260)。改行コードの前に位置する文字が句点である場合には、獲得行においてはこの行に存在する改行位置が文末であると判定する(ステップS270)。この場合には、獲得行の行末までを、それまで入力してきた文字列の末尾に加え、全体を一文として出力する処理を行なう(ステップS275)。
【0038】
一方、獲得行に改行コードが存在しない場合(ステップS250)や、獲得行の末尾の改行コードの前が句点でない場合には(ステップS260)、獲得行には文末が存在しないと判定し、その行の文字列を改行コードを除いて、一文として切り出そうとしている文字列の末尾に加える処理を行なう(ステップS280)。これらの処理の後、校正対象内の全行の解析が完了しているかを判断し(ステップS290)、完了していなければ、1行の獲得(ステップS200)から、以上の処理を繰り返す。全行についての解析が完了したと判断された場合には、ステップS280により付加した残余の行が残っていれば、これを一文として出力する処理を行なった後(ステップS295)、本ルーチンを終了する。
【0039】
以上の処理により、改行コードが存在する行における文末判定が正しくなされ、行単位で編集を行なうエディタで編集された文章のように各行に改行コードが挿入されている文章であっても、文末でない改行コードは除いて、一文が切り出され、校正モジュールに引き渡されることになる。例えば、図7に示す例では、各行の末尾に改行コード(図示符号「▽」)が挿入されているが、
(1)改行コードの次の行頭に空白が存在する場合に文末と判断して(ステップS210,S220,S240)、それまでの文字列(A)を一文として切り出し(ステップS245)、
(2)改行コードが連続する場合に文末と判断して(ステップS210〜S240)、それまでの文字列(B)を一文として切り出し(ステップS245)、
(3)改行コードの前の文字が句点の場合には文末判断して(ステップS210,S250〜S270)、それまでの文字列(C)を一文として切り出す(ステップS275)
ことになる。
【0040】
即ち、本実施例の文章校正装置では、改行コードの位置を一律に文末位置とみなすのではなく、改行コードの存在に加えて、行頭及び改行コード前の位置を参照して文末判定を行なっている。従って、パソコン通信等から入力された文章を校正する場合であっても、真の文末位置を判定することができる。この結果、行末に形式上の改行コードが存在しても、前行の行末から次行頭にかけて連続した文字列については、連続した文字列として正しく判断されることになる。なお、本実施例では、文末でないと判断された行末の改行コードを除いているが、文末でないと判断された行の次の行の先頭にスペースが位置する場合、これを除くことも可能である。文章によっては、インデントのためにスペースを行頭に1もしくは複数個配置する場合がある。したがって、こうした場合には、行頭のスペースを除いて文字列を構成することが望ましい。
【0041】
以上説明した一文獲得モジュール40により出力された一文を受け取って、長音記号とマイナス記号の用法の妥当性について判断する長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60の構成と働きの詳細について、次に説明する。図8は、長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60(図3)における処理の概略を示すフローチャートである。長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60は、上述した文末判定ルーチンにより切り出された一文を受け取ると、その一文の先頭を解析位置とした上で、図8に示した長音記号/マイナス記号用法判定ルーチンを実行する。この処理が開始されると、設定された解析位置に存在する文字が長音記号またはマイナス記号のいずれかであるか否かを判定する処理を行なう(ステップS300、S305)。ステップS300、S305において、該両記号のいずれにも該当しない場合には、解析位置を1文字分進め(ステップS370)、受け取った一文の全語についての解析が完了するまでは、ステップS300に、処理を繰り返す。
【0042】
他方、ステップS300、S305の判定により、解析位置の文字が長音記号またはマイナス記号であると判定された場合には、解析位置を1文字前に戻し(ステップS310、S315)、長音記号またはマイナス記号とその1文字前の文字とが、全角または半角文字として一致しているかを判断する(ステップS320,S325)。即ち、長音記号またはマイナス記号が全角の場合にはその前の文字も全角であるかどうか、あるいは長音記号またはマイナス記号が半角の場合にはその前の文字も半角であるかどうかを判定するのである。長音記号またはマイナス記号とそれらの記号前の文字の全角/半角が一致していない場合には、文字種不統一と判定し、判定結果を検出結果表示モジュール90に出力する処理を行なう(ステップS330)。
【0043】
他方、長音記号またはマイナス記号とその記号の前の文字の全角/半角が一致していると判断された場合には(ステップS320またはS325)、次に解析位置に存在する文字(この時点では長音記号またはマイナス記号の一つ前の文字)が仮名文字であるか否かを判定する(ステップS340、S345)。長音記号の前の文字が仮名文字でないと判定されるケースは、「漢字」+「ー」、「英数字」+「ー」、「記号」+「ー」のように、長音記号とその前の文字からみて長音記号の不適切な用法であると判断し、判定結果を検出結果表示モジュール90に出力する(ステップS350)。また、マイナス記号の前の文字が仮名文字であると判断された場合には(ステップS305,S345)、「かな」+「−」という文字列が存在することになるから、これはマイナス記号の不適切な用法であると判断し、判定結果を検出結果表示モジュール90に出力する(ステップSS355)。
【0044】
その後、ステップS310,S315で1文字分戻した解析位置を元に戻すべく、解析位置を1文字進める処理を行ない(ステップS360)、その後、更に解析位置を1文字分進め(ステップS370)、全語についての解析が完了するまでは、ステップS300に戻って、処理を繰り返す。なお、長音記号の前の文字がかな文字である場合、あるいはマイナス記号の前の文字がかな文字でない場合には、記号と記号前の文字の組み合わせは適当であると判断し、何も行なわずそのまま解析位置を元に戻し(ステップS360)、更に次の解析位置まで1文字進め(ステップS370)、全語の解析が完了するまで、上述した処理を繰り返す(ステップS380)。
【0045】
以上の長音記号/マイナス記号用法判定処理ルーチンが終了すると、長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60により、長音記号とマイナス記号の用法の判定結果(これらの記号とその前の文字列との組み合わせが不適切と判断されたもの)が、上述した検出結果表示モジュール90に出力される。この処理を受けて、次に検出結果表示モジュール90がこれをCRT26に表示する処理を行なう。この処理が、図2に示した表示処理(ステップS140)に相当する。検出結果表示モジュール90は、長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60における判定結果を、修正候補と共にCRT26上に表示する。既に図5として説明したように、この表示は、フローティングウィンドウFW,CWを用いて行なわれる。
【0046】
次に、本実施例の文章校正装置におけるカタカナ単語表記判定モジュール70と英文字単語表記判定モジュール80の処理について、併せて説明する。カタカナ単語表記判定モジュール70及び英文字単語表記判定モジュール80は、カタカナのみから構成された単語および英数字のみから構成された単語の表記の不一致を判定するモジュールである。その詳細な処理を図9のフローチャートに示した。図9に示したカタカナ及び英単語表記判定ルーチンは、一文獲得モジュール40から受け取った最初の一文の先頭を解析位置として設定して起動され、まず、設定された解析位置に存在する文字がカタカナであるか否かを判定する処理を行なう(ステップS400)。解析位置の文字がカタカナではないと判定した場合には、次に解析位置の文字が英数字であるか否かを判定する処理を行なう(ステップS405)。なお、これらの判断では、解析位置の文字が、全角文字か半角文字かを区別せず、判断を行なう。解析位置の文字がカタカナでも英数字でもないと判断された場合には、解析位置を1文字文進め(ステップS410)、一文獲得モジュール40を介して次々と受け取る全文字列(構成対象として指定された範囲の全文字列)について解析が完了したかを判断する(ステップS470)。解析が完了していなければ、ステップS400に戻って処理を繰り返す。
【0047】
解析位置に存在する文字がカタカナであると判定した場合は(ステップS400)、当該解析位置以後に連続して存在するカタカナ文字を1つの単語として切り出す処理を行ない、カタカナのみから構成された単語を生成する処理を行なう(ステップS420)。なお、この処理では、ステップS400で検出されたカタカナが全角文字であれば、全角のカタカナが連続して存在する範囲を一つの単語として生成し、最初に検出されたカタカナが半角文字であれば、半角のカタカナが連続して存在する範囲を一つの単語として生成する。こうして切り出された単語を単語Aと呼ぶ。同様の処理を、解析位置の文字が英数字であると判定した場合にも実行し(ステップS405,S425)、英数字の全角文字のみが連続する文字列もしくは英数字の半角文字のみが連続する文字列を、単語Aとして生成する。
【0048】
次に、単語Aを、単語Aに対応しかつ全角/半角の異なる文字列に変換し、単語Bを生成する処理を行なう(ステップS430)。例えば、単語Aが全角文字からなる「エディター」である場合には、半角文字からなる「エディター」を単語Bとして生成する。単語Aが全角文字からなる「AB12」であれば、半角文字からなる「AB12」が単語Bである。次に、構成対象として指定された範囲のうち、先頭から解析位置までに、単語Aが既に使用されていたか否かを判定する(ステップS440)。単語Aが既に使用されている場合には、単語Aの表記は既使用の表記に一致しており、単語Aについての表記は統一されていると判定することができる。他方、単語Aがまだ使用されていないと判断された場合には(ステップS440)、単語Aとは、全角/半角の異なる単語Bが既に使用されていたか否かを判定する(ステップS445)。単語Bが既に使用されている場合には、単語Aの表記とは異なる表記が既に使用されていたことになるので、単語Aの表記は既出表記と不一致と判定する(ステップS455)。この不一致の判定結果は、その内容と共に、検出結果表示モジュール90に出力される。単語Bもまだ使用されていない場合には、単語Aの表記は校正対象内で初めて使われた表記なので、単語AをRAM23内の所定の領域内に記憶し(ステップS450)、以後のステップS440及びS445における判断において参照可能とする。
【0049】
ステップS440で単語Aが既に使用されていると判定された場合またはステップS450もしくはS455の判定処理を経た後は、解析位置を単語Aの文字数分だけ進め(ステップS460)、校正対象内の全語の解析が完了するまで(ステップS470)、以上の処理を繰り返す。なお、校正対象となる文字列の全ての解析が完了すると、検出結果表示モジュール90により、本ルーチンにおける判定結果が修正候補とともにCRT26の画面上に表示される。かかる表示の一例を図10に示す。図10は、校正対象内において、まず「エディター」という全角文字からなる単語が使用されており、その後に「エディター」という半角文字からなる単語が使用されていた場合に、表記が不統一と判定され、その判定結果及び修正候補を画面上へ表示した例である。図10は、校正処理による検索結果を一覧表示するフローティングウィンドウFWにおいて、「表記の不一致」の校正箇所を選択して修正ボタンCBがクリックされて、もう一つのウィンドウCWが開かれた状態を示しており、本文中の該当個所QP2が反転表示され、ウィンドウCWの修正候補を示すフィールドLW2には、修正候補「エディター」が表示されている。
【0050】
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明はこの様な実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である文章校正装置が実現されるハードウェアを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例で実行される文章校正処理ルーチンを説明するフローチャートである。
【図3】実施例としての文章校正装置における文章校正機能を実現するモジュールの関係を示したブロック図である。
【図4】本実施例における表示処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】長音記号とマイナス記号の用法判定結果の表示の一例を示す説明図である。
【図6】一文獲得モジュール40において実行される文末判定処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】一文獲得モジュール40において獲得される一文の例を示す説明図である。
【図8】長音記号/マイナス記号用法判定モジュール60において実行される長音記号とマイナス記号の用法判定ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】カタカナ単語表記判定モジュール70及び英文字単語表記判定モジュール80において実行されるカタカナ単語及び英文字単語表記判定処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】カタカナ単語及び英文字単語表記判定結果の表示の一例を示す参考図である。
【符号の説明】
21…CPU
22…ROM
23…RAM
24…キーボード
25…キーボードインターフェイス
26…CRTディスプレイ
27…CRTC
28…プリンタ
29…プリンタインターフェイス
31…バス
32…ハードディスク
34…マウス
40…一文獲得モジュール
50…日本語解析モジュール
55…誤字・脱字検出モジュール
60…長音記号/マイナス記号用法判定モジュール
70…カタカナ単語表記判定モジュール
80…英文字単語表記判定モジュール

Claims (4)

  1. 日本語文字列からなる文章を校正する文章校正装置であって、
    前記文章を表示装置の画面の第1の領域に表示する文章表示手段と
    前記文章に対する校正条件を記憶する校正条件記憶手段と、
    前記文章中から、前記記憶した校正条件に該当する文字列を探索する校正箇所探索手段と、
    前記校正箇所探索手段により前記校正条件に該当する文字列が探索された場合に、前記校正条件に該当する文字列を前記第1の領域とは区別された前記画面の第2の領域に表示する該当文字列表示手段と、
    前記該当文字列表示手段により前記校正条件に該当する文字列が表示される場合に、前記該当文字列表示手段により表示されている文字列に対応する前記文章の対応箇所を、前記第1の領域のうち前記第2の領域により隠れない位置に表示する表示制御手段と
    前記該当文字列表示手段により表示されている文字列の一つを選択し、前記選択された文字列に対応する前記文章の対応箇所の文字列の修正の指示を受け付ける修正指示手段と、
    前記修正指示手段により前記文章の対応箇所の文字列の修正の指示が受け付けられた場合に、前記記憶した校正条件に基づいて、前記文章の対応箇所の文字列の修正候補となる文字列を表示する候補文字列表示手段と
    を備え、
    前記候補文字列表示手段は、前記修正候補となる文字列が存在しない場合には、前記校正条件に該当する文字列を、訂正可能に表示する手段を備えた文章校正装置。
  2. 前記該当文字列表示手段は、前記校正条件に該当する文字列と共に、前記校正条件に該当する文字列を探索した前記校正条件を表示する手段を備えた請求項1記載の文章校正装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記文章表示手段により表示されている文章をスクロールし、前記第2の領域の近傍に、前記文章の対応箇所を表示する手段である請求項1記載の文章校正装置。
  4. 日本語文字列からなる文章を校正する文章校正方法であって、
    前記文章を表示装置の画面の第1の領域に表示する処理と、
    前記文章を校正する校正条件を記憶する処理と、
    前記文章から、前記記憶した校正条件に該当する文字列を探索する処理と、
    前記探索する処理により前記校正条件に該当する文字列が探索された場合に、前記校正条件に該当する文字列を前記第1の領域とは区別された前記画面の第2の領域に表示する処理と、
    前記校正条件に該当する文字列が表示される場合に、前記表示されている文字列に対応する前記文章の対応箇所を、前記第1の領域のうち前記第2の領域により隠れない位置に表示する処理と
    前記校正条件に該当する文字列として表示されている文字列の一つを選択し、前記選択された文字列に対応する前記文章の対応箇所の文字列の修正の指示を受け付ける処理と、
    前記文章の対応箇所の文字列の修正の指示が受け付けられた場合に、前記記憶した校正条件に基づいて、前記文章の対応箇所の文字列の修正候補となる文字列を表示し、前記修正候補となる文字列が存在しない場合には、前記校正条件に該当する文字列を、訂正可能に表示する処理と
    を備えた文章校正方法。
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