JP4184254B2 - コンクリート型枠固定装置 - Google Patents

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本発明は、コンクリート型枠固定装置、詳しくはコンクリート型枠に取り付けた固定部材にセパレータを容易に取り付けることができるようにしたコンクリート型枠固定装置に関するものである。
従来、コンクリート型枠を容易に且つ確実に固定する金具として型枠板の間隔保持装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この間隔保持装置は、対面する型枠板のそれぞれに取り付けられた固定具と、両固定具間に配置される間隔保持棒(セパレータ)とから構成されるもので、セパレータの両端部にはネジ部を形成し、固定具にはセパレータに形成されたネジ部に螺合するネジ部が形成された一対のハーフナットをそれぞれ収容し、この一対のハーフナットを前記セパレータのネジ部を受入れるように開口状態で前記固定具に保持させる一方、セパレータのネジ部を一対のハーフナットの間に押し込んだとき、一対のハーフナットが閉じながらハーフナットのネジ部がセパレータのネジ部に螺合することにより固定具とセパレータとを結合させるようにしたものである。
特開2001−132228号公報
本発明が解決しようとする問題点は、上述の固定金具の場合、予めセパレータの両端にナットを螺合させる必要がないので部品の点数を減らすことができるとともに、ナットを螺合させる手間を省くことはできるが、ハーフナットを一体化させるためにはセパレータを強力に押し込まなければならず叩き込むための特別な工具を必要とするもので、作業工程上においてセパレータに予めナットを螺合させる手間が省けたとしても、別途工具を用いてナットを合体させなければならない問題があり、上手くハーフナットが一体化できなければ固定金具とセパレータとを結合できない問題も発生する可能性があった。
本発明は、上記問題点を解決し、特別に工具を必要とすることなくセパレータをコンクリート型枠に取り付けた固定金具に簡単セットすることができるコンクリート型枠固定装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明に係るコンクリート型枠固定装置は、対面させたコンクリート型枠を所定間隔をおいて固定する以下の要件を備えることを特徴とする。
(イ)上記コンクリート型枠固定装置は上記コンクリート型枠の対向面にそれぞれ取り付けられる固定部材と、該固定部材間に配置されコンクリート型枠の間隔を維持するセパレータとから構成されること
(ロ)上記セパレータの両端部にはナットが螺合していること
(ハ)上記固定部材は、上面が開口するとともに前面にはセパレータを案内する案内溝が、後面には固定金具を案内する案内溝がそれぞれ形成された本体と、該本体に収容され上記セパレータを係止する係止部材とから構成されていること
(ニ)前記係止部材は板バネで略U字状に形成され、内壁面には上記ナットを係止する係止片が突出形成され、前記本体の両側壁上端には上記係止部材の抜け止め部が突出形成されていること。
請求項1の発明によれば、固定部材に係止部材を設け、対面させて配置したコンクリート型枠にそれぞれ固定部材を固定し、セパレータの両端に螺合させたナットを固定部材にセットするとナットが係止部材に係止されてセパレータが固定部材に固定されるので固定部材にセパレータを固定する固定機構を一体に形成する必要がなく、製造工程の簡略化と設置工事時の作業の簡略化とを図ることができる。また、係止部材を板バネで形成したので、固定部材へのセットが容易になるとともに、確実にセパレータを固定することができる。
対面させたコンクリート型枠を所定間隔をおいて固定する、コンクリート型枠固定装置において、上記コンクリート型枠固定装置を上記コンクリート型枠の対向面にそれぞれ取り付けられる固定部材と、該固定部材間に配置されコンクリート型枠の間隔を維持するセパレータとで構成し、上記セパレータの両端部に形成した雄ネジにはナットを螺合させ、上記固定部材には上記ナットが螺合したセパレータの端部を収容する収容部を形成し、該収容部は上面が開口するとともに開口部に連接してセパレータを案内する縦溝が形成するとともに上記収容部には上記ナットを係止する係止部材を上記開口部から挿設して、収容部に差し込まれたセパレータを固定部材に固定させた。
図1は、本発明に係るコンクリート型枠固定装置を示し、このコンクリート型枠固定装置(以下、固定装置という)は、対面したコンクリート型枠Aを所定の間隔をおいて固定し、型枠間内に打設したコンクリートが所定の厚みになるようにするものであって、コンクリート型枠Aにそれぞれ取り付けられる固定部材1と、固定部材1と固定部材1との間に配置されコンクリート型枠Aの間隔を保持するセパレータ2とから構成されている。
固定部材1は、図2に示すように、上面が開口した断面略U字状にプレス成形された金属製の本体10と、この本体10に収容される略U字状に折り曲げられた板バネからなる係止部材20とで構成されている。
上記本体10の前端面10aと後端面10bとにはそれぞれ上端から縦に第1と第2との2つのガイドスリット11、12が形成されている。第1のガイドスリット11の巾はセパレータ2の直径よりもやや広く形成され、上から容易にセパレータ2を差し込むことができるようになっている。第2のガイドスリット12は、固定部材1をコンクリート型枠Aに固定するための固定金具(ボルト)13を取り付ける案内溝で、途中がボルト13の軸部13aの径よりもやや狭く窄まって形成され、一旦差し込んだボルト13は本体10から容易に離脱できないようになっている。
上記ボルト13はボルト頭13bが四角形で本体10に取り付けた状態で回らないようになっている。このボルト13は固定部材1をコンクリート型枠Aに固定するためのもので、図3(a)に示すように、コンクリート型枠Aに形成された挿通孔aから軸部13aを内側から外側に向かって挿通させ、外側から固定金具14を螺合させることができるようになっている。
なお、ボルト13の軸部13aには椀状のカラー15を取り付けた後、軸部13aの一部を摘んで耳部13cを形成してある(図3(a)参照)。この耳部13cはボルト13からカラー15が離脱しないようにする抜け止めの効果と、コンクリート型枠Aが木製の場合、挿通孔aにボルト13を挿通させたとき、耳部13cが挿通孔aの内周面に食い込み、固定金具14をボルト13に螺合しやすいようにコンクリート型枠Aに仮固定できるようにする効果を期待できるものである。
そして、カラー15をコンクリート型枠Aの内壁面に当接させた状態で固定部材1をコンクリート型枠Aに固定すればよい。このカラー15はコンクリートを打設し、コンクリート型枠Aを外した時、上記ボルト13の先端が突出しているのでこれを折るための空間ができるようにしたもので折ったボルト13の軸部13aとともに除去すればよい。
さらに、本体10の左右の側面の上端は一部が上方に伸長して係合片16が形成され、この係合片16はやや外側に反り返るとともに内面には本体10の内部に収容した係止部材20の抜脱を防止するための抜け止め17が突出形成されている。
係止部材20は金属の板バネを略U字状に折り曲げるとともに、上端は上述した抜け止め17に係合するように外側に曲折して係合部21を形成されている。この係合部21は、図4に示すように、係止部材20が本体10内に嵌め込まれた状態では係合部21が抜け止め17に当接し本体10から外れないようにするためのものである。
そして、係合部21の下方の側壁面には内方に突出して係止爪22が形成されている。
この係止爪22は側壁をU字状に切り溝を入れ、下端が内側に突出するように折り曲げ形成したもので、この係止爪22はセパレータ2を第1のガイドスリットから差し込んだ際、図4に示すように、セパレータ2の端部に螺合したナット25を係止し、一旦差し込んだセパレータ2が本体10から外れないようにするためのものである。
次に、上記構成の固定装置の使用態様について説明する。
図3(a)に示すように、コンクリート型枠Aに形成された挿通孔aに、型枠Aの内側面からボルト13の軸部13aを挿通し、先端を型枠Aの外側に突出させ、図3(b)に示すように、ボルト13に形成されたネジに固定金具14を螺合して固定部材1を型枠Aに固定する。この固定部材1は対向した型枠にも同じように固定する。
次に、図3(b)に示すように、セパレータ2の両端にナット25を螺合させ、ナット25が取り付けられたセパレータ2の端部をそれぞれ固定部材1の第1のガイドスリット11から差し込む。セパレータ2に螺合したナット25が係止部材20の係止爪22を押し退けながら本体10の内部に収容される(図3(c)参照)。本体10内部に一旦収容されたセパレータ2は、図4に示すように、ナット25が係止爪22に引っかかって係止部材20から外れることはなく、係止部材20は上端の係合部21が本体10の抜け止め17に係合し、本体10から外れることはないのでセパレータ2は固定部材1に確実に保持されることになる。
固定部材1にセパレータ2を取り付け、コンクリート型枠Aを所定の間隔に保持した状態で、型枠間にコンクリートBを打設すればよい(図5(a)参照)。
コンクリートBが硬化した状態になったら、固定金具14を緩めてボルト13から取り外し、図5(b)に示すように、コンクリート型枠Aを取り除く。引き続き、ボルト13を叩いて折り、ボルト13を折った後カラー15を取り外せばよい(図5(c)参照)。
カラー15を取り除いた後の窪みは、コンクリートを埋め込んで、壁面をフラットにすればよい(図5(d)参照)。
上述したように、コンクリート型枠Aに固定部材1を取り付けた後は、ナット25を取り付けたセパレータ2を固定部材1の本体10に形成された第1のガイドスリット11から押し込むだけで簡単にセパレータ2を固定部材1に取り付けることができるので、コンクリート型枠A間の狭い空間内で工具を使って作業する必要がなく、取り扱いと作業性に
優れた固定装置を実現することができる。
本発明の固定装置でコンクリート型枠を固定した状態の説明図 上記固定装置の構成を説明する分解斜視図 (a)〜(c)は固定装置の使用態様を説明する断面図 本体と係止部材の関係を説明する要部断面図 (a)〜(d)はコンクリート打設後の固定装置の取り扱いを説明する断面図
符号の説明
1 固定部材
2 セパレータ
10 本体
11 案内溝
12 案内溝
13 固定金具(ボルト)
20 係止部材
A コンクリート型枠

Claims (1)

  1. 対面させたコンクリート型枠を所定間隔をおいて固定する以下の要件を備えることを特徴とする、コンクリート型枠固定装置
    (イ)上記コンクリート型枠固定装置は上記コンクリート型枠の対向面にそれぞれ取り付けられる固定部材と、該固定部材間に配置されコンクリート型枠の間隔を維持するセパレータとから構成されること
    (ロ)上記セパレータの両端部にはナットが螺合していること
    (ハ)上記固定部材は、上面が開口するとともに前面にはセパレータを案内する案内溝が、後面には固定金具を案内する案内溝がそれぞれ形成された本体と、該本体に収容され上記セパレータを係止する係止部材とから構成されていること
    (ニ)前記係止部材は板バネで略U字状に形成され、内壁面には上記ナットを係止する係止片が突出形成され、前記本体の両側壁上端には上記係止部材の抜け止め部が突出形成されていること。
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