JP4187466B2 - クラッチ付モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯槽の排水弁や換気扇のシャッタ等の駆動機構として利用されるギヤードモータに係わり、具体的には、負荷に抗して部材を所定位置に移動する動作と、所定位置に保持する動作とを、ともに一台のモータからの駆動力伝達経路を切替えることにより行うクラッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に、従来のこの種のクラッチを設けたギヤードモータ100を換気ダンパー101に適用した例の側面図を断面で示す。内蔵したモータ(不図示)に電力が供給されていない初期状態においては、換気ダンパー101は復帰スプリング102の付勢力により二点鎖線で示す閉鎖位置に保持されている。出力プーリ103からダンパー羽根101aにワイヤロープ104が接続され、出力プーリ103は復帰スプリング102の付勢力で図中時計方向に付勢されて、図5(a)に示す位置にある。
【0003】
このとき、支軸105に回動自在に支持された切替レバー106は、突設した制御ピン107が出力プーリ103に設けたカム溝108に規制されて、モータ出力軸109先端に設けたクラッチ110と対抗する原動歯車111と一体のクラッチ112の間に挾装した圧縮コイルバネ113を、原動歯車111に圧接する切替レバー106と一体の操作カム停止面114が、強制的に圧縮方向に押動してクラッチ110,112を咬合させ、モータ出力軸109は原動歯車111と直結状態にある。そして、原動歯車111は図示しない歯車列を介して出力プーリ103と一体に形成された出力歯車103aと噛合しているから、クラッチ110,112の咬合時にはモータ出力が出力プーリ103に伝達される。
【0004】
内蔵モータに電力を供給して出力プーリ103に接続したワイヤロープ104を巻上げると、ダンパー羽根101aは復帰スプリング102の付勢力に抗して開かれる。出力プーリ103が図中反時計方向に回転し、a点がb点にくると、ダンパー羽根101aは全開に近付く。ここで、ダンパー羽根101aを全開位置(図中実線)で保持するためには、出力プーリ103をこの位置で瞬時停止させなければならないから、クラッチ110,112の接続を一挙に切離して動力を断つ必要がある。ところが、出力プーリ103の回転は極めて緩やかであるから、クラッチ110,112の急速な切離しを引続き出力プーリ103のカム溝108に連動させることはできない。そこで、点aから時計方向のカム溝108の溝幅を拡開し、カム溝108による制御ピン107の規制を解除する。
【0005】
制御ピン107が規制解除されると切替レバー106には不安定な回動が許容される。これを阻止するために、切替レバー106の停止面114を斜面に形成して、圧縮コイルバネ113の付勢力による原動歯車111端面との圧接の分力fが切替レバー106に内向きの回動力を生じ、切替レバー106の弧状長孔115の端面115aを、貫通する固定支軸116に圧接させて切替レバー106を抑制し、安定に維持しながら出力プーリ103は回転してダンパー101の開放を続行する。
【0006】
図6(a)に示されるように、ダンパー101が全開となる少し手前で、出力歯車103aから突出する切替突起117が切替レバー106の側面106aに当接して、切替レバー106を反時計方向に回動させる。切替レバー106は、圧縮コイルバネ113の付勢力に抗して、停止面114の斜面で原動歯車111を押し下げながら回動し、停止面端縁114aで原動歯車111端面の点cを押下げ点dへ押動される(図6(b)参照)。ダンパー101の全開位置に整合する原動歯車111端面の点dが停止面114の斜面114bに移行した瞬間に、切替レバー106の抑制が解け、強制的に圧縮を受けていた圧縮コイルバネ113の反発力で切替レバー106は反時計方向に弧状長孔115の範囲内で旋回する(図7(a)参照)。
【0007】
圧縮コイルバネ113の付勢力は一挙に解放され、原動歯車111端面は停止面114の谷部114cに向って斜面114bを急速移動する。このクリック動作でクラッチ110,112は切離され、モータ出力の出力プーリ103への動力伝達は瞬時に停止される。ダンパー101に設けた復帰スプリング102に畜勢された復元力で、出力プーリ103が逆転するのを阻止するために、切替レバー106にロック爪118を突出させて、出力歯車103aに連動している原動歯車111側方の張出片111aに当接させ、原動歯車111の回転を阻止する(図7(b)参照)。
【0008】
ダンパー101を閉鎖状態(図4の二点鎖線参照)に戻すときは、モータの通電を停止する。復帰スプリング102により出力プーリ103が時計回転して初期位置に戻され、出力プーリ103の溝カム108により切替レバー106も原動歯車111をカム斜面114bで押し下げながら逆方向(時計方向)に回動し、圧縮コイルバネ113の付勢力に抗して停止面114で原動歯車111を押圧し、クラッチ112はモータ出力軸109のクラッチ110に咬合して初期状態に復帰する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明に係わるクラッチ付モータは、洗濯槽の排水弁や換気扇のシャッタ等の部品として組み込まれるため、できるだけ精度よく小型にすることが課題である。ところが上記の構成は、切替レバー106の初期状態の停止位置からクリック動作位置までの距離、すなわち切替レバー106の傾斜した停止面114の端縁114aが原動歯車111端面の点cから点dに達するまでの距離が長くなるため、切替レバー106の動作角度が広く必要で、カム溝108を内設する出力歯車103aの径方向への省スペース化が困難である。また、原動歯車111端面の点cから点dの間を停止面114の端縁114aが移動中は、切替レバー106の停止面114による規制がなくなるため、この範囲内のどこからでも僅かな力でクリック動作を開始する。従って、カムのクリック動作開始が不安定になり、クリック動作位置のバラツキが大きく、動作位置精度は良好とは言い難い。
【0010】
そこで本発明の目的は、クリック動作をするカム構造において、クリック動作前のカム停止位置決め構造を、別体の構成からカムを規制することで、トグル等の複雑な機構を使用することなく、簡単な構成でクリック動作を円滑かつ確実に行うことができるクラッチ機構を構成して、クラッチ付モータを従来より小型にすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係わるクラッチ付きモータは、駆動源としてのモータと、このモータからの駆動力を出力する出力部と、この出力部と前記モータとの間に配設され、駆動力の伝達を接続および切断するクラッチ手段と、このクラッチ手段を動作させる動作部材とを有し、前記動作部材は、前記クラッチ手段を動作可能に支持する固定支軸の軸方向と直交する一方側へ作動させると、前記クラッチ手段の第一クラッチ部材の頂部を押圧して、この第一クラッチ部材を前記固定支軸に沿って軸方向に前進させることにより、前記第一クラッチ部材とともに前記クラッチ手段を構成する第二クラッチ部材との間に挾装された戻しバネの戻しバネ圧に抗して前記第二クラッチ部材と係合させ、前記クラッチ手段を接続する凸部を有するとともに、他方側へ作動させると前記戻しバネの戻しバネ圧によって前記第一クラッチ部材の頂部が押入されて、この第一クラッチ部材が前記固定支軸に沿って軸方向に後退し、前記第二クラッチ部材との係合が解かれ、前記クラッチ手段を切断する凹部を有し、前記凸部と前記凹部との間にはカム斜面が連され、前記動作部材は、前記モータに連動して動作される連動部材によって強制的に駆動され、前記凸部から前記凹部へ切り替わるまでの間、前記動作部材の前記他方側への作動を阻止し、前記クラッチ手段が接続状態を維持する維持手段を有し、
該維持手段は、前記動作部材の前記凸部と前記凹部とが形成された軸方向における反対の側であって、前記固定支軸が係合する弧状長孔の外縁に形成され、前記動作部材が前記連動部材によって強制的に駆動され、前記凸部から前記凹部へ切り替わるまでの駆動距離は、前記第一クラッチ部材の頂部の直径より小さいことを特徴とする。
【0012】
そして、前記クラッチ手段および前記動作部材を収納するケースを有し、前記維持手段は、相対する二部材の係合により達成されるものであって、その一方が前記動作部材に設けられるとともに、他方が前記ケースに設けられたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係わるクラッチ付モータの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は、本発明に係わるクラッチ付モータにおけるクラッチ機構の一実施例の動作説明図で、図1は、負荷の巻き上げ開始直後の初期状態におけるクラッチ部分の図示で、クラッチは接続状態にあり、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。図2は、負荷の巻き上げ終了直前のクラッチ部分の図示で、クラッチが切断される前の咬合状態を示し、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。図3は負荷の巻き上げを終了したときクラッチ部分の図示で、クラッチ切断の状態を示し、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。
【0014】
図1において、連動部材である出力プーリ10は、図4の従来例に示されるようにワイヤロープ12によって、復帰スプリングのような付勢力が作用する負荷が連結され、一体となって回転する出力歯車14には、カム溝16、切替突起18を備える。カム溝16には、支軸20に揺動自在に支持された動作部材としての切替レバー22に突設された制御ピン24が摺動自在に係合する。モータ(図示しない)に電源が投入されていない初期状態においては、出力プーリ10は連結された負荷の作用力で、図中時計方向(図示の矢印と反対方向)の回転力を受け、図1(a)に示す位置にある。
【0015】
有端のカム溝16は端部16aから約270°の動径位置16bまでの範囲が同一溝幅w1で同一半径の円弧状に形成され、端部16aの反対端側に位置する拡幅端部16cは溝の外側が円弧の接線に沿って延長され、溝幅w2は内側に拡幅されている。カム溝16の端部16a〜動径位置16bの範囲では、嵌合する制御ピン24によって切替レバー22の回動を図中時計方向揺動限界位置に規制している。一方、カム溝の動径位置16bを越える端部16cの範囲では、制御ピン24は規制が解除されて、拡幅された溝幅w 2 で反時計方向の自在な揺動を可能にしている。
【0016】
しかしながら、切替レバー22はカム溝16の拡径端部16cの範囲の入口近傍では一時的に反時計方向の揺動が維持手段32によって規制される。すなわち、切替レバー22の収納ケース30との対向面22aには弧状長孔26の外縁に沿ってリブ面26aが突設され、リブ面26aの図中右端の切欠き段部26bに、収納ケース30から立下げた座面30aに突設した段部30bが当接して、切替レバー22の反時計方向の揺動を阻止する。
【0017】
収納ケースの座面30aと切替レバー22のリブ面26aとは、切替レバー22の図中下方に配設されたクラッチ手段34が挾装する圧縮コイルバネ36の付勢力により圧接されて弾性的に位置決めされる。ただし、切欠き段部26bは仰角を設けたカム斜面に形成されているので、切替レバー22の反時計方向の強制力に対しては当接位置を維持することはできず、所定以上の力が作用すると切替レバー22の切欠き段部26bは収納ケース30の段部30bを乗り越えて移動できる。
【0018】
切替レバー22は、弧状長孔26のリブ面26aと反対の側がクラッチ手段34の摺動方向を規制する固定支軸28と直交して揺動するカム凸面38とカム凹面40に形成され、カム凸面38とカム凹面40との間には傾斜角約45°のカム斜面42が連設される。カム凸面38またはカム凹面40と、原動歯車44の頂部となるボス端面46が相対し、原動歯車44は図中下面に爪44aを突設して固定支軸28に沿って摺動自在であり、クラッチ手段34の第一クラッチとして機能する。クラッチ手段34の第二クラッチとして、図示しないモータの出力軸48先端に爪48aが突設される。さらに固定支軸28に沿って、原動歯車の爪44aとモータの出力軸の爪48aとの間に戻しバネとして圧縮コイルバネ36が挾装される。
【0019】
無通電の初期状態では、例えば図4に示されるダンパー101の復帰スプリング102の付勢力で出力プーリ10はカム溝16の同一溝幅部に位置し、カム溝16の外側壁が切替レバー22の制御ピン24に当接して、切替レバー22を図中時計方向に限界まで揺動する。従って、弧状長孔26の図中下側に突設したカム斜面42は、第一クラッチ部材の原動歯車44の頂部となるボス端面46を押動し、圧縮コイルバネ36の付勢力に抗して原動歯車44をモータの出力軸48に向けて前進させる。次に、原動歯車44のボス端面46にカム凸面38が到達して、第一クラッチ部材の爪44aと第二クラッチ部材の爪48aとが係合した状態で安定に維持される。このときカム凸面38は、第一クラッチ部材の頂部であるボス端面46の半径より小さい範囲で、安定が確保される最低の面積で係合する。
【0020】
初期状態から負荷の巻き上げが開始されたとき、原動歯車44は、圧縮コイルバネ36による戻しバネ圧により、切替レバー22のカム凸面38を押圧し、カム斜面42と原動歯車44のボス端面46は近接している。一方、切替レバー22で図中上面の切欠き段部26bのカム斜面は、収納ケース30に設けた段部30bと係合している。これにより切替レバー22は、弧状長孔26の開口側が図中左方向へ移動するのが阻止され、出力プーリ10の回転で制御ピン24がカム溝16の拡幅端部16cの領域に入ってもクラッチ手段34は接続状態が維持され、モータ出力による出力プーリ10への駆動力伝達は継続される。
【0021】
次に、制御ピン24がカム溝16の拡幅端部16cの領域にあって、巻上げが終了(ダンパー開放)状態となる所定の角度位置に出力プーリ10がモータ駆動力で回転されると、出力プーリ10の切替突起18が切替レバー22に当接して強制的に旋回させる(図2(a)参照)。切替レバー22の切欠き段部26bの斜面は、移動を阻止していた収納ケース30の段部30bを乗り越え、圧縮コイルバネ36の付勢力に抗して、切替レバー22は原動歯車44を押し下げながら旋回し、リブ面26aが収納ケース座面30aに設けた凸面の下に潜り込むので移動は自由になる(図2(b)参照)。
【0022】
このとき、切替レバー22下部のカム斜面42は原動歯車44のボス端面46に到達しており、圧縮コイルバネ36の戻しバネ圧により、原動歯車44は一気に切替レバー22のカム斜面42を押し上がってカム凹面40の底部に移動し、切替レバー22は一気に回転するクリック動作を行う。原動歯車44の爪44aは、モータ出力軸48の爪48aから急速に離間して双方の咬合は解かれる。モータ出力軸48とのクラッチ手段34が切断されて自由となった原動歯車44は、復帰スプリング等の外部負荷によって逆転方向に付勢される出力プーリ10に連動して回転力を受ける。この回転力は、出力プーリ10を巻上げ位置(ダンパー開放)に保持する機能を阻害する要因となるので、カム凹部に移動した原動歯車44の側方張出片44bを切替レバー22のロック爪50でロックすることにより阻止する。
【0023】
通電を終了したとき(ダンパー閉鎖)は、復帰スプリング等の外部負荷により出力プーリ10が逆転し、出力プーリ10のカム溝16により切替レバー22も第一クラッチの原動歯車44を押し下げながら時計回転し、圧縮コイルバネ36を強制的に押し縮めながらカム凸面38が原動歯車44のボス端面46に乗り上げ、原動歯車44の爪44aをモータ出力軸48の爪48aに咬合させて、クラッチ手段34を接続すると同時に、収納ケース座面30aの凸面からリブ面26が切欠き段部26bの斜面から座面30aに滑り落ちて停止する。本発明に係わるクラッチ付モータに付随し、協働して作動するその他の関連機構については、公知であるので説明を省略する。
【0024】
以上、本発明に係わるクラッチ付モータの一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、その形状や構成等について、本発明の構成要件から逸脱しない範囲で、細部に関する多様な変更や部品の再構成等の改変をなし得ることが予期される。例えば、維持手段において切替レバーのリブに設けた斜面を、ケース側の凸部と位置を逆に形成しても、また、リブの中間に凹部を切欠いて、この凹部との対応位置に収納ケースから突出させた凸部を凹部に嵌合させる構成でも、それによって機能に変化を生じることはない。
【0025】
以上の説明で明らかなように、本発明に係わるクラッチ付モータは、請求項1の記載によれば、動作部材が前記連動部材によって強制的に駆動され、前記凸部から前記凹部へ切り替わるまでにかかる駆動距離は、前記一方のクラッチ部材の頂部の直径より小さいので、クリック動作位置までの距離を短くすることができる。故に、カムの動作範囲を狭く構成でき、製品の省スペースにより装置の小型化を図ることができる。さらに、前記維持手段は、前記動作部材が前記連動部材によって強制的に駆動され、前記凸部から前記凹部へ切り替わるまでの間、前記クラッチ手段が接続された状態を維持するので、カムの停止解除位置からのクリック動作位置のバラツキを小さくして動作位置精度を向上し、クラッチが半クラッチ状態で接続と切断を不安定に行き来するのを確実に防止することができる。
【0026】
また、請求項2の記載によれば、前記クラッチ手段および前記動作部材を収納するケースを有し、前記維持手段は、相対する二部材の係合により達成されるものであって、その一方を前記動作部材に設け、他方を前記ケースに設けたので、設計の自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるクラッチ付モータにおけるクリック動作クラッチ機構の一実施例の動作説明図で、負荷の巻き上げを開始した初期状態のクラッチ部分の図示で、クラッチは接続状態にあり、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。
【図2】本発明に係わるクラッチ付モータにおけるクリック動作クラッチ機構の一実施例の動作説明図で、負荷の巻き上げ終了直前のクラッチ部分の図示で、クラッチが切断される前の咬合状態を示し、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。
【図3】本発明に係わるクラッチ付モータにおけるクリック動作クラッチ機構の一実施例の動作説明図で、負荷の巻き上げを終了したときクラッチ部分の図示で、クラッチ切断の状態を示し、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。
【図4】従来のクラッチ付モータを換気ダンパーに適用した例を断面で示す側面図である。
【図5】従来のクラッチ付モータにおけるクリック動作クラッチ機構の一実施例の動作説明図で、負荷の巻き上げを開始した初期状態のクラッチ部分の図示で、クラッチは接続状態にあり、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。
【図6】従来のクラッチ付モータにおけるクリック動作クラッチ機構の一実施例の動作説明図で、負荷の巻き上げ終了直前のクラッチ部分の図示で、クラッチが切断される前の咬合状態を示し、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。
【図7】従来のクラッチ付モータにおけるクリック動作クラッチ機構の一実施例の動作説明図で、負荷の巻き上げを終了したときクラッチ部分の図示で、クラッチ切断の状態を示し、(a)はクラッチおよびその関連機構の平面図、(b)は(a)の側面を示す断面図である。
【符号の説明】
10 出力プーリ
14 出力歯車
16 カム溝
18 切替突起
22 切替レバー
24 制御ピン
26 弧状長孔
28 固定支軸
30 収納ケース
32 維持手段
34 クラッチ手段
36 圧縮コイルバネ
38 凸面
40 凹面
42 斜面
44 原動歯車
46 ボス端面

Claims (2)

  1. 駆動源としてのモータと、このモータからの駆動力を出力する出力部と、この出力部と前記モータとの間に配設され、駆動力の伝達を接続および切断するクラッチ手段と、このクラッチ手段を動作させる動作部材とを有し、前記動作部材は、前記クラッチ手段を動作可能に支持する固定支軸の軸方向と直交する一方側へ作動させると、前記クラッチ手段の第一クラッチ部材の頂部を押圧して、この第一クラッチ部材を前記固定支軸に沿って軸方向に前進させることにより、前記第一クラッチ部材とともに前記クラッチ手段を構成する第二クラッチ部材との間に挾装された戻しバネの戻しバネ圧に抗して前記第二クラッチ部材と係合させ、前記クラッチ手段を接続する凸部を有するとともに、他方側へ作動させると前記戻しバネの戻しバネ圧によって前記第一クラッチ部材の頂部が押入されて、この第一クラッチ部材が前記固定支軸に沿って軸方向に後退し、前記第二クラッチ部材との係合が解かれ、前記クラッチ手段を切断する凹部を有し、前記凸部と前記凹部との間にはカム斜面が連され、前記動作部材は、前記モータに連動して動作される連動部材によって強制的に駆動され、前記凸部から前記凹部へ切り替わるまでの間、前記動作部材の前記他方側への作動を阻止し、前記クラッチ手段が接続状態を維持する維持手段を有し、
    該維持手段は、前記動作部材の前記凸部と前記凹部とが形成された軸方向における反対の側であって、前記固定支軸が係合する弧状長孔の外縁に形成され、
    前記動作部材が前記連動部材によって強制的に駆動され、前記凸部から前記凹部へ切り替わるまでの駆動距離は、前記第一クラッチ部材の頂部の直径より小さいことを特徴とするクラッチ付モータ。
  2. 前記クラッチ手段および前記動作部材を収納するケースを有し、前記維持手段は、相対する二部材の係合により達成されるものであって、その一方が前記動作部材に設けられるとともに、他方が前記ケースに設けられたことを特徴とする請求項1に記載のクラッチ付モータ。
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