JP4184201B2 - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4184201B2
JP4184201B2 JP2003318572A JP2003318572A JP4184201B2 JP 4184201 B2 JP4184201 B2 JP 4184201B2 JP 2003318572 A JP2003318572 A JP 2003318572A JP 2003318572 A JP2003318572 A JP 2003318572A JP 4184201 B2 JP4184201 B2 JP 4184201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
light
document
unit
reflectance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003318572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005084529A (ja
Inventor
知彦 岡田
健二 田中
智 河野
健二 中西
範智 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2003318572A priority Critical patent/JP4184201B2/ja
Publication of JP2005084529A publication Critical patent/JP2005084529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4184201B2 publication Critical patent/JP4184201B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

この発明は、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置及び読み取った画像情報に基づいて用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、スキャナ、複写機、ファクシミリ等に適用される原稿の画像情報を読み取る原稿読取装置には、原稿に対向する光源からの照射光により照明された原稿からの反射光を、結像レンズに導いて光電変換素子等から構成されるラインセンサに結像させて原稿の画像情報を読み取る縮小光学系が多く用いられている。
上記画像読取装置には、光源、複数の反射ミラー、結像レンズ、ラインセンサ等の縮小光学系を構成する部材を走査体(ユニット)として一体化し、原稿の主走査方向に直交する副走査方向に一定の速度で移動しつつ原稿面を走査するものがある。
また、照明系及び複数枚の反射ミラーのうち少なくとも2枚以上を有し、副走査方向に一定速度Vで原稿面を走査する第1走査体と、残りの反射ミラーを有し、第1走査体に対して一定速度V/2で走行する第2走査体と、を介して原稿の画像光を縮小結像させる結像レンズ及び結像レンズで結像された画像光を光電変換するラインセンサ等から構成されるものもある(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、上記の画像読取装置の走査体は、光学系ハウジング等で全体が囲まれているので、塵や埃が反射ミラーに付着し難い構成になっている。しかし、完全密閉されているわけではないので、完全に防塵することは困難であり、長年の使用等により反射ミラーに塵や埃が付着して画像情報の読取性能が低下する問題があった。しかも、特許文献1の構成のように2つの走査体を有する画像読取装置の中には、走査体が光学系ハウジング等で囲まれておらず反射ミラーに塵や埃がより付着し易い状態のものもある。
そのため、読取性能が低下する前にサービスマン等が定期的に反射ミラー等の清掃を行っている。しかし、サービスマン等による清掃時に誤って反射ミラーに傷を付けてしまう可能性がある。
また、特許文献1の構成のように2つの走査体を有する画像読取装置では、画像読取装置を高さ方向に薄型化するために第1走査体が原稿に近接して配置され、また照明系と反射ミラーとが近接している。したがって、上記画像読取装置に照明系を冷却することが主な目的のファン等の冷却手段が備えられている場合は、照明系に近接する反射ミラーに冷却手段によって出力される光源の冷却のための空気(風)が頻繁に流れるので、反射ミラーに塵や埃がより付着しやすい状態になる。
一方、従来のアナログ方式の画像形成装置に装着されたアナログ方式の画像読取装置では、原稿からの画像光が反射ミラーの反射面に入射する際、1画素あたりの入射光束の入射光束径が数mmと広く設定されているので、反射面に塵や埃、小さな傷が付いた場合であっても読み取った原稿の画像情報の濃度が若干変化するだけであった。
しかし、近年のディジタル方式の画像読取装置では、上記入射光束径が0.1mm〜0.3mm程度(読取解像度や光電変換素子の感度や読取速度等により変化する。)しかないので、少しの塵等の付着によっても読取性能に影響が生じてしまう。つまり、入射光束径が小さいと、図5に示すように例えば反射面に付着した小さな塵80であっても反射面に入射する1画素あたりの入射光束81と比べると相対的に大きくなり、入射光束81の領域内に占める小さな塵80の割合が大きくなる。また、塵等は反射ミラーの反射率よりも低いため、読み取った画像情報の濃度が大きく変化してしまう。
これによって、最悪の場合は、読み取る画像情報がない(原稿の白紙部分に相当)にも関わらず常に画像情報が存在している状態になる。また、本来の画像情報が正しく読み取られずに画像情報の欠損が生じる状態になる。さらに、上記の状態で読み取った画像情報に基づいて用紙に画像形成を行った場合は、黒筋や白筋となって画質を著しく低下させてしまう。
そこで、付着した塵や埃等を除去するために近年の画像読取装置には、タングステンワイヤを第1走査体上に設置し、タングステンワイヤと第1走査体に備えられる反射ミラーとに互いに逆の電圧を供給しつつ反射ミラーに付着した塵等を帯電させ、その後反射ミラーの電圧のオンオフを繰り返し、帯電した塵等をタングステンワイヤに引き寄せて付着させるものがある(例えば、特許文献2参照。)。
また、インナーカバー上に先端部が湾曲したブラシを有するブラシ状の清掃部が、第1反射ミラーを搭載した第1走査体の走行路上に第1反射ミラーと平行に配置され、第1走査体の走行毎にブラシ状の清掃部の湾曲したブラシの先端を第1反射ミラー表面に接触させて第1反射ミラー表面を箒のように掃くことで塵等を取り除くものもある(例えば、特許文献3参照。)。
特開平10−308852号公報 特開平10−322520号公報 特開平11−133526号公報
しかしながら、特許文献2の構成では、電圧の付与により塵等を除去するため、高圧電源や制御手段を必要とするためコストがかかる。また、複数の反射ミラーにおいて上記特許文献1の構成を対応させた場合はさらにコストが必要になる。
また、特許文献3の構成では、第1走査体の走行毎に清掃部のブラシの先端が第1反射ミラーの反射面に接触するので、長年の使用によりブラシによって第1反射ミラーの反射面が傷付けられる可能性がある。
この発明の目的は、原稿の画像光を反射させて受光手段に向けて反射する反射ミラーに塵や埃、傷等が付いた場合に、塵等を取り除かなくても原稿の画像情報の読取に影響を与えない画像読取装置及び上記画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を備えている。
)原稿からの画像光が受光手段に入射するまでの単一の光路上に該画像光を反射する複数の偏向手段を備え、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置において、
前記偏向手段のうち少なくとも2つが、反射率を低下させる反射率低下手段を含み、前記光路上において原稿からの距離が短い偏向手段ほど反射率を低く設定したことを特徴とする。
この構成においては、光路上において原稿からの距離が短い偏向手段ほど光を反射する反射率が低く設定されるように反射率を低下させる反射率低下手段が、単一の光路上に配置された複数の偏向手段のうち少なくとも2つに含まれている。
したがって、偏向手段の反射面が原稿の画像光を反射させる際の反射率が、反射率低下手段が含まれていない偏向手段の反射率に比べて低い。また、反射率低下手段が含まれていない偏向手段に比べて反射率の低い塵等が偏向手段の反射面に付着している場合の塵等によって反射された画像光の光量について、反射率低下手段が含まれていない偏向手段によって反射された画像光の光量との光量差は大きいが、反射率低下手段が含まれている偏向手段によって反射された画像光の光量との光量差は小さい。したがって、反射率低下手段が偏向手段に含まれることで塵等によって反射された画像光と塵等の周囲の反射面で反射された画像光との光量差が小さくなるので、塵等による画像光の光量低下の影響が抑制され、画像情報の読取性能が低下することが防止される。
また、光路上における原稿からの距離が短い偏向手段ほど反射面に入射する原稿の画像光の1画素の入射光束の入射光束径が小さく、1画素あたりの入射光束の面積が小さい。そのため、光路上における原稿からの距離が短い偏向手段ほど、反射面に入射した画像光に対して塵等が相対的に大きくなるので、反射面に付着した塵等による画像光の光量低下の影響も大きくなる。したがって、原稿からの距離が短い偏向手段ほど反射率が低い設定とすることで、塵等による画像光の光量低下の影響が適切に抑制され、画像情報の読取性能が低下することが適切に防止される。
)前記反射率低下手段は、光を吸収する吸収部材であり、
前記吸収部材を前記偏向手段における前記画像光の反射面に備えることを特徴とする。
この構成においては、反射率低下手段である吸収部材が偏向手段における画像光の反射面に備えられ、画像光が反射面に入射した際に吸収部材が画像光の一部を吸収する。したがって、一部の画像光が反射面で反射せずに吸収部材によって吸収されるので、偏向手段の反射面で反射する画像光の光量が低下し、偏向手段の反射率が低下する。これにより、塵等による画像光の光量低下の影響が抑制され、画像情報の読取性能が低下することが防止される。
)前記反射率低下手段を含む偏向手段は、ハーフミラータイプであることを特徴とする。
この構成においては、反射率を低下させる反射率低下手段を含んだ偏向手段がハーフミラータイプなので、画像光が偏向手段の反射面に入射した際に一部の画像光が偏向手段内部を透過する。したがって、偏向手段の反射面で反射する画像光の光量が低下し、偏向手段の反射率が低下する。これにより、塵等による画像光の光量低下の影響が抑制され、画像情報の読取性能が低下することが防止される。
)前記ハーフミラータイプの偏向手段は、前記画像光の反射面に対向する面に反射防止部材を備えていることを特徴とする。
この構成においては、画像光の反射面に対向する面に光の反射を防止する反射防止部材が備えられるので、反射防止部材によって偏向手段の反射面に入射した画像光の一部が偏向手段内部を透過して反射面に対向する面で反射することが防止される。これにより、偏向手段内部を透過した必要のない画像光が受光手段に受光されることがないので、画像情報の読取性能が低下することがより防止される。
)前記ハーフミラータイプの偏向手段は、前記画像光の反射面に対向する面に光を散乱させる加工を施していることを特徴とする。
この構成においては、画像光の反射面に対向する面に光を散乱させる加工が施されるので、光を散乱させる加工によって偏向手段の反射面に入射した画像光の一部が偏向手段内部を透過して反射面に対向する面で散乱する。これにより、偏向手段内部を透過した必要のない画像光が受光手段に受光されることがなく、また反射面に対向する面で散乱した光のそれぞれの光量は偏向手段の反射面で反射する画像光の光量に比べて極僅かな量であり、散乱光が受光部分に受光されても影響がないので、画像情報の読取性能が低下することがより防止される。
)読み取った原稿の画像情報に基づいて用紙に画像形成を行う画像読取装置において、
(1)〜()の何れかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする。
この構成においては、読み取った原稿の画像情報に基づいて用紙に画像形成を行う画像読取装置に、(1)〜()の構成の画像読取装置が備えられている。したがって、偏向手段の塵等の付着による原稿の画像光の光量低下の影響が抑制され、画像情報の読取性能が低下することが防止される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)単一の光路上に配置された偏向手段のうち少なくとも1つに光を反射する反射率を低下させる反射率低下手段を含ませることによって、偏向手段の反射率を反射率低下手段が含まれていない偏向手段の反射率に比べて低くすることができるので、反射率低下手段が含まれていない偏向手段に比べて反射率の低い塵等が偏向手段の反射面に付着している場合でも塵等による画像光の光量低下の影響を抑制でき、画像情報の読み取り性能の低下を防止することができる。
(2)単一の光路上に配置された複数の偏向手段のうち少なくとも2つに反射率を低下させる反射率低下手段を含ませ、光路上において原稿からの距離が短い偏向手段ほど光を反射する反射率を低く設定することによって、反射面に付着した塵等による影響が大きい順に偏向手段の反射率を低下させることができるので、塵等による画像光の光量低下の影響を適切に抑制でき、画像情報の読取性能の低下を適切に防止することができる。
(3)単一の光路上に配置された複数の偏向手段のうち光路上において原稿からの距離が最も短い偏向手段に反射率を低下させる反射率低下手段を含ませることによって、反射面に付着した塵等による影響が最も大きい偏向手段の反射率を低下させることができるので、塵等による画像光の光量低下の影響を効果的に抑制でき、画像情報の読取性能の低下を効果的に防止できる。
また、光路上における原稿からの距離が最も短い偏向手段にのみ反射率低下手段を含ませているので、コストアップを抑制できる。
(4)反射率低下手段である吸収部材を偏向手段における画像光の反射面に備えることによって、一部の画像光が反射面で反射せずに吸収部材が吸収するので、偏向手段の反射率を低下させることができる。これにより、塵等による画像光の光量低下の影響を抑制でき、画像情報の読取性能の低下を防止できる。
(5)反射率低下手段を含んだ偏向手段をハーフミラータイプにすることによって、一部の画像光が反射面で反射せずに偏向手段内部を透過するので、偏向手段の反射率を低下させることができる。これにより、塵等による画像光の光量低下の影響を抑制でき、画像情報の読取性能の低下を防止できる。
(6)ハーフミラータイプの偏向手段における画像光の反射面に対向する面に反射防止部材を備えることによって、反射防止部材を用いて偏向手段内部を透過した画像光が反射面に対向する面で反射することを防止できるので、画像情報の読取性能の低下をより防止できる。
(7)ハーフミラータイプの偏向手段における画像光の反射面に対向する面に光を散乱させる加工を施すことによって、光を散乱させる加工を施すことで偏向手段内部を透過した画像光が反射面に対向する面で散乱させることができるので、画像情報の読取性能の低下をより防止できる。
(8)読み取った原稿の画像情報に基づいて用紙に画像形成を行う画像読取装置に、(1)〜(7)の構成の画像読取装置を備えることによって、偏向手段の塵等の付着による原稿の画像光の光量低下の影響を抑制でき、画像情報の読取性能の低下を防止できるので、正確に読み取られた原稿の画像情報に基づいて画像形成することができる。
(実施例1)
図1は、この発明の実施形態に係る画像形成装置としてのディジタル複写機の全体構成を示す断面図である。図1に示すように、この発明の本体装置であるディジタル複写機1は、原稿読取部10、画像形成部20、搬送手段30、給紙部40、後処理手段60及び図示しない操作パネル等から構成されている。また、ディジタル複写機1は、原稿読取部10によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて用紙(OHP等の記録媒体を含む。)に画像を形成する。
この発明の原稿読取装置である原稿読取部10は、原稿台11、自動原稿搬送装置12、第1走査体13、第2走査体14、読取光学部15等から構成される。また、原稿読取部10は、原稿台11上に載置された原稿の原稿面を走査して画像情報を読み取る。原稿台11は、自動原稿搬送装置12の下部に配置され、透明ガラスで構成された上面に原稿を載置する。自動原稿搬送装置12は、原稿セットトレイ12a上に収納された原稿を自動的に原稿台11上に給送する。原稿セットトレイ12aに複数枚の原稿が載置されている場合は、1枚ずつ原稿台11上に給送する。
第1走査体13は、図2に示すように露光ランプ13a及び第1反射ミラー13b等から構成されている。露光ランプ13aは、原稿台11上に載置された原稿又は自動原稿搬送装置12によって原稿台11上に給送された原稿の原稿面Pを露光する。第1反射ミラー13bは、露光ランプ13aによって露光された原稿面Pから反射した画像光を反射して後述する第2反射ミラーに入射させる。なお、第1反射ミラー13bの詳細は後述する。
第2走査体14は、第2反射ミラー14a及び第3反射ミラー14b等から構成されている。第2反射ミラー14aは、第1反射ミラー13bから入射する画像光を反射して第3反射ミラー14bに入射させる。第3反射ミラー14bは、第2反射ミラー14aから入射する画像光を反射して読取光学部15を構成する結像レンズ15aに入射させる。読取光学部15は、結像レンズ15a及びCCDラインセンサ15b等から構成され、原稿面Pからの画像光を読み取る。結像レンズ15aは、第3反射ミラー14bから入射された画像光をCCDラインセンサ15b上に結像する。CCDラインセンサ15bは、受光した画像光を光電変換する。なお、この発明の実施形態では、CCDラインセンサ15bを用いているがCMOSイメージセンサを使用してもよい。
また、原稿台11上に載置された原稿の原稿面Pを読み取る際、第1走査体13は、図示しない駆動手段によって原稿の主走査方向と直交する副走査方向に所定の速度Vで移動しつつ露光ランプ13aが原稿面Pを主走査方向の1ラインずつ露光する。この時、第2走査体14は、第1走査体13の副走査方向の移動に連動して副走査方向に速度V/2で移動しつつ第1走査体13から入射される原稿面Pの画像光を結像レンズ15aに入射させる。第1走査体13の副走査方向への移動速度Vに対して第2走査体14の副走査方向の移動速度がV/2としたのは、原稿面PからCCDラインセンサ15bまでの光路Mの光路長を一定に保って正確に画像光を受光するためである。
一方、自動原稿搬送装置12に給紙トレイ12aに収納されている原稿を読み取る際、第1走査体13は、図2に示す所定の読取位置Sに静止した状態で、原稿搬送路R上を搬送されて第1走査体13に対向する原稿台11上に給送されてきた原稿の原稿面Pを主走査方向の1ラインずつ露光する。露光された原稿は排紙トレイ12bに載置される。この時、第2走査体14も同様に読取位置Tに静止した状態で第1走査体からの画像光を結像レンズ15aに入射させる。
原稿読取部10によって読み取られた画像光は、CCDラインセンサ15bによって光電変換されて電気信号に変換された後にディジタルデータに変換される。その後、図示しない画像データ入力部へ送られたディジタルデータは、所定の画像処理が施されて画像情報として図示しない画像処理部のメモリに一旦記憶される。その後、図示しない制御部によってメモリ内の画像情報が読み出されて画像形成部20の後述するレーザ書込ユニットに転送される。
また、図2に示すように原稿読取部10は、ファン16を備えている。ファン16は、原稿読取部10内部の空気を本体装置外に放出する。これにより、原稿読取部10内の露光ランプ13aの発光に伴って空気中に放出される熱等を本体装置外に放出でき、露光ランプ13a等を冷却することができる。
画像形成部20は、感光体ドラム21及びレーザ書込ユニット22を備え、また感光体ドラム21の周囲に感光体ドラム21の図1の矢印に示す回転方向に沿って配置された、帯電器23、現像器24、転写器25(転写ローラ等)、除電器(除電針等)26及びクリーニング器27等を備えている。
感光体ドラム21は、表面に光導電作用を有する感光層が形成され、帯電器23、現像器24等を用いて外周面上に静電潜像やトナー像を形成し、トナー像を用紙に転写する。
光書込装置であるレーザ書込ユニット22は、メモリから読出した画像データ又は外部の装置から転送されてきた画像データに基づいてレーザ光を感光体ドラム21に照射し、感光体ドラム21の外周面上に画像データに基づいた静電潜像を形成する。なお、本実施例では、書込装置としてレーザ書込ユニット22を用いているが、LEDやEL等の発光素子アレイを用いた固体走査型の光書込ヘッドユニットを用いてもよい。
帯電器23は感光体ドラム21の外周面を所定の電位に帯電させ、現像器24は感光体ドラム21の外周面上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する。転写器25は、感光体ドラム21の外周面上に形成されたトナー像を用紙に転写する。除電器26は、トナー像が転写された用紙を除電して感光体ドラム21から剥離し易くする。クリーニング器27は、用紙にトナー像を転写後の感光体ドラム21の外周面上に残った余分なトナーを回収する。また、画像形成部20は、定着ユニット28を備え、用紙に転写されたトナー画像を定着させる。
搬送手段30は、用紙搬送路31及び搬送ローラ32及びスイッチバック用紙搬送路33等から構成され、用紙の搬送を行う。用紙搬送路31は、後述するトレイに収納されている用紙を搬送ローラ32等の回転駆動により転写器25が配置された転写位置に搬送する。スイッチバック用紙搬送路33は、片面に画像形成された用紙の面を反転させるために後述する両面ユニットに上記用紙を搬送する。
給紙部40は、画像形成部20の下方に配設され、手差トレイ41、給紙トレイ42、多段給紙部45及び両面ユニット46等から構成されている。多段給紙部45は、給紙トレイ47及び48等から構成される。手差トレイ41及び給紙トレイ42,47,48は、用紙を収納する。また、各トレイ41,42,47,48は、用途に合わせて必要なサイズの用紙を収納可能である。
両面ユニット46は、用紙搬送路50及びスイッチバック用紙搬送路33に接続され、両面画像形成の際に片面に画像形成された用紙の面を反転させて転写器25に再度給紙する。なお、両面ユニット46は用紙トレイと交換可能な構成であるので、必要に応じて両面ユニット46を用紙トレイに置き換えて使用してもよい。後処理手段60は、昇降トレイ61等から構成され、用紙の仕分等の後処理を行う。
図3は、この発明の実施形態に係る画像形成装置としてのディジタル複写機に備えられた原稿読取部の第1反射ミラーの構成を示す断面図である。図3に示すように第1反射ミラー13bには、この発明の反射率低下手段である吸収部材13cが含まれている。吸収部材13cは、第1反射ミラー13bの画像光の反射面に配置され、図3の矢印に示すように画像光が吸収部材13c及び第1反射ミラー13bの反射面に入射した際、画像光の一部を吸収する。したがって、画像光は、吸収部材13cによって一部が吸収されつつ第1反射ミラー13bの反射面で反射される。これにより、第1反射ミラー13bの反射面が原稿の画像光を反射させる際の反射率が、吸収部材13cが含まれていない反射ミラーの反射率に比べて低くなる。吸収部材13cとして、例えば反射面にCr、Ni等の定反射金属薄膜を蒸着又はスパッタリングし、その後SiO2,MgF2の保護膜でコーティングしたものがある。
また、吸収部材13cが含まれていない反射ミラーに比べて反射率の低い塵等が反射面に付着している場合、塵等で反射された画像光の光量は、吸収部材13cが含まれていない反射ミラーで反射された画像光の光量との光量差は大きくなる。したがって、この場合、CCDラインセンサ15bに入射する画像光は塵等の影響を受けてしまっている。しかし、塵等で反射された画像光の光量は、吸収部材13cが含まれている第1反射ミラー13bによって反射された画像光の光量との光量差は小さい。そのため、吸収部材13cが第1反射ミラー13bに含まれることで塵等によって反射された画像光と塵等の周囲の反射面で反射された画像光との光量差が小さくなるので、塵等による画像光の光量低下の影響を抑制することができ、画像情報の読取性能の低下を防止することができる。
例えば、反射率90%の従来の反射ミラーと反射率30%の第1反射ミラー13bとの比較を行う。図5に示すように反射率が10%に相当する面積Bの塵等の付着物が、従来の反射ミラー及び第1反射ミラー13bのそれぞれの画像光の反射面に付着させた際の光量低下率を比較する。
1画素の入射光束の面積Aと付着物の面積Bとの比率をA:B=10:5とし、また付着物による光量低下率Q(%)は、
Q={(面積B)×(ミラーの反射率)−(面積B)×(付着物の反射率)}/
{(面積A)×(ミラーの反射率)}×100
となるので、反射率90%の従来の反射ミラーの光量低下率Q1(%)は、
1=(5×0.9−5×0.1)/(10×0.9)×100
1=44.4(%)
となる。また、反射率30%の本発明の第1反射ミラー13bの光量低下率Q2(%)は、
2=(5×0.3−5×0.1)/(10×0.3)×100
2=33.3(%)
となる。上記結果より、ミラーの反射率が低い方が付着物による光量低下が少ないことが分かる。
また、原稿の画像光が原稿面Pから第1〜第3反射ミラー13b,14a,14b及び結像レンズ15aを介してCCDラインセンサ15bに入射するまでの光路M上において、原稿からの距離が最も短い第1反射ミラー13bに吸収部材を含めているので、塵等による画像光の光量低下の影響を効果的に抑制でき、画像情報の読取性能の低下を効果的に防止することができる。
これは、図6に示すように、光路M上における原稿からの距離が短い反射ミラーほど、反射ミラーの反射面に入射する原稿の画像光の1画素の入射光束81の入射光束径Lが小さくなるので、1画素あたりの入射光束81の面積が小さい。そのため、反射ミラーの反射面に入射した画像光に対して塵等が相対的に大きくなり、原稿からの距離が短い偏向手段ほど反射面に付着した塵等による影響が大きくなるからである。
但し、反射率の低下した吸収部材13cを含んだ第1反射ミラー13bを用いることでCCDラインセンサ15bに入射させる画像光の光量が、吸収部材13cを含まない反射ミラーを用いた場合よりも減少する。したがって、十分な光量を確保するために開口の大きい結像レンズ15aを用いる必要がある。
なお、本実施例では、光路M上において原稿からの距離が最も近い第1反射ミラー13bのみに吸収部材13cが含まれているが、特にこれに限定されるものではない。光路M上において原稿からの距離が近い側の第1反射ミラー13b及び第2反射ミラー14aに配置しても、またどのミラー13b,14a,14bに吸収部材を用いても塵等の付着による光量低下の影響を抑制でき、画像情報の読取性能の低下を防止できる。
また、本実施例では原稿読取部10の読取光学系は、第1走査体13と第2走査体14と結像光学部15の3つに分かれた構成を用いているが、上記3つの構成を一体化した読取光学系においても実施可能であることは言うまでもない。
(実施例2)
本実施例は、上述の実施例1と略同様の構成であるが、原稿読取部10の第1走査体13において、第1反射ミラー13bが公知のハーフミラー(ビームスプリッター)で構成されている。この発明のハーフミラータイプの偏向手段であるハーフミラーは、図4(a)−1の矢印に示すように反射面に入射した画像光の一部を透過し、透過した以外の画像光を反射する。これに伴って、図4(a)−2のように、この発明の反射防止部材である吸収部材13dを第1反射ミラー13bの反射面に対向する面に配置する。吸収部材13dとして、ハーフミラー基材と同等の屈折率で黒色のものがよい。例えば、ハーフミラー基材をフロートミラーで構成している場合は、吸収部材13dとしてフロートミラーに屈折率が近いアクリルにカーボンブラック等を混ぜて形成したものを用いる。吸収部材13dは、ハーフミラーを透過してくる画像光を略完全に吸収し、第1反射ミラー13bの反射面に対向する面に入射した光が反射して第2反射ミラー14a及び第3反射ミラー14bを介してCCDラインセンサ15bに受光されてしまうことを防止する。これにより、画像情報の読取性能の低下をより防止することができる。
上記の構成によって、一部の画像光が第1反射ミラー13bの反射面で反射せずにハーフミラー内部を透過するので、第1反射ミラー13bの反射面で反射する画像光の光量を低下させることができ、第1反射ミラー13bの反射率を低下させることができる。これにより、塵等による光量低下の影響を抑制でき、画像情報の読取性能の低下を防止できる。
なお、本実施例では、第1反射ミラー13bに用いたハーフミラーは、反射率を低下させるためのものであるので、ハーフミラーにこの発明の反射率低下手段も含んだ構成である。
また、図4(b)に示すように、この発明の反射防止部材として光透過部材13eを第1反射ミラー13bの反射面に対向する面に設けてもよい。図4(b)の矢印に示すように光透過部材13eは、第1反射ミラー13bの反射面に対向する面に入射する光を略全て透過させる。これにより、第1反射ミラー13bの反射面に対向する面に入射した光が反射して第2反射ミラー14a及び第3反射ミラー14bを介してCCDラインセンサ15bに入射してしまうことを防止し、画像情報の読取性能の低下をより防止する。反射防止部材13eとしては、例えば反射面に対向する面にMgF2をコーティングしたものがある。
さらに、図4(c)に示すように、第1反射ミラー13bの反射面に対向する面に光を散乱させる加工(例えばブラスト加工)を施して散乱面13fを形成してもよい。これにより、図4(c)の矢印に示すように、散乱面13fに入射した画像光は散乱するので、画像光の一部が第1反射ミラー13bの反射面に対向する面において反射した光が第2反射ミラー14a及び第3反射ミラー14bを介してCCDラインセンサ15bに入射してしまうことを防止し、画像情報の読取性能の低下を防止する。なお、散乱面13fにて散乱した光がCCDラインセンサ15bに入射することも考えられるが、散乱したそれぞれの光の光量は、入射した光の光量に対して極僅かであるので、CCDラインセンサ15bに入射しても特に影響はない。
なお、本実施例では、第1反射ミラー13bにのみハーフミラーを用いているが、特にこれに限定されるものではない。どの反射ミラー13b,14a,14bのどれに用いても上述と同様の効果を得ることができる。
また、同じ反射率のハーフミラーを用いずにそれぞれ異なる反射率のハーフミラーを用いてもよい。例えば、光路M上において原稿からの距離が最も近い第1反射ミラー13bに最も反射率の低いハーフミラーを用い、第2反射ミラー14aに第1反射ミラー13bよりも反射率の高いハーフミラーを用い、第3反射ミラー14bには通常のミラーを用いる。本実施例のハーフミラーは透過成分と反射成分の比率を5:5に限定するものではなく、透過成分と反射成分とが発生するものであればよく、例えば2:8でも問題はない。(ここで、ハーフミラーの内部での吸収成分をあるがこの成分については無視して説明している。)
つまり、図6に示すように、光路M上において原稿からの距離が遠い程1画素の入射光束径Lは大きくなるので、同じ大きさの塵等が付着した場合でも各ミラー13b,14a,14bが塵等から受ける影響は、光路M上において原稿からの距離が近い程大きくなる。したがって、それぞれの反射ミラー13b,14a,14bの配置される位置によって上記例のように反射率を変更することで、画像情報の読取性能の低下をより防止することができる。
この発明の実施形態に係る画像形成装置としてのディジタル複写機の全体構成を示す断面図である。 同ディジタル複写機に備えられた原稿読取部の構成を示す断面図である。 同ディジタル複写機に備えられた原稿読取部の第1反射ミラーの構成を示す断面図である。 同ディジタル複写機に備えられた原稿読取部の第1反射ミラーの構成を示す断面図である。 反射ミラーの反射面を拡大した図である。 原稿読取部における原稿からの画像光の光路を示す説明図である。
符号の説明
1−ディジタル複写機
10−原稿読取部
13b−第1反射ミラー
13c−吸収部材
13d−吸収部材
13e−反射防止材
13f−散乱面
14a−第2反射ミラー
14bー第3反射ミラー
15a−結像レンズ
15b−CCDラインセンサ
P−原稿面
M−光路

Claims (6)

  1. 原稿からの画像光が受光手段に入射するまでの単一の光路上に該画像光を反射する複数の偏向手段を備え、原稿の画像情報を読み取る画像読取装置において、
    前記偏向手段のうち少なくとも2つが、反射率を低下させる反射率低下手段を含み、前記光路上において原稿からの距離が短い偏向手段ほど反射率を低く設定したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記反射率低下手段は、光を吸収する吸収部材であり、
    前記吸収部材を前記偏向手段における前記画像光の反射面に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記反射率低下手段を含む偏向手段は、ハーフミラータイプであることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記ハーフミラータイプの偏向手段は、前記画像光の反射面に対向する面に反射防止部材を備えていることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  5. 前記ハーフミラータイプの偏向手段は、前記画像光の反射面に対向する面に光を散乱させる加工を施していることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  6. 読み取った原稿の画像情報に基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置において、
    請求項1〜5の何れかに記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2003318572A 2003-09-10 2003-09-10 画像読取装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4184201B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003318572A JP4184201B2 (ja) 2003-09-10 2003-09-10 画像読取装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003318572A JP4184201B2 (ja) 2003-09-10 2003-09-10 画像読取装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005084529A JP2005084529A (ja) 2005-03-31
JP4184201B2 true JP4184201B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=34417815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003318572A Expired - Fee Related JP4184201B2 (ja) 2003-09-10 2003-09-10 画像読取装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4184201B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005084529A (ja) 2005-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8169671B2 (en) Lighting unit, image reading apparatus and image forming apparatus using the same
US8305419B2 (en) Image forming apparatus
US7742202B2 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP4057003B2 (ja) 光除電装置及びそれを用いた画像形成装置
JP2003255254A (ja) 画像形成装置
US20130314797A1 (en) Image device array and image forming apparatus
JP2008172562A (ja) 照明装置、画像読取装置、画像形成装置
JP4184201B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP4641483B2 (ja) 光走査装置およびこれを搭載した画像形成装置
US7983593B2 (en) Image forming apparatus
JP5440216B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
US20100028049A1 (en) Image forming apparatus
JP2005275130A (ja) 光除電装置及びそれを用いた画像形成装置
JP4454281B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2008219511A (ja) 照明ユニット、画像読取装置及び画像形成装置
KR100644686B1 (ko) 광주사기 및 이를 구비한 전자사진방식 화상형성장치
JP4476823B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP7103150B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法
JP2007233137A (ja) 光走査装置およびそれを備える画像形成装置
JP4838993B2 (ja) 画像読取装置および複写装置
JPH05286206A (ja) 光記録用ledアレイの清掃装置
JP2005345719A (ja) 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置
JP3676114B2 (ja) 光偏向器
JP2010045578A (ja) 画像読取装置およびこれを備える画像形成装置
JP2006211032A (ja) 画像読取装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080903

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4184201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees