JP4184541B2 - グリッパフィード装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動グリッパと固定グリッパとを有し、ワークを把持してプレス機に搬送するグリッパフィード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プレス機にワークを搬送するグリッパフィード装置は、プレス機のクランクシャフトに連結されて駆動され、可動ジョーと固定ジョーとを有する固定グリッパと移動グリッパとを備えている。そして、移動グリッパはクランクシャフトからベベルギアを介して連結された駆動軸にクランクレバーを介して連結されている。クランクレバーの一端は、駆動軸の回転中心に対して偏心した位置に取りつけられ、他端は移動グリッパに接続されている。そのため、駆動軸の回転を移動グリッパの往復直線運動に変換することができる。
【0003】
一方、プレス機で加工されるワークの種類によって、グリッパフィード装置の送り長さが頻繁に変更される。送り長さは移動グリッパの移動ストロークによって決められるため、送り長さの変更はそのまま移動グリッパのストロークを変更することになり、都度、調整されることになる。従来においては、駆動軸とクランクレバーとの間に調整ねじが配設され、プレス機を停止した状態で駆動軸の回転中心に対するクランクレバーの取付位置(偏心量)を変更するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のグリッパフィード装置において、送り長さを変更する作業は、調整ねじによる調整によって行なわれるため、狭いスペースの中でナットを弛めたり締めつけたりしなければならなく、また特殊な工具を使用しなければならない。そのため、ねじのがたや加工精度によって調整ねじ自体で微調整することが困難で送り長さを精度よく調整することができなかった。
【0005】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、送り長さを精度よく調整するために微調整を容易に行なうことのできるグリッパフィード装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかわるグリッパフィード装置では、上記の課題を解決するために以下のように構成するものである。即ち、
移動グリッパが固定グリッパに対して接近離隔する方向に移動可能に装着され、前記移動グリッパが駆動軸にクランクレバーで連結されるように構成されるグリッパフィード装置であって、
前記駆動軸の一端には、前記クランクレバーに連結するクランク部が形成され、前記クランク部には前記移動グリッパの送り長さを調整するためのスライダと、前記スライダに螺合する調整ねじとが配設され、
前記スライダにおける、前記駆動軸の回転中心に対して偏心する位置にピン部が形成され、
前記スライダが、前記駆動軸の回転中心に対して移動可能に構成されるとともに、前記スライダのピン部と前記クランクレバーとが偏心部材を介して連結されて送り長さの微調整を行うように構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
好ましくは、前記偏心部材が、工具と係合可能な係合面を少なくとも対向する二面に形成することを特徴とするものであればよい。
【0008】
また、前記移動グリッパの前記移動グリッパの移動ストロークを表示する表示目盛りが本体ケースに配設されることを特徴とするものであればなおよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
本形態のグリッパフィード装置Mには、図1に示されるように、機枠1の一端に支持された固定グリッパ2と、固定グリッパ2に対して接近離隔する方向に移動可能な移動グリッパ3が装着されている。移動グリッパ3は、機枠1に左右方向に固着されるガイド軸4に支持されるとともに、移動グリッパ3の側端には、移動グリッパ3の進行方向と平行に配置するようにクランクレバー5の一端がピン7によって枢着されている。クランクレバー5の他端は、移動グリッパ3の進行方向に直交するように機枠1に支持された駆動軸9の端面に形成されるクランク部10に連結されている。
【0011】
駆動軸9の一端は、図示しないプレス機のクランクシャフトからベルトを介して連結されたカム軸11にベベルギア12を介して連結され、他端に軸心と直交するように長尺状に形成されたクランク部10が形成され、クランク部10内に調整ねじ13で移動可能に構成されるスライダ14を装着してクランクレバー5に接続し、クランクシャフトの回転をクランクレバー5に伝達する。
【0012】
図2〜3に示すように、駆動軸9に支持された調整ねじ13が駆動軸9端面に沿って配置され、調整ねじ13に螺合するスライダ14が調整ねじ13に沿って移動可能に装着されるとともに、スライダ14にはクランクレバー5側に突起するピン部14aが形成されている。ピン部14aには偏心カラー15がピン部14aに対して回動可能に装着されるとともに偏心カラー15の外周面が軸受16を介してクランクレバー5に嵌合される。従って、駆動軸9の中心軸とスライダ14のピン部14aが偏心位置にあるときにクランクレバー5がクランク運動を行なって移動グリッパ3を往復移動させ、さらに偏心カラー15をピン部14aに対して回動することによって移動グリッパ3の往復移動量(送り長さ)の微調整を行なうことができる。なお、移動グリッパ3の送り長さの大幅な調整は調整ねじ13の操作によるスライダ14の移動によって行なわれる。
【0013】
また、ピン部14aの先端部には雄ねじが形成され偏心カラー15のピン部14aからの離脱を防止するナット17が螺着されている。また、偏心カラー15の頭部には、図4に示すように、六角状に形成された工具係合部15aが形成され、ボックスキャップやスパナ等の工具が係合できるように形成されている。なお、頭部に形成される工具係合部は六角状でなくても、対向する二面に平面部が形成されてスパナや自在スパナ等が係合できるように形成してもよい。
【0014】
一方、固定グリッパ2と移動グリッパ3には、図示しない固定ジョーと固定ジョーに対して接近離隔する図示しない可動ジョーがそれぞれ配設され、固定ジョーと可動ジョーとの間に挿通されるワークWを把持可能に構成している。
【0015】
次に、上記のように構成されるグリッパフィード装置Mの送り長さ調整作用について説明する。
【0016】
駆動軸9の一端側に装着されたスライダ14のピン部14aは、駆動軸9の軸心に対して偏心した位置にあり、図示しないプレス機のクランクシャフトが回転するとベルトを介してカム軸11が回転され、カム軸11の回転に伴ってベベルギア12、12を介して駆動軸9が回転される。駆動軸9のクランク部10が調整ねじ13及びスライダ14と共に回転すると、スライダ14のピン部14aは駆動軸9の中心軸の回りを回転するため、偏心カラー15を介してクランクレバー5の一端が回転され、移動グリッパ3にピン7で連結されたクランクレバー5の他端は、ピン部14aと駆動軸9の中心軸との偏心された量の2倍のストロークで往復運動をすることになる。従って、移動グリッパ3がガイド軸4に案内されて往復移動され、この際に移動グリッパ3、固定グリッパ2の可動ジョーが固定ジョーにそれぞれ交互に接近して挿通するワークを把持して把持した移動グリッパの移動によりワークを間欠的に搬送する。
【0017】
ワークの入れ替えによって送り長さが変更される場合、クランクシャフトの回転を一時的に停止させ送り長さの調整を行う。
【0018】
まず、調整ねじ13をロックするナットを緩め、調整ねじ13の頭部をスパナやボックス型スパナ等の工具で調整ねじ13を所定の送り長さに合わせるために回転させる。この調整ねじ13による送り長さの調整は大きな移動量の場合に行なわれ、微調整を行なう場合には偏心カラー15を回転することによって行なわれる。微調整の作業は、スライダ14のピン部14aに螺着されているナット17を緩め、偏心カラー15の工具係合部15aに工具を係合させて偏心カラー15をピン部14aに対して回転させることによって行なわれる。
【0019】
なお、調整ねじ13による大きな移動量の調整、あるいは微調整による移動グリッパの送り長さは、例えば、本体ケースに貼着された図示しない表示目盛りと、移動グリッパにブラケットを介して取付けられるとともに前記表示目盛りを指示するように形成された図示しない矢印板と、から構成される送り表示装置で表示するようにしてもよく、また、送り長さと同等の長さのブロックを用意して、前記ブロックを挟むようにして表示するようにしてもよい。いずれにしても、移動グリッパ3の移動量を表示できる表示装置を装着することが望ましい。
【0020】
さらに、上述のグリッパ装置は、偏心カラーが駆動軸の中心軸線上から偏心されるように配置され、前記偏心カラーに一端が移動グリッパに装着されるクランクレバーの他端に嵌合されるものであれば、上述の構成は他の上記形態に限るものではない。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、グリッパフィード装置は、移動グリッパが固定グリッパに対して接近離隔する方向に移動可能に装着され、前記移動グリッパが駆動軸にクランクレバーで連結されるように構成されるものであって、前記駆動軸の一端には、前記駆動軸の回転中心に対して偏心する位置にピン部を有するスライダが配設され、前記スライダが、前記駆動軸の回転中心に対して移動可能に構成されるとともに、前記スライドのピン部と前記クランクレバーとが偏心部材を介して連結されている。前記移動グリッパの送り長さは、前記駆動軸の回転中心と前記スライダのピン部との偏心量によって決められ、前記スライダのピン部を前記駆動軸の回転中心軸に対して移動させることにより送り長さを調整することができ、さらに前記スライダのピン部に対して偏心カラーを回転させることにより送り長さの微調整を行なうことができる。従って、送り長さの調整の際、微調整を行なうことによってねじのがたを吸収できるため精度の高い送り長さ調整を行うことが可能となる。
【0022】
また、本発明のグリッパフィード装置は、前記偏心部材が、工具と係合可能な係合面を少なくとも対向する二面に形成している。そのため、送り長さの微調整を行なう際に容易な作業で行なうことができる。
【0023】
さらに、このグリッパフィード装置は、前記移動グリッパの移動ストロークを表示する表示目盛りが本体ケースに配設されているため、調整される送り長さの量を目視でき作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグリッパフィード装置の一形態を示す一部平面断面図
【図2】図1におけるスライダ回りを示す部分拡大図
【図3】図2におけるIII −III 断面図
【図4】図2における偏心カラーを示す斜視図
【符号の説明】
M…グリッパフィード装置
1…機枠
2…固定グリッパ
3…移動グリッパ
5…クランクレバー
9…駆動軸
10…クランク部
13…調整ねじ
14…スライダ
14a…ピン部
15…偏心カラー(偏心部材)

Claims (3)

  1. 移動グリッパが固定グリッパに対して接近離隔する方向に移動可能に装着され、前記移動グリッパが駆動軸にクランクレバーで連結されるように構成されるグリッパフィード装置であって、
    前記駆動軸の一端には、前記クランクレバーに連結するクランク部が形成され、前記クランク部には前記移動グリッパの送り長さを調整するためのスライダと、前記スライダに螺合する調整ねじとが配設され、
    前記スライダにおける、前記駆動軸の回転中心に対して偏心する位置にピン部が形成され、
    前記スライダが、前記駆動軸の回転中心に対して移動可能に構成されるとともに、前記スライダのピン部と前記クランクレバーとが偏心部材を介して連結されて送り長さの微調整を行うように構成されていることを特徴とするグリッパフィード装置。
  2. 前記偏心部材が、工具と係合可能な係合面を少なくとも対向する二面に形成することを特徴とする請求項1記載のグリッパフィード装置。
  3. 前記移動グリッパの移動ストロークを表示する表示目盛りが本体ケースに配設されることを特徴とする請求項1記載のグリッパフィード装置。
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