JP4185442B2 - 投光機 - Google Patents
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Description
この投光機T’は、発電機112等が搭載され車輪111を有する台車110と、当該台車110に取り付けられた伸縮可能な柱部120と、当該柱部120の上端に継手部140を介して取り付けられている照明部130と、を備えている。
この継手部140は、柱部120の上端において水平方向に回動可能に装着されている横ア−ム141と、当該横ア−ム141の両端において、その長手方向軸線を中心に回動可能に装着されているア−ム継手143と、ア−ム継手143に横ア−ム141の長手方向軸線に対して垂直方向に装着され、横ア−ム141の長手方向軸線に対して垂直の軸線を中心に回動可能に装着されている縦ア−ム142とを有しており、縦ア−ム142の端部において、灯具131が縦ア−ム142の長手方向軸線と直交する軸線を中心にして回動可能となるように装着されている(特許文献1参照)。
また、前記投光機T’では、各縦アーム142に取り付けられている灯具131の投光面が向き合うように収納が可能であるが、相互の灯具131の間に大きな隙間が生じるため、搬送時において、石跳ね等による飛来物により、灯具131の投光面132のガラスが破損する恐れがあるという問題点を有していた。
また、「各々の投光面に隙間が生じない状態で」とは、一対の灯具の間に完全に隙間が生じないことを意味するのではなく、若干の隙間が生じることは許容されるものである。
説明において、図1は本発明の投光機を示す側面図、図2は同正面図、図3は同平面図であり、また、図4は照明装置の取付状況を示す拡大斜視図、図5は投光機の収納状態を示す側面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の投光機Tは、複数個の車輪11によって移動自在である台車10上に設置された発電機12(発電装置)と、当該発電機12の後方で台車10に立設した伸縮支柱20と、当該伸縮支柱20の上端に取り付けられている照明装置30と、を主要部としており、伸縮支柱20を上下方向に伸縮させることで、発電機12と電源ケーブル(図示せず)を介して接続されている照明装置30の高さを調節し、所定の場所を照射することができるようになっている。
前記第1可動支柱25及び第2可動支柱27の上端部には、各々四角筒状の上枠26が固着されている。また、固定支柱21の周囲には、四角筒状の第1下枠23と第2下枠24が当該固定支柱21の壁面に沿って摺動自在に設けられており、第1可動支柱25の上枠26と固定支柱21の第1下枠23と、第2可動支柱27の上枠26と固定支柱21の第2下枠24とが各々連結管28(28a及び28b)で連結されている。そして、固定支柱21の第1下枠23及び第2下枠24には、2本一対の昇降ハンドル29がそれぞれ固着されており、当該昇降ハンドル29を把持しながら第1可動支柱25及び第2可動支柱27を所定位置に昇降させることができるようになっている。
なお、符号22は、固定支柱21の上枠である。
図3に示すように、前記照明装置30は、支持台40と、当該支持台40に取り付けられている4個の灯具31と、を備えている。
支持台40は、H字形状に形成されており、当該支持台40のH字形状の横方向を構成する第1支持部材41と、縦方向を形成する2本の第2支持部材42とから形成されており、当該第1支持部材41は、その中央部(以下「第1支点」という)45において、第2可動支柱27の上端部に取り付けられている取付架台43を介して水平方向に360度に渡って回動自在となるように支持されている(図2参照)。そして、第1支持部材41の両端部には、細長形状である第2支持部材42が、水平部の中間部が第1支持部材41に直交するように水平に固定されており、当該各第2支持部材42の両端部の下面には、アーム44を介して、灯具31が、使用時において、当該投光面32が下向きになるように取り付けられている(図1又は図2参照)。
なお、符号36aは、ソケット36の端部を覆うホルダー、36bは、ソケット36と接続されている口出し線である。
また、第2支持部材42とアーム44との間にジュラコンワッシャ等を介装させ、ボルト47aとナット47bを適度な締付け力で螺合することにより、ナット47bを緩めることなく第3支点47を支点として灯具31を回動できるようにすることも可能である。
ここで、第2支点46及び第3支点47における、各部材の取付方法は上記方法に限定されるものではなく、両支点46,47における回動を阻害しなければ、如何なる取付方法を採用してもよい。
なお、図面の符号43bは、各灯具31から配線されるそれぞれの口出し線36bと、台車に搭載された発電装置から立ち上げられた電源ケーブルとを接続するコネクタを収めた配線接続箱である。
このように構成されている各灯具31は、第1支持部材41の第1支点45を中心に360度に渡って4個の灯具31,31,…が一体的に回動自在であり、第2支持部材42の第3支点47を中心に個々の灯具31が45度の範囲でその位置を変更可能となっている。
本発明の投光機Tは、図6に示すように、使用目的に応じて、各灯具31の向きを所望の位置に回動させた後に、第1可動支柱25及び第2可動支柱27を所定高さに上昇させて照射を行うことにより、種々の範囲で照射範囲を変更することができる。
また、各灯具31を第2支点46を中心にして上向きに回動させ、投光面32の先端を斜め上向きになるようにしたり(図6(b))、各灯具31を第3支点47を中心に水平方向に回動させることにより、照射範囲を拡大することができる(図3)。
このようにすることにより、コンパクトに収納可能となるとともに、搬送時等において、石跳ね等による飛来物により、灯具31の閉塞部材34ならびにランプ35が破損することを防止することができる。
また、本発明の投光機Tによれば、各灯具31の回動機構を簡易な構造とすることができることから、製造費用を低減させることができる。
特に、第2支持部材は2本以上であればよく、灯具についても、各第2支持部材の数に応じて、4個以上の偶数個設けることができる。
10 台車
12 発電機(発電装置)
20 伸縮支柱(支柱)
30 照明装置
31 灯具
32 投光面
33 反射体
34 強化ガラス(閉塞部材)
35 ランプ(照明体)
41 第1支持部材
42 第2支持部材
Claims (1)
- 台車と、前記台車に搭載されている発電装置と、前記台車に伸縮自在に立設されている支柱と、前記支柱に取り付けられている照明装置と、を備える投光機において、
前記照明装置は、
前記支柱の上端部において、水平方向に回動自在に取り付けられている第1支持部材と、
前記第1支持部材に対して直交するように、その中間部が固定されている複数本の第2支持部材と、
水平部と前記水平部の両端から該水平部と直交する方向に延設された鉛直部とにより門型形状に形成されているとともに、前記水平部が前記第2支持部材の両端部にそれぞれ水平方向に回動自在に取り付けられているアームと、
前記アームを介して前記各第2支持部材の両端部に、水平方向に回動自在、かつ、鉛直方向に回動自在となるように取り付けられている灯具と、を有しており、
前記灯具は、投光面を矩形形状に形成するとともに、投光面となる開口部を有する箱形形状である反射体と、前記開口部を閉塞する閉塞部材と、前記反射体の内部に設けられる照明体と、前記反射体の後面に突設されて鉛直方向に回動自在となるように前記アームの鉛直部の先端に取り付けられる取付片と、を有しており、
不使用時には、前記各第2支持部材の両端部に取り付けられている一対の前記灯具は、各々の投光面に隙間が生じない状態で、かつ、各々が向き合うようにして、収納可能となるように構成されていること、
を特徴とする投光機。
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