JP4186216B2 - センサシステム、処理装置および拡張ユニット - Google Patents

センサシステム、処理装置および拡張ユニット Download PDF

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Description

本発明は、センサ検出部の出力を処理して所要のデータを得ることができるセンサシステムおよびこのセンサシステムに好適な処理装置および拡張ユニットに関する。
センサ、例えば、光学式の変位センサでは、光源からの光を、投光光学系を介して検出対象物体の表面に照射し、検出対象物体の表面に生じた光像を、受光用光学系を介して別の角度から位置検出素子で受光し、位置検出素子の出力に基づき、三角測距演算により物体の高さなどが計測される。
かかる変位センサを用いて、生産ラインにおける各種の検出対象物体の厚みや数などの計測が行われている(例えば、特許文献1参照)。
変位センサの出力には、ノイズが含まれており、このため、従来では、ノイズを抑制するために、変位センサの出力信号を積算して平均化処理したり、あるいは、特定の周波数以上あるいは以下の信号成分をカットするようにフィルタをかけるようにしている。
特開2003-337988号公報
しかしながら、上述のように平均化処理を行ってノイズを抑制しようとすると、例えば、高さが僅かに変化する段差部分を検出したいような場合には、段差部分にも平均化処理が行われるために、検出が困難になってしまう。
また、フィルタをかける場合には、特定の周波数を、何Hzに設定すればよいかが明確でなく、試行錯誤的に行わざるを得ないといった難点がある。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、センサの出力から所要のデータを容易に得られるようにすることを目的としている。
本発明のセンサシステムは、センサ検出部と、該センサ検出部の出力から取得した計測データを、設定値に応じてフィルタ処理して処理データを算出するフィルタ処理部を有する処理装置と、該処理装置から出力される前記計測データおよび前記処理データを波形表示する表示部を有するとともに、前記処理装置に対する前記設定値を設定するために操作される操作部を有する表示装置とを備えるセンサシステムであって、前記処理装置は、前記表示装置から得られた前記設定値に応じて設定値を更新し、前記フィルタ処理部は、前記計測データを前記設定値に応じてフィルタ処理して前記処理データを算出し、前記表示装置は、前記表示部に、前記計測データの時間領域グラフと前記処理データの時間領域グラフとを、いずれも時間目盛りと振幅目盛りのグラフで波形表示するとともに、前記操作部による前記設定値として、前記計測データの表示波形に基づく除去対象信号の振幅および時間幅を設定するための設定領域および該設定領域に設定される設定値を表示し、前記処理装置の前記フィルタ処理部は、前記表示部の前記設定領域に設定された前記除去対象信号の振幅および時間幅に基づく波形の傾きを用いて、前記計測データに対して、ローパスフィルタ処理およびハイパスフィルタ処理の少なくともいずれか一方のフィルタ処理を行なって前記処理データを算出する。
本発明によると、センサ検出部の出力から取得される計測データが、表示装置に波形表示されるので、表示された波形に基づいて、処理装置や拡張ユニットに対して計測データを処理するための設定値を設定することができ、処理装置や拡張ユニットは、設定値に応じた処理が可能となる。これによって、計測データの処理に必要な設定値を、計測データの波形を見て容易に適切に設定できることになる。
また、計測データと、計測データを設定値に応じて処理することで得られた処理データとを波形表示できるので、処理データの波形と、処理前の計測データの波形とを比較して、適切な設定値を容易に設定できる。計測データの波形と処理データの波形は同時に表示しても良い。
また、本発明によると、表示装置には、フィルタ処理される前の計測データと、設定値に応じてフィルタ処理された後の処理データとを波形表示できるので、フィルタ処理の前後の波形を比較して適切なフィルタ処理のための設定値を容易に設定できる。フィルタ処理の前後の波形は同時に表示しても良い。
示画面にはこの設定値を読み取り易くするために、座標の目盛りや座標軸方向の間隔を測定するためのカーソルを表示することもできる。
更に、本発明によると、表示部に表示される計測データの波形に基づいて、例えば、フィルタ処理によって除去すべき信号や抽出すべき信号を、その振幅(レベル)や時間幅で容易に設定することができる。
本発明によると、表示装置から計測データの波形に基づいて、設定値の設定を行うことによって、フィルタ処理部は、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、あるいは、バンドパスフィルタとして処理を行うことができる。
本発明の他の実施態様においては、前記フィルタ処理部は、前記ハイパスフィルタのフィルタ処理では、時間的に前後する計測データの差を、前記操作部による設定に応じた減算方向で算出するものである。
この実施態様によると、ハイパスフィルタのフィルタ処理では、時間的に前後する計測データの差を算出するための減算方向を選択できるので、フィルタ処理前の計測データの信号の極性が、例えば、負であっても、前記選択によって、フィルタ処理後の計測データの信号の極性を、例えば、正にすることができる。
本発明の更に他の実施態様においては、前記フィルタ処理部は、前記ハイパスフィルタのフィルタ処理では、前記算出される減算結果が負であるときには、ゼロレベルの信号を出力するものである。
この実施態様によると、ハイパスフィルタとしての処理では、時間的に前後する計測データの減算結果が負であるときには、ゼロレベルの信号としているので、フィルタ処理後の計測データの信号が、正および負の両側に出力されることがない。
本発明の他の実施態様においては、前記処理装置あるいは拡張ユニットは、処理した後の計測データの信号波形の時間幅が、前記操作部で設定された時間幅未満であるときには、前記信号波形の時間幅を、設定された前記時間幅に保持する波形保持部を有するものである。
この実施態様によると、処理後の計測データの信号波形の時間幅が短くても設定した時間幅の波形とされるので、抽出した信号が見易いものとなる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記処理装置あるいは拡張ユニットは、前記センサ検出部の出力から取得した前記計測データを蓄積するデータ蓄積部を備え、前記表示装置の前記操作部によって設定された設定値に応じて、前記データ蓄積部に蓄積した計測データを処理可能である。
この実施態様によると、センサ検出部の出力から取得した計測データに対して処理を行うだけではなく、データ蓄積部に蓄積した計測データに対して処理することもできるので、表示装置において、例えば、設定値を変更してその変更した値が適切であるか否かを波形表示して確認するときには、データ蓄積部に蓄積した計測データに対して、変更した設定値に応じた処理を行って表示装置に波形表示することが可能となり、これによって、設定値を変更してその効果を波形表示して確認するような場合に、センサ検出部で検出して計測データを新たに取得する必要がない。
本発明の他の実施態様においては、処理装置は、前記センサ検出部の出力から前記計測データを取得するアンプユニットと、該アンプユニットに接続されるとともに、前記設定値に応じて前記計測データを処理する拡張ユニットとを備えている。
この実施態様によると、アンプ分離型センサのアンプユニットに、拡張ユニットを接続することにより、アンプユニットからの計測データに対して、設定値に応じた処理を行うことが可能となる。
本発明によると、センサ検出部の出力から取得される計測データが、表示装置に波形表示されるので、表示された波形に基づいて、処理装置や拡張ユニットに対して計測データを処理するための設定値を設定することができ、処理装置や拡張ユニットは、設定値に応じた処理が可能となる。これによって、計測データの処理に必要な設定値を、計測データの波形を見て容易に適切に設定できることになる。
以下に、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係るセンサシステムを示す概略構成図であり、このセンサシステムは、ロールシート30の継ぎ目を検出してその継ぎ目部分からロールシート30を引き出すためのアプリケーションに適用した例を示している。なお、ロールシート30の継ぎ目の検出に限らず、缶やパイプなどの継ぎ目の検出にも同様に適用できるのは勿論である。
このセンサシステムは、アンプ分離型変位センサのセンサヘッドユニット9の出力から計測データを取得するとともに、該計測データをフィルタ処理する処理装置31と、該処理装置31から与えられる計測データおよびフィルタ処理後の計測データを波形表示するとともに、前記フィルタ処理のフィルタ特性などの設定を行なう表示装置としてのパソコン26とを備えている。
センサ検出部としてのセンサヘッドユニット9は、後述のようにして測定対象物であるロールシート30の表面までの距離に対応した出力を与える。
処理装置31は、アンプ分離型変位センサのセンサヘッドユニット9に接続されたアンプユニット2と、該アンプユニット2に隣接結合された拡張ユニット1とを備えている。
表示装置としてのパソコン26は、拡張ユニット1接続されている。
図2は、処理装置31を構成する拡張ユニット1とアンプユニット2との隣接結合状態を示す斜視図であり、図5は、分離した状態の斜視図であり、図6は、拡張ユニット1の斜視図である。これらの図に示されるように、拡張ユニット1とアンプユニット2とは、この例ではDINレール3を介して隣接結合状態で1列に連装される。
この例では、拡張ユニット1のケース4とアンプユニット2のケース5とは同一の規格を有する。それらのケース4,5はDINレール3と直交する方向へやや細長い直方体形状の形態を有する。すなわち、拡張ユニット1のケース4は、前面4aと、後面4bと、左側面4cと、右側面4dと、上面4eと、底面4fとが設けられ、六面体の箱状形態を有する。
同様に、アンプユニット2のケース5は、前面5aと、後面5bと、左側面5cと、右側面5dと、上面5eと、底面5fとが設けられ、六面体の形態を有する。
アンプユニット2の前面5aからは、第1の電気コード6が引き出されている。この第1の電気コード6には、外部入力線、外部出力線、電源線などが含まれている。外部入力線は例えばPLC等からアンプユニット2に対して各種の指令を外部から与えるためのものであり、外部出力線はアンプユニット2の内部で生成されたスイッチング出力やアナログ出力などを外部の例えばPLC等へ出力するためのものであり、電源線はアンプユニット2の内部回路に対する電源を供給するためのものである。
アンプユニット2の後面5bから引き出された第2の電気コード7には、センサヘッドユニット9との間で信号をやりとりする各種の信号線が含まれている。これらの信号線の中には、センサヘッドユニット9において生成された受光光量信号などが含まれている。この第2の電気コード7の先端には丸形コネクタ8が取り付けられている。この丸形コネクタ8は、センサヘッドユニット9から引き出された電気コード12の先端に取り付けられた同様な丸形コネクタ13と結合される。
センサヘッドユニット9の斜視図が図3に示されている。同図に示されるセンサヘッドユニット9は、直方体状のケース10を有する。ケース10の前面側には投受光窓11が設けられ、また後面側からは電気コード12が引き出され、その先端には丸形コネクタ13が取り付けられている。そして、この丸形コネクタ13と先ほどの丸形コネクタ8とが結合される。このようにアンプ分離型の光電センサにあっては、丸形コネクタ13と丸形コネクタ8とを着脱することによって、必要に応じ、アンプユニット2とセンサヘッドユニット9とを分離することができる。なお、当業者にはよく知られているように、センサヘッドユニット9内には、図4に示されるように、光源9a、投光光学系9b、受光光学系9c、位置検出素子9d、図示しない投光用並びに受光用回路等が内蔵されている。そして、投光用回路への入力信号や受光用回路からの出力信号等が電気コード12を流れることとなる。センサヘッドユニット9は、三角測距法の原理で測定対象物の表面(S1,S2)までの距離(L1,L2)を計測することができる。
再び図2に戻って、拡張ユニット1の後面4bからは第3の電気コード14が引き出され、この第3の電気コード14の先端にはパソコン側の該当するコネクタと接続されるRS-232Cコネクタ15が取り付けられている。第3の電気コード14内には、拡張ユニット1とパソコンPCとの間でデータのやりとりを行うための通信線が含まれている。
拡張ユニット1の前面4aからは第4の電気コード16が引き出されている。この第4の電気コード16には、外部入力線、外部出力線、電源線などが含まれている。外部入力線はこの拡張ユニット1に対して各種の指令を外部のPLC等から与えるものであり、外部出力線はこの拡張ユニット内部で生成された各種の信号(詳細は後述する)を外部のPLC等へ出力するためのものであり、電源線は拡張ユニット1の内部回路に対する電源を供給するためのものである。図から明らかなように、拡張ユニット1のケース4のサイズは、RS-232Cコネクタ15のサイズと比較して明らかなように、十分小型に設計されている。
拡張ユニット1の上面には開閉可能な透明カバー4gが設けられている。また、この透明カバー4gの下には、当該拡張ユニット1における各種の指令操作や動作表示などを行うための操作表示部23が設けられている。
アンプユニット2の上面にも開閉可能な透明カバー5gが設けられている。また、この透明カバー5gの下には、当該アンプユニット2における各種の指令操作や動作表示などを行うための操作表示部25が設けられている。
図2、図5および図6を参照して明らかなように、拡張ユニット1のケース4は比較的小型に構成されてはいるものの、DINレール取付状態においてユーザと対面するその上面4eを有効に活用してここに操作表示部23を配置しているのである。このような操作表示部23の配置を可能としているのは、ケース4内にRS-232Cコネクタ15を無理やり組み込むことなく、このRS-232Cコネクタ15をケース4から引き出された第3の電気コード14の先端に取り付けているからである。このような構成を採用すると、RS-232Cコネクタ15に無理な力が掛かったとしても、そのような力が第3の電気コード14によって干渉されるため、本体ケース4に損傷を与えることがない。逆に、拡張ユニット1のケース4にRS-232Cコネクタ15を固定的に取り付けたとすれば、コネクタの接続離脱作業に際し、ケース4側に無理な力が掛かって、ケースを破損させたり、コネクタの接続不良を発生させたりする虞れがある。
拡張ユニット1のケース4及びアンプユニット2のケース5の左右両側面には、スライド蓋17及びスライド蓋18が設けられている。これらのスライド蓋17,18を開くと、その内部にはコネクタ窓19が臨み、その窓の中に隣接結合コネクタ20が露出する。従って、拡張ユニット1とアンプユニット2とは相対向する側面に露出する隣接結合コネクタ20,22同士を噛み合わせることによって、電気的並びに機械的に結合される。この隣接結合コネクタ20,22は、後述する第1の伝送ライン(BB)並びに第2の伝送ライン(BS0,BS1)の双方を含んでいる。
拡張ユニット1とアンプユニット2とを隣接結合させると、図2に示されるように、拡張ユニット1の後面4bから引き出された第3の電気コード14とアンプユニット2の後面5bから引き出された第2の電気コード7とは同一の方向へ引き出される結果となる。他方、アンプユニット2の前面5aから引き出された第1の電気コード6と拡張ユニット1の前面4aから引き出された第4の電気コード16とは、DINレール3と直交する方向で電気コード7,6とは反対の方向へと延びる結果となる。そのため、これらのユニット1,2を制御盤の盤面などにDINレール3を介して取り付ける場合においても、電気コード6,7,14,16が機能別に整理されて引き出される結果、その取り扱いが簡便なものとなる。なお、図2、図5、図6において、21はDINレール3との結合を行うためのDINレール嵌合溝である。
拡張ユニット1の操作表示部23の一例を示す構成図が図7に示されている。同図に示されるように、操作表示部23には、第1の7セグメント表示器23aと、第2の7セグメント表示器23bと、4方向シフトキーを構成する左方向キー23c,上方向キー23d,右方向キー23e,下方向キー23fと、1個の押しボタンキー23gとが設けられている。これらのキー23c〜23gを適宜操作しつつ、第1並びに第2の7セグメント表示器23a,23bに様々なデータを表示させることによって、後述するフィルタ処理の選択や設定データの選択さらには各種の操作指令を与えることができる。
次に、図8、図9、及び図10を参照しながら、拡張ユニット1並びにアンプユニット2の電気的なハードウェア構成について説明する。
図1に対応するセンサシステム全体のハードウェア構成図が図8に示されている。同図に示されるように、このセンサシステムには、表示装置としての例えばノート型のパソコン26と、処理装置31を構成する1台の拡張ユニット1およびこの拡張ユニット1に接続された1台のアンプユニット2とが含まれている。
パソコン26と拡張ユニット1とは、先に説明したように、コネクタ15並びに電気コード14を介して結合される(図2参照)。
拡張ユニット1内にはドライバIC101とCPU102とが含まれている。ドライバIC101はRS-232C通信をサポートする。CPU102には、図示しないが当該
拡張ユニット1の機能を定義するファームウェアを格納するプログラムメモリと、プログラムメモリ内のファームウェアを実行するマイクロプロセッサとが含まれている。
この拡張ユニット1のより詳細な内部構成を示す回路ブロック図が図9に示されている。同図に示されるように、拡張ユニット1内には、CPU102と、アンプユニット側回路ボード103と、パソコンとの通信を実現するためのRS-232Cドライバ101と、操作表示部23を構成する操作部23-1と表示部23-2と、が含まれている。また、アンプ側の回路ボード103には、アンプとの接続コネクタ(右側)22と、電流の流入防止回路(電源非投入時の)104とが含まれている。外部入力回路105は、外部入出力線を介してPLC等から到来する各種の指令を、CPU102へ入力するために使用される。アナログ出力回路106は、当該拡張ユニット1内で生成された各種のアナログ出力を外部入出力線を介して外部へと出力するためのものである。外部出力回路107は、当該拡張ユニットで生成された各種の信号をPLC等へ通ずる外部入出力線へと出力するためのものである。
次に、図8に戻って、アンプユニット2の内部構成について説明する。アンプユニット2の内部には、当該アンプユニットの機能を定義するファームウェアを格納するプログラムメモリと、プログラムメモリ内のファームウェアを実行するマイクロプロセッサとを含むCPU201が含まれている。アンプユニット2内のCPU201は、伝送方向の異なる2本のシリアルバスラインBS0,BS1を介して拡張ユニット1と結ばれている。加えて、拡張ユニット1内のCPU102と、アンプユニット2内のCPU201とは、バケツリレー方式でシリアルにデータを転送するシリアル伝送ラインBBによっても順に結ばれている。
シリアルバスラインBS0,BS1は主としてコマンドやプログラムデータの送受信などに使用されるのに対し、バケツリレー方式でデータを伝送する伝送ラインBBは、アンプユニット内で生成された計測データを拡張ユニット1へと垂れ流し的に送り出すのに使用される。なお、この伝送ラインBBを使用したデータ転送に際しては、ハンドシェイク処理が併用される。
アンプユニット2の内部回路のより詳細な構成が図10のブロック図に示されている。同図に示されるように、アンプユニット2の内部には、CPU201と、電流の流入防止回路(電源非投入時の)202と、パソコンとの接続コネクタ203と、電源リセット回路206と、EEPROM207と、外部入力回路208と、アナログ出力回路209と、外部出力回路210とが含まれている。
先に述べたように、CPU201は、図示しないが、当該アンプユニットの機能を定義するファームウェアを格納するプログラムメモリと、プログラムメモリ内のファームウェアを実行するマイクロプロセッサとを含んでいる。アナログ出力回路209は、当該アンプユニット2内で生成された各種のアナログ出力を外部入出力線を介して外部へと出力するためのものである。外部出力回路210は、当該アンプユニットで生成されたHIGH ,PASS,LOWなどの判定出力を外部入出力線へと出力するものである。外部入力回路208は、外部入出力線を介して到来する各種の指令を、CPU201へ入力するために使用される。
次に、拡張ユニット1並びにアンプユニット2のソフトウェア構成について説明する。
アンプユニット2の処理を概略的に示すフローチャートが図11に示されている。アンプユニットの処理は、同図(a)に示される通常処理と、同図(b)に示される計測判定処理とを含んでいる。
通常処理においては、同図(a)に示されるように、電源投入に続いてキー入力受付処理(ステップ1302)並びに外部入力受付処理(ステップ1303)を実行する。キー入力受付処理(ステップ1302)では、図10に示される操作部25-1からの信号をチェックすることによって、操作部25-1において何らかのキー入力操作が行われたかどうかを判定する。外部入力受付処理(ステップ1303)では、外部入力回路208からの信号をチェックすることによって、外部入力線を介して何らかの指令が到来したかどうかを判定する。
続く入力対応処理(ステップ1304)は、以上のステップで受け付けられたキー入力若しくは外部入力に基づいて、様々な処理を実行する。
次に、計測判定処理では、同図(b)に示されるように、投光処理(ステップ1312)並びに受光処理(ステップ1313)を実行して、検出対象物体に対してパルス光の照射を行い、続いて計測処理(ステップ1314)を実行する。この計測処理(ステップ1314)では、変位センサの固有アルゴリズムに従って、検出対象物体との距離(図4のL1,L2に相当)に相当する計測データを取得する。
続く計測データ転送処理(ステップ1315)では、上記の処理で得られた計測データを拡張ユニットへとHS送信する。
続く判定処理(ステップ1316)では、計測処理(ステップ1314)で得られた計測データに対し、1若しくは2以上の判定基準値を適用して所定の判定処理を行い、計測対象物体である工業製品などの製品良否の判定等を行う。この判定は例えば、LOW(低すぎ又は小さすぎ),PASS(良),HIGH(高すぎ又は大きすぎ)等として行われる。
続く出力処理(ステップ1317)では、上記判定処理(ステップ1316)で得られた判定結果を、外部出力回路210へ与えることによって、外部出力線から判定出力を送り出す。
次に、拡張ユニットの処理を概略的に示すフローチャートが図12に示されている。同図に示されるように、この拡張ユニットの処理の全体は、同図(a)に示される通常処理と、同図(b)に示される上位割込処理と、同図(c)に示されるSH受信割込処理とを含んでいる。
まず、通常処理では、同図(a)に示されるように、電源投入により処理が開始され、アンプユニットの場合と同様にして、キー入力受付処理(ステップ1402)並びに外部入力受付処理(ステップ1403)を実行した後、入力対応処理(ステップ1404)並びにルーチン処理(ステップ1405)を実行する。これら2つの処理(ステップ1404,1405)は、キー入力や外部入力に応じた様々な処理を実行するものである。
上位割込処理は、同図(b)に示されるように、上位(PC)からのコマンド受信により割込にて実行を開始され、例えばパソコンからのコマンドに応じた様々な処理を実行する。この処理の中には、後に詳述するように、フィルタ処理の設定値の受信および設定値の設定処理が含まれる。
SH受信割込処理は、同図(c)に示されるように、アンプユニットからのSH信号の受信によって割込により実行を開始されるものであり、その詳細についても、後に各種の機能説明と共に行うものとする。
次に、上述の図1に示したロールシートの継ぎ目の検出に適用して詳細に説明する。
変位センサ9の出力から取得される計測データは、図13(a)の変位波形の概略図に示されるように、ロールシート30の偏芯などによって、緩やかなうねりを含んだり、あるいは、ロールシート30表面の傷などに起因する急峻な変化を含んでいる。すなわち、計測データには、低い周波数あるいは高い周波数のノイズを含んでおり、かかる計測データから検出しようとする継ぎ目(段差)に対応する信号を抽出するための閾値を設定するのは容易でない。
このため、変位センサの出力を積算して平均化処理したり、あるいは、特定の周波数以上あるいは以下の信号成分をカットするようにフィルタをかけることも考えられるが、上述のように平均化処理を行うと、高さが僅かに変化する継ぎ目部分にも平均化処理が行われるために、検出が困難となり、また、フィルタをかける場合には、特定の周波数を、何Hzに設定すればよいかが明確でないといった難点がある。
そこで、この実施の形態では、先ず、計測データの変位波形を、パソコン26の表示部に波形表示し、ユーザは、この変位波形に基づいて、拡張ユニット1によるフィルタ処理のフィルタ特性を設定し、これによって、拡張ユニット1は、パソコンで設定された設定値に応じたフィルタ処理を行うものであって、フィルタ処理後には、図13(b)に示される出力を得るものである。
パソコン26からの設定は、図14(a)の計測データの変位波形の概略図に示されるように、除去したい信号(ノイズ)の時間幅Tnおよび振幅(レベル)Ln並びに検出したい信号の時間幅Tsを設定する。
かかる設定は、上位割り込みとして拡張ユニット1に送信され、拡張ユニット1では、設定された値に応じて後述のようにフィルタ処理を行うものであり、これによって、設定された時間幅Tnよりも小さく、かつ、振幅Lnよりも大きなノイズを除去するとともに、設定された時間幅Tsで変化する信号を抽出するものである。
なお、この実施の形態では、図14(b)に示されるように、フィルタ処理後の波形を、後述のように一定時間Ds保持する波形保持も行うようにしている。
次に、拡張ユニット1によるフィルタ処理の動作を詳細に説明する。
図15(a)は、上述の図12のルーチン処理1405に含まれる処理のフローチャートであり、設定値に応じたフィルタ処理を行って(ステップ1501)、パソコン26に対して、フィルタ処理後の計測データを垂れ流し的に送信するものである(ステップ1502)。
また、図15(b)は、上述の図12の上位割り込み処理1411に含まれる処理のフローチャートであり、パソコン26からの設定値を受信し(ステップ1601)、上述のフィルタ処理における設定値とするものである(ステップ1602)。
図16および図17は、上述のフィルタ処理の詳細を示すフローチャートである。
図16は、高域をカットするローパスフィルタとしての処理を示している。先ず、アンプユニット2から計測データINNを取り込み(ステップ1701)、今回取り込んだ入力INNと前回の出力OUTN−1との差の絶対値が、変位波形の傾きに対応する上述の振幅Ln/時間幅Tnよも小さいか否かを判断し(ステップ1702)、小さいときには、除去したい信号ではないとして、カウント値Cを0とし(ステップ1703)、今回の入力INNを、今回の出力OUTNとして計測データを更新する(ステップ1704)。
ステップ1702において、前記絶対値が、変位波形の傾きに対応するLn/Tnよも小さくないときには、カウント値Cに1を加算し(ステップ1705)、加算したカウント値Cが、設定された時間幅Tnに対応する時間よりも大きくなったか否かを判断し(ステップ1706)、大きくないときには、設定された時間幅Tnよりも短い除去したい信号である可能性があるので、前回の出力OUTN−1を今回の出力OUTNとしてデータを更新せず(ステップ1707)、また、ステップ1706において、加算したカウント値Cが、設定された時間幅Tnに対応する時間よりも大きくなったときには、設定された時間幅Tnよりも長い信号、すなわち、除去したい信号ではないとして、今回の入力INNを今回の出力OUTNとしてデータを更新し(ステップ1708)、次の図18に示される処理に移行する。
この図16に示されるフィルタ処理によって、例えば、図17(a)に示される入力INに対してフィルタ処理後の出力OUTは、図17(b)に示されるようになる。
すなわち、例えば、第1の信号S1は、変化が小さいので、除去したい信号でないとして、そのまま出力され、第2の信号S2は、変化が大きく、しかも、時間幅が設定された時間幅Tnよりも大きいので、除去したい信号でないとして、設定された時間幅Tn分遅れて出力されるのに対して、第3の信号S3は、変化が大きく、しかも、時間幅が設定された時間幅Tnよりも小さいので、除去したい信号、すなわち、ノイズとして除去されることになる。
このようにして、高域のノイズをカットすることができる。
次に、図18に示されるハイパスフィルタとしてのフィルタ処理によって、低域をカットする。
先ず、時間幅Tsを判定し(ステップ1801)、Ts=0であるときには、ハイパスフィルタとしてのフィルタ処理の設定は行われておらず、この場合は、次の処理に移行する。Ts>0であるときには、今回取り込んだ入力INNから時間幅Ts前に相当する入力INN−Tsを減算して出力OUTNを算出してステップ1803に移行する。また、ステップ1801において、Ts<0であるときには、時間幅Ts前に相当する入力INN−Tsから今回取り込んだ入力INNを減算して出力OUTNを算出してステップ1803に移行する(ステップ1804)。
このように、設定される時間幅Tsの正負に応じて、減算方向を異ならせるのは、入力される計測データが、プラスあるいはマイナスのいずれの極性であっても、常に、プラスの極性として出力できるようにするためである。
ステップ1803においては、算出した出力OUTNが正であるか否かを判断し、正であるときには、算出した出力OUTNを、今回の出力OUTNとしてデータを更新する(ステップ1805)。また、ステップ1803においては、算出した出力OUTNが正でないときには、今回の出力OUTNを0としてデータを更新して次の処理に移行する(ステップ1805)。
このように算出された出力OUTNが正であるか否かに応じて、今回の出力OUTNを、算出された出力OUTNあるいは0としてデータを更新するのは、プラスの極性のみの出力を得るためである。
この図18に示されるフィルタ処理によって、例えば、図19 (a)に示される入力INと図19(b)に示される時間幅Ts前の入力INとの間で減算を行ったフィルタ処理後の出力OUTは、図19(c)に示されるようになる。
すなわち、偏芯などによる緩やかな傾斜が除去された出力が得られるとともに、設定された時間幅Tsで変化する信号を抽出することができ、しかも、マイナスの極性の出力は、0レベルとして出力されることになる。
このようして低域がカットされて対象とする信号が抽出される。
さらに、この実施の形態では、以上のようにしてフィルタ処理された計測データに対して、抽出した信号の時間幅が短い場合に、表示波形を一定時間保持できるようにしている。
すなわち、図20は、この波形保持のフローチャートであり、図21は、波形保持を示す波形図であり、図21(a)は波形保持されていない入力波形を示し、同図(b)は波形保持された出力波形を示している。
上述の図18のフィルタ処理に引き続いて、図20に示されるように、今回の入力INNから前回の出力OUTN−1を減算した値が正であるか否かを判断し(ステップ1901)、正であるときには、データが立ち上がっているとして、カウント値C=0とし(ステップ1902)、今回の入力INNを、今回の出力OUTNとしてデータを更新して判定処理に移行する(ステップ1903)。
ステップ1901において、前記減算した値が正でないときには、データが変化していない、あるいは、データが立ち下がっているとしてカウント値Cに1を加算し(ステップ1904)、加算したカウント値Cが、一定時間Dsより大きいか否かを判断し(ステップ1905)、大きくないときには、前回の出力OUTN−1を、今回の出力OUTNとしてデータを更新することなく、波形を保持して判定処理に移行する(ステップ1906)。また、ステップ1905において、加算したカウント値Cが一定時間Dsよりも大きいときには、一定時間Dsの波形保持は終了したとして、今回の入力INNを、今回の出力OUTNとしてデータを更新して判定処理に移行する(ステップ1907)。
このようにして、図21(a)に示される時間幅の小さい信号が、図21(b)に示されるように、一定時間Dsの波形保持がされた出力となる。
以上のように、拡張ユニット1では、図22に示されるように、アンプユニット2から入力される計測データに対して、上述の図16に示されるローパスフィルタとしての処理を行って高域をカットし、次に、上述の図18に示されるハイパスフィルタとしての処理を行って低域をカットし、さらに、上述の図20に示される波形保持の処理を行った後に、閾値と比較する判定処理が行われる。
図23は、以上のフィルタ処理および波形保持のシミュレーション波形を示す図であり、同図(a)は、フィルタ処理および波形保持の処理が施される前の計測データの波形を示し、同図(b)は、フィルタ処理および波形保持の処理が施された後の計測データの波形を示している。なお、同図(b)は、同図(a)に比べてやや時間軸を広げて示している。
同図(a)に示される緩やかな変化が除去されて同図(b)に示される平坦な出力になるとともに、高周波のノイズが除去されて検出すべき信号Sが抽出されて一定時間波形保持されて信号S’として出力されることになる。
次に、パソコン26による波形表示およびフィルタ特性の設定について説明する。
図24は、パソコン26の表示画面を示すものであり、同図において、ラインAは、拡張ユニット1から入力されるフィルタ処理前の計測データを示し、ラインBは、拡張ユニット1によってフィルタ処理された後の計測データを示し、ラインCは設定された閾値を示しており、計測データの下方には、マスク入力および判定出力であるPASSを併せて示している。
先ず、拡張ユニット1から入力される計測データがラインAに示されるように波形表示される。この波形表示に基づいて、ユーザは、上述の図14(a)で説明したように、除去したい信号S5の振幅(レベル)Lnおよび時間幅Tn並びに検出したい信号S6の時間幅Tsを設定する。この設定は、表示画面の右側の各設定領域35〜37に、操作部としてのキーボードを操作して除去信号レベル、除去信号時間および検出信号時間としてそれぞれ設定される。
また、上述の図14(b)で説明したように波形保持時間Dsを、設定領域8に信号保持時間として設定する。
このようにして設定された設定値を、拡張ユニット1に送信し、拡張ユニット1は、送信された設定値に応じたフィルタ処理を上述のように行ってフィルタ処理後の計測データを、パソコン26に送信する。
これによって、パソコン26には、フィルタ処理によって、高周および低周のノイズが除去された計測データが、ラインBに示されるように表示されることになる。
このフィルタ処理後の計測データの波形に基づいて、判定の閾値を、表示画面の右側の設定領域39に設定し、対応した閾値がラインCとして表示されることになる。
この設定された閾値は、拡張ユニット1に送信されて判定処理に用いられる。
上述の実施の形態では、ロールシート30の継ぎ目を検出してその継ぎ目部分からロールシート30を引き出すためのアプリケーションに適用したものであったが、例えば、図25に示されるように、投光系の光学系40aと受光系の光学系40bとを有する透過型のレーザセンサを用いてガラス基板41上に、平行光による光カーテン42を形成してガラス片などの異物43を検出するアプリケーションに適用することもできる。なお、矢符は、レーザセンサの移動方向を示している。
図26は、このレーザセンサの出力から取得された計測データおよびフィルタ処理後の計測データを示すものである。
この例では、ガラス基板41上に、サイズの異なるガラス片を人為的に配置して計測した場合を示している。
同図(a)に示されるガラス基板41の反りなどによる計測データの緩やかな変化が、同図(b)に示されるように除去されるとともに、高周波のノイズが除去され、さらに、プラスの極性の信号として出力される。
本発明は、上述のアプリケーションに限らず、例えば、図27(a)に示されるようなウェハ44の端面の欠け45の検出や図27(b)に示されるようなセラミック板46のV溝47の検出やゴム板の継ぎ目の検出などの各種のアプリケーションに適用できるのは勿論である。
また、本発明の他の実施の形態として、拡張ユニット1には、図28に示されるように、データ蓄積部102aを設け、アンプユニット2からの計測データを蓄積できようにし、パソコン26からの設定の際には、このデータ蓄積部102aから読み出した計測データに対してフィルタ処理を行ってパソコン26に送信するようにしてもよい。これによって、パソコン26で設定値を変更してノイズの除去効果を確認する際に、センサヘッドユニット9による計測を行う必要がない。
本発明のセンサシステムの構成を示す図である。 拡張ユニット(外部入出力線、及びRS232Cケーブル付)とアンプユニットとの隣接結合状態を示す斜視図である。 変位センサ用のセンサヘッドユニットの斜視図である。 変位センサの計測原理の説明図である。 拡張ユニット(外部入出力線付)とアンプとの分離状態を示す斜視図である。 拡張ユニットの説明図である。 拡張ユニットの操作・表示部の構成図である。 センサシステム全体のハードウェア構成図である。 拡張ユニットのハードウェア構成を示すブロック図である。 アンプユニットのハードウェア構成を示すブロック図である。 アンプユニットの処理を概略的に示すフローチャートである。 拡張ユニットの処理を概略的に示すフローチャートである。 フィルタ処理前および処理後の計測データの波形図である。 波形に基づく振幅および時間幅の設定および波形の保持を説明するための波形図である。 図12のルーチン処理および上位割り込み処理のフローチャートである。 ハイパスフィルタ処理のフローチャートである。 ハイパスフィルタ処理を示す波形図である。 ローパスフィルタ処理のフローチャートである。 ローパスフィルタ処理を示す波形図である。 波形保持のフローチャートである。 波形処理を示すフローチャートである。 拡張ユニットの処理の流れを説明するための図である。 フィルタ処理の前後のシミュレーション波形図である。 パソコンの表示画面を示す図である。明図である。 本発明の他の適用例を示す図である。 図25の適用例のフィルタ処理の前後の波形図である。 本発明の他の適用例を示す図である。 本発明の他の実施の形態の拡張ユニットのハードウェア構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 拡張ユニット
2 アンプユニット
3 DINレール
9 センサヘッドユニット
26 パソコン(PC)
31 処理装置

Claims (16)

  1. センサ検出部と、該センサ検出部の出力から取得した計測データを、設定値に応じてフィルタ処理して処理データを算出するフィルタ処理部を有する処理装置と、該処理装置から出力される前記計測データおよび前記処理データを波形表示する表示部を有するとともに、前記処理装置に対する前記設定値を設定するために操作される操作部を有する表示装置とを備えるセンサシステムであって、
    前記処理装置は、前記表示装置から得られた前記設定値に応じて設定値を更新し、前記フィルタ処理部は、前記計測データを前記設定値に応じてフィルタ処理して前記処理データを算出し、
    前記表示装置は、前記表示部に、前記計測データの時間領域グラフと前記処理データの時間領域グラフとを、いずれも時間目盛りと振幅目盛りのグラフで波形表示するとともに、前記操作部による前記設定値として、前記計測データの表示波形に基づく除去対象信号の振幅および時間幅を設定するための設定領域および該設定領域に設定される設定値を表示し、
    前記処理装置の前記フィルタ処理部は、前記表示部の前記設定領域に設定された前記除去対象信号の振幅および時間幅に基づく波形の傾きを用いて、前記計測データに対して、ローパスフィルタ処理およびハイパスフィルタ処理の少なくともいずれか一方のフィルタ処理を行なって前記処理データを算出することを特徴とするセンサシステム。
  2. 前記処理装置の前記フィルタ処理部は、前記ハイパスフィルタのフィルタ処理では、時間的に前後する計測データの差を、前記操作部による設定に応じた減算方向で算出する請求項1記載のセンサシステム。
  3. 前記処理装置の前記フィルタ処理部は、前記ハイパスフィルタのフィルタ処理では、前記算出される減算結果が負であるときには、ゼロレベルの信号を出力する請求項2記載のセンサシステム。
  4. 前記処理装置は、処理した後の計測データの信号波形の時間幅が、前記操作部で設定された時間幅未満であるときには、前記信号波形の時間幅を、設定された前記時間幅に保持する波形保持部を有する請求項1〜3のいずれかに記載のセンサシステム。
  5. 前記処理装置は、前記センサ検出部の出力から取得した前記計測データを蓄積するデータ蓄積部を備え、前記表示装置の前記操作部によって設定された設定値に応じて、前記データ蓄積部に蓄積した計測データを処理可能である請求項1〜4のいずれかに記載のセンサシステム。
  6. センサ検出部の出力から計測データを取得して、前記計測データを設定値に応じてフィルタ処理部でフィルタ処理を行うことにより処理データを算出し、前記計測データおよび前記処理データを表示装置に出力するとともに、前記表示装置から出力される設定値に応じて設定値を更新する処理装置であって、
    前記表示装置は、前記計測データの時間領域グラフと前記処理データの時間領域グラフとを、いずれも時間目盛りと振幅目盛りのグラフで波形表示するとともに、前記設定値として、前記計測データの表示波形に基づく除去対象信号の振幅および時間幅を設定するための設定領域および該設定領域に設定される設定値を表示する表示部と、前記設定値を設定するために操作される操作部とを有するものであり、
    前記フィルタ処理部は、前記表示部の前記設定領域に設定された前記除去対象信号の振幅および時間幅に基づく波形の傾きを用いて、前記計測データに対して、ローパスフィルタ処理およびハイパスフィルタ処理の少なくともいずれか一方のフィルタ処理を行なって前記処理データを算出することを特徴とする処理装置。
  7. 前記フィルタ処理部は、前記ハイパスフィルタのフィルタ処理では、時間的に前後する計測データの差を、前記表示装置の前記操作部による設定に応じた減算方向で算出する請求項6記載の処理装置。
  8. 前記フィルタ処理部は、前記ハイパスフィルタのフィルタ処理では、前記算出される減算結果が負であるときには、ゼロレベルの信号を出力する請求項7記載の処理装置。
  9. 前記処理を行った後の計測データの信号波形の時間幅が、前記表示装置の前記操作部で設定された時間幅未満であるときには、前記信号波形の時間幅を、設定された前記時間幅に保持する波形保持部を有する請求項6〜8のいずれかに記載の処理装置。
  10. 前記センサ検出部の出力から取得した前記計測データを蓄積するデータ蓄積部を備え、前記表示装置の前記操作部によって設定された設定値に応じて、前記データ蓄積部に蓄積した計測データを処理可能である請求項6〜9のいずれかに記載の処理装置。
  11. 前記センサ検出部の出力から前記計測データを取得するアンプユニットと、該アンプユニットに接続されるとともに、前記設定値に応じて前記計測データを処理する拡張ユニットとを備える請求項6〜10のいずれかに記載の処理装置。
  12. センサ検出部の出力から計測データを取得するアンプユニットに接続されて、該アンプユニットから与えられる前記計測データを、設定値に応じてフィルタ処理部でフィルタ処理を行うことにより処理データを算出する拡張ユニットであって、
    前記計測データおよび前記処理データを表示装置に出力するとともに、
    前記表示装置から出力される設定値に応じて設定値を更新するものであり、
    前記表示装置は、前記計測データの時間領域グラフと前記処理データの時間領域グラフとを、いずれも時間目盛りと振幅目盛りのグラフで波形表示するとともに、前記設定値として、前記計測データの表示波形に基づく除去対象信号の振幅および時間幅を設定するための設定領域および該設定領域に設定される設定値を表示する表示部と、前記設定値を設定するために操作される操作部とを有するものであり、
    前記フィルタ処理部は、前記表示部の前記設定領域に設定された前記除去対象信号の振幅および時間幅に基づく波形の傾きを用いて、前記計測データに対して、ローパスフィルタ処理およびハイパスフィルタ処理の少なくともいずれか一方のフィルタ処理を行なって前記処理データを算出することを特徴とする拡張ユニット。
  13. 前記フィルタ処理部は、前記ハイパスフィルタのフィルタ処理では、時間的に前後する計測データの差を、前記表示装置の前記操作部による設定に応じた減算方向で算出する請求項12記載の拡張ユニット。
  14. 前記フィルタ処理部は、前記ハイパスフィルタのフィルタ処理では、前記算出される減算結果が負であるときには、ゼロレベルの信号を出力する請求項13記載の拡張ユニット。
  15. 前記処理を行った後の計測データの信号波形の時間幅が、前記表示装置の前記操作部で設定された時間幅未満であるときには、前記信号波形の時間幅を、設定された前記時間幅に保持する波形保持部を有する請求項12〜14のいずれかに記載の拡張ユニット。
  16. 前記アンプユニットからの前記計測データを蓄積するデータ蓄積部を備え、前記表示装置の前記操作部によって設定された設定値に応じて、前記データ蓄積部に蓄積した計測データを処理可能である請求項12〜15のいずれかに記載の拡張ユニット。
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