JP4185231B2 - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式記録媒体に対して情報データの記録及び再生が可能な光学式情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高密度記録してある光学式記録媒体から高精度に記録情報の読み取りを行うには、読み取り対象となるトラックの両サイドに隣接しているトラックからのクロストークの影響を排除する必要がある。
かかるクロストーク除去の方法としては、先ず、グレーティング素子等を用いて1つのレーザビーム光を3分割して3つのレーザビーム光を発生し、これらを読み取り対象となるトラック及びその両側に隣接するトラックに夫々照射する。これにより、3つのトラックから同時に記録情報の読み取りを行う。次に、上記隣接トラックの各々から読み取られた読取信号に基づいて、読み取り対象となるトラックから読み取られた読取信号中に重畳してしまったクロストーク成分を求める。そして、このクロストーク成分を、上記読み取り対象となるトラックから読み取られた読取信号から減算することにより、クロストーク除去を為すのである。
【0003】
ところが、情報データの記録を行う際に、記録対象となるトラックの他にその隣接トラックにもレーザビーム光が照射されてしまうと、隣接トラックに記録済みのデータが消去されてしまうという問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであり、記録動作時においては記録済みデータの誤消去を防止しつつ、その再生動作時においてはクロストーク除去を実施した高精度な情報読取を行うことが可能な光学式情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載による光学式情報記録再生装置は、記録媒体にビーム光を照射することにより前記記録媒体に対して情報記録及び再生を行う光学式情報記録再生装置であって、単一のレーザビーム光を発生するレーザ発生素子と、前記レーザビーム光を主ビーム光と副ビーム光とに分割してこれらを夫々前記記録媒体の記録面上において互いに隣接して形成されている記録トラックの各々に同時に照射する液晶パネルと、再生動作から記録動作の切り替えに応じて、前記主ビーム光及び前記副ビーム光の内の前記副ビーム光の光量を低下させるべく前記液晶パネルを駆動しつつ前記副ビーム光の光量が所定値まで低下したか否かを判定し、当該所定値まで低下したと判定したときに前記レーザ発生素子が発生する前記レーザビーム光の光パワーを情報記録に必要となる光パワー値に切り換える制御手段とを有する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明による光学式情報記録再生装置の構成を示す図である。
図1において、記録変調回路1は、後述する制御回路20から供給された情報データDに対して所望の記録変調方式に従った変調処理を施し、この際得られた記録信号をレーザドライバ2に供給する。レーザドライバ2は、かかる記録信号に対応した信号レベルを有するレーザ駆動信号を発生してこれを記録再生ヘッド10に搭載されているレーザ発生素子101に供給する。尚、このレーザ駆動信号の最大値は、後述する減算器3から供給される光パワー誤差値に応じて調整される。
【0007】
レーザ発生素子101は、レーザドライバ2から供給されたレーザ駆動信号に対応した光パワーを有するレーザビーム光を発生して、これを液晶パネル102に照射する。光パワー検出器103は、かかるレーザビーム光の光パワーを検出し、その検出した光パワーのレベルを示す光パワー値LPを減算器3に供給する。減算器3は、セレクタ4から供給された目標光パワー値LPPと、上記光パワー値LPとの差分値を上記光パワー誤差値として上記レーザドライバ2に供給する。上記セレクタ4は、読取光パワー値LPR及び記録光パワー値LPWの内から、制御回路20から供給された光パワー選択信号PSELに応じた方を択一的に選択し、これを上記目標光パワー値LPPとして上記減算器3に供給する。尚、上記読取光パワー値LPRは、情報読取時において記録ディスク上に照射すべきレーザビーム光の最適な光パワーであり、記録光パワー値LPWは情報記録又は消去時に必要となるレーザビーム光の光パワーである。
【0008】
従って、上述した如き構成によれば、レーザ発生素子101は、情報読取動作時には、上記読取光パワー値LPRにて示される光パワーを有するレーザビーム光を発生し、これを液晶パネル102に照射する。一方、情報記録又は消去動作時には、上記記録光パワー値LPWにて示される光パワーを有するレーザビーム光を発生し、これを液晶パネル102に照射することになる。
【0009】
図2は、レーザビーム光の光軸方向から眺めた液晶パネル102の構造を示す図である。
図2に示されるように、液晶パネル102は、櫛形の透明電極Aと、複屈折特性を有する液晶分子が充填された液晶層Cとからなる。
液晶ドライバ5は、制御回路20から3ビーム生成要求信号が供給された場合には、所定の液晶駆動電位を液晶パネル102の透明電極Aに印加する。これにより、液晶層C内に充填されている液晶分子の内、透明電極Aに覆われている領域に存在する液晶分子のツイスト角が推移する。この際、図2に示されるが如き液晶パネル102の透明電極Aの凸凹部が回折格子となり、液晶パネル102は、いわゆるグレーティング素子として機能する。従って、図2に示されるが如く、レーザビーム光によるビームスポットSPが液晶パネル102に照射されると、上記回折格子によって0次回折光に加え1次回折光が発生する。この際、かかる0次回折光がメインビーム光、1次回折光が2つのサイドビーム光となって夫々ハーフミラー104に導出される。
【0010】
又、液晶ドライバ5は、制御回路20から1ビーム生成要求信号が供給された場合には、例えば0ボルトを透明電極Aに印加する。これにより、液晶パネル102は単なるガラス板となり、レーザ発生素子101からのレーザビーム光はそのまま液晶パネル102を透過し、これが上記メインビーム光としてハーフミラー104に導出される。
【0011】
すなわち、液晶パネル102は、透明電極Aに所定の液晶駆動電位が印加された場合にはグレーティング素子となって、レーザ発生素子101からのレーザビーム光をメインビーム光とサイドビーム光とに分割して夫々ハーフミラー104に供給する。一方、透明電極Aに、上記所定の液晶駆動電位よりも低電位である例えば0ボルトの電位が印加された場合には、上記レーザ発生素子101から供給されたレーザビーム光をそのままメインビーム光としてハーフミラー104に供給するのである。
【0012】
ハーフミラー104は、液晶パネル102で生成されたメインビーム光及びサイドビーム光を対物レンズ105に導出する。対物レンズ105は、これらビーム光各々を集光して、記録可能な光学式記録媒体としてのDVD(Digital Versatile Disc)−R、DVD−RW、DVD+RW、DVD−RAMの如き記録ディスク6の記録面に照射する。具体的には、記録ディスク6の記録面上において互いに隣接して形成されている3つの記録トラックの内の中央の記録トラックに上記メインビーム光を照射し、両サイドに隣接する記録トラック各々に上記サイドビーム光を夫々照射する。この際、これら3つの記録トラック各々から反射された3つの反射光各々は、上記対物レンズ105、ハーフミラー104、集光レンズ106を介して光検出器107a〜107c各々の光検出面に夫々導出される。光検出器107a〜107c各々は、集光レンズ106にて集光された上記3つの反射光各々をその光量に対応したレベルを有する読取信号a〜cに変換して出力する。この際、上述した如き3つの記録トラックの内の中央の記録トラックから読み取られたものが読取信号b、その両側に隣接する記録トラック各々から読み取られたものが読取信号a及びcとして夫々出力される。
【0013】
スライダ機構7は、上記レーザ発生素子101、液晶パネル102、光パワー検出器103、ハーフミラー104、対物レンズ105、集光レンズ106、及び光検出器107の搭載されている記録再生ヘッド10を記録ディスク6のディスク半径方向に移送せしめる。
クロストーク除去回路8は、上記読取信号a及びcに基づき、中央の記録トラックから読み取られた読取信号bに重畳しているクロストーク成分を求め、これを読取信号bから減算することによりクロストーク除去された読取信号Rを得る。
【0014】
サイドビーム光パワー判定回路9は、上記読取信号a又は読取信号cの信号レベルに基づき、液晶パネル102にて生成された上記サイドビーム光の光パワーが所定値よりも低下したか否かの判定を行う。そして、サイドビーム光の光パワーが所定値まで低下したと判定した場合には論理レベル"1"、所定値よりも高いと判定した場合には論理レベル"0"のサイドビーム光パワー判定信号SCを発生して制御回路20に供給する。尚、サイドビーム光パワー判定回路9は、メインビーム光に基づく読取信号bの信号レベルに基づいて、上述した如き判定を行うようにしても良い。
【0015】
操作装置21は、使用者による再生開始操作及び記録開始操作を受け付け、その操作に対応した再生開始命令信号及び記録開始命令信号を発生して制御回路20に供給する。
制御回路20は、上記操作装置21から再生開始命令信号が供給された場合には記録ディスク6から記録情報の再生を開始べき再生開始制御を行う。一方、かかる操作装置21から記録開始命令信号が供給された場合には、制御回路20は、記録ディスク6への記録を開始すべき記録開始制御を行う。
【0016】
図3は、操作装置21から再生開始命令信号が供給された場合に制御回路20によって実行される再生開始制御の概略フローを示す図である。
図3において、先ず、制御回路20は、記録再生ヘッド10を記録ディスク6上における所望の再生開始位置に移送させるべきスライダ移送信号をスライダ機構7に供給する(ステップS1)。次に、制御回路20は、記録ディスク6の記録面に照射すべきレーザビーム光の光パワーとして、上記読取光パワー値LPRを選択すべき光パワー選択信号PSELをセレクタ4に供給する(ステップS2)。かかるステップS2の実行により、レーザ発生素子101は、情報読取時に最適な上記読取光パワー値LPRによって示される光パワーを有するレーザビーム光を発生し、これを液晶パネル102に照射する。次に、制御回路20は、3ビーム生成要求信号を液晶ドライバ5に供給する(ステップS3)。かかるステップS3の実行により、液晶ドライバ5は、所定の液晶駆動電位を液晶パネル102の透明電極Aに印加する。これにより、液晶パネル102は、メインビーム光及び2つのサイドビーム光からなる3つのビーム光を生成する。この際、2つのサイドビーム光各々は、前述した如きクロストーク除去回路8によってクロストーク処理が可能な程度の光量であれば良い。上記3つのビーム光はハーフミラー104及び対物レンズ105を介して、記録ディスク6の記録面上において互いに隣接して形成されている3つの記録トラック各々に照射される。そして、これら3つの記録トラック各々から反射された3つの反射光各々に対応した読取信号a〜cが得られる。最終的にクロストーク除去回路8によってクロストークの除去された読取信号Rが出力される。
【0017】
このように、再生動作時には、記録ディスク6の記録面上において互いに隣接する3つの記録トラックから同時に記録情報の読み取りを行うことにより、隣接トラックからのクロストークの影響を排除した高精度な情報読み取りが為される。
一方、図4は、操作装置21から記録開始命令信号が供給された場合に制御回路20によって実行される記録開始制御の概略フローを示す図である。
【0018】
図4において、先ず、制御回路20は、記録再生ヘッド10を記録ディスク6上における所望の記録開始位置に移送させるべきスライダ移送信号をスライダ機構7に供給する(ステップS11)。次に、制御回路20は、1ビーム生成要求信号を液晶ドライバ5に供給する(ステップS12)。かかるステップS12の実行により、液晶ドライバ5は、0ボルトの電位を液晶パネル102の透明電極Aに印加する。これにより、液晶パネル102は、前述した如き3ビームの内のサイドビーム光の光量をメインビーム光の光量に比して低下させる。つまり、ステップS12の実行により、液晶パネル102は、実質的にサイドビーム光を消灯して、メインビーム光のみの1ビーム生成状態へと移行するのである。
【0019】
次に、制御回路20は、サイドビーム光パワー判定回路9から供給されたサイドビーム光パワー判定信号SCが論理レベル"1"であるか否かの判定を、このサイドビーム光パワー判定信号SCが論理レベル"1"であると判定されるまで継続して行う(ステップS13)。つまり、液晶パネル102の透明電極Aに0ボルトの電位を印加してから、サイドビーム光の光パワーが所定値まで低下するまで待つのである。
【0020】
上記ステップS13において、サイドビーム光パワー判定信号SCが論理レベル"1"であると判定されたら、制御回路20は、記録ディスク6の記録面に照射すべきレーザビーム光の光パワーの切り換え制御を行う。すなわち、制御回路20は、上記記録光パワー値LPWを選択すべき光パワー選択信号PSELをセレクタ4に供給するのである(ステップS14)。かかるステップS14の実行により、レーザ発生素子101は、情報記録時に必要となる上記記録光パワー値LPWにて示される光パワーを有するレーザビーム光を発生し、これを液晶パネル102に照射する。次に、制御回路20は、入力された情報信号に対応した情報データDを上記記録変調回路1に対して供給開始する(ステップS15)。上記ステップS14及びS15の実行により、記録光パワー値LPWにて示される光パワーを有するレーザビーム光のみがメインビーム光として記録ディスク6の1記録トラック上に照射され、上記情報データDに対応した記録信号が記録されて行く。この際、上記ステップS12により、2つのサイドビーム光は実質的に消灯しているので、これら2つのサイドビーム光が記録面に照射されることによる記録済みデータの誤消去が回避される。
【0021】
以上の如く、図1に示される光学式情報記録再生装置においては、レーザ発生素子101にて発生した単一のレーザビーム光を液晶パネル102を介して記録ディスク6の記録面に導出するようにしている。この際、液晶パネル102は、レーザ発生素子101にて発生した単一のレーザビーム光をメインビーム光及び2つのサイドビーム光からなる3つのレーザビーム光に分割して夫々記録ディスク6に供給する。
【0022】
よって、光学式情報記録再生装置の再生動作時には、上記3つのレーザビーム光により、記録ディスク6の記録面上に形成されている互いに隣接した3つの記録トラックから同時に読み取られた読取信号を用いたクロストーク除去が実施される。
一方、光学式情報記録再生装置における再生動作から記録動作への移行時には、上記2つのサイドビーム光各々の光量を低下せしめてから、レーザビーム光の光パワーを読取光パワー値LPRから記録光パワー値LPWに切り換えて記録ディスク6への記録を開始させるようにしている。かかる動作により、上記サイドビーム光がデータ記録済みの記録トラックに照射されることによる誤消去を防止しているのである。ここで、液晶パネル102は、その応答速度が遅い為に1ビーム生成要求信号が発令されてから、サイドビーム光が実質的に消灯状態に至るまでには、図5に示される時間T1を費やす。従って、サイドビーム光が消灯するのを待ってからレーザビーム光の光パワーを切り換えていたのでは、記録ディスク6への記録が開始されるまでに時間が掛かり過ぎる。
【0023】
そこで、本発明においては、サイドビーム光が完全に消灯せずとも、その光パワーが図5に示されるが如き光パワー値PPよりも低下したら、レーザ発生素子101で発生すべきレーザビーム光の光パワーを記録光パワー値LPWに切り換えるようにしている。この際、サイドビーム光の光パワーが光パワー値PPよりも低下したということは、例えこの時点で記録光パワー値LPWを有するレーザビーム光が照射開始されても、そのサイドビーム光では記録済みデータを消去出来ない程度にまで、液晶パネル102によるサイドビーム光の生成効率が低下したことを示す。よって、かかる制御によれば、サイドビーム光が消灯するのを待つことなく、迅速に、再生動作から記録動作への移行を実施することが出来るようになるのである。
【0024】
又、液晶パネル102の応答時間は外気温に依存して予測出来る為、外気温度に対応した予測応答時間だけ待ってから、レーザ発生素子101で発生すべきレーザビーム光の光パワーを切り換えるようにしても良い。
図6は、かかる点に鑑みて為された本発明の他の実施例による光学式情報記録再生装置の構成を示す図である。
【0025】
尚、図6に示される光学式情報記録再生装置においては、図1に示されるものからサイドビーム光パワー判定回路9を省き、その代わりに、外気温度を測定する温度センサ41、並びに液晶応答時間メモリ42を設けている。液晶応答時間メモリ42には、各温度毎に、液晶素子の予測応答時間が対応づけして記憶されている。制御回路20は、図4に示されるステップS12の実行後、温度センサ41で測定された温度に対応した液晶応答時間を液晶応答時間メモリ42から読み出し、この液晶応答時間だけ待ってから、次のステップS14の実行に移行する。
【0026】
又、上記実施例においては、記録動作時には、液晶パネル102の透明電極Aに0ボルトの液晶駆動電位を印加することにより、実質的にサイドビーム光を消灯せしめている。しかしながら、サイドビーム光は必ずしも消灯させる必要はない。要するに、記録動作時には、少なくとも記録済みデータを消去出来ない程度に、サイドビーム光の光量を低下させるべく、液晶パネル102を駆動制御すれば良いのである。つまり、液晶パネル102の透明電極Aに印加する電位は0ボルト以外の電位であっても構わないのである。
【0027】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明による光学式情報記録再生装置によれば、記録動作時においては記録済みデータの誤消去を防止しつつ、その再生動作時においてはクロストークを除去した高精度な情報再生を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学式情報記録再生装置の構成を示す図である。
【図2】液晶パネル102の構造を示す図である。
【図3】本発明による光学式情報記録再生装置における再生開始制御フローを示す図である。
【図4】本発明による光学式情報記録再生装置における記録開始制御フローを示す図である。
【図5】記録開始時の動作タイミングを示す図である。
【図6】本発明の他の実施例による光学式情報記録再生装置の構成を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
4 セレクタ
6 記録ディスク
8 クロストーク除去回路
9 サイドビーム光パワー判定回路
20 制御回路
101 レーザ発生素子
102 液晶パネル

Claims (3)

  1. 記録媒体にビーム光を照射することにより前記記録媒体に対して情報記録及び再生を行う光学式情報記録再生装置であって、
    単一のレーザビーム光を発生するレーザ発生素子と、
    前記レーザビーム光を主ビーム光と副ビーム光とに分割してこれらを夫々前記記録媒体の記録面上において互いに隣接して形成されている記録トラックの各々に同時に照射する液晶パネルと、
    再生動作から記録動作の切り替えに応じて、前記主ビーム光及び前記副ビーム光の内の前記副ビーム光の光量を低下させるべく前記液晶パネルを駆動しつつ前記副ビーム光の光量が所定値まで低下したか否かを判定し、当該所定値まで低下したと判定したときに前記レーザ発生素子が発生する前記レーザビーム光の光パワーを情報記録に必要となる光パワー値に切り換える制御手段と、を有することを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  2. 前記液晶パネルにおける液晶層上には櫛形の透明電極が形成されており、
    前記制御手段は、再生動作時には前記透明電極に所定の第1電位を印加する一方、記録動作時には前記第1電位よりも低電位である第2電位を前記透明電極に印加する液晶駆動手段を含むことを特徴とする請求項1記載の光学式情報記録再生装置。
  3. 外気温度を測定する温度センサと、各温度毎の液晶応答時間を示す情報が前記温度各々に対応づけして予め記憶されているメモリと、を更に備え、
    前記制御手段は、前記再生動作から記録動作の切り替えに応じて、前記副ビーム光の光量のみを低下させるべく前記液晶パネルを駆動すると共に前記メモリから前記外気温度に対応した前記液晶応答時間を示す情報を読み出し、当該液晶応答時間の経過後に前記レーザ発生素子が発生する前記レーザビーム光の光パワーを情報記録に必要となる光パワー値に切り換えることを特徴とする請求項1記載の光学式情報記録再生装置
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