JP4183564B2 - 情報処理システム、情報処理装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信線で接続される複数の情報処理装置の少なくとも1つの情報処理装置が備える機能の設定条件に基づいて、他の情報処理装置が備える機能を設定する情報処理システム、情報処理装置、及びコンピュータプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、データ処理装置として、記録用紙に記録された画像を走査して画像データとして取り込み、取り込んだ画像データに基づいて画像を形成して出力する複写機能、取り込んだ画像データを外部の装置へ送信する送信機能、ファクシミリ通信を用いて他のファクシミリ装置との間でデータを送受信するファクシミリ機能、及び通信線等を介して外部の装置から取得したデータを画像出力するプリンタ機能など、複数の機能を備えたデジタル複合機(以下、複合機という)が商品化されている。
【0003】
また、上述したような複合機は、通信ネットワークを介して複数のコンピュータとの接続が可能に構成されており、複数のコンピュータと接続されることにより、各コンピュータにおける複数のユーザ間において、ハードウェア資源である複合機の共有を図ることができる。更に、複数の複合機を通信ネットワークに接続した場合には、各ユーザは、複数の複合機の中から適当な複合機を選んで使用することが可能となり、各ユーザからの出力ジョブを分散して効率よく処理することができる。
【0004】
一方、複合機が扱うデータには、企業秘密を記載した文章などの機密性を有するデータが含まれている場合があり、このようなデータが複合機から外部の装置へ送信された場合には、通信ネットワークを介して広範囲に流出する可能性がある。また、上述したように通信ネットワークを介して複数のコンピュータと接続された複合機においては、不特定多数の者により共用されるため、第三者による通信ネットワークを通過するデータの読み取り、又は複合機にて出力された画像の閲覧が可能となり、データの機密性を保つことが困難である。
【0005】
そこで、複合機が扱うデータに対するセキュリティ対策として、特許文献1には、通信ネットワークを介して外部へ送信するデータを暗号化する構成を備えた装置が開示されている。
また、画像出力すべく読み取った画像データ、又は外部から受信したデータを内部の記憶部に記憶しておく機能を備えた複合機があり、このように内部に記憶してあるデータが第三者に取り出されて不正使用されることを防止するために、特許文献2には、複合機内において保存しておくデータを暗号化して記憶しておく構成を備えた装置が開示されており、特許文献3には、記憶している画像データを不要となった段階で消去又は上書きなどを行なう構成を備えた装置が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−352452号公報
【特許文献2】
特開平1−64173号公報
【特許文献3】
特開平9−223061号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような装置においては、当該装置の管理者が、装置が備える各種の機能を動作させるか否か等の設定を、当該装置の設置時における初期設定にて行なうことで各機能を動作させるように構成してある場合が多く、初期設定を行なう管理者は、装置が備える各機能を把握し、また、データの保護を十分意識した設定を行なう必要がある。従って、夫々の装置が備える機能を十分に活用した設定を行なわない場合には、各装置において扱うデータに対するセキュリティを低下させてしまうという問題がある。
【0008】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、情報処理装置に通信線を介して他の情報処理装置が接続された場合に、前記情報処理装置が備える機能の設定条件に基づいて、前記他の情報処理装置の機能を設定することにより、各情報処理装置における設定条件に基づくシステム全体の機能のレベルを損なわない情報処理システム、情報処理装置、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る情報処理システムは、設定条件を有する機能を備えた複数の情報処理装置を通信線で接続してなる情報処理システムにおいて、前記通信線を介して前記情報処理装置と接続される装置を備え、該装置は、前記情報処理装置のうちの一の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定する際に、前記情報処理装置のうちの他の複数の情報処理装置から、該他の複数の情報処理装置が備える機能の設定条件を取得する取得手段と、該取得手段が取得した設定条件に基づいて、前記一の情報処理装置が備える機能の設定条件を決定する手段と、決定した設定条件にて前記一の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明による場合は、設定条件を有する機能を備えた複数の情報処理装置を通信線で接続してあるシステムにおいて、一の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定する際に、他の複数の情報処理装置から、該他の複数の情報処理装置が備える機能の設定条件を取得し、取得した設定条件に基づいての情報処理装置が備える機能の設定条件を設定することにより、複数の情報処理装置を備えるシステムにおいて、システムを構成する各情報処理装置における設定条件に基づいて各情報処理装置の設定条件を設定するので、システム全体の機能のレベルの低下を防止することができる。
【0013】
本発明に係る情報処理システムは、前記装置は、前記設定手段が設定した設定条件を出力する手段を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明による場合は、予め通信線に接続してある他の複数の情報処理装置から取得した設定条件に基づいて、の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定し、設定した設定条件を出力することにより、新たに設定された前記の情報処理装置における機能の設定条件を外部にて確認することができる。また、新たに設定された一の情報処理装置における設定条件と、取得した他の複数の情報処理装置における各機能の設定条件とともに出力した場合には、外部において、システムを構成する各情報処理装置における設定条件を比較することが可能となる。従って、システムの管理者は、システムの各情報処理装置における各種の設定条件を参照しながら、夫々の情報処理装置の設定処理を行なうことができる。
【0015】
本発明に係る情報処理システムは、前記装置は、前記機能に係る情報を記憶する記憶手段と、前記取得手段が取得した設定条件の機能にる情報を前記記憶手段から読み出して出力する手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明による場合は、情報処理装置が備える機能に係る情報を記憶しておき、システムを構成する他の複数の情報処理装置から取得した設定条件機能に係る情報を出力することにより、出力された前記機能に係る情報に基づいて、他の複数の情報処理装置から取得した設定条件各機能についての情報を得ることができる。
尚、各機能に係る情報として、各機能をオプションとして追加できる旨を通知することにより、前記システムへの接続時点において、システムとしての機能のレベルの低下を防止するためにすべき対応処理を把握することができる。
【0017】
本発明に係る情報処理システムは、前記機能は、処理する情報を保護する情報保護機能であることを特徴とする。
【0018】
本発明による場合は、一の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定する際に、通信線を介して相互に接続してある他の複数の情報処理装置から取得する、該他の複数の情報処理装置が備える夫々の機能の設定条件が、処理すべき情報を保護する情報保護機能に関する設定条件であることにより、機密性を有するデータを扱うシステムにおいて、各情報処理装置における情報保護機能の設定条件の統一を図り、システム全体としてのセキュリティレベルの低下を防止することができる。従って、当該システムを利用するユーザは、システムを構成する各情報処理装置の機能を考慮して、夫々の情報処理装置を使い分ける必要がない。
【0019】
本発明に係る情報処理装置は、設定条件を有する機能を備えた複数の装置に通信線を介して接続され、設定条件を有する機能を備える情報処理装置において、前記通信線を介して接続された前記複数の装置から、該複数の装置が備える機能の設定条件を取得する取得手段と、該取得手段が取得した設定条件に基づいて、自身の装置が備える機能の設定条件を決定する手段と、決定した設定条件にて自身の装置が備える機能の設定条件を設定する設定手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
本発明による場合は、通信線を介して接続された複数の装置から、該複数の装置が備える機能の設定条件を取得し、取得した設定条件に基づいて自身の装置が備える機能を設定することにより、新たな装置通信線を介して接続されることによるシステム全体の機能のレベルの低下を防止することができる。従って、予め構成されたシステムに新たに情報処理装置を追加接続する場合に、当該システムの管理者は、情報処理装置における初期設定を容易に行なうことができ、また、このシステムのユーザはシステムを構成する各装置の機能を考慮して、夫々の装置を使い分ける必要がない。
【0021】
本発明に係る情報処理装置は、前記設定手段が設定した設定条件を出力する手段を備えることを特徴とする。
【0022】
本発明による場合は、通信線を介して接続された複数の装置から取得した、該複数の装置が備える機能の設定条件に基づいて設定した、自身の装置が備える機能の設定条件を出力することにより、他の複数の装置に当該情報処理装置を接続させた場合に、当該情報処理装置が、自身の装置において設定した各機能の設定条件を外部にて確認することができる。
【0023】
本発明に係る情報処理装置は、前記取得手段が取得した設定条件を出力する手段を備えることを特徴とする。
【0024】
本発明による場合は、通信線を介して接続された複数の装置から取得した、該複数の装置が備える各機能の設定条件を出力することにより、外部において、予め構築されたシステムのそれぞれの装置における設定条件を確認することができ、当該システムの管理者は、通知された装置の設定条件を参考にしながら、新たに接続する情報処理装置の設定を行なうことができ、また、新たに接続された情報処理装置における設定条件とともに通知する場合には、システムにおける各装置の設定条件と、新たに接続された情報処理装置における設定条件とを比較することが可能となる。
【0025】
本発明に係る情報処理装置は、前記機能に係る情報を記憶する記憶手段と、前記取得手段が取得した設定条件の機能にる情報を前記記憶手段から読み出して出力する手段とを備えることを特徴とする。
【0026】
本発明による場合は、装置が備える機能に係る情報を記憶しておき、通信線を介して接続される複数の装置から取得した、該複数の装置の機能における設定条件とともに、前記機能に係る情報を出力することにより、当該情報処理装置の管理者は、通知された前記機能に係る情報に基づいて、当該情報処理装置における各機能の設定処理を容易に行なうことができる。
尚、各機能に係る情報として、各機能をオプションとして追加できる旨を通知することにより、前記システムへの接続時点において、システムとしての機能のレベルの低下を防止するためにすべき対応処理を把握することができる。
【0027】
本発明に係るコンピュータプログラムは、設定条件を有する機能を備えた複数の装置が接続してある通信線に接続されたコンピュータに、前記通信線に接続される他の装置が備える機能の設定条件設定させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記他の装置が備える機能の設定条件を設定する際に、前記複数の装置から、該複数の装置が備える機能の設定条件を取得させるステップと、コンピュータに、取得した設定条件に基づいて前記他の装置が備える機能の設定条件を決定させるステップと、コンピュータに、決定した設定条件にて前記他の装置が備える機能の設定条件を設定させるステップとを実行させることを特徴とする。
【0028】
本発明による場合は、通信線を介して装置に接続されたコンピュータに読み込ませて実行させることにより、コンピュータに、前記通信線に接続された複数の装置から、該複数の装置の機能における設定条件を取得させ、取得した設定条件に基づいて、後付けされる他の装置の機能における設定条件を決定させ、決定した設定条件を設定させることができ、前記通信線に新たに装置を追加した場合であっても、各装置における設定条件に基づくシステム全体の機能のレベルの低下を防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る情報処理システムを、その実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1及び図2は実施の形態1に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図であり、図中100は本実施の形態の情報処理システムを示している。
本実施の形態における情報処理システム100は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク(通信線)N1を介して、例えば画像データを処理する画像処理装置又は情報処理装置としてのデジタル複合機(以下、複合機という)2a,2b及びコンピュータ3,3等の複数の機器(装置)を接続することにより構成してある。尚、ネットワークN1は、新たな機器を接続することが可能に構成してあり、図中1は、ネットワークN1に新規に接続される情報処理装置としてのレーザプリンタ(以下、プリンタという)を示している。
【0031】
複合機2aは、演算を行うCPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processor Unit)等からなる制御部20を備え、制御部20には、制御部20の制御手順を示す制御プログラム等を記憶したROM21、制御部20による制御動作中に発生する種々のデータを一時的に記憶するRAM22が接続してあり、制御部20は、ROM21が記憶している制御プログラムをRAM22に一旦読み出して順次実行することにより、複合機2aとしての動作を行なう。
また、複合機2aは、CCD(Charge Coupled Device)25a等を備え、記録用紙に記録された画像を走査してデジタルデータの画像データとして読み取る画像読取部25を備えており、画像読取部25が読み取った画像データは、制御部20に接続された画像形成部26に入力される。
【0032】
画像形成部26は、DRAM等からなり、画像読取部25が読み取った画像データを一時的に記憶する画像メモリ26bと、電子写真方式のプリンタ装置であって、画像メモリ26bが記憶している画像データに基づく画像を、ハードコピーとしてA3縦,B4縦,A4縦,B5横及びA5横等の各サイズの記録用紙又はOHP(Over Head Projector)シートから最適なサイズのものを選択して記録するプリンタ部26aとを備えており、複合機2aは、CCD25aにて読み取った画像データをプリンタ部26aで画像出力する複写装置として機能する。
【0033】
制御部20には、ネットワークN1に接続するための通信部29が接続してあり、通信部29は、ネットワークN1に接続される外部のコンピュータ3,3から各種のデータを取得し、また、ネットワークN1を介して外部のコンピュータ3,3へ各種のデータを送信するように構成してある。尚、通信部29が外部のコンピュータ3,3から取得したデータも、制御部20に接続された画像形成部26に入力されるように構成してあり、複合機2aは、通信部29が受信したデータを画像形成部26のプリンタ部26aで画像出力するネットワークプリンタとして機能する。
また、複合機2aは、画像読取部25が読み取った画像データを通信部29aから、ネットワークN1を介して外部のコンピュータ3,3へ送信するネットワークスキャナとしても機能する。
【0034】
尚、本実施の形態では、ネットワークN1に図示しない公衆電話回線網が接続してあり、通信部29は、公衆電話回線網を介して外部のファクシミリ装置との間でのファクシミリ通信が可能に構成されており、画像読取部25が読み取った画像データを、通信部29から、公衆電話回線網に接続されたファクシミリ装置へファクシミリ通信にて送信することができ、また、外部のファクシミリ装置からファクシミリ通信にて画像データを受信し、受信した画像データに基づく画像をプリンタ部26aにて記録用紙に記録することができ、複合機2aはファクシミリ装置としても機能する。
【0035】
制御部20には、ハードディスク(以下、HDという)27が接続してあり、HD27が、複写、ファクシミリ通信、画像出力又は画像読取等の際に画像形成部26が処理する画像データ又は文書データ等の各種のデータを記憶することにより、複合機2aによる各処理を平行して行なうことができる。また、各種のデータをHD27に保存しておくことにより、データの再利用が可能となり、複合機1は、データのファイルサーバ装置として機能する。
【0036】
また、制御部20には、データ無効化部28が接続してあり、データ無効化部28は、ユーザからの指示に従った制御部20の制御により、HD27が記憶しているデータを消去、又は所定のデータを上書き等することにより、HD27が記憶しているデータを利用できないように無効化するデータ消去機能を実現する。尚、HD27のデータを消去しても、HD27に残留している磁気のためにデータを復元できる場合があるため、ランダムなデータの上書きを複数回行なうことにより、データの復元をより不可能とするように設定することも可能である。
【0037】
制御部20には、ユーザによる操作を受け付ける操作部24が接続してあり、操作部24は、各種の操作のために必要な情報を表示する液晶パネル等の表示部24bと、ユーザの操作により制御命令等の情報が入力されるタッチパネル又はテンキー等の入力部24aとを備えている。
また、制御部20には、複合機2aの状態を示す管理情報を記憶するメモリからなる管理部23が接続してあり、制御部20は、管理部23が記憶している管理情報を参照し、参照した管理情報に基づいて複合機2aの制御を行なう。
【0038】
具体的に、管理部23には、プリンタ部26aにおけるトナーの残量、各種エラーの有無、及び複合機2aが実行できる各種機能の内容及び設定条件、例えば、データ無効化部28によるデータ消去機能の内容及びデータ消去機能の実行設定の有無等の管理情報が記憶してある。
【0039】
従って、ユーザによる複写処理の指示に従い、画像読取部25のCCD25aが読み取った画像データを画像形成部26のプリンタ部26aが画像出力した場合、また、通信部29がネットワークN1を介して外部のコンピュータ3,3から受信したデータをプリンタ部26aが画像出力した場合に、制御部20は、管理部23が記憶している管理情報をチェックし、管理情報の内容が、データ消去機能の実行設定を指示している場合には、データ無効化部28を実行させることにより、上述した画像出力処理の際に一時的にHD27に記憶されたデータを無効化する。
このように不要なデータのHD27への蓄積を禁止することにより、HD27からの機密情報の漏洩を防止し、複合機2aにおけるセキュリティの向上を図っている。
【0040】
また、複合機2aは、各種の処理を行なうべく取得したデータに対応し、ユーザ認証を行なうために設定されたユーザパスワードをRAM22に記憶しており、ユーザによる正しいユーザパスワードの入力が行なわれた場合にのみデータを処理するホールドプリント機能、機密プリント機能、機密送信機能及び利用者認証機能等を備えている。
更に、同様に、RAM22に予め設定された外部のコンピュータ3,3を指定するIPアドレス等を記憶しておくことにより、複合機2aは、設定されていない機器からのアクセスを拒否する外部アクセス制限機能を実現しており、これにより、複合機2におけるセキュリティの更なる向上を図っている。尚、制御部20は、刻一刻と変化する複合機2aの状態を検出し、検出した状態に基づいて、所定の周期で管理部23に記憶される管理情報を更新する。
【0041】
ここで、上述したようなデータ消去機能、ホールドプリント機能、機密プリント機能、機密送信機能、利用者認証機能及び外部アクセス制限機能等の複合機2aにおける処理対象である各種の情報を保護する情報保護機能は、ユーザにより動作設定を行なうことができ、データ保護の観点より、各機能の設定条件として、各機能の実行をオン又はオフに設定することができる。
従って、多数の機能を有した機器であっても、各機能の実行をオフに設定された場合には、各機能を有効に活用することができず、各機能を無駄にしてしまうため、各機器が備える機能を十分に活用した設定を行なう必要がある。
【0042】
また、本実施の形態では、通信部29は、管理部23が記憶する管理情報のうちの所定の管理情報を所定の周期で取得しており、取得した管理情報を記憶しておくメモリ29aを備えている。
尚、このメモリ29aが記憶する管理情報は、ネットワークN1に接続される各機器からの取得が可能であり、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に準拠したネットワークにおいては、各機器がネットワークに接続された際に相互に遣り取りするものである。従って、通信部29は、ネットワークN1を介して他の機器における管理情報を取得する取得手段として動作する。
【0043】
図3は通信部29のメモリ29aが記憶している管理情報の例を示す図であり、通信部29は、管理部23から図3に示すような管理情報を取得してメモリ29aに記憶する。
図3に示した管理情報は、複合機2aの給紙トレイ1,2,3,4に用意された記録用紙のサイズ、トナーの残量を示す残量レベル、及び、データ消去機能、暗号化処理機能、暗号化保存機能、暗号化送信機能、ホールドプリント機能、機密プリント機能、機密送信機能、利用者認証機能、外部アクセス制限機能等の処理対象のデータを保護するためのデータ保護機能の設定条件等を含んでいる。
【0044】
尚、複合機2aは暗号化処理を行なう構成を有していないため、図3に示すように、暗号化処理機能、暗号化保存機能、暗号化送信機能についての設定条件はオフとなっており、また、データ消去機能については、ランダムなデータの上書き処理を4回行なうことにより、HD27のデータを無効化するように設定してある。
また、ホールドプリント機能及び機密プリント機能については、ユーザ確認を行なうために各ユーザにより設定されたパスワードの桁数が4桁に設定されている。尚、機密送信機能及び利用者認証機能については、動作させないようにオフに設定してある。
【0045】
上述したような各データ保護機能は、当該複合機2aを管理する管理者が、データ保護の観点より設定することができ、また、機器によっては、後付けオプションとして追加することもできる。
また、本実施の形態の複合機2aにおいては、ROM(記憶手段)21に、後付けオプションとして追加が可能な各機能について案内するための案内データ(機能に係る情報)を記憶しており、複合機2aがネットワークN1に接続され、各初期設定処理が実行された際に、この案内データを記録用紙に出力することにより、複合機2aの管理者に追加オプションの存在を通知することができる。
【0046】
一方、複合機2bは、上述した複合機2aの構成と同様であり、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。尚、複合機2bは、上述した複合機2aが備える各部のほか、画像読取部25が読み取った画像データ又は通信部29が受信したデータに暗号化処理を行なう暗号化部26cを備えている。
また、複合機2bの画像形成部26は、プリンタ部26a及び画像メモリ26bのほか、暗号化部26cにて暗号化された暗号化データを復号する復号部26dを備えている。
【0047】
上述したような構成により、複合機2bは、HD27のデータに無効化処理を行なうだけでなく、HD27に記憶させるデータを暗号化することにより、セキュリティの向上を図ることができる。
従って、複合機2bの管理部23は、暗号化部26cによる暗号化処理機能、暗号化部26cにより暗号化されたデータをHD27に記憶させる暗号化保存機能、暗号化部26cにより暗号化されたデータを外部へ送信する暗号化送信機能が夫々オンに設定された管理情報を記憶する。
【0048】
また、ユーザによる複写処理の指示に従い、画像読取部25のCCD25aが画像データを読み取った場合、また、通信部29がネットワークN1を介して外部のコンピュータ3,3からデータを受信した場合に、制御部20は、管理部23が記憶している管理情報をチェックし、管理情報の内容が、暗号化処理の実行を指示している場合には、暗号化部26cを実行させることにより、画像形成部26が処理するデータを暗号化する。尚、このような管理情報は、通信部29のメモリ29aに送出されて記憶される。
【0049】
本実施の形態のプリンタ1は、図2に示すように、上述した複合機2aと同様の構成を有しており、演算を行う制御部10、制御部10の制御手順を示す制御プログラム等を記憶したROM11、制御部10による制御動作中に発生する種々のデータを一時的に記憶するRAM12、管理部13、操作部14、通信部15、画像形成部16、HD17、データ無効化部18等を備えている。
従って、プリンタ1は、複合機2aと同様に、HD17のデータに無効化処理を行なうデータ消去機能の実行が可能に構成してある。
【0050】
また、複合機2aと同様に、プリンタ1の画像形成部16は、プリンタ部16a及び画像メモリ16bを備えており、操作部14は、入力部14a及び表示部14bを備えている。 更に、通信部15は、管理部13が記憶するプリンタ1の状態を示す管理情報を適宜取得して記憶するメモリ15aを備えている。
このような構成のプリンタ1は、図中に破線で示した通信部15に接続されるケーブルを介してネットワークN1に接続された場合、通信部15が、ネットワークN1に接続される複合機2a,2bから、複合機2a,2bの通信部29,29に記憶してある管理情報を取得する。また、取得した管理情報に基づいて、制御部10が、プリンタ1が備える各機能の設定条件を設定する設定手段として機能し、設定した各設定条件に従ってプリンタ1を制御する。
【0051】
以下に、上述した構成の情報処理システム100において、プリンタ1を新規な機器としてネットワークN1に接続した場合に、プリンタ1が行なう処理についてフローチャートを用いて説明する。図4は実施の形態1に係るプリンタ1が行なう初期処理の手順を示すフローチャートである。
プリンタ1は、電源が投入されてネットワークN1に新規な機器として接続された場合、ハードウェア各部が夫々起動処理を行い、制御部10は、ハードウェア各部の動作チェックを行なうことにより、ハードウェア各部において異常がないか否かを判断する(S1)。
【0052】
ここで、制御部10は、異常があると判断した場合(S1:NO)、操作部14の表示部14bにエラー表示を行ない、又は、画像形成部16のプリンタ部16bからエラー内容を表示した画像を出力することにより、プリンタ1の管理者等に異常の発生を通知する(S2)。
一方、異常がないと判断した場合(S1:YES)、制御部10は、通信部15にて、ネットワークN1を介して接続される各機器、具体的には、複合機2a,2bから、夫々の通信部29,29がメモリ29a,29aに記憶している管理情報を取得する(S3)。
【0053】
図5は各複合機2a,2bから取得した管理情報の例を示す図であり、破線で示す領域5aは複合機2aから取得した管理情報を、領域5bは複合機2bから取得した管理情報を夫々示している。
プリンタ1の制御部10は、このような管理情報から、自身が備える各データ保護機能の設定条件を決定し、決定した設定条件にて各データ保護機能を設定する(S4)。具体的には、複合機2a,2bにおける各データ保護機能の設定条件から、最低限、データ消去機能、ホールドプリント機能、機密プリント機能、外部アクセス制限機能は実行すべきであることを抽出し、これにより、制御部10は、図5中の領域5cに示すような設定条件にて、自身のプリンタ1が備えるデータ保護機能の動作状態を設定する。
【0054】
制御部10は、各データ保護機能の設定処理を含めた各種の初期設定処理が完了したか否かを判断しており(S5)、全ての初期設定処理が完了した場合(S5:YES)、ステップS4で設定した各データ保護機能の設定条件を画像形成部26のプリンタ部26aから記録用紙に出力して(S6)、初期設定処理を終了する。
図6はネットワークN1に新規に接続されたプリンタ1が出力したデータ保護機能の設定条件を示す図であり、プリンタ1は、領域6aに示すような、当該プリンタ1の機種情報、領域6bに示すような、設定されたデータ保護機能の設定条件、及び、領域6cに示すような、ROM21に記憶してある追加オプションについての案内データを示した設置マシン設定内容を記録用紙に出力することにより、当該プリンタ1の管理者に、各機能の設定内容を通知する。
【0055】
上述したように、予め構築されているネットワークシステムにおいて、新規に機器を追加する場合に、新規に接続される機器が、既にシステムを構築している各機器におけるデータ保護機能についての設定条件を取得し、取得した設定条件に基づいて自身が備えるデータ保護機能の設定条件を設定することにより、当該システムの管理者が行なう各機器の初期設定負担を軽減することができるとともに、予め構築してあるシステムに新たな機器を追加することにより、システム全体としてのセキュリティの低下を防止することができる。
【0056】
上述した実施の形態では、予め情報処理システム100を構築している複合機2a,2bから管理情報を取得する構成について説明しているが、複合機2a,2bだけでなく、コンピュータ3,3等の全ての機器におけるデータ保護機能の設定条件を取得し、取得した設定条件に基づいて、自身の機器におけるデータ保護機能を設定することもできる。また、既に情報処理システム100に接続されている機器においても、再度、データ保護機能の設定処理を行なうべく、情報処理システム100を構成する各機器から管理情報を取得する構成とすることもできる。
また、新規に接続されたプリンタ1におけるデータ保護機能の設定内容を通知すべく、図6に示す設定内容には、図5に示すような、予めネットワークN1に接続してある各機器における設定条件も表示するようにしてもよく、この場合には、全ての機器におけるデータ保護機能の設定条件を一覧にて比較及び検討することが可能となる。
【0057】
(実施の形態2)
以下に、実施の形態2に係る情報処理システムについて説明する。尚、上述した実施の形態1における情報処理システム100と同様の構成を有するものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
図7は実施の形態2に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図であり、図中101は本実施の形態の情報処理システムを示している。
【0058】
本実施の形態における情報処理システム101は、上述した実施の形態1の情報処理システム100と同様に、LAN等のネットワーク(通信線)N2を介して、複合機2a,2b及びコンピュータ3を接続することにより構成してあり、図中1は、ネットワークN2に新規に接続されるプリンタである。
複合機2a,2b及びプリンタ1は、実施の形態1のそれらと同様の構成を有しているため説明を省略する。
【0059】
本実施の形態においては、コンピュータ3は、情報処理システム101を管理する管理者のコンピュータであり、コンピュータ3は、演算を行うCPU30と、CPU30の制御手順を示す制御プログラム等を記憶したHD31と、CPU30による制御動作中に発生する種々のデータを一時的に記憶するRAM32と、キーボード及びマウス等を備えた操作部33と、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等からなる表示部34と、ネットワークN2に接続するための通信インタフェース35と、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置36とを備えている。
CPU30は、HD31に記憶してある制御プログラムをRAM32に一旦読み出し、順次実行することによりコンピュータ3としての動作を行なう。
【0060】
また、コンピュータ3は、CD−ROM等の記録媒体36aから本発明のコンピュータプログラムである設定条件取得処理プログラム及び設定条件設定処理プログラムを外部記憶装置36にて読み取り、読み取ったコンピュータプログラムをHD31に記憶する。従って、CPU30は、記録媒体36aから読み取り、HD31に記憶してあるコンピュータプログラムに基づく処理も、上述した制御プログラムと同様に実行可能である。
【0061】
上述した構成の情報処理システム101においては、図中に破線で示したようにプリンタ1がネットワークN2に新規に接続された場合、コンピュータ3は、通信インタフェース35を介して、ネットワークN2に接続される複合機2a,2bから、複合機2a,2bの通信部29,29に記憶してある管理情報を取得する。また、CPU30は、取得した管理情報に基づいて、制御部10が、プリンタ1が備える各機能の設定条件を決定し、決定した設定条件にてプリンタ1の各機能を設定する設定手段として動作する。
【0062】
以下に、上述した構成の情報処理システム101において、プリンタ1を新規な機器としてネットワークN2に接続した場合に、コンピュータ3が行なう処理についてフローチャートを用いて説明する。図8は実施の形態2に係るコンピュータ3が行なう初期処理の手順を示すフローチャートである。
情報処理システム101の管理者は、プリンタ1に電源を投入し、プリンタ1が備えるハードウェア各部が夫々起動処理を行い、プリンタ1全体が動作状態となった場合、プリンタ1をネットワークN2に接続させ、コンピュータ3の操作部33を操作することにより、プリンタ1における初期設定処理の実行を指示する。
【0063】
コンピュータ3のCPU30は、管理者により初期設定処理の実行指示を受け付けたか否かを判断しており(S11)、初期設定処理の実行指示を受け付けない場合(S11:NO)、初期設定処理の実行指示を受け付けるまで待機しており、初期設定処理の実行指示を受け付けた場合(S11:YES)、ネットワークN2を介して接続される各機器、具体的には、複合機2a,2bから、夫々の通信部29,29がメモリ29a,29aに記憶している管理情報を取得する(S12)。
コンピュータ3のCPU30は、図5に示すような、複合機2a,2bから取得した管理情報から、新規に接続されたプリンタ1が備える各データ保護機能の設定条件を決定し、決定した設定条件にて各データ保護機能を設定する(S13)。具体的には、複合機2a,2bにおける各データ保護機能の設定条件から、最低限、データ消去機能、ホールドプリント機能、機密プリント機能、外部アクセス制限機能等の各機能は実行すべきであることを抽出し、これにより、CPU30は、プリンタ1が備えるデータ保護機能の動作状態の設定指示を行なうことにより、プリンタ1に、データ保護機能の動作状態を設定させる。
【0064】
CPU30は、プリンタ1における各データ保護機能の設定処理が完了した場合、図6に示すような、設定したプリンタ1の各データ保護機能の設定条件を表示部34に表示し(S14)、情報処理システム101における初期設定処理を終了して、プリンタ1において設定された各データ保護機能の設定内容を通知する。
【0065】
上述したように、予め構築されているネットワークシステムにおいて、新規に機器を追加する場合に、新規に接続される機器におけるデータ保護機能の設定条件を、既にシステムを構築している各機器におけるデータ保護機能についての設定条件に基づいて設定することにより、当該システムの管理者が行なう各機器の初期設定負担を軽減することができるとともに、予め構築してあるシステムに新たな機器を追加することによるシステム全体のセキュリティの低下を防止することができる。
尚、上述した実施の形態2における情報処理システム101においても、上述の実施の形態1で説明した変形例と同様の変形例の適用が可能である。
【0066】
【発明の効果】
本発明による場合は、複数の情報処理装置を通信線で接続してあるシステムにおいて、一の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定する際に、他の複数の情報処理装置から、該他の複数の情報処理装置が備える夫々の機能の設定条件を取得し、取得した設定条件に基づいて一の情報処理装置の機能の設定条件を決定し、決定した設定条件を設定することにより、システムを構成する各情報処理装置における設定条件に基づくシステム全体の機能のレベルの低下を防止することができる。
【0068】
本発明による場合は、予め通信線に接続してある他の複数の情報処理装置から取得した設定条件に基づいて設定された、の情報処理装置の機能の設定条件を出力することにより、新たに設定された前記の情報処理装置における機能の設定条件を外部にて確認することができる。また、取得した他の複数の情報処理装置における機能の設定条件とともに出力した場合には、外部において、システムを構成する各情報処理装置における設定条件を比較することが可能となり、システムの管理者は、システムにおける各情報処理装置における各種の設定条件を参照しながら、夫々の情報処理装置の設定処理を行なうことができる。
【0069】
本発明による場合は、情報処理装置が備える機能に係る情報を記憶しておき、システムを構成する他の複数の情報処理装置から取得した、該他の複数の情報処理装置の機能の設定条件とともに、前記機能に係る情報を出力することにより、通知された前記機能に係る情報に基づいて、新たに設定された各機能についての情報を得ることができる。尚、各機能に係る情報として、各機能をオプションとして追加できる旨を通知することにより、前記システムへの接続時点において、システムとしての機能のレベルの低下を防止するためにすべき対応処理を把握することができる。
【0070】
本発明による場合は、一の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定する際に、通信線を介して相互に接続してある他の複数の情報処理装置から取得する、該他の複数の情報処理装置が備える機能の設定条件が、処理すべき情報を保護する情報保護機能に関する設定条件であることにより、機密性を有するデータを扱うシステムにおいて、各情報処理装置における情報保護機能の設定条件の統一を図り、システム全体としてのセキュリティレベルの低下を防止することができる。従って、当該システムを利用するユーザは、システムを構成する各情報処理装置の機能を考慮して、夫々の情報処理装置を使い分ける必要がない。
【0071】
本発明による場合は、通信線を介して接続された複数の装置から、該複数の装置が備える機能の設定条件を取得し、取得した設定条件に基づいて自身の装置が備える機能を設定することにより、新たな装置通信線を介して接続されることによるシステム全体の機能のレベルの低下を防止することができる。従って、予め構成されたシステムに新たに情報処理装置を追加接続する場合に、当該システムの管理者は、情報処理装置における初期設定を容易に行なうことができ、また、このシステムのユーザはシステムを構成する各装置の機能を考慮して、夫々の装置を使い分ける必要がない。
【0072】
本発明による場合は、通信線を介して接続された複数の装置から取得した、該複数の装置が備える機能の設定条件に基づいて設定した、自身の装置が備える機能の設定条件を出力することにより、他の複数の装置に当該情報処理装置を接続させた場合に、当該情報処理装置において設定された各機能の設定条件を外部にて確認することができる。
【0073】
本発明による場合は、通信線を介して接続された複数の装置から取得した、該複数の装置が備える各機能の設定条件を出力することにより、外部において、予め構築されたシステムのそれぞれの装置における設定条件を確認することができ、当該システムの管理者は、通知された装置の設定条件を参考にしながら、新たに接続する情報処理装置の設定を行なうことができ、また、新たに接続された情報処理装置における設定条件とともに通知する場合には、システムにおける各装置の設定条件と、新たに接続された情報処理装置における設定条件とを比較することが可能となる。
【0074】
本発明による場合は、装置が備える機能に係る情報を記憶しておき、通信線を介して接続される複数の装置から取得した、該複数の装置の機能における設定条件とともに、前記機能に係る情報を出力することにより、当該情報処理装置の管理者は、通知された前記機能に係る情報に基づいて、当該情報処理装置における各機能の設定処理を容易に行なうことができる。また、各機能に係る情報として、各機能をオプションとして追加できる旨を通知することにより、前記システムへの接続時点において、システムとしての機能のレベルの低下を防止するためにすべき対応処理を把握することができる。
【0075】
本発明による場合は、通信線を介して装置に接続されたコンピュータに読み込ませて実行させることにより、コンピュータに、前記通信線に接続された複数の装置から、該複数の装置の機能における設定条件を取得させ、取得した設定条件に基づいて、後付けされる他の装置の機能における設定条件を決定させて設定させることができ、前記通信線に新たに装置を追加した場合であっても、各装置における設定条件に基づくシステム全体の機能のレベルの低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】管理情報の例を示す図である。
【図4】実施の形態1に係るプリンタが行なう初期処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】管理情報の例を示す図である。
【図6】プリンタが出力したデータ保護機能の設定条件を示す図である。
【図7】実施の形態2に係る情報処理システムの構成例を示すブロック図である。
【図8】実施の形態2に係るコンピュータが行なう初期処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100,101 情報処理システム
1 プリンタ(情報処理装置)
10 制御部(設定手段)
2a,2b 複合機(情報処理装置)
21 ROM(記憶手段)
29 通信部(取得手段)

Claims (9)

  1. 設定条件を有する機能を備えた複数の情報処理装置を通信線で接続してなる情報処理システムにおいて、
    前記通信線を介して前記情報処理装置と接続される装置を備え、
    該装置は、
    前記情報処理装置のうちの一の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定する際に、前記情報処理装置のうちの他の複数の情報処理装置から、該他の複数の情報処理装置が備える機能の設定条件を取得する取得手段と、
    該取得手段が取得した設定条件に基づいて、前記一の情報処理装置が備える機能の設定条件を決定する手段と、
    決定した設定条件にて前記一の情報処理装置が備える機能の設定条件を設定する設定手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記装置は、前記設定手段が設定した設定条件を出力する手段を備えることを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記装置は、前記機能に係る情報を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段が取得した設定条件の機能にる情報を前記記憶手段から読み出して出力する手段とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記機能は、処理する情報を保護する情報保護機能であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかひとつに記載の情報処理システム。
  5. 設定条件を有する機能を備えた複数の装置に通信線を介して接続され、設定条件を有する機能を備える情報処理装置において、
    前記通信線を介して接続された前記複数の装置から、該複数の装置が備える機能の設定条件を取得する取得手段と、
    該取得手段が取得した設定条件に基づいて、自身の装置が備える機能の設定条件を決定する手段と、
    決定した設定条件にて自身の装置が備える機能の設定条件を設定する設定手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記設定手段が設定した設定条件を出力する手段を備えることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段が取得した設定条件を出力する手段を備えることを特徴とする請求項又はに記載の情報処理装置。
  8. 前記機能に係る情報を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段が取得した設定条件の機能にる情報を前記記憶手段から読み出して出力する手段とを備えることを特徴とする請求項乃至のいずれかひとつに記載の情報処理装置。
  9. 設定条件を有する機能を備えた複数の装置が接続してある通信線に接続されたコンピュータに、前記通信線に接続される他の装置が備える機能の設定条件設定させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、前記他の装置が備える機能の設定条件を設定する際に、前記複数の装置から、該複数の装置が備える機能の設定条件を取得させるステップと、
    コンピュータに、取得した設定条件に基づいて前記他の装置が備える機能の設定条件を決定させるステップと、
    コンピュータに、決定した設定条件にて前記他の装置が備える機能の設定条件を設定させるステップとを実行させるためのコンピュータプログラム。
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