JP4184530B2 - 洗濯機のフロントパネル取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は洗濯機の外箱へのフロントパネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば一槽式の全自動洗濯機は、図5に示すように外箱1内に防振装置(図示は省略した)を介して水槽を搖動自在に吊支し、該水槽内に、底部に回転翼3を設けた洗濯兼脱水槽2を回転自在に配設するものであり、外箱1および洗濯兼脱水槽2の上部の開口部に蓋4を有するトップカバー5を取り付け、外箱1の前面開口にフロントパネル6を取り付け、また、外箱1の底部開口には底枠7を取り付けている。
【0003】
そして、このフロントパネル6を外箱1に取り付ける構造は、外箱1の前面開口の左右の側縁から突出させたフランジ部とフロントパネル6とに取付孔を設け、フロントパネル6を外箱1の前面に当てがい、前記取付孔にビスなどの止め具を挿入してフロントパネル6の前面側から固定している。この場合、フロントパネル6に形成する取付孔は、形成部位を凹部に形成してビスによる固定後は該凹部をキャップ8で覆う。
【0004】
また、底枠7を外箱1に取り付ける構造は、底枠7の上部に突出させたフランジ部に取付孔を設け、一方、外箱1のフランジ部にも取付孔を設けて、両取付孔を合致させてビスなどで固定するものであり、フロントパネル6を外箱1に取り付ける前の段階でこの外枠7を外箱1に固定する。
【0005】
ところで、近年、廃棄物の削減、資材の有効利用などを目的として資材の再利用を図ることが望まれており、このような洗濯機においても廃棄処分する洗濯機の材料をリサイクルすることが考えられている。
【0006】
そして、材料を再利用するためには、洗濯機を部品毎にある程度解体して、有価物、有害物を含む部品を分離分解し、その後に各部品毎にこれを粉砕機などで粉砕して材料毎に区分けしている。ちなみに、洗濯機全体を製品の状態で粉砕してから、再利用する材料を選別し、しかもこの材料を種類毎に区分けして分離する方法も考えられるが、現在の技術では困難であり、粉砕の前の段階で手作業による解体が必要となる。
【0007】
洗濯機において、トップカバー5や底枠7の材料はプラスチックなどの合成樹脂であり、これは再利用する価値のある有価物である。また、洗濯機を駆動するモータなどの電装品もこれが耐用年数に達していないものであれば再使用可能な部品となる。よって、洗濯機の解体時には、まず、フロントパネル6を外箱1から外し、さらにトップカバー5や底枠7を外箱1から分離する作業が必要となる。
【0008】
かかる解体は、フロントパネル6の前面に装着されているキャップ8を外して、フロントパネル6を外箱1に固定している左右2か所のビスをゆるめてフロントパネル6を外箱1の前面から分離し、さらに、トップカバー5を外箱1に固定しているネジを外す。これによりトップカバー5が外箱1から外れ、また、底枠7については、前面側についてはフロントパネル6を外箱1から分離した後に、さらに底枠7を外箱1に固定しているネジを外して外箱1から分離している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
フロントパネル6を外箱1から分離する作業はビスを外す作業であるが、洗濯機の使用中に、洗濯水が外箱1の表面を伝わってキャップ8との隙間から前記ビスによる固定箇所に浸入し、ビスが錆びついている場合がある。また、ビスを一度で外せない場合、ビスの頭を潰してしまいビスが取り除けなくなることもあり、フロントパネル6の分離解体作業の作業性が低下するおそれがある。
【0010】
さらに、底枠7の分離については、フロントパネル5と同じように外箱1の前面側で固定されているにもかかわらず、フロントパネル6の分離作業とは別個の別工程の作業で行うことになり、作業工程が多くなり、分離解体作業効率がよくなかった。
【0011】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、フロントパネルを外箱から分離解体する際に、フロントパネルを外箱に固定しているビスが錆びたり、ビスの頭がつぶれたような場合でも、フロントパネルを外箱から容易に分離でき、また、同じ外箱の前面に固定されている底枠もフロントパネル解体時に容易に分離解体できて、分離解体の作業性を向上できる洗濯機のフロントパネル取付構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、第1に、洗濯機の前面に開口を設け、該開口の左右側縁からフランジ部を突設した外箱の、前記フランジ部にビスなどの止め具でフロントパネルを取り付けて前記開口を塞ぎ、前記フロントパネルに設ける取付孔の周囲に破断容易に、取付孔を囲むように形成した複数のスリットである洗濯機のフロントパネル取付構造において、前記スリットは取付孔を覆うキャップの脚が挿入されるキャップ装着用の孔としたから、取付孔を別途格別に形成する必要がなく、製作工程が増加することもなく、取付孔周囲の強度が低下することも防げる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の洗濯機のフロントパネル取付構造の実施形態を示す要部の正面図、図2は同上斜視図で、洗濯機の全体構造は図5について既に説明した通りであるから、ここでの詳細な説明は省略する。
【0018】
本発明のフロントパネル取付構造が実施される洗濯機も従来と同様に、外箱1内に防振装置を介して水槽を搖動自在に吊支し、該水槽内に、底部に回転翼3を設けた洗濯兼脱水槽2を回転自在に配設するものであり、外箱1および洗濯兼脱水槽2の上部の開口部に蓋4を有するトップカバー5を取り付け、外箱1の前面開口にはフロントパネル6を取り付け、また、外箱1は底枠7の上に載置してある。
【0019】
フロントパネル6は図2に示すように外箱1の前面開口1aの左右の周縁部かに突出させたフランジ部1bに固定されるもので、フロントパネル6に取付孔9を、これに対応するフランジ部1bに取付孔10がそれぞれ穿設してある。そして、フロントパネル6の取付孔9の周囲には容易に破断可能な脆弱部として、該取付孔9を囲むようにして複数(図示の例では4個)のスリット11を形成した。また、この取付孔9はフロントパネル6に形成した円形の凹部12内に設けられる。
【0020】
底枠7には、図2に示すように前面側の上部から前方にフランジ部7aを突出させ、このフランジ部7aの上部左右箇所にさらにコ字形のフランジ7bを突設し、該フランジ7bの背面側を外箱1のフランジ部1bへの当接部としてここにビスの取付孔13をボス立てにより設ける。この取付孔13は、前記取付孔9,10に対応する箇所に設ける。図中14はビスを示す。
【0021】
以上のようにして外枠7の上に外箱1を載置し、外箱1の前面開口1bにフロントパネル6を当てがえば、フランジ1bの前面にフランジ7bが位置して、外箱1とフロントパネル6および底枠7にそれぞれ形成してある取付孔10,9,13が合致するから、ここにビス14を挿入すれば、外箱1に底枠7とフロントパネル6が固定される。そして、ビス14を取り付けた凹部12にキャップ8を被せ、キャップ8の脚8aを凹部12に形成してあるスリット11に挿入すれば、キャップ8がフロントパネル6に固定されてビス14を覆う。
【0022】
この場合、スリット11はキャップ8の脚8aの装着孔と共用する。
【0023】
洗濯機の分離解体時にフロントパネル6を外箱1から分離するには、爪でキャップ8の端を引っかけてこれを凹部12から取り外し、ビス14を露出する。そして、ビス14の周囲に形成してあるスリット11にニッパ等の工具を差し込んで、このスリット11の部分からビス14の取付孔9の周囲を切断する。これにより、ビス14を外さなくてもフロントパネル6をビス14から分離できる。よってビス14が錆びていたり、取り外し時に頭を潰してしまったような場合でもフロントパネル6を外箱1から分離できる。
【0024】
なお、ビス14を外すことができた場合は、左右箇所で1本ずつのビス4を外すだけで、フロントパネル6だけでなく底枠7も外箱1から同時に分離できて解体作業性がよい。
【0025】
図3は第2実施形態を示し、フロントパネル6の左右箇所に形成した取付孔9のうち少なくとも一方の取付孔9aを横長のキー形状に形成する。これにより、通常の円形の取付孔9の側のビス14を外すだけで、他方のキー形状の取付孔9aの側のビス14は外さなくても、フロントパネル6を横方向にスライドさせればフロントパネル6を外箱1から分離できる。よって、ビス14を外す箇所を削減でき解体分離作業の効率が向上する。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の洗濯機のフロントパネル取付構造は、第1に、洗濯機の前面に開口を設け、該開口の左右側縁からフランジ部を突設した外箱の、前記フランジ部にビスなどの止め具でフロントパネルを取り付けて前記開口を塞ぎ、前記フロントパネルに設ける取付孔の周囲に破断容易に、取付孔を囲むように形成した複数のスリットである洗濯機のフロントパネル取付構造において、前記スリットは取付孔を覆うキャップの脚が挿入されるキャップ装着用の孔としたから、取付孔を別途格別に形成する必要がなく、製作工程が増加することもなく、取付孔周囲の強度が低下することも防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯機のフロントパネル取付構造の第1実施形態を示す要部の正面図である。
【図2】本発明の洗濯機のフロントパネル取付構造の第1実施形態の要部の斜視図である。
【図3】本発明の洗濯機のフロントパネル取付構造の第2実施形態示す要部の斜視図である。
【図4】本発明の洗濯機のフロントパネル取付構造の第1、第2実施形態を示す要部の横断平面図である。
【図5】洗濯機の斜視図である。
【符号の説明】
1…外箱, 1a…前面開口, 1b…フランジ部,
2…洗濯兼脱水槽, 3……回転翼, 4…蓋,
5…トップカバー, 6…フロントパネル, 7…底枠,
7a…フランジ部, 7b…フランジ, 8…キャップ,
8a…脚, 9,9a…取付孔, 10…取付孔,
11…スリット, 12…凹部, 13…取付孔,
14…ビス
Claims (1)
- 洗濯機の前面に開口を設け、該開口の左右側縁からフランジ部を突設した外箱の、前記フランジ部にビスなどの止め具でフロントパネルを取り付けて前記開口を塞ぎ、前記フロントパネルに設ける取付孔の周囲に破断容易に、取付孔を囲むように形成した複数のスリットである洗濯機のフロントパネル取付構造において、前記スリットは取付孔を覆うキャップの脚が挿入されるキャップ装着用の孔であることを特徴とする洗濯機のフロントパネル取付構造。
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